JP2011013411A - マイクロレンズアレイの製造方法及びフォトマスク - Google Patents

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【課題】斜め方向でのレンズ間ギャップが0.2μm以下のマイクロレンズアレイのレンズ間ギャップの製造バラツキを小さくする。
【解決手段】市松状に配置した第1のマイクロレンズを、第1のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第1の工程と、前記第1の工程において選択されなかった第2のマイクロレンズを市松状に配置した第2のマイクロレンズを、第2のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第2の工程とを有し、前記第1のフォトマスクに、八角形の遮光パターンと、前記遮光パターンの斜め方向の間の間隔に位置する光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、前記遮光パターンと前記帯状の間隙パターン以外の領域であって半透過性を有する半透光部とを有するフォトマスクを用いてマイクロレンズアレイを製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイなどに組み込まれたハロゲンランプ、冷陰極線管、LEDなどの光源から発せられた光を均一に光拡散、集光するために用いるマイクロレンズアレイ、あるいは、CMOSやCCD等の受光素子に代表される撮像素子に画像を投影する際に、各受光素子が受光する光量を大きくするために各受光素子上に形成される集光性のマイクロレンズに関し、特に、微細ピッチのマイクロレンズであっても開口率が高いマイクロレンズアレイの製造方法及びフォトマスクに関する。
ビデオカメラ、ディジタルカメラ、携帯電話に用いられる撮像デバイスは高画素化が求められている。画素が微細になると、画素を構成するCCD、CMOS等からなる受光素子も微細になる。微細な受光素子への集光効率を高めるため、広くマイクロレンズが利用されている。これは、画素への入射光を効率よくマイクロレンズにて集光して、受光素子に入射させ、受光感度を向上させるためである。
特許文献1のように、マイクロレンズアレイを熱リフロー方式で製造する方法がある。すなわち、まず、マイクロレンズとなる感光性レンズ材料(例えば、透明なポジ型の感光性樹脂)を基板上に塗布して感光性レンズ材料層を形成する。次に、所定のパターンを有するパターン露光用マスクを介し感光性レンズ材料層にパターン露光した後、現像を行い、マイクロレンズを形成する部位に感光性レンズ材料層を形成する。次に、基板に加熱処理を行い感光性レンズ材料層の表面を溶かし、溶けた感光性レンズ材料層の表面張力にて、曲面を有するマイクロレンズを形成する。このような熱リフロー方式でマイクロレンズを形成する際、個々のマイクロレンズ同士に隙間がないと、加熱処理時、隣接したマイクロレンズ同士が溶着し、所望する曲面が形成できないことになる。このため、熱リフロー方式では隣接するマイクロレンズ同士の距離をある程度離す必要が生じ、各マイクロレンズ間に隙間を持たせる必要が生じる。そのため、画像領域を全てマイクロレンズで覆うことが出来ず、集光性の向上には限度がある。
そのため、特許文献2では、撮像デバイスの縦横の格子状に配置した複数の受光素子の中から市松状に選択された受光素子上にマイクロレンズを形成する第1の工程と、第1の工程において選択されなかった受光素子上にマイクロレンズを形成する第2の工程によりマイクロレンズを形成することでマイクロレンズ間の間隔を狭めてマイクロレンズで覆う画像領域を広げる技術が提案されていた。
特開2001−085657号公報 特開2006−066931号公報
特許文献2の技術では、第1の工程と第2の工程で用いるマイクロレンズ形成用のフォトマスクは、それぞれ、市松状のマイクロレンズのパターンを有する。そのフォトマスクは、マイクロレンズにより集光した光の撮像デバイスの受光量を大きくするために、マイクロレンズが撮像デバイスの受光素子を覆う面積を可能な限り大きくすることが重要である。そのために、マイクロレンズの斜め方向で間隔が開いてマイクロレンズが覆わない領域ができないようにしている。その第1の工程と第2の工程で用いる各フォトマスクは、
