JP6371167B2 - 残響抑制装置 - Google Patents

残響抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6371167B2
JP6371167B2 JP2014179656A JP2014179656A JP6371167B2 JP 6371167 B2 JP6371167 B2 JP 6371167B2 JP 2014179656 A JP2014179656 A JP 2014179656A JP 2014179656 A JP2014179656 A JP 2014179656A JP 6371167 B2 JP6371167 B2 JP 6371167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain
instantaneous value
reverberation
component
estimated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014179656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016054421A (ja
Inventor
政浩 春原
政浩 春原
真理子 中市
真理子 中市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
Priority to JP2014179656A priority Critical patent/JP6371167B2/ja
Priority to US14/836,332 priority patent/US9530429B2/en
Publication of JP2016054421A publication Critical patent/JP2016054421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6371167B2 publication Critical patent/JP6371167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Processing of the speech or voice signal to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/0316Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation by changing the amplitude
    • G10L21/0324Details of processing therefor
    • G10L21/034Automatic adjustment
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Processing of the speech or voice signal to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/0208Noise filtering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L21/00Processing of the speech or voice signal to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
    • G10L21/02Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
    • G10L21/0208Noise filtering
    • G10L2021/02082Noise filtering the noise being echo, reverberation of the speech

Description

本発明は、残響抑制装置に関するものである。
音響信号から残響を除去する技術が種々提案されている。ある技術では、最初に音響信号を採取し、採取した音響信号に基づいて逆フィルタを作成し、そして、作成した逆フィルタを使用して、音響信号から残響を除去している(例えば特許文献1,2参照)。
特開2007−065204号公報 特開2006−157920号公報
しかしながら、上述の技術では、室内などの環境による残響の評価(つまり、逆フィルタの作成)を事前に行う必要があり、残響の評価を正確に行おうとすると、時間を要してしまう。また、残響の評価に要する時間を短くすると、逆フィルタの誤差が大きくなり、音質が劣化する可能性がある。さらに、逆フィルタを作成する場合、演算量が大きくなるため、所要時間を短くするためには、装置の処理速度を高くする必要があり、装置のコストが高くなってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な演算で残響を抑制する残響抑制装置を得ることを目的とする。
