JP2011017867A - 現像装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの目詰まりを抑制し、なおかつ、装置外部へのトナー漏れを抑制する。
【解決手段】現像装置2は、現像槽111と現像ローラ101と第1搬送スクリュー112とフィルタ141とを有している。現像ローラ101の回転によって、現像槽111の外部から通気路121を通って現像槽111の内部へ向けた第1気流150が発生し、第1搬送スクリュー112の回転によって、現像槽111の内部において下方から上方へ向けた第2気流151が発生し、第1気流150と第2気流151とが衝突することによって、現像槽111の内部からフィルタ141を通って現像槽111の外部に至り当該外部からフィルタ141を通って現像槽111の内部へ戻る第3気流152が発生するようになっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に設けられる現像装置に関するものである。
従来から、複合機、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体の表面に静電潜像を形成し、現像装置によって前記静電潜像に対してトナーを供給して前記静電潜像を現像し、この現像によって形成されるトナー像をシートに転写し定着させるようになっている。
近年、カラー化や高画質化に対応した画像形成装置では、トナーの帯電安定性に優れる2成分現像剤(以下では、単に「現像剤」と称すこともある)がよく使用されている。現像剤はトナーとキャリアとからなり、それらを現像装置内で撹拌するとトナーとキャリアとの摩擦によって適正に帯電したトナーが得られる。帯電したトナーは、現像ローラ(現像剤担持部材)の表面に供給される。現像ローラの表面のトナーは、静電的吸引力によって、感光体に形成されている静電潜像に移動する。これにより感光体上にトナー像が形成される。
さらに、最近では、画像形成装置の高速化および小型化が要求されており、現像ローラに対する現像剤の供給を迅速に行う必要が生じてきている。そして、現像剤の帯電を迅速且つ充分に行いつつ、現像ローラに対する現像剤の供給を迅速に行うには、循環方式の現像装置が好適である。循環方式の現像装置の一例が下記の特許文献1に示されている。
また、感光体と対向する側の外周面が下方から上方に移動するように回転する現像ローラを有する現像装置においては、現像ローラを覆うケース(現像槽)と現像ローラとの間隙のうち、現像ローラの軸方向の両端付近はシール部材によって塞がれ、現像ローラの下側は現像ローラ上の現像剤によって塞がれている。しかし、上記間隙のうち、現像ローラの上側は、現像処理によって現像ローラの下側よりも現像剤が減少しているため、現像装置の内部と外部とを連通する開口部になっている。そして、現像ローラの回転によって上記開口部に気流が生じ、上記開口部から現像装置内部に向けて外気が流入するようになっている。そこで、通常、現像装置には、下記の特許文献1に示されるように、上記の開口部から流入された外気を現像装置外に排出するための排気口が形成されている。さらに、上記の排気口には、現像装置内部のトナーが外部に飛散する事を防止するためのフィルタが設けられている。
特開2009−115970(公開日:2009年5月28日公開)
上記の排気口が設けられる現像装置においては、現像剤収容部にて浮遊するトナーが上記排気口に流入し、この流入によって排気口のフィルタにトナーやキャリアが蓄積されてしまい、フィルタが目詰まりするという問題が生じていた。
これに対し、特許文献1には、現像装置の内部において、上記開口部から上記排気口に至るまでの気流の流路と現像剤収容部との間を、現像ローラ上の穂立ちした現像剤によって塞ぐ技術が示されている。この技術は、トナーが浮遊(飛散)しやすいエリア(現像剤収容部)を、現像ローラ上の穂立ちした現像剤によって封じ込め、当該エリアにて浮遊するトナーやキャリアが排気口に流入することを抑制して、フィルタの目詰まりを防止することを目的としたものである。
しかし、特許文献1の現像装置では、現像ローラ上の穂立ちした現像剤によって現像剤収容部が塞がれるため、現像剤収容部の内部の気圧が上昇する。そして、現像剤収容部の気圧の上昇により、現像剤収容部内の浮遊トナーが、現像ローラの回転に伴って、現像ローラの両端付近に設けられたシール部材と現像ローラとの間から外部に漏れてしまう。それゆえ、特許文献1の現像装置では、現像装置からのトナー漏れによって、現像装置の外部にてトナー飛散が起こり、トナー汚染が生じるという問題を有している。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、フィルタの目詰まりを抑制し、なおかつ、装置外部へのトナー漏れを抑制可能な現像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽に設けられ、前記現像槽の外部の感光体に前記現像槽の開口部を介して対向するように配置され、前記現像剤を担持して感光体へ搬送する現像ローラと、前記現像槽に設けられ、前記現像ローラにおける前記感光体に対向する側とは逆側において現像ローラに対面するように配置され、前記現像槽の現像剤を撹拌しながら前記現像ローラへ搬送する搬送部材とを有し、前記現像ローラの上側には、前記現像槽の前記開口部から前記現像槽の内部につながる通気路が形成されており、前記現像ローラは、前記通気路と対面する側の外周面が前記開口部から前記内部に向けて移動し、前記搬送部材と対面する側の外周面が上方から下方に向けて移動するように回転し、前記搬送部材は、前記現像ローラと対面する側の外周面が下方から上方に向けて移動するように回転する現像装置において、前記現像槽には、前記搬送部材の上方に排気口が形成され、前記排気口には、空気を透過するとともに前記現像剤を捕捉するためのフィルタが設けられ、前記現像ローラの回転によって、前記現像槽の前記開口部から前記通気路を通って前記現像槽の内部へ向けた第1気流が発生し、前記搬送部材の回転によって、前記現像ローラと前記搬送部材との間から上方へ向けた第2気流が発生し、第1気流と第2気流とが衝突することによって、前記現像槽の内部から前記フィルタを通って前記現像槽の外部に至り当該外部から前記フィルタを通って前記現像槽の内部へ戻る第3気流が発生するようになっていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、第3気流によって、現像槽の内部の空気がフィルタを通って外部に排出されるようになっていると共に、現像槽の外部の空気がフィルタを通って現像槽の内部へ流入するようになっている。それゆえ、現像槽の内部の現像剤が一旦はフィルタに捕捉されることになるが、フィルタに捕捉された現像剤は現像槽の内部に落下するようになっている。これにより、フィルタの目詰まりが生じ難く、フィルタを介して現像槽の内部の空気を外部に排出可能になっている。そして、本発明の構成によれば、特許文献1のように現像ローラ上の現像剤によって現像槽の一部空間を塞ぐというような事を行わなくても、フィルタの目詰まりを抑制できるようになっているため、現像槽の内部の気圧上昇を抑制でき、現像装置からのトナー漏れを抑制できる。つまり、本発明の構成によれば、フィルタの目詰まりを抑制し、なおかつ、従来技術の構成よりも装置外部へのトナー漏れを抑制することが可能になる。
また、本発明の構成において、現像ローラの回転によって生じる第1気流と前記搬送部材の回転によって生じる第2気流との衝突は、前記現像ローラと前記搬送部材との間の空域またはその空域の近傍にて生じる。それゆえ、前記現像ローラと前記搬送部材との間の空域に対面するように前記フィルタを配置すれば、前記第3気流の流路(前記現像槽の内部から前記フィルタを通って前記現像槽の外部に至り当該外部から前記フィルタを通って前記現像槽の内部へ戻るような流路)を確保し易くなる。
さらに、本発明の現像装置において、前記フィルタはポリプロピレン製フィルタであることが好ましい。これにより、通気性および浮遊トナーの濾過性能を高レベルに維持できるという効果を奏する。また、ポリプロピレン製フィルタには高耐久性というメリットがある。
また、本発明の現像装置において、フィルタの面積を前記通気路の通気面積の1.74〜4.34倍にした場合、現像槽から外部に排出される空気量と、外部から現像槽へ流入される空気量とのバランスが良好になり、現像槽の内部の気圧上昇を抑制でき、トナー漏れが生じ難いことが本発明者らの鋭意検討によって明らかとなった。さらに、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が38%以上且つ60%未満となるフィルタを本発明の現像装置に用いる場合、トナー漏れやトナー汚染を抑制できることが本発明者らの鋭意検討によって明らかとなった。
