JP2011012835A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Ariisa Kanayama
在勇 金山
Takashi Nishimoto
貴志 西本
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Abstract

【課題】取水口からの漏水を防止できる冷水器を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵室3内に配されて底面に給水口14aが設けられる水タンク13と、貯蔵室3を開閉する扉3aの前面に設けられるとともに給水口14aに連結される取水口30aを介して水タンク13内の水を取水する取水部11とを有する冷水器10を備えた冷蔵庫1において、給水口14aと取水口30aとの間の給水経路を開閉する止水弁25、31、32、33と、水タンク13の底面に凹設して給水口14aを開口する凹部14bと、凹部14bに着脱自在に嵌合するとともにメッシュ状のメッシュ部20aを有した濾過部材20とを設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷水器を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵室を開閉する扉の前面から取水する冷水器を備えている。冷水器は扉の背面上部に配される水タンクと扉の前面に凹設される取水部とを有し、取水部の上部に設けられる取水口が扉を貫通する給水経路により水タンクの給水口に連結されている。
給水経路には取水口を開閉する止水弁が設けられる。止水弁はレバーの回動によって上下移動するバルブを有している。バルブは下方に付勢され、下端面には取水口の周囲に密接するシール部材が設けられる。
水タンクに注水して扉を閉じると水タンク内の水が冷却される。使用者が取水口の下方にコップ等の容器を設置してレバーを押圧するとレバーが回動してバルブが上昇し、シール部材が取水口から離れて止水弁が開かれる。これにより、取水口を介して水タンク内の冷水を容器内に取水することができる。そして、容器をレバーから離すと止水弁が閉じられる。
特開2005−114288号公報(第3頁−第6頁、第3図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、水タンクの貯水に健康上支障のないゴミが混入する場合がある。この時、ゴミがシール部材と取水口の周囲との間に挟まって十分な止水を行うことができず、取水口から漏水する問題があった。
本発明は、取水口からの漏水を防止できる冷水器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵室内に配されて底面に給水口が設けられる水タンクと、前記貯蔵室を開閉する扉の前面に設けられるとともに前記給水口に連結される取水口を介して前記水タンク内の水を取水する取水部とを有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記給水口と前記取水口との間の給水経路を開閉する止水弁と、前記水タンクの底面に凹設して前記給水口を開口する凹部と、前記凹部に着脱自在に嵌合するとともにメッシュ状のメッシュ部を有した濾過部材とを設けたことを特徴としている。
この構成によると、水タンク内に注水して扉が閉じられると水タンク内の水が冷却される。取水部にコップ等の容器を配して所定の操作により止水弁を開くと取水口から水タンク内の冷水が取水される。この時、水タンク内の水は水タンクの凹部に嵌合した濾過部材のメッシュ部で濾過され、貯水内のゴミが捕集される。濾過部材を凹部から取り外して濾過部材や凹部の清掃を行うことができる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記止水弁は、上部に対して縮径した縮径部を下部に有するスリーブと、前記縮径部に軸方向の移動可能に内嵌して前記縮径部の内面との間に軸方向の通路を形成するとともに上部に鍔部を有するバルブと、前記縮径部の上端面と前記鍔部の下面との間に配されるOリングとを有することを特徴としている。
