JP2011018310A - ウェブサービスシステム、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる端末を用いて異なるウェブサービスを利用した場合においても、当該ユーザにとって利便性の高い情報を提供できるウェブサービスを備えたウェブサービスシステムを提供する。
【解決手段】携帯電話2は、第1のウェブサービス6を利用する際のユーザアカウントと、当該ウェブサービス6を特定する情報とを含む組情報を作成する組情報作成部10を備えている。第1のウェブサービス6は、組情報に基づいて、携帯電話2が第1のウェブサービス6を利用した際の利用情報を取得する利用情報取得部24を備えている。第2のウェブサービス8は、第2のウェブサービス8内の、上記利用情報に関連する情報を、推薦情報として取得する推薦情報取得部34を備えている。テレビ4は、上記推薦情報を受信する推薦情報受信部18と、上記推薦情報を表示する推薦情報表示部20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザにサービスを提供するウェブサービスを備えたウェブサービスシステム、プログラム、および、記録媒体に関するものである。
近年、ウェブサービスを利用して、ユーザがコンテンツなどを購入したり、生活支援に関する情報を得たりするサービスが普及している。このようなウェブサービスにおいて、ウェブサービス側が、同一のユーザが購入したコンテンツの履歴を利用して当該ユーザの好みを分析し、ユーザに推薦コンテンツを提供するサービスがある。これによりユーザは、新しいコンテンツについて特に検索をしなくとも、好みに即したコンテンツの情報を得ることができる。したがって、ユーザにとって利便性が高まる。
特許文献1には、自サイト(ウェブサービス)に履歴がなくとも、他のサイトの履歴を利用して、新商品情報やキャンペーン情報を受信できる技術が開示されている。これによりユーザは、1つのサイトだけではアクセス履歴および購入履歴が少ないため統計をとることが難しい商品についても意味のある分析結果を収集できる。
特開2005−63164号公報(公開日:2005年 3月10日)
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、以下の問題がある。すなわち、サーバは全てのサイトから送信されてきた履歴データの分析処理を行なうため、当該ユーザの好みに即した情報を提供することができない。また、サイト同士が情報を共有することができないため、ユーザが異なる端末を用いて異なるサイトを利用した場合に、当該ユーザの好みに即した情報を提供することができない。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異なる端末を用いて異なるウェブサービスを利用した場合においても、当該ユーザにとって利便性の高い情報を提供できるウェブサービスを備えたウェブサービスシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るウェブサービスシステムは、第1のウェブサービスと、第2のウェブサービスと、上記第1のウェブサービスを利用する第1の端末と、上記第2のウェブサービスを利用する第2の端末とを備えるウェブサービスシステムにおいて、上記第1の端末は、上記第1のウェブサービスを利用する際のユーザアカウントと、当該ウェブサービスを特定する情報とを含む組情報を作成する組情報作成手段と、上記組情報を送信する第1の組情報送信手段とを備えており、上記第2のウェブサービスは、上記組情報を受信する第1の組情報受信手段と、上記受信した組情報を上記第1のウェブサービスに送信する第2の組情報送信手段と、上記第1のウェブサービスから送信された、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用した際の利用情報を受信する利用情報受信手段と、上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得する推薦情報取得手段と、上記推薦情報を上記第2の端末に送信する推薦情報送信手段とを備えており、上記第1のウェブサービスは、上記組情報を受信する第2の組情報受信手段と、上記受信した組情報に基づいて、上記利用情報を取得する利用情報取得手段と、上記利用情報を上記第2のウェブサービスに送信する利用情報送信手段とを備えており、上記第2の端末は、上記第2のウェブサービスから送信された上記推薦情報を受信する推薦情報受信手段と、上記推薦情報を表示する推薦情報表示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明のウェブサービスシステムにおいて、上記第1の端末は、上記第1のウェブサービスを利用する際のユーザアカウントと、当該ウェブサービスを特定する情報とを含む組情報を作成し、上記組情報を送信する。上記第2のウェブサービスは、上記組情報を受信し、上記受信した組情報を上記第1のウェブサービスに送信する。上記第1のウェブサービスは、上記組情報を受信し、上記受信した組情報に基づいて、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用した際の利用情報を取得し、上記利用情報を上記第1のウェブサービスに送信する。上記第2のウェブサービスは、上記利用情報を受信し、上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報に関連する情報を、推薦情報として取得し、上記推薦情報を上記第2の端末に送信する。上記第2の端末は、上記第2のウェブサービスから送信された上記推薦情報を受信し、上記推薦情報を表示する。したがって、ユーザは、上記第1の端末を用いて利用した上記第1のウェブサービスと異なる上記第2のウェブサービスを、上記第2の端末を用いて初めて利用する場合においても、上記第2のウェブサービス内の情報のうち、当該ユーザにとって利便性の高い推薦情報を取得できる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記第2の端末は、上記組情報を受信する第3の組情報受信手段と、上記受信した組情報を上記第2のウェブサービスに送信する第3の組情報送信手段とを備えており、上記第1の組情報送信手段は、上記組情報を上記第2の端末に送信することが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1の組情報送信手段は、上記組情報を上記第2の端末に送信する。上記第2の端末は、上記組情報を受信し、上記受信した組情報を上記第2のウェブサービスに送信する。したがって、上記第2のウェブサービスは、上記利便性の高い情報を提供する対象となる上記第2の端末を容易に特定できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける第1の端末は、ユーザアカウントを第一のウェブサービスの公開鍵を用いて、暗号化することが好ましく、また、上記第一のウェブサービスが、暗号化されたユーザアカウントを秘密鍵を用いて、複号化することが好ましい。