また、本発明の画像形成装置は、以上にて説明した現像装置を有している。これにより、フィルタの目詰まりを抑制し、なおかつ、従来技術の構成よりも装置外部へのトナー漏れを抑制することが可能になる。
本発明の現像装置によれば、フィルタの目詰まりを抑制し、なおかつ、従来技術の構成よりも装置外部へのトナー漏れを抑制することが可能になる。
本発明の一実施形態の画像形成装置を模式的に示した縦断面図である。 本実施形態の現像装置を模式的に示した縦断面図である。 (a)は、図2のH方向側(上側)からみた現像装置を示す図であり、(b)は、現像槽カバーを外した状態の現像装置をH方向側(上側)からみた図である。 現像装置と中間トナーホッパとを模式的に示した断面図である。 通気路の通気面積とフィルタの面積との調整手法を説明するための図である。 図2に示す第1攪拌スクリューおよび第2攪拌スクリューの直径およびピッチを示した説明図である。
本発明の一実施形態の現像装置を以下に説明するが、まず、その現像装置を説明する前に、その現像装置が備えられている画像形成装置について説明する。
〔画像形成装置について〕
図1は、画像形成装置の構成を模式的に示す縦断面図である。画像形成装置100は、カラー画像を形成するタンデム方式のカラープリンタであって、静電潜像担持体となる感光体1を複数個有している(本実施の形態では、黄色画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、および黒色画像用の4つの感光体が設けられている)。
つまり、画像形成装置100は、ネットワークを介して接続されるPC(Personal Computer )等の各種端末装置から送信される画像データや、スキャナ等の原稿読取装置によって読み取られた画像データに基づいて、用紙P(被転写材,記録媒体)に対してカラー画像またはモノクロ画像を形成するプリンタ機能を有するものである。なお、上記のネットワーク、端末装置、原稿読取装置は、図1において省略されている。
画像形成装置100は、図1に示すように、中間転写ベルト21に画像(トナー像)を形成する画像形成部Py・Pm・Pc・Pbと、中間転写ベルト21に転写された画像を用紙Pに転写する2次転写部50と、用紙Pに転写された画像を定着させる定着装置30と、用紙Pを載置する供給トレイ10から2次転写部50および定着装置30へ向けて用紙Pを搬送する紙搬送部40と、2次転写後の中間転写ベルト21から転写残りトナーを除去するベルトクリーナ部60とを備えている。
画像形成部(画像形成ステーション)は4つ設けられている。画像形成部Pyは黄色画像を形成し、画像形成部Pmはマゼンタ画像を形成し、画像形成部Pcはシアン画像を形成し、画像形成部Pbは黒色画像を形成するものである。そして、中間転写ベルト21の回転方向(図1のB方向)に沿って、画像形成部Py、画像形成部Pm、画像形成部Pc、画像形成部Pbがこの順に並設されている。
また、画像形成装置100は、図1に示すように、着脱可能なトナーボトルTy、Tm、Tc、Tbを有している。そして、不図示の供給手段および制御手段によって、各トナーボトルから、中間トナーホッパ(図4の参照符80)を介して画像形成部の現像装置2へトナーが供給されるようになっている。なお、トナーボトルTyは、画像形成部Pyの現像装置に供給されるイエロートナーを収容し、トナーボトルTmは、画像形成部Pmの現像装置に供給されるマゼンタトナーを収容し、トナーボトルTcは、画像形成部Pcの現像装置に供給されるシアントナーを収容し、トナーボトルTbは、画像形成部Pbの現像装置に供給される黒色トナーを収容するものである。
画像形成部Py・Pm・Pc・Pbは、それぞれ、実質的に同一の構成を有しており、色成分毎の画像データに基づいて、黄色、マゼンタ、シアン、および黒色の画像を中間転写ベルト21上で重ね合わせるように形成する。これにより、4色のトナーからなるフルカラー画像が生成される。このようにして生成されたカラー画像は2次転写部50にて用紙P上に転写される。そして、用紙P上のトナー像は定着装置30で加熱加圧することにより、用紙Pに定着される。
画像形成部Py・Pm・Pc・Pbは、各々、静電潜像が形成される感光体1を備えている。また、各画像形成部Py・Pm・Pc・Pbにおいては、感光体1の周囲に、帯電器3、信号光光路4、現像装置2、転写器5、およびクリーナ6が感光体1の周方向に沿ってこの順に並んでいる。なお、図1においては、画像形成部Pyの構成部品についてのみ参照符を記し、他の画像形成部Pm・Pc・Pbの構成部品については参照符を省略している。
感光体1は、OPC(Organic Photoconductor;有機光導電体)等の感光性材料を表面に有する略円筒のドラム形状の部材であり、露光装置45の上方に配設され、図示しない駆動手段および制御手段によって、所定方向(図1のE方向)に回転駆動するように制御される。また、本実施形態の感光体1は直径が30mmに設定される。
帯電器3は、感光体1の表面を所定の電位に均一に帯電するためのスコロトロン方式の帯電手段であって、感光体1の外周面に近接して配置されている。
露光装置(露光ユニット)45は、画像処理部(図示省略)から出力された画像データに基づいて、帯電器3にて帯電された感光体1の表面をレーザ光によって照射して露光することにより、露光箇所の電位を低下させ当該表面に画像データに応じた静電潜像を書込み形成する。露光装置45は、黄色、マゼンタ、シアン、または黒色に対応する入力画像データに基づいて、各画像形成部Py・Pm・Pc・Pbの感光体1を露光することで、各色に応じた静電潜像を形成するようになっている。
なお、本実施形態の露光装置45は、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。但し、露光装置45は、レーザスキャニングユニットに限定されるものではなく、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書込装置(例えば、書込みヘッド)であってもよい。
現像装置2は、現像剤を収容しており、感光体1に形成された静電潜像を現像剤に含まれるトナーによって顕像化する(現像する)ものである。この現像剤は、感光体1に帯電される表面電位と同極性に帯電されるトナーを含んでいる。感光体1に帯電される表面電位の極性およびトナーの帯電極性は、ここでは、何れもマイナスとされている。なお、現像装置2の構成については後に詳述する。
転写器(1次転写器)5は、感光体1のトナー像を中間転写ベルト21に転写するものであり、トナーの帯電極性とは逆極性(ここでは正極性)のバイアス電圧が印加される一次転写ローラを有している。
クリーナ6は、中間転写ベルト21への画像転写後に、感光体1の外周面上に残存しているトナーを除去・回収するものであり、感光体1の表面に当接するクリーニングブレードを有している。なお、このクリーニングブレードはウレタンゴムからなるものである。
中間転写ベルト21は、半導電性のポリイミドからなる。中間転写ベルト21には、各画像形成部Py・Pm・Pc・Pbの感光体1からトナー像が転写される。その結果、各色のトナー像が中間転写ベルト21において重ね合わせられ、4色のトナーからなるカラー画像が中間転写ベルト21上にて生成されることになる。そして、中間転写ベルト21が回転することにより、カラー画像は2次転写部50へ搬送される。
2次転写部50は、中間転写ベルト21に圧接する2次転写ローラ51を有している。2次転写ローラ51には、トナーを引き付けるための2次転写バイアス(正電位)が印加されている。そして、中間転写ベルト21のトナー像と用紙Pとが合わさるタイミングで用紙Pが2次転写部50に搬送され、中間転写ベルト21から用紙Pにトナー像が転写される。
ベルトクリーナ部(中間転写クリーナ)60は、2次転写後の中間転写ベルト21の外周面上に残存しているトナーを除去・回収するものであり、中間転写ベルト21に当接するクリーニンブレードを有している。なお、ベルトクリーナ部60のクリーニングブレードは、クリーナ6のクリーニングブレードと同様、ウレタンゴムからなるものである。
紙搬送部40は、2次転写部50に向けて用紙Pを搬送するためのものであり、用紙Pの搬送タイミングを制御するレジストローラ対40aと、用紙Pの搬送経路を規定する用紙ガイド40bとを備えている。