この構成によると、バルブが下降するとOリングが縮径部の上端面と鍔部の下面とに密接し、給水経路が止水される。バルブが上昇すると縮径部の上端面と鍔部の下面との間が開き、縮径部の内部の通路を介して取水口に水が導かれる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記メッシュ部の中央部が周縁よりも低いことを特徴としている。この構成によると、メッシュ部の中央部にゴミが溜まる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記濾過部材は使用者の手指で摘持されるツマミ部を上面に有し、前記メッシュ部の周縁からの前記ツマミ部の突出量が前記凹部の深さよりも小さいことを特徴としている。この構成によると、ツマミ部を摘持して濾過部材が着脱される。また、濾過部材を裏返しに凹部に設置した際に、ツマミ部が凹部の底面に当接した位置でメッシュ部の周縁が凹部の内壁に嵌合する。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記給水口が前記凹部の左右方向の中央部であって前後方向の一方に偏って開口し、前記ツマミ部を前後方向に延びて形成したことを特徴としている。
この構成によると、給水口は凹部の左右の中央部で例えば前方に偏って配される。凹部に左右方向及び前後方向から流入する水は前方に偏る給水口よりも後方の水量が前方の水量よりも多くなる。これにより、凹部内で生じた後方から前方に向かう水流が波及して水タンク内に後方から前方に向かう水流が形成される。ツマミ部は前後に延びるため水タンク内の水流を案内して乱流を抑制し、均一な給水を行うことができる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記濾過部材の比重が水よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、濾過部材はポリカーボネートやFRP等により形成され、貯水中の浮揚が防止される。
本発明によると、水タンクの底面に凹設した凹部に着脱自在に嵌合してメッシュ状のメッシュ部を有した濾過部材を設けたので、凹部により濾過部材の取付位置を固定して濾過部材により貯水内のゴミを捕集することができる。これにより、止水弁のシール性を損なうゴミを給水口から流出させず、止水弁を確実に閉じて取水口からの漏水を防止することができる。また、濾過部材を脱着して濾過部材や凹部の清掃を行うことができ、水タンクを清潔に保持することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉を開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクを示す分解斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクの注水口部分の側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクの給水口部分の側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクの濾過部材を示す上面図 図6のY−Y断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクの給水口部分の側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉の要部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部の底部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水受皿の脱着状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部の取水時の状態を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。冷蔵庫1は上部に冷凍室2が配され、冷凍室2の下方に冷蔵室3が配される。冷凍室2及び冷蔵室3の前面はそれぞれ左右方向の一端で枢支される扉2a、3aにより開閉される。冷蔵室3の扉3aの前面には冷水器10の取水部11が凹設される。
図2は冷蔵庫1の扉2a、3aを開いた状態を示す斜視図である。冷蔵室3の扉3aの背面側には複数のドアポケット4が設けられ、上段には冷水器10の水タンク13が配される。
図3、図4は水タンク13の分解斜視図及び注水口17部分の側面断面図を示している。水タンク13は上面を開口して水を貯水する貯水部14と、パッキン16を介して貯水部14の上面を覆う着脱自在の蓋部15とを有している。蓋部15を脱着して貯水部14の清掃を行うことができる。
蓋部15の左右方向の中央部には冷蔵室3の内部側に偏って上方に突出する突出部15aが設けられる。突出部15aは奥側(扉3a側)が高く手前側(冷蔵室3側)が低く形成され、突出部15aの上面は冷蔵室3側が下がる傾斜面15bに形成される。突出部15aに開口する注水口17は上部が広く下部が狭い漏斗状に形成され、注水口17を介して貯水部14内に注水される。