マイクロレンズを市松状に配置するが、そのマイクロレンズの集光光量を大きくするために、マイクロレンズの斜め方向での間隔をできるだけ小さく形成する必要がある。そうすると、マイクロレンズの斜め方向でのレンズ間ギャップを0.2μm以下に非常に狭くする必要がある。
マイクロレンズのサイズ(平面視でのマイクロレンズの大きさ)は、光の波長の3〜4倍あれば光の集光や光拡散に有効である。従って、例えば緑(Green)光の波長550nmを基準とすれば、平面視での大きさを1.5μmから2.2μmとし、マイクロレンズの曲率(あるいはレンズの厚み)や、傾き(断面視での斜面部の形状)を適宜調整することによって最適な集光性を得ることができる。
本発明者らの観測では、マイクロレンズの素材として用いるポジ型の感光性フェノール樹脂の感光性レンズ材料層をフォトリソ法でパターン形成を行うと、孤立した単独パターンでは、パターンマスクに形成された0.2μm〜0.25μm幅のパターンは、どうにか樹脂パターンとして再現できる。
しかし、ポジ型の感光性樹脂から成る感光性レンズ材料層に、レンズ間ギャップを0.2μm以下に非常に狭くするために帯状の間隙パターンを露光しようとすると、露光に通常用いる365nmの波長の露光光が、波長より小さいその帯状の間隙パターンの被露光基板上の投影パターンに入りきらない。そのため、パターンマスク上の100%の光透過率の帯状の間隙パターンを感光性レンズ材料層に投影して樹脂パターンから形成するマイクロレンズアレイ間に0.2μm以下のレンズ間ギャップを実現しようとする場合は、パターン露光時に感光性レンズ材料層に極端な過剰露光を行わないと樹脂でのパターン再現ができない。しかも、過剰露光を行った場合に得られるパターンは、図4のように、わずかな光量の違いでレンズ間ギャップの大きさが変わり、製造するマイクロレンズの形状の製造バラツキが大きくなる。このように、マイクロレンズアレイのレンズ間ギャップが0.2μm以下と小さい場合に、レンズ間ギャップの製造バラツキが大きい問題があった。
そのため、本発明の課題は、光の集光性に優れたマイクロレンズアレイのマイクロレンズ間の微小なレンズ間ギャップの製造バラツキを小さくすることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、斜め方向でのレンズ間ギャップが0.2μm以下のマイクロレンズアレイの製造方法において、市松状に配置した第1のマイクロレンズを、第1のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第1の工程と、前記第1の工程において選択されなかった第2のマイクロレンズを市松状に配置した第2のマイクロレンズを、第2のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第2の工程とを有し、前記第1のフォトマスクが、八角形の遮光パターンと、前記遮光パターンの斜め方向の間の間隔に位置する光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、前記遮光パターンと前記帯状の間隙パターン以外の領域であって半透過性を有する半透光部とを有するフォトマスクであることを特徴とするマイクロレンズアレイの製造方法である。
また、本発明は、斜め方向でのレンズ間ギャップが0.2μm以下のマイクロレンズアレイの製造用のフォトマスクであって、八角形の遮光パターンと、前記遮光パターンの斜め方向の間の間隔に位置する光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、前記遮光パターンと前記帯状の間隙パターン以外の領域であって半透過性を有する半透光部とを有することを特徴とするフォトマスクである。
