JP2011022090A - 放射性廃棄物の放射能濃度評価方法及び評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置 - Google Patents

放射性廃棄物の放射能濃度評価方法及び評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用済核燃料の再処理施設から発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を簡易な方法で評価することのできる放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置を提供すること。
【解決手段】この放射能濃度評価方法は、放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する方法であって、TRU核種のうちCm−244から発生する放射線を測定することによりCm−244の放射能濃度を求める第1工程と、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により、前記第1工程で求めたCm−244の放射能濃度から他のTRU核種の放射能濃度を求める第2工程と、を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、放射性廃棄物中の放射能濃度を評価する方法及び装置に関するものであり、より具体的には、原子力発電所で使用した使用済核燃料の再処理施設から発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置に関する。
原子力発電所やリサイクル燃料の再処理施設のような原子力プラントから発生する放射性廃棄物の貯蔵及び処分に際して、その放射能濃度が処分場の受け入れ基準を上回っていないことを確認するために、放射性廃棄物中の放射線核種の放射能濃度を測定する必要がある。
原子力発電所から発生する放射性廃棄物の測定対象核種については、非破壊外部測定法、スケーリングファクター法、平均放射能濃度法、理論計算法など複数の評価方法を併用して放射能濃度を決定する手法が既に確立している。
特開2003−75540号公報
一方、使用済核燃料の再処理施設で発生する放射性廃棄物に含まれるTRU(transuranic)核種の放射能濃度を測定する手法については、確立された手法がないのが現状であり、再処理施設で発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価することのできる手法を確立することが望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、使用済核燃料の再処理施設から発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を簡易な方法で評価することのできる放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法は、放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する方法であって、前記TRU核種のうちCm−244から発生する放射線を測定することによりCm−244の放射能濃度を求める第1工程と、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により他のTRU核種の放射能濃度を求める第2工程と、を含むことを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価方法によれば、使用済核燃料の再処理施設から発生するTRU核種を含む廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を簡易な方法で評価することが可能となる。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法は、前記第1工程が、Cs−137から発生する放射線を測定することによりCs−137の放射能濃度を求める工程を含み、前記第2工程の後には、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比と、TRU核種を含む放射性廃棄物の燃焼度との相関関係を用いて、前記第1工程で求めたCm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比から前記放射性廃棄物の燃焼度を求める第3工程と、前記第2工程で求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、前記第3工程で求めた前記燃焼度に基づいて補正する第4工程と、をさらに含むことを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能測定方法によれば、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により算出したNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を燃焼度に基づいて補正するようにしたので、Np−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度の評価精度を向上させることができる。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法は、前記第1工程において、Cm−244から発生する中性子線を測定することを特徴とする。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法は、前記第1工程において、Cs−137から発生するγ線を測定することを特徴とする。
