JP2011023415A - 太陽電池の封止材用シート - Google Patents

太陽電池の封止材用シート Download PDF

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Abstract

【課題】 熱収縮率が小さく、柔軟性に優れ、太陽電池の封止材として優れた性能を有する封止材用シートを提供し、太陽電池の不良率を下げて生産性を上げることである。
【解決手段】 散布した熱接着性樹脂粉末の一部を熱融着させることによって得られる空隙を有する樹脂シートであって、このシートの見かけ密度を、上記熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下にすると、十分な柔軟性を備えた太陽電池の封止材用シートとなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、熱収縮率が小さく、柔軟性の高い太陽電池用封止材に関するものである。
近年、従来の化石燃料に依存した発電から、クリーンなエネルギー源として太陽光を直接電気エネルギーに変換する太陽電池が脚光を浴びている。
この種の太陽電池は、図1に示すように、ガラスあるいは透明樹脂からなる表面側保護部材1の表面に熱接着性樹脂の封止材用シート4を載せ、その上に複数の太陽電池素子3を載せる。さらに、これら太陽電池素子3の上に同じく封止材用シート4を載せて、その上にガラスあるいは樹脂からなる裏面側保護部材2を載せて積層体を構成する。
このようにした積層体は、それを加熱しながら両保護部材1,2間を加圧し、封止材用シート4,4を溶融して一体化する。なお、図2では、上記封止材用シート4,4が溶融して他の部材と一体化して完成した太陽電池モジュールを示し、封止材用シート4,4が一体化したものを封止材4’として示している。
そして、上記封止材用シート4に用いる熱接着性樹脂シートは、Tダイによる押出加工、あるいはカレンダー加工によって成形されたものが多かったが、このように、機械方向に延伸されて出来上がった熱接着性樹脂シートは、いずれも熱収縮率の大きいものになる。そのために、このような熱接着性樹脂シートを封止材用シート4に用いると、上記のように熱溶着時に大きく収縮するが、その収縮時に内部の太陽電池素子3の位置がずれてしまったり、太陽電池素子3に応力が作用し、太陽電池素子3を破損してしまったりすることがあった。
一方、熱収縮率の小さい熱接着性樹脂シートは、例えば特許文献1に示すように従来公知である。この熱収縮率が小さい公知の熱接着性シートは、熱接着性樹脂粉末の一部あるいは全体を熱融着したものである。このように熱接着性樹脂粉末の一部または全体を融着した熱接着シートは、上記Tダイによる押出加工あるいはカレンダー加工によるシートに比べて、熱収縮性が小さなものとなる。
従って、それを太陽電池の封止材用シート4として用いれば、それが熱収縮する過程で太陽電池素子3の位置がずれたり、破損したりするという問題は解消される。
また、特許文献2にも架橋剤を含有する樹脂層と架橋剤を含有しない層とを積層して熱収縮率を小さくした樹脂シートが開示されている。
特開2002−363507号公報 特開2009−4437号公報
上記のように熱収縮率を小さくする熱接着性樹脂シートは知られているが、これらのシートを太陽電池の封止材用シートとして用いたときには、柔軟性に欠けるという問題があった。
例えば、上記特許文献1に記載された熱接着性樹脂シートは、熱接着性樹脂粉末の全体を融着してもよい旨が記載されているが、このように熱接着性樹脂粉末のすべてを融着したのでは、押出しによるシートと同じ柔軟性のものしか得られない。確かに、熱接着性樹脂粉末の一部を融着してもよい旨が開示されているが、上記のように熱接着性樹脂粉末の全体を融着してもよいということは、その柔軟性をテーマにしたものではなく、熱収縮率の改善のみをテーマにしたものであることは明白である。
なお、特許文献2に記載された発明も、その柔軟性がテーマになっていないことは明らかである。
上記のようにした柔軟性にかける熱接着性樹脂シートを太陽電池の封止材用シートに用いると、次のような問題が発生する。
すなわち、封止材用シートの柔軟性が低いと、太陽電池素子3を挟んだ封止材用シート4,4が太陽電池素子3の表面に沿って曲がりにくく、太陽電池素子3の角部と封止材用シート4との間に隙間ができてしまう。このように隙間ができると、封止材用シート4,4が溶融しても上記隙間を塞ぎきることができず、そのすき間を空隙として残したまま各部材が一体化してしまう。
