JP2011012925A - 4バルブ型パルスチューブ冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な冷凍能力を有するパルスチューブ冷凍機。
【解決手段】パルスチューブ冷凍機において、圧縮機の高圧供給側は、2つの供給路を有し、第1供給路は、第1開閉バルブを備える第1の高圧側配管を有し、蓄冷管の高温端に接続され、第2供給路は、第2開閉バルブを備える第2の高圧側配管、および流路制御バルブを備えパルス管の高温端に接続された共通配管を有する。圧縮機の低圧回収側は、2つの回収路を有し、第1回収路は、第3開閉バルブを備える第1の低圧側配管を有し、蓄冷管の高温端に接続され、第2回収路は、第4開閉バルブを備える第2の低圧側配管、および前記流路制御バルブを備えパルス管の高温端に接続された前記共通配管を有する。圧縮機の低圧回収側は、前記共通配管を介して、パルス管の高温端に接続された第3回収路を有し、該第3回収路は、流路抵抗部材を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、パルスチューブ冷凍機に関し、特に、4バルブ型パルスチューブ冷凍機に関する。
従来より、極低温環境が必要となる装置、例えば、核磁気共鳴診断装置(MRI)等を冷却する際に、パルスチューブ冷凍機が使用されている。
パルスチューブ冷凍機では、圧縮機により圧縮された作動流体である冷媒ガス(例えば、ヘリウムガス)が蓄冷管およびパルス管に流入する動作と、作動流体がパルス管および蓄冷管から流出され、圧縮機に回収される動作を繰り返すことで、蓄冷管およびパルス管の低温端に寒冷が形成される。また、これらの低温端に、被冷却対象を熱的に接触させることで、被冷却対象から熱を奪うことができる。
特に、4バルブ式パルスチューブ冷凍機は、高い冷却効率を有するという特徴を有し、様々な分野での適用が期待されている。
図1には、従来の単段(1段)式の4バルブ型パルスチューブ冷凍機の概略構成図を示す(特許文献1)。従来の単段式の4バルブ型パルスチューブ冷凍機10は、圧縮機12、高温端42と低温端44を有する蓄冷管40、および高温端52と低温端54を有するパルス管50を備える。蓄冷管40の低温端44とパルス管50の低温端54は、配管56で接続されている。
圧縮機12の高圧(供給)側および低圧(回収)側の冷媒用流路は、それぞれ二股に分岐されている。圧縮機12の高圧側の冷媒用流路の一方は、開閉バルブV1が接続された第1の高圧側配管15Aおよび共通配管20を介して、蓄冷管40の高温端42に接続されている。また、圧縮機12の高圧側の冷媒用流路の他方は、開閉バルブV2が接続された第2の高圧側配管25Aおよび共通配管30を介して、パルス管50の高温端52に接続されている。
同様に、圧縮機12の低圧側の冷媒用流路の一方は、開閉バルブV3が接続された第1の低圧側配管15Bおよび共通配管20を介して、蓄冷管40の高温端42に接続されている。また、圧縮機12の低圧側の冷媒用流路の他方は、開閉バルブV4が接続された第2の低圧側配管25Bおよび共通配管30を介して、パルス管50の高温端52に接続されている。なお、共通配管30には、オリフィスのような流量制御バルブ60が設置されている。
このように構成された4バルブ型パルスチューブ冷凍機10では、高圧の冷媒ガスの供給過程において、開閉バルブV2が開かれると、冷媒ガスは、第2の高圧側配管25Aおよび共通配管30を介して、パルス管50の方に流入する。また、開閉バルブV1が開かれると、冷媒ガスは、圧縮機12から、第1の高圧側配管15Aおよび共通配管20を通り、蓄冷管40、さらにはパルス管50に流入される。一方、低圧の冷媒ガスの回収過程では、開閉バルブV4が開かれると、パルス管50内の冷媒ガスは、パルス管50の高温端52から、共通配管30および第2の低圧側配管25Bを通り、圧縮機12に回収される。また、開閉バルブV3が開かれると、パルス管50内の冷媒ガスは、パルス管50の低温端54から、配管56および蓄冷管40を通り、共通配管20および第1の低圧側配管15Bを介して、圧縮機12に回収される。
しかしながら、4バルブ型パルスチューブ冷凍機10では、運転中に、冷媒ガスの供給過程/回収過程における冷媒ガス流量のアンバランスによって、例えば、開閉バルブV2〜流量制御バルブ60〜パルス管50〜配管56〜蓄冷管40〜共通配管20〜開閉バルブV1で構成される閉回路(図1の矢印L)を循環する、冷媒ガスの二次流れが発生し易いという問題がある。このような二次流れは、一方向性であり、熱損失の原因となるため、二次流れが発生すると、冷凍機の冷却効率は、大幅に低下してしまう。
二次流れが発生する主な原因は、流量制御バルブ60が冷媒ガスの双方向の流れの抵抗となり、高圧の冷媒ガスの供給時と低圧の冷媒ガスの回収時の間で、流量のアンバランスが生じやすいためである。例えば、冷媒ガスの供給過程において、流量制御バルブ60を図1の下向きに流れる高圧冷媒ガスの量は、冷媒ガスの回収過程において、流量制御バルブ60を図1の上向きに流れる低圧冷媒ガスの量に比べて多くなる場合が生じ得る。この場合、流量制御バルブ60を上下に流通する冷媒ガス量のアンバランスによって、図1の矢印Lで示すような二次流れが発生し易くなる。
このような二次流れの発生を抑制するため、4バルブ型パルスチューブ冷凍機を図2のように構成することが提案されている。
