JP2004012866A - コンテンツ配信方法、装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】サーバから端末へコンテンツを配信し、端末間で該コンテンツを流通させるコンテンツ配信方法、装置及びプログラムであって、当該コンテンツの再生プログラムをダウンロードした端末のみが、当該コンテンツの再生を可能にするものを提供する。
【解決手段】コンテンツ記憶手段と利用者情報記憶手段とを用いて、コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶するステップと、再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信するステップとを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】コンテンツ記憶手段と利用者情報記憶手段とを用いて、コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶するステップと、再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信するステップとを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽又は映像等のコンテンツにおけるコンテンツ配信方法、装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、様々なコンテンツが、パーソナルコンピュータ又は携帯電話機等の端末を用いて膨大に流通するに至っている。インターネット又は携帯電話網の発達は、コンテンツを、コンテンツサーバ−個人間だけでなく、個人−個人間でも容易に流通させるようになってきている。特に、音楽及び動画像等のコンテンツに関しては、個人の属性及び嗜好に基づいて個人−個人間で流通しやすい。
【0003】
一方で、コンテンツは、著作権によって保護されているために、安易な流通はその著作権を侵害するおそれがある。特に、インターネットにおいては、個人−個人間のファイル交換サービスが提供されたことが問題となった。これは、例えば、本来、当事者個人の私的使用にのみ認められていた音楽コンテンツの複製物が、極めて容易に第三者に譲渡される環境を提供したものであった。しかしながら、このような複製コンテンツの流通は、著作権を侵害するものであるといえる。このように、コンテンツの譲渡人及び譲受人には、そのコンテンツの慎重な利用が望まれ、逆にコンテンツが流通しにくい原因ともなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況において、コンテンツサーバ−個人間のコンテンツ流通状況はサーバによって把握できるけれども、個人−個人間のコンテンツ流通状況は把握するのが難しい。特に、コンテンツサーバからのダウンロードが多いといえるコンテンツではないにも関わらず、ある一部の携帯電話機の利用者の間ではかなり流通しているようなコンテンツもある。
【0005】
そこで、本発明は、個人の端末間で、映像情報又は音楽情報等のコンテンツを流通させたとき、流通先から正当に管理元サーバ装置にアクセスし、再生用プレーヤプログラムをダウンロードさせ、当該ダウンロード先のみ当該コンテンツの再生を可能にすることを目的とする。即ち、正当にサーバにアクセスした利用者以外の端末であれば、紹介を受けた利用者の端末でないと、再生プログラムをダウンロードしてコンテンツを再生することができないという作用を生じさせるものである。これにより、コンテンツの流通経路を追跡すると共に、再生用プレーヤプログラムに対する権利処理(ロイヤリティ支払い等)を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンテンツ配信方法によれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信する第2のステップと
を有することを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信方法に関する。
【0007】
本発明のコンテンツ配信方法の他の実施形態によれば、
第1のステップにおいて、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
第2のステップにおいて、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ことも好ましい。
【0008】
また、本発明のコンテンツ配信方法によれば、
転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する第4のステップと、
コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと、を有することを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信方法に関する。
【0009】
本発明のコンテンツ配信方法の他の実施形態によれば、
第2のステップにおいて、転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含めることも好ましい。
【0010】
本発明のコンテンツ配信装置によれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、
コンテンツ転送先の利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出す管理手段と、
利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化する暗号化手段と、
暗号化された再生プログラムを送信する送信手段と
を有することを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信装置に関する。
【0011】
本発明のコンテンツ配信装置の他の実施形態によれば、
管理手段は、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
管理手段は、更に、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、
送信手段は、利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ことも好ましい。
【0012】
また、本発明のコンテンツ配信装置によれば、
転送されたコンテンツを受信し、及び、該コンテンツを転送するコンテンツ転送受信手段と、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信し、及び、コンテンツ転送受信手段を用いてコンテンツを転送した際に、コンテンツ転送先の利用者情報を送信するサーバ宛送信手段と、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する復号化手段と、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する再生手段と、を有することを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信装置に関する。
【0013】
本発明のコンテンツ配信装置の他の実施形態によれば、
転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含める制御手段を更に有することも好ましい。
【0014】
本発明のコンテンツ配信プログラムによれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信する第2のステップと
を実行させることを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信プログラムに関する。
【0015】
本発明のコンテンツ配信プログラムの他の実施形態によれば、
第1のステップにおいて、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
第2のステップにおいて、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ように実行させることも好ましい。
【0016】
また、本発明のコンテンツ配信プログラムによれば、
転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する第4のステップと
コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと
を実行させることを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信プログラムに関する。
【0017】
本発明のコンテンツ配信プログラムの他の実施形態によれば、
第2のステップにおいて、転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含めるように実行させることも好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の概念的なシステム構成図である。
【0020】
図1によれば、サーバ装置1と、各種端末2〜4とが、ネットワーク5を介して通信することができる。サーバ装置1は、例えば、動画像、音楽等のリッチコンテンツを、端末2〜4にダウンロードさせるためのWebサーバ機能を有する。ここで、利用者Aの指示により、PC端末2がサーバ装置1にアクセスし、サーバ装置1が、利用者Aに利用者情報を入力させるべきページ情報をPC端末2へ送信し、PC端末2がページ情報を表示して利用者Aに利用者情報を入力させる。次に、PC端末2は、その利用者情報をサーバ装置1へ送信することにより、サーバ装置1からコンテンツをダウンロードすることができる。そのコンテンツには、利用者Aを特定する利用者識別子(ID−A)が埋め込まれている。更に、PC端末2は、そのコンテンツを再生する再生プログラムをダウンロードするべく、サーバ装置1へ、再生プログラム要求情報を送信する。これにより、PC端末2は、再生プログラムをダウンロードすることができる。
【0021】
尚、利用者情報とは、端末の端末識別子又は利用者識別番号であってもよいし、利用者の指示によるその他の情報であってもよい。他の実施形態によれば、利用者の属性情報又は嗜好情報であってもよい。
【0022】
本発明によれば、再生プログラムは、利用者Aの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、その暗号化された再生プログラムを、利用者Aの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、利用者AのPC端末2は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。尚、コンテンツに埋め込まれた利用者識別子をサーバ装置1が収集し且つ分析することが目的であれば、利用者の当該端末でしか再生プログラムが再生できないよう、再生プログラムに当該端末の端末識別子が付与されているようなものであれば足りる。
【0023】
次に、利用者Aは、そのコンテンツが気に入ったために、利用者Bに対してもそのコンテンツを紹介する場合がある。そのとき、利用者Aの指示により、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3へ、そのコンテンツを複製送信する。また、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3へ、サーバ装置1のアドレスを送信する。更に、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3の利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、音楽専用端末3は、そのコンテンツを再生することができる再生プログラムを有していないので、直ぐに再生することはできない。
【0024】
次に、利用者Bの音楽専用端末3は、利用者AのPC端末2から取得したコンテンツを再生するために再生プログラムを受信するべく、利用者AのPC端末2から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、サーバ装置1が利用者Bに利用者情報を入力させるべき情報を音楽専用端末3へ送信し、音楽専用端末3が利用者Aに利用者情報を入力させ、音楽専用端末3がその利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、サーバ装置1は、利用者AのPC端末2から既に受信していた利用者Bの利用者情報と、利用者Bの音楽専用端末3から受信した利用者Bの利用者情報とを照合し、利用者Bが正当に利用者であることを確認する。これにより、音楽専用端末3は、サーバ装置1から再生プログラムをダウンロードすることができる。この再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、音楽専用端末3は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、音楽専用端末3は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。
【0025】
更に、利用者Bは、音楽専用端末3で再生しているコンテンツを、自分の所持する携帯電話機4でも再生したいとする。このとき、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、携帯電話機4へコンテンツを転送する。また、音楽専用端末3は、サーバ装置1のアドレスも携帯電話機4へ送信する。更に、音楽専用端末3は、利用者Bの携帯電話機4の利用者情報をサーバ装置1へ送信する。次に、携帯電話機4は、再生プログラムを受信するべく、音楽専用端末3から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、サーバ装置1が利用者Bに利用者情報を入力させるべきページ情報を携帯電話機4へ送信し、携帯電話機4が利用者Bに利用者情報を入力させ、携帯電話機4がその利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、サーバ装置1は、利用者Bの音楽専用端末3から既に受信していた利用者Bの利用者情報と、利用者Bの携帯電話機4から受信した利用者Bの利用者情報とを照合し、利用者Bが正当に利用者であることを確認する。これにより、携帯電話機4は、サーバ装置1から、再生プログラムをダウンロードすることができる。この再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、携帯電話機4は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、携帯電話機4は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。
【0026】
図2は、本発明におけるサーバ装置1の機能構成図である。
【0027】
サーバ装置1は、利用者情報データベース10と、コンテンツデータベース11と、Webサーバ機能部12と、利用者情報管理部13と、暗号化部14と、コンテンツ流通状況分析部15とを有する。
【0028】
利用者情報データベース10は、利用者毎に利用者識別子(ID−A、ID−B、・・・)を付与し、その利用者識別子毎に、例えば以下の情報を蓄積する。
・利用者情報(利用者の属性及び嗜好情報であってもよい)
・利用しているコンテンツ名
・紹介を受けてコンテンツを再生する場合の、紹介元の利用者識別子
・再生プログラム名
【0029】
コンテンツデータベース11は、コンテンツを蓄積する部分と、再生プログラムを蓄積する部分とを有する。コンテンツとしては、動画像、音楽等様々なものが想定できる。また、再生プログラムとしては、例えば、ウインドウズ・メディア・プレーヤ(登録商標)又はクイック・タイム・プレーヤ(登録商標)のようなプレーヤがある。
【0030】
Webサーバ部12は、端末から見るとホームページとして機能している。Webサーバ部12は、端末から、利用者情報と、コンテンツ要求情報とを受信し、コンテンツを他の端末から譲受した端末から、再生プログラム要求情報を受信する。また、Webサーバ部12は、コンテンツをダウンロードしたい端末へそのコンテンツを送信し、既にコンテンツを取得している端末へ再生プログラムを送信する。
【0031】
利用者情報管理部13は、以下の制御を行う。
・端末から受信した利用者情報と、利用者情報データベース10に記憶されたその端末の利用者情報とを照合する。
・コンテンツデータベース11を検索し、コンテンツ及び再生プログラムを取得する。
・端末へ送信すべき再生プログラムを、暗号化部14によって暗号化させる。
・端末から受信した利用者情報と、利用者識別子と、紹介元の利用者識別子とを、利用者情報データベース10に記憶させる。
・受信した利用者情報に利用者識別子を付与する。
・端末へ送信すべきコンテンツに、利用者識別子を埋め込む(更に権利管理情報を埋め込んでもよい)。
【0032】
