JP2011015710A - ペーパーホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙の切断後、紙の先端部分を使用者の引き出し易い位置に位置させる利便性に優れたペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】トイレットペーパーホルダー1は、ホルダー本体2と、カバー部材3と、1対の回転機構部4a,4bとを備え、回転機構部4aは、連動回転板17と、ペーパー支持部材18と、ペーパー支持部材18をロール紙R側へ弾性付勢するコイルバネ19と、このコイルバネ19の一端部を受け止めるバネ受け板20と、ロール紙Rの引き出し方向への回動力により捩じり弾性変形する捩じりバネ部材10と、この捩じりバネ部材10が所定回転角以上捩じり弾性変形しないように規制する規制機構21とを備え、ロール紙Rを引き出して紙を切断後に捩じりバネ部材10の弾性復元力でロール紙Rが所定回転角巻き取り方向へ回転し、次に使用する紙の先端部分がカバー部材3の紙切り部3dよりも下方へ垂れ下がるように構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、ロール紙を回転可能に装着してカット可能なペーパーホルダーに関し、特に、ロール紙から引き出された紙の後端部分を切断後、次に使用する紙の先端部分がロール紙の上面を覆うカバー部材の紙切り部よりも下方へ垂れ下がるように構成したペーパーホルダーに関するものである。
従来から、一般的なトイレットペーパーホルダーにおいては、ロール紙のコア穴にペーパー支持部材を挿通してロール紙を回転自在に保持し、そのロール紙から引き出された紙を、ロール紙の上面を覆うカバー部材の先端部の紙切り部で切断するように構成されている。
従来のトイレットペーパーホルダーにおいては、1回の使用に適正な長さ分の紙が引き出されてその後端部分が切断された後、次に使用する紙の先端部がカバー部材の下側に隠れてしまうため、次に使用する紙を容易に引き出すことができないという問題があった。そのため、次の紙を使用する際、先ず、使用者はカバー部材を上方へ持ち上げてロール紙を直接手で引き出し方向に回転させ、指で掴める程度の長さの紙を紙切り部よりも下方へ引き出す必要があった。特に、高齢者や手に障害がある人にとっては、カバー部材から紙の先端部分を引き出す動作が困難であった。
近年、上記の問題点を解決するために種々の工夫や改良が施されたトイレットペーパーーホルダーが実用に供されている。例えば、特許文献1に記載のトイレットペーパーホルダーにおいては、平面視にてコ字形のホルダー本体の左右の側板部材の一方に回転補助具が付設されている。この回転補助具は、ロール紙よりも大径の略円形板状に形成され、中央部がロール紙のコア穴に係合し、ロール紙と一体回転可能に側板部材に支持されている。
特開2007−275533号公報
特許文献1のトイレットペーパーホルダにおいては、回転補助具の外周部分が側板部材よりも前方へ突出しており、紙の先端部が切断板の下側に隠れてしまっている場合、使用者が回転補助具の外周部分を掴んで回転補助具を引き出し方向へ回転させることで、ロール紙が回転して指で掴める程度の長さ分の紙がペーパー切断板よりも下方へ垂れ下がる。
しかし、特許文献1のトイレットペーパーホルダにおいては、使用者が直接手で回転補助具を回転させる操作が必要となるので面倒である。しかも、回転補助具を回転させ過ぎた場合、必要以上の長さの紙が切断板よりも下方へ垂れ下がってしまい、結果として1回の使用に適正な長さ分以上の紙が引き出されてしまう虞がある。
従来のトイレットペーパーホルダーにおいては、紙を紙切り部で切断するときに、カバー部材を強くロール紙側に押えることで、次に使用する紙がロール紙にくっついてしまうため、次に使用する紙の先端部分をロール紙から引き離す必要があり、面倒である。
