JP2011013005A - 液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法 - Google Patents

液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液面検知直前に発生するノイズを検出して液面誤検知を防止しうる液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法を提供する。
【解決手段】プローブ6bと試薬容器2aに収容された第1試薬との間における静電容量の変化を検知し、検知した信号に基づいて第1試薬の液面に前記プローブ6b下端が接触したか否かを判定する液面検知機構60であって、所定周期でプローブ6bと第1試薬との間に電流を入力する電流源と、前記所定周期でプローブ6bと第1試薬との間の電圧値をサンプリングするA/D変換器65と、A/D変換器65がサンプリングした電圧値から静電容量を算出し、前回サンプリング時の静電容量との差分値に基づきノイズか液面検知かを判定する液面判定部66と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器に収容される液体の液面を検知する液面検知機構、および前記液面検知機構を使用して検体等の分注を行なう自動分析装置、ならびに液面検知方法に関する。
従来、検体または試薬分注の際のキャリーオーバーやコンタミネーションを防止するために、検体または試薬液面を検知した後、所定量プローブを挿入して分注を行なっている。液面検知の方式として、静電容量方式や、プローブが接続された配管内の圧力検出方式、光学的な方式によるものなど種々の方式が提案されているが、これらの方式のうち、静電容量による液面検知方法では、周辺機器からの突発的なノイズや、検体や試薬を収容する容器の帯電による該容器とプローブ間での放電により、静電容量方式による液面検知において液面誤検知が発生する場合があった。
この液面誤検知を防止するものとして、プローブと液体間の静電容量の変化を検出する検出回路内に互いに対向するよう一対の放電素子を配置し、該放電素子の一方を静電容量変化検出回路に接続し、他方を接地することにより、静電気ノイズによる液面誤検知を防止する分析装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、放電を促進させる除電部となる突起を有する導電性部材を分注プローブが降下する方向に沿って配置して、液体を収容する容器に帯電する静電気を除電する自動分析装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−206432号公報 特開平11−271319号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、静電気ノイズを軽減できるものの、液面検知直前に発生する静電気ノイズの液面検知との切り分けは困難である。
また、特許文献2に記載のものは、除電ブラシ等の静電気除去手段を設けているが、該除電ブラシではカップ内側の帯電は除電できないため、液面検知直前に発生する静電気ノイズの液面検知との切り分けは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液面検知直前に発生するノイズを検出して液面誤検知を防止しうる液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の液面検知機構は、電極と容器近傍の金属板の間に生じる静電容量の変化を検知し、検知した信号に基づいて前記液体の液面に前記電極下端が接触したか否かを判定する液面検知機構であって、所定周期で前記液体と前記電極との間に電流を入力する電流源と、前記所定周期で前記電極と前記液体との間の電圧値をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段がサンプリングした電圧値から静電容量を算出し、前回サンプリング時の静電容量との差分値に基づき、検知信号がノイズか液面検知かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記電流源は、前記電極と前記液体との間に充放電するための充電スイッチと放電スイッチとを備え、該充電スイッチと該放電スイッチのオン・オフの切り替えにより前記所定周期で前記液体と前記電極との間に電流を入力することを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記サンプリング手段は、前記充電スイッチと前記放電スイッチとがともにオフの時間に、前記電極と前記液体との間の電圧値をサンプリングすることを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記サンプリング手段は、A/D変