定着装置30は、加熱ローラ31および加圧ローラ32を備え、これらの間のニップ部に用紙Pを搬送することで、用紙Pに転写されたトナー像を熱圧着して当該用紙P上に定着させるものである。
このように構成された画像形成装置100では、紙搬送部40にて搬送される用紙Pは、中間転写ベルト21と2次転写ローラ51との対向位置を通過する際、2次転写ローラ51による転写電界の作用にて、中間転写ベルト21の4色トナー像が一括して用紙P上に転写される。これによって、用紙P上に4色のトナー像が形成される。こうしてトナー像が転写された用紙Pは、定着装置30によってトナー像の定着処理が行われた後に、不図示の排紙トレイに送出される。
〔現像装置について〕
次に、本実施形態の現像装置の構成を図に基づいて説明する。なお、以下では、画像形成部Pyに設けられている現像装置2について説明するが、画像形成部Pm・Pc・Pbにおいても、以下で説明する現像装置2と同じ現像装置が設けられている。
図2は、本実施形態の現像装置2を模式的に示した縦断面図である。図1および図2に示すように、現像装置2は、所定の間隔を空けて感光体1と対向するように配置される現像ローラ101を有し、現像ローラ101によって感光体1の表面にトナーを供給して、感光体1の表面に形成された静電潜像を反転現像する装置である。
図2に示すように、現像装置2は、現像ローラ101の他、現像槽111、ドクターブレード125、第1搬送スクリュー(搬送部材)112、第2搬送スクリュー113を備えている。
現像槽111は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する槽である。また、現像槽111は、現像槽カバー111aおよび仕切板111bを含む。なお、本実施形態のキャリアは、磁性を有する磁性キャリアである。
現像槽111の一部分である現像槽カバー111aは着脱可能になっており、現像槽カバー111aが取り外されると、現像槽111の上部から現像槽111内部が露出されるようになっている。図3(a)は、図2のH方向側(上側)からみた現像装置2を示す図であり、図3(b)は、現像槽カバー111aを外した状態の現像装置2をH方向側(上側)からみた図である。
現像槽111の一部分である仕切板111bは、図2および図3(b)に示すように、現像槽111の内部空間を第1収容室111cおよび第2収容室111dに分割するための壁である。そして、図2に示すように、現像ローラ101および第1搬送スクリュー112は、第1収容室111cに配置され、第2搬送スクリュー113は、第2収容室111dに配置されている。
現像ローラ101は、図2に示すように、現像槽111に設けられ、且つ、現像槽111に形成されている開口部126を介して感光体1に対向するように配置されている。なお、現像ローラ101と現像槽111との間には間隙が形成されている。
そして、現像ローラ101は、不図示の軸受で支持され、図2のT方向に回転するように配置された円筒状の現像スリーブと、現像スリーブの内周側において非回転に設けられているマグネットローラとからなる。また、現像ローラ101に備えられるマグネットローラは、図2に示すように、現像ローラ101上の現像剤を現像ローラ101から引き離すためのS1極と、現像槽111の現像剤を現像ローラ101に汲み上げるためのS2極と、現像領域付近において現像剤の穂立ちを形成するためのN極とを含むものである。なお、本実施形態の現像ローラ101は直径が20mmに設定される。
また、図2に示すように、現像ローラ101の表面に近接する位置には、現像ローラ101上の現像剤の層厚を規制するためのドクターブレード(層厚規制用ブレード)125が配されている。そして、本実施形態では、ドクターブレード125の先端と現像ローラ101との隙間の長さであるドクターギャップが1.5mmに設定される。
さらに、図3(b)に示すように、第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、現像槽111において現像剤を撹拌及び搬送するためのスクリュー形状のローラである。第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、現像剤を撹拌及び搬送するための螺旋状の撹拌羽を有し、モータ等の駆動手段(図示せず)によって軸が回転駆動することで、現像剤を撹拌すると共に搬送する。なお、第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、いずれも、図6に示すように、直径が16mmであり、攪拌羽のピッチが21mmになるように設計される。
第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、図2および図3(b)に示すように、互いの周面同士が仕切り板111bを介して対向するように且つ互いの軸同士が平行になるように並列されている。また、図2に示すように、第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、互いに逆方向に回転するようになっている。そして、第1搬送スクリュー112は、第1収容室111cにおいて、図3(b)のX方向に現像剤を搬送し、第2搬送スクリュー113は、第2収容室111dにおいて、図3(b)のY方向に現像剤を搬送するようになっている。
また、仕切り板113は、第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113の各軸方向の両端部において、現像槽111の内側の壁面から離間して配置されている。これにより、現像槽111には、第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113の各軸方向の両端部付近において、第1収容室111cと第2収容室111dとを連通する連通路が形成されていることになる。具体的には、図3(b)に示すように、現像槽111内部のX方向側端部付近に連通路aが形成され、現像槽111内部のY方向側端部付近に図示しない連通路(参照符b付近)が形成されることになる。
また、図1に示さなかったが、本実施形態では、画像形成部Py・Pm・Pc・Pbの各々に中間トナーホッパが設けられている。中間トナーホッパは、トナーボトルからトナーを受け入れて一時的に収容し、収容しているトナーを現像装置2に送るためのものである。例えば、画像形成部Pyに設けられる中間トナーホッパは、トナーボトルTyのトナーを受け入れて収容し、収容しているトナーを画像形成部Pyの現像装置2に送るようになっている。
図4は、画像形成部Pyに設けられる現像装置2と中間トナーホッパ80とを模式的に示した断面図である。図4に示すように、中間トナーホッパ80は、回転シャフト81、回転シャフト81に取り付けられている搬送シート82、補給ローラ83を有している。
回転シャフト81は、搬送シート82を回転するためのものである。搬送シート82は、回転することにより、中間トナーホッパ80に収容されているトナーを攪拌し、且つ当該トナーを補給ローラ83に搬送するようになっている。
補給ローラ83は、中間トナーホッパ80の底部に形成されているトナー放出口(不図時)の近傍に設けられている。なお、トナー放出口はトナー搬送パイプ(不図示)の一端に接続されており、このトナー搬送パイプの他端は現像装置2のトナー補給口(不図示)に接続されている。そして、補給ローラ83が回転すると、中間トナーホッパ80のトナーが、トナー放出口、トナー搬送パイプ、トナー補給口を介して、現像装置2の現像槽111に落下する。このようにして、現像槽111にトナーが補給される。なお、図示しない制御装置が、図2に示すトナー濃度センサ115の出力に基づいて、補給ローラ83の動作を制御することにより、現像槽111内のトナー量が適切な範囲に維持されるようになっている。
以上のように、大容量のトナーを一時的に収容可能な中間トナーホッパ80を設置することにより、トナーボトルのトナーが無くなっても中間トナーホッパ中に大量のトナーを保持できるため、画像形成装置100をトナー切れで停止させることなく、稼動させることが可能になる(つまり、中間トナーホッパが空になるまでの間にトナーボトルを交換すれば、トナー切れで停止するという事態を回避できる)。
なお、現像装置2において、第2収容室111dの上部且つX方向側にトナー補給口(不図示)が設けられており、中間トナーホッパ80のトナーは、トナー補給口を介して第2収容室111dのX方向側に補給されるようになっている。
