JP2011019321A - 電動機 - Google Patents
電動機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011019321A JP2011019321A JP2009161512A JP2009161512A JP2011019321A JP 2011019321 A JP2011019321 A JP 2011019321A JP 2009161512 A JP2009161512 A JP 2009161512A JP 2009161512 A JP2009161512 A JP 2009161512A JP 2011019321 A JP2011019321 A JP 2011019321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- side bracket
- oil seal
- seal cover
- load side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
【課題】 専用塗布機を使用せずとも、オイルシールカバーの倒れ、およびシール剤のはみ出しを防止することができる電動機を提供する。
【解決手段】 フレーム1の負荷側端部、および反負荷側端部に嵌合固着された負荷側ブラケット3および反負荷側ブラケット4と、負荷側ブラケット3の負荷側の面に密着させて、固定用ねじで締付け固定したオイルシールカバー8とを有し、負荷側ブラケット3あるいはオイルシールカバー8の両者が密着する面のいずれか一方の面に、固定用ねじ10の位置よりも内径側で、かつ回転軸7aの軸心を中心として形成した2つのリング状の溝3a,3bと、2つのリング状の溝3a,3bの間に形成されたシール剤塗布面3cとを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 フレーム1の負荷側端部、および反負荷側端部に嵌合固着された負荷側ブラケット3および反負荷側ブラケット4と、負荷側ブラケット3の負荷側の面に密着させて、固定用ねじで締付け固定したオイルシールカバー8とを有し、負荷側ブラケット3あるいはオイルシールカバー8の両者が密着する面のいずれか一方の面に、固定用ねじ10の位置よりも内径側で、かつ回転軸7aの軸心を中心として形成した2つのリング状の溝3a,3bと、2つのリング状の溝3a,3bの間に形成されたシール剤塗布面3cとを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、防油性の電動機に関するもので、特に負荷側軸受部からの油の浸入を防止する構成に関するものである。
液体状の油、あるいは噴霧状の油が多く存在する環境の中で使用される電動機は、負荷側ブラケットの軸受カバーと回転軸との間の隙間から電動機内部に油が入り込まないように、防油構造を採用する必要がある。
防油構造としては、負荷側ブラケットに、Oリングを挟んで、オイルシールカバーを取付け、かつ、前記オイルシールカバーと回転軸との間にオイルシールを配置する構造が一般的である(例えば、特許文献1)。小容量の小形電動機の場合は、スペースの関係上、負荷側ブラケットとオイルシールカバーとの間にOリングの取り付けが難しいので、負荷側ブラケットとオイルシールカバーの接触面に、シール剤を塗布して油の侵入を防止している。
防油構造としては、負荷側ブラケットに、Oリングを挟んで、オイルシールカバーを取付け、かつ、前記オイルシールカバーと回転軸との間にオイルシールを配置する構造が一般的である(例えば、特許文献1)。小容量の小形電動機の場合は、スペースの関係上、負荷側ブラケットとオイルシールカバーとの間にOリングの取り付けが難しいので、負荷側ブラケットとオイルシールカバーの接触面に、シール剤を塗布して油の侵入を防止している。
しかしながら、小容量の小形電動機の場合には、次のような問題があった。
(1)シール剤の塗布ムラや塗布量の不均一を防ぐためには、専用塗布機を使用することが望ましいが、ロット数等の関係で、手塗りをする場合がある。この場合、塗布量の管理をすることが難しいため、シール剤の塗布ムラが発生するおそれがある。そのため、オイルシールカバーが傾いて取り付けられ、油が電動機内部へ侵入し絶縁不良を起こす可能性がある。