換器であることを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記判定手段は、前記差分値が所定の液面検知閾値を超えた場合に液面検知と判定することを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記判定手段は、前記差分値が所定のノイズ検知閾値を下回る場合にノイズと判定することを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記電極は、液体を分注するプローブであることを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記電流源は、電極側に接続されることを特徴とする。
また、本発明の液面検知機構は、上記発明において、前記電源流は、前記容器下部に配設される金属板側に接続されることを特徴とする。
また、本発明の自動分析装置は、検体と試薬との反応物を光学的に分析する自動分析装置であって、上記発明のいずれか一つに記載の液面検知機構を有する分注手段により、検体および試薬を分注して分析を行うことを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、電極と容器近傍の金属板の間に生じる静電容量の変化を検知し、検知した検知した信号に基づいて前記液体の液面に前記電極下端が接触したか否かを判定する液面検知機構の液面検知方法であって、所定周期で前記電極と前記液体との間に電流を入力する電流入力ステップと、前記電流入力ステップにより前記液体と前記電極との間に入力された電流より、前記液体と前記電極との間に発生した電圧値を前記所定周期でサンプリングするサンプリングステップと、前記サンプリングステップでサンプリングした電圧値から静電容量を算出し、前回サンプリング時の静電容量との差分値に基づき、検知信号がノイズか液面検知かを判定する判定ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、上記発明において、前記電流入力ステップは、前記液体と前記電極との間に充電する充電ステップと、前記液体と前記電極との間に充電された電圧を放電する放電ステップと、を含み、該充電ステップと該放電ステップを前記所定周期で繰り返すことにより、前記液体と前記電極との間に電流を入力することを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、上記発明において、前記充電ステップと前記放電ステップとの間に充放電を行なわないホールドステップを含み、該ホールドステップの時間内に、前記液体と前記電極との間の電圧値をサンプリングすることを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、上記発明において、前記電圧値は、A/D変換器でA/D変換されることを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、上記発明において、前記判定ステップは、前記差分値が所定の液面検知閾値を超えた場合に液面検知と判定することを特徴とする。
また、本発明の液面検知方法は、上記発明において、前記判定ステップは、前記差分値が所定のノイズ検知閾値を下回る場合にノイズと判定することを特徴とする。
本発明は、液体と電極との間に所定周期で電流を入力する電流源を備え、前記電流源により液体と電極との間に発生した電圧を前記所定周期でサンプリングし、該電圧値から算出した静電容量の差分値に基づき、検知信号がノイズか液面検知かを判定するため、液面検知機能の時間分解能が向上し、液面検知直前に発生するノイズを検出して液面誤検知を防止できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる液面検知機構を備える自動分析装置の概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる液面検知機構を備える第1試薬分注装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、A/D変換器に入力される電圧信号の波形を示す図である。 図4は、A/D変換器に入力される電圧信号の波形を示す図である。 図5は、正常な液面検知時(ノイズなし)における静電容量と時間の関係を示す図である。 図6は、静電容量差分値と電圧値のサンプリング回数との関係を示す図である。 図7は、ノイズが発生した液面検知時における静電容量と時間の関係を示す図である。 図8は、静電容量差分値と電圧値のサンプリング回数との関係を示す図である。 図9は、第1試薬分注装置による試薬分注のフローチャートである。 図10は、図9の液面検知処理のフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態の変形例にかかる液面検知機構を備える第1試薬分注装置の概略構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる液面検知機構を備える自動分析装置1の概略構成図である。