ここで、権利管理情報とは、著作権に関する情報であって、当該コンテンツの著作権者を特定する情報と、当該コンテンツを再生する方法及条件に関する情報とをいう。例えば、個人的又は家庭的利用にのみ当該コンテンツの複製を許可しているにもかかわらず、ある会社が業務的に当該コンテンツを使用しているような場合、その発見が容易となる。従って、サーバ装置1が、コンテンツを譲受した端末から、利用者情報と、コンテンツに埋め込まれた権利管理情報とを受信したが、権利管理情報に基づいて当該端末では再生できないようにしたい場合、サーバ装置1は、再生プログラムを送信しないようにすることもできる。
【0033】
暗号化部14は、再生プログラムを暗号化するものである。この暗号化は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって行われる。少なくとも、暗号鍵に係る情報は、サーバと端末との間で周知されている利用者情報(端末識別子、利用者識別番号その他の情報)であるので、容易にその暗号化が可能となる。
【0034】
暗号化方法としては、例えば、特許第3002184号「コンテンツ利用装置とコンテンツ利用プログラムを記録した記録媒体」がある。この発明は、利用者識別情報及び/又は端末識別情報に基づく暗号鍵及び復号鍵を用いたものである。もちろん、サーバ及び端末の両方が、同じ共通鍵暗号化方式の暗号化プログラムを有する必要がある。この暗号化プログラムは、Webサーバ部12が、ホームページを介して、端末へ送信するように構成されていてもよい。
【0035】
コンテンツ流通状況分析部15は、利用者情報データベースに蓄積されたテーブル情報に基づいて、当該コンテンツの紹介元となる利用者識別子を検索するものである。例えば、あるコンテンツ名に基づいて検索すると、同じ紹介元の利用者識別子のデータが、多く発見される場合がある。このとき、その紹介元の利用者識別子に係る利用者が、そのコンテンツの配信におけるキーパーソンとなっている場合が多い。
【0036】
また、例えば、端末種別(端末識別子によって判断可能とする)によって再生されるコンテンツが異なることが多い。例えば、PC端末2では、動画像のような大容量コンテンツが再生されることが多く、音楽専用端末3では、音楽コンテンツのみが再生され、更に、携帯電話機4では、比較的に小容量コンテンツが再生されるであろう。従って、当該コンテンツが再生されることの多い端末種別分析することもできる。これにより、当該コンテンツに対するマーケティング対策も、立てやすくなるといえる。
【0037】
図3は、本発明におけるフローチャートである。図4は、端末から見たホームページ画面の例である。以下では、図3のシーケンスに従って、説明する。
【0038】
(S1)利用者Aの指示により、PC端末2が、サーバ装置1のホームページにアクセスし、所望のコンテンツをダウンロードしようとする。このとき、例えば、図4の上図のようなホームページが閲覧できる。
(S2)サーバ装置1は、利用者AのPC端末2にダウンロードさせる前に、利用者Aに利用者情報の入力をさせるべきページ情報をPC端末2へ送信する。例えば、利用者Aが、PC端末2に表示されたページにおいて所望するコンテンツのアイコンをクリックした際に、サーバ装置1が、利用者Aに利用者情報を入力させるページ情報を送信するものであってもよい。このとき、例えば、図4の下図のようなホームページが閲覧できる。
【0039】
この利用者情報は、例えば、以下のような、利用者の属性及び嗜好情報であってもよい。これら情報は、比較的容易に指定することができるものであることが好ましい。また、利用者情報は、利用者の端末に予め登録されており、サーバ装置1からの情報入力要求に対して、当該端末が自動的にサーバ装置1へ送信するように構成されていてもよい。
【0040】
・(氏名)
・性別
・年代
・よく出かける地域又は店
・趣味又は興味
・定期的に購入しているもの
【0041】
(S3)PC端末2は、これら利用者情報と、コンテンツ名を含むコンテンツ要求情報とを、サーバ装置1へ送信する。
【0042】
(S4)サーバ装置1は、受信した利用者情報に対して、その利用者Aを特定する利用者識別子(ID−A)を付与する。そして、サーバ装置1は、利用者情報データベースへ、利用者識別子(ID−A)毎に利用者Aの利用者情報を記憶する。次に、サーバ装置1は、コンテンツ要求情報に含まれるコンテンツ名に相当するコンテンツと、そのコンテンツを再生するための再生プログラムとを、コンテンツデータベースから取得する。そして、サーバ装置1は、そのコンテンツに利用者識別子(ID−A)を埋め込み、PC端末2へ送信する。
【0043】
(S5)更に、サーバ装置1は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を生成し、再生プログラムをその暗号鍵で暗号化する。そして、サーバ装置1は、暗号化された再生プログラムを、PC端末2へ送信する。一方、PC端末2は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を生成し、暗号化された再生プログラムをその復号鍵で復号する。
【0044】
(S6)利用者Aの指示により、PC端末2は、サーバ装置1から受信したコンテンツを、復号された再生プログラムを用いて再生することができる。
【0045】
その後、利用者Aは、そのコンテンツが気に入ったために、利用者Bに対しても、このコンテンツを紹介したとする。このとき、利用者Aの指示により、PC端末2から利用者Bの音楽専用端末3へ、このコンテンツを複製送信する。このとき、PC端末2は、サーバ装置1のアドレスも、音楽専用端末3へ送信する。もちろん、サーバ装置1のアドレスが、コンテンツに埋め込まれたものであってもよい。
【0046】
また、PC端末2は、サーバ装置1へ、音楽専用端末3の利用者情報及びコンテンツ名を送信する。サーバ装置1は、それら情報を利用者情報データベース10に蓄積する。このような操作をしなかった場合、サーバ装置1において、複製送信先の利用者情報の照合をすることはできない。しかしながら、利用者識別子が埋め込まれたコンテンツを流通させ、そのコンテンツを再生する際に、端末がサーバ装置へ当該利用者識別子を送信し、サーバ装置が当該利用者識別子を管理し且つ分析するのであれば、このシーケンスは必要ない。
【0047】
(S7)次に、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、PC端末2から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、コンテンツにサーバ装置1のアドレスを埋め込まれていてもよい。これにより、端末間でのコンテンツの転送だけで、そのサーバ装置1のアドレスも転送することができる。また、音楽専用端末3を用いてそのコンテンツを再生しようとする際に、そのコンテンツからサーバ装置1のアドレスが抽出され、そのアドレスを用いて、サーバ装置1へアクセスするように構成することもできる。
(S8)前述したS2と同様に、サーバ装置1は、利用者の音楽専用端末3へ、利用者に利用者情報の入力をさせるべき情報を送信する。
(S9)音楽専用端末3は、入力画面等を介して利用者Bに利用者情報の入力を要求する。そして、音楽専用端末3は、入力されたその利用者情報と、再生プログラム要求情報とをサーバ装置1へ送信する。また、そのコンテンツに埋め込まれている利用者識別子(ID−A)を送信するものであってもよい。このとき、サーバ装置1は、音楽専用端末3から受信した利用者情報と、利用者情報データベースに蓄積された音楽専用端末3の利用者情報とを照合する。これにより、音楽専用端末3に複製送信されたコンテンツは、正当な利用者から紹介されたものであることを認識することができる。
【0048】
(S10)サーバ装置1は、利用者Bの利用者情報に利用者識別子(ID−B)を付与する。そして、利用者情報データベースに、利用者識別子(ID−B)毎に、利用者Bの利用者情報と、利用者Bが利用者Aの紹介を受けたことを示す紹介元の利用者識別子(ID−A)とを記憶する。次に、サーバ装置1は、このコンテンツを再生するための再生プログラムを利用者Bの音楽専用端末3へ送信する。このとき、再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、利用者Bの音楽専用端末3は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を生成し、暗号化された再生プログラムを復号する必要がある。
【0049】
