JP2011019631A - ヘアードライヤー - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライヤー本体の吹出口から送出される乾燥風を効果的に収束し、あるいは効果的に拡散できる吹出ノズルを備えたヘアードライヤーを提供することにある。
【解決手段】吹出ノズル11を内側ノズル21と外側ノズル22とで2重筒状に構成する。内側ノズル21および外側ノズル22の前側のノズル開口のそれぞれに、複数の山形の収束片24・32を周回状に形成する。外側ノズル22を内側ノズル21で回転自在に支持する。外側ノズル22を回転操作して、吹出ノズル11の形態を、拡散姿勢と収束姿勢とに切り換える。拡散姿勢においては、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが内外に重さなる。収束姿勢においては、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが周方向へ隣接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吹出ノズルを備えているヘアードライヤー、なかでも形態を切り換えることにより吹出風の状態を収束し、あるいは拡散できる吹出ノズルに関する。
この種のヘアードライヤーは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、ドライヤー本体の吹出口に吹出ノズルを装着し、吹出ノズルの内部にシャッター筒を配置している。吹出ノズルの筒周壁の左右には噴出口が開口してあり、シャッター筒の筒壁にも同様の通気窓が開口してある。シャッター筒を回転操作して、噴出口をシャッター筒で塞いだ状態では、吹出風を吹出ノズルの先端部分からのみ収束した状態で吹き出すことができる。シャッター筒をさらに回転操作して、通気窓を噴出口に臨ませた状態では、吹出ノズルの先端部分と、左右の噴出口との双方から、吹出風を拡散した状態で吹き出すことができる。
特許文献2においては、吹出ノズルをドライヤー本体の吹出口に対して偏心回転させて、吹出風の状態を変更できるようにしている。詳しくは、ドライヤー本体の吹出口の偏心位置で吹出ノズルの回転軸を軸支し、吹出ノズルをモーター動力で回転駆動することにより、吹出ノズルを回転軸の周りに偏心回転させて、吹出風の一部を広い範囲にわたって吹き出すようにしている。
特開平05−130915号公報(段落番号0013〜0014、図3) 特公昭58−118711号公報(第2頁左下欄17行〜第2頁右欄7行、第1図)
特許文献1のヘアードライヤーによれば、シャッター筒で吹出ノズルの噴出口を開閉することにより、吹出風を収束する状態と、拡散する状態とに変更できる。しかし、吹出風を吹出ノズルの筒壁の両側に開口した噴出口から送出するので、噴出口から送出された吹出風が髪に向かって直進しにくく、そのため乾燥風の一部が不必要に拡散して無駄になりやすい。
また、特許文献2のヘアードライヤーの場合には、吹出ノズルを偏心回転させて、ドライヤー本体の吹出口から送出される乾燥風の一部を、吹出ノズルを介して送出する。しかし殆どの場合、吹出ノズルの入口がドライヤー本体の吹出口に対して位置ずれした状態になる。そのため、乾燥風の殆どはドライヤー本体の吹出口から直接送出されることになり、偏心回転する吹出ノズルによる乾燥風の拡散を効果的に行なえない。また、乾燥風を収束した状態で送出することもできない。
本発明の目的は、ドライヤー本体の吹出口から送出される乾燥風を効果的に収束し、あるいは効果的に拡散できる吹出ノズルを備えたヘアードライヤーを提供することにある。
本発明の目的は、吹出ノズルを収束姿勢と拡散姿勢とに変更するための構造を簡素化し、さらに吹出ノズルの姿勢変更操作を簡便化できるヘアードライヤーを提供することにある。
本発明に係るヘアードライヤは、ドライヤー本体1の吹出口8に吹出ノズル11を装着する。吹出ノズル11の先端のノズル開口に、複数の山形の収束片24・32を周回状に形成する。収束片24・32の先端の山部24a・32aと、隣接する山部24a・32aの間に形成される谷部24b・32bとは、交互に、かつ周方向へ等間隔おきに形成する。
図1に示すように、吹出ノズル11は、内側ノズル21と外側ノズル22とで2重筒状に構成する。内側ノズル21および外側ノズル22の前側のノズル開口のそれぞれに、複数の山形の収束片24・32を周回状に形成する。内側ノズル21と外側ノズル22とは相対回転可能に構成する。内外の両ノズル21・22を相対回転操作して、吹出ノズル11の形態を、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが内外に重さなる拡散姿勢と、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが周方向へ隣接する収束姿勢とに切り換え可能とする。