図2は、従来の別の4バルブ型パルスチューブ冷凍機10'の構成を模式的に示した図である。この図2に示すように、4バルブ型パルスチューブ冷凍機10'では、前述の4バルブ型パルスチューブ冷凍機10と比較すると、共通配管30の流量制御バルブ60が削除され、代わりに、第1の流量制御バルブ60aおよび第2の流量制御バルブ60bが追加されている。第1の流量制御バルブ60aは、開閉バルブV2よりも下流側(図2の下側)になるようにして、第2の高圧側配管25Aに設置される。第2の流量制御バルブ60bは、開閉バルブV4よりも上流側(図2の下側)になるようにして、第2の低圧側配管25Bに設置される。
このような構成では、冷媒ガスの供給過程において、冷媒ガスの一部は、第1の流量制御バルブ60aが設置された第2の高圧側配管25A〜共通配管30を介して、パルス管50に流れる。また、冷媒ガスの回収過程においては、冷媒ガスの一部は、パルス管50から、共通配管30〜第2の流量制御バルブ60bが設置された第2の低圧側配管25Bを介して、圧縮機12の方に流れる。従って、この場合、第1および第2の流量制御バルブ60a、60bを適正に制御することにより、パルス管50の高温端52からパルス管50に供給される高圧の冷媒ガスの供給量と、パルス管50の高温端52からの低圧の冷媒ガスの排出量を、それぞれ独立に調節することができる。従って、図2のような構成にすることにより、前述のような閉回路を循環する二次流れの発生を抑制することができる。
特開2000−18742号公報
しかしながら、図2のように構成された4バルブ型パルスチューブ冷凍機10'の場合、以下のような問題が生じ得る。
一般に、冷凍機を長期間稼働すると、高圧の冷媒ガスの流通により、開閉バルブV2が摩耗し、この際に、摩耗粉が発生する。ここで、図1のような構成では、流量制御バルブ60には、双方向に冷媒ガスが流れるため、流量制御バルブ60に摩耗粉が蓄積されることは生じ難い。
しかしながら、図2のような構成では、冷媒ガスは、第1の流量制御バルブ60aには、一方向(図2では、下向きの方向)に沿ってのみ流通することになる。この場合、開閉バルブV2の摩耗によって生じた摩耗粉は、冷媒ガスとともに第1の流量制御バルブ60aに混入し、その後も、該第1の流量制御バルブ60aにそのまま残留してしまうことになる。また、このような摩耗粉の混入、蓄積が顕著になると、第1の流量制御バルブ60aの流路面積が変化し、これにより、第1の流量制御バルブ60aの精度が低下してしまう。このような第1の流量制御バルブ60aの精度低下は、冷凍機の冷凍効率の低下につながり、さらには、冷凍機に適正な冷凍性能が得られなくなるおそれがある。
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、二次流れの発生を抑制することができるとともに、長期にわたって、適正な冷凍能力を維持することの可能な4バルブ型パルスチューブ冷凍機を提供することを目的とする。
本発明では、
高温端および低温端を有する蓄冷管と、
高温端、および前記蓄冷管の低温端と接続された低温端を有するパルス管と、
冷媒用の高圧供給側および低圧回収側を有する圧縮機であって、
前記高圧供給側は、2つの冷媒供給路を有し、
第1の冷媒供給路は、第1の開閉バルブを備える第1の高圧側配管を有し、前記蓄冷管の高温端に接続され、
第2の冷媒供給路は、第2の開閉バルブを備える第2の高圧側配管、および流路制御バルブを備え前記パルス管の高温端に接続された共通配管を有し、
前記低圧回収側は、2つの冷媒回収路を有し、
第1の冷媒回収路は、第3の開閉バルブを備える第1の低圧側配管を有し、前記蓄冷管の高温端に接続され、
第2の冷媒回収路は、第4の開閉バルブを備える第2の低圧側配管、および前記流路制御バルブを備え前記パルス管の高温端に接続された前記共通配管を有する、
圧縮機と、
を備える4バルブ型パルスチューブ冷凍機であって、
さらに、前記圧縮機の低圧回収側は、前記共通配管を介して、前記パルス管の高温端に接続された第3の冷媒回収路を有し、
該第3の冷媒回収路は、流路抵抗部材を備え、前記流量制御バルブと前記パルス管の高温端の間に接続される、4バルブ型パルスチューブ冷凍機が提供される。
本発明による4バルブ型パルスチューブ冷凍機において、前記流路抵抗部材は、別の流量制御バルブおよび/または開閉バルブであっても良い。
また、本発明による4バルブ型パルスチューブ冷凍機において、前記流路抵抗部材は、第5の開閉バルブであり、該第5の開閉バルブは、前記第4の開閉バルブと実質的に等しいタイミングで開閉されても良い。
また、当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第1段のパルス管の高温端に接続され、
前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第1段のパルス管の高温端の間に接続されても良い。
また、当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第2段のパルス管の高温端に接続され、
前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第2段のパルス管の高温端の間に接続されても良い。
また、当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第1段のパルス管の高温端に接続され、
前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第1段のパルス管の高温端の間に接続され、
