JP2011017695A - 放射線検出器、及び放射線検出方法 - Google Patents

放射線検出器、及び放射線検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極間の連続した放電や配線のショート等を抑制し、十分高い検出感度を有する新規なピクセル型放射線検出器、及び放射線検出方法を提供する。
【解決手段】絶縁部材の第1の面上に形成された円形状の複数の開口部を有する第1の電極パターン及び前記絶縁部材の前記第1の面と相対向する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記開口部の略中心部に先端が露出した凸状部を有する第2の電極パターンを有し、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンとが第1の電位差を有するように設定されてなるピクセル型電極と、を具える放射線検出器において、前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に、前記第1の電位差よりも小さい第2の電位差に相当する第2の電圧を印加し所定時間保持した後、電圧を高くして前記第1の電位差に相当する第1の電圧を印加する電圧印加手段により連続した放電や配線のショートを抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ピクセル型電極によるガス増幅を用いた放射線検出器、及び放射線検出方法に関する。
ガス増幅を利用した放射線検出器として、従来、ピクセル型の放射線検出器が用いられてきた。この放射線検出器は、例えば両面プリント基板の表面にストリップ状陰極電極が形成されるとともに、裏面に陽極ストリップが形成され、前記ストリップ状陰極電極には、一定間隔に開口部が形成されるとともに、前記開口部の中心には裏面の前記陽極ストリップと接続されている円柱状陽極電極、すなわちピクセル電極が形成されたような構成を採っている。
なお、前記放射線検出器は、例えばArとエタンとの混合ガス中に配置される。また、前記ピクセル電極と前記ストリップ状陰極電極との間には所定の電圧が印加されている。
上記放射線検出器においては、所定の放射線が前記検出器内に入射すると、前記ガスが電離して電子を生成し、この電子は、上記ストリップ状陰極電極と上記ピクセル電極との間に印加された高電圧、及び上記ピクセル電極の点電極としての形態(形状異方性)に起因して生成される強力な電場によって、電子雪崩増幅を引き起こす。一方、前記電子雪崩増幅によって生じた陰イオンは、周囲の前記ピクセル電極に向けてドリフトする。
この結果、対象となる前記ストリップ状陰極電極及び前記ピクセル電極に、それぞれ正孔と電子とがチャージされる。この電荷が生成された前記ストリップ状陰極電極及び前記ピクセル電極の位置を検出することによって、前記放射線の前記検出器における入射位置を特定することができ、前記放射線の検出が可能となる(特許文献1)。
特開2002−6047号
上述した放射線検出器では、前記ピクセル電極に印加する電圧を高くすると、生成される電場の強度も増大し、上述した電子雪崩増幅が顕著になるので、前記ストリップ状陰極電極及び前記ピクセル電極に生成される電荷量が増大して、放射線の検出感度が向上する。一方、前記ピクセル電極に印加する電圧を高くすると、特に、前記ピクセル電極と前記ストリップ状陰極電極の、前記開口部に露出した端部との間に連続した放電が生じてしまい、これら電極を破損してしまったり、配線がショートしてしまったり等の原因となる。
また、前記ピクセル電極と前記ストリップ状陰極電極との間に連続した放電が生じると、前記ピクセル電極と前記ストリップ状陰極電極とはほぼ等電位となってしまうため、上述した電子雪崩増幅が生じず、この電子雪崩増幅に起因した放射線の検出を実質的に生ぜしめることが不可能となり、放射線検出器として機能させることができないという問題が生じていた。
以上のように、放射線検出器の検出感度を向上させる目的で前記ピクセル電極に印加する電圧を高くしても、結果的に連続した放電や配線のショート等の現象が生じてしまい、前記放射線検出器の検出感度を増大させるどころか、前記放射線検出器を機能させることができなくなってしまうという問題が生じてしまう場合があった。
本発明は、構成要素であるピクセル電極における連続した放電や配線のショート等を抑制した状態で、十分高い検出感度を有する新規なピクセル型の放射線検出器、及び放射線検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、円形状の複数の開口部を有する第1の電極パターン、前記絶縁部材の前記第1の面と相対向する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記第1の電極パターンの前記開口部の略中心部に先端が露出してなる凸状部を有する第2の電極パターンを有し、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンとが第1の電位差を有するように設定されてなるピクセル型電極と、