また、本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価プログラムは、コンピュータに請求項1から4のいずれか一つの方法を実行させることを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価プログラムによれば、上記の放射性廃棄物の放射能測定方法を、コンピュータを用いて実現させることができる。
また、本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価装置は、放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する装置であって、前記TRU核種のうちCm−244から発生する放射線を測定することによりCm−244の放射能濃度を求める第1非破壊測定手段と、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により、前記第1非破壊測定手段で求めたCm−244の放射能濃度から他のTRU核種の放射能濃度を求める放射能濃度算出手段と、を備えることを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価装置によれば、使用済核燃料の再処理施設から発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価することが可能となる。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価装置は、Cs−137から発生する放射線を想定することによりCs−137の放射能濃度を求める第2非破壊測定手段と、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比と、TRU核種を含む放射性廃棄物の燃焼度との相関関係を用いて、前記第1非破壊測定手段で求めたCm−244の放射能濃度と前記第2非破壊測定手段で求めたCs−137の放射能濃度との比から前記放射性廃棄物の燃焼度を求める燃焼度算出手段と、前記放射能濃度算出手段で求めたPu核種の放射能濃度を、前記燃焼度算出手段で求めた前記燃焼度に基づいて補正する放射能濃度補正手段と、をさらに備えることを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価装置によれば、Cm−244放射能濃度との相関関係より算出したNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を燃焼度に基づいて補正するようにしたので、Np−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度の評価精度を向上させることができる。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価装置は、前記第1非破壊測定手段が、Cm−244から発生する中性子線を測定する中性子線測定装置であることを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価装置によれば、Cm−244から発生する中性子線を簡易かつ精度よく測定することが可能となる。
次の本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価装置は、前記第2非破壊測定手段が、Cs−137から発生するγ線を測定するγ線測定装置であることを特徴とする。
この放射性廃棄物の放射能濃度評価装置によれば、Cs−137から発生するγ線を簡易かつ精度よく測定することが可能となる。
発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置によれば、使用済核燃料の再処理施設から発生する放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を簡易な方法で評価することが可能となる。
図1−1は、使用済核燃料に含まれるNp−237量とCm−244量との相関図である。 図1−2は、使用済核燃料に含まれるPu−238量とCm−244量との相関図である。 図1−3は、使用済核燃料に含まれるAm−241量とCm−244量との相関図である。 図1−4は、使用済核燃料に含まれるU−235量とCm−244量との相関図である。 図2は、Pu核種/Cm−244核種組成比と燃焼度との関係を示すグラフである。 図3は、Pu核種の放射能濃度とCm−244の放射能濃度との燃焼度別相関図である。 図4は、Cm−244/Cs−137核種組成比と燃焼度との相関図である。 図5は、Cm−244量と、スケーリングファクター法により評価したNp−237量の相関図である。 図6は、Cm−244量と、スケーリングファクター法により評価した上に燃焼度による補正を行ったNp−237量の相関図である。 図7は、本実施の形態である放射能濃度評価装置の構成を示す説明図である。 図8は、例として放射能濃度評価装置がPu核種の濃度を計算する際に実行する処理の流れを例として示すフローチャートである。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本実施の形態で評価対象となる放射性廃棄物は、原子力発電所で使用した使用済核燃料の再処理施設で発生するTRU核種を含む放射性廃棄物である。ここで、TRU(transuranic)とは、ウラン(U:原子番号92)よりも原子番号の大きい人工放射性核種の総称であり、具体的には、ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)、アメリシウム(Am)、キュリウム(Cm)等を指す。以下では、これらの核種を「TRU核種」とよび、TRU核種を含む放射性廃棄物を「TRU廃棄物」とよぶことにする。