上記の構成によれば、ユーザアカウントについてのセキュリティが高まり、ユーザに、より安全にサービスを提供することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記利用情報取得手段は、上記利用情報として、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用して購買した商品についての購買履歴情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用して購買した商品についての購買履歴情報を取得する。したがって、上記推薦情報送信手段は、ユーザが実際に購入した商品に関連する、上記第2のウェブサービス内の推薦情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記利用情報取得手段は、上記購買履歴情報として、商品番号、商品名、商品のジャンル、商品の価格、商品の大きさ、商品の名称により分類されたグループ、または商品の種類についての情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、商品番号、商品名、商品のジャンル、商品の価格、商品の大きさ、商品の名称により分類されたグループ、または商品の種類に関連する、上記第2のウェブサービス内の推薦情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記推薦情報取得手段は、上記第2のウェブサービス内の上記利用情報に関連する情報と、上記第1のウェブサービスから送信された上記利用情報とを合成した情報をユーザに推薦する推薦情報として取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記推薦情報取得手段は、上記第2のウェブサービス内の上記利用情報に関連する情報と、上記第1のウェブサービスから送信された上記利用情報とを合成した情報を推薦情報として取得する。したがって、上記推薦情報送信手段は、上記利用情報と上記利用情報に関連する情報とを合成した情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記利用情報取得手段は、上記利用情報として、上記第1のウェブサービスの地図上において、上記第1の端末が検索した位置についての位置情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、上記利用情報として、上記第1のウェブサービスの地図上において、上記第1の端末が検索した位置についての位置情報を取得する。したがって、上記推薦情報送信手段は、ユーザが実際に検索した位置についての位置情報と、上記第2のウェブサービス内の位置情報とを合成した位置情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける、上記利用情報取得手段は、上記商品についての評価に関する評価情報をさらに取得し、上記利用情報送信手段は、上記利用情報に上記評価情報を関連付けて上記第2のウェブサービスに送信し、上記推薦情報取得手段は、上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報および上記評価情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、上記商品についての評価に関する評価情報を取得する。上記利用情報送信手段は、上記利用情報に上記評価情報を関連付けて上記第2のウェブサービスに送信する。上記推薦情報取得手段は、上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報および上記評価情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得する。
したがって、上記推薦情報送信手段は、他のユーザによる商品についての評価に関連する、上記第2のウェブサービス内の推薦情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける、上記利用情報取得手段は、上記利用情報を複数取得し、上記利用情報送信手段は、上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を上記第2のウェブサービスに送信することをことが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、上記利用情報を複数取得する。上記利用情報送信手段は、上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を上記第2のウェブサービスに送信する。したがって、上記推薦情報取得手段は、予め優先度が高く設定されている利用情報に関連する推薦情報を取得できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける、上記利用情報取得手段は、上記利用情報を複数取得し、上記利用情報送信手段は、上記取得した複数の利用情報全てを上記第2のウェブサービスに送信し、上記推薦情報取得手段は、上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を特定し、当該利用情報に関連する情報を推薦情報として取得することが好ましい。