(2)シール剤が余分に塗布された場合は、シール剤がはみ出すため、シール剤を拭き取る必要があり、手入れに時間を有する。
本発明は、このような問題を解決するためになされてもので、専用塗布機を使用せずとも、オイルシールカバーの倒れ、およびシール剤のはみ出しを防止することができる電動機を提供することを目的とするものである。
(1)シール剤の塗布ムラや塗布量の不均一を防ぐためには、専用塗布機を使用することが望ましいが、ロット数等の関係で、手塗りをする場合がある。この場合、塗布量の管理をすることが難しいため、シール剤の塗布ムラが発生するおそれがある。そのため、オイルシールカバーが傾いて取り付けられ、油が電動機内部へ侵入し絶縁不良を起こす可能性がある。
(2)シール剤が余分に塗布された場合は、シール剤がはみ出すため、シール剤を拭き取る必要があり、手入れに時間を有する。
本発明は、このような問題を解決するためになされてもので、専用塗布機を使用せずとも、オイルシールカバーの倒れ、およびシール剤のはみ出しを防止することができる電動機を提供することを目的とするものである。
上記問題を解決するため、本発明の電動機は、フレームの負荷側端部、および反負荷側端部に嵌合固着された負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケットと、前記負荷側ブラケットの負荷側の面に密着させて、固定用ねじで締付け固定したオイルシールカバーとを有し、前記負荷側ブラケットあるいは前記オイルシールカバーの両者が密着する面のいずれか一方の面に、前記固定用ねじの位置よりも内径側で、かつ前記回転軸の軸心を中心として形成した2つのリング状の溝と、前記2つのリング状の溝の間に形成されたシール剤塗布面とを備えたものである。
本発明によれば、余分なシール剤が負荷側ブラケットもしくはオイルシールカバーに設けられたリング状の溝部分に溜まることにより、シール剤の塗布ムラが抑えられ、オイルシールカバー取り付け時のオイルシールカバーの倒れを防止することができる。また、シール剤が余分に塗布された場合でのシール剤のはみ出しも防止することができ、シール剤の塗布量管理も緩和することができる。したがって、シール剤の塗布量を管理するための専用塗布機を使用する必要がない。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例を示す電動機の側断面図である。図2は、図1における負荷側ブラケットおよびオイルシールカバーの拡大側断面図である。図3は、図2における負荷側ブラケットのシール剤塗布面を示す側断面図である。
図1ないし図3において、Mは電動機、Eはエンコーダなどの回転検出器である。
電動機Mは、フレーム1、固定子2、負荷側ブラケット3、反負荷側ブラケット4、負荷側軸受5、反負荷側軸受6、回転子7、オイルシールカバー8、オイルシール9、固定用ねじ10、およびシール剤11などを備えている。
電動機Mは、フレーム1、固定子2、負荷側ブラケット3、反負荷側ブラケット4、負荷側軸受5、反負荷側軸受6、回転子7、オイルシールカバー8、オイルシール9、固定用ねじ10、およびシール剤11などを備えている。
前記筒状のフレーム1は、内面に固定子コア2aを嵌合させており、固定子コア2aには固定子コイル2bが装着されている。
前記フレーム1の負荷側端部には、負荷側ブラケット3が嵌合固着され、前記フレーム1の反負荷側端部には、反負荷側ブラケット4が嵌合固着されている。前記負荷側ブラケット3と、反負荷側ブラケット4は、負荷側軸受5と反負荷側軸受6を介して回転自在に、回転子7の回転軸7aを支持している。前記回転軸7aには、永久磁石7bが配置されている。
前記フレーム1の負荷側端部には、負荷側ブラケット3が嵌合固着され、前記フレーム1の反負荷側端部には、反負荷側ブラケット4が嵌合固着されている。前記負荷側ブラケット3と、反負荷側ブラケット4は、負荷側軸受5と反負荷側軸受6を介して回転自在に、回転子7の回転軸7aを支持している。前記回転軸7aには、永久磁石7bが配置されている。
前記負荷側ブラケット3は、負荷側方向の面に、2つのリング状の溝3a,3bを形成している。2つのリング状の溝3a,3bは、回転軸7aの軸心を中心とする2重円となっており、ねじ穴3dよりも内径側に形成されている。負荷側ブラケット3の2つのリング状の溝3a,3bの間の面は、シール剤塗布面3cとなっており、このシール剤塗布面3cにシール剤11を塗布する。シール剤11を塗布した状態で、オイルシールカバー8を、負荷側ブラケット3の負荷側の面に密着させて、固定用ねじ10で締付け固定する。