突出部15aには注水口17を開閉する開閉部材18が取り付けられる。突出部15aの奥側及び手前側の面には左右方向に延びる溝部15cが形成される。開閉部材18は突出部15aに沿った断面アーチ状に形成され、奥側の壁面が手前側よりも高くなっている。
開閉部材18の内面には溝部15cに係合する突起部18aが前後の内面のそれぞれ左右端に前後方向に突出して設けられる。溝部15cに突起部18aが係合して開閉部材18が左右にスライド自在に設けられる。この時、開閉部材18は注水口17を閉じる位置が開く位置よりも扉3aの枢支側から離れるようにスライドする。
開閉部材18がスライド移動するため、閉じ忘れた際に冷蔵室3の上壁3f(図9参照)との衝突を回避することができる。加えて、突出部15aによって水タンク13の上面と冷蔵室3の上壁3fとが近接し、水タンク13上の塵埃の堆積を低減することができる。
更に、回動する扉3aの遠心力が開閉部材18を閉じる方向に加わる。このため、注水口17の開閉を繰り返して摩耗により開閉部材18と蓋部15との嵌合が緩くなっても、開閉部材18の開成が防止される。従って、扉3aを開閉した際の注水口17からの漏水を防止し、長期信頼性の高い冷蔵庫1が得られる。
注水口17は傾斜面15bに形成されて上部を広く開口するので、容易に注水することができる。また、注水口17の下部の開口面積を狭くしたので、開閉部材18を閉じ忘れた際に貯水部14からの水の飛び出しを低減することができる。
また、冷蔵室3の内部に突出する水タンク13の上面が傾斜面15bによって冷蔵室3側が下がる。これにより、注水口17の開口面は水タンク13に向かって手前側(冷蔵室3側)が低く奥側(扉3a側)が高いので、注水口17の奥側へ水がこぼれにくく更に容易に注水することができる。加えて、水タンク13の組立て装着時に水タンク13の寸法ばらつきによる水タンク13と冷蔵室3の上壁3f(図9参照)との衝突を回避することができる。
突出部15aには注水口17から離れた位置で溝部15cよりも浅い縦溝15dが溝部15cに連続して突起部18aと同じ間隔で形成される。このため、縦溝15dの位置で溝部15cと突起部18aとの係合深さが注水口17を閉じた位置よりも浅くなる。
開閉部材18の着脱持には縦溝15dの位置に突起部18aが配される。そして、開閉部材18の奥側の壁面に手指を配して手前側の突起部18aを中心に奥側の突起部18aを縦溝15dに沿って回動させる。これにより、開閉部材18を簡単に着脱することができる。このため、水タンク13の組立てを容易にできるとともに開閉部材18の清掃を行うことができる。
貯水部14の底面には給水口14a(図5参照)を開口する凹部14bが形成される。図5は水タンク13の給水口14aを通る側面断面図を示している。給水口14aは後述する取水口30aに連結され、凹部14bの底面の左右方向の中央部であって手前側(冷蔵室3側)に偏った位置に開口する。
凹部14b内には着脱自在の濾過部材20が配される。図6は濾過部材20の上面図を示し、図7は図6のY−Y断面図を示している。濾過部材20は多数の開口20bを有したメッシュ状のメッシュ部20aを有している。メッシュ部20aによって給水口14aから流出する水に含まれるゴミが捕集される。メッシュ部20aは中央部が周縁よりも低く形成される。これにより、メッシュ部20a上にゴミが溜まり、濾過部材20を脱着して容易にゴミを廃棄することができる。
メッシュ部20aの開口20bは後述する止水弁(25、31、32、33)に挟まるゴミを除去するため、直径が約1mm以下であると望ましい。直径が約1mmよりも小さい開口20bを通過するゴミは水の流れによって止水弁に留まらずに流出するため支障はない。本実施形態では開口20bを一辺が0.8mmの正方形に形成している。
メッシュ部20aの周縁には突起部20dが形成される。メッシュ部20aの上面には使用者が摘持するツマミ部20cが突設され、下面には脚部20eが突設される。濾過部材20はツマミ部20cを摘持して着脱される。濾過部材20は装着時に突起部20dが凹部14bの内周壁に摺接して凹部14b内に圧入され、脚部20eが凹部14bの底面に当接して設置される。尚、突起部20dの突出量は開口20bよりも小さいことが望ましく、本実施形態では0.5mmにしている。
突起部20dと凹部14bの内周壁との摩擦力によって濾過部材20の貯水部14内の浮揚が防止される。凹部14bの内周壁は凹部14bの下部を上部よりも狭くするように傾斜してもよい。また、濾過部材20はポリカーボネートやFRP等の水よりも比重の大きい樹脂成形品や金属により形成される。これにより、突起部20dが摩耗しても濾過部材20の貯水部14内の浮揚を確実に防止することができる。