本発明に係る残響抑制装置は、入力信号の絶対値または2乗に相関がある値のエンベロープにおける瞬時値を算出する瞬時値算出部と、瞬時値算出部により算出される瞬時値の指数移動平均を推定残響成分として算出する残響推定部と、瞬時値が推定残響成分より大きい期間においては、推定残響成分および瞬時値に基づいて入力信号に対するゲインを導出し、瞬時値が推定残響成分より小さい期間においては、ゲインを下限値にするゲイン導出部と、ゲイン導出部により導出されたゲインに対してスムージング処理を行うスムージング処理部と、スムージング処理後のゲインを入力信号の振幅調整に適用するゲイン処理部とを備える。
本発明によれば、比較的簡単な演算で残響が抑制される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る残響抑制装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1におけるゲイン導出部6によるゲインの導出に使用される計算式の一例である。 図3は、実施の形態1に係る残響抑制装置において得られるゲインを説明する図である。 図4は、実施の形態1に係る残響抑制装置による後期残響音抑制の具体例について説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態2に係る補聴器の構成を示すブロック図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る残響抑制装置の構成を示すブロック図である。図1に示す残響抑制装置は、分析フィルタバンク1、ゲイン処理部2、合成フィルタバンク3、瞬時値算出部4、残響推定部5、ゲイン導出部6、スムージング処理部7、および設定部8を備える。例えば、この装置の各部は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)として実現してもよいし、コンピュータでプログラムを実行することで実現してもよい。
分析フィルタバンク1は、入力信号(音響信号)を所定の複数(例えば32)の周波数帯域の成分に分割する。入力信号には音声が含まれている。
ゲイン処理部2は、分析フィルタバンク1による分割で得られた所定数の周波数帯域の成分に対してゲインをそれぞれ適用する。その際、ゲイン処理部2は、スムージング処理部7によるスムージング処理後のゲインを入力信号(つまり、各周波数帯域の成分)の振幅調整に適用する。
合成フィルタバンク3は、ゲイン処理部2によりゲインを適用された所定数の周波数帯域の成分を合成して出力信号を生成する。
瞬時値算出部4は、入力信号の絶対値または2乗に相関がある値のエンベロープにおける瞬時値を算出する。この実施の形態では、瞬時値算出部4は、入力信号の2乗に相関がある値としてのパワーのエンベロープ(時間包絡)における瞬時値を算出する。ただし、この瞬時値として、入力信号の絶対値を使用してもよい。なお、ここでは、入力信号における上述の所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて瞬時値が算出される。
残響推定部5は、瞬時値算出部4により算出される瞬時値の指数移動平均を推定残響成分として算出する。ここでは、入力信号における上述の所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて推定残響成分が算出される。例えば、残響推定部5は、各時点の瞬時値を、その時点から所定の期間だけ保持し、各時点で保持している瞬時値に基づいてその時点の指数移動平均を計算する。
なお、指数移動平均は、加重移動平均の一種で、加重係数を指数関数的に減衰させていくものである。残響推定部5は、指数移動平均の加重係数を、推定残響成分が瞬時値より小さい期間においては第1時定数で減衰させていき、推定残響成分が瞬時値より大きい期間においては、第1時定数より小さい第2時定数で減衰させていく。
ゲイン導出部6は、上述の推定残響成分および上述の瞬時値に基づいて入力信号に対するゲインを導出する。その際、ゲイン導出部6は、推定残響成分が瞬時値より大きい期間においてはゲインを下限値にする。ここでは、入力信号における上述の所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについてゲインが導出される。
この実施の形態では、ゲイン導出部6は、推定残響成分が瞬時値より小さい期間においては所定の特性で推定残響成分および瞬時値に応じてゲインを変化させ、推定残響成分が瞬時値より大きい期間においてはゲインを所定値(以下、ゲイン下限値という)に固定する。
ここでは、上述の特性は、所定の計算式に基づくものである。図2は、図1におけるゲイン導出部6によるゲインの導出に使用される計算式の一例を示す図である。図2に示す計算式(1)は、第kの周波数帯域についてのゲインG(k)を導出するための式であり、aを第1指数としbを第2指数としたとき、瞬時値X(k)のa乗と推定残響成分R(k)のa乗との差を瞬時値X(k)のa乗で除算したもののb乗をゲインG(k)としている。計算式(1)のゲインG(k)は、音声等の変動がある音については、その変動に応じたゲインを与え、定常的なノイズ音については、ゲインを小さくするように動作する。また、上述の特性では、この計算式の値が上述のゲイン下限値以上である場合には、ゲイン導出部6は、この計算式の値をゲインの値とし、この計算式の値が上述のゲイン下限値未満となる場合には、ゲイン下限値をゲインの値として、ゲインG1(k)を出力する。
例えば、瞬時値が入力信号(つまり、第kの周波数帯域の成分)のパワー値である場合、a=1,b=1/2とし、瞬時値が入力信号(つまり、第kの周波数帯域の成分)の絶対値である場合、a=2,b=1/2とする。