本実施の形態で評価対象となるTRU廃棄物は、具体的には、再処理施設で発生した硝酸系廃液等の濃縮廃液を乾燥・ペレット化したものをドラム缶又は角形容器に収納してモルタルを充填したものや、せん断機で除去されたリサイクル燃料集合体の両端末部(エンドピース)と溶解槽で溶け残る燃料の被覆片(ハル)を圧縮処理してキャニスタに収納したもの等である。これらのTRU廃棄物は、内部に含まれる放射性核種の放射能濃度に応じて、浅地中コンクリートピット処分、余裕深度処分(地下50m〜100m)、地層処分(地下300m以深)のいずれかの方法で埋設するように法律で定められている。したがって、TRU廃棄物の処分に際しては、TRU廃棄物の放射能濃度が処分場の受け入れ基準を上回っていないことを確認するために、TRU廃棄物中の放射線核種の放射能濃度を正確に評価する必要がある。
TRU廃棄物に含まれるTRU核種のうち放射能濃度の評価対象となるものは、U−232,U−233,U−234,U−235,U−236,U−238,Np−237、Pu−238,Pu−239,Pu−240,Pu−241,Am−241,Am−242m,Am−243,Cm−244等と予想される。ここで、上記の各放射線核種の数字は質量数を示す。
上述したTRU廃棄物中の放射線核種の放射能濃度を評価する方法としては、原子力発電所から発生する放射性廃棄物の放射能濃度の評価と同様に、非破壊外部測定法を用いて、非破壊外部測定が可能な放射線核種の放射能濃度を算出し、その他の非破壊測定が困難な核種(難測定核種)については、非破壊外部測定法で算出した放射線核種をキー核種として、スケーリングファクター法を用いて放射能濃度を評価することが考えられる。ここで、スケーリングファクター法とは、事前に実施される多数の試料の放射化学分析を統計処理して、非破壊外部測定可能な放射線核種(キー核種)との相関性から難測定核種の濃度を決定する方法である。
そこで、本発明者らは、非破壊外部測定法として、自発核分裂によって放出される中性子を測定するパッシブ中性子法の適用を検討した。使用済核燃料から自発核分裂によって放出される中性子の寄与率を核種ごとに計算によって求めた結果を表1に示す。表1より、Cm−244の相対強度が最も高く、寄与率が90%以上であるため、全中性子をCm−244の寄与によるものと見なすことによって、パッシブ中性子法によってCm−244の放射能濃度が評価可能であり、Cm−244をキー核種として選定した。
Figure 2011022090
次に本発明者らは、Cm−244以外の評価対象核種であるNp−237、Pu−238/239/240/241(以下、これらを総称して「Pu核種」とよぶ)、Am−241/242m/243(以下、これらを総称して「Am核種」とよぶ)、U−232/233/234/235/236/238(以下、これらを総称して「U核種」とよぶ)について、キー核種であるCm−244との相関性を評価し、相関関係より各TRU核種の放射能濃度が評価可能であるか検討した。相関図の一例を図1−1,図1−2,図1−3,図1−4に示す。
相関性を評価したところ、図1−1、図1−2、図1−3に示されるように、Cm−244の濃度が一定以上の領域では、Cm−244はNp−237、Pu核種、Am核種と直線的な相関性があるとの結果を得た。この判定結果から、Np−237、Pu核種、Am核種については、Cm−244濃度が一定以上の領域では、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により放射能濃度を精度よく評価することが可能であるとの知見を得た。
さらに、本実施の形態では、全てのCm−244濃度領域でNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を精度良く評価するために、上記の相関関係より求めた評価対象核種の放射能濃度を、TRU廃棄物の元となる使用済核燃料の燃焼度(以下、「TRU廃棄物の燃焼度」と呼ぶ)に応じて補正している。これについては後で詳しく述べる。
なお、U核種については図1−4に示されるように、Cm−244との相関性が希薄であるが、U核種の濃度変動幅が1桁以内と狭いため、スケーリングファクター法を適用せず、平均濃度法を適用して濃度を決定する。
以上の検討結果から、本発明者らは、TRU廃棄物に含まれる放射線核種のうちCm−244の放射能濃度については、非破壊外部測定法を用いた評価が可能であり、Np−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度については、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により評価が可能であるとの知見を得た。
次に、全てのCm−244濃度領域でNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を精度良く評価するために、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を補正する方法について詳しく説明する。使用済核燃料の再処理施設では、様々な燃焼度、初期濃縮度、冷却期間の使用済核燃料を処理する。そこで、本発明者らは、使用済核燃料を再処理して発生したTRU廃棄物の燃焼度に着目し、このTRU廃棄物の燃焼度が、Pu核種とCm−244との間の相関性に与える影響について検討した。ここで、「燃焼度」とは、原子炉の運転において、炉心に装荷された核燃料が原子炉から取り出されるまでに中性子との反応により発生した単位重量当たりのエネルギーを示す。