前記圧縮機の高圧供給側は、さらに、第3の冷媒供給路を有し、該第3の冷媒供給路は、第6の開閉バルブを備える第3の高圧側配管、および第2の流路制御バルブを備え第2段のパルス管の高温端に接続された第2の共通配管を有し、
前記圧縮機の低圧回収側は、さらに、第4の冷媒回収路を有し、該第4の冷媒回収路は、第7の開閉バルブを備える第4の低圧側配管、および前記第2の流路制御バルブを備え前記第2段のパルス管の高温端に接続された前記共通配管を有し、
前記圧縮機の低圧回収側は、さらに、前記第2の共通配管を介して、前記第2段のパルス管の高温端に接続された第5の冷媒回収路を有し、
該第5の冷媒回収路は、第2の流路抵抗部材を備え、前記第2の流量制御バルブと前記第2段のパルス管の高温端の間に接続されても良い。
この場合、前記第2の流路抵抗部材は、さらに別の流量制御バルブおよび/または開閉バルブであっても良い。
あるいは、前記第2の流路抵抗部材は、第8の開閉バルブであり、該第8の開閉バルブは、前記第7の開閉バルブと同様のタイミングで開閉されても良い。
本発明では、二次流れの発生を抑制することができるとともに、長期にわたって、適正な冷凍能力を維持することの可能な4バルブ型パルスチューブ冷凍機を提供することができる。
従来の4バルブ型パルスチューブ冷凍機を概略的に示した図である。 従来の別の4バルブ型パルスチューブ冷凍機を概略的に示した図である。 本発明の第1の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。 図3に示した4バルブ型パルスチューブ冷凍機の作動の際の、4つのバルブの開閉状態を時系列的に示した図である。 本発明の第2の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。 図5に示した4バルブ型パルスチューブ冷凍機の作動の際の、5つのバルブの開閉状態を時系列的に示した図である。 本発明の第4の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。 図7に示した4バルブ型パルスチューブ冷凍機の作動の際の、8つのバルブの開閉状態を時系列的に示した図である。 本発明の第5の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を詳しく説明する。
(第1の実施例)
図3は、本発明の第1の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。
図3に示すように、本発明の第1の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機100−1は、圧縮機112、蓄冷管140、パルス管150、およびこれらに接続された各配管類を備える。
蓄冷管140は、高温端142および低温端144を有する。パルス管150は、高温端152および低温端154を有する。パルス管150の高温端152および低温端154には、熱交換器が設置されている。蓄冷管140の低温端144とパルス管150の低温端154は、配管156で接続されている。
圧縮機112の高圧側(吐出側)の冷媒用流路は、A点で、第1の高圧側配管115Aおよび第2の高圧側配管125Aの2方向に分岐されている。従って、圧縮機112から供給される高圧の冷媒ガスは、開閉バルブV1が接続された第1の高圧側配管115Aおよび共通配管120を介して、蓄冷管140の高温端142に供給される(以下、この流路を「第1の冷媒供給路H1」という)。また、圧縮機112から供給される高圧の冷媒ガスの一部は、開閉バルブV2が接続された第2の高圧側配管125Aおよび共通配管130を介して、パルス管150の高温端熱交換器152に供給される(以下、この流路を「第2の冷媒供給路H2」という)。なお、共通配管130には、流量制御バルブ160が設置されている。
一方、低圧側(吸込側)の冷媒用流路は、第1の冷媒回収路L1、第2の冷媒回収路L2、および第3の冷媒回収路L3の3方向に分岐されている。第1の冷媒回収路L1は、蓄冷管140〜共通配管120〜開閉バルブV3が設置された第1の低圧側配管115B〜B点〜圧縮機112の経路で構成される。第2の冷媒回収路L2は、パルス管150〜共通配管130〜開閉バルブV4が設置された第2の低圧側配管125B〜C点〜B点〜圧縮機112の経路で構成される。第3の冷媒回収路L3は、パルス管150〜共通配管130のD点で分岐した分岐配管135B〜C点〜B点〜圧縮機112の経路で構成される。分岐配管135Bには、オリフィス等の流量制御バルブ170が設置される。
次に、図4を用いて、図3のように構成された本発明による4バルブ型パルスチューブ冷凍機100−1の動作について説明する。
パルスチューブ冷凍機100−1の作動時には、バルブモータ等の駆動源による駆動により、4つの開閉バルブV1〜V4の開閉状態が周期的に変化する。図4は、パルスチューブ冷凍機100−1の作動中の、4つの開閉バルブV1〜V4の開閉状態を時系列的に示した図である。以下、各過程について説明する。
(第1過程:時間0〜t
まず、時間t=0において、開閉バルブV2のみが開にされる。これにより、圧縮機112から、第2の冷媒供給路H2を通り、パルス管150に高圧の冷媒ガスが供給される。
(第2過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV2が開状態のまま、開閉バルブV1が開にされる。これにより、圧縮機112から、第1の冷媒供給路H1を通り、蓄冷管140に高圧の冷媒ガスが供給される。また、蓄冷管140に流入した冷媒ガスは、蓄冷器140内に設置された蓄冷材で冷却される。冷却された冷媒ガスは、配管156を介して、パルス管150に流入し、低温端154に設置された熱交換器で熱交換される。