本発明の目的は、ロール紙を引き出して紙を切断後に、次に使用する紙の先端部分を使用者の引き出し易い位置に位置させる、利便性に優れたペーパーホルダーを提供することである。
請求項1のペーパーホルダーは、ロール紙を着脱可能且つ回転可能に装着してカット可能なペーパーホルダーにおいて、平面視にてコ字形で建物側壁部に固定されるホルダー本体と、ホルダー本体の上端側部分に付設されてロール紙の上面を覆い且つ先端部に紙切り部を有するカバー部材と、ホルダー本体の左右の側板部材に対向状に付設され且つロール紙の両端部を一体回転可能に支持する1対の回転機構部とを備え、回転機構部は、ロール紙の引き出し方向への回動力により捩じり弾性変形する捩じりバネ部材と、この捩じりバネ部材が所定回転角以上捩じり弾性変形しないように規制する規制機構とを有し、ロール紙を引き出して切断後に捩じりバネ部材の弾性復元力でロール紙が所定回転角巻き取り方向へ回転し、紙の先端部分がカバー部材の紙切り部よりも下方へ垂れ下がるように構成したことを特徴としている。
このペーパーホルダーにおいては、使用者が紙の先端部分を掴んでロール紙を引き出し方向へ回転させると、1対の回転機構部がロール紙と一体回転する。回転機構部が回転すると、その回動力により捩じりバネ部材がロール紙の引き出し方向への回動力により所定角捩じり弾性変形する。捩じりバネ部材は、規制機構により、所定回転角以上捩じり弾性変形しないように規制される。
ロール紙から引き出された紙の後端部分が切断された後、捩じりバネ部材の弾性復元力により、回転機構部とロール紙が、所定回転角巻き取り方向へ一体回転して紙の先端部分がカバー部材の紙切り部よりも下方へ垂れ下がるので、次に使用する紙を容易に引き出すことができる。
請求項2のペーパーホルダーは、請求項1の発明において、回転機構部は、側板部材に回転可能に装着された連動回転板と、この連動回転板に相対回転不能に且つ左右方向へ可動に装着されてロール紙のコア穴に係合可能なペーパー支持部材と、このペーパー支持部材を突出側へ弾性付勢するコイルバネと、このコイルバネの一端部を受け止めるバネ受け板とを備えたことを特徴としている。
請求項3のペーパーホルダーは、請求項2の発明において、連動回転板の外周側部分の全周に、複数のリブで仕切られた複数の凹部が形成され、捩じりバネ部材は側板部材とバネ受け板の間に配設され、この捩じりバネ部材は、一端部が側板部材に固定された捩じりバネ部と、この捩じりバネ部の他端から半径方向外側へ延びるレバー部と、このレバー部の先端に形成されてリブに係合可能な係合部とを有することを特徴としている。
請求項4のペーパーホルダーは、請求項3の発明において、側板部材には、捩じりバネ部材の係合部がリブと係合するようにレバー部を案内する円弧状の案内リブが形成され、規制機構は、案内リブのロール紙引き出し方向の前進端部に形成され且つ捩じりバネ部材の係合部がリブから外れるようにレバー部を案内する逃し案内部で構成されたことを特徴としている。
請求項5のペーパーホルダーは、請求項1〜4の発明の何れか1つにおいて、所定回転角が約220度であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ペーパーホルダーは、ホルダー本体と、カバー部材と、1対の回転機構部とを備え、回転機構部は、捩じりバネ部材と、規制機構とを有し、ロール紙を引き出して切断後に捩じりバネ部材の弾性復元力でロール紙が所定回転角巻き取り方向へ回転し、紙の先端部分がカバー部材の紙切り部よりも下方へ垂れ下がるように構成したので、回転機構部によりロール紙を自動的に巻き取り方向へ回転させることで、紙の先端部分を使用者が引き出し易い位置に位置させることができる。その結果、次に使用する紙を容易に引き出すことができる。
即ち、ロール紙を引き出して切断した後、次の紙の先端部分がカバー部材の下側に隠れてしまうことがないので、カバー部材を引き上げて次の紙の先端部分を引き出す手間を解消することができる。特に、高齢者や手に障害がある人でも、次に使用する紙をスムーズに引き出すことができる。