自動分析装置1は、血球成分を含む血液や尿等の検体を自動分析する装置であり、図1に示すように、第1および第2試薬テーブル2、3、反応テーブル4、第1および第2試薬分注装置6、7、検体容器移送機構8、ラック9、分析光学系11、洗浄機構12、第1および第2攪拌装置13、14、制御部15、入力部16、表示部17、分析部18、記憶部19および検体分注装置20を備えており、本発明の実施の形態1にかかる液面検知機構は、静電容量方式により液面を検知して検体または試薬の分注を行なう第1試薬分注装置6、第2試薬分注装置7、および/または検体分注装置20に備えられる。
第1試薬テーブル2は、図1に示すように、第1試薬の試薬容器2aが周方向に複数配置され、駆動手段により回転されて試薬容器2aを周方向に搬送する。複数の試薬容器2aは、それぞれ検査項目に応じた試薬が満たされ、外面には収容した試薬の種類、ロット及び有効期限等の情報を記録した情報記録媒体(図示せず)が付加されている。ここで、第1試薬テーブル2の外周には、試薬容器2aに付加した情報記録媒体に記録された試薬情報を読み取り、制御部15へ出力する読取装置10aが設置されている。
第1試薬分注装置6は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行なうアーム6aを備える。このアーム6aの先端部には、検体の吸引および吐出を行なうプローブ6bが取り付けられている。第1試薬分注装置6は、シリンジポンプなどの吸排機構を備える。第1試薬分注装置6は、上述した第1試薬テーブル2上の所定位置に移送された試薬容器2aの中からプローブ6bによって第1試薬を吸引し、アーム6aを図中時計回りに旋回させ、反応容器5に第1試薬を吐出して分注を行なう。
第2試薬テーブル3は、図1に示すように、第2試薬の試薬容器3aが周方向に複数配置され、駆動手段により回転されて試薬容器3aを周方向に搬送する。複数の試薬容器3aは、それぞれ検査項目に応じた試薬が満たされ、外面には収容した試薬の種類、ロット及び有効期限等の情報を記録した情報記録媒体(図示せず)が付加されている。ここで、第2試薬テーブル3の外周には、試薬容器3aに付加した情報記録媒体に記録された試薬情報を読み取り、制御部15へ出力する読取装置10bが設置されている。
第2試薬分注装置7は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行なうアーム7aを備える。このアーム7aの先端部には、検体の吸引および吐出を行なうプローブ7bが取り付けられている。第2試薬分注装置7は、シリンジポンプなどの吸排機構を備える。第2試薬分注装置7は、上述した第2試薬テーブル3上の所定位置に移送された試薬容器3aの中からプローブ7bによって第2試薬を吸引し、アーム7aを図中反時計回りに旋回させ、反応容器5に第2試薬を吐出して分注を行なう。
反応テーブル4は、図1に示すように、複数の反応容器5が周方向に沿って配列されており、第1および第2試薬テーブル2、3を駆動する駆動手段とは異なる駆動手段によって矢印で示す方向に回転されて反応容器5を周方向に移動させる。反応テーブル4は、光源11aと分光部11bとの間に配置され、反応容器5を保持する保持部4aと光源11aが出射した光束を分光部11bへ導く円形の開口からなる光路4bとを有している。保持部4aは、反応テーブル4の外周に周方向に沿って所定間隔で配置され、保持部4aの内周側に半径方向に延びる光路4bが形成されている。
反応容器5は、分析光学系11から出射された分析光(340〜800nm)に含まれる光の80%以上を透過する光学的に透明な素材、例えば、耐熱ガラスを含むガラス、環状オレフィンやポリスチレン等によって四角筒状に成形されたキュベットと呼ばれる容器である。反応容器5は、近傍に設けた第1および第2試薬分注装置6、7によって第1および第2試薬テーブル2、3の試薬容器2a、3aから試薬が分注される。ここで、第1および第2試薬分注装置6、7は、それぞれ水平面内を回動すると共に、上下方向に昇降されるアーム6a、7aに試薬を分注するプローブ6b、7bが設けられ、洗浄水によってプローブ6b、7bを洗浄する洗浄槽(図示せず)を有している。
検体容器移送機構8は、図1に示すように、配列された複数のラック9を矢印方向に沿って1つずつ歩進させながら移送する。ラック9は、検体を収容した複数の検体容器9aを保持している。ここで、検体容器9aは、収容した検体の情報を記録したバーコード等が貼付され、検体容器移送機構8によって移送されるラック9の歩進が停止するごとに、検体分注装置20によって検体が各反応容器5へ分注される。血糖やヘモグロビンA1cを分析項目とする血液検体は、予め検体容器9aに収容された状態で遠心分離が行なわれ、血漿層と血球層に分離された血液サンプルから血漿サンプルと血球サンプルが分析項目に応じて個別に分注される。ここで、ラックの外周には、検体容器9aに貼付された情報記録媒体(図示せず)に記録された、検体情報や検体容器9aの容器情報を読み取り、制御部15へ出力する読取装置10cが設置されている。