内側ノズル21と外側ノズル22のそれぞれを、断面円形の筒基部23・31と、筒基部23・31に連続してノズル先端へ向かって突設される収束片24・32とで構成する。筒基部23・31および収束片24・32のうち、少なくとも収束片24・32をノズル先端へ向かって先すぼまり状の壁で形成する。
内側ノズル21の収束片24の山部24aの先端位置と、外側ノズル22の収束片32の山部32aの先端位置とは、吹出ノズル11の筒軸中心と直交する垂直平面に位置させる。
ドライヤー本体1の吹出口8から吹出ノズル11の先端までの距離をノズル長Lとするとき、内側ノズル21の収束片24の谷部24bの底位置と、外側ノズル22の収束片32の谷部32bの底位置のそれぞれを、ノズル長Lの略半分の位置に位置させる。
内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とを同形に形成し、吹出ノズル11を拡散姿勢にした状態において収束片24・32を内外に近接ないし密着させる。
内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32との形成個数を同じにする。さらに、両収束片24・32を同形で同大に形成する。
内側ノズル21をドライヤー本体1の吹出口8に連結する。内側ノズル21に連結した外側ノズル22を、内側ノズル21で回転自在に支持する。
内側ノズル21の筒基部23に設けた連結筒25を、ドライヤー本体1の吹出口8の外周面に設けた筒状の連結部12に圧嵌係合する。外側ノズル22の筒基部31の開口内面に設けた連結爪33を、内側ノズル21の筒基部23の外面に設けた連結溝26に圧嵌係合して、外側ノズル22を内側ノズル21で回転自在に支持する。内側ノズル21の連結溝26に、外側ノズル22の連結爪33と係脱する節度体36を設ける。
ドライヤー本体1の筒状の連結部12に臨んで、ドライヤー本体1の後方へ向かって凹む回止め凹部16を設ける。内側ノズル21の連結筒25の開口縁に、前記回止め凹部16と係合する回止め片28を膨出形成する。内側ノズル21の連結筒25を、ドライヤー本体1の連結部12に連結した状態において、回止め片28を回止め凹部16で回動不能に受け止める。
内側ノズル21の厚み寸法を、外側ノズル22の厚み寸法より小さく設定する。
本発明においては、ドライヤー本体1の吹出口8に装着した吹出ノズル11の先端に、複数の山形の収束片24・32を周回状に形成し、その山部24a・32aと谷部24b・32bとを交互に、しかも周方向へ等間隔に形成した。このように、吹出ノズル11の先端に山形の収束片24・32を周回状に形成すると、誤って頭皮の近傍にノズル開口を位置させた場合であっても、温風の一部を各収束片24・32の間の谷部24b・32bから逃がすことができるので、髪が過熱されて傷むのをよく防止できる。加えて、ノズル開口に配置した山形の収束片24・32がデザイン効果を発揮して、吹出ノズル11のデザイン性を向上できる。
内側ノズル21と外側ノズル22とで吹出ノズル11を2重筒状に構成し、それぞれのノズル開口に収束片24・32を設けると、内外の両ノズル21・22を相対回転操作することにより、拡散姿勢と収束姿勢とに切り換えることができる。拡散姿勢においては、収束片24・32が内外に重さなって、内側ノズル21の収束片24のみで吹出ノズル11内の乾燥風を絞る。また、収束姿勢においては、収束片24・32を周方向へ隣接させて、全ての収束片24・32で吹出ノズル11内の乾燥風を絞る。このように、乾燥風に作用する収束片24・32の数を大小に変更して送出状態を変更すると、乾燥風を明確に絞り込み、あるいは絞り込み作用を大幅に緩和して、広い範囲にわたって拡散させることができる。したがって、乾燥風を効果的に収束し、あるいは効果的に拡散できる吹出ノズル11が得られる。
断面円形の筒基部23・31と収束片24・32とで内外の両ノズル21・22を構成し、少なくとも収束片24・32をノズル先端へ向かって先すぼまり状に形成すると、両ノズル21・22による乾燥風の絞り込みをさらに確実に行なえる。したがって、両ノズル21・22を収束姿勢にした場合と、拡散姿勢にした場合とで、乾燥風の送出状態を明確に異ならせて、使用者の使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。また、両ノズル21・22を収束姿勢にした状態においては、乾燥風を的確に収束して、風量が多くしかも指向性の強い乾燥風を髪に送給できる。
内外両ノズル21・22の収束片24・32の山部24a・32aの先端位置を、筒軸中心と直交する垂直平面に位置させると、両ノズル21・22を収束姿勢にした状態において、吹出ノズル11内の乾燥風を各収束片24・32で最後まで均等に絞ることができる。したがって、乱れが少なく、しかも指向性の強い乾燥風を髪に吹き付けることができる。