図2は、使用済核燃料の燃焼度と、使用済核燃料に含まれる各Pu核種(Pu−238/239/240/241)とCm−244の核種組成比の関係を示すグラフである。図2に示すように、各Pu核種とCm−244の核種組成比は燃焼度との間に良好な相関性がある。なお、Np−237、Am核種とCm−244の核種組成比と燃焼度との間にも同様の相関性があるが、ここでは省略する。
換言すると、TRU廃棄物のNp−237、Pu核種、Am核種とCm−244の相関性は燃焼度に影響され、Pu核種とCm−244の相関図を燃焼度ごとに分けた場合、図3に示すように、たとえば燃焼度がBであるデータは相関直線L上にのり、燃焼度がBと異なるBであるデータは相関直線L上にのるというように、TRU廃棄物の燃焼度ごとに異なる相関直線を描くことができることを意味する。これによって、TRU廃棄物のNp−237、Pu核種、Am核種とCm−244の相関性は燃焼度に影響され、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により算出したNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を上記燃焼度に応じて補正することにより、全てのCm−244濃度領域で放射能濃度を精度良く評価することが可能であるとの知見を得た。
一方、本発明者らは、使用済核燃料の組成計算を調査した結果、図4に示すように、Cm−244濃度とCs−137濃度との比Cm−244/Cs−137は、燃焼度と良好な相関性が見られた。この関係から、上記のCm−244/Cs−137を求めれば、この比からTRU廃棄物の燃焼度を求めることが可能であるとの知見を得た。
また、Cm−244濃度とCs−137濃度との比と燃焼度との関係は、初期濃縮度の影響が小さく、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比から燃焼度を求める際には初期濃縮度を考慮する必要はない。
以上より、TRU廃棄物の燃焼度は、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比から求めることができる。そして、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により算出したNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、TRU廃棄物の燃焼度に応じて補正することにより、全てのCm−244濃度領域で放射能濃度を精度良く評価することができるようになる。
次に、スケーリングファクター法により算出したNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を燃焼度に応じて補正する演算処理の一例について説明する。ここではNp−237の放射能濃度を補正する。まず、燃焼度を考慮せずに、複数のデータから基準となる相関直線Lを求めておく。そして、非破壊外部測定法を用いてCm−244の放射能濃度Cを求めた後、スケーリングファクター法を用いて、図5に示すように基準となる相関直線LからPu核種の補正前の放射能濃度を求める。次いで、非破壊外部測定法を用いて求めたCm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比(Cm−244/Cs−137)を算出し、図4に示したCm−244/Cs−137と燃焼度との関係からTRU廃棄物の燃焼度を求める。図6に示すように例えばTRU廃棄物の燃焼度の関数を用いた補正値を設定し、Np−237の放射能濃度を補正する。
また、上記以外の補正方法として、上記のように基準となる相関曲線Lを求めずに、図4のCm−244/Cs−137から燃焼度を求めた結果、その値がBであったならば、燃焼度Bに対応する相関曲線Lを用いて、直接、Pu核種の放射能濃度を求めるようにしてもよい。
なお、再処理施設に送られたリサイクル燃料は、冷却するために1年〜4年程度、一時貯蔵される。この間に、半減期の短い放射性核種は自然崩壊による減衰が進行してしまうため、非破壊外部測定法による放射線の測定が困難となる。しかしながら、本実施の形態で非破壊外部測定の対象となるCs−137の半減期は30.67年であり、Cm−244の半減期は18.1年であるから、貯蔵期間が経過しても放射能濃度を評価することが可能である。したがって、上述したCm−244をキー核種としたスケーリングファクター法によりU核種、Np−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を算出する方法、及び、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比を用いた燃焼度の算出する方法は有効である。
次に、上述したTRU廃棄物の放射能濃度評価方法を適用した放射能濃度評価装置10について説明する。図7は、放射能濃度評価装置10の概略構成を示す図である。ここで例示する放射能濃度評価装置10は、評価対象となるTRU廃棄物11中の放射線核種から発生する中性子線を測定する中性子線測定装置(第1非破壊測定手段)12と、TRU廃棄物中の放射線核種から発生するγ線を測定するγ線測定装置(第2非破壊測定手段)13と、中性子線測定装置12及びγ線測定装置13で測定したデータに基づいてTRU廃棄物11中のTRU核種の放射能濃度を算出する演算装置21とを備えている。評価対象となるTRU廃棄物11は、角形容器等の収納容器14に収納された状態で回転台15上に設置されている。
中性子線測定装置12は、たとえばパッシブ中性子法による測定が可能な測定装置であり、He−3計数管、BF計数管、核分裂計数管等の計数管や、液体シンチレータ等の公知の測定装置を用いることができる。本実施の形態では、中性子線測定装置12としてHe−3計数管を用いる。He−3計数管は、芯線をもつ金属管にHe−3ガスが封入され、芯線と管壁の間に高電圧が印加された構成を有したものであり、熱中性子が通過することによりHe−3と核反応し、生成したH−3及び陽子によりガスをイオン化する。このイオンによって芯線と管壁との間に放電がおこり、中性子の通過をパルスとして計数する。図5には明示されていないが、この中性子線測定装置12は、TRU廃棄物11の周囲を囲む態様で設置されている。