このようにしてできた空隙は、電池としての性能にはほとんど影響しないが、見た目が悪いため完成品として見た場合に、それは不良品として扱われてしまう。
太陽電池としての性能にほとんど影響がなくても、完成品としては不良品扱いされると、それまでの製造プロセスがすべて否定されることになり、製造コストを大幅にアップさせる要因になるという問題があった。
この発明の課題は、加熱時の収縮率が小さいとともに柔軟性も高い太陽電池の封止材用シートを提供し、太陽電池モジュールの生産性を向上させることである。
第1の発明は、熱接着性樹脂粉末の一部を融着して空隙を保持するとともに、見かけ密度が熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下である点に特徴を有する。
第2の発明は、第1の発明を前提とし、上記熱接着性樹脂がエチレン系共重合体からなり、そのエチレン含有量は60(重量%)以上90(重量%)以下であり、そのメルトマスフローレイトは1(g/10分)以上50(g/10分)以下である点に特徴を有する。
第1、第2の発明の太陽電池の封止材用シートは、熱接着性樹脂粉末の一部を融着して形成しているため、熱収縮率が極めて低く、また従来使用されていた熱接着性樹脂シートと比較し、その柔軟性も極めて高いものである。そのため、この封止材用シートを太陽電池モジュールの製造に用いた場合、空隙が残ったりすることがなく、不良品を少なくして太陽電池モジュールの生産性を向上させることができる。
また、封止材用シートの見かけ密度を熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下とすることで、封止材用シートは内部に空隙を備えているので、嵩高いスポンジ状になって、クッション性も高くなる。そのため、太陽電池の製造工程で保護部材に圧力が作用した場合に、その圧力を封止材用シートが吸収するので、製造工程での外力によって太陽電池素子が破損することも防止できる。
もし、この封止材用シートのクッション性が十分でなければ、これら封止材用シート間に太陽電池素子を介在させて加熱しながら加圧したとき、太陽電池素子を破損してしまう。しかし、この発明の封止材用シートのように内部に空隙を備えていれば、上記のように圧力が作用したとしても、太陽電池素子を破損することはない。
第2の発明では、封止材用シートを、エチレン系共重合体粉末で形成することにより、封止材用シートの太陽熱に対する耐久性を高くできる。そのため、太陽電池の封止材の耐久性が高くなり、太陽電池モジュールの耐久性を高めることができる。
また、上記エチレン系共重合体の、エチレン樹脂含有量を60(重量%)以上にすることにより、流動性のよい熱接着性樹脂粉末が得られ、樹脂粉末の取り扱い性が向上するとともに、均一な封止材用シートを形成できる。
さらに、上記エチレン樹脂含有量を90(重量%)以下にすることにより、透明性及び柔軟性が特に高い太陽電池の封止材用シートを得られる。
さらにまた、上記エチレン系共重合体のメルトマスフローレイトを1(g/10分)以上50(g/10分)以下とすることによって、太陽電池素子の熱接着時における封止材の流動性を最適に維持し、接着不良や空隙の残存を防止しながら、太陽電池の保護部材間から封止材が流出することを防止できる。
一般的な太陽電池の構成を示す図で、封止材用シートが熱溶融していない状態を示している。 一般的な太陽電池の構成を示す図である。
次に、この発明を詳細に説明する。
この発明の太陽電池の封止材用シートは、熱接着性樹脂粉末の一部を融着して形成したシートであり、その見かけ密度が、熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下であることを特徴とする。そして、この実施形態の封止材用シートは、図1の封止材用シート4として用いるものである。従って、この以下の説明にも、上記図1,2を用いる。
この発明の封止材用シート4の具体的形成方法は、以下のとおりである。
まず、上記封止材用シート4を構成する熱接着性樹脂粉末は、熱接着性樹脂のペレットを、機械粉砕、冷凍粉砕、化学粉砕等により粉砕することにより得ることができる。得られた粉末の粒度は特に制限はないが、粉末の流動性、シートの柔軟性を考慮すると、32メッシュから200メッシュの範囲が好ましい。