内側ノズル21の収束片24の谷部24bの底位置と、外側ノズル22の収束片32の谷部32bの底位置のそれぞれを、ノズル長Lの略半分の位置に位置させると、拡散姿勢と収束姿勢における乾燥風の状態をさらに明確に異ならせることができる。したがって、乾燥風を広い範囲に拡散送給しながら整髪し、あるいは乾燥風を集中的に収束送給して髪の乾燥を促進するなど、使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。
内外の収束片24・32を同形に形成し、吹出ノズル11を拡散姿勢にした状態において両収束片24・32を内外に近接ないし密着させると、両収束片24・32が協同して外力や衝撃力に対抗でき、その分だけ吹出ノズル11の構造強度を向上できる。とくに、収束片24・32が山形や花弁形に形成してある場合には先端部分を欠損しやすいが、両収束片24・32の協同作用で外力や衝撃力を受け止めることにより、先端部分の破損や変形をよく防止できる。
内外の収束片24・32の形成個数を同じにし、さらに、両収束片24・32を同形で同大に形成すると、吹出ノズル11を拡散姿勢にした場合と収束姿勢にした場合とで、各収束片24・32で覆われる面積の差を、概ね1対2と大きな差にすることができる。したがって、各姿勢における乾燥風の状態を明確に異ならせて、使用者の使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。
内側ノズル21をドライヤー本体1の吹出口8に連結し、外側ノズル22を内側ノズル21で回転自在に支持すると、外側ノズル22を直接回転操作することにより吹出ノズル11の姿勢を変更できるので、姿勢変更のための構造を簡素化できる。内側ノズル21を回転操作する場合には、内側ノズル21に操作部材を設け、操作部材を外側ノズル22の外面に露出させる必要があるが、このような構造を省略できるからである。また、外側ノズル22の任意の部分を掴んで回転操作することにより吹出ノズル11の姿勢を変更できるので、吹出ノズル11の姿勢変更を簡便に行なえる。さらに、内側ノズル21に比べて温風に晒される機会の少ない外側ノズル22を操作して姿勢を変更するので、熱い思いをすることもなく吹出ノズル11の姿勢を的確に変更できる。
内側ノズル21の連結筒25をドライヤー本体1の連結部12に圧嵌係合し、外側ノズル22の連結爪33を内側ノズル21の連結溝26に対して回転自在に圧嵌係合すると、内側ノズル21を操作するだけで、吹出ノズル11のドライヤー本体1に対する着脱を容易に行なえる。また、内側ノズル21を着脱する際に、外側ノズル22が内側ノズル21から分離するのを防止して、吹出ノズル11の装着および取り外し操作を簡便化できる。さらに、内側ノズル21の連結溝26に、外側ノズル22の連結爪33と係脱する節度体36を設けることにより、外側ノズル22を収束姿勢と拡散姿勢において節度体36で位置決めし、その状態を保持できる。したがって、吹出ノズル11の姿勢を収束姿勢にし、あるいは拡散姿勢にするときの姿勢の切り換えを常に適正に行なえる。また、ヘアードライヤーの使用時に吹出ノズル11の姿勢が不用意に切り換わるのを防止して、使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。
ドライヤー本体1の連結部12に回止め凹部16を設け、この回止め凹部16で内側ノズル21の連結筒25に設けた回止め片28を受け止めると、ドライヤー本体1に装着した吹出ノズル11が不用意に回転するのを規制できる。また、内側ノズル21をドライヤー本体1に組み付ける際には、回止め片28を回止め凹部16で案内して、吹出ノズル11の装着姿勢を適正化し位置決めできるので、吹出ノズル11のドライヤー本体1に対する取り付けをさらに容易に行なえる。
内側ノズル21の厚み寸法を、外側ノズル22の厚み寸法より小さく設定すると、温風を送給する使用状態において、常に温風に晒される内側ノズル21の熱膨張量を小さくできる。したがって、熱膨張した内側ノズル21の外面が、外側ノズル22の内面を強圧するのを抑止して、長時間にわたってヘアードライヤーを使用するような場合であっても、外側ノズル22を円滑に回転操作できる。
吹出ノズルの縦断側面図である。 ヘアードライヤの側面図である。 吹出ノズルの一部を破断した分解側面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 吹出ノズルを拡散姿勢に切り換えた状態の縦断側面図である。 吹出ノズルを収束姿勢に切り換えた状態の正面図である。 吹出ノズルを拡散姿勢に切り換えた状態の正面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す縦断側面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す縦断側面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す縦断側面図である。 図11におけるC−C線断面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す正面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す側面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す正面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す、平面図、正面図、底面図である。 吹出ノズルの別の実施例を示す、右側面図、左側面図、X−X線断面図、斜視図である。