(第3過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV1が開状態のまま、開閉バルブV2が閉にされる。蓄冷器140を介して冷却された冷媒ガスは、依然として、配管156を介して、パルス管150の低温端154からパルス管150内に流入する。しかしながら、この場合、第2の冷媒供給路H2を介した、パルス管150の高温端152からの冷媒ガスの供給が停止されているため、蓄冷器140からの冷却された冷媒ガスは、パルス管150の低温端154〜高温端152まで、パルス管150の延伸方向に沿って進行する。従って、冷媒ガスは、パルス管150の高温端152および低温端154の、両熱交換器と熱交換される。
さらに、予めパルス管150の高温端152側に収容されていた冷媒ガスの一部は、第3の冷媒回収路L3を介して排出され、圧縮機112に戻る。また一部の冷媒ガスは、パルス管150の高温端に接続されたリザーバ(図示されていない)に収容される。
以上の動作により、パルス管150(特に、低温端154)が冷却される。
(第4過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV1が閉にされる。また、開閉バルブV4が開にされる。これにより、パルス管150内の冷媒ガスは、第3の冷媒回収路L3の他、第2の冷媒回収路L2を介した経路を経由して、圧縮機122に戻るようになる。
(第5過程:時間t〜t
時間t=tでは、開閉バルブV4が開状態のまま、開閉バルブV3が開にされる。これにより、パルス管150内の冷媒ガスは、第2および第3の冷媒回収路L2、L3を通る経路の他、パルス管150の低温端154から配管156および蓄冷管140を通る、第1の冷媒回収路L1を介しても、圧縮機112に戻るようになる。パルス管150内では、冷媒ガスの膨脹による寒冷が発生する。また、パルス管150から蓄冷管140への冷媒ガスの流入のため、蓄冷管140内の蓄冷材が冷却される。
(第6過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV3が開状態のまま、開閉バルブV4が閉にされる。これにより、第2の冷媒回収路L2を通る経路が遮断される。パルス管150内の冷媒ガスは、パルス管150の低温端154から、配管156および蓄冷管140を通り、第1の冷媒回収路L1を介して、圧縮機112に戻る。また、パルス管150内の一部の冷媒ガスは、パルス管150の高温端152から、第3の冷媒回収路L3を介して、圧縮機112に戻る。これにより、蓄冷管140内の蓄冷材がさらに冷却される。
以上の過程を1サイクルとして、サイクルが繰り返されることにより、パルス管150の低温端154に設置された被冷却対象(図3には示されていない)が冷却される。
ここで、前述のように、従来のパルスチューブ冷凍機10'では、開閉バルブV2の摩耗によって生じた摩耗粉は、冷媒ガスとともに第1の流量制御バルブ60aに混入され、その後、該第1の流量制御バルブ60aにそのまま蓄積されてしまうという問題がある。このような摩耗粉の蓄積が顕著になると、第1の流量制御バルブ60aの流路面積が変化し、第1の流量制御バルブ60aの精度が低下してしまう。
これに対して、本発明によるパルスチューブ冷凍機100−1では、第1過程〜第2過程の間、流量制御バルブ160には、図3の下向きに冷媒ガスが流れる。また、第4過程〜第5過程の間、流量制御バルブ160には、図3の上向きに冷媒ガスが流れる。すなわち、流量制御バルブ160には、1サイクル中に、図3の上向きと下向きの2方向に冷媒ガスが流通される。このため、本発明によるパルスチューブ冷凍機100−1では、開閉バルブV2の摩耗によって生じた摩耗粉が、流量制御バルブ160に蓄積されることが有意に抑制される。従って、本発明によるパルスチューブ冷凍機100−1では、長期にわたって、流量制御バルブ60を適正に作動することができる。また、パルスチューブ冷凍機100−1は、長期にわたって、適正な冷凍能力を維持することができる。
また、本発明によるパルスチューブ冷凍機100−1では、第2の冷媒回収路L2および第3の冷媒回収路L3のそれぞれに、流量制御バルブ160および170が設置されている。従って、2つの制御バルブ160および170を調整することにより、第2の冷媒供給路H2からパルス管150に供給される冷媒ガスの量と、第2および第3の冷媒回収路L2、L3から排出される冷媒ガスの量をバランスさせることが可能になる。従って、本発明によるパルスチューブ冷凍機100−1では、装置の冷凍性能および冷凍効率に悪影響を及ぼし得る、冷媒ガスの二次流れの発生を、有意に抑制することができる。
(第2の実施例)
図5は、本発明の第2の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。
第2の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機100−2は、前述の4バルブ型パルスチューブ冷凍機100−1とほぼ同様に構成される。従って、図5において、図4と同様の部材等には、図4と同じ参照符号が付されている。
しかしながら、この実施例では、図4において第3の冷媒回収路L3に、さらに、開閉バルブ171(V5)が設置される。開閉バルブ171は、流量制御バルブ170よりも圧縮機112に近い側(すなわち低圧の冷媒ガスの流れの下流側)に設置される。
