JP2011022539A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学手振れ補正機能を実現しながら構成が簡単で、小型の撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、駆動軸7の一端を保持し、それぞれ駆動軸7の軸方向に伸縮可能な複数の伸縮部が並列して設けられた電気機械変換素子6、および、駆動軸7に摺動可能に係合する移動体8を備える振動型駆動装置3と、移動体8に軸方向の位置が拘束された軸移動光学部材10と、駆動軸7に軸方向に垂直な方向の位置が拘束された垂直移動光学部材9,11とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置に関する。
携帯電話用カメラユニット等、小型でありながら、オートフォーカス、光学ズーム、光学手振れ補正といった高度な機能を有する撮像装置へのニーズが高い。これらの機能を実現するためには、レンズ等を移動させる駆動装置が必要である。撮像装置を多機能化すると、複数の駆動装置を設ける必要があり、コスト高となるだけでなく、撮像装置が大型化してしまうという問題がある。
例えば、特許文献1には、電気機械変換素子を用いた振動型駆動装置によってレンズを光軸方向に駆動する撮像装置が記載されている。また、特許文献2には、2つの振動型駆動装置によってレンズを光軸に垂直な面内で駆動する手振れ補正装置が記載されている。これらを組み合わせて、オートフォーカス(またはズーム)機能と光学手振れ補正機能とを実現するには、合計3つのアクチュエータが必要である。
また、特許文献3には、形状記憶合金によって複数のレンズおよび撮像素子を有する光学系を収容した鏡胴全体を傾斜させる手振れ補正システムを備える撮像装置が記載されているが、駆動装置の数を減じることができるものではない。
特開2006−91208号公報 特開2007−286318号公報 特開2006−126712号公報
前記問題点に鑑みて、本発明は、光学手振れ補正機能を実現しながら構成が簡単で、小型の撮像装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明による撮像装置は、駆動軸、前記駆動軸の一端を保持し、それぞれ前記駆動軸の軸方向に伸縮可能な複数の伸縮部が並列して設けられた電気機械変換素子、および、前記駆動軸に摺動可能に係合する移動体を備える振動型駆動装置と、前記移動体に前記軸方向の位置が拘束された軸移動光学部材と、前記駆動軸に前記軸方向に垂直な方向の位置が拘束された垂直移動光学部材とを有するものとする。
この構成によれば、電気機械変換素子の複数の伸縮部を均等に、伸張方向と収縮方向都で非対称に伸縮させることで、移動体を駆動軸に沿って滑り変位させて、軸移動光学部材を光軸方向に移動させられる。また、電気機械変換素子の複数の伸縮部を不均衡に伸縮させることで、駆動軸を傾斜させて、垂直移動光学部材に光軸に直交する方向の変位を与えられる。これにより、1つの振動型駆動装置だけで、光学ズームまたはオートフォーカスのための軸移動光学部材(レンズ等)と、手振れ補正を行う垂直移動光学部材(レンズや撮像素子等)とを駆動することができる
また、本発明の撮像装置において、前記垂直移動光学部材は、前記駆動軸に保持された鏡胴に固定されており、撮像素子を含んでもよい。
この構成によれば、駆動軸の傾斜によって鏡胴を傾斜させ、撮像光学系全体を傾斜させて手振れ補正を行うことができる。このため、光学系の各要素の相対位置が手振れ補正によって変化せず、画像に歪みを生じない。
また、本発明の撮像装置において、前記鏡胴は、前記駆動軸に、該駆動軸の軸方向の振動を吸収する弾性部材を介して保持されていてもよい。
この構成によれば、ズーミングまたはフォーカシングのために軸移動光学部材を駆動する際、駆動軸の振動が鏡胴を振動させないので、電気機械変換素子が余分なエネルギーを消費しない。
また、本発明の撮像装置において、前記鏡胴は、前記駆動軸に摺動可能に保持され、前記電気機械変換素子を保持するベース部材によって前記軸方向の位置が拘束されていてもよい。
この構成によっても、ズーミングまたはフォーカシングのために軸移動光学部材を駆動する際、駆動軸の振動が鏡胴を振動させないので、電気機械変換素子が余分なエネルギーを消費しない。
また、本発明の撮像装置において、前記軸移動光学部材は、前記電気機械変換素子を保持するベース部材に、前記駆動軸と平行に保持された案内軸に沿って摺動し、前記駆動軸の軸方向には前記移動体によって位置決めされるが、前記駆動軸と垂直な方向には前記移動体に対して相対移動可能であってもよい。