図1ないし図8は本発明に係るヘアードライヤの実施例を示す。図2においてヘアードライヤは、横長筒状のドライヤー本体1と、ドライヤー本体1の後部寄り下面に連結されるグリップ2とを備えている。ドライヤー本体1の内部には、軸流型の送風ファン3と、ファン駆動用のモーター4と、送風ファン3から送給される空気を加熱するヒーター5などが配置してある。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
グリップ2の前面にはスイッチノブ6が設けてあり、このスイッチノブ6をオフ位置から上向きにスライド操作することにより、第1から第3の各運転モードに切り換えることができる。第1運転モードではモーター4のみを高速駆動して、常温の冷風を送給する。第2運転モードでは、モーター4およびヒーター5を同時に駆動するが、モーター4は半速でさらにヒーター5は半分の熱出力で作動させて、比較的低温で低速の温風を送給する。第3運転モードでは、モーター4を高速駆動し、さらにヒーター5を最大の熱出力で作動させて、高温で高速の温風を送給する。送風ファン3を駆動する状態では、ドライヤー本体1の後端の吸込グリル7から外部空気が吸い込まれ、送風ファン3で加圧されたのち、ドライヤー本体1の前端の吹出口8から吹き出される。この吹出口8に、本発明に係る吹出ノズル11が着脱自在に装着してある。
ドライヤー本体1は、図4に示すように、左右に分割された右ケース1aと左ケース1bとを接合して構成してある。ドライヤー本体1の前端の吹出口8の外周面には、断面円形の筒壁からなる連結部12が形成され、連結部12の後側に、左右ケース1a・1bの接合状態を保持する規制リング13が外嵌してある。吹出口8の内面の後寄りには、金属板材を打ち抜き形成した吹出グリル14が配置してある。連結部12の周面には、後述する内側ノズル21を装着するための連結溝15が周回状に形成してある。また、規制リング13の前縁の左右には、ドライヤー本体1の後方へ向かって凹むV字状の回止め凹部16が形成してある。
吹出ノズル11は、先の連結部12に装着される内側ノズル21と、内側ノズル21の外面に装着される外側ノズル22とで2重筒状に構成する。図3に示すように、内側ノズル21は、断面が円形の筒基部23と、筒基部23の前側のノズル開口に突設される3個の収束片24と、筒基部23の後に連続して設けられる連結筒25とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。
筒基部23および収束片24は、ノズル先端へ向かって先すぼまり状の湾曲壁で形成してあり、その最大の直径位置は、筒基部23の後端、つまり連結筒25との隣接部付近に位置させてある。これにより、吹出口8から内側ノズル21の内部へ送出された乾燥風は、筒基部23と3個の収束片24によって絞り込まれて収束する。3個の収束片24はそれぞれ花弁状に形成してあり、先端の山部24aと、隣接する山部24aの間に形成される谷部24bとが、交互に連続し、しかも周方向へ等間隔おきに隣接する状態で形成してある。
筒基部23の連結筒25との隣接隅部には、外側ノズル22を連結するための連結溝26が周回状に形成してあり、連結筒25の内面には先の連結溝15と係合する連結リブ27が周回状に形成してある。連結筒25の後縁に連続して、左右一対の回止め片28が後ろ向きに膨出してある。回止め片28の外形形状は、先の回止め凹部16の形状に一致させてある。
外側ノズル22は、断面が円形の筒基部31と、筒基部31の前側のノズル開口に突設される3個の収束片32とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。筒基部31の内面の3箇所には、先の連結溝26と係合する3個の連結爪33が等間隔おきに形成してある。
内側ノズル21と同様に、外側ノズル22の筒基部31および収束片32は、ノズル先端へ向かって先すぼまり状の湾曲壁で形成してあり、その最大の直径位置は筒基部31の後端に位置させてある。これにより、外側ノズル22においては、3個の収束片32のみが乾燥風を絞り込んで収束する機能を発揮する。3個の収束片32はそれぞれ花弁状に形成してあり、先端の山部32aと、隣接する山部32aの間に形成される谷部32bとが、交互に連続し、しかも周方向へ等間隔おきに隣接する状態で形成してある。収束片32は、内側ノズル21の収束片24と同形で同大に形成してある。