これにより、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、利用者AのPC端末2から譲受したコンテンツを、復号された再生プログラムを用いて再生することができる。尚、前述した実施形態の中では、利用者の利用する端末は、PC端末、音楽専用端末及び携帯電話機であるとして説明したが、それらに限られるものではなく、PDA(Personal Digital Assistant)のような情報携帯端末であってもよい。
【0050】
このようなコンテンツの流通を繰り返すことにより、自動的にサーバ装置1の利用者情報データベースには、利用者識別子と、その利用者情報と、紹介元の利用者情報とが蓄積されていく。これら情報は、当該コンテンツがバイラルマーケティングによってどのように流通していったか、また、この一連の行為におけるキーパーソンの属性情報はどのようなものかについて、分析することができる。これにより、どのようなコンテンツを、どのような属性を有する利用者に発信すべきかの情報が得られることになる。
【0051】
前述した実施形態においては、方法及び装置(サーバ及び端末)について説明したが、これら機能をプログラムで実現することは、当業者によれば容易に行うことができることは明らかである。コンテンツ配信プログラムは、フレキシブルディスク又はコンパクトディスク等の記録媒体を介して流通することもあり、又は、電気通信回線を介して装置間で送受信されることもある。そして、CPU等の演算手段を有する装置が、その演算手段に当該コンテンツ配信プログラムをインストールすることにより、その装置を1つのコンテンツ配信装置として機能させることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、個人の端末間で、映像情報又は音楽情報等のコンテンツを流通させたとき、流通先から正当に管理元サーバ装置にアクセスし、再生プログラムをダウンロードさせ、当該ダウンロード先のみ当該コンテンツの再生を可能にする。これにより、コンテンツの流通経路を追跡することができ、配布先の再生プログラムに対する権利処理(ロイヤリティ支払い等)を確実に行い、更にコンテンツの流通を円滑に進めることができる。
【0053】
更に、本発明によれば、再生プログラムは、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵により暗号化されているので、当該利用者情報に係る利用者の端末以外では、当該再生プログラムを実行することができない。また、正当にサーバにアクセスした利用者以外の端末であれば、紹介を受けた利用者の端末でないと、再生プログラムをダウンロードしてコンテンツを再生することができないという効果を生じさせることができる。そのため、サーバ装置において、利用者情報を追跡しつつ、紹介後初めて行われるプログラム配信により、プログラムそのもの又はそれを手がかりとしたコンテンツ流通にかかる権利処理の手がかりをなすものである。
【0054】
更に、バイラルマーケティングメカニズムを分析することができる。特に、バイラルマーケティングを引き起こす核となる利用者情報等を分析することができる。コンテンツの流通は、個人−個人間で自由に行うこと認めている。一方で、再生プログラムは、コンテンツサーバ−個人間でのみダウンロードすることができるようにしている。これを繰り返すことにより、自動的にサーバ装置1には、利用者情報が収集・蓄積され、更にそのコンテンツがどの利用者から多く配信されているか否かを分析することが可能となる。また、コンテンツの属性と、そのコンテンツを使用している利用者の属性及び嗜好情報との関係を分析することもできる。
【0055】
このような情報は、コンテンツホルダ又は広告スポンサにとっては、極めて有用である。どの利用者にコンテンツ情報又は広告提供サイト情報を配信すれば、有効なバイラルマーケティングを構築することができるかを知ることができるからである。従って、コンテンツホルダ又は広告スポンサは、顧客情報又は広告提供サイト情報を、有効な顧客に適切に提供することができる。
【0056】
また、1人の利用者は、会社では会社の端末を用いて昼休みの動画像コンテンツを再生し、移動中では音楽専用端末を用いて音楽コンテンツを再生し、自宅では自宅の端末を用いて英会話コンテンツを再生するというように、時間及び場所に応じて、使用する端末を使い分けている。本発明の利用者情報データベースによれば、利用者識別子及び端末識別子毎に情報を蓄積しており、端末毎に再生プログラムの登録を行っているので、その端末ごとに再生されるコンテンツの違いをも把握することができる。従って、収集された利用者情報によれば、同一人物が、どのような時間帯に、どのような端末を用いて、どのようなコンテンツを再生しているかを把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念的なシステム構成図である。
【図2】本発明におけるサーバ装置1の機能構成図である。
【図3】本発明におけるフローチャートである。
【図4】端末から見たホームページ画面の例である。
【符号の説明】
1 サーバ装置
10 利用者情報データベース
11 コンテンツデータベース
12 Webサーバ機能部
13 利用者情報管理部
14 暗号化部
15 コンテンツ流通状況分析部
2 端末、パーソナルコンピュータ
3 端末、音楽専用端末
4 端末、携帯電話機
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽又は映像等のコンテンツにおけるコンテンツ配信方法、装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、様々なコンテンツが、パーソナルコンピュータ又は携帯電話機等の端末を用いて膨大に流通するに至っている。インターネット又は携帯電話網の発達は、コンテンツを、コンテンツサーバ−個人間だけでなく、個人−個人間でも容易に流通させるようになってきている。特に、音楽及び動画像等のコンテンツに関しては、個人の属性及び嗜好に基づいて個人−個人間で流通しやすい。
【0003】
一方で、コンテンツは、著作権によって保護されているために、安易な流通はその著作権を侵害するおそれがある。特に、インターネットにおいては、個人−個人間のファイル交換サービスが提供されたことが問題となった。これは、例えば、本来、当事者個人の私的使用にのみ認められていた音楽コンテンツの複製物が、極めて容易に第三者に譲渡される環境を提供したものであった。しかしながら、このような複製コンテンツの流通は、著作権を侵害するものであるといえる。このように、コンテンツの譲渡人及び譲受人には、そのコンテンツの慎重な利用が望まれ、逆にコンテンツが流通しにくい原因ともなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況において、コンテンツサーバ−個人間のコンテンツ流通状況はサーバによって把握できるけれども、個人−個人間のコンテンツ流通状況は把握するのが難しい。特に、コンテンツサーバからのダウンロードが多いといえるコンテンツではないにも関わらず、ある一部の携帯電話機の利用者の間ではかなり流通しているようなコンテンツもある。
【0005】
そこで、本発明は、個人の端末間で、映像情報又は音楽情報等のコンテンツを流通させたとき、流通先から正当に管理元サーバ装置にアクセスし、再生用プレーヤプログラムをダウンロードさせ、当該ダウンロード先のみ当該コンテンツの再生を可能にすることを目的とする。即ち、正当にサーバにアクセスした利用者以外の端末であれば、紹介を受けた利用者の端末でないと、再生プログラムをダウンロードしてコンテンツを再生することができないという作用を生じさせるものである。これにより、コンテンツの流通経路を追跡すると共に、再生用プレーヤプログラムに対する権利処理(ロイヤリティ支払い等)を可能にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のコンテンツ配信方法によれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信する第2のステップと
を有することを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信方法に関する。
【0007】
本発明のコンテンツ配信方法の他の実施形態によれば、
第1のステップにおいて、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
第2のステップにおいて、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ことも好ましい。
【0008】
また、本発明のコンテンツ配信方法によれば、
転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する第4のステップと、
コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと、を有することを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信方法に関する。
【0009】
本発明のコンテンツ配信方法の他の実施形態によれば、
第2のステップにおいて、転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含めることも好ましい。
【0010】
本発明のコンテンツ配信装置によれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、
コンテンツ転送先の利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出す管理手段と、
利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化する暗号化手段と、
暗号化された再生プログラムを送信する送信手段と
を有することを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信装置に関する。
【0011】
本発明のコンテンツ配信装置の他の実施形態によれば、
管理手段は、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
管理手段は、更に、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、
送信手段は、利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ことも好ましい。
【0012】
また、本発明のコンテンツ配信装置によれば、
転送されたコンテンツを受信し、及び、該コンテンツを転送するコンテンツ転送受信手段と、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信し、及び、コンテンツ転送受信手段を用いてコンテンツを転送した際に、コンテンツ転送先の利用者情報を送信するサーバ宛送信手段と、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する復号化手段と、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する再生手段と、を有することを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信装置に関する。
【0013】
本発明のコンテンツ配信装置の他の実施形態によれば、
転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含める制御手段を更に有することも好ましい。
【0014】
本発明のコンテンツ配信プログラムによれば、
コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶されたコンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する再生プログラムをコンテンツ記憶手段から読み出し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて再生プログラムを暗号化し、該暗号化された再生プログラムを送信する第2のステップと
を実行させることを特徴とする。主に、サーバ装置側のコンテンツ配信プログラムに関する。
【0015】
本発明のコンテンツ配信プログラムの他の実施形態によれば、
第1のステップにおいて、コンテンツから得られた利用者識別子を含む再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を利用者情報記憶手段に記憶し、
第2のステップにおいて、読み出されたコンテンツに、再生プログラム要求情報に含まれる利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだコンテンツを送信する、ように実行させることも好ましい。
【0016】
また、本発明のコンテンツ配信プログラムによれば、
転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
コンテンツを、復号した再生プログラムを用いて再生する第4のステップと
コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと
を実行させることを特徴とする。主に、端末側のコンテンツ配信プログラムに関する。
【0017】
本発明のコンテンツ配信プログラムの他の実施形態によれば、
第2のステップにおいて、転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を再生プログラム要求情報に含めるように実行させることも好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下では、図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の概念的なシステム構成図である。
【0020】
図1によれば、サーバ装置1と、各種端末2〜4とが、ネットワーク5を介して通信することができる。サーバ装置1は、例えば、動画像、音楽等のリッチコンテンツを、端末2〜4にダウンロードさせるためのWebサーバ機能を有する。ここで、利用者Aの指示により、PC端末2がサーバ装置1にアクセスし、サーバ装置1が、利用者Aに利用者情報を入力させるべきページ情報をPC端末2へ送信し、PC端末2がページ情報を表示して利用者Aに利用者情報を入力させる。次に、PC端末2は、その利用者情報をサーバ装置1へ送信することにより、サーバ装置1からコンテンツをダウンロードすることができる。そのコンテンツには、利用者Aを特定する利用者識別子(ID−A)が埋め込まれている。更に、PC端末2は、そのコンテンツを再生する再生プログラムをダウンロードするべく、サーバ装置1へ、再生プログラム要求情報を送信する。これにより、PC端末2は、再生プログラムをダウンロードすることができる。
【0021】
尚、利用者情報とは、端末の端末識別子又は利用者識別番号であってもよいし、利用者の指示によるその他の情報であってもよい。他の実施形態によれば、利用者の属性情報又は嗜好情報であってもよい。
【0022】
本発明によれば、再生プログラムは、利用者Aの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、その暗号化された再生プログラムを、利用者Aの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、利用者AのPC端末2は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。尚、コンテンツに埋め込まれた利用者識別子をサーバ装置1が収集し且つ分析することが目的であれば、利用者の当該端末でしか再生プログラムが再生できないよう、再生プログラムに当該端末の端末識別子が付与されているようなものであれば足りる。
【0023】
次に、利用者Aは、そのコンテンツが気に入ったために、利用者Bに対してもそのコンテンツを紹介する場合がある。そのとき、利用者Aの指示により、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3へ、そのコンテンツを複製送信する。また、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3へ、サーバ装置1のアドレスを送信する。更に、PC端末2は、利用者Bの音楽専用端末3の利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、音楽専用端末3は、そのコンテンツを再生することができる再生プログラムを有していないので、直ぐに再生することはできない。
【0024】
次に、利用者Bの音楽専用端末3は、利用者AのPC端末2から取得したコンテンツを再生するために再生プログラムを受信するべく、利用者AのPC端末2から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、サーバ装置1が利用者Bに利用者情報を入力させるべき情報を音楽専用端末3へ送信し、音楽専用端末3が利用者Aに利用者情報を入力させ、音楽専用端末3がその利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、サーバ装置1は、利用者AのPC端末2から既に受信していた利用者Bの利用者情報と、利用者Bの音楽専用端末3から受信した利用者Bの利用者情報とを照合し、利用者Bが正当に利用者であることを確認する。これにより、音楽専用端末3は、サーバ装置1から再生プログラムをダウンロードすることができる。この再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、音楽専用端末3は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、音楽専用端末3は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。