スムージング処理部7は、ゲイン導出部6により導出されたゲインG1(k)に対してスムージング処理(時間軸方向でのスムージング処理)を行う。ここでは、入力信号における上述の所定数の周波数帯域の成分のそれぞれのゲインに対してスムージング処理が実行される。
この実施の形態では、スムージング処理部7は、このスムージング処理として、ゲイン導出部6により導出されたゲインの指数移動平均を算出し、算出した指数移動平均をスムージング処理後のゲインG2(k)とし、ゲイン処理部2に出力する。その際、スムージング処理部7は、ある時点のゲインG1(k)とその直前のG2(k)を比較し、G1(k)≧G2(k)の場合は、指数移動平均の加重係数を、第3時定数で減衰させていき、G1(k)<G2(k)の場合は、指数移動平均の加重係数を、第3時定数より大きい第4時定数で減衰させていく。
設定部8は、ゲイン導出部6に対して、ゲイン下限値(例えば、0デシベル、−5デシベル、または−10デシベル)および上述の計算式(例えば、上述の計算式における指数a,b)をセットする。なお、設定部8は、上述の周波数帯域ごとに独立してゲイン下限値および上述の計算式をセットしてもよいし、設定部8は、所定数の周波数帯域に共通な単一のゲイン下限値および上述の計算式をセットしてもよい。
次に、実施の形態1に係る残響抑制装置の動作について説明する。
分析フィルタバンク1は、入力信号(音響信号)を所定数Nの周波数帯域の成分に分割し、以下に示すように、瞬時値算出部4、残響推定部5、ゲイン導出部6、スムージング処理部7、および設定部8は、各周波数帯域について別々に処理を行う。
瞬時値算出部4は、上述のようにして各時点のエンベロープの瞬時値X(k)(k=1,・・・,N)を算出する。残響推定部5は、各時点において、瞬時値X(k)の指数移動平均を推定残響成分R(k)として算出する。そして、ゲイン導出部6は、上述のようにして、瞬時値X(k)と推定残響成分R(k)に基づいて、各時点におけるゲインG(k)を導出し、スムージング部7は、ゲイン導出部6により導出されるゲインG(k)を時間軸に沿ってスムージング処理を行い、スムージング処理後のゲインG(k)をゲイン処理部2に出力する。
図3は、実施の形態1に係る残響抑制装置において得られるゲインを説明する図である。まず、図3における時刻T1以前では、入力信号(ここでは、第kの周波数帯域の成分)の振幅が継続的にゼロであり、瞬時値X(k)および推定残響成分R(k)はゼロとなるため、ゲイン導出部6から出力されるゲインG1(k)はゲイン下限値となる。
その後、時刻T1において、入力信号の振幅が現れると、瞬時値X(k)は、立ち上がり、推定残響成分R(k)は、瞬時値X(k)に遅れながら立ち上がっていく。そして、入力信号の振幅が低くなっていくと、瞬時値X(k)はすぐに小さくなっていくが、推定残響成分R(k)は遅れて小さくなっていくので、瞬時値X(k)と推定残響成分R(k)が交差する場合がある。瞬時値X(k)と推定残響成分R(k)が同一の値になる時刻を時刻T2とする。つまり、時刻T1から時刻T2までの期間では、推定残響成分R(k)は、瞬時値X(k)より小さくなっており、時刻T2を過ぎると、推定残響成分R(k)は、瞬時値X(k)より大きくなる。本発明の実施の形態に係る残響抑制装置では、X(k)<R(k)となる時間帯の音を後期残響音と見做し、その時間帯のゲインG1(k)を下限値に下げることで、簡易に効果的な後期残響音の抑制を実現することを特徴としている。
そのため、時刻T1から時刻T2においては、ゲイン導出部6から出力されるゲインG1(k)は、(下限値以上であれば)計算式(1)のG(k)となり、時刻T2を過ぎ、次に瞬時値X(k)が推定残響成分R(k)を上回る時刻T3までの時間については、ゲイン導出部6から出力されるゲインG1(k)を、ゲイン下限値に固定する。
実施の形態1に係る残響抑制装置を音響製品に応用する場合、時刻T1,T2,T3におけるゲインG1(k)の変化が急峻となるため、処理後の音声が非常に聞き取りにくい音になってしまう場合があることがわかった。これを解消するために、ゲインG1(k)にスムージング処理を施すようにした。
図3に示すように、スムージング処理部7によりゲインG1(k)の急峻な変化が抑えられ、このように急峻な変化が抑えられたゲインG2(k)がゲイン処理部2によって使用される。
このようにして、各時点におけるゲインG2(k)が得られる。
そして、ゲイン処理部2は、所定数の周波数帯域の成分に対して、スムージング処理部7により得られたゲインG2(k)をそれぞれ適用し、合成フィルタバンク3は、ゲイン処理部2によりゲインを適用された所定数の周波数帯域の成分を合成して出力信号を生成する。
図4は、実施の形態1に係る残響抑制装置による後期残響音抑制の具体例について説明する図である。図4(A)は、入力信号の一例を示しており、図4(B)は、図4(A)に示す入力信号における1つの周波数帯域の成分についての瞬時値および推定残響成分の一例を示しており、図4(C)は、図4(B)に示す瞬時値および推定残響成分に基づくゲインG1(k),G2(k)の一例を示しており、図4(D)は、図4(C)に示すゲインを含む、所定数の周波数帯域の成分についてのゲインを適用して得られる出力信号の一例を示している。