この構成によれば、軸移動光学部材が、撮像装置の光軸に対して傾斜しないので、ズーミングやフォーカシングによって像が歪まない。
また、本発明の撮像装置において、前記垂直移動光学部材は、前記ベース部材に、前記駆動軸の軸方向に垂直な面内で移動可能に保持され、前記軸方向に垂直な方向には前記駆動軸によって位置決めされるが、前記軸方向には前記駆動軸に対して相対移動可能であってもよい。
この構成によれば、垂直移動光学部材が、撮像装置の光軸に対して傾斜しないので、手振れ補正によって像が歪まない。
また、本発明の撮像装置は、前記電気機械変換素子の前記軸方向の中心軸を挟んで対向位置にある前記伸縮部に、逆極性の直流電圧成分を印加することができ、且つ、全ての前記伸縮部に同位相の周期的な交流成分電圧を印加することができる駆動回路をさらに有してもよい。
この構成によれば、対向位置にある伸縮部に逆極性の直流電圧成分を印加することで、効果的に電気機械変換素子を屈曲させることができる。また、逆極性の直流電圧成分を印加するということは、印加する電圧が同じでよいので、駆動回路の構成を簡単にできる。さらに、伸縮部に同位相の周期的な交流成分電圧を印加することで、電気機械変換素子を軸方向に伸縮させて、移動体の駆動軸に対する滑り変位を発生させられる。
以上のように、本発明によれば、駆動軸を振動させることも傾斜させることもできる1つの振動型駆動装置によって、軸方向に位置決めすべき光学部材と、軸直角方向に位置決めすべき光学部材との両方を駆動できる。このため、撮像装置の構成を簡素化でき、撮像装置の小型化が可能である。
本発明の第1実施形態の撮像装置の概略断面図である。 図1の電気機械変換素子の断面図である。 図1の撮像装置の制御に係る構成図である。 図3の駆動回路の回路図である。 図1の撮像装置の手振れ補正時の概略断面図である。 図4の代案の駆動回路の回路図である。 本発明の第2実施形態の撮像装置の概略断面図である。 本発明の第3実施形態の撮像装置の概略断面図である。 本発明の第4実施形態の撮像装置の概略断面図である。 本発明の第5実施形態の撮像装置の概略断面図である。 図10の撮像装置の手振れ補正時の撮像装置の概略断面図である。 本発明の第6実施形態の撮像装置の概略断面図である。 図12の撮像装置の手振れ補正時の撮像装置の概略断面図である。 本発明の第7実施形態の撮像装置の概略断面図である。
これより、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。先ず、図1に、本発明の第1実施形態の撮像装置1の構成を示す。撮像装置1は、ベース部材(筐体)2の中に、振動型駆動装置3によって駆動される光学系を収容した鏡胴4が収容されている。
振動型駆動装置3は、ベース部材2に固定された錘5と、錘5に一端が固定された電気機械変換素子6と、電気機械変換素子6の他端に固定された駆動軸7と、駆動軸7に摺動可能に摩擦係合する移動体8とからなっている。鏡胴4は、駆動軸7に固定(駆動軸7の軸方向の位置および駆動軸7に垂直な方向に駆動軸7からの距離が固定)されている。
鏡胴4の先端には対物レンズ9が固定され、鏡胴4の内部には振動型駆動装置3の移動体8に保持されたフォーカスレンズ(軸移動光学部材)10が収容され、鏡胴4の後端には結像した像を電気信号に変換(撮像)する撮像素子11を有する回路基板12が固定されている。対物レンズ9およびフォーカスレンズ10は、撮像素子11に被写体の像を結像させる光学系を構成する。フォーカスレンズ10は、移動体8の駆動軸7上での移動にともなって、駆動軸7に平行な光軸Zに沿って移動し、焦点距離を調節する。
図2に、電気機械変換素子6の断面を示す。電気機械変換素子6は、光軸Zに直交するX−Y方向に4分割されており、それぞれ、圧電材料の層と導電材料の層とを積層してなる伸縮部13,14,15,16を構成している。伸縮部13,14,15,16は、それぞれ、その側面に、前記導電材料の層を1つおきに接続する外部電極(13a,13b),(14a,14b),(15a,15b),(16a,16b)が形成されている。本実施形態において、伸縮部13,14,15,16の圧電材料の層は、それぞれ、外部電極13a,14a,15a,16aに正の電圧を印加すると伸張するように分極されている。