図6には、パルスチューブ冷凍機100−2の作動中の、5つの開閉バルブV1〜V5の開閉状態を時系列的に示す。
パルスチューブ冷凍機100−2においても、基本的な動作は、前述のパルスチューブ冷凍機100−1と同様である。従って、前述の第1過程〜第6過程を1サイクルとし、このサイクルが繰り返されることにより、被冷却対象を冷却することができる。
なお、開閉バルブ171(V5)の開閉の時間タイミングは、開閉バルブV4と実質的に同じである。すなわち、開閉バルブ171(V5)は、第4過程(時間t=t〜t)〜第5過程(時間t=t〜t)において、開閉バルブV4とともに開状態にされる。
冷媒ガスは、第1〜第2過程の間、圧縮機112から、第2の冷媒供給路H2〜流量制御バルブ160が設置された共通配管130を介して、パルス管150に供給される。また、冷媒ガスは、第4〜第5過程の間、パルス管150から、流量制御バルブ160が設置された共通配管130〜第2の冷媒回収路L2を介して(および一部は、第3の冷媒回収路L3を介して)、圧縮機112に回収される。
従って、この構成においても、前述の効果が発揮される。すなわち、開閉バルブV2の摩耗によって生じた摩耗粉が、流量制御バルブ160に蓄積されることが有意に抑制される。また、二次流れの発生が有意に抑制される。さらに、この構成では、前述の図3の場合に比べて、第3の冷媒回収路L3に流れる冷媒ガスを、より高精度に制御することが可能となる。
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、前述の第2の実施例において、流量制御バルブ170を省略した構成を有する。
本構成では、開閉バルブ171(V5)の開閉を適正に制御することにより、第3の冷媒回収路L3に流れる冷媒ガスの量が制御され、前述のような二次流れの発生が抑制される。
第1〜第3の実施例からも明らかなように、本発明の4バルブ型パルスチューブ冷凍機において、前述のような効果を発揮するためには、(1)流量制御バルブ160に、冷媒ガスの双方向の流れが生じるようにし、(2)第3の冷媒回収路L3に、低圧の冷媒ガスの流れを調整することが可能な、いわゆる「流路抵抗部材」を設置すれば良い。従って、本発明は、前述の(1)、(2)の構成を有するいかなる4バルブ型パルスチューブ冷凍機をも包含するものである。なお、流路抵抗部材は、実施例1のような流量制御バルブ170(例えばオリフィス)であっても、第3の実施例のような開閉バルブ171であっても良い。あるいは、流路抵抗部材は、第2の実施例のように、複数の部材を有しても良い。
(第4の実施例)
図7は、本発明の第4の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。このパルスチューブ冷凍機200−1は、2段式の構造となっている。
図7に示すように、パルスチューブ冷凍機200−1は、圧縮機212、第1段および第2段の蓄冷管240、280、第1段および第2段のパルス管250、290、第1および第2の配管256、286、第1および第2の「流路抵抗部材」273、303、ならびに開閉バルブV1〜V4等を備える。
第1段の蓄冷管240は、高温端242および低温端244を有し、第2段の蓄冷管280は、高温端244(第1段の低温端244に相当)および低温端284を有する。第1段のパルス管250は、高温端252および低温端254を有し、第2段のパルス管290は、高温端292および低温端294を有する。第1段および第2のパルス管250、290の各高温端252、292および低温端254、294には、熱交換器が設置されている。第1段の蓄冷管240の低温端244は、第1の配管256を介して、第1段のパルス管250の低温端254と接続される。また、第2段の蓄冷管280の低温端284は、第2の配管286を介して、第2段のパルス管290の低温端294と接続される。
圧縮機212の高圧側(吐出側)の冷媒用流路は、A点で、3方向に分岐されており、第1〜第3の冷媒供給路H1〜H3が構成される。第1の冷媒供給路H1は、圧縮機212の高圧側〜開閉バルブV1が設置された第1の高圧側配管215A〜共通配管220〜第1段の蓄冷管240で構成される。第2の冷媒供給路H2は、圧縮機212の高圧側〜開閉バルブV2が接続された第2の高圧側配管225A〜流量制御バルブ260が設置された共通配管230〜第1段のパルス管250で構成される。第3の冷媒供給路H3は、圧縮機212の高圧側〜開閉バルブV6が接続された第3の高圧側配管235A〜流量制御バルブ313が設置された共通配管299〜第2段のパルス管290で構成される。
一方、圧縮機212の低圧側(吸込側)の冷媒用流路は、第1〜第5の冷媒回収路L1〜L5の、5方向に分岐されている。第1の冷媒回収路L1は、第1段の蓄冷管240〜共通配管220〜開閉バルブV3が設置された第1の低圧側配管215B〜B点〜圧縮機212の経路で構成される。第2の冷媒回収路L2は、第1段のパルス管250〜流量制御バルブ260が設置された共通配管230〜開閉バルブV4が設置された第2の低圧側配管225B〜C点〜B点〜圧縮機212の経路で構成される。第3の冷媒回収路L3は、第1段のパルス管250〜共通配管230のD点で分岐した第3の低圧側配管235B〜E点〜C点〜B点〜圧縮機212の経路で構成される。第3の低圧側配管235Bには、第1の流路抵抗部材273が設置される。第4の冷媒回収路L4は、第2段のパルス管290〜流量制御バルブ313が設置された共通配管299〜開閉バルブV7が設置された第4の低圧側配管245B〜F点〜E点〜C点〜B点〜圧縮機212の経路で構成される。第5の冷媒回収路L5は、第2段のパルス管290〜共通配管299のG点で分岐した分岐配管255B〜F点〜E点〜C点〜B点〜圧縮機212の経路で構成される。