図4(B)および図4(C)に示すように、推定残響成分R(k)が瞬時値X(k)より大きくなる期間(つまり、直接音や初期反射音の成分より残響成分が優勢であると推定される期間)においては、入力信号の振幅が継続的にゼロである期間と同様にゲインG1(k)が下限値に抑えられ、推定残響成分R(k)が瞬時値X(k)より小さくなる期間(つまり、残響成分より直接音や初期反射音の成分が優勢であると推定される期間)においては、ゲインG1(k)が、計算式(1)のG(k)に示すように変動する。そして、このようにゲインを調整することで、図4(D)に示すように、出力信号において、後期残響成分が優勢な期間の振幅が抑えられる。
以上のように、上記実施の形態1によれば、瞬時値算出部4は、入力信号の絶対値または2乗に相関がある値のエンベロープにおける瞬時値を算出し、残響推定部5は、その瞬時値の指数移動平均を推定残響成分として算出し、ゲイン導出部6は、瞬時値が推定残響成分より大きい期間においては、推定残響成分および瞬時値に基づいて入力信号に対するゲインを導出し、瞬時値が推定残響成分より小さい期間においてはゲインを下限値にする。そして、スムージング処理部7は、ゲイン導出部6により導出されたゲインに対してスムージング処理を行い、ゲイン処理部2は、スムージング処理後のゲインを入力信号の振幅調整に適用する。
これにより、比較的簡単な演算で残響が抑制される。
実施の形態2.
実施の形態2では、本発明に係る残響抑制装置が補聴器に応用される。図5は、本発明の実施の形態2に係る補聴器の構成を示すブロック図である。
図5に示す補聴器は、マイクロホン21、イヤホン22、および補聴処理部23を備える。マイクロホン21は、音響を検出し、検出した音響に応じた音響信号を出力する。イヤホン22は、音響信号を入力され、入力された音響信号に応じた音響を出力する。
補聴処理部23は、音声処理部31、ゲイン処理部32、および出力制限部33を有する。音声処理部31は、上述の周波数帯域ごとに、ノイズリダクション、スペクトル強調などの信号処理を行う。ゲイン処理部32は、上述のゲイン処理部2と同様に、上述の周波数帯域ごとにゲインを適用する。出力制限部33は、所定の最大音圧を超えないように出力音圧を制限する。
なお、実施の形態2におけるその他の構成要素については実施の形態1のものと同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態2では、マイクロホン21から出力された音響信号が、図示せぬA/D(Analog to Digital)変換部を介して分析フィルタバンク1に入力され、実施の形態1と同様にしてゲインが導出され、ゲイン処理部32に入力される。そして、出力制限部33(つまり、補聴処理部23)から出力される各周波数帯域の成分が合成フィルタバンク3に入力され、合成フィルタバンク3からの出力信号が、図示せぬD/A(Digital to Analog)変換部、アンプなどを介してイヤホン22に出力される。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態1,2において、入力信号は、デジタル信号でもアナログ信号でもよい。
また、上記実施の形態1において、周波数分布が狭い音響信号については、フィルタバンクを使用せずに、単一の周波数帯域の音響信号として処理してもよい。
さらに、上記実施の形態1,2において、上述の所定数の周波数帯域のうちの低周波数側の一部の周波数帯域(例えば、1kHz以下の周波数帯域、32の周波数帯域のうちの低周波数側の7つの周波数帯域など)に対してのみ、上述の後期残響抑制を適用するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態1に係る残響抑制装置は、例えば、トンネル内などの残響の大きい空間での音声の採取、録音などに使用できる。
本発明は、例えば、補聴器などに適用可能である。
1 分析フィルタバンク
2,32 ゲイン処理部
3 合成フィルタバンク
4 瞬時値算出部
5 残響推定部
6 ゲイン導出部
7 スムージング処理部

Claims (5)

  1. 入力信号の絶対値または2乗に相関がある値のエンベロープにおける瞬時値を算出する瞬時値算出部と、
    前記瞬時値算出部により算出される前記瞬時値の指数移動平均を推定残響成分として算出する残響推定部と、
    前記瞬時値が前記推定残響成分より大きい期間においては、前記推定残響成分および前記瞬時値に基づいて前記入力信号に対するゲインを導出し、前記瞬時値が前記推定残響成分より小さい期間においては、前記ゲインを下限値にするゲイン導出部と、
    前記ゲイン導出部により導出された前記ゲインに対してスムージング処理を行うスムージング処理部と、
    前記スムージング処理後の前記ゲインを前記入力信号の振幅調整に適用するゲイン処理部と、
    を備えることを特徴とする残響抑制装置。
  2. 前記ゲイン導出部は、前記推定残響成分が前記瞬時値より小さい期間においては所定の特性で前記推定残響成分および前記瞬時値に応じて前記ゲインを変化させ、前記推定残響成分が前記瞬時値より大きい期間においては前記ゲインを所定値に固定することを特徴とする請求項1記載の残響抑制装置。
  3. 前記特性は、aを第1指数としbを第2指数としたとき、前記瞬時値のa乗と前記推定残響成分のa乗との差を前記瞬時値のa乗で除算したもののb乗を前記ゲインとする計算式に基づくことを特徴とする請求項2記載の残響抑制装置。
  4. 前記スムージング処理部は、前記スムージング処理として、前記ゲイン導出部により導出された前記ゲインの指数移動平均を算出し、算出した前記指数移動平均を前記スムージング処理後のゲインとすることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の残響抑制装置。