図3に、撮像装置1の振動型駆動装置3の駆動制御に係る構成を示す。撮像装置1は、撮像素子11が撮像した画像信号を処理する画像処理IC17と、画像信号を記憶するメモリ18と、処理された画像信号からピンぼけを検出し、フォーカスレンズ10を駆動すべき距離を算出するAF処理回路19と、AF処理回路19の出力に応じて振動型駆動装置3を駆動するために電気機械変換素子6に駆動電圧を印加する駆動回路20と、撮像装置1の姿勢のブレを検出するピッチセンサ21およびヨーセンサ22と、ピッチセンサ21およびヨーセンサ22の検出信号に基づいて、被写体に対して鏡胴4を正対させ続けるために、鏡胴4を傾斜させるべき角度を逐次算出する手振れ補正回路23とを有する。駆動回路20は、手振れ補正回路23の出力に応じて、振動型駆動装置3を駆動するために電気機械変換素子6に駆動電圧を印加することもできるようになっている。
図4に、駆動回路20の構成を示す。駆動回路20は、2つの可変電圧直流電源24,25と、4つのブリッジ回路26,27,28,29とを有する。ブリッジ回路26,28は、伸縮部13,15の外部電極(13a,13b),(15a,15b)をそれぞれ可変電圧直流電源24またはグランドに接続できる。また、ブリッジ回路27,29は、伸縮部14,16の外部電極(14a,14b),(16,16b)をそれぞれ可変電圧直流電源25またはグランドに接続できる。
ブリッジ回路26,27,28,29は、それぞれ、4つのスイッチング素子S1,S2,S3,S4を有している。スイッチング素子S1,S2,S3,S4は、それぞれ、不図示のマイコンによって開閉が制御される。
ブリッジ回路26,27,28,29の間で、スイッチング素子S1,S2,S3,S4の開閉パターンを同じにすれば、伸縮部13,14,15,16に同位相の電圧を印加することができる。可変電圧直流電源24,25の電圧を同じに設定し、スイッチング素子S1とS4またはS2とS3を閉じることで、伸縮部13,14,15,16を等しく伸縮させることができる。伸縮部13,14,15,16に、伸張速度と収縮速度とが異なるような周期的な波形(例えばデューティ比0.3または0.7の矩形波)の交流電圧成分を印加することで、電気機械変換素子6を駆動軸7の軸方向に非対称に振動させ、移動体8を駆動軸7に対して滑り変位させることがきる。
また、伸縮部13,14,15,16に少なくともいずれかの電圧が異なる直流電圧成分を印加すると、伸縮部13,14,15,16の長さに不均衡が生じるため、電気機械変換素子3は屈曲し、駆動軸7を傾斜させる。ブリッジ回路26と28のスイッチング素子S1,S4とS2,S3、および、ブリッジ回路27と29のスイッチング素子S1,S4とS2,S3を、それぞれ、逆の開閉状態にすれば、対向位置にある伸縮部13,14,15,16に印加される電圧の極性が逆になるため、対向位置にある伸縮部13,14,15,16伸縮量の差が大きくなる。このような直流電圧成分の印加により、例えば図5に示すように、駆動軸7を鏡胴4とともに傾斜させ、駆動軸7に支持された鏡胴4に固定された垂直移動光学部材(対物レンズ9および撮像素子11)を含む光学系の光軸Zを傾斜させることができる。
ここで、手振れ補正回路23が算出した駆動軸7のX−Y方向の所望の傾斜量(x、y)とする。伸縮部13,16に電圧+Vx、伸縮部14,15に電圧−Vxを印加すればX方向に傾斜量xが得られ、伸縮部13,14に+Vy、伸縮部15,16に−Vxを印加すればY方向に傾斜量yが得られるとすると、所望の傾斜量(x、y)を得るためには、伸縮部13に電圧(Vx+Vy)、伸縮部14に電圧(−Vx+Vy)、伸縮部15に電圧(−Vx−Vy)、伸縮部16に電圧(Vx−Vy)を印加すればよい。
ここで、可変電圧直流電源24,25は、正の電圧しか出力できないので、可変電圧直流電源24の設定電圧V1を、(Vx+Vy)の絶対値|Vx+Vy|、可変電圧直流電源24の設定電圧V2を、(−Vx+Vy)の絶対値|Vx−Vy|に設定する。そして、各ブリッジ回路26,27,28,29のスイッチング素子S1,S3およびS2,S4のいずれかを個別に選択することによって、伸縮部13,14,15,16に印加する電圧の極性をそれぞれ適切なものとする。
このように、撮像装置1では、移動体8をZ方向に滑り変位させてフォーカスレンズ19を駆動するフォーカシングと、駆動軸7をX−Y方向に傾斜させて鏡胴4を駆動する手振れ補正とを1つの振動型駆動装置3によって実現でき、駆動機構が簡素であるため、筐体2を小さくすることが可能である。
図6に、図4の駆動回路20の代案の駆動回路30を示す。駆動回路30は1つの矩形波発振器(PWM)31と、4つの直流電圧装置(D/Aコンバータ)32,33,34,35とを有する。矩形波発振器31と、直流電圧装置32,33,34,35とは、ともに不図示のマイコンによって制御される、各直流電圧装置32,33,34,35の出力には、それぞれ、加算機36によって、矩形波発振器31の出力と足し合わされ、直流電圧装置32,33,34,35の出力と矩形波発振器31の出力とが重畳された電圧は、さらに、増幅器37によって増幅されて、それぞれ、伸縮部13,14,15,16に印加される。