次に、このように構成された4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−1の動作について説明する。なお、以下の説明では、第1の流路抵抗部材273が開閉バルブV5を有し、第2の流路抵抗部材303が開閉バルブV8を有するものと仮定する。
図8は、パルスチューブ冷凍機200−1の作動中の、8つの開閉バルブV1〜V8の開閉状態を時系列的に示した図である。パルスチューブ冷凍機200−1の作動時には、パルスモータ等の駆動源による駆動により、8つの開閉バルブV1〜V8の開閉状態は、以下のように周期的に変化する。
(第1過程:時間0〜t
まず、時間t=0において、開閉バルブV6のみが開にされる。これにより、圧縮機212から、第3の冷媒供給路H3を介して、すなわち第3の高圧側配管235A〜共通配管299〜高温端292の経路で、第2段のパルス管290に冷媒ガスが供給される。その後、時間t=tにおいて、開閉バルブV6が開状態のまま、開閉バルブV2が開にされる。これにより、圧縮機212から、第2の冷媒供給路H2を介して、すなわち第2の高圧側配管225A〜共通配管230〜高温端252の経路で、第1段のパルス管250に冷媒ガスが供給される。
(第2過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV6、V2が開いた状態で、開閉バルブV1が開にされる。これにより、冷媒ガスは、圧縮機212から、第1の冷媒供給路H1を介して、すなわち第1の高圧側配管215A〜共通配管220〜高温端242の経路で、第1段の蓄冷器240に導入される。冷媒ガスの一部は、第1の配管256を介して、第1段のパルス管250に、低温端254の側から流入する。また冷媒ガスの他の一部は、第2段の蓄冷器280を通り、第2の配管286を介して、第2段のパルス管290に、低温端294の側から流入する。
(第3過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV1が開状態のまま、まず開閉バルブV6が閉にされ、その後、開閉バルブV2も閉にされる(時間t=t)。圧縮機212からの冷媒ガスは、第1の冷媒供給路H1のみを介して、第1段の蓄冷管240に流入し、その後、両パルス管250および290内に、低温端254および294の側から流入する。
(第4過程:時間t=t
時間t=tにおいて、全ての開閉バルブV1〜V6が閉にされる。第1段および第2段のパルス管250、290の圧力上昇のため、第1段および第2段のパルス管250、290内の冷媒ガスは、両パルス管の高温端252、292の側に設置されたリザーバ(図示されていない)の方に移動する。
(第5過程:時間t〜t
その後、時間t=tにおいて、開閉バルブV7およびV8が開かれ、第2段のパルス管290内の冷媒ガスは、第4の冷媒回収路L4および第5の冷媒回収路L5を通って圧縮機212に戻る。その後、時間t=tにおいて、開閉バルブV4およびV5が開かれ、第1段のパルス管250内の冷媒ガスは、第2の冷媒回収路L2および第3の冷媒回収路L3を通って圧縮機212に戻る。これにより、両パルス管250、290の圧力が低下する。
(第6過程:時間t〜t
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV7、V8、V4およびV5が開状態のまま、開閉バルブV3が開かれる。これにより、両パルス管250、290、および第2段の蓄冷管280内の冷媒ガスの大部分は、第1段の蓄冷管240を通り、第1の冷媒回収路L1を介して、圧縮機212に戻るようになる。
(第7過程:時間t〜t10
次に、時間t=tにおいて、開閉バルブV3が開いた状態で、まず開閉バルブV7およびV8が閉止され、その後、開閉バルブV4およびV5が閉止される(時間t=t)。
その後、時間t=t10において、開閉バルブV3が閉止され、1サイクルが完了する。
パルスチューブ冷凍機200−1では、第1過程〜第3過程(時間t〜t)の間、流量制御バルブ260に、図7の下向きに冷媒ガスが流れ、第5過程〜第7過程(時間t〜t)の間、流量制御バルブ260に、図7の上向きに冷媒ガスが流れる。また、第1過程〜第2過程(時間0〜t)の間、流量制御バルブ313には、図7の下向きに冷媒ガスが流れ、第5過程〜第6過程(時間t〜t)の間、流量制御バルブ313に、図7の上向きに冷媒ガスが流れる。
すなわち、両流量制御バルブ260、313には、1サイクル中に、図7の上向きと下向きの2方向に冷媒ガスが流通される。このため、本発明によるパルスチューブ冷凍機200−1では、開閉バルブV2およびV6の摩耗によって生じた摩耗粉が、それぞれ、流量制御バルブ260および313に蓄積されることが有意に抑制される。従って、本発明によるパルスチューブ冷凍機200−1においても、長期にわたって、適正な冷凍能力を維持することができる。