検体分注装置20は、鉛直方向への昇降および自身の基端部を通過する鉛直線を中心軸とする回転を自在に行なうアーム20aを備える。このアーム20aの先端部には、検体の吸引および吐出を行なうプローブ20bが取り付けられている。検体分注装置20は、シリンジポンプなどの吸排機構を備える。検体分注装置20は、検体容器移送機構8により分注位置に移送された検体容器9aの中からプローブ20bによって検体を吸引し、アーム20aを図中時計回りに旋回させ、反応容器5に検体を吐出して分注を行なう。
分析光学系11は、試薬と検体とが反応した反応容器5内の液体試料に分析光(340〜800nm)を透過させて分析するための光学系であり、光源11a、分光部11b及び受光部11cを有している。光源11aから出射された分析光は、反応容器5内の液体試料を透過し、分光部11bと対向する位置に設けた受光部11cによって受光される。受光部11cは、制御部15と接続されている。
洗浄機構12は、ノズル12aによって反応容器5内の液体試料を吸引して排出した後、ノズル12aによって洗剤や洗浄水等の洗浄液等を繰り返し注入し、吸引することにより、分析光学系11による分析が終了した反応容器5を洗浄する。
第1および第2攪拌装置13、14は、分注された検体と試薬とを攪拌棒13a、14aによって攪拌し、反応を促進させる。
制御部15は、第1および第2試薬テーブル2、3、第1および第2試薬分注装置6、7、検体容器移送機構8、分析光学系11、洗浄機構12、第1および第2攪拌装置13、14、入力部16、表示部17、分析部18、記憶部19および検体分注装置20等と接続される。これら各部の作動を制御するため、制御部15には、マイクロコンピュータ等が使用される。制御部15は、受光部11cから入力される波長ごとの光量信号をもとに各反応容器5内の液体試料の波長ごとの吸光度を求め、検体の成分濃度等を分析する。また、制御部15は、試薬容器2a、3aに付加した情報記録媒体から読み取った情報に基づき、試薬のロットが異なる場合や有効期限外等の場合に分析作業を停止するように自動分析装置1を制御し、或いはオペレータに警報を発する。
入力部16は、キーボード、マウス等を用いて構成され、検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を外部から取得する。表示部17は、プリンタ、通信機構等を用いて構成され、検体の分析結果を含む諸情報を出力し、ユーザーに報知する。分析部18は、分析光学系11から取得した測定結果に基づいて吸光度等を演算し、検体の成分分析等を行う。記憶部19は、情報を磁気的に記憶するハードディスクと、自動分析装置1が処理を実行する際にその処理にかかわる各種プログラムをハードディスクからロードして電気的に記憶するメモリとを用いて構成され、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶する。また、記憶部19は、後述する液面判定部66が算出した静電容量を記憶する。記憶部19は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。
以上のように構成された自動分析装置1では、列をなして順次搬送される複数の反応容器5に対して、第1試薬分注装置6が試薬容器2a中の第1試薬を分注した後、検体分注装置20が検体容器9a中の検体を分注し、さらに第2試薬分注装置7が試薬容器3a中の第2試薬を分注して、分析光学系11が検体と試薬とを反応させた状態の試料の分光強度測定を行い、この測定結果を分析部18が分析することで、検体の成分分析等が自動的に行われる。また、洗浄機構12が分析光学系11による測定が終了した後に反応容器5を搬送させながら洗浄することで、一連の分析動作が連続して繰り返し行われる。
つぎに、本発明の実施の形態1にかかる液面検知機構60について、第1試薬分注装置6を例として、図2を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかる液面検知機構60を備える第1試薬分注装置6の概略構成を示すブロック図である。
第1試薬分注装置6は、図2に示すように、分注プローブ6b、プローブ駆動部6d、分注ポンプ6e、ポンプ駆動部6g、洗浄水ポンプ6l、洗浄水タンク6n、液面検知機構60を備えている。