そして、上記のようにして製造された熱接着性樹脂粉末を、熱融着した樹脂が剥離可能な剥離シート上にパウダー散布マシンなどで均一に散布し、その後、遠赤外線ヒーター等で加熱する。この加熱によって上記熱接着性樹脂粉末の一部が融着し、上記粉末同士が接着してシート状になったら、全体を冷却して剥離シートから剥離すると、この実施形態の太陽電池の封止材用シート4が得られる。
このような方法によって形成された封止材用シート4は、加工時に機械方向に延伸されることがないため、熱収縮率は2(%)未満の極めて小さいものになる。そのため、この方法で形成された封止材用シートを用いて太陽電池を製造すれば、封止材用シート4の熱収縮によって太陽電池素子3の位置がずれたり、熱収縮による応力で太陽電池素子3が破損したりすることを防止できる。
また、上記のようにして得られた封止材用シート4は、粉末を部分的に融着しただけであるため、粉末の間には多数の空隙が設けられている。このように空隙を有する封止材用シート4は、樹脂だけで構成されているシートと比べて、柔軟性の高いシートに仕上がる。この柔軟性は、空隙が多くなればなるほど増す。すなわち、樹脂の真密度に対する見かけ密度の比率が小さければ小さいほど柔軟性が高くなるということである。
そして、この太陽電池の封止材用シート4としての見かけ密度は、以下の理由により、熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下が好ましい範囲である。
上記封止材用シート4の見かけ密度が、樹脂の真密度の20(%)未満では、空隙率が大きすぎてしまうため、太陽電池モジュールの製造時に封止材用シート4内の空隙から空気を排除することが難しくなり、封止材用シート4を溶融させた封止材4’中に、気泡が残ってしまう恐れがある。また、封止材用シート4の空隙率が多すぎると、シートとしての形態を維持することが難しく、そのようなシートを形成するために製造コストが高くなってしまうという問題もある。
一方、上記真密度に対する見かけ密度の割合が70(%)を超える熱接着性樹脂シートでは、空隙率が小さいため、柔軟性が乏しく、太陽電池の封止材用シート4としての適正が得られない。
そこで、この発明の封止材用シート4の見かけ密度を熱接着性樹脂の20(%)以上70(%)以下としている。
このように柔軟性の高い封止材用シート4を用いることにより、太陽電池製造時に、太陽電池素子3の周囲と、封止材用シート4との間の隙間を小さくして、熱接着後の封止材4’に空隙を残さないようにできる。つまり、空隙による不良品の発生率を下げることができる。
なお、上記封止材用シート4の見かけ密度は、上記剥離シート上に散布する樹脂粉末の散布状態や、樹脂粉末を溶着させるための加熱温度及び加熱時間によって調整することができる。
さらに、この上記封止材用シート4には空隙が設けられているため、空隙のない封止材用シートと比べて嵩高くスポンジ状になっている。そのため、封止材用シート4はクッション性が高く、太陽電池の製造工程において一対の封止材用シート4,4で挟んだ太陽電池素子3に対する外力の影響を緩和することができる。
なお、上記封止材用シート4として最適な厚みは、接着する太陽電池素子の厚みや、大きさ、その配置などによって異なるが、図2に示す太陽電池素子3が、両保護部材1,2間で確実に接着されるとともに、熱接着した状態の封止材4’中に、空隙ができない樹脂量に基づいて決める必要がある。
但し、上記空隙を埋めるのに十分な樹脂量があっても、封止材用シート4の厚みが薄すぎると、クッション性が不十分になり、太陽電池素子3が破損する恐れがある。一方、封止材用シート4の厚みが厚すぎて、製造された太陽電池の封止材4’が厚くなりすぎると、太陽光の光線透過率が低下して太陽電池の起電力が低下するという問題も発生するうえ、両保護部材1,2の貼り合わせ時に、封止材4’が端面より滲み出てしまう恐れもある。
なお、上記封止材用シート4に用いる熱接着性樹脂とは、熱をかけることにより接着性を発現する樹脂であり、エチレン系共重合体、ポリビニルブチラール、共重合ナイロン、ポリエステル等があるが、特にエチレン系共重合体がその加工性、耐久性等で優れたものといえる。
エチレン系共重合体は、エチレンと、エチレンと共重合できる樹脂との共重合体であり、例えば、次のようなものがある。