本発明のマイクロレンズアレイの製造方法は、マイクロレンズアレイ形成用のフォトマスクに、八角形の主要遮光パターンと、光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、それら以外の八角形の半透光部を形成することで、帯状の間隙パターンを透過する光量の変化の影響を下げることで、斜め方向での0.2μm以下のレンズ間ギャップを精度良く製造できる効果がある。
(a)本発明で用いる第1のフォトマスクを示す平面図である。(b)本発明で用いる第2のフォトマスクを示す平面図である。 本発明によるマイクロレンズアレイの製造方法を示す図である。 本発明によるマイクロレンズアレイの製造方法を示す断面図である。 本発明によるマイクロレンズアレイのレンズ間ギャップとフォトマスクの露光量との関係を示すグラフである。
<第1の実施形態>
以下、図1から図4によって、本発明の第1の実施形態を説明する。図1に本実施形態の、市松状に選択した受光素子12上に第1のマイクロレンズ1aを形成する第1の工程で用いる第1のフォトマスク2aと、第1の工程において選択されなかった受光素子12上に第2のマイクロレンズ1bを形成する第2の工程で用いる第2のフォトマスク2bを示す。図1のように、第1のフォトマスク2aと第2のフォトマスク2bには、撮像デバイスの被露光基板10に形成するマイクロレンズ1a及び1bの4倍から5倍の寸法に拡大したパターンでマイクロレンズの主要遮光パターン4a及び4bを形成し、また、それらの主要遮光パターン4a及び4bを市松状に形成する。
(マイクロレンズアレイの製造方法)
図2(b)及び図3(a)のように、第1のフォトマスク2aを用いて、半導体基板11の、受光素子12の上の平坦化層13の上のカラーフィルタ層14上に形成した感光性レンズ材料層に、マイクロレンズのパターンを投影して露光し、現像して感光性レンズ材料層のパターン20aを形成する。感光性レンズ材料層のパターン20aは、市松状のカラーフィルタ層14の画素上に形成し、感光性レンズ材料層のパターン20aが隣接するカラーフィルタ層14の画素上にはみ出すように形成する。次に、感光性レンズ材料層のパターン20aを熱リフローして、図3(b)のように隣接するカラーフィルタ層14の画素上にはみ出す第1のマイクロレンズ1aを形成する。
この第1のフォトマスク2a及び第2のフォトマスク2bのパターンの露光処理は、縮小投影型露光装置(ステッパー)で第1のフォトマスク2a及び第2のフォトマスク2bのパターンを縮小して投影することで行なう。
(第1の工程)
マイクロレンズアレイの製造方法の第1の工程では、図2(b)のように被露光基板10の上に感光性レンズ材料層を形成する。次に、第1のフォトマスク2aのパターンを感光性レンズ材料層に露光して現像することで第1の感光性レンズ材料層のパターン20aを形成する。ここで用いる第1のフォトマスク2aのパターンは、図2(a)のように、カラーフィルタ層14の市松状に並ぶG(緑)の領域上の感光性レンズ材料層に第1のフォトマスク2aで露光して、図3(a)のように、感光性レンズ材料層のパターン20aを形成する。次に図3(b)のように、感光性レンズ材料層のパターン20aを熱リフローして隣接するカラーフィルタ層14の画素上にはみ出す第1のマイクロレンズ1aを形成する。
(第2の工程)
次に、マイクロレンズアレイの製造方法の第2の工程では、図3(c)のように被露光基板10の上に第2の感光性レンズ材料層を形成する。次に、第2のフォトマスク2bのパターンを第2の感光性レンズ材料層に露光して現像することで第2の感光性レンズ材料層のパターン20bを形成する。ここで用いる第2のフォトマスク2bのパターンは、図2(b)のように、カラーフィルタ層14の、残りの領域が市松状に並ぶR(赤)とB(青)の領域上の第2の感光性レンズ材料層に第2のフォトマスク2bで露光し現像して第2の感光性レンズ材料層のパターン20bを形成する。この感光性レンズ材料層のパターン20bは第1のマイクロレンズ1aの一部に重なるように形成する。次に図3(d)のように、第2の感光性レンズ材料層のパターン20bを熱リフローして、第1のマイクロレンズ1aに重なる第2のマイクロレンズ1bを形成する。こうして、第1のマイクロレンズ1aと第2のマイクロレンズ1bとから成るマイクロレンズアレイを製造する。
(フォトマスクのパターン)