外側ノズル22を内側ノズル21に外嵌し、その連結爪33を内側ノズル21の連結溝26に圧嵌係合することにより、両ノズル21・22を相対回転可能な状態で一体化できる。この状態の、内側ノズル21の連結筒25を吹出口8の周囲の連結部12に外嵌し、回止め片28を回止め凹部16に係合しながら、連結リブ27を連結溝15に圧嵌係合することにより、吹出ノズル11をドライヤー本体1と一体化できる。
回止め片28および回止め凹部16は、吹出ノズル11をドライヤー本体1に装着するときの、吹出ノズル11の装着ガイドとして機能しており、さらに位置決め体として機能している。また、回止め凹部16および回止め片28は、外側ノズル22を回転操作するときに、内側ノズル21が連結部12の周りに回転するのを規制する回転規制体として機能する。なお、吹出ノズル11をドライヤー本体1から取り外す場合には、内側ノズル21を回転操作することにより、回止め片28を回止め凹部16に作用する操作反力でノズル先端側へ押し出して、吹出ノズル11の分離を容易化できる。
吹出ノズル11は、外側ノズル22を回転操作することにより、収束姿勢と拡散姿勢とに切り換えることができる。詳しくは、図5および図7に示すように、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが内外に重さなるように外側ノズル22を回転操作することにより、内側ノズル21の収束片24のみを吹出ノズル11のノズル開口に露出させて拡散姿勢にすることができる。この状態の外側ノズル22の収束片32は、内側ノズル21の収束片24の外面に密着している。また、外側ノズル22の筒基部31は、内側ノズル21の筒基部23の外面に常時密着している。常態において筒基部23・31および収束片24・32が密着していると、両筒基部23・31および両収束片24・32が協同して外力や衝撃力に対抗するので、その分だけ吹出ノズル11の構造強度を向上できる。また、常態における筒基部23・31および収束片24・32が、小さな隙間を介して近接している場合にも、同様の作用を発揮できる。
拡散姿勢においては、吹出ノズル11に送給された乾燥風の一部が、内側ノズル21の収束片24の間の谷部24bから漏れ出る。さらに、収束片24の内面に沿って案内される乾燥風の一部が収束片24の外郭線の外へ流出する。その結果、収束片24で絞られる乾燥風の量は、吹出ノズル11に送給された乾燥風のごく一部となり、全体として乾燥風を拡散した状態で送出できる。
図1および図6に示すように、内側ノズル21の収束片24と外側ノズル22の収束片32とが周方向へ隣接するように外側ノズル22を回転操作することにより、全ての収束片24・32を吹出ノズル11のノズル開口に露出させて収束姿勢にすることができる。収束姿勢においては、内側ノズル21の収束片24の間の谷部24bから漏れ出た乾燥風を、外側ノズル22の収束片32で案内して、合計6個の収束片24・32で乾燥風をノズル先端へ向かって絞ることができる。したがって、吹出口8から送出された乾燥風の大半を、ノズル開口の近傍まで案内し絞り込んで、風量が多くしかも指向性が強い乾燥風を髪に送給できる。
上記のように、外側ノズル22を収束姿勢と拡散姿勢とにおいて、周方向へ遊動不能に位置保持するために、内外の両ノズル21・22の間に節度構造を設けている。図8に示すように、節度構造は、外側ノズル22の筒基部31の内面に設けた連結爪33と、内側ノズル21の筒基部23の連結溝26の周方向2個所に設けた節度凹部(節度体)36とで構成する。節度凹部36は、連結溝26の前後の溝壁と、同溝を前後に横断する一対のリブ37とで囲まれており、ひとつの連結爪33が一方のリブ37を乗り越えて節度凹部36内へ落とし込み係合することにより、外側ノズル22を位置保持できる。連結溝26の周方向2個所に設けた節度凹部36の中心が挟む角度は60度である。
上記の節度構造によれば、外側ノズル22を一方向へ連続して回転操作する場合と、外側ノズル22を正方向と逆方向へ交互に回転操作する場合のいずれであっても、ひとつの連結爪33を節度凹部36に落とし込み係合させて、外側ノズル22を位置保持できる。
上記のように構成した内側ノズル21および外側ノズル22に設けられる各収束片24・32のさらに詳細な形状、および形成位置などは以下の通りである。
内側ノズル21の収束片24の山部24aの先端位置と、外側ノズル22の収束片32の山部32aの先端位置とは、吹出ノズル11の筒軸中心と直交する垂直平面に位置させる。このように、内外両ノズル21・22の収束片24・32の山部24a・32aの先端位置を同一平面上に揃えると、外側ノズル22を収束姿勢にした状態において、吹出ノズル11内に送給された乾燥風を各収束片24・32で最後まで均等に絞ることができる。したがって、乱れが少ない状態の乾燥風を髪に吹き付けることができる。