請求項2の発明によれば、回転機構部は、側板部材に回転可能に装着された連動回転板と、ロール紙のコア穴に係合可能なペーパー支持部材と、このペーパー支持部材を突出側へ弾性付勢するコイルバネと、このコイルバネの一端部を受け止めるバネ受け板とを備えたので、簡単な構成でもって回転機構部を回転させることができる。
請求項3の発明によれば、連動回転板の外周側部分の全周に、複数のリブで仕切られた複数の凹部が形成され、捩じりバネ部材は側板部材とバネ受け板の間に配設され、この捩じりバネ部材は、一端部が側板部材に固定された捩じりバネ部と、この捩じりバネ部の他端から半径方向外側へ延びるレバー部と、このレバー部の先端に形成されてリブに係合可能な係合部とを有するので、簡単な構成でもって連動回転板を回転させることができる。
請求項4の発明によれば、側板部材には、捩じりバネ部材の係合部がリブと係合するようにレバー部を案内する円弧状の案内リブが形成され、規制機構は、案内リブのロール紙引き出し方向の前進端部に形成され且つ捩じりバネ部材の係合部がリブから外れるようにレバー部を案内する逃し案内部で構成されたので、規制機構により捩じりバネ部材の弾性変形が規制されることで、次に使用する紙の先端部分を使用者の引き出し易い位置に確実に位置させることができる。
請求項5の発明によれば、所定回転角が約220度であるので、請求項1〜4と同様の効果を奏する。
本発明の実施例のトイレットペーパーホルダーの斜視図である。 トイレットペーパーホルダーの左側面図である。 トイレットペーパーホルダーの正面図である。 トイレットペーパーホルダーの平面図である。 トイレットペーパーホルダーの横断平面図である。 ホルダー本体の縦断正面図である。 図6のVII 矢視側面図である。 図7のVIII−VIII線拡大断面図である。 1対の回転機構部の縦断面図である。 連動回転板の側面図である。 連動回転板の縦断面図である。 ペーパー支持部材の側面図である。 ペーパー支持部材の縦断面図である。 バネ受け板の側面図である。 バネ受け板の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図15に示すように、トイレットペーパーホルダー1は、ロール紙Rを着脱可能且つ回転可能に装着して、使用者によりロール紙Rから1回の使用に適正な長さ分だけ引き出された紙の後端部分を切断するように構成されている。図1〜図5に示すように、トイレットペーパーホルダー1は、平面視にてコ字形のホルダー本体2と、このホルダー本体2の上端側部分に付設されたカバー部材3と、ロール紙Rの左右両端部を一体回転可能に支持する1対の回転機構部4a,4bを備えている。
ホルダー本体2は、左右方向に細長い連結板部材5と、この連結板部材5の左右両端から直角に前側に屈曲して前方へ延びる1対の側板部材6a,6bとを一体成形した合成樹脂成形体である。連結板部材5には複数のビス孔(図示略)が形成されており、ビスをビス孔に挿入してトイレの側壁部Taに螺合させることで、ホルダー本体2がトイレの側壁部Taに固定される。
図1〜図7に示すように、左右1対の側板部材6a,6bは、左右対称のものであるので、右側の側板部材6aについてのみ説明する。右側の側板部材6aの前部に形成された円板部の内壁面には、回転機構部4aを回転自在に収容する円形の収容凹部7が形成されている。尚、1対の回転機構部4a,4bは、左右対称のものであるので、右側の回転機構部4aについてのみ説明する。
収容凹部7の奥端面の中央部には、側板部材6aの円板部に形成されたネジ挿通穴と連通する円形穴8と、この円形穴8の外周縁近傍を囲繞する環状の支軸部9がロール紙R側(左右方向内側)に向けて突設されている。この支軸部9には、回転機構部4aの捩じりバネ部材10の捩じりバネ部10aが外嵌されている。支軸部9内には、筒状のスペーサー11が装着されている。このスペーサー11は、側板部材6aのネジ挿通穴を挿通してスペーサー11の内部に挿入されたボルト12と、ボルト12の先端部にワッシャー13を介して螺嵌されたナット14とにより支軸部9に固定されている。