第1試薬分注装置6は、図1に示すように、水平面内を回動すると共に、上下方向に昇降されるアーム6aに第1試薬を分注するプローブ6bが設けられ、洗浄水によってプローブ6bを洗浄する洗浄槽(図示せず)を有している。図2に示すように、プローブ6bは、配管6cによって分注ポンプ6eと接続され、分注ポンプ6eと洗浄水ポンプ6lは、配管6hを介して接続されている。プローブ6bは、プローブ駆動部6dによって図中矢印Xで示す水平方向およびZで示す上下方向に移動され、プローブ6bの下部に搬送されてくる試薬容器2aから第1試薬を吸引し、この第1試薬を反応テーブル4上の反応容器5に吐出することによって第1試薬を分注する。
分注ポンプ6eは、プローブ6bに試薬容器2a内の第1試薬を吸引した後、反応テーブル4により搬送されてくる反応容器5に吸引した第1試薬を吐出するシリンジポンプであり、ポンプ駆動部6gによってピストン6fが往復動される。
洗浄水ポンプ6lは、洗浄水タンク6nに貯留された脱気した洗浄水L1を吸い上げ、電磁弁6kを介して配管6h内に圧送する。このとき、電磁弁6kは、制御部15からの制御信号によって、吸い上げた洗浄水L1を配管6h内に圧送する場合には「開」に切り替えられ、分注ポンプ6eによってプローブ6bが第1試薬を吸引し、吐出する場合には「閉」に切り替えられる。
液面検知機構60は、試薬容器2aに収容される第1試薬の液面を検知する。図2に示すように、液面検知機構60は、直流電源61、定電流源62、充電スイッチ63、放電スイッチ64、A/D変換器65、液面判定部66を備え、試薬容器2aの底部近傍には金属板2cが配置されている。液面検知機構60は、金属板2cとプローブ6bとの間の静電容量の変化に基づき、試薬容器2a内に収容される第1試薬の液面を検知する。
定電流源62は、直流電源61に接続され、プローブ6bと金属板2cとの間に直流の定電流を流す。充電スイッチ63および放電スイッチ64は、プローブ6bと金属板2cとの間の充放電を周期的に繰り返すために設けられる。プローブ6bと金属板2cとの間に電流を充電する際には、充電スイッチ63をオン状態、放電スイッチ64をオフ状態とし、プローブ6bと金属板2cとの間の電流を放電する際には、充電スイッチ63をオフ状態、放電スイッチ64をオン状態とするようタイマー管理がなされる。本発明では、充放電を数100KHzの高速で繰り返すことにより時間分解能を向上させることが可能となり、液面検知直前に発生するノイズの切り分けが可能となる。
A/D変換器65は、プローブ6bと金属板2cとの間に充電された電荷により発生した電圧信号(アナログ)を所定周期でサンプリングして、デジタル信号に変換する。A/D変換器65によりデジタル化された電圧信号は液面判定部66に入力され、液面判定部66は、入力された電圧信号から下記式(1)に基づき静電容量を求め、前回サンプリングした電圧値より算出され、記憶部19に格納される静電容量との差分値に基づき、ノイズか液面検知かを判定する。
C=I×t/V ・・・ (1)
ここで、C:静電容量、I:電流源の電流、t:充電時間、V:A/D変換した電圧
プローブ6bへの電流の充放電は所定周期で行なうものとし、電圧値のサンプリングも、該充放電の周期に併せて行なう。充放電を所定周期で行なったときの、A/D変換器65の入力部への電圧信号の波形は図3のようになる。図3に示すように、充電時間((T1b−T1a)、(T2b−T2b))、ホールド時間((T2a−T1b)、(T3a−T2b))、および充放電の周期((T2a−T1a)、(T3a−T2a))はすべて同時間となり、プローブ6bと金属板2cとの間に充電される電圧値は小さいものであるため、放電は瞬時に行なわれる。たとえば、100KHzで充放電を行なうとすると、充電を8μs、2μsホールド後放電し、10μs間隔での充放電を繰り返す。A/D変換器65は、図3に示すホールド時間内の電圧値をサンプリングし、液面判定部66は、A/D変換器65がサンプリングし、デジタル化した電圧信号から静電容量を求める。
図4は、電極であるプローブ6bと第1試薬が接近し、液面検知と判定される場合のA/D変換器65に入力される電圧信号の波形を示す図である。所定周期の充電によりプローブ6bと第1試薬との間に発生する電圧値は、プローブ6bが試薬容器2a内に降下されプローブ6bと第1試薬との距離が接近するに伴い、V<V<Vと大きくなる。
図5は、正常な液面検知時(ノイズなし)における静電容量と時間の関係を示す図である。図6は、静電容量差分値とサンプリング回数との関係を示す図である。図5に示すように、静電容量が急激に増加する時間T後に、プローブ6bと第1試薬とが接触し、液面検知となるが、図6に示すように、静電容量の差分値で示すと、サンプリング回数nにおけるようなピークとなる。このピークを判別できるような液面検知閾値Caを設定し、静電容量差分値が液面検知閾値Caを超えたか否かを液面判定部66が判定することにより、プローブ6bが第1試薬に接触、即ち、液面検知したか否かが検出される。