上記の構成によれば、上記利用情報取得手段は、上記利用情報を複数取得する。上記利用情報送信手段は、上記取得した複数の利用情報全てを上記第2のウェブサービスに送信する。上記推薦情報取得手段は、上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を特定し、当該利用情報に関連する情報を推薦情報として取得する。したがって、上記推薦情報送信手段は、予め優先度が高く設定されている利用情報に関連する推薦情報を上記第2の端末に提供できるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記第1の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電である。すなわち、上記第1の端末として、ネットワークに接続可能な電子辞書、携帯用音楽プレイヤー、またはパソコンを用いることができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記第2の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第2の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電である。すなわち、上記第2の端末として、ネットワークに接続可能な電子辞書、携帯用音楽プレイヤー、またはパソコンを用いることができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記組情報は、上記ユーザアカウントに対応するパスワードを含むことが好ましい。
上記の構成によれば、上記組情報は、上記ユーザアカウントに対応するパスワードを含んでいる。これにより、ユーザアカウントについてのセキュリティが高まる。したがって、ユーザに、より安全にサービスを提供することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記第1の端末は、複数あることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1の端末は複数存在する。したがって、複数のユーザが異なる上記第1の端末を用いることができる。また同じユーザが異なる上記第1の端末各々を用いることができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記第1のウェブサービスは、複数あることが好ましい。
上記の構成によれば、上記第1のウェブサービスは複数存在する。したがって、ユーザは、上記第1の端末を用いて複数の第1のウェブサービスを利用することができるという更なる効果を奏する。
本発明に係るウェブサービスシステムにおける上記組情報は、複数あることが好ましい。
上記の構成によれば、上記組情報は複数存在する。これにより、上記第1のウェブサービスは、上記組情報各々に基づいた上記利用情報各々を取得できる。すなわち、上記第2のウェブサービスは、上記利用情報各々に基づいた上記推薦情報各々を上記第2の端末に送信できる。したがって、上記第2の端末は、ユーザにとって利便性の高いより多くの上記推薦情報を受信できるという更なる効果を奏する。
なお、上記ウェブサービスシステムは、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記ウェブサービスシステムをコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係るウェブサービスシステムは、以上のように、第1のウェブサービスと、第2のウェブサービスと、上記第1のウェブサービスを利用する第1の端末と、上記第2のウェブサービスを利用する第2の端末とを備えるウェブサービスシステムにおいて、上記第1の端末は、上記第1のウェブサービスを利用する際のユーザアカウントと、当該ウェブサービスを特定する情報とを含む組情報を作成する組情報作成手段と、上記組情報を送信する第1の組情報送信手段とを備えており、上記第2のウェブサービスは、上記組情報を受信する第1の組情報受信手段と、上記受信した組情報を上記第1のウェブサービスに送信する第2の組情報送信手段と、上記第1のウェブサービスから送信された、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用した際の利用情報を受信する利用情報受信手段と、上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得する推薦情報取得手段と、上記推薦情報を上記第2の端末に送信する推薦情報送信手段とを備えており、上記第1のウェブサービスは、上記組情報を受信する第2の組情報受信手段と、上記受信した組情報に基づいて、上記利用情報を取得する利用情報取得手段と、上記利用情報を上記第2のウェブサービスに送信する利用情報送信手段とを備えており、
上記第2の端末は、上記第2のウェブサービスから送信された上記推薦情報を受信する推薦情報受信手段と、上記推薦情報を表示する推薦情報表示手段とを備えている。
したがって、ユーザは、上記第1の端末を用いて利用した上記第1のウェブサービスと異なる上記第2のウェブサービスを、上記第2の端末を用いて初めて利用する場合においても、上記第2のウェブサービス内の情報のうち、当該ユーザにとって利便性の高い推薦情報を取得できる。
本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステムの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステムの他の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステムにおける情報を提供された際のテレビの表示画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステムの他の構成を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明に係るウェブサービスシステム1の一実施形態について、図を参照して以下に説明する。
(ウェブサービスシステム1の構成)
まず、本実施形態に係るウェブサービスシステム1の構成について、図2を参照して説明する。図2は、ウェブサービスシステム1の構成を示す図である。図2に示すように、ウェブサービスシステム1は、携帯電話2、テレビ4、第1のウェブサービス6、および第2のウェブサービス8を備えている。なお、第1のウェブサービス6および第2のウェブサービス8は、インターネット上のサイトである。