つぎに、現像装置2における現像剤の搬送動作について、図3(b)に基づいて説明する。まず、第2収容室111dのX方向側において、中間トナーホッパ80からトナーが補給され、補給されたトナーが第2収容室111d内の現像剤と混合される。そして、第2収容室111dにおいて、現像剤は、第2搬送スクリュー113によって撹拌されながらY方向へ搬送される。また、第2収容室111dのY方向側の端部では、現像剤は、第1収容室111cと第2収容室111dとを連通する連通路(不図示)を経由して、第1収容室111cに送り込まれるようになっている。
そして、第1収容室111cにおいて、現像剤は、第1搬送スクリュー112によって現像ローラ101へ搬送されるようになっている。また、第1搬送スクリュー112は、現像ローラ101に汲み上げられなかった現像剤や、現像ローラ101から落下した現像剤をX方向へ搬送するようになっている。そして、第1収容室111cのX方向側の端部において、現像剤は、連通路aを経由して第2収容室111dに送り込まれるようになっている。
つまり、現像剤は、現像槽111において循環移動していることになる。そして、第1収容室111cにおいて、第1搬送スクリュー112によって搬送されている現像剤は、現像ローラ101の表面に汲み上げられ、現像ローラ101の表面に担持されるようになっている。さらに、現像ローラ101の表面の現像剤に含有されるトナーは、感光体1へと移動して、順次消費されていく。
なお、本実施形態において、感光体1の周速度は適宜設定変更可能であり、現像ローラ101、搬送スクリュー112・113の周速度は、感光体1の周速度に応じた値に設定される。
〔気流について〕
つぎに、現像装置2にて生じる気流について説明する。この気流は、主として、図2に示される通気路121、排気口140、フィルタ141によって生じるようになっている。それゆえ、以下では、通気路121、排気口140およびフィルタ141について説明した上で気流について説明する。
まず、通気路121について説明する。現像ローラ101と現像槽111との間隙のうち、現像ローラ101の軸方向の両端の間隙はシール部材(不図示)によって塞がれている。また、現像ローラ101と現像槽111との間隙のうち、現像ローラ101の下側の間隙(図2の符号120)は、現像ローラ101に担持される現像剤層によって塞がれている。これに対し、現像ローラ101と現像槽111との間隙のうち、現像ローラ101の上側の間隙は、現像ローラ101に担持される現像剤が現像処理によって消費されているため、塞がれておらず、現像槽111の内部と外部とをつなぐ通気路121になっている。ここで、通気路121における現像槽111の外部側の入口(開口部126側の入口)の面積を通気面積と称す。そして、通気面積は、図2の幅Rと、現像ローラ101の軸方向における上記入口の長さLとを乗じることで求めることができる。なお、図2の幅Rは、上記入口における現像ローラ101と現像槽カバー111aとの距離に該当する。本実施形態において、図2の幅Rは3.3mm、長さLは300mmであり、通気面積は990mmであった。
また、現像槽111には、図2および図4に示すように、内部の空気を外部に排出するための排気口140が形成されている。さらに、図2、図3(a)、図4に示すように、排気口140には、現像槽111の内部のトナーが外部に飛散する事を防止するためのフィルタ141が設けられている。
フィルタ141は、空気を透過するとともに前記現像剤を捕捉するためのものである。本実施形態では、住友スリーエム社製のFiltrete(登録商標)のGSB−70をフィルタ141として用いた。このフィルタ141はポリプロピレン製のエアフィルタである。ポリプロピレン製のエアフィルタは、通気性に優れ、浮遊トナーの濾過性能にも優れ、さらに高耐久性を有している。
また、本実施形態において、フィルタ141の面積は、現像ローラ101の軸方向におけるフィルタ141の長さL´と、フィルタ141の幅R´(前記軸方向に垂直な方向の長さ)とを乗じることで求めることができる。なお、幅R´は図2に示されている長さである。本実施形態において、図2の幅R´は13mm、長さL´は215mmであり、フィルタ141の面積は2795mmであった。したがって、フィルタ141の面積は、通気路121における通気面積の2.82倍となっている。
なお、排気口140およびフィルタ141は、図2および図4に示すように、第1搬送スクリュー112の上方に配置されている。そして、排気口140およびフィルタ141は、現像ローラ101と第1搬送スクリュー112との間の空域に対面するように位置に配置されている。
また、現像ローラ101は、図2および図4に示すように、通気路121と対向する側の外周面が開口部126から現像槽111の内部へ向けて移動し、第1搬送スクリュー112と対向する側の外周面が上方から下方へ向けて移動するように回転する(T方向への回転)。この回転によって、図4に示すように、現像槽111の外部から開口部126および通気路121を通って現像槽111の内部へ向けた第1気流150が発生するようになっている。
また、第1搬送スクリュー112は、図2および図4に示すように、現像ローラ101の回転方向と同一方向に回転するようになっている(T方向)。つまり、第1搬送スクリュー112は、現像ローラ101と対面する側の外周面が下方から上方へ向けて移動するように回転する。この回転によって、図4に示すように、第1搬送スクリュー112と現像ローラ101との間から上方へ向けた第2気流151が発生するようになっている(下方から上方へ向けた第2気流151が発生する)。
また、現像ローラ101は、図2のS1極から生じる磁界の影響とT方向への回転力とによって、現像ローラ101と第1搬送スクリュー112との間に現像剤を放出するようになっている。さらに、第1搬送スクリュー112は、T方向への回転力によって、現像ローラ101と第1搬送スクリュー112との間において現像剤を汲み上げるようになっている。そして、図4に示すように、現像ローラ101から放出される現像剤と、第1搬送スクリュー112によって汲み上げられる現像剤とが衝突する領域を領域Nとすると、排気口140およびフィルタ141は、領域Nに対面するような位置に配置されていることになる。
そして、現像ローラ101によって生じる第1気流150と、第1搬送スクリュー112によって生じる第2気流151とは、領域Nまたは領域Nよりもやや上方において衝突するようになっている。さらに、この衝突によって、図4に示すように、現像槽111の内部からフィルタ141を通って現像槽111の外部に至り当該外部からフィルタ141を通って現像槽111の内部へ戻る第3気流152が発生するようになっている。
本実施形態の現像装置2では、このような第3気流152のうち、現像槽111の内部から外部へ向けた気流によって、現像槽111の内部の空気が外部に排出されるようになっている。そして、第3気流152のうちの現像槽内部から外部へ向けた気流によって、トナー粉末がフィルタ141に捕捉されることになるが、第3気流152のうちの現像槽外部から内部へ向けた気流によって、フィルタ141に捕捉されているトナーが現像槽111の内部に落下するようになっている。それゆえ、本実施の形態によれば、フィルタ141の目詰まりが生じ難く、且つフィルタ141を介して現像槽111の内部の空気を外部に排出可能になっている。
また、図4に示すように、第1気流150および第2気流151は、現像ローラ101と第1搬送スクリュー112との間の空域にて衝突するようになっている。より具体的には、第1気流150および第2気流151は、領域Nの上方付近にて衝突するようになっている。それゆえ、同図に示すように、第1搬送スクリュー112の上部であって、現像ローラ101と第1搬送スクリュー112との間の空域に対面し、領域Nに対面する位置にフィルタ141を配置することで、第3気流152の流路(現像槽111の内部からフィルタ141を通って現像槽111の外部に至り当該外部からフィルタ141を通って現像槽111の内部へ戻るような流路)を確保し易くなる。
また、本実施形態では、通気路121は、現像槽111の内部へ外気を流入する機能を有する一方、フィルタ141は、現像槽111の内部の空気を外部へ排出すると共に、現像槽111の内部へ外気を流入する機能を有することになる。それゆえ、フィルタ141の面積と通気路121の通気面積とのバランスが悪いと、現像槽111から外部へ排出される空気量と、外部から現像槽111へ流入される空気量とのバランスが悪くなり、現像槽111の内部の気圧が高くなることがある。そして、現像槽111の内部の気圧が高くなり過ぎると、現像ローラ101と現像槽111との隙間のうち、現像ローラ101の両端付近に設けられたシール部材(不図示)と現像ローラとの間からトナー漏れが生じたり、フィルタ141と現像槽カバー111aとの間からトナー漏れが生じる。
