JP2011013348A - 量子相関光子対発生装置および量子もつれ光子対発生装置 - Google Patents

量子相関光子対発生装置および量子もつれ光子対発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1.5μm通信波長帯の量子相関光源または量子もつれ光源として、比較的少ない部品点数で構築した量子相関光子対発生装置および量子もつれ光子対発生装置を提供すること。
【解決手段】光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源201と、上記ポンプ光源201からのポンプ光が入力され、SHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む光を出力する2次の非線形光学媒質202と、上記2次の非線形光学媒質202からの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタ203と、上記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタ204と、上記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタ205とを備えることを特徴とする量子相関光子対発生装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、発生時刻および偏波に関して量子力学的相関を有する光子対状態を発生する量子相関光子対発生装置、および時間位置及び偏波に関するもつれ光子対状態を発生する量子もつれ光子対発生装置に関する。
近年、量子暗号の原理に基づいた新しい情報処理技術である「量子情報処理」の研究が盛んに行われている。本技術には、絶対に安全な暗号通信を実現する量子暗号や、因数分解などの従来の計算機が不得手とする計算を飛躍的に高速化可能な量子計算などが含まれ、将来の情報通信技術に変革をもたらすものとして期待されている。
量子もつれ状態は、上記のような量子情報処理技術を実現するための重要な要素である。特に、光ファイバ上での量子情報システムの実現のためには、1.5μm通信波長帯の光子による量子もつれ状態(量子もつれ光子対)の発生は重要な基本技術である。
従来、量子もつれ光子対の発生には2次の非線形光学媒質を用いた自然放出パラメトリック下方変換(Spontaneous parametric down−conversion:SPDC)過程が最もよく用いられてきた。光周波数fpのポンプ光を2次の非線形光学媒質に入力すると、SPDCによりポンプ光子が1個消滅し、fp=fs+fiの関係を満たす、光周波数fsのシグナル光子及び光周波数fiのアイドラ光子が発生する。この2光子の間には偏波状態及び発生時刻に関して量子力学的な相関があり、量子相関光子対と呼ばれる。この量子相関光子対の発生過程を利用して、量子もつれ光子対を発生させることが行われている。量子相関光子対とは、例えば、時刻t1に2つの光子が発生している状態|t1>|t1>の光子対である。すなわち、量子相関光子対とは、2個の光子が同時に発生しているという意味で相関があるが、全系の量子状態が、個々の光子の量子状態の積で表現できる光子対である。一方、量子もつれ光子対とは、(|t1>|t1>+|t2>|t2>)/sqrt(2)で表される量子相関光子対の状態の重ね合わせになっている状態の光子対である。すなわち、量子もつれ光子対とは、全系の量子状態が、個々の光子の量子状態の積に分解できないので、「一方の測定が他方の測定に影響を及ぼす」という量子もつれの性質を持つ光子である。
また、1.5μm帯光子対発生においては、2次の非線形光学媒質としてこれまで主に周期分極反転ニオブ酸リチウム(Periodically poled lithium niobate:PPLN)が用いられてきた。PPLNに、0.78μm近辺の波長を有するポンプ光を入力することにより、SPDCを介して波長1.5μm近辺の量子相関光子対を発生することができる。
波長0.78μmのポンプ光として、チタンサファイアモードロックレーザからの繰り返しパルス光がよく用いられる。モードロックレーザを使用すると、繰り返し周波数はレーザ共振器長により決定される。しかし、量子暗号などの量子情報システムへの応用においては、システムのクロック周波数等をフレキシブルに変更するために、パルスの繰り返し周波数やパルス幅などが柔軟に変更できることが望ましい。そのためには、連続光を光強度変調器により変調し、繰り返しパルスを生成することが有効であるが、波長0.78μm帯においては、信頼性が高く高速な光強度変調器を手に入れることは現状では困難である。