また、前記オイルシールカバー8の内周面と回転軸7aの間には、オイルシール9が挿入配置されている。
また、前記オイルシールカバー8の内周面と回転軸7aの間には、オイルシール9が挿入配置されている。
以下、このような構成における2つのリング状の溝3a,3bの働きについて述べる。
オイルシールカバー8を、負荷側ブラケット3に取付けるにあたって、シール剤塗布面3cにシール剤11を塗布する。その際、塗布されたシール剤11の厚みにムラがあった場合、オイルシールカバー8が、固定用ねじ10によって負荷側ブラケット3に締付けられていくにしたがって、厚みの厚い箇所のシール剤11は、シール剤塗布面3c上のシール剤11の薄いところに押されていき、さらに余分なシール剤11は、シール剤塗布面3cからはみ出し、シール剤塗布面3cと連接するリング状の溝3a,3bの中に落ち込む。これにより、シール剤塗布面3c上のシール剤11の厚みは、ムラがなくなり均一化される。したがって、オイルシールカバー8を負荷側ブラケット3に取付けるにあたって、オイルシールカバー8が傾いて取り付けられることがなく、負荷側ブラケット3とオイルシールカバー8間の隙間が、シール剤塗布面3c上のシール剤11で完全に遮断される。そのため、負荷側ブラケット3とオイルシールカバー8との嵌合部から浸入した油と、固定用ねじ10とねじ通し穴8aとの隙間から浸入した油は、電動機内部に侵入することはなく、絶縁不良を起こすおそれがない。
オイルシールカバー8を、負荷側ブラケット3に取付けるにあたって、シール剤塗布面3cにシール剤11を塗布する。その際、塗布されたシール剤11の厚みにムラがあった場合、オイルシールカバー8が、固定用ねじ10によって負荷側ブラケット3に締付けられていくにしたがって、厚みの厚い箇所のシール剤11は、シール剤塗布面3c上のシール剤11の薄いところに押されていき、さらに余分なシール剤11は、シール剤塗布面3cからはみ出し、シール剤塗布面3cと連接するリング状の溝3a,3bの中に落ち込む。これにより、シール剤塗布面3c上のシール剤11の厚みは、ムラがなくなり均一化される。したがって、オイルシールカバー8を負荷側ブラケット3に取付けるにあたって、オイルシールカバー8が傾いて取り付けられることがなく、負荷側ブラケット3とオイルシールカバー8間の隙間が、シール剤塗布面3c上のシール剤11で完全に遮断される。そのため、負荷側ブラケット3とオイルシールカバー8との嵌合部から浸入した油と、固定用ねじ10とねじ通し穴8aとの隙間から浸入した油は、電動機内部に侵入することはなく、絶縁不良を起こすおそれがない。
また、図3に示すように、余分なシール剤11は、すべてリング状の溝3a,3b内に入り込むので、負荷側ブラケット3とオイルシールカバー8間の隙間から電動機外部にはみ出すことがなく、シール剤11を拭き取る余分な作業が発生しない。したがって、組立作業が簡素化されるとともに、シール剤11の塗布量管理も緩和することができ、シール剤の塗布量を管理するための専用塗布機が不要となる。
実施例1では、2つのリング状の溝3a,3bを負荷側ブラケット3に設けているが、2つのリング状の溝3a,3bは、オイルシールカバー8に設けるようにしてもよい。また、2つのリング状の溝3a,3bのうち、一方を負荷側ブラケット3に設け、他方をオイルシールカバー8に設けるようにしてもよい。
M 電動機
1 フレーム
2 固定子
2a 固定子コア
2b 固定子コイル
3 負荷側ブラケット
3a,3b リング状の溝
3c シール剤塗布面
3d ねじ穴
4 反負荷側ブラケット
5 負荷側軸受
6 反負荷側軸受
7 回転子
7a 回転軸
7b 永久磁石
8 オイルシールカバー
8a ねじ通し穴
9 オイルシール
10 固定用ねじ
11 シール剤
E 回転検出器
1 フレーム
2 固定子
2a 固定子コア
2b 固定子コイル
3 負荷側ブラケット
3a,3b リング状の溝
3c シール剤塗布面
3d ねじ穴
4 反負荷側ブラケット
5 負荷側軸受
6 反負荷側軸受
7 回転子
7a 回転軸
7b 永久磁石
8 オイルシールカバー
8a ねじ通し穴
9 オイルシール
10 固定用ねじ