図6、図7に示すように、側板部材6aにおいて収容凹部7の奥端面には、ロール紙R側に向けて突出した断面矩形状の案内リブ15が約220度の円弧領域に形成されている。
図1〜図4、図6に示すように、合成樹脂製又は金属製のカバー部材3は、ロール紙Rの上面を覆うように左右1対の側板部材6a,6bの後部の上端側部分に付設されている。カバー部材3の本体部3aの後端部には、側板部材6a,6bと直交する1対の枢支軸3bが設けられ、これら枢支軸3bを左右1対の側板部材6a,6dの後部の上端側部分に固定した合成樹脂製の軸受け部材16に回動自在に装着することで、カバー部材3が上下方向に位置切換え自在に構成されている。
カバー部材3は、矩形板状に形成されて側面視にて若干前方程下側へ傾斜した本体部3aと、本体部3aの前端から斜め下向きに湾曲した湾曲部3cと、湾曲部3cの下端から直角に前方に屈曲した紙切り部3dとを備えている。ロール紙Rの上面と当接する紙切り部3dの下端面は平坦面に形成されており、カバー部材3を強く押えて紙を切断した後の紙切り部3dのロール紙Rへの食い込みを防止するようになっている。図2に示すように、ロール紙Rがホルダー本体2内に装着されると、カバー部材3は、紙切り部3dの下端面がロール紙Rの上面に当接し、カバー本体3aがロール紙Rの上面から所定間隔離間した位置でロール紙Rの上面を覆うように構成されている。
図5、図9に示すように、1対の回転機構部4a,4bは、ロール紙Rから引き出された紙の後端部分を紙切り部3dで切断後、次に使用する紙の先端部分を、自動的に紙切り部3dよりも下方へ垂れ下がるようにする機能を有するものである。1対の回転機構部4a,4bは、左右に対称の構造であり、左右の側板部材6a,6bの収容凹部7に対向状に且つ回転可能に装着されている。
図5〜図15に示すように、右側の回転機構部4aは、側板部材6aに回転可能に装着された連動回転板17と、ロール紙Rのコア穴に係合可能なペーパー支持部材18と、ペーパー支持部材18をロール紙R側へ弾性付勢するコイルバネ19と、コイルバネ19の一端部を受け止めるバネ受け板20と、ロール紙Rの引き出し方向への回動力により捩じり弾性変形する捩じりバネ部材10と、この捩じりバネ部材10が所定回転角以上捩じり弾性変形しないように規制する規制機構21とを備えている。
図5、図9〜図11に示すように、連動回転板17は、側板部材6aの収容凹部7に回転自在に収容された円形状の合成樹脂成形体である。連動回転板17の中央部には、円形穴17aと、この円形穴17aの外周縁にロール紙R側に向けて突出した環状の筒部17bが設けられている。筒部17bには、その内部に収容部17cと、その内端から直角に内側に屈曲した係止部17dとが一体形成されている。収容部17cには、連動回転板17の外端から円形穴17aを介して挿入されたペーパー支持部材18が装着されている。
図10、図11に示すように、連動回転板17の外面の外周側部分の全周には、所定小間隔おきに形成された断面矩形の複数のリブ17eと、これら複数のリブ17eで仕切られた複数の凹部17fとが設けられている。連動回転板17には、バネ受け板20の係止爪20aを装着する為の矩形状の取付穴17gが周方向に90度間隔に形成されている。連動回転板17には、バネ受け板20を収容する為の収容孔17hが形成されている。この収容孔17hは、円形穴17aと連通し且つ円形穴17aよりも大径に形成されている。
図9、図12、図13に示すように、ペーパー支持部材18は、ロール紙Rのコア穴の内周面に係合可能な係合部18aと、この係合部18aの外端部の外周部に外側に向けて突出した環状のフランジ部18bとを有する。