前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に、電圧を印加するとともに前記電圧の値を経時的に昇圧させ、前記第1の電位差よりも小さい第2の電位差に相当する第2の電圧に達した時点で所定時間保持した後、再度前記電圧を昇圧させて前記第1の電位差に相当する第1の電圧を印加するように制御されてなる電圧印加手段と、
を具えることを特徴とする、放射線検出器に関する。
また、本発明は、
絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、円形状の複数の開口部を有する第1の電極パターン、前記絶縁部材の前記第1の面と相対向する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記第1の電極パターンの前記開口部の略中心部に先端が露出してなる凸状部を有する第2の電極パターンを有し、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンとが第1の電位差を有するように設定されてなるピクセル型電極を準備するステップと、
前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に、電圧を印加するとともに前記電圧の値を経時的に昇圧させ、前記第1の電位差よりも小さい第2の電位差に相当する第2の電圧に達した時点で所定時間保持した後、再度前記電圧を昇圧させて前記第1の電位差に相当する第1の電圧を印加するステップと、
を具えることを特徴とする、放射線検出方法に関する。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を実施した。その結果、従来のピクセル型放射線検出器においては、前記第2の電極パターンにおける前記凸状部から構成されるピクセル電極と、前記第1の電極パターンから構成されるストリップ状陰極電極との間に、例えば、400V〜800Vの電圧を印加して放射線検出を行う場合、所定の電圧印加手段によって、一定の昇圧速度で、上記電極間に0Vから400V〜800Vまでの電圧を連続的に印加させるようにしていた。
この場合、前記電極間には、印加電圧の上昇に伴って一時的に大電流が流れるようになる。このような大電流は、上述のような400V〜800Vの設定電圧はもちろんのこと、この設定電圧以下においても発生するようになる。したがって、上記ピクセル型放射線検出器において、放射線を高感度で測定しようとして電極間に大きな電圧を印加した場合に、前記大電流に起因して前記電極間に連続した放電が発生したり、その結果、配線がショートしたりしてしまうことを見出した。したがって、上記ピクセル型放射線検出器において、放射線を高感度で測定する場合において、電圧を昇圧する際に一時的に発生する大電流を抑制しなければならない。
このような事実の発見に鑑みて、本発明者らは、電圧を昇圧する際に一時的に発生する大電流を抑制すべく鋭意検討を実施した。その結果、昇圧の際に、前記電極間に印加すべき電圧を設定電圧まで連続的に上昇させる代わりに、前記設定電圧よりも低い所定の電圧値において、かかる電圧を前記電極間に印加した状態で所定時間保持した後、前記設定電圧まで電圧を上昇させることによって、上述した一時的に発生する大電流の大きさを十分に低減できることを見出した。
その結果、上記ピクセル型放射線検出器において、放射線を高感度で測定しようとして電極間に大きな電圧を印加した場合においても、大電流に起因して前記電極間に連続した放電が発生したり、配線がショートしたりしてしまうことを抑制できることを見出した。
なお、上述のように、前記設定電圧よりも低い所定の電圧値において、かかる電圧を前記電極間に印加した状態で所定時間保持した後、前記設定電圧まで電圧を上昇させることにより、上述した大電流を低減できる理由については、以下のように考えることができる。すなわち、電極形状が理想的な状態であり、かつ極めて清浄な状態では、上述のように大電流が流れても連続した放電は発生しないが、実際には、電極表面には大小の突起が形成されていたり、電極間においてごみ(異物)が存在していたりする。したがって、上述のような大電流が流れると、上述した突起や異物が放電の核となり、上述した放電が生じるものと考えられる。
したがって、本発明のように、前記設定電圧よりも低い所定の電圧値において、かかる電圧を前記電極間に印加した状態で所定時間保持することにより、少なくとも電極間に存在するごみ(異物)が焼却除去されるので、その後、設定電圧まで電圧を上昇させても、上述した放電を十分に抑制できるものと考えられる。