例えば、エチレンと酢酸ビニルあるいはプロピオン酸ビニル等のビニルエステルとの共重合体、エチレンとエチレンとアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸nブチル、メタクリル酸メチル等の不飽和カルボン酸エステルとの共重合体、エチレンとアクリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸との共重合体、または、エチレンと不飽和カルボン酸の一部をナトリウム、亜鉛、リチウム等の金属塩で中和されたアイオノマー、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル1−ペンテン等のσ−オレフィンとの共重合体等のほか、これら共重合体の2種類以上の混合物等である。
そして、上記太陽電池の封止材用シート4に用いるエチレン系共重合体としては、共重合体中のエチレン含有量が60(重量%)以上90(重量%)未満が好ましい。エチレン含有量が60(重量%)未満であると、共重合体の粘着性が強くなり、粉末として取り出すことが難しくなるとともに、粉末を得たとしても、その粉末の流動性が悪くなり、結果として均一な粉末散布が難しくなる。均一な粉末散布ができなければ、均一な封止材用シート4を得ることができない。不均一な封止材用シートとは、部分的に樹脂の空隙率が異なったり、シート厚さが場所によって不均一になったりすることである。
また、上記共重合体のエチレン含有量が90(重量%)を超えると透明性、柔軟性、が損なわれるため、太陽電池の封止材用シートとして好ましくない。
さらに、エチレン系共重合体など、この発明の封止材用シートに用いる樹脂のメルトマスフローレイト(JIS K6924−1)は、1(g/10分)以上50(g/10分)以下が好ましいが、さらに好ましくは2(g/10分)以上40(g/10分)以下である。上記樹脂のメルトマスフローレイトが1(g/10分)未満であると、熱溶融状態の樹脂の流動性が悪くなり、このような樹脂を用いた封止材用シートは、太陽電池の製造時に上記封止材4と太陽電池素子3の周囲との隙間に入り込みにくく、空隙が残ったり、接着不良が起こったりする恐れがある。また、樹脂のメルトマスフローレイトが50(g/10分)以上となると、逆に流動性が高すぎるため、保護部材1,2の端面から接着剤が流れ出る恐れがあり、好ましくない。
また、エチレン系共重合体からなる封止材用シート4の機能をさらに高めるために下記に示す添加剤を添加する方法がある。
エチレン系共重合体からなる封止材用シート4の耐熱性、透明性、接着性を改良する目的で架橋剤の添加が好ましい。架橋剤としては、有機過酸化物が好適に使用でき、その1時間の半減期温度が70〜180(℃)のもが好ましく、特に90〜160(℃)のものが好ましい。このような過酸化物としては、例えば、第3ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、第3ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルカーボネート、第3ブチルパーオキシアセテート、第3ブチルパーオキシベンゾエート、第3ブチルジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ第3ブチルブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパーオキシ)ヘキシン−1、1−ビス(第3ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエート、第3ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロルベンゾイルパーオキサイド、第3ブチルパーオキシイソブチレート、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、ジクロルヘキサノンパーオキサイドなどがあげられる。
上記有機過酸化物の添加量は、エチレン系共重合体100(重量部)に対し、0.1〜15(重量部)、好ましくは0.5〜5(重量部)である。