一方、1.5μm帯においては、光ファイバ通信応用のために開発された高速な光強度変調器を使用することができる。よって、これまでの1.5μm帯の量子もつれ発生実験においては、図1に示す構成を用い、PPLNを2個用いることでこの問題を解決している。図1の構成において、まずポンプ光源101からの1.5μm帯の連続光を1.5μm帯光強度変調器102によりパルス変調し、それを第1のPPLN103に入力する。1.5μm帯のパルス列は、第1のPPLN103中においては、2次高調波発生(Second harmonic generation:SHG)過程により0.78μm帯のパルス列に変換される。その後、パルス列は残余の1.5μm帯の光を除去するための1.5μm帯抑圧フィルタ(fpフィルタ)104を透過させた後、第2のPPLN105に入力され、ここでSPDC過程により1.5μm帯の量子相関光子対が発生する。第2のPPLN出力光は、0.78μm帯を抑圧するフィルタ(2fpフィルタ)106を透過させてSHG光を除去した後、波長分離フィルタ107によりシグナル光子とアイドラ光子に分離する。このようにして、光通信波長帯において使用可能である光変調技術を用いた、繰り返し周波数やパルスパターンがフレキシブルに変更可能な量子相関光子対や量子もつれ光子対を1.5μm帯において発生することが可能である。
H.Takesue,K.Inoue,O.Tadanaga,Y.Nishida,and M.Asobe, "Generation of pulsed polarization entangled photon pairs in a1.55-μm band with a periodically poled lithium niobate waveguide and an orthogonal polarization delay circuit、",Opt.Lett.30、293 (2005) J.Brendel,N.Gisin,W.Tittel,and H.Zbinden,"Pulsed energy-time entangled twin-photon source for quantum communication、",Phys.Rev.Lett.82,2594-2597 (1999) H.de Riedmatten,I.Marcikic,V.Scarani,W.Tittel,H.Zbinden,and N.Gisin, "Tailoring photonic entanglement in high-dimensional Hilbert spaces、"Phys.Rev.A 69、050304(R) (2004)
しかしながら、このような光子対発生においては、初期の実験では、十分な光子数を得るため、シグナル光子とアイドラ光子の帯域を非常に広く取っていた。これは、1.5μm帯のポンプ光を使うと、元の波長のポンプ光波長とシグナル光およびアイドラ光の波長とがオーバーラップするため、ポンプ光を抑制しつつシグナル光子とアイドラ光子を必要数得るためには必要なことであった。したがって、このような実験系では、SHGを行うPPLN結晶とSPDCを行うPPLN結晶とを分離して、ポンプ光抑制とシグナル光およびアイドラ光の生成過程を別々に行うことは必須であると考えられてきた。こうした実験系をもとにその後の装置設計がなされてきたため、2つのPPLN結晶を用いて装置設計をすることは常識として定着していた。たとえば図1に示した従来の例では、ポンプ光源として1.5μm帯の光変調器が使用できる利点がある一方、PPLNが2個用いて行う必要があるものと考えられていた(非特許文献1)。そのため、系全体が複雑になり、また装置コストが増大するという問題があった。
本発明者は、上記装置において、所定条件を満たせば必ずしもPPLNが2個必要とならないことを見出し、本発明に至った。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、上記ポンプ光源からのポンプ光が入力され、SHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む光を出力する2次の非線形光学媒質と、上記2次の非線形光学媒質からの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、上記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、上記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタとを備えることを特徴とする量子相関光子対発生装置である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の量子相関光子対発生装置において、上記2次の非線形光学媒質はPPLN導波路であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、光周波数がfpであり、隣接するパルス間の位相関係が定まっている連続光パルスを出力するポンプパルス光源と、上記ポンプパルス光源からの連続光パルスが入力され、上記連続光パルスの隣接するパルスに対してSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子もつれ光子対を含む光を出力する2次の非線形光学媒質と、上記2次の非線形光学媒質からの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、上記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第二の光フィルタと、上記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタとを備えることを特徴とする量子もつれ光子対発生装