図1(a)に、平面図で、撮像デバイスに第1のマイクロレンズ1aを形成する第1のフォトマスク2aのパターンを示す。この第1のフォトマスク2aを第1の工程で用い、ポジ型の感光性樹脂から成る感光性レンズ材料層に露光する。また、図1(a)に示す第1のフォトマスク2aのパターンは、露光パターンに対してn倍の寸法のパターンを形成し、マイクロレンズの露光パターンは1.75μmのピッチで配列させる。この倍率nは4倍から5倍の値にすることが望ましい。図1(a)のように、第1のフォトマスク2aには、第1のマイクロレンズ1aを形成する単位レンズ領域3を市松状に配置し、単位レンズ領域3毎に八角形の主要遮光パターン4aを光透過率が0の遮光パターンで形成する。その主要遮光パターン4aはそれを配置する単位レンズ領域3からはみ出して隣接する単位レンズ領域3の一部も覆うパターンに形成する。そして、斜め方向で隣接する主要遮光パターン4a間の間隙には、約0.29μm×nの幅で光透過率が100%の帯状の間隙パターン5を開ける。
一方、第1のフォトマスク2aの、八角形の主要遮光パターン4aと帯状の間隙パターン5以外の領域は、光透過率が0%より大きく100%未満の半透光部6にする。このように半透光部6を形成すると、半透光部6から被露光基板10上の帯状の間隙パターン5に対応する領域への露光光の回り込みが露光に加わるため、帯状の間隙パターン5の幅が製造誤差で増減することで帯状の間隙パターン5を透過する光量が変化しても、全露光光量に対する光量変化の割合が小さくなる効果がある。また、半透光部6からの露光光量もレンズ間ギャップの形成に寄与するため、帯状の間隙パターン5からの露光光強度を下げることができる。そうすると、レンズ間に0.2μm以下のレンズ間ギャップを形成するための第1のフォトマスク2aの光透過率が100%の帯状の間隙パターン5の幅を0.2μm×n以上の0.29μm×n程度にまで広くできる。このように、帯状の間隙パターン5を透過する光量の変化の影響を下げることで、フォトリソグラフィーで形成する第1のマイクロレンズ1aの斜め方向で0.2μm以下のレンズ間ギャップの幅の製造バラツキを小さくできる。すなわち、半透光部6を加えることで斜め方向での0.2μm以下のレンズ間ギャップを精度良く実現できる効果がある。
図1(b)に、平面図で、撮像デバイスに第2のマイクロレンズ1bを形成する第2のフォトマスク2bのパターンを示す。この第2のフォトマスク2bを第2の工程で用い、ポジ型の感光性樹脂から成る感光性レンズ材料層に露光する。図1(b)に示す第2のフォトマスク2bには、第2のマイクロレンズ1bを、第1のマイクロレンズ1aの間の単位レンズ領域3に市松状に配置し、単位レンズ領域3毎に正方形の主要遮光パターン4bを光透過率が0の遮光パターンで形成する。この正方形の主要遮光パターン4bは隣接する単位レンズ領域にははみ出さないパターンに形成する。この正方形の主要遮光パターン4b同士が斜め方向で最も近づく間隙を0.14μm×nの間隙を開ける。この主要遮光パターン4b以外の第2のフォトマスク2bの領域は光透過率が100%の透明領域7にする。この第2のフォトマスク2bの間隙は、最も近づく間隙が0.14μm×nであり、大部分の間隙がそれ以上あるため、マイクロレンズアレイの間隙を透過する光量が変化しても、フォトリソグラフィーで形成するマイクロレンズの斜め方向での0.2μm以下のレンズ間ギャップの幅の製造バラツキを小さくできる。すなわち、斜め方向での0.2μm以下のレンズ間のギャップを精度良く実現できる効果がある。
(フォトスクの製造方法)
合成石英ガラス等の透明基板21上に、薄膜で高い遮光性が得られるCr,Si,W,Al等の金属もしくは金属酸化物の遮光膜を、蒸着法、スパッタ法、CVD(化学的気相成長)法などで成膜したマスクブランクスを用意する。次に、このマスクブランク上に描画用のポジ型レジスト膜を形成し、電子線描画機或いはレーザ描画機などを用いて描画を行い、それを現像してレジストパターン24aを形成する。次に、そのレジストパターン24aをマスクとして、遮光膜22をエッチングして、遮光膜パターン22aを形成する。残存するレジストパターン24aは、酸素によるアッシング或いは濃硫酸などを用いて除去する。