【0025】
更に、利用者Bは、音楽専用端末3で再生しているコンテンツを、自分の所持する携帯電話機4でも再生したいとする。このとき、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、携帯電話機4へコンテンツを転送する。また、音楽専用端末3は、サーバ装置1のアドレスも携帯電話機4へ送信する。更に、音楽専用端末3は、利用者Bの携帯電話機4の利用者情報をサーバ装置1へ送信する。次に、携帯電話機4は、再生プログラムを受信するべく、音楽専用端末3から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、サーバ装置1が利用者Bに利用者情報を入力させるべきページ情報を携帯電話機4へ送信し、携帯電話機4が利用者Bに利用者情報を入力させ、携帯電話機4がその利用者情報をサーバ装置1へ送信する。このとき、サーバ装置1は、利用者Bの音楽専用端末3から既に受信していた利用者Bの利用者情報と、利用者Bの携帯電話機4から受信した利用者Bの利用者情報とを照合し、利用者Bが正当に利用者であることを確認する。これにより、携帯電話機4は、サーバ装置1から、再生プログラムをダウンロードすることができる。この再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、携帯電話機4は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵によって復号する必要がある。これにより、携帯電話機4は、再生プログラムを用いて、当該コンテンツを再生することができる。
【0026】
図2は、本発明におけるサーバ装置1の機能構成図である。
【0027】
サーバ装置1は、利用者情報データベース10と、コンテンツデータベース11と、Webサーバ機能部12と、利用者情報管理部13と、暗号化部14と、コンテンツ流通状況分析部15とを有する。
【0028】
利用者情報データベース10は、利用者毎に利用者識別子(ID−A、ID−B、・・・)を付与し、その利用者識別子毎に、例えば以下の情報を蓄積する。
・利用者情報(利用者の属性及び嗜好情報であってもよい)
・利用しているコンテンツ名
・紹介を受けてコンテンツを再生する場合の、紹介元の利用者識別子
・再生プログラム名
【0029】
コンテンツデータベース11は、コンテンツを蓄積する部分と、再生プログラムを蓄積する部分とを有する。コンテンツとしては、動画像、音楽等様々なものが想定できる。また、再生プログラムとしては、例えば、ウインドウズ・メディア・プレーヤ(登録商標)又はクイック・タイム・プレーヤ(登録商標)のようなプレーヤがある。
【0030】
Webサーバ部12は、端末から見るとホームページとして機能している。Webサーバ部12は、端末から、利用者情報と、コンテンツ要求情報とを受信し、コンテンツを他の端末から譲受した端末から、再生プログラム要求情報を受信する。また、Webサーバ部12は、コンテンツをダウンロードしたい端末へそのコンテンツを送信し、既にコンテンツを取得している端末へ再生プログラムを送信する。
【0031】
利用者情報管理部13は、以下の制御を行う。
・端末から受信した利用者情報と、利用者情報データベース10に記憶されたその端末の利用者情報とを照合する。
・コンテンツデータベース11を検索し、コンテンツ及び再生プログラムを取得する。
・端末へ送信すべき再生プログラムを、暗号化部14によって暗号化させる。
・端末から受信した利用者情報と、利用者識別子と、紹介元の利用者識別子とを、利用者情報データベース10に記憶させる。
・受信した利用者情報に利用者識別子を付与する。
・端末へ送信すべきコンテンツに、利用者識別子を埋め込む(更に権利管理情報を埋め込んでもよい)。
【0032】
ここで、権利管理情報とは、著作権に関する情報であって、当該コンテンツの著作権者を特定する情報と、当該コンテンツを再生する方法及条件に関する情報とをいう。例えば、個人的又は家庭的利用にのみ当該コンテンツの複製を許可しているにもかかわらず、ある会社が業務的に当該コンテンツを使用しているような場合、その発見が容易となる。従って、サーバ装置1が、コンテンツを譲受した端末から、利用者情報と、コンテンツに埋め込まれた権利管理情報とを受信したが、権利管理情報に基づいて当該端末では再生できないようにしたい場合、サーバ装置1は、再生プログラムを送信しないようにすることもできる。
【0033】
暗号化部14は、再生プログラムを暗号化するものである。この暗号化は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって行われる。少なくとも、暗号鍵に係る情報は、サーバと端末との間で周知されている利用者情報(端末識別子、利用者識別番号その他の情報)であるので、容易にその暗号化が可能となる。
【0034】
暗号化方法としては、例えば、特許第3002184号「コンテンツ利用装置とコンテンツ利用プログラムを記録した記録媒体」がある。この発明は、利用者識別情報及び/又は端末識別情報に基づく暗号鍵及び復号鍵を用いたものである。もちろん、サーバ及び端末の両方が、同じ共通鍵暗号化方式の暗号化プログラムを有する必要がある。この暗号化プログラムは、Webサーバ部12が、ホームページを介して、端末へ送信するように構成されていてもよい。
【0035】
コンテンツ流通状況分析部15は、利用者情報データベースに蓄積されたテーブル情報に基づいて、当該コンテンツの紹介元となる利用者識別子を検索するものである。例えば、あるコンテンツ名に基づいて検索すると、同じ紹介元の利用者識別子のデータが、多く発見される場合がある。このとき、その紹介元の利用者識別子に係る利用者が、そのコンテンツの配信におけるキーパーソンとなっている場合が多い。
【0036】
また、例えば、端末種別(端末識別子によって判断可能とする)によって再生されるコンテンツが異なることが多い。例えば、PC端末2では、動画像のような大容量コンテンツが再生されることが多く、音楽専用端末3では、音楽コンテンツのみが再生され、更に、携帯電話機4では、比較的に小容量コンテンツが再生されるであろう。従って、当該コンテンツが再生されることの多い端末種別分析することもできる。これにより、当該コンテンツに対するマーケティング対策も、立てやすくなるといえる。
【0037】
図3は、本発明におけるフローチャートである。図4は、端末から見たホームページ画面の例である。以下では、図3のシーケンスに従って、説明する。
【0038】
(S1)利用者Aの指示により、PC端末2が、サーバ装置1のホームページにアクセスし、所望のコンテンツをダウンロードしようとする。このとき、例えば、図4の上図のようなホームページが閲覧できる。
(S2)サーバ装置1は、利用者AのPC端末2にダウンロードさせる前に、利用者Aに利用者情報の入力をさせるべきページ情報をPC端末2へ送信する。例えば、利用者Aが、PC端末2に表示されたページにおいて所望するコンテンツのアイコンをクリックした際に、サーバ装置1が、利用者Aに利用者情報を入力させるページ情報を送信するものであってもよい。このとき、例えば、図4の下図のようなホームページが閲覧できる。
【0039】
この利用者情報は、例えば、以下のような、利用者の属性及び嗜好情報であってもよい。これら情報は、比較的容易に指定することができるものであることが好ましい。また、利用者情報は、利用者の端末に予め登録されており、サーバ装置1からの情報入力要求に対して、当該端末が自動的にサーバ装置1へ送信するように構成されていてもよい。
【0040】
・(氏名)
・性別
・年代
・よく出かける地域又は店
・趣味又は興味
・定期的に購入しているもの
【0041】
(S3)PC端末2は、これら利用者情報と、コンテンツ名を含むコンテンツ要求情報とを、サーバ装置1へ送信する。
【0042】
(S4)サーバ装置1は、受信した利用者情報に対して、その利用者Aを特定する利用者識別子(ID−A)を付与する。そして、サーバ装置1は、利用者情報データベースへ、利用者識別子(ID−A)毎に利用者Aの利用者情報を記憶する。次に、サーバ装置1は、コンテンツ要求情報に含まれるコンテンツ名に相当するコンテンツと、そのコンテンツを再生するための再生プログラムとを、コンテンツデータベースから取得する。そして、サーバ装置1は、そのコンテンツに利用者識別子(ID−A)を埋め込み、PC端末2へ送信する。