したがって、以上説明したように、本発明によれば、構成要素であるピクセル電極における連続した放電や配線のショート等を抑制した状態で、十分高い検出感度を有する新規なピクセル型の放射線検出器、及び放射線検出方法を提供することができる。
本発明の放射線検出器の一例における概略構成を示す平面図である。 図1に示す放射線検出器を拡大して示す図である。 図2に示す型放射線検出器のピクセル電極周辺部分を拡大して示す断面図である。 図1〜図3に示す放射線検出器の、第1の電極パターン及び第2の電極パターン間に印加する電圧及びその昇圧時間の関係の一例を示すグラフである。 図1〜図3に示す放射線検出器の、第1の電極パターン及び第2の電極パターン間に印加する電圧及びその昇圧時間の関係の他の例を示すグラフである。 実施形態における放射線検出器の製造方法の一例における工程図である。 同じく、実施形態における放射線検出器の製造方法の一例における工程図である。 同じく、実施形態における放射線検出器の製造方法の一例における工程図である。 同じく、実施形態における放射線検出器の製造方法の一例における工程図である。 同じく、実施形態における放射線検出器の製造方法の一例における工程図である。
以下、本発明の特徴及びその他の利点について、発明を実施するための形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の放射線検出器の一例における概略構成を示す平面図であり、図2は、図1に示す放射線検出器を拡大して示す図であり、図3は、図2に示す放射線検出器のピクセル電極周辺部分を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態における放射線検出器10は、ピクセル型放射線検出器20を含むとともに図示しない電流検出回路等を含む。また、図2に示すように、ピクセル型放射線検出器20は、検出パネル21と、この検出パネル21の上方において相対向するようにして設けられた電極板22とを含んでいる。
図2に示すように、検出パネル21は、絶縁部材211の主面211A上に形成された、円形状の複数の開口部212Aを有する第1の電極パターン212と、絶縁部材211の裏面211B上に形成された第2の電極パターン213とを含んでいる。第2の電極パターン213は、絶縁部材211を貫通し、第1の電極パターン212の開口部212Aの略中心部に先端が露出してなる凸状部214を有する。凸状部214は、ピクセル電極(検出電極)を構成する。なお、凸状部214の上面は平坦となっており、その周囲にエッジが形成されている。
また、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間には、電圧印加手段216が接続されている。この電圧印加手段216は、特に図示しないものの、電源及び電圧の昇圧速度を制御するための制御系を含んでいる。したがって、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間、すなわち図3に示すように、第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に印加する電圧及びその昇圧速度を適宜に制御することができる。また、以下に詳述するように、所定の電圧で一定時間保持するようにすることもできる。
なお、図2に示すピクセル型放射線検出器20の検出パネル21では、簡略化して、第1の電極パターン211Aにおいて合計8個の開口部212Aが形成され、4個づつ2列に配列されるとともに、各開口部212A内に上記凸状部214の先端が露出し、これによって合計8個の検出電極が形成されるようにしている。しかしながら、検出電極の数及び配列方法(第1の電極パターン21における開口部212A及び凸状部214の数及び配列方法)は、必要に応じて任意に設定することができる。
また、図では特に明示していないが、第2の電極パターン213も、第1の電極パターン212の配列方向と略垂直となるような方向において、ストリップ状にパターニングされている。但し、第2の電極パターン213は、第1の電極パターン212と平行でなければ、いずれの方向にパターニングされていても良い。
絶縁部材211の厚さt1は、例えば20μm〜100μmとすることができる。また、第1の電極パターン212の厚さt2及び第2の電極パターン213の厚さt3は、それぞれ5μm〜18μmとすることができる。さらに、凸状部214の高さLは、絶縁部材211の厚さt1と第1の電極パターン212の厚さt2との合計とすることができる。また、開口部212Aの直径Dは、例えば80μm〜300μmとすることができ、凸状部214の一辺の長さdは、15μm〜70μmとすることができる。
第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213は、銅、金、銀、ニッケル、アルミニウム等の導電性部材から構成することができる。また、絶縁部材211は、熱硬化性樹脂のフィルムあるいはシートから構成することができる。