置である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の量子もつれ光子対発生装置において、上記ポンプパルス光源で出力される連続光パルスは、2連光パルスであることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、上記ポンプ光源から出力されたポンプ光の偏波を45度の直線偏波に調整する偏波調整手段と、上記45度直線偏波に調整されたポンプ光から水平及び垂直偏波の光に分離する第1の偏波ビームスプリッタと、上記分離された水平偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む水平偏波状態の光を出力する第1の2次の非線形光学媒質と、上記分離された垂直偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む垂直偏波状態の光を出力する第2の2次の非線形光学媒質と、上記第1及び第2の非線形光学媒質からの出力光を合波することにより上記量子相関光子対から量子もつれ光子対を生成する第2の偏波ビームスプリッタと、第2の偏波ビームスプリッタからの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、上記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、上記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタとを備えることを特徴とする量子もつれ光子対発生装置である。
また、請求項6に記載の発明は、光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、上記ポンプ光源からのポンプ光を45度直線偏波に調整する偏波調整手段と、第1ポートから入力された上記45度直線偏波を第2ポートに出力し、第2ポートから入力された光を第3ポートに出力する光サーキュレータと、光サーキュレータの第2ポートから出力される45度直線偏波を第4ポートから入力し、入力された45度直線偏波を水平および垂直偏波の光に分離し第5ポート、第6ポートから出力し、第5ポートおよび第6ポートから入力された光を第4ポートに出力して光サーキュレータの第2ポートに入力する偏波ビームスプリッタと、2つの入出力ポートを有し、一方の入出力ポートから入力された水平または垂直偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む水平または垂直偏波状態の光を他方の入出力ポートへ双方向に入出力する2次の非線形光学媒質と、偏波ビームスプリッタの第5ポートと、2次の非線形光学媒質の一方の入出力ポートと接続され、入力された光の偏波状態を保持して出力する第1の偏波保持光導波路と、偏波ビームスプリッタの第6ポートと、2次の非線形光学媒質の他方の入出力ポートと接続され、入力された光の偏波状態を90度回転させて出力する第2の偏波保持光導波路と、上記光サーキュレータの第3ポートから出力される光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、上記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、上記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタとを備え、上記偏波ビームスプリッタで第1および第2の偏波保持光導波路から入力される垂直および水平偏波状態の光を合波することにより上記量子相関光子対から量子もつれ光子対を生成して上記光サーキュレータの第2ポートに入力することを特徴とする量子もつれ光子対発生装置である。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3から6のいずれかに記載の量子もつれ光子対発生装置において、上記2次の非線形光学媒質はPPLN導波路であることを特徴とする。
本発明によれば、1.5μm通信波長帯の量子もつれ光源を、比較的少ない部品点数で構築することが可能となる。
従来の量子相関光子対または量子もつれ光子対を発生させる装置の一例を示す図である。 本発明の量子相関光子対発生装置の一例を示す図である。 本発明の量子もつれ光子対発生装置の一例を示す図である。 本発明の量子もつれ光子対発生装置の他の一例を示す図である。 本発明の量子もつれ光子対発生装置の他の一例を示す図である。 本発明の量子もつれ光子対発生装置の他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施形態1)
本発明の量子相関光子対発生装置の実施例を図2に示す。図2に示すように、量子相関光子対発生装置は、ポンプ光源201と、PPLN導波路202と、光周波数2fp抑圧フィルタ(2fpフィルタ)203と、光周波数fp抑圧フィルタ(fpフィルタ)204と、波長分離フィルタ205とを備えて構成される。ここで、ポンプ光源201の構成は図1で示したようなポンプ光源101からの連続光を光強度変調器102でパルス化する方式が利用可能であるが、これに限らず連続光光源でもよいし、モードロックレーザでもよい。また、本実施形態を含む以下の全ての実施形態ではPPLN導波路(導波路型のPPLN)202を例に挙げて説明するが、PPLN導波路202に代えてバルクのPPLN結晶を用いることもできるし、その他の2次の非線形媒質も適用可能である。ただし、バルクのPPLN結晶などの低出力効率の非線形媒質を用いる場合は、所定以上の出力を得るために、PPLNの出力効率を考慮してポンプ光源201からの入力を大きくする必要がある。