図7は、ノイズが発生した液面検知時における静電容量と時間の関係を示す図である。図8は、図7の静電容量差分値と電圧値のサンプリング回数との関係を示す図である。図7に示すように、プローブ6bと第1試薬とが接触し、液面検知となる時間T近傍でノイズが発生すると、静電容量の急激な増加が、液面検知によるものかノイズによるものか判別することができない。しかし、図8に示すような静電容量差分値を用いると、静電容量差分値が液面検知閾値Caを超えた場合であっても(サンプリング回数n)、その後、静電容量差分値がノイズ検知閾値Cbを下回った場合には(サンプリング回数(n+a))、液面判定部66は液面検知と判定しない。このように、静電容量差分値を算出し、2種の閾値を用いて液面検知を判定することにより、液面検知直前にノイズが発生した場合であっても、ノイズと液面検知の判別が可能となる。液面検知閾値Caおよびノイズ検知閾値Cbは、プローブ降下速度や、充放電周期等を考慮して設定する。
次に、本発明の実施の形態1にかかる液面検知処理について、図9および図10を参照して説明する。図9は、第1試薬分注装置6による試薬分注のフローチャートである。図10は、図9の液面検知処理のフローチャートである。
図9に示すように、まず制御部15は、プローブ駆動部6dの駆動により分注を行なう試薬容器2a上に、プローブ6bを搬送後、降下制御する(ステップS101)。プローブ6bの降下とともに、液面検知機構60による液面検知処理が開始される(ステップS102)。液面検知機構60により液面が検知されると、プローブ6bを所定量さらに降下させた後、プローブ6bの降下を停止させる(ステップS103)。プローブ6bの降下停止後、制御部15は、ポンプ駆動部6gの駆動により、分注ポンプ6eのピストン6fを後退移動させることにより、試薬容器2a内の第1試薬をプローブ6bで吸引させる(ステップS104)。吸引後、試薬容器2a内からプローブ6bを上昇させ(ステップS105)、反応容器5上にプローブ6bを搬送後、反応容器5内に吸引した第1試薬を吐出して(ステップS106)、試薬分注処理が終了する。
ステップS102の液面検知処理においては、まず、プローブ6bと第1試薬(金属板2c)との間に電流を入力して充電を行なうために、充電スイッチ63をON、放電スイッチ64をOFFにするようタイマー制御する(ステップS201)。充電スイッチ63がON、放電スイッチ64がOFFの状態は、図3の、たとえば、T1aからT1b間に相当し、充電により、プローブ6bと第1試薬との間にはVの電圧が発生する。充電時間終了後、放電スイッチ64はOFFのまま、充電スイッチ63がOFFになるようタイマー制御される(ステップS202)。充電スイッチ63がOFF、放電スイッチ64がOFFの状態は、図3の、たとえば、T1bからT2a間に相当し、プローブ6bと第1試薬との間に発生した電圧Vはホールド状態となり、A/D変換器65はこの間に電圧値をサンプリングし(ステップS203)、電圧信号をA/D変換する(ステップS204)。
A/D変換された電圧信号は液面判定部66に入力され、液面判定部66は該電圧値から静電容量値を算出する(ステップS205)。液面判定部66は前回サンプリング時の静電容量値を記憶部19から抽出するとともに、今回算出した静電容量値を記憶部19に格納する(ステップS206)。その後、充電スイッチ63はOFFのまま、放電スイッチ64がONになるようタイマー制御し、プローブ6bと第1試薬との間に充電された電圧を放電する(ステップS207)。ステップS201、ステップS202およびステップS207の充電スイッチ63、放電スイッチ64のタイマー制御は、所定周期で行なうよう設定される。
続いて液面判定部66は、ステップS205で算出した静電容量値とステップS206で抽出した前回サンプリング時の静電容量値との差分値を算出し、算出した静電容量差分値が液面検知閾値以上であるか否かを判定する(ステップS208)。静電容量差分値が液面検知閾値を下回ると判定した場合は(ステップS208、No)、プローブ6bが第1試薬と非接触、すなわち液面非検知であるとしてステップS201から充放電の工程が繰り返される。静電容量差分値が液面検知閾値以上であると判定した場合は(ステップS208、Yes)、ステップS209以降で、静電気等のノイズによる液面誤検知でないことの確認を行う。
静電気等のノイズによる液面誤検知か否かの確認のために、充放電の工程を繰り返し行ない、静電容量差分値がノイズ検知閾値以下であるか否かを判定する。充電スイッチ63をON、放電スイッチ64をOFFとして充電後(ステップS209)、放電スイッチ64はOFFのまま、充電スイッチ63をOFFとして、回路をホールドする(ステップS210)。ホールド期間にA/D変換器65は電圧値をサンプリングし(ステップS211)、電圧信号をA/D変換後(ステップS212)、液面判定部66は静電容量値を算出する(ステップS213)。液面判定部66は前回サンプリング時の静電容量値を記憶部19から抽出するとともに、今回算出した静電容量値を記憶部19に格納し(ステップS214)、充電スイッチ63はOFFのまま、放電スイッチ64をONとして、プローブ6bと第1試薬との間に充電された電圧を放電する(ステップS215)。