この点、後述する実験例から明らかであるが、フィルタ141の面積が、通気路121の通気面積(通気路121のうち、現像槽111の外部側の入口の面積)の1.74〜4.34倍であれば、現像槽111から排出される空気量と、現像槽111へ流入される空気量とのバランスが良好になり、現像槽111の内部の気圧上昇を抑制でき、上述するようなトナー漏れが生じないことが明らかとなった。そして、本実施の形態では、上述したように、フィルタ141の面積は通気路121における通気面積の2.82倍であり、現像ローラ101とシール部材との間からのトナー漏れや、フィルタ141と現像槽カバー111aとの間からのトナー漏れが生じ難くなっている。
また、トナーの捕集効率の低いフィルタを使用する場合、フィルタを通過する浮遊トナーが多くなり、トナーの捕集効率の高いフィルタを使用する場合、フィルタの目詰まりが発生し易いという問題が生じる。
具体的に、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が38%未満となるフィルタを現像装置2に用いて試験印刷を行った場合、フィルタを通過する浮遊トナー量が多くなり、トナー汚染の問題が発生することがわかった。また、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が60%を超えるフィルタを現像装置2に用いて試験印刷を行った場合、浮遊トナーを充分に捕捉且つ濾過できるものの、フィルタの目がトナー微粒子で詰まり易くなることがわかった。そして、フィルタの目が詰まり易くなりすぎると、現像槽111の内部の気圧上昇を招き、現像ローラ101の両端付近に設けられたシール部材(不図示)と現像ローラとの間からトナー漏れが生じ易くなるという問題が生じる。
これに対し、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が38%以上であり60%以下になるフィルタを現像装置2に用いて試験印刷を行った場合、以上のようなトナー汚染やトナー漏れの問題は生じなかった。それゆえ、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が38%以上であり60%以下になるフィルタを現像装置2に使用することが好ましい。
〔実験例〕
上述したように、フィルタ141の面積と通気路121の通気面積とのバランスが悪いと、現像槽111から排出される空気量と、現像槽111へ流入される空気量とのバランスが悪くなり、トナー飛散やトナー漏れの問題が生じる。
そこで、本願発明者らは、フィルタ141の面積と通気路121の通気面積との比が互いに異なる実施例1〜5と比較例1〜3とを用意し、実施例1〜5および比較例1〜3に対して実写試験(10万枚の連続印刷)を行った。そして、1万枚印刷される毎に、現像装置2を取り出し、現像ローラ両端部におけるトナー飛散またはトナー落ちの発生度合を目視で評価し、且つ、フィルタと現像槽との間のトナー漏れの発生度合を目視で評価した。この評価の結果を下記の表1に示す。なお、表1において、「◎」は、10万枚の連続印刷を通じて、トナー飛散、トナー落ち、トナー漏れが生じなかったことを示す。「○」は、8万枚目において、トナー飛散、トナー落ち、トナー漏れが生じたことを示す。「×」は、5万枚目において、トナー飛散、トナー落ち、トナー漏れが生じたことを示す。
Figure 2011017867
表1の結果によれば、フィルタ141の面積は、通気路121の通気面積の1.74〜4.34倍であることが好ましく、通気路121の通気面積の2.17〜4.05倍であることがより好ましいことがわかる。フィルタ141の面積と通気路121の通気面積との関係を以上のように設定することにより、現像槽111から排出される空気量と、現像槽111へ流入される空気量とのバランスが良好になり、現像槽111の内部の気圧上昇を抑制でき、トナー漏れやトナー飛散を抑制できる。なお、フィルタ141の面積が通気路121の通気面積の1.74倍未満の場合、現像槽111から排出される空気量と、現像槽111へ流入される空気量とのバランスが悪くなり、現像槽111の内部の気圧が高くなり、現像ローラ101の両端付近からトナー飛散が生じ、また、フィルタ141と現像槽111との間からトナー漏れが生じてしまう。また、フィルタ141の面積が通気路121の通気面積の4.05倍を超える場合、フィルタの目詰まりという問題が生じる。
なお、上記の実写試験は、シャープ株式会社製のカラー複合機MX−7001Nを改造したものを用い、横通紙でA4サイズの用紙に対して試験用画像を印刷することによって行われた。また、この実写試験は、通紙速度(感光体の周速度)を360mm/secに設定して行った。なお、現像ローラ101は、直径が30mmであって、周速度が720mm/secに設定された(感光体の周速度の2倍程度)。第1搬送スクリュー112および第2搬送スクリュー113は、直径およびピッチが図6に示される値であって、周速度が844mm/secに設定された(現像ローラの周速度の1.17倍程度)。また、トナーは、シャープ株式会社製の純正品を用いた(型番:MX−70NTBA(ブラック)、MX−70NTCA(シアン)、MX−70NTMA(マゼンタ)、MX−70NTYA(イエロー))。
また、本実験例では、表1の実施例1〜5および比較例1〜3に示すように、通気路121の通気面積と、フィルタ141の面積とを調整していることになるが、この調整の手法を以下に説明する。まず、図5に示すように、通気路121における現像槽カバー111aの壁面に、厚み0.5mmのPETフィルム180を貼り付ける。そして、やすりでPETフィルム180を削って通気路121の入口の幅Rを調整することにより、通気路121の通気面積を調整した。また、図5に示すように、フィルタ141の一部領域に対してPETフィルム181を貼り付ける。そして、やすりでPETフィルム181を削って幅R´を調整することにより、フィルタ141の面積を調整した。
〔参考例〕
以下では、本実施形態の画像形成装置100に使用できるトナーについて説明する。トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤および離型剤(ワックス)を含む。結着樹脂は、特に限定されるものではなく、ブラックトナー用の結着樹脂またはカラートナー用の結着樹脂が使用される。たとえば、ポリエステル系樹脂、ポリスチレンおよびスチレン−アクリル酸エステル共重合樹脂などのスチレン系樹脂、ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、ならびにエポキシ樹脂などが挙げられる。
あるいは、結着樹脂として、原料モノマー混合物に離型剤を混合し、重合反応させて得られる樹脂を用いてもよい。この場合には、ポリエステル樹脂を含むことが好ましい。結着樹脂にポリエステル樹脂を含むことによって、離型剤の分散状態制御性が向上し、一層優れた定着性を有するトナーが得られる。さらに、トナーに優れた耐久性と透明性とを付与することができる。結着樹脂は、1種を単独で使用することができ、または2種以上を併用することもできる。
ポリエステル樹脂としては、とくに制限されるものではなく公知のものが使用される。たとえば、多塩基酸類と多価アルコール類との縮重合物が挙げられる。多塩基酸類とは、多塩基酸、および多塩基酸の誘導体(たとえば多塩基酸の酸無水物またはエステル化物など)のことである。多価アルコール類とは、ヒドロキシル基を2個以上含有する化合物のことであり、アルコール類およびフェノール類のいずれをも含む。
多塩基酸類としては、ポリエステル樹脂のモノマーとして常用されるものを使用できる。たとえば、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸およびナフタレンジカルボン酸などの芳香族カルボン酸類、無水マレイン酸、フマル酸、コハク酸およびアジピン酸などの脂肪族カルボン酸類が使用される。多塩基酸類は、1種を単独で使用してもよく、あるいは、2種以上を併用して使用してもよい。