図1に示すように、ドライヤー本体1の吹出口8から吹出ノズル11の先端までの距離をノズル長Lとするとき、内側および外側の両ノズル21・22の谷部24b・32bの底位置を、ノズル長Lの略半分の位置に位置させている。このように、内外両ノズル21・22の収束片24・32の前後長さをノズル長Lの概ね半分に設定すると、外側ノズル22を拡散姿勢にした場合と、収束姿勢にした場合とで、乾燥風の状態を明確に異ならせることができる。
したがって、乾燥風を広い範囲に拡散送給しながら整髪し、あるいは乾燥風を集中的に収束送給して髪の乾燥を促進するなど、使用者の使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。因みに、収束片24・32の前後長さが、ノズル長Lの概ね半分に達しないほど短い場合には、乾燥風を拡散させるのが難しくなる。逆に、収束片24・32の前後長さが、ノズル長Lの概ね半分を超えて長い場合には、隣接する収束片24・32の間から漏れ出る乾燥風の量が多くなり、収束した後の乾燥風の風量が不足しやすい。
内側ノズル21および外側ノズル22に形成される各収束片24・32の外形および大きさは、同形で同大に形成してある。このように、各収束片24・32を同形で同大に形成すると、外側ノズル22を拡散姿勢にした場合と収束姿勢にした場合とで、各収束片24・32で覆われる面積の差を、1対2と大きな差にすることができる。したがって、上記と同様に、各姿勢における乾燥風の状態を明確に異ならせて、使用者の使用目的に適合した状態で乾燥風を送出できる。因みに、各収束片24・32の外形および大きさが、大小に異ならせてあると、外側ノズル22を拡散姿勢にした場合と、収束姿勢にした場合とで、各収束片24・32で覆われる面積の差が小さくなり、拡散作用と収束作用のいずれもが中途半端なものとなる。
また、外側ノズル22を収束状態に切り換えた場合の吹出ノズル11の先端の開口形状が開花途中の花弁形状となるので、温風の一部を各収束片24・32の隣接隙間から逃がすことが可能となる。例えば、吹出ノズルの開口面が平坦である場合には、誤って頭皮の近傍にノズル開口が押し付けられるような場合に、全ての温風が頭皮や髪に吹き付けられる。しかし、上記のように、吹出ノズル11の先端の開口形状が開花途中の花弁形状にしてあると、温風の一部を各収束片24・32の隣接隙間から逃がすことができるので、例えば髪が過熱されて傷むのをよく防止できる。
内側ノズル21の筒基部23および収束片24の厚み寸法を、外側ノズル22の筒基部31および収束片32の厚み寸法より小さく設定する。温風を送給する使用状態においては、内側ノズル21は常に温風に晒されるが、外側ノズル22は、収束姿勢にした場合に限って収束片32が温風に晒される。その結果、温風を送給する使用状態における内側ノズル21は、外側ノズル22に比べて高温になる傾向がある。このような使用条件において、内側ノズル21の筒基部23および収束片24の厚み寸法を小さくしておくと、内側ノズル21の熱膨張量を小さくできる。したがって、熱膨張した内側ノズル21の外面が、外側ノズル22の内面を強圧するのを抑止して、長時間にわたってヘアードライヤーを使用するような場合であっても、外側ノズル22を円滑に回転操作できる。
本発明では、内側ノズル21と外側ノズル22とで吹出ノズル11を構成し、外側ノズル22の先端に設けた収束片32の位置を切り換えることにより、乾燥風の送出状態を収束状態と拡散状態に切り換えられるようにした。このように、吹出ノズル11内の乾燥風に作用する収束片24・32の数を大小に変更して送出状態を変更すると、乾燥風を明確に絞り込み、あるいは絞り込み作用を大幅に緩和して、広い範囲にわたって拡散させることができる。したがって、乾燥風を効果的に収束し、あるいは効果的に拡散できる吹出ノズル11が得られる。また、内側ノズル21で回転自在に支持した外側ノズル22を回転操作して、吹出ノズル11を収束姿勢と拡散姿勢とに切り換えるので、従来のこの種の吹出ノズルに比べて、姿勢変更のための構造を簡素化できる。さらに、吹出ノズル11の姿勢変更操作を誰もが簡便に行なえる。
図9ないし図15に吹出ノズル11の別の実施例を示す。各実施例においては、上記の実施例と異なる部分を主に説明し、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図9に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21の収束片24の前後長さを、外側ノズル22の収束片32の前後長さより大きくして、前者収束片24の山部24aを後者収束片32の山部32aよりもノズル先端側へ突出させるようにした。この吹出ノズル11によれば、先に説明した吹出ノズル11に比べて、3個の収束片24の山部24aを通る仮想円の直径を小さくして、収束片24による乾燥風の絞り込み作用を増強できる。