ツマミ部20cは薄板状のリブから成り、前後方向に延びて形成される。ツマミ部20cの向きを誤って設置させないように、凹部14bの開口面及びメッシュ部20aは左右に対して前後に長い長方形に形成される。
貯水部14内で凹部14bに左右方向及び前後方向から流入する水は手前側に偏る給水口14aよりも奥側の水量が手前側の水量よりも多くなる。これにより、凹部14b内で生じた奥側から手前側に向かう水流が波及して水タンク13内に奥側から手前側に向かう水流が形成される。ツマミ部20cは前後に延びるため水タンク13内の水流を案内して乱流を抑制し、均一な給水を行うことができる。
また、ツマミ部20cはメッシュ部20aの周縁からの突出量Hが凹部14bの深さd(図8参照)よりも小さく形成される。これにより、図8に示すように、誤って濾過部材20を裏返しに設置した際に、ツマミ部20cが凹部14bの底面に当接してメッシュ部20aが凹部14bの開口面よりも下方に配される。このため、ゴミの流出を防止することができる。
図9は扉3aの要部を示す側面断面図である。扉3aは前面に配される装飾板3bと背面に配される背面板3cとの間に発泡断熱材3dを充填して形成される。冷水器10の取水部11は前面を開口した樹脂成形品の箱状の枠部21により外枠が形成される。枠部21を装飾板3bに設けた開口に配した状態で発泡断熱材3dを充填することにより、枠部21が固定される。
取水部11の上部には取水口30aを開口するノズル30が設けられる。ノズル30はバルブ保持部24により保持されるバルブ32の先端に配され、後述するアーム35(図10参照)により支持される。バルブ保持部24は後方に突出して扉3aを貫通するパイプ部24aが設けられる。水タンク13の給水口14aとパイプ部24aとが給水パイプ12により接続され、水タンク13が取水口30aに連結される。
また、扉3aの背面には給水パイプ12を覆うパイプカバー19が設けられる。パイプカバー19によって給水パイプ12を隠蔽して冷蔵室3内の美感を向上するとともに、冷蔵室3内から取り出される食品の衝突による給水パイプ12の脱落を防止する。
図10は冷水器10の取水部11の詳細を示す側面断面図である。枠部21の前面には樹脂成形品から成るフレーム22が係合爪(不図示)による係合によって固定される。フレーム22によって取水部11の背壁11bが形成される。フレーム22の上部は開口してレバー保持部23が枠部21にネジ止めされる。レバー保持部23は軸部34aを上部に有したレバー34を枢支する。レバー34は後述するように下方に延びて押圧により回動する。枠部21及びフレーム22の左右方向の中央には後方に回動したレバー34との干渉を回避する凹部21b、22aが設けられる。
また、レバー保持部23はレバー34の軸部34aの上方でアーム35を枢支する。アーム35は後端が下方に屈曲した断面L字状に形成され、レバー34の軸部34aよりも上部に後端面が当接する。アーム35の前部は前方が開口する平面視コ字状に形成され、ノズル30の周面に突設した係合突起(不図示)に係合する。
レバー保持部23の上部にはバルブ保持部24が前方からネジ止めされる。バルブ保持部24の背面のパイプ部24aはレバー保持部23及び枠部21に設けた挿通孔23a、21aに挿通され、前述したように扉3aを貫通する。バルブ保持部24の前部は下方に屈曲し、先端の開口面にOリング26を介してスリーブ25が螺設される。
スリーブ25の下部はバルブ保持部24の下方で縮径された縮径部25aを有し、縮径部25aにバルブ32が挿通される。バルブ32は放射状のリブ(不図示)によって縮径部25a内でリブ間に軸方向の通路を形成し、上端に拡径した鍔部32aが形成される。バルブ32の上端面とバルブ保持部24の内面との間には圧縮バネ33が設けられ、バルブ32が下方に付勢される。これにより、鍔部32aが縮径部25aの上端面にOリング31を介して当接し、水タンク13からの水を止水する。
レバー34の下部を後方に押圧するとレバー34の上部に当接するアーム35が図中、反時計回りに回動する。これにより、アーム35に当接するノズル30が圧縮バネ33の付勢力に抗してバルブ32とともに上方に押し上げられ、水タンク13からの水がノズル30の取水口30aから流出する。従って、スリーブ25、バルブ32、Oリング31及び圧縮バネ33は給水口14aと取水口30aとの間の給水経路を止水する止水弁を構成する。
ノズル30の取水口30aの開口面は後方が下がるように傾斜する。このため、止水時にノズル30等に残留した水は取水口30aの後端から滴下する。また、バルブ保持部24を前方からネジを外してバルブ32やノズル30と一体に取り外すことができる。これにより、バルブ32とスリーブ25間のゴミの除去やOリング26、31の交換を行うことができる。