本実施形態では、伸縮部13,14,15,16に印加する電圧の極性を選択できないので、出力可能電圧の中間電圧を原点とすることで、鏡胴4をX−Y方向にそれぞれ正負の駆動を可能とする。本実施形態では、矩形波発振器31に由来する交流電圧成分と、直流電圧装置32,33,34,35に由来する直流電圧成分とを重畳して伸縮部13,14,15,16に印加するので、鏡胴4の傾斜による手振れ補正を行いながら、移動体8を駆動してフォーカシングを行うことができる。
続いて、図7に、本発明の第2実施形態の撮像装置1aを示す。尚、これ以降の説明において、先に説明した実施形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する記述を省略する。
本実施形態の撮像装置1aにおいて、鏡胴4は、駆動軸7に固定された固定体38に、駆動軸7の軸方向に屈曲可能な弾性部材39を介して保持されている。本実施形態では、オートフォーカスのために、電気機械変換素子6の伸縮部13,14,15,16を同位相で伸縮させ、駆動軸7を軸方向に振動させて移動体8を滑り変位させる際、駆動軸7の振動が弾性部材39によって吸収されるので鏡胴4が軸方向に振動しない。このため、電気機械変換素子6は、鏡胴4を駆動するためのトルクを発生する必要がなく、消費電力が小さくて済む。
このように、駆動軸7の傾斜によって駆動軸7に垂直な方向の位置が拘束される垂直移動光学系(本実施形態では対物レンズ9および撮像素子11)は、駆動軸7の軸方向には、駆動軸7に位置が拘束されないことが好ましい。
図8に、本発明の第3実施形態の撮像装置1bを示す。撮像装置1bにおいて、鏡胴4は、駆動軸7上で摺動可能であり、ベース部材2対して、U字型のばね部材40によって係留されている。ばね部材40は、鏡胴4のZ方向の移動を規制するが、電気機械変換素子6の屈曲による駆動軸7の傾斜にともなう鏡胴4の傾斜に対しては大きな抵抗を示さない。この構成によっても、垂直移動光学系を保持する鏡胴4を、駆動軸7の軸方向の振動から切り離すことができる。
また、図9に示す本発明の第4実施形態の撮像装置1cのように、第3実施形態の撮像装置1bばね部材40に代えて、電気機械変換素子6が屈曲する際に鏡胴4が駆動軸7に対して滑り変位しないように、鏡胴4に設けたピン41を保持するカム溝42をベース部材2に設けてもよい。
さらに、図10に、本発明の第5実施形態の撮像装置1dを示す。本実施形態の撮像装置1dでは、ベース部材2が鏡胴の役目を果たす。撮像装置1dにおいて、撮像素子11を有する回路基板12は、ベース部材2の内壁2aに固定されている。つまり、本実施形態における垂直移動光学部材は、対物レンズ9のみである。また、本実施形態のフォーカスレンズ(軸移動光学部材)10は、ベース部材2の内壁2aおよびリブ2bに光軸Zと平行に保持された案内軸43に沿って摺動可能な玉枠44に保持されている。
玉枠44は、振動型駆動装置3の移動体8に形成した嵌合溝8aに嵌合する嵌合部44aを有し、これによって、駆動軸7の軸方向に、移動体8により位置決めされる。嵌合部44aは嵌合溝8a内で、駆動軸7の軸に垂直な方向に摺動可能であるため、駆動軸7は、図11に示すように、電気機械変換素子6の屈曲によって傾斜したとき、フォーカスレンズ10の光学中心を光軸Zからずらさないように、フォーカスレンズ10に対して接近/離間できる。逆に言うと、フォーカスレンズ10は、駆動軸7に対して略垂直方向に相対移動可能である。
さらに、本実施形態において、対物レンズ9は、駆動軸7の先端に固定された固定体45に保持されている。このため、対物レンズ9は、駆動軸7の傾斜によって移動させられ、撮像装置1dの光学系の光軸Zをずらせて、撮像素子11に結像する被写体の画像位置をX−Y方向に移動させる。つまり、対物レンズ9は、ベース部材2の傾斜による被写体の撮像素子11上の結像位置のずれを相殺するように、光学系の光軸をずらす手振れ補正レンズとして機能する。
尚、対物レンズ9は、単純な形状として図示されているが、例えば複合レンズを用いて、駆動軸7とともに姿勢が傾斜することによって撮像素子11上の結像が片ボケしないような構成とする必要がある。さらに、以下の実施形態においても、このような光学部材の姿勢変化等の違いによって、対物レンズ9やフォーカスレンズ10等の設計条件が異なるが、当業者であれば適当な光学設計をなし得るため、本願では詳述しない。