(ウェブサービスシステム1の要部構成)
次に、ウェブサービスシステム1における各ユニットの要部構成について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るウェブサービスシステム1における各ユニットの要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ウェブサービスシステム1の携帯電話2は、組情報作成部10および組情報送信部12を備えている。テレビ4は、組情報受信部14、組情報送信部16、推薦情報受信部18、および推薦情報表示部20を備えている。第1のウェブサービス6は、組情報受信部22、利用情報取得部24、および利用情報送信部26を備えている。第2のウェブサービス8は、組情報受信部28、組情報送信部30、利用情報受信部32、推薦情報取得部34、および推薦情報送信部36を備えている。
(ウェブサービスシステム1における処理)
次に、ウェブサービスシステム1における処理について図1および図2を参照して説明する。
まず、ユーザは、携帯電話2を用いて、第1のウェブサービス6において書籍を購入する。この際に、携帯電話2の組情報作成部10は、第1のウェブサービス6のURIと、携帯電話2が第1のウェブサービス6を利用した際のユーザアカウント(ID)とを含む組情報を作成して保存する。
次に、携帯電話2の組情報送信部12は、当該組情報をテレビ4に送信する。テレビ4の組情報受信部14は、当該組情報を受信する。次に、テレビ4の組情報送信部16は、当該組情報を第2のウェブサービス8に送信する。
第2のウェブサービス8の組情報受信部28は、当該組情報を受信する。次に、第2のウェブサービス8の組情報送信部30は、第1のウェブサービス6に当該組情報を送信する。第1のウェブサービス6の組情報受信部22は、当該組情報を受信する。次に、第1のウェブサービス6の利用情報取得部24は、当該組情報、すなわち第1のウェブサービス6のURIと、携帯電話2のユーザアカウントとから、ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6において購入した書籍を特定し、当該書籍に関する情報(利用情報)を取得する。なお、この当該書籍に関する情報については、参照する図面を替えて詳しくは後述する。次に、第1のウェブサービス6の利用情報送信部26は、当該書籍に関する情報を第2のウェブサービス8に送信する。第2のウェブサービス8の利用情報受信部32は、当該書籍に関する情報を受信する。次に、第2のウェブサービス8の推薦情報取得部34は、第1のウェブサービス6から取得した当該書籍に関する情報に関連する、第2のウェブサービス8内の書籍を特定し、当該書籍に関する情報(推薦情報)を取得する。
次に、第2のウェブサービス8の推薦情報送信部36は、この第2のウェブサービス8内の書籍に関する情報をテレビ4に送信する。テレビ4の推薦情報受信部18は、この情報を受信する。次に、テレビ4の推薦情報表示部20は、この情報をテレビ4の表示画面に表示する。
これにより、ユーザは、テレビ4を用いて第2のウェブサービス8を初めて利用する場合であっても、第2のウェブサービス8内の書籍のうち、当該ユーザの好みに即した書籍に関する情報をテレビ4の表示画面において認識することができる。
また、本実施形態においては、第2のウェブサービス8は、携帯電話2からテレビ4を経由して組情報を受信した。しかしながら、第2のウェブサービス8は、携帯電話2から直接組情報を受信してもよい。このことを図3を参照して説明する。
図3に示すように、携帯電話2の組情報送信部12は、組情報を第2のウェブサービス8に送信する。第2のウェブサービス8の組情報受信部28は、当該組情報を受信する。次に、第2のウェブサービス8は、図2を参照して説明したのと同様に、第1のウェブサービス6に組情報を送信し、第1のウェブサービス6から利用情報を取得する。なお、第2のウェブサービス8は、第1のウェブサービス6に送信した組情報に含まれる情報を第2のウェブサービス8内に保存する。次に、第2のウェブサービス8はこの利用情報に関連する推薦情報を第2のウェブサービス8内に保存する。
また、第2のウェブサービス8におけるこの処理とは別に、テレビ4は、第2のウェブサービス8に情報を要求する信号を送信する。第2のウェブサービス8はこの信号を受信した際に、受信した信号に含まれるユーザアカウントと、同じユーザアカウントを含む保存しておいた組情報とをマッチング処理する。次に、マッチング処理によって特定した組情報に対応する保存しておいた推薦情報をテレビ4に送信する。
また、第2のウェブサービス8は、組情報を第1のウェブサービスに送信する前に、当該組情報を第2のウェブサービス8内に保存しておくようにしてもよい。この場合には、後にテレビ4から情報を要求する信号を受信した際に、当該信号に含まれるユーザアカウントと、第2のウェブサービス8内に保存しておいた組情報に含まれるユーザアカウントとをマッチング処理する。これにより、テレビ4と同じユーザアカウントを含む組情報を特定し、当該組情報を第1のウェブサービス6に送信し、第1のウェブサービス6から利用情報を取得する。これにより、推薦情報をテレビ4に送信する。
また、第2のウェブサービス8が携帯電話2から直接組情報を受信する場合には、例えば以下のことが可能となる。ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6を日常的に用いている場合に、まず、ユーザは契約済みの駅の無線LANスポットである、第2のウェブサービス8における認証サービスの通信可能圏内に近づく。次に、携帯電話2からユーザアカウントとパスワードとを含む組情報を送信し、インターネットにおける第2のウェブサービス8に接続する。
次に、ユーザは、駅の無線LANサーバなどの第2のウェブサービス8における認証サービスにおいて、同じユーザアカウントを用いてテレビ4からアクセスする。次に、第2のウェブサービス8は、テレビ4のユーザアカウントと携帯電話2のユーザアカウントとをマッチング処理する。これにより、上述したように、第2のウェブサービス8はテレビ4に推薦情報を送信することができる。さらに、当該駅の無線LANサーバにおいて、当該ユーザアカウントを用いて第2のウェブサービス8に、その後自由にアクセスできるようになる。なお、テレビ4は、インターネットと通信可能な電子辞書といった容易に携帯できる通信機器でもよい。