次に、図1〜図3に示す放射線検出器を用いた放射線の検出方法について説明する。なお、図3は、図2に示す放射線検出器の、P線で切った場合の断面の一部を示すものである。また、図4は、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間、すなわち第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に印加する電圧及びその昇圧時間の関係の一例を示すグラフである。
最初に、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間(第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間)に、放射線検出に際して必要な所定の電圧(第1の電圧)を印加する。この際、第1の電圧を600Vとし、図4に破線で示すように、上記電極パターン間に印加する電圧を37分間で連続的に増大させて600Vまで上昇させようとすると、例えば、電圧印加開始から25分経過後の、400Vまで電圧が上昇した時点で、上記電極パターン間に大電流が流れるようになり、第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に連続した放電が生じたり、発火が生じたりして、電流検出回路等の、近傍に位置する配線がショートしてしまう。
したがって、本実施形態では、図4に実線で示すように、電圧印加開始から10分経過して200V(第2の電圧)まで電圧が上昇した時点で、一旦昇圧を中止し、この第2の電圧が第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間(第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間)に印加された状態で5分間保持する。その後、再び印加電圧を第2の電圧である200Vから第1の電圧である600Vまで約22分間かけて上昇させる。
この場合においては、第1の電圧である600Vはもちろん、これよりも十分に低い200Vの電圧値においても、上記電極パターン間、すなわち第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に大電流が流れるのを防止することができる。この結果、第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に連続した放電が生じたり、発火に起因した電流検出回路等の配線がショートしたりすることなく、それらの間に設定電圧である上記第1の電圧を印加することができ、以下に説明する放射線の検出に供することができるようになる。
なお、図4に示す昇圧プロファイルはあくまで一例であって、本実施形態は、図4に示された昇圧プロファイルに限定されるものではない。具体的には、第2の電極パターン213の凸状部214の先端部の形状や大きさ、あるいは凸状部214と第1の電極パターン212の端部212Bとの距離等に依存して、適宜に決定することができる。
但し、好ましくは、上記第1の電圧、すなわち電極パターン間の電位差を、実用的な検出電圧である400V〜800Vに設定した場合、前記第2の電圧、すなわち電極パターン間の電位差を150V〜250Vに設定する。同様に、前記第2の電圧における保持時間を5分以上とする。これによって、第2の電極パターン213の凸状部214の先端部の形状や大きさ等を考慮することなく、実用的な放射線検出器としての範疇において、上述した作用効果をより簡易に得ることができる。
また、実用的な検出電極である400V〜800Vの範囲は以下の理由に基づいて設定されている。すなわち、本発明の放射線検出で利用する電子雪崩増幅を引き起こすには、400V以上の電圧印加が必要となる。エネルギー強度の大きな粒子線(放射線)は400V程度の電圧印加でも検知できるが、エネルギー強度の小さい粒子線(放射線)は600〜800Vの電圧印加を行わないと検知するのが困難になる。一方、800Vを越える電圧印加を行うと、大きなエネルギー強度を有する粒子線(放射線)が飛来した場合、電子雪崩増幅が過度に発生してしまい、読み出し回路が破損してしまう場合がある。
さらに、上記第2の電圧を150V〜250Vに設定する理由は以下の事実に基づく。
電極間で大電流が流れた際に放電が生じる理由の一つとして、電極間に存在する(跨る)ごみが放電の核となることが挙げられるが、第2の電圧を150V〜250Vに設定し、この電圧で所定時間、好ましくは5分以上保持すると、当該ごみが焼却除去されるようになる。結果として、放射線検出器を機能不全とさせていた放電を十分に抑制することができるようになる。