図12に、本発明の第6実施形態の撮像装置1eを示す。本実施形態の撮像装置1eでは、第5実施形態の撮像装置1dの対物レンズ(手振れ補正レンズ)9は、ベース部材2のリブ2c,2dに摺動可能に挟み込まれ、初期状態の駆動軸7に垂直なX−Y方向にのみ移動可能な玉枠46に保持されている。そして、玉枠46は嵌合部46aが突設されており、嵌合部46aが駆動軸7に固定された固定体45の嵌合溝45aに嵌合することで、図13に示すように、駆動軸7の傾斜角度に応じて、Z方向に移動することなく、X−Y方向に位置決めされる。
本実施形態では、対物レンズ9の姿勢が傾斜しないので、手振れ補正レンズとして従来のレンズ形状を採用できる。
さらに、図14に、本発明の第7実施形態の撮像装置1fを示す。本実施形態において、対物レンズ9は、ベース部材1eのリブ2bに固定され、撮像素子11が駆動軸7に固定された固定体45に保持されている。本実施形態が示すように、本発明では、手振れ補正のために対物レンズ9ではなく、撮像素子11を垂直移動光学部材として駆動し、常に被写体に正対させるように構成してもよい。
また、本実施形態において、撮像素子11を、第6実施形態の対物レンズ9のように、ベース部材2に対してX−Y方向に摺動可能に保持することによって、駆動軸7の傾斜により、撮像面を傾斜させることなく撮像素子11をX−Y方向に位置決めするようにしてもよい。
本実施形態が示すように、本発明において、軸移動光学部材および垂直移動光学部材は、レンズに限らず、撮像素子を含めて、撮像のための光学系を構成するいかなる光学部材であってもよい。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f…撮像装置
2…ベース部材
3…振動型駆動装置
4…鏡胴
5…錘
6…電気機械変換素子
7…駆動軸
8…移動体
9…対物レンズ(垂直移動光学部材)
10…フォーカスレンズ(軸移動光学部材)
11…撮像素子(垂直移動光学部材)
12…回路基板
13,14,15,16…伸縮部
20…駆動回路
39…弾性部材

Claims (7)

  1. 駆動軸、前記駆動軸の一端を保持し、それぞれ前記駆動軸の軸方向に伸縮可能な複数の伸縮部が並列して設けられた電気機械変換素子、および、前記駆動軸に摺動可能に係合する移動体を備える振動型駆動装置と、
    前記移動体に前記軸方向の位置が拘束された軸移動光学部材と、
    前記駆動軸に前記軸方向に垂直な方向の位置が拘束された垂直移動光学部材とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記垂直移動光学部材は、前記駆動軸に保持された鏡胴に固定されており、撮像素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記鏡胴は、前記駆動軸に、該駆動軸の軸方向の振動を吸収する弾性部材を介して保持されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記鏡胴は、前記駆動軸に摺動可能に保持され、前記電気機械変換素子を保持するベース部材によって前記軸方向の位置が拘束されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記軸移動光学部材は、前記電気機械変換素子を保持するベース部材に、前記駆動軸と平行に保持された案内軸に沿って摺動し、前記駆動軸の軸方向には前記移動体によって位置決めされるが、前記駆動軸と垂直な方向には前記移動体に対して相対移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記垂直移動光学部材は、前記ベース部材に、前記駆動軸の軸方向に垂直な面内で移動可能に保持され、前記軸方向に垂直な方向には前記駆動軸によって位置決めされるが、前記軸方向には前記駆動軸に対して相対移動可能であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記電気機械変換素子の前記軸方向の中心軸を挟んで対向位置にある前記伸縮部に、逆極性の直流電圧成分を印加することができ、且つ、全ての前記伸縮部に同位相の周期的な交流成分電圧を印加することができる駆動回路をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の撮像装置。
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