(情報提供の詳細)
次に、第2のウェブサービス8が、ユーザが携帯電話2を用いて購入した書籍に関する情報(購買履歴情報)である利用情報を第1のウェブサービス6から受信し、当該利用情報に関連する、第2のウェブサービス8内における書籍に関する情報をテレビ4に提供するまでについて図4を参照して説明する。図4は、第2のウェブサービス8から情報を提供された際におけるテレビ4の表示画面を示している。
まず、上述したように、第1のウェブサービス6の利用情報取得部24は、ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6において購入した書籍を特定する。特定した書籍各々には、書籍に関する属性情報が定められている。属性情報には、書籍管理番号、書籍名、ジャンル、価格、ISBN番号(国際標準図書番号)、ページ数、大きさ、出版社、著者名などが含まれる。なお、この属性情報は、商品によって異なる。例えば、商品が音楽コンテンツである場合には、歌手名などが属性情報に含まれる。利用情報取得部24は、利用情報として、当該書籍のこの属性情報を取得する。次に、利用情報送信部26は、この属性情報に含まれる情報を、必要に応じて第2のウェブサービス8に送信する。ここでは、属性情報に含まれる各情報のうち、予め優先度を高く設定してある書籍のジャンルという属性情報を第2のウェブサービス8に送信する。具体的には、ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6において購入した書籍が、「関東鉄道旅行」(書籍名)である場合には、予め優先度を高く設定してある当該書籍のジャンルの情報である「鉄道関係」という属性情報を利用情報として、第2のウェブサービス8に送信する。
第2のウェブサービス8の利用情報受信部32は、第1のウェブサービス6から受信した利用情報である属性情報、すなわち「鉄道関係」という書籍のジャンルの情報を受信する。次に、第2のウェブサービス8の推薦情報取得部34は、受信した属性情報である「鉄道関係」のジャンルに所属している第2のウェブサービス8内の書籍を特定し、書籍「日本全国鉄道旅行」の情報を取得する。
また、利用情報送信部26は、属性情報に含まれる情報全てを第2のウェブサービス8に送信してもよい。この場合には、推薦情報取得部34は、全ての属性情報のうち予め優先度が最も高く設定されている属性情報1つを特定する。次に、推薦情報取得部34は、第2のウェブサービス8内の情報のうちの、特定した属性情報に関連する情報を推薦情報として取得する。
次に、第2のウェブサービス8の推薦情報送信部36は、特定した書籍「日本全国鉄道旅行」の情報をテレビ4に送信する。テレビ4の推薦情報受信部18は、受信した書籍の情報を受信し、推薦情報表示部20が、図4に示すようにテレビ4の表示画面に表示する。なお、図4に示すプログラミング大全においても同様に、第2のウェブサービス8の推薦情報取得部34は、第1のウェブサービス6から受信した属性情報であるジャンルの情報に関連する、第2のウェブサービス8内の書籍の情報を取得する。
また、推薦情報としての書籍を特定するための属性情報は、ジャンルでなくともよい。例えば、書籍の価格または書籍の管理番号などといった他の属性情報によって書籍を特定してもよい。この場合には、第1のウェブサービス6は、属性情報として書籍の価格または書籍の管理番号などの属性情報を第2のウェブサービス8に送信し、第2のウェブサービス8は、当該書籍の価格または書籍の管理番号に関連する推薦情報を取得する。また、推薦情報を取得するための方法は、書籍またはDVDといった商品の種類についての情報、またはユーザの操作履歴情報でもよい。
なお、ウェブサービスシステム1においては、書籍を用いて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。すなわち、商品であれば何でもよい。この商品としては、例えば、チケットもしくは音楽コンテンツなどの形のある商品、または、旅行商品などの形のない商品も含まれる。また、ブログを特定する場合には、ブログは共通のデータ形式を持っているため、このデータ形式を用いてブログを特定してもよい。共通のデータ形式としては、ブログのタイトル、要約、または本文といったものがある。
また、ウェブサービスシステム1においては、第2のウェブサービス8は、第1のウェブサービス6から取得した書籍に関する情報に関連する、第2のウェブサービス8内の書籍を特定し、当該書籍に関する情報を推薦情報として取得した。しかしながら、第2のウェブサービス8は、第1のウェブサービス6から取得した情報に関連する第2のウェブサービス8内の情報と、第1のウェブサービス6から取得した情報そのものとを合成した情報を推薦情報として取得してもよい。
例えば、第1のウェブサービス6が地図上における位置から飲食店を検索できる飲食店検索サービスであり、第2のウェブサービス8がユーザが撮影した位置情報付き写真を地図上に表示するサービスである場合に、第2のウェブサービス8におけるユーザが撮影した写真上に、第1のウェブサービス6において検索した飲食店の位置情報を重ねて表示する。
すなわち、この場合には、推薦情報取得部34は、第1のウェブサービス6から取得した、第1のウェブサービス6において検索された飲食店を含む地図情報に定められている属性情報と、第2のウェブサービス8において、ユーザが撮影した写真が表示された地図情報に定められている属性情報とから、地図上における同じ箇所を特定する。この属性情報は、地図の縮尺率、地図の大きさ、地図中心の緯度および経度、または地図上の付随情報(ランドマーク情報)といった情報である。次に、推薦情報取得部34は、この2つの地図情報を合成した地図情報を取得する。推薦情報送信部36は、この合成した地図情報をテレビ4に送信する。これにより、ユーザは、ユーザ自身が撮影した写真が表示された地図上において、検索した飲食店を確認することができる。
また、推薦情報は、当該ユーザ以外の他のユーザのコメントといった、他のユーザによる商品についての評価に関連する情報であってもよい。この他のユーザは1人でもよいし、複数のユーザでもよい。この処理について説明する。
利用情報取得部24は、組情報受信部22が組情報を受信した際に、属性情報として、利用情報であるジャンルの情報に加えて、当該書籍についての他のユーザによる評価に関する評価情報をさらに取得する。この評価情報は、例えば当該書籍を購入して良かったまたは悪かったといった情報である。次に、利用情報送信部26は、当該書籍のジャンルの情報と、評価情報との2つの属性情報を第2のウェブサービス8に送信する。