11 シール剤
E 回転検出器
Claims (1)
- 筒状のフレームと、
前記フレームの内面に嵌合固定され、固定子コイルが装着された固定子コアと、
前記フレームの負荷側端部、および反負荷側端部に嵌合固着された負荷側ブラケットおよび反負荷側ブラケットと、
前記負荷側ブラケットと反負荷側ブラケットに、負荷側軸受と反負荷側軸受を介して回転自在に支持された回転軸と、
前記負荷側ブラケットの負荷側の面に密着させて、固定用ねじで締付け固定したオイルシールカバーと、
前記オイルシールカバーの内周面と、前記回転軸の間に挿入配置されたオイルシールと、
前記負荷側ブラケットあるいは前記オイルシールカバーの両者が密着する面のいずれか一方の面に、前記固定用ねじの位置よりも内径側で、かつ前記回転軸の軸心を中心として形成した2つのリング状の溝と、
前記2つのリング状の溝の間に形成されたシール剤塗布面3と、
を有することを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009161512A JP2011019321A (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009161512A JP2011019321A (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011019321A true JP2011019321A (ja) | 2011-01-27 |
Family
ID=43596681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009161512A Pending JP2011019321A (ja) | 2009-07-08 | 2009-07-08 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011019321A (ja) |
-
2009
- 2009-07-08 JP JP2009161512A patent/JP2011019321A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008524975A (ja) | 回転と軸方向運動のための電動機 | |
JP2007202240A (ja) | モータ | |
JP2000262001A (ja) | モータ | |
JP2015037377A (ja) | 電動リニアアクチュエータ及びその電動モータ | |
JP2004248492A (ja) | モータ用シール構造、モータ、及び自動車の自動変速機用モータ | |
JP2019122146A (ja) | 回転電機、送風機、および回転電機の製造方法 | |
JP2004092910A (ja) | 流体軸受システム | |
JP7294976B2 (ja) | モータ | |
WO2018079578A1 (ja) | モータ | |
US20060250040A1 (en) | Fluid dynamic bearing system | |
US20070183700A1 (en) | Fluid dynamic bearing system | |
JP2012191734A (ja) | 電動機 | |
JP4823769B2 (ja) | 片持ち軸回転電動機 | |
JP2011019321A (ja) | 電動機 | |
KR20120043498A (ko) | 스텝 액츄에이터 | |
JP5529719B2 (ja) | 回転電機 | |
WO2018235184A1 (ja) | 電動機及び電動機の組立方法 | |
JP2018113758A (ja) | アウターロータモータ | |
JP4298029B2 (ja) | 軸流ファン | |
JP6656755B2 (ja) | 扁平アクチュエータ | |
JP2007318962A (ja) | 回転機 | |
JP2001099141A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP5264289B2 (ja) | モータ装置 | |
JP2011244595A (ja) | モータ | |
JP2010196733A (ja) | 軸受装置及びモータ |