また、本発明によるパルスチューブ冷凍機200−1では、第1段のパルス管250の高温端252への高圧冷媒ガスの供給路(H2)と、第1段のパルス管250の高温端252からの低圧冷媒ガスの回収路(L2)とは、分離されている。また、第2段のパルス管290の高温端292への高圧冷媒ガスの供給路(H3)と、第2段のパルス管290の高温端292からの低圧冷媒ガスの回収路(L4)とは、分離されている。このため、本発明によるパルスチューブ冷凍機200−1においても、冷凍性能および冷凍効率に悪影響を及ぼし得る、冷媒ガスの二次流れの発生を、有意に抑制することができる。
(第5の実施例)
図9は、本発明の第5の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機の一例を概略的に示した図である。
第5の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−2は、前述の図7の4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−1とほぼ同様に構成される。従って、図9において、図7と同様の部材等には、図7と同じ参照符号が付されている。
しかしながら、この実施例では、図7における第3の冷媒回収路L3に相当する部分が排除されている。
すなわち、4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−2において、圧縮機212の低圧側(吸込側)の冷媒用流路は、第1および第2の冷媒回収路L1、L2と、第4および第5の冷媒回収路L4、L5の、4方向に分岐されている。
このような構成の4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−2において、作動中の各開閉バルブの開閉タイミングは、前述の図8において、開閉バルブV5を除いた場合に相当する。従って、ここでは、各過程については、説明しない。
これまでの説明から、図9に示した4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−2においても、開閉バルブV6の摩耗によって生じた摩耗粉が、流量制御バルブ313に蓄積されることが有意に抑制されることは、明らかであろう。また、この構成において、流量制御バルブ313が設置された共通配管299〜第2段のパルス管290〜第2の配管286〜第2段の蓄冷管280〜第1段の蓄冷管240〜共通配管220〜の間で、冷媒ガスの二次流れの発生を、有意に抑制することができることは、明らかであろう。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明した。これらの実施例は、本発明の構成の一例を示したものであり、本発明を限定するものと解してはならない。例えば、図7に示した4バルブ型パルスチューブ冷凍機200−1の構成において、第5の冷媒回収路L5は、省略されても良い。この場合も、〜共通配管220〜第1段の蓄冷管240〜第1の配管256〜第1段のパルス管250〜流量制御バルブ260が設置された共通配管230〜で構成される二次流れに対して、および流量制御バルブ260への摩耗粉の混入に対して、前述のような本発明の効果を得ることができる。
また、各実施例において、パルス管(第1段および/または第2段のパルス管)の高温端には、配管を介してリザーバが設置されていても良く、この配管には、オリフィス、流量制御バルブ、開閉バルブ等の流路抵抗部材が設置されていても良い。
さらに、例えば図8において、開閉バルブV6とV2を開くタイミングは、ほぼ等しくても良く、開閉バルブV7(およびV8)とV4(およびV5)を開くタイミングは、ほぼ等しくても良い。また、開閉バルブV6とV2を閉じるタイミングは、ほぼ等しくても良く、開閉バルブV7(およびV8)とV4(およびV5)を閉じるタイミングは、ほぼ等しくても良い。
本発明は、4バルブ型パルスチューブ冷凍機に適用することができる。
10、10' 従来の4バルブ型パルスチューブ冷凍機
12 圧縮機
15A 第1の高圧側配管
15B 第1の低圧側配管
20 共通配管
25A 第2の高圧側配管
25B 第2の低圧側配管
30 共通配管
40 蓄冷管
50 パルス管
56 配管
60 流量制御バルブ
60a、60b 流量制御バルブ
100−1 第1の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機
100−2 第2の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機
112 圧縮機
115A 第1の高圧側配管
115B 第1の低圧側配管
120 共通配管
125A 第2の高圧側配管
125B 第2の低圧側配管
130 共通配管
135B 分岐配管
140 蓄冷管
150 パルス管
156 配管
160 流量制御バルブ
170 流量制御バルブ
171 第5の開閉バルブ
200−1 第4の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機
200−2 第5の実施例による4バルブ型パルスチューブ冷凍機
212 圧縮機
215A 第1の高圧側配管
215B 第1の低圧側配管
220 共通配管
225A 第2の高圧側配管
225B 第2の低圧側配管
230 共通配管
235A 第3の高圧側配管
235B 第3の低圧側配管
240 第1段の蓄冷管
245B 第4の低圧側配管
250 第1段のパルス管
255B 分岐配管
256 第1の配管
260 流量制御バルブ
273 第1の流路抵抗部材
280 第2段の蓄冷管
286 第2の配管
290 第2段のパルス管
299 共通配管
303 第2の流路抵抗部材
313 流量制御バルブ
V1〜V8 開閉バルブ