利用情報受信部32は、この書籍のジャンルの情報と評価情報とを受信する。次に、推薦情報取得部34は、当該書籍のジャンルの情報と評価情報とから、第2のウェブサービス8内の、ユーザに推薦する推薦情報を取得する。これにより、ユーザは、他のユーザによる商品についての評価に関連する、第2のウェブサービス8内の推薦情報を取得することができる。
また、ウェブサービスシステム1においては、第1のウェブサービス6を利用する端末を携帯電話2とし、第2のウェブサービス8を利用する端末をテレビ4とした。しかしながら、第1のウェブサービス6を利用する端末をテレビ4とし、第2のウェブサービス8を利用する端末を携帯電話2としてもよい。また、携帯電話2およびテレビ4の替わりに、第1のウェブサービス6または第2のウェブサービス8に接続可能で、上述した機能を実現することができる機器であればよい。例えば、第1のウェブサービス6または第2のウェブサービス8に接続可能な電子辞書、携帯音楽プレイヤー、またはパソコンを用いてもよい。
また、組情報は、ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6を初めて利用する際に作成され、携帯電話2に保存される。したがって、同じユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6を再度利用する際には、携帯電話2に保存されているこの組情報を利用できる。このため、ユーザが携帯電話2を用いて第1のウェブサービス6を再度利用する際に、携帯電話2は新たに組情報を作成する必要は無い。また、第1のウェブサービス6が当該ユーザのユーザアカウントを保存しておくようにしてもよい。この場合には、携帯電話2は組情報を保存しておく必要は無い。すなわち、携帯電話2は、第1のウェブサービス6を再度利用する際に、第1のウェブサービス6が保存しているユーザアカウントを取得すればよい。なお、ユーザアカウントにパスワードを含めたり、ユーザアカウントを暗号化したりしてもよい。これによりセキュリティが高まるため、ユーザに、より安全にサービスを提供することができる。
ユーザアカウントを暗号化してセキュリティを高めるためには、公開鍵暗号方式の利用が考えられる。まず、携帯電話2は、第1のウェブサービス6の公開鍵を利用して暗号化を行う。テレビ4で第2のウェブサービス8を利用する際、携帯電話2で暗号化されたユーザアカウントを含む組情報を第2のウェブサービス8に送信する。第2のウェブサービス8は、第1のウェブサービスにアクセスする際、暗号化されたユーザアカウントを含む組情報を送信する。第1のウェブサービス6は、自らの秘密鍵で複号を行い、認証処理を行う。これにより、ユーザは、第一のウェブサービス6のアカウント情報を、途中の伝達路であるテレビ4や第2のウェブサービス8に知られることがない。そのため、セキュリティが高まる。
また、携帯電話2と第1のウェブサービス6との間に作成される組情報は1つであるとは限らない。例えば、第1のウェブサービス6がメールサービスである場合には、ユーザアカウントとして、同じユーザが複数のメールアドレスを取得できる。この場合には、メールアドレス各々に対応する複数の組情報が作成される。一方、一般的な携帯電話2と第1のウェブサービス6とにおいてユーザアカウントが機器ごとに決められている場合、または携帯電話2と第1のウェブサービス6との間の回線を通信業者が回線ごとに管理している場合には、携帯電話2と第1のウェブサービス6との間の組情報は1つとなる。
(プログラムおよび記憶媒体)
最後に、ウェブサービスシステム1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちウェブサービスシステム1は、各機能を実現する制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。ウェブサービスシステム1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをウェブサービスシステム1に供給する記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
またウェブサービスシステム1は、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してウェブサービスシステム1に供給する。この通信ネットワークは、ウェブサービスシステム1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線などの有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態について、図5を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(ウェブサービスシステム1’における処理)
携帯電話2および第1のウェブサービス6が複数存在する場合について図5を参照して説明する。図5は、携帯電話2および第1のウェブサービス6が複数存在するウェブサービスシステム1’の構成を示す図である。図5に示すように、ウェブサービスシステム1’は、携帯電話2、携帯電話2’、テレビ4、第1のウェブサービス6、第1のウェブサービス6’、および第2のウェブサービス8を備えている。携帯電話2、テレビ4、第1のウェブサービス6、および第2のウェブサービス8の要部構成はウェブサービスシステム1と同様である。また、携帯電話2’の要部構成は携帯電話2と、 第1のウェブサービス6’の要部構成は第1のウェブサービス6’と同様である。
携帯電話2の組情報作成部10は、第1のウェブサービス6を利用した際に組情報を保存する。また、携帯電話2の組情報作成部10は、第1のウェブサービス6’を利用した際にも、上記組情報とは別の組情報を保存する。したがって、携帯電話2は2つの組情報を保存する。同様に、携帯電話2’の組情報作成部10は、第1のウェブサービス6を利用した際、および第1のウェブサービス6’を利用した際の2つの組情報を保存する。すなわち、ウェブサービスシステム1’においては4つの組情報が存在する。なお、上述したように、第1のウェブサービス6または第1のウェブサービス6’がメールサービスである場合には、5つ以上の組情報が作成されてもよい。なお、携帯電話2を利用するユーザと、携帯電話2’を利用するユーザとは、同一ユーザであってもよいし、違うユーザであってもよい。