しかしながら、第2の電圧が150V未満では、ごみの焼却除去が十分でなくなり、250Vを超えると、ごみが炭化してしまって電極間を短絡させてしまい、放電が生じていた場合と同様に、放射線検出器が機能不全となってしまう危険性がある。
なお、保持時間の上限値は特に限定されるものではないが、例えば10分程度とすることができる。10分を超えるような保持時間を設定しても、上述した作用効果上においてさらなる優位性を生じることがなく、逆に全体的な昇圧時間が長時間化するので好ましくない。
表1〜3には、上記第1の電圧を600V,400V,800Vとし、上記第2の電圧を150V、200V、250Vとして、前記第2の電圧での保持時間を、4分、5分及び10分とした場合の出火の有無を調べた結果を掲載する。表1〜3から明らかなように、本発明に従って、前記第2の電圧での保持時間を5分及び10分とした場合は、第1の電極パターン212の端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に連続した放電が生じず、その結果発火が生じることなく、電流検出回路等の配線がショートしてしないことが分かる。
一方、本発明と異なり、第1の電圧が600V及び800Vであり、前記第2の電圧での保持時間を4分とした場合、その電圧値が150V、200V、250Vの場合において、それぞれ400V、450V及び500Vの電圧値において配線の一部に発火跡が見られたため、それ以降の電圧上昇を中止した。結果として、上記第1の電圧を600V、800Vまで昇圧することができず、放射線検出を行うことができなかった。
但し、第1の電圧が400Vの場合、第2の電圧が150Vの場合は、400Vの電圧値において配線の一部に発火跡が見られるものの、第2の電圧が200V、250Vの場合は、第1の電圧である400Vまでの昇圧過程において、配線の一部に発火跡は見られなかった。すなわち、第1の電圧の値が低くなると、昇圧に関する条件が緩和されることが分かる。
Figure 2011017695
Figure 2011017695
Figure 2011017695
なお、電極間での連続した放電等は、昇圧時間、すなわち昇圧速度にも依存すると考えられるが、現存する電圧印加手段を用いた場合においては、その電圧印加手段に余分な負荷をかけて破損しないような速度で昇圧を行う限り、上述のような第2の電圧値の範囲及び保持時間の範囲に設定しておけば、電極間での連続した放電等を回避することができる。
図5は、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間、すなわち第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間に印加する電圧及びその昇圧時間の関係の他の例を示すグラフである。
図4に示す例では、実線で示すように、電圧印加開始から10分経過して200V(第2の電圧)まで電圧が上昇した時点で、一旦昇圧を中止し、この第2の電圧が第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間(第1の電極パターン212の開口部212Aに露出した端部212B及び第2の電極パターン213の凸状部214間)に印加された状態で5分間保持する。その後、再び印加電圧を第2の電圧である200Vから第1の電圧である600Vまで約22分間かけて上昇させていた。
すなわち、図4に示す例では、第2の電圧を一点とし、この一点の電圧のみを第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間に印加して所定時間保持するようにしていた。
これに対して、図5に示す例では、第2の電圧を二点とし、この二点の電圧を第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213間に印加して所定時間保持するようにしている。この場合、図4に示す例に比較して、全体的な保持時間を短縮化できる。結果として、目的とする第1の電圧までの昇圧時間を短縮化することができる。
具体的に、図5に示すように、電圧印加開始から4分経過して200V(一点目の第2の電圧)まで電圧が上昇した時点で一旦昇圧を中止し、この電圧で2分間保持する。その後、再び印加電圧を上昇させ、4分経過後に400V(二点目の第2の電圧)まで電圧が上昇した時点で再度昇圧を中止、この電圧で2分間保持する。その後、再び印加電圧を上昇させ、4分経過後に第1の電圧に上昇させる。
上記具体例からも明らかなように、第2の電圧を二点とし、それぞれの電圧で保持することにより全体的な保持時間が4分となり、図4に示す例の5分に比較して保持時間が1分短縮化されていることが分かる。また、昇圧時間も16分となり、図4に示す例の37分に比較して21分短縮化されていることが分かる。
なお、第2の電圧は、図5に示すよう必ずしも二点とする必要はなく、必要に応じて三点以上とすることができる。