多価アルコール類としては、ポリエステル樹脂のモノマーとして常用されるものが使用される。たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールおよびグリセリンなどの脂肪族多価アルコール類、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールおよび水添ビスフェノールAなどの脂環式多価アルコール類、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物およびビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物などの芳香族系ジオール類が挙げられる。
「ビスフェノールA」とは、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパンのことである。ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物としては、たとえばポリオキシエチレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが挙げられる。ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物としては、たとえばポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが挙げられる。多価アルコール類は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を併用して使用してもよい。
ポリエステル樹脂は、縮重合反応によって合成することができる。たとえば、有機溶媒中または無溶媒下で、触媒の存在下に多塩基酸類と多価アルコール類とを重縮合反応、具体的には脱水縮合反応させることによって合成することができる。このとき、多塩基酸類の一部に、多塩基酸のメチルエステル化物を用い、脱メタノール重縮合反応を行ってもよい。多塩基酸類と多価アルコール類との重縮合反応は、生成するポリエステル樹脂の酸価および軟化点が、合成しようとするポリエステル樹脂における値となったところで終了させればよい。
この重縮合反応において、多塩基酸類と多価アルコール類との配合比および反応率などの反応条件を適宜変更することによって、たとえば、得られるポリエステル樹脂の末端に結合するカルボキシル基の含有量、ひいては得られるポリエステル樹脂の酸価、軟化点、その他の物性値を調整することもできる。
また、結着樹脂の酸価は、5mgKOH/g以上30mgKOH/g以下であることが好ましい。結着樹脂の酸価が5mgKOH/g未満であると、結着樹脂の酸価が5mgKOH/g以上である場合と比較して、結着樹脂と離型剤との親和性が大きくなるので、定着の際に離型剤がトナー表面に溶出しにくくなり、定着不良として高温オフセットが発生しやすくなる。結着樹脂の酸価が30mgKOH/gを超えると、結着樹脂の酸価が30mgKOH/g未満の場合より、トナー表面に残存する官能基が多くなり、水分を吸収しやすくなるので、高湿条件下においてトナー帯電量が低下し、帯電安定性が損なわれるおそれがある。
さらに、結着樹脂中における離型剤の分散性が低下しやすくなるので、トナーの製造の際に混練が不充分である場合には、トナー表面の離型剤の分散径が大きくなる可能性がある。結着樹脂の酸価が5mgKOH/g以上30mgKOH/g以下であることによって、トナー粒子中での離型剤の分散性を所望の範囲にする。具体的には、トナー表面の離型剤の分散径を300nm未満に安定でき、高湿条件下でのトナー帯電量の低下を抑えることができ、定着性が良好になるように結着樹脂と離型剤との親和性を制御することができる。
したがって、帯電安定性をより一層良好にすることができ、かつより良好な定着性を有することができるので、長期間にわたって高精細で高解像度の高画質画像をより一層安定して形成することができる。結着樹脂の酸価は、結着樹脂の合成において、結着樹脂の原料モノマー混合物、たとえばポリエステル樹脂の場合には、多塩基酸類、多価アルコール類の配合比および反応率などの反応条件を適宜変更することによって、得られる結着樹脂の末端に結合するカルボキシル基の含有量、ひいては得られる結着樹脂の酸価を調整することができる。
着色剤としては、たとえば、イエロートナー用着色剤、マゼンタトナー用着色剤、シアントナー用着色剤およびブラックトナー用着色剤などが挙げられる。
イエロートナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー5、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー15、およびC.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー185などの有機系顔料、黄色酸化鉄および黄土などの無機系顔料、C.I.アシッドイエロー1などのニトロ系染料、C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー19、およびC.I.ソルベントイエロー21などの油溶性染料などが挙げられる。
マゼンタトナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ソルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ベーシックレッド10、およびC.I.ディスパーズレッド15などが挙げられる。
シアントナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ダイレクトブルー25、およびC.I.ダイレクトブルー86などが挙げられる。
ブラックトナー用着色剤としては、たとえば、チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、およびアセチレンブラックなどのカーボンブラックが挙げられる。これら各種カーボンブラックの中から、得ようとするトナーの設計特性に応じて、適切なカーボンブラックを適宜選択すればよい。
これらの顔料以外にも、紅色顔料、緑色顔料などを使用することができる。着色剤は、1種を単独で使用することができ、あるいは、2種以上を併用することができる。同色系のものを2種以上用いることができ、異色系のものをそれぞれ1種または2種以上用いることもできる。
本実施形態に用いるトナー中の着色剤は、マスターバッチとして使用されることが好ましい。着色剤のマスターバッチは、たとえば、合成樹脂の溶融物と着色剤とを混練することによって製造することができる。合成樹脂としては、トナーの結着樹脂と同種の樹脂またはトナーの結着樹脂に対して良好な相溶性を有する樹脂が使用される。合成樹脂と着色剤との使用割合は特に制限されないが、好ましくは合成樹脂100重量部に対して30重量部以上100重量部以下である。マスターバッチは、たとえば粒径2〜3mm程度に造粒されて用いられる。
着色剤の含有量は、特に制限されないが、好ましくは結着樹脂100重量部に対して4重量部以上20重量部以下である。マスターバッチを用いる場合、本実施形態のトナーにおける着色剤の含有量が前記範囲になるように、マスターバッチの使用量を調整することが好ましい。着色剤を前記範囲で用いることによって、充分な画像濃度を有し、発色性が高く画像品位に優れる良好な画像を形成することができる。
離型剤としては、特に限定されるものではなく、公知のものを使用することができる。たとえば、パラフィンワックスおよびその誘導体、ならびにマイクロクリスタリンワックスおよびその誘導体などの石油系ワックス、フィッシャートロプシュワックスおよびその誘導体、ポリオレフィンワックスおよびその誘導体、低分子ポリプロピレンワックスおよびその誘導体、ならびにポリオレフィン系重合体ワックスおよびその誘導体などの炭化水素系合成ワックス、カルナバワックスおよびその誘導体、エステル系ワックスなどが挙げられる。
本実施形態において離型剤の含有量は、トナー全重量に対して1.5重量%以上、5重量%以下が良い。1.5重量%未満では、ベルトに対するトナーの離型性が低下し、定着オフセットが発生する。一方、5重量%超では、定着性は良好であるものの現像装置内の撹拌熱によりトナーが凝集し、良好な画像が得られない。離型剤の酸価は、4mgKOH/g未満である。離型剤の酸価が4mgKOH/g以上であると、離型剤の酸価が4mgKOH/g未満である場合と比較して、離型剤と結着樹脂との親和性が高くなるので、定着の際に離型剤がトナーから溶出しにくくなり、高温オフセットが発生しやすくなる。