また、架橋効率をあげるため、架橋助剤を添加することができる。架橋助剤としては、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、(メタ)アクリルエステル等が挙げられる。これらの架橋助剤の添加量はエチレン系共重合体100(重量部)に対し、0.05〜15(重量部)、好ましくは0.1〜5(重量部)である。
また、エチレン系共重合体の接着性を改良する目的で、シランカップリング剤を添加することができる。これらのシランカップリング剤としては,γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシロン、β−(3,4−エポキシシクヘキシル)エチルトリエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−γ−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを挙げることができる。これらのシランカップリング剤の添加量は、エチレン系コパリマー100重量部に対し、0.05〜5(重量部)、好ましくは0.1〜1(重量部)である。
さらにまた、エチレン系共重合体は太陽光中の紫外線による劣化を防止するため、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤等の添加剤が添加できる。
紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系、2−(2−ヒドロキシ−3、5−ジ第3ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−第3オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系、フェニルサリチレート、p−オクチルフェニルサリチレート等のサリチル酸エステル系、その他2−エチル、2’−エトキシ−オキサルアニリド等が挙げられる。
光安定剤としては、ヒンダードアミン系のものが好ましい。
また、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系熱安定剤、ラクトン系熱安定剤、イオウ系熱安定剤が挙げられる。
そして、これらの添加剤の添加量は、エチレン系共重合体100(重量部)に対し、0.01〜2(重量部)、好ましくは0.03〜1(重量%)である。
上記のように構成する封止材用シート4は柔軟性に優れていることから、例えば、ガラスなどの表面保護部材と、京セミ株式会社製の球状太陽電池素子のような凹凸の大きなものの間にある空隙に効率よく入り込み、結果的に空隙の残留を防ぐ効果が高い封止材として使用される。
以下、この発明の封止材用シート4の効果を確認した実施例及び比較例を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例に示した封止材用シートの熱収縮率及び見かけ密度は下記に示す方法によって測定した。また、比較例の封止材用シートの熱収縮率及び見かけ密度も、同様の方法で測定した。
(1)熱収縮率の測定
以下に説明する手順で作成した封止材用シートから、幅20(mm)、長さ150(mm)の試験片を5枚取り出し、それぞれの中央部に100mmの距離に標線をつける。
このサンプルを80(℃)の温水中に30秒浸漬した後取り出し、室温まで冷却した後、標点間距離を測定し、以下の式により熱収縮率ΔLを算出した。
ΔL=[(L−L2)/L]×100
ΔL:熱収縮率(%)
L1:加熱前の標点間距離(mm)
L2:加熱後の標点間距離(mm)
(2)見かけ密度の測定
上記試験片を用い、以下の式によりシートの見かけ密度Dを算出した。
D=W/V
D:見かけ密度(kg/m
W:シートの単位面積当たりの重量(g/cm
V:シートの単位面積当たりの体積(cm/cm
酢酸ビニルを28(重量%)含有し、メルトマスフローレイトが18(g/10分)、のエチレン酢酸ビニル共重合体(100重量部)に、架橋剤として、1時間の半減期温度が119.3(℃)である第3ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルカーボネート1(重量部)と、シランカップリング剤としてのγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5(重量部)とを混合し、これを押出機にて樹脂温度が100(℃)になるように設定して溶融混練して熱接着性樹脂を得た。この熱接着性樹脂の真密度は948(kg/m)であった。