【0043】
(S5)更に、サーバ装置1は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を生成し、再生プログラムをその暗号鍵で暗号化する。そして、サーバ装置1は、暗号化された再生プログラムを、PC端末2へ送信する。一方、PC端末2は、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を生成し、暗号化された再生プログラムをその復号鍵で復号する。
【0044】
(S6)利用者Aの指示により、PC端末2は、サーバ装置1から受信したコンテンツを、復号された再生プログラムを用いて再生することができる。
【0045】
その後、利用者Aは、そのコンテンツが気に入ったために、利用者Bに対しても、このコンテンツを紹介したとする。このとき、利用者Aの指示により、PC端末2から利用者Bの音楽専用端末3へ、このコンテンツを複製送信する。このとき、PC端末2は、サーバ装置1のアドレスも、音楽専用端末3へ送信する。もちろん、サーバ装置1のアドレスが、コンテンツに埋め込まれたものであってもよい。
【0046】
また、PC端末2は、サーバ装置1へ、音楽専用端末3の利用者情報及びコンテンツ名を送信する。サーバ装置1は、それら情報を利用者情報データベース10に蓄積する。このような操作をしなかった場合、サーバ装置1において、複製送信先の利用者情報の照合をすることはできない。しかしながら、利用者識別子が埋め込まれたコンテンツを流通させ、そのコンテンツを再生する際に、端末がサーバ装置へ当該利用者識別子を送信し、サーバ装置が当該利用者識別子を管理し且つ分析するのであれば、このシーケンスは必要ない。
【0047】
(S7)次に、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、PC端末2から受信したサーバ装置1のアドレスを用いて、サーバ装置1にアクセスする。このとき、コンテンツにサーバ装置1のアドレスを埋め込まれていてもよい。これにより、端末間でのコンテンツの転送だけで、そのサーバ装置1のアドレスも転送することができる。また、音楽専用端末3を用いてそのコンテンツを再生しようとする際に、そのコンテンツからサーバ装置1のアドレスが抽出され、そのアドレスを用いて、サーバ装置1へアクセスするように構成することもできる。
(S8)前述したS2と同様に、サーバ装置1は、利用者の音楽専用端末3へ、利用者に利用者情報の入力をさせるべき情報を送信する。
(S9)音楽専用端末3は、入力画面等を介して利用者Bに利用者情報の入力を要求する。そして、音楽専用端末3は、入力されたその利用者情報と、再生プログラム要求情報とをサーバ装置1へ送信する。また、そのコンテンツに埋め込まれている利用者識別子(ID−A)を送信するものであってもよい。このとき、サーバ装置1は、音楽専用端末3から受信した利用者情報と、利用者情報データベースに蓄積された音楽専用端末3の利用者情報とを照合する。これにより、音楽専用端末3に複製送信されたコンテンツは、正当な利用者から紹介されたものであることを認識することができる。
【0048】
(S10)サーバ装置1は、利用者Bの利用者情報に利用者識別子(ID−B)を付与する。そして、利用者情報データベースに、利用者識別子(ID−B)毎に、利用者Bの利用者情報と、利用者Bが利用者Aの紹介を受けたことを示す紹介元の利用者識別子(ID−A)とを記憶する。次に、サーバ装置1は、このコンテンツを再生するための再生プログラムを利用者Bの音楽専用端末3へ送信する。このとき、再生プログラムは、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵によって暗号化されている。従って、利用者Bの音楽専用端末3は、利用者Bの利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を生成し、暗号化された再生プログラムを復号する必要がある。
【0049】
これにより、利用者Bの指示により、音楽専用端末3は、利用者AのPC端末2から譲受したコンテンツを、復号された再生プログラムを用いて再生することができる。尚、前述した実施形態の中では、利用者の利用する端末は、PC端末、音楽専用端末及び携帯電話機であるとして説明したが、それらに限られるものではなく、PDA(Personal Digital Assistant)のような情報携帯端末であってもよい。
【0050】
このようなコンテンツの流通を繰り返すことにより、自動的にサーバ装置1の利用者情報データベースには、利用者識別子と、その利用者情報と、紹介元の利用者情報とが蓄積されていく。これら情報は、当該コンテンツがバイラルマーケティングによってどのように流通していったか、また、この一連の行為におけるキーパーソンの属性情報はどのようなものかについて、分析することができる。これにより、どのようなコンテンツを、どのような属性を有する利用者に発信すべきかの情報が得られることになる。
【0051】
前述した実施形態においては、方法及び装置(サーバ及び端末)について説明したが、これら機能をプログラムで実現することは、当業者によれば容易に行うことができることは明らかである。コンテンツ配信プログラムは、フレキシブルディスク又はコンパクトディスク等の記録媒体を介して流通することもあり、又は、電気通信回線を介して装置間で送受信されることもある。そして、CPU等の演算手段を有する装置が、その演算手段に当該コンテンツ配信プログラムをインストールすることにより、その装置を1つのコンテンツ配信装置として機能させることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、個人の端末間で、映像情報又は音楽情報等のコンテンツを流通させたとき、流通先から正当に管理元サーバ装置にアクセスし、再生プログラムをダウンロードさせ、当該ダウンロード先のみ当該コンテンツの再生を可能にする。これにより、コンテンツの流通経路を追跡することができ、配布先の再生プログラムに対する権利処理(ロイヤリティ支払い等)を確実に行い、更にコンテンツの流通を円滑に進めることができる。
【0053】
更に、本発明によれば、再生プログラムは、利用者情報及び少なくともコンテンツ名の情報とコンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵により暗号化されているので、当該利用者情報に係る利用者の端末以外では、当該再生プログラムを実行することができない。また、正当にサーバにアクセスした利用者以外の端末であれば、紹介を受けた利用者の端末でないと、再生プログラムをダウンロードしてコンテンツを再生することができないという効果を生じさせることができる。そのため、サーバ装置において、利用者情報を追跡しつつ、紹介後初めて行われるプログラム配信により、プログラムそのもの又はそれを手がかりとしたコンテンツ流通にかかる権利処理の手がかりをなすものである。
【0054】
更に、バイラルマーケティングメカニズムを分析することができる。特に、バイラルマーケティングを引き起こす核となる利用者情報等を分析することができる。コンテンツの流通は、個人−個人間で自由に行うこと認めている。一方で、再生プログラムは、コンテンツサーバ−個人間でのみダウンロードすることができるようにしている。これを繰り返すことにより、自動的にサーバ装置1には、利用者情報が収集・蓄積され、更にそのコンテンツがどの利用者から多く配信されているか否かを分析することが可能となる。また、コンテンツの属性と、そのコンテンツを使用している利用者の属性及び嗜好情報との関係を分析することもできる。
【0055】
このような情報は、コンテンツホルダ又は広告スポンサにとっては、極めて有用である。どの利用者にコンテンツ情報又は広告提供サイト情報を配信すれば、有効なバイラルマーケティングを構築することができるかを知ることができるからである。従って、コンテンツホルダ又は広告スポンサは、顧客情報又は広告提供サイト情報を、有効な顧客に適切に提供することができる。
【0056】
また、1人の利用者は、会社では会社の端末を用いて昼休みの動画像コンテンツを再生し、移動中では音楽専用端末を用いて音楽コンテンツを再生し、自宅では自宅の端末を用いて英会話コンテンツを再生するというように、時間及び場所に応じて、使用する端末を使い分けている。本発明の利用者情報データベースによれば、利用者識別子及び端末識別子毎に情報を蓄積しており、端末毎に再生プログラムの登録を行っているので、その端末ごとに再生されるコンテンツの違いをも把握することができる。従って、収集された利用者情報によれば、同一人物が、どのような時間帯に、どのような端末を用いて、どのようなコンテンツを再生しているかを把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念的なシステム構成図である。