2fpフィルタ203は、PPLN導波路202の出力から光周波数2fpを抑圧するためのフィルタであり、例えば2fp以下の光を通過させるローパスフィルタを用いることができる。
fpフィルタ204は、光周波数fpのみを100dB程度抑圧し、fs、fiを透過するフィルタであって、たとえばFBG(Fiber Bragg grating)などの狭帯域な波長選択フィルタを用いることができる。因みに、図1に示す従来の装置では、fpフィルタ104としては、fpのみならず、fs、fiをもすべて抑圧する単純なフィルタを用いていた。
波長分離フィルタ205は、AWG(Arrayed waveguide grating)などの波長分離が可能なフィルタを用いることができる。
光周波数fp(1.5μm帯)を持つポンプ光源201からのポンプ光fp(1.5μm)がPPLN導波路202に入力されると、PPLN導波路202中において、まずSHGにより光周波数2fp(0.78μm帯)の光が発生する。発生したSHG光はそのままPPLN導波路202内を伝搬し、これが新たなポンプ光となってSPDCを引き起こす。その結果、PPLN導波路202中では2fp=fs+fiの条件を満たす光周波数fs及びfiを有する2つの光子が同時に発生する。
PPLN導波路202から出力された光が、2fpフィルタ203を通過して光周波数2fp周辺が抑圧され、さらにfpフィルタ202を通過してfp周辺が抑圧されることで残余ポンプ光が除去される。残余ポンプ光が除去された後、波長分離フィルタ205によりシグナル光子とアイドラ光子に分離される。
このように、1個のPPLN導波路202中で、SHGとSPDCの2つの2次非線形光学効果のカスケード過程を用いる点が本装置の特徴である。これにより、1個のPPLN導波路を用い、かつ1.5μm帯における高度な変調技術を用いた量子相関光子対発生装置を構築可能である。
(実施形態2)
本発明の量子もつれ光子対発生装置の第1の実施例を図3に示す。
本実施形態では、ポンプ光源201の代わりに、ポンプ光源301をも用いている。ポンプ光源301において、パルス間の位相関係が定まっている2連パルスを出力して、この2連パルスから量子もつれ光子対を発生させている。
ポンプパルス光源301は、光周波数fp、パルス間隔Δtで、パルス間の位相差が定まった2連パルスを出力する。ここで、2連パルスを出力するポンプパルス光源301は図1の例で示したようなコヒーレントな連続光を光強度変調器でパルス化する構成により簡単に実現できる。2連パルスはPPLN導波路202に入力される。ここで、2連パルスのk(=1、2)番目のパルスにモードx(=s:シグナル、i:アイドラ)の光子が1個存在している状態を|k>xとする。このとき、2連パルスの1番目及び2番目のパルスは、PPLN導波路202中で実施形態1と同様のSHGとSPDCのカスケード過程を引き起こし、それぞれ光子対状態|1>s|1>i、|2>s|2>iを確率的に発生する。ここで、2連パルスの強度を比較的小さくし、光子対状態|1>s|1>iと|2>s|2>iが同時に発生する確率を十分小さくなるようにすれば、PPLN導波路出力において、近似的に以下の量子状態を生成することができる。
Figure 2011013348
ここで、φは光周波数fpのポンプ2連パルス間の位相差である。以上より、2つの時間スロットにおける光子対状態の線形重ね合わせ状態、すなわち「時間位置もつれ光子対」(非特許文献2参照)を発生することができる。
PPLN導波路202から出力された光は、実施形態1と同様、2fpフィルタ203及びfpフィルタ204を通過させて残余ポンプ光を除去した後、波長分離フィルタ205によりシグナル光子とアイドラ光子に分離する。
本実施例では2連パルスをポンプ光として用いたが、一般にN(Nは2以上の任意の整数)連のポンプパルス列を用いることにより、近似的に次式に表す高次の時間位置もつれ光子対(非特許文献3参照)を発生することも可能である。
Figure 2011013348
ここでφk+1−φkがk番目とk+1番目のポンプパルスの位相差に相当する。
以下、本実施形態の量子もつれ光子対発生装置を用いて時間位置もつれ光子対が発生可能であることを確認した実験について述べる。