図10に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21を本体ケース1と一体に形成して、内側ノズル21を本体ケース1に連結するための構造を省略し、その分だけヘアードライヤーの製造に要するコストを削減した。また、内側ノズル21を本体ケース1と一体に形成することにより、内側ノズル21の構造強度を向上して、落下衝撃などによる内側ノズル21の連結部分の破損や、外側ノズル22の円滑な回転機能が損なわれるなどを解消できる。この場合の連結爪33は、内側ノズル21と本体ケース1との隣接部に設けた連結溝26に圧嵌係合する。
図11および図12に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21に設けた操作摘み42をスライド操作して、外側ノズル22を固定した状態で、内側ノズル21の姿勢を収束姿勢と、拡散姿勢に変更できるようにした。そのために、外側ノズル22の筒基部31に操作溝43を形成し、操作摘み42を操作溝43を介して外側ノズル22の外面に露出させるようにした。また、外側ノズル22の内面に連結リブ40を周回状に設け、さらに回止め片41を付加して、外側ノズル22をドライヤー本体1の連結部12に連結した。連結状態における回止め片41は回止め凹部16で受け止められる。
図13に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21における収束片24の数を4個とし、外側ノズル22における収束片32の数を6個とした。内側ノズル21における収束片24は、6個の収束片を等間隔おきに設けた場合を想定するとき、直径方向に対向する2個の収束片を省略して、4個の収束片24を残すようにした。2個の収束片を省略した個所では、収束片24の谷部24bどうしを繋いで開口縁とするので、内側ノズル21のノズル先端側の開口量を大きくできる。したがって、外側ノズル22を拡散姿勢にした状態において、より多くの乾燥風を拡散することができる。なお、図13は外側ノズル22の収束片32を収束姿勢にした状態を示している。
図14に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21・および外側ノズル22のそれぞれを円筒状に形成し、そのノズル先端側に収束片24・32を形成した。この場合の吹出ノズル11は、先に説明した吹出ノズルに比べて、乾燥風の収束機能および拡散機能が低下する。しかし、各収束片24・32の前後長さが小さい分だけ乾燥風を最後まで案内できる。したがって、拡散姿勢においてもある程度の収束機能を発揮でき、収束姿勢においてはより広い範囲に乾燥風を送給できる。
図15に示す吹出ノズル11は、内側ノズル21および外側ノズル22のそれぞれを、断面が楕円状の筒体で構成して、吹出ノズル11から吹き出される乾燥風を概ね楕円状に絞るようにした。この場合の吹出ノズル11は、外側ノズル22を内側ノズル21に対して着脱することにより、拡散状態と収束状態に切り換えることになる。
図16および図17は、吹出ノズルを外側ノズル(あるいは内側ノズル)のみで構成した実施例を示す。そこでは、外側ノズルのノズル開口に5個の収束片を等間隔おきに設け、収束片の谷部の底位置を、ノズル長Lの略半分の位置に位置させている。なお、図16および図17は、本発明に係るヘアードライヤーを、意匠出願の部分意匠の様式に従って作図したものであって、意匠登録を受けようとする部分は実線で表現された部分であり、意匠登録を受けようとする部分と、その他の部分との境界を一点鎖線で示している。
上記の実施例では、筒基部23・31および収束片24・32を、ノズル先端へ向かって先すぼまり状の湾曲壁で形成したが、その必要はなく、筒基部23・31および収束片24・32は、全体としてノズル先端へ向かって先すぼまり状となるテーパー筒状に形成することができる。また、筒基部23・31はストレート円筒状に形成して、収束片24・32の肉壁のみを先すぼまり形状に形成することができる。
また、上記の実施例では、収束片24・32の周方向幅をノズル先端へ向かって徐々に小さくして、収束片24・32の展開形状を山形や花弁状などに形成したが、その必要はない。例えば、内側ノズル21の収束片24の展開形状を山形や花弁状として、外側ノズル22の収束片32の展開形状を、前後方向に等幅の四角形状に形成することができる。あるいは、収束片32の展開形状をノズル先端へ向かって徐々に広幅とすることができる。
外側ノズル22の外面に、外側ノズル22を回転操作するための操作リングや、複数個の操作突起あるいは操作凹部を付加することができる。また、必要があれば、外側ノズル22を収束姿勢と拡散姿勢の中間位置において節度構造で係合保持することができる。節度体36は突起で形成することができる。さらに、連結溝26の3箇所以上に節度体36を設けることができる。
1 ドライヤー本体
8 吹出口
11 吹出ノズル
16 回止め凹部
21 内側ノズル
22 外側ノズル