液面判定部66は、ステップS213で算出した静電容量値とステップS214で抽出した前回サンプリング時の静電容量値(ステップS205で算出した静電容量値)との差分値を算出し、算出した静電容量差分値がノイズ検知閾値より大きいか否かを判定する(ステップS216)。静電容量差分値がノイズ検知閾値以下と判定した場合は(ステップS216、No)、ステップS208の液面検知判定は、ノイズによる誤検知と判定され、再度ステップS201から充放電の工程を繰り返して液面検知処理を行なう。静電容量差分値がノイズ検知閾値より大きいと判定した場合は(ステップS216、Yes)、ステップS216の判定回数がN回目に該当するかを判定する(ステップS217)。充放電(およびサンプリング)の周期は100KHz程度の高速で行なうため、充放電の周期やノイズのピーク波形等を考慮して回数(N回)を設定する。
判定回数がN回に達していない場合は(ステップS217、No)、ステップS209〜ステップS216を繰り返し、判定回数がN回である場合は(ステップS217、Yes)、液面検知と判定して、液面検知信号を制御部15に送信し(ステップS218)、液面検知処理を終了する。
実施の形態1では、プローブ6bと第1試薬との間に所定周期で直流電流による充放電を繰り返し、プローブ6bと第1試薬との間に発生する静電容量差分値に基づき液面検知か否かを判別することにより、液面検知機能の時間分解能が向上するため、液面検知直前に発生するノイズとの判別が可能となる。実施の形態1では、プローブ6bと第1試薬との間への所定周期での充放電を、直流電源61、定電流源62、充電スイッチ63および放電スイッチ64により行なうが、プローブ6bと第1試薬間への所定周期での定電流の充放電が可能であれば、交流、例えば、正弦波や三角波であってもよい。短時間での充電効率を考慮すると、直流の定電流が好ましい。
また、実施の形態1では、プローブ6bと第1試薬との間への充電と放電の間に、充電および放電を行なわないホールド時間を設けているが、所定周期でプローブ6bと第1試薬との間の電圧値をサンプリングが可能であれば、ホールド時間を設けないほうが充電効率を高くできるため好ましい。
なお、上述した液面検知処理では、プローブ降下開始と共に液面検知処理が行なわれ(ステップS101、ステップS102)、プローブ6bと第1試薬との間に充電、電圧値サンプリングおよび放電処理を繰り返し行なうものであるが(ステップS201〜ステップS218)、プローブ6b降下開始から所定の期間は静電容値を算出し、該静電容量値がノイズ検知閾値Cd以上か否かによりノイズの検出を行なってもよい。ノイス検知閾値Cdは、試薬容器2aに収容される最大量の第1試薬の液面検知時の静電容量値を超える値として設定すれば、ノイズの発生が比較的長い時間にわたる場合でもより簡易に、液面判定部66の負荷を低減した液面検知が可能となる。
実施の形態1の変形例として、液面検知機構60Aをプローブ6b側ではく、試薬容器2aの下部に配設される金属板2cに接続する第1試薬分注装置6Aが例示される。図11は、実施の形態1の変形例にかかる液面検知機構60Aを備える第1試薬分注装置6Aの概略構成を示すブロック図である。図11に示すように、液面検知機構60Aを金属板2cに接続する構造を採用するため、プローブ6bを支持するアーム6aに液面検知機構60Aを搭載する必要がなくなるため、アーム6aの軽量化を測ることが可能となる。
以上のように、本発明にかかる液面検知機構、自動分析装置、および液面検知方法は、高速かつ大量での分析処理が要求される分析装置に有用であり、より高い分析精度が要求される分析装置に適している。
1 自動分析装置
2、3 第1および第2試薬テーブル
2a、3a 試薬容器
2c 金属板
4 反応テーブル
4a 保持部
4b 光路
5 反応容器
6、6A、7 第1および第2試薬分注装置
6a、7a、20a アーム
6b、7b、20b プローブ
6c、6h 配管
6d プローブ駆動部
6e 分注ポンプ
6f ピストン
6g ポンプ駆動部
6k 電磁弁
6l 洗浄水ポンプ
6n 洗浄水タンク
8 検体容器移送機構
9 ラック
9a 検体容器
10a、10b、10c 読取装置
11 分析光学系
12 洗浄機構
13、14 第1および第2攪拌装置
15 制御部
16 入力部
17 表示部
18 分析部
19 記憶部
20 検体分注装置
60、60A 液面検知機構
61 直流電流
62 定電流源
63 充電スイッチ
64 放電スイッチ
65 A/D変換器
66 液面判定部
L1 洗浄水

Claims (16)