波長1560nmの連続光を、光強度変調器により繰り返し100MHz、パルス間隔2nsの2連パルスに変調した後、光増幅器により増幅し、光フィルタにより自然放出光雑音を除去した後にPPLN導波路202に入力し、式(1)で示される時間位置もつれ光子対状態を発生する。PPLN導波路202からの出力光は、まず前記光周波数2fp抑圧フィルタ203として機能するLow pass filterに入力した後、透過光を前記光周波数fp抑圧フィルタ204であるFiber Bragg gratingに透過させ、ポンプ光を抑圧する。その後、波長分離フィルタ205としてのArrayed waveguide gratingに入力して波長1558nmのシグナル光子と波長1562nmのアイドラ光子に分離する。それぞれの光子は、ポンプ光をさらに抑圧するためにfp、2fpを抑圧する光バンドパスフィルタを通過させた後、1ビット遅延マッハツェンダ干渉計に入力する。干渉計の出力はそれぞれ単一光子検出器により検出される。使用した干渉計は、Planar lightwave circuit (PLC)技術を用いて製作されたもので、長時間にわたって安定に動作する。本干渉計により、量子状態|k>xは|k>+eiθx|k+1>に変換される。ここで、θxはモードx(=s:シグナル、i:アイドラ)の干渉計の2光路の位相差であり、基板温度にほぼ比例して変化する。よって、シグナル及びアイドラ側の干渉計通過後には、式(1)の量子状態は次式のように変換される。
Figure 2011013348
ここで、全ての項に共通の振幅項は簡単のために省略し、また同時計数測定において観測されない項は示していない。本式は、干渉計出力においてはそれぞれの光子は3つの時間スロットのいずれかにおいて観測されることを示唆している。また、2番目の時間スロットにおける同時計数は、両干渉計において誘起される位相差の和θs+θiを変化させると正弦波状に変動する、いわゆる二光子干渉を示すことがわかる。
シグナル側の干渉計の温度を固定し、アイドラ側干渉計の温度を掃引して、干渉計出力において2番目のパルスにおける同時計数を観測した。結果を図4に示す。式(3)から予測されたように、干渉計の位相差を変化させると同時計数が正弦波状に変動することが確認できた。観測された二光子干渉波形の明瞭度は91%であった。このように、本発明の量子もつれ光子対発生装置によって、時間位置もつれ光子対が発生可能であることを実験的に確認した。
(実施形態3)
本発明の量子もつれ光子対発生装置の第2の実施例を図5に示す。
本実施形態では、図2における1つのPPLN導波路202に代えて、2つのPPLN導波路202a、202bを用いている。図5においては、ポンプ光源201と2fpフィルタ203の間に、ポンプ光源201からのポンプ光を偏波する偏波コントローラ502と、偏波コントローラ502からの偏波をPPLN導波路202aとPPLN導波路202bとに分離する偏波ビームスプリッタPBS1と、2つのPPLN導波路202a、202bからの出力を合波する偏波ビームスプリッタPBS2とを備えており、2つの偏波を用いて量子もつれ光子対を生成するようにしている。2つのPPLN導波路202a、202bを用いているが、SHG用とSPDC用とに分離せず、PPLN導波路202a、202bのそれぞれにおいてSHGとSPDCのカスケード過程を引き起こすように用いられているという点で従来とは異なる。
図5において、ポンプ光源201から出力された光周波数fpの光は、偏波コントローラ502によって45度直線偏波となるよう偏波調整された後、偏波ビームスプリッタPBS1に入力され、水平偏波成分と垂直偏波成分に分離される。分離された偏波成分のうち、水平偏波成分は直接PPLN導波路202aに入力され、垂直偏波成分はミラーM2で反射された後、PPLN導波路202bに入力される。ここで、PPLN導波路202a及びPPLN導波路202bは、ニオブ酸リチウム結晶の光学軸の一つに平行な直線偏波のポンプ光が入力されたとき、最大の効率で2光子が同一の直線偏波状態を有する量子相関光子対が発生する。PPLN導波路202a及びPPLN導波路202bは、それぞれ水平偏波及び垂直偏波のポンプ光を入力時に光子対発生の効率が最大となるよう、その光学軸の向きが設定されている。このとき、|Y>xをモードx(=s:シグナル、i:アイドラ)において偏波状態Y(=H:水平偏波、V:垂直偏波)の光子が1個存在する状態であるとすると、PPLN導波路202aにおいて光子対状態|H>s|H>iが、PPLN導波路202bにおいて|V>s|V>iがそれぞれ確率的に発生する。PPLN導波路202aから出力された光子対状態|H>s|H>iは、ミラーM1で反射された後、偏波ビームスプリッタPBS2に入力され、透過する。一方、PPLN導波路202bから出力された光子対状態|V>s|V>iは、偏波ビームスプリッタPBS2に入力され、反射される。その結果、|H>s|H>i及び|V>s|V>iは偏波ビームスプリッタPBS2の同一のポートより出力される。ここで、ポンプ光強度を比較的小さくし、|H>s|H>i及び|V>s|V>iが同時に発生する確率を十分小さくなるようにすると、PBS2の出力において近似的に以下に示す偏波もつれ状態を得る。
Figure 2011013348
ここで、θは偏波ビームスプリッタPBS1及び偏波ビームスプリッタPBS2により構成された偏波干渉計内部の2腕において、周波数fpの光が伝搬したときに生じる位相差である。偏波ビームスプリッタPBS2から出力された光は、実施形態1と同様、光周波数2fp周辺を抑圧する2fpフィルタ203及びfp周辺を抑圧するfpフィルタ204を通過させて残余ポンプ光が除去された後、波長分離フィルタ205によりシグナル光子とアイドラ光子に分離される。
(実施形態4)
本発明の量子もつれ光子対発生装置の第3の実施例を図6に示す。