また、第2の電圧を二点以上とする場合は、その電圧が150V〜450Vとすることが好ましい。この理由は、上述したように、電極間に存在するごみの焼却除去を効果的に行うことが出来ることに起因する。
また、本実施形態においては、第2の電極パターン213の凸状部214の上面を平面とし、その端部がエッジ状に形成されている。このような形状の場合、特に第1の電極パターン212の端部212Bと凸状部214との間で局所的な放電が生じて大電流を生じやすい。したがって、本実施形態は、凸状部214の上面がエッジ部を有する場合に特に効果を発揮する。
なお、上述した電圧印加に際して、第1の電極パターン212をカソードとし、第2の電極パターン213をアノードとすることもできるし、第1の電極パターン212をアノードとし、第2の電極パターン213をカソードとすることもできる。但し、以下に説明する電子の電子雪崩増幅を引き起こすには、第2の電極パターン213の凸状部214の点電極としての形状が極めて重要な役割を果たすようになるので、第1の電極パターン212をカソードとし、第2の電極パターン213をアノードとすることが好ましい。
したがって、以下においては、第1の電極パターン212をカソードとし、第2の電極パターン213をアノードとした場合について、放射線検出器10の動作を簡単に説明する。
検出パネル21及び電極板22間には、所定のガス、例えばArとメタンとの混合ガスが充満している。さらに、電極板22は所定の電圧にバイアスされている。
図1に示す放射線検出器10に放射線が入射すると、前記放射線は前記ガスと衝突することによって前記ガスを電離し、電子を生成する。生成した電子は、ピクセル型放射線検出器20における電極板22のバイアス電圧を受けて検出パネル21に導かれ、第1の電極パターン212と、第2の電極パターン213の凸状部214との間に印加された電圧に起因して生成された大きな電場によって、電子雪崩を引き起こし、凸状部214に溜まるようになる。一方、前記電子雪崩によって生じた正イオンは、凸状部214から周囲の第1の電極パターン212に向けてドリフトする。
この結果、第1の電極パターン212及び第2の電極パターン213の凸状部214にそれぞれ正孔と電子がチャージされるようになるので、凸状部214、すなわちピクセル電極の位置を図示しない電荷検出回路で検出することによって、前記放射線のピクセル型放射線検出器20における入射位置を特定することができ、前記放射線の検出が可能となる。
次に、本発明の放射線検出器の製造方法について説明する。図6〜図10は、図1〜図3に示す放射線検出器10の、特にピクセル型放射線検出器20の製造方法の一例を示す工程図である。なお、本実施形態では、図2に示すP方向に沿った断面について示している。
最初に、図6に示すように、例えば熱硬化性樹脂のフィルムあるいはシート等からなる絶縁部材211の主面211A及び裏面211Bに、銅などの導電性部材からなる第1の電極層217及び第2の電極層218を形成する。次いで、第2の電極層218をプリプレグ32を介して、例えばポリイミドからなる支持基板31に貼り付ける。
なお、絶縁部材211が十分に厚く、以下に示すような製造工程に耐えうるような機械的強度を有するような場合においては、支持基板31及びプリプレグ32を省略することができる。
次いで、図7に示すように、第1の電極層217にフォトリソグラフィを施し、第1の電極層217において複数の加工用開口部217Aを形成すると同時に電極層218をストリップ状とする。
次いで、図8に示すように、第1の電極層217の複数の加工用開口部217Aを介して絶縁部材211にエネルギー線を照射し、絶縁部材211の厚さ方向において貫通孔211Hを形成する。なお、前記エネルギー線としては例えばレーザ光線を用いることができ、好ましくは炭酸ガスレーザを用いる。このガスレーザは、その波長特性から絶縁部材211のみに加工を施し、電極層218は加工しない。なお、前記エネルギー線照射に代えて、感光性フォトリソグラフィを施すことによって貫通孔211Hを形成しても良い。
次いで、図9に示すように、貫通孔211H内にビアフィルメッキを施し、貫通孔211Hを埋設するようにして金属メッキ層219を形成する。その後、図10に示すように、第1の電極層217に対して再度フォトリソグラフィ工程を施し、第1の電極層217において金属メッキ層219を中心とした円形状の開口部212を形成して、第1の電極パターン212を形成するとともに、金属メッキ層219からなる凸状部214と第2の電極層218とからなる第2の電極パターン213を形成する。
以上のような工程を経ることにより、検出パネル21が形成されるので、その後、電極板22等を対向配置し、それらの間に上記混合ガスを充満させ、さらにケーシングを行うことによって目的とする図1に示すような放射線検出器を得ることができる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
10 放射線検出器