係合部18aは、ロール紙Rのコア穴よりも僅かに小径に形成された外端開放状の円筒体である。係合部18aの内端壁の中央部には円形穴18cが形成され、外周側部分には3つの係合リブ18dが周方向に120度間隔に設けられている。この係合リブ18dは、外周側へ移行する程尖鋭化するように断面三角形状に形成されている。
係合部18aの内部において円形穴18cの外周縁部には、円形穴18cを囲繞するように突出した環状のバネ支持部18eが設けられている。このバネ支持部18eには、コイルバネ19の一端部分が外嵌され係合部18aで受け止められている。フランジ部18bには、凹状に切り欠いた上下1対の切欠凹部18fが形成されている。
図9に示すように、切欠凹部18fは連動回転板17の収容部17cの内周壁に形成された嵌合リブ17iに嵌合し、フランジ部18bは、係止部17dに当接している。ペーパー支持部材18は、連動回転板17の収容部17cに、係合部18aが収容部17cからロール紙R側へ突出した状態で、連動回転板17に相対回転不能に装着され、コイルバネ19により左右方向に可動に装着されている。
図5、図9に示すように、コイルバネ19は、ペーパー支持部材18とバネ受け板20の間に配設され、ペーパー支持部材18をロール紙R側へ弾性付勢する付勢力を発生させる圧縮コイルバネである。コイルバネ19は、一端がペーパー支持部材18の係合部18aで係止され、他端がバネ受け板20で係止されている。
図5、図9、図14、図15に示すように、合成樹脂製のバネ受け板20は、連動回転板17よりも小径の円形板状に形成され、連動回転板17の収容孔17hに装着されている。バネ受け板20の中央部には、円形穴20bと、この円形穴20bの外周縁近傍を囲繞するようにロール紙R側へ突出した環状のバネ支持部20cとが設けられている。バネ支持部20cにはコイルバネ19の他端部分が外嵌されバネ受け板20の内面で受け止められている。
バネ受け板20の内面の外周縁近傍部には、連動回転板17の取付穴17gに着脱可能に装着される係止爪20aが周方向に90度間隔に設けられている。この係止爪20aは、バネ受け板20からロール紙R側へ向けて突出した弾性変形可能な二股形状に形成され、その先端部の外周面はテーパ状に形成されている。図5に示すように、係止爪20aは連動回転板17の取付穴17gからの挿入時に縮小側に弾性変形し且つその取付穴17gの通過後に拡大側に復帰するように構成されている。
バネ受け板20は、連動回転板17の収容孔17hに装着される際、係止爪20aが取付穴17gに装着されて連動回転板17の内面に係止され、円形穴20bの内周壁がスペーサー11の外周面に遊嵌される。バネ受け板20は、連動回転板17の回転時に、連動回転板17と一体回転する。
図5、図7に示すように、捩じりバネ部材10は、側板部材6aとバネ受け板20の間に側板部材6aの支軸部9に外嵌保持され且つ一端部が側板部材6aの収容凹部7の穴に嵌入された捩じりバネ部10aと、捩じりバネ部10aの他端から半径方向外側へ延びるレバー部10bと、このレバー部10bの先端に形成された係合部10cとを有する。
レバー部10bは、先端側部分の1ヶ所が案内リブ15に当接し側板部材6aと平行状態に保持されている。係合部10cはU形に形成され、連動回転板17のリブ17eに係合している。捩じりバネ部材10は、ロール紙Rの引き出し方向の回動力による連動回転板17の回転により、係合部10cとリブ17eの係合を介して案内リブ15の始端の係止部15aで係止された状態から、支軸部9を中心にロール紙R引き出し方向に案内リブ15の後端までの約220度の回転角で弾性変形するように構成されている。捩じりバネ部材10が弾性変形して紙切り部3dで紙切断後、捩じりバネ部材10の弾性復元力で、連動回転板17の回転を介してロール紙Rが自動的に巻き取り方向に回転するようになっている。