トナーには、結着樹脂、着色剤、離型剤の他に、帯電制御剤などのトナー添加成分を含有させることが好ましい。帯電制御剤を含有させることによって、トナーに好ましい帯電性を付与することができる。帯電制御剤としては、正電荷制御用または負電荷制御用の帯電制御剤が使用される。
帯電制御剤としては、たとえば、ニグロシン染料、塩基性染料、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、グアニジン塩、およびアミジン塩などの正電荷制御用の帯電制御剤と、たとえば、オイルブラックおよびスピロンブラックなどの油溶性染料、含金属アゾ化合物、アゾ錯体染料、ナフテン酸金属塩、サリチル酸およびその誘導体の金属錯体および金属塩(金属はクロム、亜鉛、ジルコニウムなど)、ホウ素化合物、脂肪酸石鹸、長鎖アルキルカルボン酸塩、ならびに樹脂酸石鹸などの負電荷制御用の帯電制御剤とが挙げられる。帯電制御剤は1種を単独で使用することができ、あるいは2種以上を併用することができる。
帯電制御剤の使用量は、好ましくは結着樹脂100重量部に対して0.5重量部以上5重量部以下であり、より好ましくは結着樹脂100重量部に対して0.5重量部以上3重量部以下である。帯電制御剤が5重量部よりも多く含まれると、キャリアが汚染されてしまい、トナー飛散が発生するおそれがある。帯電制御剤の含有量が0.5重量部未満であると、トナーに十分な帯電特性が付与されない。
本実施形態において、トナーの体積平均粒子径は5.0μm以上7.0μm以下であり、個数平均粒子径が5.0μm以下であるトナー粒子の含有率は、全トナー粒子の40個数%未満であることが好ましい。トナーの粒径分布および個数分布がこの範囲を満足することによって、トナーの飛散は抑えられ、高精細で高解像度の高画質画像が形成される。体積平均粒子径が5.0μm未満では、流動性低下によるトナー飛散が発生し、体積平均粒子径が7.0μmを超えると、充分に高精細で高解像度化された画像が形成されない。個数平均粒子径が5.0μm以下であるトナー粒子の含有率が、全トナー粒子の40個数%以上では、流動性低下によるトナー飛散および転写効率の悪化によるかぶりが生じる。本実施形態において、トナーの体積平均粒径(D50)および個数平均粒子径が5.0μm以下であるトナー粒子の含有率(体積%、個数%)は、ベックマン・コールター株式会社製粒度分布測定装置「Multisizer3」によって測定される。測定条件を以下に示す。
アパーチャ径:100μm
測定粒子数:50000カウント
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン1.19(ベックマン・コールター株式会社製)
電解液:ISOTON−II(ベックマン・コールター株式会社製)
分散剤:アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
測定手順は、ビーカーに電解液50ml、試料であるトナー20mgおよび分散剤1mlを加え、超音波分散器にて3分間分散処理して測定用試料を調製し、測定装置「Multisizer3」により粒径の測定を行う。得られた測定結果から試料粒子の体積粒度分布および個数粒度分布を求め、体積粒度分布からトナーの体積平均粒径(D50)を求める。また個数粒度分布から、個数平均粒子径が5.0μm以下であるトナー粒子の含有率(個数%)を求める。
トナーには、たとえば、粉体流動性向上、摩擦帯電性向上、耐熱性、長期保存性改善、クリーニング特性改善および感光体表面磨耗特性制御などの機能を担う外添剤を混合してもよい。外添剤としては、たとえば、シリカ微粉末、酸化チタン微粉末およびアルミナ微粉末などが挙げられる。外添剤は、1種を単独で使用することができ、あるいは、2種以上を併用することができる。
外添剤の添加量は、トナーに必要な帯電量、外添剤を添加することによる感光体の摩耗に対する影響、トナーの環境特性などの観点から、トナー粒子100重量部に対し0.1重量部以上10重量部以下が好適であり、2.0重量部以上4.0重量部未満がより好適である。外添剤を2.0重量部以上4.0重量部未満含むことにより、さらに流動性が良好で個々のトナー粒子の帯電を適正に制御することができるので、定着性を損なうことなく、かぶりが発生しない、高画質な画像を形成することができる。
外添剤の含有量が2.0重量部未満であると、トナー(特に小粒径トナー)に十分な流動性を付与することができないため、個々のトナー粒子が十分帯電されずに非画像部でのかぶりが発生しやすくなる。外添剤の含有量が4.0重量部以上であると、外添剤粒子同士が凝集しやすくなるため、トナー表面を効率よく覆うことができずに流動性を上げることができないため、個々のトナー粒子が十分帯電されずに非画像部でのかぶりが発生しやすい。
以上にて説明したトナーは、少なくとも、結着樹脂、着色剤および離型剤(ワックス)を含む樹脂組成物を乾式混合(前混合)して溶融混練後、粉砕分級してトナーの母体(コア)を作成し、トナーの母体(コア)と外添剤とを乾式混合して得ることができる。乾式混合に用いられる混合機としては、公知のものを使用でき、たとえば、ヘンシェルミキサ(商品名:FMミキサ、三井鉱山株式会社製)、スーパーミキサ(商品名、株式会社カワタ製)およびメカノミル(商品名、岡田精工株式会社製)などのヘンシェルタイプの混合装置、オングミル(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)、ハイブリダイゼーションシステム(商品名、株式会社奈良機械製作所製)、ならびにコスモシステム(商品名、川崎重工業株式会社製)などが挙げられる。
トナーは、前述の前混合における離型剤の添加量を結着樹脂100重量部に対して2.5重量部以上6.0重量部以下とする。混練機としては公知のものが使用される、たとえば、二軸押出し機、三本ロールおよびラボブラストミルなどの一般的な混練機が使用される。たとえば、TEM−100B(商品名、東芝機械株式会社製)、PCM−65/87、PCM−30(以上いずれも商品名、株式会社池貝製)などの1軸または2軸のエクストルーダ、ニーデックス(商品名、三井鉱山株式会社製)などのオープンロール方式の混練機が挙げられる。これらの中でも、オープンロール方式の混練機が好ましい。トナー原料混合物は、複数の混練機を用いて溶融混練されてもよい。
トナーの粉砕には、たとえば、超音速ジェット気流を利用して粉砕するジェット式粉砕機、高速で回転する回転子であるロータと固定子であるライナとの間に形成される空間に、粗粉砕物を導入して粉砕する衝撃式粉砕機などが用いられる。
分級には、遠心力による分級または風力による分級によって過粉砕トナー粒子および粗大トナー粒子を除去することができる公知の分級機が使用される。たとえば、旋回式風力分級機(ロータリー式風力分級機)などが使用される。
トナーは、球形化処理が施されていてもよい。機械的衝撃力による球形化処理に用いられる衝撃式球形化装置としては、市販されているものを使用することができ、たとえば、ファカルティ(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)などが用いられる。熱風による球形化処理に用いられる熱風式球形化装置としては、市販されているものを使用することができる。たとえば、表面改質機メテオレインボー(商品名、日本ニューマチック工業株式会社製)などが用いられる。球形化処理は、トナーの円形度が、前述の好ましいトナーの円形度の範囲、具体的には、0.950以上0.960以下となるように行われることが好ましい。
また、上述のようにして製造されるトナーは、そのまま1成分現像剤として使用することができる。これによって、良好な定着性と良好な帯電安定性とを有し、長期の使用にわたり特性の安定した現像剤を得ることができ、良好な現像性を維持することのできる現像剤が得られる。
さらに、上述のようにして製造されるトナーは、キャリアと混合されることによって、2成分現像剤として使用されることが好ましい。上述のように製造されたトナーは、保存安定性に優れるので、現像剤の流動性低下を抑え、帯電安定性および現像性の良好な2成分現像剤が得られる。このような2成分現像剤を用いることによって、トナー飛散がなく、長期間にわたって高精細で高解像度の高画質画像を安定して形成することができる。
2成分現像剤を構成するキャリアとしては、磁性を有する粒子が使用される。磁性を有する粒子の具体例としては、たとえば、鉄、フェライトおよびマグネタイトなどの金属、これらの金属とアルミニウムまたは鉛などの金属との合金などが挙げられる。これらの中でも、フェライトが好ましい。