γ線測定装置13は、たとえばパッシブγ法による測定が可能な測定装置であり、ゲルマニウム半導体検出器やNaIシンチレータ等の公知の測定装置を用いることができる。本実施の形態では、γ線測定装置13としてゲルマニウム半導体検出器を用いる。ゲルマニウム半導体検出器11は、測定対象物中の放射線核種からのγ線を検出する検出部及び高圧電源部を備え、検出部からの電気的出力を、前置増幅部、線形増幅部、A/D変換部を経てマルチチャンネル波高分析部に送り、γ線エネルギーに比例したスペクトルを出力するものである。このγ線測定装置13は、中性子線測定装置12よりも外側位置に設置されている。
演算装置21は、コンピュータ等の数値演算装置から構成されるものであり、中性子線データ処理部22、γ線データ処理部23、放射能濃度算出部24、燃焼度算出部25、放射能濃度補正部26、記憶部27とを備えて構成してある。
中性子線データ処理部22は、上述した中性子線測定装置12から受信したデータを処理することにより、Cm−244の放射線濃度を算出する。より詳細には、中性子線測定装置12が出力した中性子線の計数値からCm−244の放射能濃度に換算する。
γ線データ処理部23は、上述したγ線測定装置13から受信したデータを処理することにより、Cs−137の放射線濃度を算出する。より詳細には、γ線測定装置が出力したγ線のスペクトルから、Cs−137に対応するピークの面積を求め、この面積からCs−137の放射能濃度を換算する。
放射能濃度算出部24は、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により、中性子線データ処理部22で求めたCm−244の放射能濃度からTRU核種の放射能濃度を算出する。すなわち、中性子線データ処理部22で求めたCm−244の放射能濃度に、Cm−244との相関関係から統計的に求めた組成比率を乗じることにより、TRU核種の放射能濃度をそれぞれ算出する。
燃焼度算出部25は、図4に例示したCm−244/Cs−137とTRU廃棄物の燃焼度との相関曲線を用いて、中性子線データ処理部22で求めたCm−244の放射能濃度と、γ線データ処理部23で求めたCs−137の放射能濃度との比からTRU廃棄物の燃焼度を求める。
放射能濃度補正部26は、放射能濃度算出部24で求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、燃焼度算出手段25で求めたTRU廃棄物の燃焼度に基づいて補正するものである(図3の例を参照)。
記憶部27は、演算装置21が上述した処理を実行するためのプログラムや各種データを格納する領域である。なお、上述した放射性核種の放射能濃度の算出に必要なデータは、キーボードやマウス等の入力装置28を用いて入力することが可能である。また、放射線核種の放射能濃度の算出結果等のデータは、ディスプレイやプリンタ等の出力装置29を通じて出力を行うことが可能である。
図8は、上述した放射能濃度評価装置10が実行する処理の流れを示すフローチャートである。以下、図8を参照しながら、例として、Pu核種の放射能濃度を求める手順について説明する。まず、中性子線測定装置12はTRU廃棄物11から発生する中性子線を測定し、γ線測定装置13はTRU廃棄物11から発生するγ線を測定する。中性子線データ処理部22は、中性子線測定装置12の測定データを処理することによりCm−244の放射能濃度を算出する。また、γ線データ処理部23は、γ線測定装置13の測定データを処理することによりCs−137の放射能濃度を算出する(ステップS21)。次いで、放射能濃度算出部24は、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法を用いて、ステップS21で算出したCm−244の放射能濃度から、補正前のPu核種の放射能濃度を算出する(ステップS22)。次いで、燃焼度算出部25は、Cm−244/Cs−137とTRU廃棄物の燃焼度との相関直線(図4を参照)を用いて、ステップS21で求めたCm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比(Cm−244/Cs−137)から、TRU廃棄物の燃焼度を算出する(ステップS23)。次いで、放射能濃度補正部26は、ステップS22で算出したPu核種の放射能濃度を、ステップS23で算出した燃焼度に基づいて補正する(ステップS24)。
なお、図8のフローチャートでは、Pu核種の各放射能濃度を個別に算出したが、U核種、Np−237、Pu核種、Am核種の各放射能濃度を同時に算出してもよい。
上記実施の形態に係る放射能濃度評価方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明したように、本実施の形態に係るTRU廃棄物の放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置では、評価対象となるTRU廃棄物に含まれる放射線核種のうちCm−244の放射能濃度を非破壊外部測定法により求めた後、Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法を用いて、非破壊外部測定法で求めたCm−244の放射能濃度からTRU核種の放射能濃度を求めている。その結果、使用済核燃料の再処理施設から発生するTRU廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を簡易な方法で評価することが可能となる。