20 ピクセル型放射線検出器
21 検出パネル
22 電極板
211 絶縁部材
212 第1の電極パターン
212A 第1の電極パターンの円形状開口部
213 第2の電極パターン
214 第2の電極パターンの凸状部
216 電圧印加手段

Claims (14)

  1. 絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、円形状の複数の開口部を有する第1の電極パターン、前記絶縁部材の前記第1の面と相対向する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記第1の電極パターンの前記開口部の略中心部に先端が露出してなる凸状部を有する第2の電極パターンを有し、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンとが第1の電位差を有するように設定されてなるピクセル型電極と、
    前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に、電圧を印加するとともに前記電圧の値を経時的に昇圧させ、前記第1の電位差よりも小さい第2の電位差に相当する第2の電圧に達した時点で所定時間保持した後、再度前記電圧を昇圧させて前記第1の電位差に相当する第1の電圧を印加するように制御されてなる電圧印加手段と、
    を具えることを特徴とする、放射線検出器。
  2. 前記電圧印加手段は、前記第1の電位差を400V〜800Vに設定するとともに、前記第2の電位差を150V〜250Vに設定することを特徴とする、請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記電圧印加手段は、前記第2の電圧における保持時間を5分以上とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載の放射線検出器。
  4. 前記第2の電圧は複数の電圧を含み、前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に印加する前記電圧を、前記複数の電圧それぞれに達した時点で所定時間保持することを特徴とする、請求項1に記載の放射線検出器。
  5. 前記第2の電位差を150V〜450Vに設定することを特徴とする、請求項4に記載の放射線検出器。
  6. 前記電圧印加手段は、前記第2の電圧における保持時間を5分未満とすることを特徴とする、請求項4又は5に記載の放射線検出器。
  7. 前記第2の電極パターンの前記凸状部は、その上面においてエッジ部を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の放射線検出器。
  8. 絶縁部材の第1の面上に形成されるとともに、円形状の複数の開口部を有する第1の電極パターン、前記絶縁部材の前記第1の面と相対向する第2の面上に形成されるとともに、前記絶縁部材を貫通し、前記第1の電極パターンの前記開口部の略中心部に先端が露出してなる凸状部を有する第2の電極パターンを有し、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンとが第1の電位差を有するように設定されてなるピクセル型電極を準備するステップと、
    前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に、電圧を印加するとともに前記電圧の値を経時的に昇圧させ、前記第1の電位差よりも小さい第2の電位差に相当する第2の電圧に達した時点で所定時間保持した後、再度前記電圧を昇圧させて前記第1の電位差に相当する第1の電圧を印加するステップと、
    を具えることを特徴とする、放射線検出方法。
  9. 前記第1の電位差を400V〜800Vに設定するとともに、前記第2の電位差を150V〜250Vに設定することを特徴とする、請求項8に記載の放射線検出方法。
  10. 前記第2の電圧における保持時間を5分以上とすることを特徴とする、請求項8又は9に記載の放射線検出方法。
  11. 前記第2の電圧は複数の電圧を含み、前記第1の電極パターン及び前記第2の電極パターン間に印加する前記電圧を、前記複数の電圧それぞれに達した時点で所定時間保持することを特徴とする、請求項8に記載の放射線検出方法。
  12. 前記第2の電位差を150V〜450Vに設定することを特徴とする、請求項11に記載の放射線検出方法。
  13. 前記第2の電圧における保持時間を5分未満とすることを特徴とする、請求項11又は12に記載の放射線検出方法。
  14. 前記第2の電極パターンの前記凸状部は、その上面においてエッジ部を有することを特徴とする、請求項8〜13のいずれか一に記載の放射線検出方法。
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