  1. 電極と容器近傍の金属板の間に生じる静電容量の変化を検知し、検知した信号に基づいて前記液体の液面に前記電極下端が接触したか否かを判定する液面検知機構であって、
    所定周期で前記電極と前記液体との間に電流を入力する電流源と、
    前記所定周期で前記電極と前記液体との間の電圧値をサンプリングするサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段がサンプリングした電圧値から静電容量を算出し、前回サンプリング時の静電容量との差分値に基づき、検知信号がノイズか液面検知かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする液面検知機構。
  2. 前記電流源は、前記電極と前記液体との間に充放電するための充電スイッチと放電スイッチとを備え、該充電スイッチと該放電スイッチのオン・オフの切り替えにより前記所定周期で前記電極に電流を入力することを特徴とする請求項1に記載の液面検知機構。
  3. 前記サンプリング手段は、前記充電スイッチと前記放電スイッチとがともにオフの時間に、前記電極と前記液体との間の電圧値をサンプリングすることを特徴とする請求項1または2に記載の液面検知機構。
  4. 前記サンプリング手段は、A/D変換器であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  5. 前記判定手段は、前記差分値が所定の液面検知閾値を超えた場合に液面検知と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  6. 前記判定手段は、前記差分値が所定のノイズ検知閾値を下回る場合にノイズと判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  7. 前記電極は、液体を分注するプローブであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  8. 前記電流源は、電極側に接続されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  9. 前記電源流は、前記容器下部に配設される金属板側に接続されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の液面検知機構。
  10. 検体と試薬との反応物を光学的に分析する自動分析装置であって、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の液面検知機構を有する分注手段により、検体および試薬を分注して分析を行うことを特徴とする自動分析装置。
  11. 電極と容器近傍の金属板の間に生じる静電容量の変化を検知し、検知した信号に基づいて前記液体の液面に前記電極下端が接触したか否かを判定する液面検知機構の液面検知方法であって、
    所定周期で前記電極と前記液体との間に電流を入力する電流入力ステップと、
    前記電流入力ステップにより前記電極に入力された電流により、前記電極と前記液体との間に発生した電圧値を前記所定周期でサンプリングするサンプリングステップと、
    前記サンプリングステップでサンプリングした電圧値から静電容量を算出し、前回サンプリング時の静電容量との差分値に基づき、検知信号がノイズか液面検知かを判定する判定ステップと、
    を含むことを特徴とする液面検知方法。
  12. 前記電流入力ステップは、
    前記電極と前記液体との間に充電する充電ステップと、
    前記電極と前記液体との間に充電された電圧を放電する放電ステップと、
    を含み、該充電ステップと該放電ステップを前記所定周期で繰り返すことにより、前記電極に電流を入力することを特徴とする請求項11に記載の液面検知方法。
  13. 前記充電ステップと前記放電ステップとの間に充放電を行なわないホールドステップを含み、該ホールドステップの時間内に、前記電極と前記液体との間の電圧値をサンプリングすることを特徴とする請求項11または12に記載の液面検知方法。
  14. 前記電圧値は、A/D変換器でA/D変換されることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の液面検知方法。
  15. 前記判定ステップは、前記差分値が所定の液面検知閾値を超えた場合に液面検知と判定することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一つに記載の液面検知方法。
  16. 前記判定ステップは、前記差分値が所定のノイズ検知閾値を下回る場合にノイズと判定することを特徴とする請求項11〜14のいずれか一つに記載の液面検知方法。
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