また、本実施の形態に係るTRU廃棄物の放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置では、Cm−244とともにCs−137の放射能濃度を非破壊外部測定法により求め、Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比とTRU放射性廃棄物の燃焼度との相関関係を用いて、非破壊外部測定法で求めたCm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比からTRU廃棄物の燃焼度を求め、スケーリングファクター法で求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、上記燃焼度に基づいて補正するようにしたことで、Np−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を全てのCm−244放射能濃度領域にて精度よく求めることが可能となる。
以上のように、本発明に係る放射性廃棄物の放射能濃度評価方法及び放射能濃度評価プログラム、並びに放射能濃度評価装置は、使用済核燃料の再処理施設で発生するTRU廃棄物に含まれるTRU核種の放射能濃度の評価に有用である。
10 放射能濃度評価装置
11 TRU廃棄物(放射性廃棄物)
12 中性子測定装置(第1非破壊測定手段)
13 γ線測定装置(第2非破壊測定手段)
14 廃棄物収納容器
15 回転台
21 演算装置
22 中性子線データ処理部
23 γ線データ処理部
24 放射能濃度算出部(放射能濃度算出手段)
25 燃焼度算出部(燃焼度算出手段)
26 放射能濃度補正部(放射能濃度補正手段)
27 記憶部
28 入力装置
29 出力装置

Claims (9)

  1. 放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する方法であって、
    前記TRU核種のうちCm−244から発生する放射線を測定することによりCm−244の放射能濃度を求める第1工程と、
    Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により、前記第1工程で求めたCm−244の放射能濃度から他のTRU核種の放射能濃度を求める第2工程と、
    を含むことを特徴とする放射性廃棄物の放射能濃度評価方法。
  2. 前記第1工程は、
    Cs−137から発生する放射線を測定することによりCs−137の放射能濃度を求める工程を含み、
    前記第2工程の後には、
    Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比と、TRU核種を含む放射性廃棄物の燃焼度との相関関係を用いて、前記第1工程で求めたCm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比から前記放射性廃棄物の燃焼度を求める第3工程と、
    前記第2工程で求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、前記第3工程で求めた前記燃焼度に基づいて補正する第4工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価方法。
  3. 前記第1工程において、Cm−244から発生する中性子線を測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価方法。
  4. 前記第1工程において、Cs−137から発生するγ線を測定することを特徴とする請求項2に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価方法。
  5. コンピュータに請求項1から4のいずれか一つの方法を実行させることを特徴とする放射性廃棄物の放射能濃度評価プログラム。
  6. 放射性廃棄物中のTRU核種の放射能濃度を評価する装置であって、
    前記TRU核種のうちCm−244から発生する放射線を測定することによりCm−244の放射能濃度を求める第1非破壊測定手段と、
    Cm−244をキー核種としたスケーリングファクター法により、前記第1非破壊測定手段で求めたCm−244の放射能濃度から他のTRU核種の放射能濃度を求める放射能濃度算出手段と、
    を備えることを特徴とする放射性廃棄物の放射能濃度評価装置。
  7. Cs−137から発生する放射線を測定することによりCs−137の放射能濃度を求める第2非破壊測定手段と、
    Cm−244の放射能濃度とCs−137の放射能濃度との比と、TRU核種を含む放射性廃棄物の燃焼度との相関関係を用いて、前記第1非破壊測定手段で求めたCm−244の放射能濃度と前記第2非破壊測定手段で求めたCs−137の放射能濃度との比から前記放射性廃棄物の燃焼度を求める燃焼度算出手段と、
    前記放射能濃度算出手段で求めたNp−237、Pu核種、Am核種の放射能濃度を、前記燃焼度算出手段で求めた前記燃焼度に基づいて補正する放射能濃度補正手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価装置。
  8. 前記第1非破壊測定手段は、Cm−244から発生する中性子線を測定する中性子線測定装置であることを特徴とする請求項6又は7に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価装置。
  9. 前記第2非破壊測定手段は、Cs−137から発生するγ線を測定するγ線測定装置であることを特徴とする請求項7に記載の放射性廃棄物の放射能濃度評価装置。
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