  5. 入力信号を所定数の周波数帯域の成分に分割する分析フィルタバンクと、
    合成フィルタバンクとをさらに備え、
    前記ゲイン処理部は、前記所定数の周波数帯域の成分に対してゲインをそれぞれ適用し、
    前記合成フィルタバンクは、前記ゲイン処理部により前記ゲインを適用された前記所定数の周波数帯域の成分を合成し、
    前記瞬時値算出部は、前記所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて、前記成分の絶対値または2乗に相関がある値のエンベロープにおける瞬時値を算出し、
    前記残響推定部は、前記所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて、前記瞬時値算出部により算出される前記瞬時値の指数移動平均を推定残響成分として算出し、
    前記ゲイン導出部は、前記所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて、前記瞬時値が前記推定残響成分より大きい期間においては、前記推定残響成分および前記瞬時値に基づいて前記入力信号に対するゲインを導出し、前記瞬時値が前記推定残響成分より小さい期間においては、前記ゲインを下限値に固定し、
    前記スムージング処理部は、前記所定数の周波数帯域の成分のそれぞれについて、前記ゲイン導出部により導出された前記ゲインに対してスムージング処理を行い、
    前記ゲイン処理部は、前記所定数の周波数帯域の成分に対して、前記スムージング処理後のゲインをそれぞれ適用すること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の残響抑制装置。
JP2014179656A 2014-09-03 2014-09-03 残響抑制装置 Active JP6371167B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179656A JP6371167B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 残響抑制装置
US14/836,332 US9530429B2 (en) 2014-09-03 2015-08-26 Reverberation suppression apparatus used for auditory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179656A JP6371167B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 残響抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016054421A JP2016054421A (ja) 2016-04-14
JP6371167B2 true JP6371167B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=55403208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014179656A Active JP6371167B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 残響抑制装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9530429B2 (ja)
JP (1) JP6371167B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7264594B2 (ja) 2018-02-23 2023-04-25 リオン株式会社 残響抑制装置及び補聴器
EP3573058B1 (en) * 2018-05-23 2021-02-24 Harman Becker Automotive Systems GmbH Dry sound and ambient sound separation
DE102018210143A1 (de) * 2018-06-21 2019-12-24 Sivantos Pte. Ltd. Verfahren zur Unterdrückung eines akustischen Nachhalls in einem Audiosignal
JP7083724B2 (ja) * 2018-08-10 2022-06-13 リオン株式会社 残響抑制装置及び補聴器
AU2018442039A1 (en) * 2018-09-18 2021-04-15 Huawei Technologies Co., Ltd. Device and method for adaptation of virtual 3D audio to a real room
CN109801643B (zh) * 2019-01-30 2020-12-04 龙马智芯(珠海横琴)科技有限公司 混响抑制的处理方法和装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011104A1 (en) * 2004-07-22 2006-02-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio signal dereverberation