磁性を有する粒子に樹脂を被覆した樹脂被覆キャリア、または樹脂に磁性を有する粒子を分散させた樹脂分散型キャリアなどを、2成分現像剤に用いてもよい。樹脂被覆キャリアに用いられる樹脂としては、特に制限はないが、たとえば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、エステル系樹脂、およびフッ素含有重合体系樹脂などを用いることが好ましい。また樹脂分散型キャリアに用いられる樹脂としては、特に制限されないが、たとえば、スチレンアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、およびフェノール樹脂などが好ましい。
キャリアの形状は、球形または扁平形状が好ましい。キャリアの体積平均粒子径は、特に制限されないが、高画質化を考慮すると、10μm以上100μm以下であることが好ましく、30μm以上50μm以下であることがより好ましい。キャリアの体積平均粒子径が10μm未満である場合には、キャリアの体積平均粒子径が10μm以上である場合と比較して、キャリアと現像ローラとの間の磁力が弱くなるので、現像工程において、キャリアがトナーと一緒に現像されやすくなる。キャリアの体積平均粒子径が100μmを超えると、個々のトナー粒子を充分に帯電させることができないおそれがある。それゆえ、キャリアの体積平均粒子径が10μm以上100μm以下であることによって、キャリアの体積平均粒子径が100μmを超える場合と比較して、トナーとキャリアとの接触機会を増やすことができるので、個々のトナー粒子の帯電を制御し、充分なトナー帯電性を付与することができる。したがって、トナーの現像性が良好な2成分現像剤を得ることができる。キャリアの体積平均粒子径が30μm以上50μm以下であることによって、上記の効果をより安定して発揮することができる。
また、キャリアの体積平均粒子径は、レーザ回折、散乱式粒度分布測定装置マイクロトラック(商品名:マイクロトラックMT3000、日機装株式会社製)を用いて測定できる。
つぎに、トナーの製造方法を具体的に説明する。81.8重量部のポリエステル樹脂Aと、12重量部のマスターバッチ(C.I.Pigment Red57:1を40重量%含有)と、5.0重量部のパラフィンワックス(離型剤、商品名:HNP10、日本精鑞株式会社製、酸価0mgKOH/g、融点75℃)と、1.5重量部のアルキルサリチル酸金属塩(帯電制御剤、商品名:BONTRON E−84、オリエント化学株式会社製)とを、ヘンシェルミキサで10分間混合することによって、混合物を作製する。混合物を、オープンロール型連続混練機(商品名:MOS320−1800、三井鉱山株式会社製)で溶融混練し、溶融混練物を作製する。上記の溶融混練物をカッティングミル(商品名:VM−16、菱興産業株式会社製)で粗粉砕して粗粉砕物を作製した後、粗粉砕物をカウンタジェットミルで微粉砕する。粉砕後、ロータリー式分級機で過粉砕トナーを分級除去することによって、体積平均粒子径が約6.7μmであるトナー母体(コア)を作製する。
つぎに、衝撃式球形化装置(商品名:ファカルティF−600型、ホソカワミクロン株式会社製)を用いて粉砕物の球形化物を作製する。さらに、トナー100重量部、および外添剤として疎水性シリカ(商品名:R−974、日本アエロジル株式会社製)2.2重量部と、疎水性チタン(商品名:T−805、日本アエロジル株式会社製)1.6重量部との合計3.8重量部をヘンシェルミキサ(商品名:FMミキサ、三井鉱山株式会社製)で混合することによってトナーに外添剤を添加する。ワックスの含有量は、トナー全重量に対して4.8重量%である。
なお、パラフィンワックスを1.5重量部(トナー全重量に対する含有量は、1.49重量%)、2重量部(トナー全重量に対する含有量は、1.98重量%)、3.5重量部(トナー全重量に対する含有量は、3.41重量%)とした場合は、いずれも良好な定着性が得られ、現像装置内でのトナーの凝集も見られず、良好な画像が得られる。それゆえ、ワックスの含有量は、1.5重量%以上4.8重量%以下が良好である。なお、パラフィンワックスの含有量が1重量部(トナー全重量に対する含有量は、1.0重量%)では、定着オフセットが発生する。パラフィンワックスが5.5重量部(トナー全重量に対する含有量は、5.26重量%)では、定着性は良好であるが、現像装置内でトナーの凝集が発生し、画像にトナー凝集物が認められる。
さらに、キャリアに対するトナーの被覆率が60%となるように、以上のようにして作製したトナーと体積平均粒子径が45μmであるフェライトコアキャリアとを20分間混合して、2成分現像剤を作製する。なお、この混合はV型混合器混合機(商品名:V−5、株会社特寿工作所製)を用いて行うことができる。
なお、以上では、本実施形態のトナーの製造方法として粉砕法を例示したが、特に粉砕法に限定されるものではない。たとえば、懸濁重合法、乳化重合法(乳化重合会合法)、溶解懸濁法、エステル伸張重合法などが用いられてもよい。
なお、以上の実施形態では、画像形成装置100は、カラープリンタであったが、もちろんモノクロプリンタであってもよい。また、画像形成装置100は、複写機に備えられるプリンタであってもよいし、複合機に備えられるプリンタであってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の現像装置および画像形成装置は、電子写真方式の複合機,複写機,プリンタ,ファクシミリに好適である。
1 感光体
2 現像装置
100 画像形成装置
101 現像ローラ
111 現像槽
111a 現像槽カバー
112 第1搬送スクリュー(搬送部材)
113 第2搬送スクリュー
121 通気路
126 開口部
140 排気口
141 フィルタ
150 第1気流
151 第2気流
152 第3気流

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像槽と、
    前記現像槽に設けられ、前記現像槽の外部の感光体に前記現像槽の開口部を介して対向するように配置され、前記現像剤を担持して感光体へ搬送する現像ローラと、
    前記現像槽に設けられ、前記現像ローラにおける前記感光体に対向する側とは逆側において現像ローラに対面するように配置され、前記現像槽の現像剤を撹拌しながら前記現像ローラへ搬送する搬送部材とを有し、
    前記現像ローラの上側には、前記現像槽の前記開口部から前記現像槽の内部につながる通気路が形成されており、
    前記現像ローラは、前記通気路と対面する側の外周面が前記開口部から前記内部に向けて移動し、前記搬送部材と対面する側の外周面が上方から下方に向けて移動するように回転し、前記搬送部材は、前記現像ローラと対面する側の外周面が下方から上方に向けて移動するように回転する現像装置において、
    前記現像槽には、前記搬送部材の上方に排気口が形成され、前記排気口には、空気を透過するとともに前記現像剤を捕捉するためのフィルタが設けられ、
    前記現像ローラの回転によって、前記現像槽の前記開口部から前記通気路を通って前記現像槽の内部へ向けた第1気流が発生し、前記搬送部材の回転によって、前記現像ローラと前記搬送部材との間から上方へ向けた第2気流が発生し、第1気流と第2気流とが衝突することによって、前記現像槽の内部から前記フィルタを通って前記現像槽の外部に至り当該外部から前記フィルタを通って前記現像槽の内部へ戻る第3気流が発生するようになっていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記フィルタは、前記現像ローラと前記搬送部材との間の空域に対面するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記フィルタはポリプロピレン製フィルタであることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記通気路における前記開口部側の入口の面積を通気面積とする場合、前記フィルタの面積は前記通気面積の1.74倍以上であって4.34倍以下になっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記フィルタは、フィルタ通過風速が20〜100cm/secの条件下において、0.3μmの体積平均粒子径(D50)を示すトナーの捕集効率が38%以上且つ60%未満であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置を有する画像形成装置。
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