図7、図8に示すように、規制機構21は、案内リブ15のロール紙R引き出し方向の前進端部に形成された傾斜スリット状の逃し案内部21aであって捩じりバネ部材10のレバー部10bを導入可能な逃し案内部21aと、この逃し案内部21aの先端縁に形成されロース紙R側に向かって突出したストッパー部21bとで構成されている。
図8に示すように、逃し案内部21aは、案内リブ15の前進端部の前面に、ロール紙Rの引き出し方向側に行くほど側板部材6a側(外側)に移行するように緩傾斜状に形成され、捩じりバネ部材10が所定回転角(約220度)以上弾性変形した場合、捩じりバネ部材10の係合部10cがリブ17cから外れるようにレバー部10bを案内する。
以上説明したペーパーホルダー1の作用、効果について説明する。
ロール紙Rをトイレットペーパーホルダー1に装着する場合、ロール紙Rをホルダー本体2内に挿入するとき1対のペーパー支持部材18の係合部18aがコイルバネ19の付勢力に抗して側板部材6a,6b側へ移動する。
ロール紙Rがホルダー本体2内に装着されると、係合部18aがコイルバネ19によりロール紙R側に弾性付勢されているため、係合部18aがロール紙Rのコア穴に挿入される。係合部18aには係合リブ18dが形成されているので、係合リブ18dがコア穴の内周面に食い込むことで、ロール紙Rのコア穴の径のバラツキに対処でき、係合部18aがコア穴から抜けるのを防止することができ、1対の回転機構部4a,4bがロール紙Rと一体回転するようになっている。
使用者が紙の先端部分を掴んでロール紙Rを引き出し方向へ回転させると、ロール紙Rの引き出し方向の回動力により連動回転板17と、連動回転板17に装着されたバネ受け板20とが支軸部9を中心にロール紙引き出し方向に一体回転すると共に、この回転により、捩じりバネ部材10の係合部10cが連動回転板17のリブ17eに係合した状態で、レバー部10bが案内リブ15によりロール紙R引き出し方向に案内され、捩じりバネ部材10が約220度の回転角弾性変形する。
捩じりバネ部材10が案内リブ15の前進端部まで弾性変形すると、規制機構21により捩じりバネ部材10の弾性変形が規制される。即ち、図8に示すように、捩じりバネ部材10の係合部10cがリブ17eから外れるようにレバー部10bが逃がし案内部21aに案内され、レバー部10bが逃し案内部21aに挟持された状態で係合部10cがリブ17eから外れるので、ストッパー部21bにより捩じりバネ部材10の弾性変形が抑止される。その後は、ロール紙Rの引き出し方向への回動力により連動回転板17とバネ受け板20のみが回転する。
1回の使用に適正な紙が引き出されてその後端部分がカバー部材3の紙切り部3dで切断された後、捩じりバネ部材10の弾性復元力により、ロール紙Rと回転機構部4aがロール紙Rの巻き取り方向へ約220度回転する。即ち、連動回転板17とバネ受け板20とが支軸部9を中心にロール紙Rの巻き取り方向に一体的に回転すると共に、捩じりバネ部材10の係合部10cが連動回転板17のリブ17eに係合して案内リブ15の始端まで復帰し、次に使用する紙の先端部分がその自重によりカバー部材3の紙切り部3dよりも下方へ垂れ下がる。そのため、次に使用する紙の先端部分を使用者が引き出し易い位置に位置させることができる。使用者は、直接手でロール紙Rを引き出し方向に回転させる必要がないため、次の紙を使用する際の面倒で不衛生的な操作を不要にすることができる。
ロール紙Rが引き出されてその後端部分が切断された後、次に使用する紙の先端部分がカバー部材3の下側に隠れてしまうことがないので、次に使用する紙の先端部分を引き出す為の手間を確実に解消でき、次に使用する紙を容易に引き出すことができる。特に、高齢者や手に障害がある人でも、次に使用する紙をスムーズに引き出すことができる。
実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]捩じりバネ部材10は、実施例のものに限るものではなく、種々の形状の捩じりバネ部材を採用してもよい。