本実施形態では、1つのPPLN導波路202に対して2方向から直線偏波を入力しており、この点が実施形態3とは異なる。図6においては、偏波コントローラ502と2fpフィルタ203の間に、偏波コントローラ502からの偏波を垂直偏波および水平偏波2つに分離する偏波ビームスプリッタPBS3と、分離された2つの偏波を両方向から入力されるPPLN導波路202とが光サーキュレータPCを介して接続されている。
偏波ビームスプリッタPBS3は、3つのポートP1、P2、P3を有し、ポートP1は光サーキュレータPCと接続され、ポートP2およびP3はそれぞれ偏波保持ファイバPMF1および偏波保持ファイバPMF2とを介して、PPLN導波路202の入出力ポートIOP1、IOP2に接続されている。
ポンプ光源201から出力された光周波数fpの光は、偏波コントローラ及び光サーキュレータPCを通過した後、図に示すポートP1、P2、P3を有する偏波ビームスプリッタPBS3、入出力ポートIOP1及びIOP2を有するPPLN導波路202、偏波保持ファイバPMF1、PMF2から構成されるループに、偏波ビームスプリッタPBS3のポートP1より入力される。ここで、偏波コントローラ502を適切に調整し、偏波ビームスプリッタPBS3においてポンプ光が45度直線偏波になるようにしている。PPLN導波路202は、実施形態3と同様にニオブ酸リチウム結晶の光学軸の一つに平行な直線偏波のポンプ光が入力されたとき、最大の効率で2光子が同一の直線偏波状態を有する量子相関光子対が発生する。
ここではPPLN導波路202の光学軸は、垂直偏波のポンプ光入力時に最大効率となるように配置されている。偏波ビームスプリッタPBS3により分離され、ポートP2及びP3から出力されたポンプ光の垂直偏波及び水平偏波成分は、それぞれ複屈折光学軸にその偏波面が一致するよう調整された偏波保持ファイバPMF1、PMF2に入力される。ポートP2に接続された偏波保持ファイバPMF1は、ポンプ光の偏波面が垂直偏波状態を保たれたままPPLN導波路202に入力されるようPPLN導波路202の入出力ポートP1に結合される。入力されたポンプ光が引き起こすSHGとSPDCのカスケード過程により時計回り方向に伝搬する光子対状態|V>s|V>iを発生する。一方、ポートP3に接続された偏波保持ファイバPMF2は、入力された水平偏波成分の偏波面が90度回転するようその光学軸が90度ひねられた後に、PPLN導波路202の入出力ポートIOP2に結合されている。よって、入力されたポンプ光は反時計回り方向に伝搬する光子対状態|V>s|V>iを発生する。この垂直偏波の光子対状態は、入出力ポートIOP1より出力され、偏波ビームスプリッタPBS3のポートP2に入力された後、ポートP1より出力される。
一方、時計回り方向に伝湾する光子対状態|V>s|V>iは、入出力ポートIOP2より出力され、偏波面を90度回転させる偏波保持ファイバPMF2を通過すると水平偏波の光子対状態|H>s|H>iに変換される。その後、偏波ビームスプリッタPBS3のポートP3より入力され、透過してポートP1より出力される。実施形態2、3と同様、ポンプ光強度を比較的小さく抑えて、時計回り方向及び反時計周り方向に伝搬する光子対状態が同時に発生する確率が十分小さくなるようにすると、偏波ビームスプリッタのポートP1から近似的に次式に示す偏波もつれ状態が出力される。
Figure 2011013348
ポートP1から出力された光は、光サーキュレータに再入力されて光路を分離された後、実施形態1と同様、光周波数2fp周辺を抑圧する2fpフィルタ203及びfp周辺を抑圧するfpフィルタ204を通過させて残余ポンプ光が除去された後、波長分離フィルタ205によりシグナル光子とアイドラ光子に分離される。
本構成を用いると、実施形態3の構成に比べ、PPLN導波路が1個でよく、水平偏波成分と垂直偏波成分が同一の光路を逆方向に伝搬するため、式(5)において|H>s|H>i成分と|V>s|V>i成分の相対的位相差が安定に保たれるというメリットがある。
なお、図6の場合はPPLN導波路202の光学軸は、垂直偏波のポンプ光入力時に最大効率となるように配置されているが、水平偏波のポンプ光入力時に最大効率となるように配置されていてもよい。
101 ・・・ポンプ光源
102 ・・・光強度変調器
103 ・・・第1のPPLN
104 ・・・fpフィルタ
105 ・・・第2のPPLN
106 ・・・2fpフィルタ
107 ・・・波長分離フィルタ

Claims (7)

  1. 光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、
    前記ポンプ光源からのポンプ光が入力され、SHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む光を出力する2次の非線形光学媒質と、
    前記2次の非線形光学媒質からの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、
    前記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、
    前記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタと
    を備えることを特徴とする量子相関光子対発生装置。