次に、テレビ4は、携帯電話2および携帯電話2’各々の組情報送信部12から送信された上記4つの組情報を受信する。次に、テレビ4は、受信した4つの組情報を第2のウェブサービス8に送信する。第2のウェブサービス8は、この4つの組情報を第1のウェブサービス6および第1のウェブサービス6’各々に送信する。第1のウェブサービス6の組情報受信部22は、この4つの組情報の中から、携帯電話2が第1のウェブサービス6を利用した際の組情報と、携帯電話2’が第1のウェブサービス6を利用した際の組情報との2つの組情報、すなわち第1のウェブサービス6のURIが含まれる組情報を受信する。次に、第1のウェブサービス6の利用情報取得部24は、この2つの組情報に基づいて、携帯電話2が第1のウェブサービス6において購入した書籍および携帯電話2’が第1のウェブサービス6において購入した書籍を特定し、当該書籍に関する情報を取得する。次に、第1のウェブサービス6の利用情報送信部26は、この当該書籍に関する情報を第2のウェブサービス8に送信する。同様に、第1のウェブサービス6’は、上記4つの組情報の中から、携帯電話2が第1のウェブサービス6’を利用した際の組情報と、携帯電話2’が第1のウェブサービス6’を利用した際の組情報との2つの組情報を受信し、当該組情報に基づいて書籍を特定し、当該書籍に関する情報を第2のウェブサービス8に送信する。
第2のウェブサービス8の利用情報受信部32は、この書籍に関する4つの情報を受信する。次に、推薦情報取得部34は、この4つの情報全てに関連する、第2のウェブサービス8内の書籍を特定し、当該書籍に関する情報を取得する。なお、この情報の取得方法は、ウェブサービスシステム1と同様のため説明は省略する。次に、第2のウェブサービス8の推薦情報送信部36は、この書籍に関する情報をテレビ4に送信する。
以上のように、ウェブサービスシステム1’においては、第1のウェブサービス6および第1のウェブサービス6’から第2のウェブサービス8に送信される書籍に関する情報は4つ存在する。このため、第2のウェブサービス8内における情報のうち、ユーザの好みに即した多くの情報をテレビ4に提供することができる。また、携帯電話2のユーザと、携帯電話2’のユーザとが別々のユーザである場合には、複数のユーザ各々の好みに即した情報を同時に提供することができる。
また、ウェブサービスシステム1’においては、第1のウェブサービス6および第1のウェブサービス6’を利用する端末を2つとも携帯電話、すなわち携帯電話2および携帯電話2’としたが本発明はこれに限定されない。例えば、上記端末は、携帯電話2とテレビ4とが1つずつであってもよい。また、携帯電話2およびテレビ4の替わりに第1のウェブサービス6に接続可能な電子辞書、携帯用音楽プレイヤー、またはパソコンを用いてもよい。同様に、第2のウェブサービス8を利用する端末として、電子辞書、携帯用音楽プレイヤー、またはパソコンを用いてもよい。また、ウェブサービスシステム1’においては、第1のウェブサービス6、および第1のウェブサービスを利用する端末である携帯電話2を2つずつとしたが本発明はこれに限定されない。例えば、第1のウェブサービス6または携帯電話2のいずれかが1つであってもよいし、3つ以上あってもよい。
また、ウェブサービスシステム1と同様に、ウェブサービスシステム1’においても第2のウェブサービス8が携帯電話2および携帯電話2’から組情報を直接受信してもよい。
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれ、また、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また本発明は、以下の点を特徴としていると換言することができる。
1.第一のウェブサービスを利用し第一のウェブサービスのURIとユーザアカウントの組情報を保持する第一の端末と,第二の端末で第二のウェブサービスを利用する際前記組情報を取得し第二のウェブサービスに送信する第二の端末と,前記組情報を用いて第一のウェブサービスから情報を取得する第二のウェブサービスとを備えたこと特徴とするシステム。
2.前記第一のウェブサービスは,ユーザの位置情報や,履歴情報や,操作履歴情報や,ユーザの趣味嗜好情報を備えたことを特徴とする1に記載のシステム。
3.前記第二のウェブサービスは,履歴情報や,操作履歴情報や,ユーザの趣味嗜好情報を元にユーザへの推薦情報を作成することを特徴とする1に記載のシステム。
4.前記第一の端末は,パソコンを含むネットワークに接続可能な情報家電であることを特徴とする1に記載のシステム。
5.前記第二の端末は,パソコンを含むネットワークに接続可能な情報家電であることを特徴とする1に記載のシステム。
6.前記組情報は,アカウントに対するパスワードを含むことを特徴とする1に記載のシステム。
7.前記第一の端末が複数存在することを特徴とする1に記載のシステム。
8.前記第一のウェブサービスが複数存在することを特徴とする1に記載のシステム。
9.前記組情報が複数存在することを特徴とする1に記載のシステム。
本発明は、ユーザにとって利便性の高い、ウェブサービス内の情報を提供するウェブサービスシステム一般において広く利用できる。
1、1’ ウェブサービスシステム
2、2’ 携帯電話(第1の端末)
4 テレビ(第2の端末)
6、6’ 第1のウェブサービス
8 第2のウェブサービス
10 組情報作成部(組情報作成手段)
12 組情報送信部(第1の組情報送信手段)
14 組情報受信部(第3の組情報受信手段)
16 組情報送信部(第3の組情報送信手段)
18 推薦情報受信部(推薦情報受信手段)
20 推薦情報表示部(推薦情報表示手段)
22 組情報受信部(第2の組情報受信手段)
24 利用情報取得部(利用情報取得手段)
26 利用情報送信部(利用情報送信手段)
28 組情報受信部(第1の組情報受信手段)
30 組情報送信部(第2の組情報送信手段)
32 利用情報受信部(利用情報受信手段)
34 推薦情報取得部(推薦情報取得手段)
36 推薦情報送信部(推薦情報送信手段)

Claims (19)

  1. 第1のウェブサービスと、第2のウェブサービスと、上記第1のウェブサービスを利用する第1の端末と、上記第2のウェブサービスを利用する第2の端末とを備えるウェブサービスシステムにおいて、