H1 第1の冷媒供給路
H2 第2の冷媒供給路
H3 第3の冷媒供給路
L1 第1の冷媒回収路
L2 第2の冷媒回収路
L3 第3の冷媒回収路
L4 第4の冷媒回収路
L5 第5の冷媒回収路。

Claims (8)

  1. 高温端および低温端を有する蓄冷管と、
    高温端、および前記蓄冷管の低温端と接続された低温端を有するパルス管と、
    冷媒用の高圧供給側および低圧回収側を有する圧縮機であって、
    前記高圧供給側は、2つの冷媒供給路を有し、
    第1の冷媒供給路は、第1の開閉バルブを備える第1の高圧側配管を有し、前記蓄冷管の高温端に接続され、
    第2の冷媒供給路は、第2の開閉バルブを備える第2の高圧側配管、および流路制御バルブを備え前記パルス管の高温端に接続された共通配管を有し、
    前記低圧回収側は、2つの冷媒回収路を有し、
    第1の冷媒回収路は、第3の開閉バルブを備える第1の低圧側配管を有し、前記蓄冷管の高温端に接続され、
    第2の冷媒回収路は、第4の開閉バルブを備える第2の低圧側配管、および前記流路制御バルブを備え前記パルス管の高温端に接続された前記共通配管を有する、
    圧縮機と、
    を備える4バルブ型パルスチューブ冷凍機であって、
    さらに、前記圧縮機の低圧回収側は、前記共通配管を介して、前記パルス管の高温端に接続された第3の冷媒回収路を有し、
    該第3の冷媒回収路は、流路抵抗部材を備え、前記流量制御バルブと前記パルス管の高温端の間に接続される、4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  2. 前記流路抵抗部材は、別の流量制御バルブおよび/または開閉バルブであることを特徴とする請求項1に記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  3. 前記流路抵抗部材は、第5の開閉バルブであり、該第5の開閉バルブは、前記第4の開閉バルブと実質的に等しいタイミングで開閉されることを特徴とする請求項1に記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  4. 当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
    前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第1段のパルス管の高温端に接続され、
    前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第1段のパルス管の高温端の間に接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  5. 当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
    前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第2段のパルス管の高温端に接続され、
    前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第2段のパルス管の高温端の間に接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  6. 当該4バルブ型パルスチューブ冷凍機は、2段式のパルスチューブ冷凍機であって、
    前記第1の冷媒供給路は、第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第1の冷媒回収路は、前記第1段の蓄冷管の高温端に接続され、
    前記第2の冷媒供給路および前記第2の冷媒回収路の前記共通配管は、第1段のパルス管の高温端に接続され、
    前記第3の冷媒回収路は、前記共通配管を介して、前記流量制御バルブと前記第1段のパルス管の高温端の間に接続され、
    前記圧縮機の高圧供給側は、さらに、第3の冷媒供給路を有し、該第3の冷媒供給路は、第6の開閉バルブを備える第3の高圧側配管、および第2の流路制御バルブを備え第2段のパルス管の高温端に接続された第2の共通配管を有し、
    前記圧縮機の低圧回収側は、さらに、第4の冷媒回収路を有し、該第4の冷媒回収路は、第7の開閉バルブを備える第4の低圧側配管、および前記第2の流路制御バルブを備え前記第2段のパルス管の高温端に接続された前記共通配管を有し、
    前記圧縮機の低圧回収側は、さらに、前記第2の共通配管を介して、前記第2段のパルス管の高温端に接続された第5の冷媒回収路を有し、
    該第5の冷媒回収路は、第2の流路抵抗部材を備え、前記第2の流量制御バルブと前記第2段のパルス管の高温端の間に接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  7. 前記第2の流路抵抗部材は、さらに別の流量制御バルブおよび/または開閉バルブであることを特徴とする請求項6に記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
  8. 前記第2の流路抵抗部材は、第8の開閉バルブであり、該第8の開閉バルブは、前記第7の開閉バルブと同様のタイミングで開閉されることを特徴とする請求項7に記載の4バルブ型パルスチューブ冷凍機。
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