【図2】本発明におけるサーバ装置1の機能構成図である。
【図3】本発明におけるフローチャートである。
【図4】端末から見たホームページ画面の例である。
【符号の説明】
1 サーバ装置
10 利用者情報データベース
11 コンテンツデータベース
12 Webサーバ機能部
13 利用者情報管理部
14 暗号化部
15 コンテンツ流通状況分析部
2 端末、パーソナルコンピュータ
3 端末、音楽専用端末
4 端末、携帯電話機
Claims (12)
- コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を前記利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶された前記コンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、前記再生プログラム要求情報に含まれた前記コンテンツ名に対応する前記再生プログラムを前記コンテンツ記憶手段から読み出し、前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて前記再生プログラムを暗号化し、該暗号化された前記再生プログラムを送信する第2のステップと
を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記コンテンツから得られた前記利用者識別子を含む前記再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を前記利用者情報記憶手段に記憶し、
前記第2のステップにおいて、読み出された前記コンテンツに、前記再生プログラム要求情報に含まれる前記利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだ前記コンテンツを送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信方法。 - 転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、前記暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
前記コンテンツを、復号した前記再生プログラムを用いて再生する第4のステップと、
前記コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと
を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記第2のステップにおいて、前記転送されたコンテンツに埋め込まれた前記利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を前記再生プログラム要求情報に含めることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信方法。
- コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、
コンテンツ転送先の利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶された前記コンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、前記再生プログラム要求情報に含まれたコンテンツ名に対応する前記再生プログラムを前記コンテンツ記憶手段から読み出す管理手段と、
前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて前記再生プログラムを暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化された前記再生プログラムを送信する送信手段と
を有することを特徴とするコンテンツ配信装置。 - 前記管理手段は、前記コンテンツから得られた前記利用者識別子を含む前記再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を前記利用者情報記憶手段に記憶し、
前記管理手段は、更に、読み出された前記コンテンツに、前記再生プログラム要求情報に含まれる前記利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、
前記送信手段は、前記利用者識別子を埋め込んだ前記コンテンツを送信する
ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ配信装置。 - 転送されたコンテンツを受信し、及び、該コンテンツを転送するコンテンツ転送受信手段と、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信し、及び、前記コンテンツ転送受信手段を用いて前記コンテンツを転送した際に、コンテンツ転送先の利用者情報を送信するサーバ宛送信手段と、
暗号化された再生プログラムを受信し、前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、前記暗号化された再生プログラムを復号化する復号化手段と、
前記コンテンツを、復号した前記再生プログラムを用いて再生する再生手段とを有することを特徴とするコンテンツ配信装置。 - 前記転送されたコンテンツに埋め込まれた利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を前記再生プログラム要求情報に含める制御手段を更に有することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ配信装置。
- コンテンツ名に対応したコンテンツ及び再生プログラムを記憶したコンテンツ記憶手段と、利用情報を記憶する利用者情報記憶手段とを用いて、
コンテンツ転送先の利用者情報を前記利用者情報記憶手段に記憶する第1のステップと、
再生プログラム要求情報に含まれた利用者情報と、利用者情報記憶手段に記憶された前記コンテンツ転送先の利用者情報とを照合し、照合が一致した場合、前記再生プログラム要求情報に含まれた前記コンテンツ名に対応する前記再生プログラムを前記コンテンツ記憶手段から読み出し、前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく暗号鍵を用いて前記再生プログラムを暗号化し、該暗号化された前記再生プログラムを送信する第2のステップと
を実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。 - 前記第1のステップにおいて、前記コンテンツから得られた前記利用者識別子を含む前記再生プログラム要求情報を受信し、紹介元となる該利用者識別子を前記利用者情報記憶手段に記憶し、
前記第2のステップにおいて、読み出された前記コンテンツに、前記再生プログラム要求情報に含まれる前記利用者情報に対応する利用者識別子を埋め込み、該利用者識別子を埋め込んだ前記コンテンツを送信する
ように実行させることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ配信プログラム。 - 転送されたコンテンツを受信する第1のステップと、
利用者情報及びコンテンツ名を含む再生プログラム要求情報を送信する第2のステップと、
暗号化された再生プログラムを受信し、前記利用者情報及び少なくとも前記コンテンツ名の情報と前記コンテンツの符号列のいずれか一方に基づく復号鍵を用いて、前記暗号化された再生プログラムを復号化する第3のステップと、
前記コンテンツを、復号した前記再生プログラムを用いて再生する第4のステップと
前記コンテンツを転送し、コンテンツ転送先の利用者情報を送信する第5のステップと
を実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。 - 前記第2のステップにおいて、前記転送されたコンテンツに埋め込まれた前記利用者識別子を抽出し、該利用者識別子を前記再生プログラム要求情報に含めるように実行させることを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ配信プログラム。
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