    上記第1の端末は、
    上記第1のウェブサービスを利用する際のユーザアカウントと、当該ウェブサービスを特定する情報とを含む組情報を作成する組情報作成手段と、
    上記組情報を送信する第1の組情報送信手段とを備えており、
    上記第2のウェブサービスは、
    上記組情報を受信する第1の組情報受信手段と、
    上記受信した組情報を上記第1のウェブサービスに送信する第2の組情報送信手段と、
    上記第1のウェブサービスから送信された、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用した際の利用情報を受信する利用情報受信手段と、
    上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得する推薦情報取得手段と、
    上記推薦情報を上記第2の端末に送信する推薦情報送信手段とを備えており、
    上記第1のウェブサービスは、
    上記組情報を受信する第2の組情報受信手段と、
    上記受信した組情報に基づいて、上記利用情報を取得する利用情報取得手段と、
    上記利用情報を上記第2のウェブサービスに送信する利用情報送信手段とを備えており、
    上記第2の端末は、
    上記第2のウェブサービスから送信された上記推薦情報を受信する推薦情報受信手段と、
    上記推薦情報を表示する推薦情報表示手段とを備えているウェブサービスシステム。
  2. 上記第2の端末は、
    上記組情報を受信する第3の組情報受信手段と、
    上記受信した組情報を上記第2のウェブサービスに送信する第3の組情報送信手段とを備えており、
    上記第1の組情報送信手段は、上記組情報を上記第2の端末に送信することを特徴とする請求項1に記載のウェブサービスシステム。
  3. 上記第1の端末は、ユーザアカウントを第一のウェブサービスの公開鍵を用いて、暗号化することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブサービスシステム。
  4. 上記第一のウェブサービスは、暗号化されたユーザアカウントを秘密鍵を用いて、複号化することを特徴とする請求項3に記載のウェブサービスシステム。
  5. 上記利用情報取得手段は、上記利用情報として、上記第1の端末が上記第1のウェブサービスを利用して購買した商品についての購買履歴情報を取得することを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載のウェブサービスシステム。
  6. 上記利用情報取得手段は、上記購買履歴情報として、商品番号、商品名、商品のジャンル、商品の価格、商品の大きさ、商品の名称により分類されたグループ、または商品の種類についての情報を取得することを特徴とする請求項5に記載のウェブサービスシステム。
  7. 上記推薦情報取得手段は、上記第2のウェブサービス内の上記利用情報に関連する情報と、上記第1のウェブサービスから送信された上記利用情報とを合成した情報をユーザに推薦する推薦情報として取得することを特徴とする請求項1または2に記載のウェブサービスシステム。
  8. 上記利用情報取得手段は、上記利用情報として、上記第1のウェブサービスの地図上において、上記第1の端末が検索した位置についての位置情報を取得することを特徴とする請求項7に記載のウェブサービスシステム。
  9. 上記利用情報取得手段は、
    上記商品についての評価に関する評価情報をさらに取得し、
    上記利用情報送信手段は、
    上記利用情報に上記評価情報を関連付けて上記第2のウェブサービスに送信し、
    上記推薦情報取得手段は、
    上記第2のウェブサービス内の、上記利用情報および上記評価情報に関連する情報を、ユーザに推薦する推薦情報として取得することを特徴とする請求項5に記載のウェブサービスシステム。
  10. 上記利用情報取得手段は、
    上記利用情報を複数取得し、
    上記利用情報送信手段は、
    上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を上記第2のウェブサービスに送信することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  11. 上記利用情報取得手段は、
    上記利用情報を複数取得し、
    上記利用情報送信手段は、
    上記取得した複数の利用情報全てを上記第2のウェブサービスに送信し、
    上記推薦情報取得手段は、
    上記複数の利用情報のうち予め優先度が最も高く設定されている利用情報を特定し、当該利用情報に関連する情報を推薦情報として取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  12. 上記第1の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  13. 上記第2の端末は、ネットワークに接続可能な情報家電であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  14. 上記組情報は、上記ユーザアカウントに対応するパスワードを含むことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  15. 上記第1の端末は、複数あることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  16. 上記第1のウェブサービスは、複数あることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  17. 上記組情報は、複数あることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のウェブサービスシステム。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載のウェブサービスシステムを動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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