  2. 前記2次の非線形光学媒質はPPLN導波路であることを特徴とする請求項1に記載の量子相関光子対発生装置。
  3. 光周波数がfpであり、隣接するパルス間の位相関係が定まっている連続光パルスを出力するポンプパルス光源と、
    前記ポンプパルス光源からの連続光パルスが入力され、前記連続光パルスの隣接するパルスに対してSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子もつれ光子対を含む光を出力する2次の非線形光学媒質と、
    前記2次の非線形光学媒質からの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、
    前記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、
    前記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタと
    を備えることを特徴とする量子もつれ光子対発生装置。
  4. 前記ポンプパルス光源で出力される連続光パルスは、2連光パルスであることを特徴とする請求項3に記載の量子もつれ光子対発生装置。
  5. 光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、
    前記ポンプ光源から出力されたポンプ光の偏波を45度の直線偏波に調整する偏波調整手段と、
    前記45度直線偏波に調整されたポンプ光から水平及び垂直偏波の光に分離する第1の偏波ビームスプリッタと、
    前記分離された水平偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む水平偏波状態の光を出力する第1の2次の非線形光学媒質と、
    前記分離された垂直偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む垂直偏波状態の光を出力する第2の2次の非線形光学媒質と、
    前記第1及び第2の非線形光学媒質からの出力光を合波することにより前記量子相関光子対から量子もつれ光子対を生成する第2の偏波ビームスプリッタと、
    第2の偏波ビームスプリッタからの出力光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、
    前記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、
    前記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタと
    を備えることを特徴とする量子もつれ光子対発生装置。
  6. 光周波数fpのポンプ光を出力するポンプ光源と、
    前記ポンプ光源からのポンプ光を45度直線偏波に調整する偏波調整手段と、
    第1ポートから入力された前記45度直線偏波を第2ポートに出力し、第2ポートから入力された光を第3ポートに出力する光サーキュレータと、
    光サーキュレータの第2ポートから出力される45度直線偏波を第4ポートから入力し、入力された45度直線偏波を水平および垂直偏波の光に分離し第5ポート、第6ポートから出力し、第5ポートおよび第6ポートから入力された光を第4ポートに出力して光サーキュレータの第2ポートに入力する偏波ビームスプリッタと、
    2つの入出力ポートを有し、一方の入出力ポートから入力された水平または垂直偏波状態のポンプ光からSHGとSPDCとのカスケード過程を経た光周波数fs及び光周波数fiの量子相関光子対を含む水平または垂直偏波状態の光を他方の入出力ポートへ双方向に入出力する2次の非線形光学媒質と、
    偏波ビームスプリッタの第5ポートと、2次の非線形光学媒質の一方の入出力ポートと接続され、入力された光の偏波状態を保持して出力する第1の偏波保持光導波路と、
    偏波ビームスプリッタの第6ポートと、2次の非線形光学媒質の他方の入出力ポートと接続され、入力された光の偏波状態を90度回転させて出力する第2の偏波保持光導波路と、
    前記光サーキュレータの第3ポートから出力される光から光周波数2fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第1の光フィルタと、
    前記第1の光フィルタを透過した光から光周波数fpの光を抑圧し、その他の光周波数の光を透過する第2の光フィルタと、
    前記第2の光フィルタを透過した光を2fp=fs+fiの関係を満たす光周波数fsの光子と光周波数fiの光子とに分離する光周波数分離フィルタとを備え、
    前記偏波ビームスプリッタで第1および第2の偏波保持光導波路から入力される垂直および水平偏波状態の光を合波することにより前記量子相関光子対から量子もつれ光子対を生成して前記光サーキュレータの第2ポートに入力することを特徴とする量子もつれ光子対発生装置。
  7. 前記2次の非線形光学媒質はPPLN導波路であることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の量子もつれ光子対発生装置。
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