23 筒基部
24 収束片
24a・32a 山部
24b・32b 谷部
28 回止め片
31 筒基部
32 収束片

Claims (11)

  1. ドライヤー本体(1)の吹出口(8)に吹出ノズル(11)が装着されており、
    吹出ノズル(11)の先端のノズル開口に、複数の山形の収束片(24・32)が周回状に形成されており、
    収束片(24・32)の先端の山部(24a・32a)と、隣接する山部(24a・32a)の間に形成される谷部(24b・32b)とが、交互に、かつ周方向へ等間隔おきに形成してあるヘアードライヤ。
  2. 吹出ノズル(11)が、内側ノズル(21)と外側ノズル(22)とで2重筒状に構成されており、
    内側ノズル(21)および外側ノズル(22)の前側のノズル開口のそれぞれに、複数の山形の収束片(24・32)が周回状に形成されており、
    内側ノズル(21)と外側ノズル(22)とは相対回転可能に構成されており、
    内外の両ノズル(21・22)を相対回転操作して、吹出ノズル(11)の形態を、内側ノズル(21)の収束片(24)と外側ノズル(22)の収束片(32)とが内外に重さなる拡散姿勢と、内側ノズル(21)の収束片(24)と外側ノズル(22)の収束片(32)とが周方向へ隣接する収束姿勢とに切り換えることができる請求項1に記載のヘアードライヤ。
  3. 内側ノズル(21)と外側ノズル(22)のそれぞれが、断面円形の筒基部(23・31)と、筒基部(23・31)に連続してノズル先端へ向かって突設される収束片(24・32)とで構成されており、
    筒基部(23・31)および収束片(24・32)のうち、少なくとも収束片(24・32)がノズル先端へ向かって先すぼまり状の壁で形成してある請求項2に記載のヘアードライヤ。
  4. 内側ノズル(21)の収束片(24)の山部(24a)の先端位置と、外側ノズル(22)の収束片(32)の山部(32a)の先端位置とが、吹出ノズル(11)の筒軸中心と直交する垂直平面に位置させてある請求項2または3に記載のヘアードライヤ。
  5. ドライヤー本体(1)の吹出口(8)から吹出ノズル(11)の先端までの距離をノズル長(L)とするとき、
    内側ノズル(21)の収束片(24)の谷部(24b)の底位置と、外側ノズル(22)の収束片(32)の谷部(32b)の底位置のそれぞれが、ノズル長(L)の略半分の位置に位置させてある請求項2、3または4に記載のヘアードライヤ。
  6. 内側ノズル(21)の収束片(24)と外側ノズル(22)の収束片(32)とを同形に形成し、吹出ノズル(11)を拡散姿勢にした状態において収束片(24・32)が内外に近接ないし密着させてある請求項2から5のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  7. 内側ノズル(21)の収束片(24)と外側ノズル(22)の収束片(32)との形成個数が同じで、両収束片(24・32)が同形で同大に形成してある請求項2から6のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  8. 内側ノズル(21)がドライヤー本体(1)の吹出口(8)に連結されており、
    内側ノズル(21)に連結した外側ノズル(22)が、内側ノズル(21)で回転自在に支持してある請求項2から7のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  9. 内側ノズル(21)の筒基部(23)に設けた連結筒(25)が、ドライヤー本体(1)の吹出口(8)の外周面に設けた筒状の連結部(12)に圧嵌係合されており、
    外側ノズル(22)の筒基部(31)の開口内面に設けた連結爪(33)が、内側ノズル(21)の筒基部(23)の外面に設けた連結溝(26)に圧嵌係合されて、外側ノズル(22)が内側ノズル(21)で回転自在に支持されており、
    内側ノズル(21)の連結溝(26)に、外側ノズル(22)の連結爪(33)と係脱する節度体(36)が設けてある請求項8に記載のヘアードライヤ。
  10. ドライヤー本体(1)の筒状の連結部(12)に臨んで、ドライヤー本体(1)の後方へ向かって凹む回止め凹部(16)が設けられており、
    内側ノズル(21)の連結筒(25)の開口縁に、前記回止め凹部(16)と係合する回止め片(28)が膨出形成されており、
    内側ノズル(21)の連結筒(25)を、ドライヤー本体(1)の連結部(12)に連結した状態において、回止め片(28)を回止め凹部(16)で回動不能に受け止めてある請求項8または9に記載のヘアードライヤ。
  11. 内側ノズル(21)の厚み寸法が、外側ノズル(22)の厚み寸法より小さく設定してある請求項2から10のいずれかに記載のヘアードライヤ。
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