2]前記実施例では、規制機構21により捩じりバネ部材10が約220度以上弾性変形しないように規制されたが、この回転角に限るものではない。例えば、規制機構により、捩じりバネ部材10を、220度よりも小さい回転角又は大きい回転角以上弾性変形しないように規制してもよい。
3]前記実施例では、トイレットペーパーホルダー1に本発明を適用したが、その他、キッチンペーパーホルダー等にも本発明を適用することができる。
4]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態が実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
R ロール紙
Ta トイレの側壁部
1 トイレットペーパーホルダー
2 ホルダー本体
3 カバー部材
3d 紙切り部
4a、4b 回転機構部
6a、6b 側板部材
10 捩じりバネ部材
10a 捩じりバネ部
10b レバー部
10c 係合部
15 案内リブ
17 連動回転板
17e リブ
17f 凹部
18 ペーパー支持部材
19 コイルバネ
20 バネ受け板
21 規制機構
21a 逃し案内部

Claims (5)

  1. ロール紙を着脱可能且つ回転可能に装着してカット可能なペーパーホルダーにおいて、 平面視にてコ字形で建物側壁部に固定されるホルダー本体と、
    前記ホルダー本体の上端側部分に付設されてロール紙の上面を覆い且つ先端部に紙切り部を有するカバー部材と、
    前記ホルダー本体の左右の側板部材に対向状に付設され且つロール紙の両端部を一体回転可能に支持する1対の回転機構部とを備え、
    前記回転機構部は、ロール紙の引き出し方向への回動力により捩じり弾性変形する捩じりバネ部材と、この捩じりバネ部材が所定回転角以上捩じり弾性変形しないように規制する規制機構とを有し、
    ロール紙を引き出して切断後に前記捩じりバネ部材の弾性復元力でロール紙が前記所定回転角巻き取り方向へ回転し、紙の先端部分が前記カバー部材の紙切り部よりも下方へ垂れ下がるように構成したことを特徴とするペーパーホルダー。
  2. 前記回転機構部は、側板部材に回転可能に装着された連動回転板と、この連動回転板に相対回転不能に且つ左右方向へ可動に装着されてロール紙のコア穴に係合可能なペーパー支持部材と、このペーパー支持部材を突出側へ弾性付勢するコイルバネと、このコイルバネの一端部を受け止めるバネ受け板とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のペーパーホルダー。
  3. 前記連動回転板の外周側部分の全周に、複数のリブで仕切られた複数の凹部が形成され、前記捩じりバネ部材は側板部材とバネ受け板の間に配設され、
    この捩じりバネ部材は、一端部が側板部材に固定された捩じりバネ部と、この捩じりバネ部の他端から半径方向外側へ延びるレバー部と、このレバー部の先端に形成されて前記リブに係合可能な係合部とを有することを特徴とする請求項2に記載のペーパーホルダー。
  4. 前記側板部材には、前記捩じりバネ部材の係合部が前記リブと係合するようにレバー部を案内する円弧状の案内リブが形成され、
    前記規制機構は、前記案内リブのロール紙引き出し方向の前進端部に形成され且つ前記捩じりバネ部材の係合部が前記リブから外れるようにレバー部を案内する逃し案内部で構成されたことを特徴とする請求項3に記載のペーパーホルダー。
  5. 前記所定回転角が約220度であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のペーパーホルダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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