その後、上記熱接着性樹脂を、液体窒素を用いた冷凍粉砕により粉砕して、42メッシュから200メッシュの粒径の熱接着性樹脂粉末を得た。
次に、上記熱接着性樹脂粉末を、パウダー散布マシンにて、剥離シート上に均一に散布し、その後遠赤外線ヒーターにて110(℃)に加熱することにより上記樹脂粉末を部分的に融着したこの実施例の封止材用シート4を得た。この封止材用シート4の厚みは1(mm)であり、単位面積当たりの重量は400(g/cm2)であった。見かけ密度は400(kg/m)であり、熱接着性樹脂の真密度の42(%)であった。
また、この実施例の封止材用シート4の熱収縮率は0.5(%)であった。
以上のようにして作成したこの実施例の封止材用シート4を用いて太陽電池モジュールを作成した。
図1に示すように、ガラスからなる表面側保護部材1の表面に封止材用シート4を載せ、その上に複数の太陽電池素子3を載せる。さらに、これら太陽電池素子3の上に同じく封止材用シート4を載せて、その上にガラスからなる裏面側保護部材2を載せて積層体を構成する。
このようにした積層体を、太陽電池製造用ラミネーターにセットし、熱板温度130(℃)にして、真空時間3分で脱気した後、1(kgf/cm)での圧力で5分間加圧した。
同様の条件で、100個の太陽電池モジュールを作成したが、太陽電池素子3の破損、位置ずれ、空隙の混入等は全く認められなかった。
つまり、不良品は発生しなかった。
比較例
上記実施例の封止材用シートと対比するため、その見かけ密度が、熱可塑性樹脂の真密度の70(%)を超える封止材用シートを作成した。
この比較例の封止材用シートは、実施例で用いた熱接着性樹脂粉末を、剥離シートに散布した後、遠赤外線ヒーターにて溶融して形成するが、その際の温度を130(℃)にする以外は実施例と同様にした。
上記赤外線ヒーターによる加熱温度を高くしたため、得られたこの比較例の封止材用シートは、熱接着性樹脂粉末同士がほとんど融着したものとなり、空隙が少ないものになった。そして、この封止材用シートの厚みは0.45(mm)となり、上記実施例の封止材用シートの半分以下の厚みであった。
また、この比較例の封止材用シートは、単位面積当たりの重量は400(g/cm2)であり、見かけ密度は889(kg/m)であった。つまり、比較例の封止材用シートの見かけ密度は、熱接着性樹脂の真密度の94(%)であり、見かけ密度が上記熱接着性樹脂の真密度の70(%)より大きいものである。
なお、このシートの熱収縮率は0.5(%)で、上記実施例と同様であった。
以上のようにして作成したこの比較例の封止材用シートを用いて、上記実施例と同様の製造条件で、100個の太陽電池モジュールを作成したが、この中に、太陽電池素子が破損したものが2個認められた。
また、太陽電池素子の位置ずれはなかったが、封止材中に空隙が認められるものが、3個あった。
つまり、不良品の発生率は5(%)であった。
上記のように、この比較例の封止財シートでは、太陽電池モジュールの不良品が発生してしまったが、その理由は次のように考えられる。
この比較例の封止材用シートは、見かけ密度が大きく、すなわち、空隙率が小さいため、十分な柔軟性を得られなかった。そのため、太陽電池モジュールの製造工程で、太陽電池素子と上記封止材用シートとの間の空隙が大きくなり、その空隙を、溶融した封止材で埋めきることができなかったものと考えられる。
また、この比較例の封止材用シートは、上記したように実施例の封止材用シートと比べて空隙率が低いとともに厚みも薄い。そのため、クッション性が悪く製造工程での圧力が太陽電池素子に作用してしまったものと考えられる。
1 表面側保護部材
2 裏面側保護部材
3 太陽電池素子
4 封止材用シート
4’ 封止材

Claims (2)

  1. 熱接着性樹脂粉末の一部を融着して空隙を保持するとともに、見かけ密度が熱接着性樹脂の真密度の20(%)以上70(%)以下である太陽電池の封止材用シート。
  2. 上記熱接着性樹脂がエチレン系共重合体からなり、このエチレン系共重合体の、エチレン含有量は60(重量%)以上90(重量%)以下、メルトマスフローレイトは1(g/10分)以上50(g/10分)以下である請求項1に記載の太陽電池の封止材用シート。
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