次に、以上のようにして遮光膜パターン22aを形成した基板上に、薄膜で露光機の露光光の波長に対する光透過率が50%程度の半透過性が得られるCr化合物(酸化クロム(CrO)、Crの窒化物、酸窒化物、フッ化物など)、酸化タンタル(TaO)、モリブデンシリサイド類(MoSi、酸化モリブデンシリサイド、酸化窒化モリブデンシリサイド、窒化モリブデンシリサイドなど)、Si,W,Al等の半透光膜23を、蒸着法、スパッタ法、CVD(化学的気相成長)法などで成膜する。これらの半透光膜23の材質は、その膜厚によって高い遮光性も得られ、或いは半透過性も得られる。また、半透光膜の光透過率は50%程度に限定されず、半透光部6の透過性をどの程度に設定するかは設計上の問題であり、半透光膜23の膜厚は、所望の半透光性が得られるように最適化された膜厚で形成する。
次に、再び全面にポジ型レジスト膜を形成し、電子線描画機或いはレーザ描画機などを用いて描画を行い、それを現像してレジストパターン24bを形成する。次に、形成されたレジストパターン24bをマスクとして、デバイスパターンの透光部にする領域の半透光膜23をドライエッチングにより除去して、半透光部6を形成する。残存するレジストパターン24bは、酸素アッシング等を用いて除去する。
本実施形態のフォトマスクでは、以上の製造方法で製造した第1のフォトマスク2aを第1の工程で用いて第1のマイクロレンズ1aを形成し、第2のフォトマスク2bを第2の工程で用いて第2のマイクロレンズ1bを形成することで、マイクロレンズアレイのマイクロレンズ間の微小なレンズ間ギャップを精度良く実現できる効果がある。
本発明は、フォトマスクにより撮像デバイスにマイクロレンズアレイを製造する技術に利用できるのみならず、液晶ディスプレイなどに組み込まれたハロゲンランプ、冷陰極線管、LEDなどの光源から発せられた光を均一に光拡散する光拡散板にマイクロレンズアレイを製造する技術や、光源からの光を集光する構造を、フォトマスクによるフォトリソグラフィにより数μmサイズの微小径のマイクロレンズを製造することで得る技術に利用できる。
1a・・・第1のマイクロレンズ
1b・・・第2のマイクロレンズ
2a・・・第1のフォトマスク
2b・・・第2のフォトマスク
3・・・単位レンズ領域
4a、4b・・・主要遮光パターン
5・・・帯状の間隙パターン
6・・・半透光部
7・・・透明領域
10・・・被露光基板
11・・・半導体基板
12・・・受光素子
13・・・平坦化層
14・・・カラーフィルタ層
20a・・・第1の感光性レンズ材料層のパターン
20b・・・第2の感光性レンズ材料層のパターン
n・・・フォトマスクのパターンの露光パターンに対する倍率

Claims (2)

  1. 斜め方向でのレンズ間ギャップが0.2μm以下のマイクロレンズアレイの製造方法において、市松状に配置した第1のマイクロレンズを、第1のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第1の工程と、前記第1の工程において選択されなかった第2のマイクロレンズを市松状に配置した第2のマイクロレンズを、第2のフォトマスクのパターンを感光性レンズ材料層に露光し現像することにより形成する第2の工程とを有し、前記第1のフォトマスクが、八角形の遮光パターンと、前記遮光パターンの斜め方向の間の間隔に位置する光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、前記遮光パターンと前記帯状の間隙パターン以外の領域であって半透過性を有する半透光部とを有するフォトマスクであることを特徴とするマイクロレンズアレイの製造方法。
  2. 斜め方向でのレンズ間ギャップが0.2μm以下のマイクロレンズアレイの製造用のフォトマスクであって、八角形の遮光パターンと、前記遮光パターンの斜め方向の間の間隔に位置する光透過率が100%の帯状の間隙パターンと、前記遮光パターンと前記帯状の間隙パターン以外の領域であって半透過性を有する半透光部とを有することを特徴とするフォトマスク。
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