US8284947B2 (en) * 2004-12-01 2012-10-09 Qnx Software Systems Limited Reverberation estimation and suppression system
JP2007065204A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 残響除去装置、残響除去方法、残響除去プログラム及びその記録媒体
WO2007058121A1 (ja) * 2005-11-15 2007-05-24 Nec Corporation 残響抑圧の方法、装置及び残響抑圧用プログラム
US7856353B2 (en) * 2007-08-07 2010-12-21 Nuance Communications, Inc. Method for processing speech signal data with reverberation filtering
EP2368375B1 (en) * 2008-11-21 2019-05-29 Auro Technologies Nv Converter and method for converting an audio signal
JP5751110B2 (ja) * 2011-09-22 2015-07-22 富士通株式会社 残響抑制装置および残響抑制方法並びに残響抑制プログラム
JP6019969B2 (ja) * 2011-11-22 2016-11-02 ヤマハ株式会社 音響処理装置
JP5834948B2 (ja) * 2012-01-24 2015-12-24 富士通株式会社 残響抑制装置、残響抑制方法及び残響抑制用コンピュータプログラム
CN102750956B (zh) * 2012-06-18 2014-07-16 歌尔声学股份有限公司 一种单通道语音去混响的方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9530429B2 (en) 2016-12-27
US20160064011A1 (en) 2016-03-03
JP2016054421A (ja) 2016-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6371167B2 (ja) 残響抑制装置
US10354634B2 (en) Method and system for denoise and dereverberation in multimedia systems
JP5817366B2 (ja) 音声信号処理装置、方法及びプログラム
US9357307B2 (en) Multi-channel wind noise suppression system and method
JP5672770B2 (ja) マイクロホンアレイ装置及び前記マイクロホンアレイ装置が実行するプログラム
JP2017516126A (ja) ノイズ抑制
US9538288B2 (en) Sound field correction apparatus, control method thereof, and computer-readable storage medium
JP5081245B2 (ja) 指向性マイクロホン装置
JP5785674B2 (ja) デュアルマイクに基づく音声残響低減方法及びその装置
US20190267018A1 (en) Signal processing for speech dereverberation
WO2014097637A1 (ja) 指向性マイクロホン装置、音響信号処理方法およびプログラム
WO2010087147A1 (ja) ハウリング抑圧装置、ハウリング抑圧方法、プログラム、及び集積回路
CN112272848A (zh) 使用间隙置信度的背景噪声估计
JP6083872B2 (ja) マイクロフォン装置から受信した信号において不要な音を減少させるシステムおよび方法
JP6631010B2 (ja) マイク選択装置、マイクシステムおよびマイク選択方法
JP2006243644A (ja) 雑音低減方法、装置、プログラム及び記録媒体
JP2012175453A (ja) 音声処理装置、音声処理方法、及びプログラム
JP7083724B2 (ja) 残響抑制装置及び補聴器
CN109326297B (zh) 自适应后滤波
WO2020110228A1 (ja) 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
WO2013111348A1 (ja) 指向性制御方法及び装置
JP7264594B2 (ja) 残響抑制装置及び補聴器
KR102063824B1 (ko) 보청기를 위한 음향 피드백 제거 장치 및 방법
JP4518817B2 (ja) 収音方法、収音装置、収音プログラム
JP2012100117A (ja) 音響処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6371167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250