取水部11の前面上部にはフレーム22に取り付けられる前面カバー27が配される。前面カバー27はバルブ保持部24やノズル30等の前面を覆うとともにノズル30の下方を覆ってこれらを隠蔽し、取水部11の美感を向上する。また、前面カバー27の下面には取水口30aに対向する開口部27aが形成されている。
取水部11の背壁11bを形成するフレーム22の背面部分は水平断面が円弧状で下方が前方に傾斜する傾斜面22bを有している。傾斜面22bは取水部11の底部から上方に延びてノズル30の近傍まで形成される。枠部21は傾斜面22bに沿って傾斜して形成される。このため、取水部11の背面側の発泡断熱材3dの厚みを大きくすることができ、扉3aの背面側の突出量を削減して断熱厚さを確保することができる。従って、冷蔵庫1の容積効率を向上することができる。
また、傾斜面22bの下端及びレバー34の下端は取水口30aの後端を通る鉛直線Aよりも後方に配される。これにより、取水口30aの後端から滴下する水滴が傾斜面22bやレバー34で跳ね返って取水部11よりも前方に飛散することを防止できる。従って、床面の浸水を防止することができる。
フレーム22の底部には水受皿40が配される。図11は取水部11の底部の詳細を示す側面断面図である。水受皿40の前面には使用者が把持する把手部40aが形成される。フレーム22は傾斜面22bの下端から後方に凹む凹部22cが形成される。凹部22cの前端には傾斜面22bの下端から後方が上がるように傾斜する下端面を有した係合突起22dが形成される。
水受皿40は背壁40bが係合突起22dに係合し、凹部22c内に入り込んでフレーム22に装着される。この時、水受皿40の背壁40bは傾斜面22bの下端よりも後方に配される。図12に示すように、把手部40aを把持して上方に回動させると、水受皿40は係合突起22dとの係合を解除して脱着される。
上記構成の冷蔵庫1において、開閉部材18を開いて注水口17から貯水部14に注水し、開閉部材18が閉じられる。扉3aを閉じると貯水部14内の水が冷却される。図13に示すように使用者が取水部11内に配したコップ等の容器Cによりレバー34を押圧すると、ノズル30とともにバルブ32が上昇する。これにより、ノズル30の取水口30aから容器Cに水タンク13内の冷水Wが供給される。
容器Cをレバー34から離すとバルブ32が下降して止水される。この時、ノズル30等に残留する水が取水口30aから滴下する。取水口30aから滴下する水滴は取水部11の背面の傾斜面22bやレバー34に衝突せずに水受皿40に導かれる。
また、水受皿40で跳ね返った水滴が傾斜面22bに付着すると傾斜面22b上を流下して水受皿40に回収される。この時、凹部22cに装着された水受皿40の背壁40bは傾斜面22bの下端よりも後方に配される。このため、傾斜面22bを流下する水滴はフレーム22と水受皿40との隙間への侵入が防止される。また、係合突起22dの下端面は後方が上がるように傾斜するため、傾斜面22bを流下する水滴を水切りして確実に水受皿40上に落下させることができる。水受皿40に溜まった水は水受皿40を脱着して排水される。
本実施形態によると、水タンク13の貯水部14の底面に凹設した凹部14bに着脱自在に嵌合してメッシュ状のメッシュ部20aを有した濾過部材20を設けたので、凹部14bにより濾過部材20の取付位置を固定して濾過部材20により貯水内のゴミを捕集することができる。これにより、スリーブ25とバルブ32の鍔部32aとの間に挟まって止水弁のシール性を損なうゴミを給水口14aから流出させず、止水弁を確実に閉じて取水口30aからの漏水を防止することができる。また、濾過部材20を脱着して濾過部材20や凹部14bの清掃を行うことができ、水タンク13を清潔に保持することができる。
また、縮径部25aを有するスリーブ25と、縮径部25aに内嵌して上方に鍔部32aを有するバルブ32と、縮径部25aの上端面と鍔部32aの下面との間に配されるOリング31とによって止水弁を容易に実現することができる。
また、メッシュ部20aの中央部が周縁よりも低いので、メッシュ部20a上にゴミが溜まり、濾過部材20を脱着して容易にゴミを廃棄することができる。
また、メッシュ部20aの周縁からのツマミ部20cの突出量Hが凹部14bの深さdよりも小さいので、誤って濾過部材20を裏返しに設置した際にメッシュ部20aが凹部14b内に配されるためゴミの流出を防止することができる。
また、給水口14aが凹部14bの左右方向の中央部であって前後方向の一方に偏って開口し、ツマミ部20cを前後方向に延びて形成したので、水タンク13内の水流を案内して乱流を抑制し、均一な給水を行うことができる。
また、濾過部材20の比重が水よりも大きいので、濾過部材20の浮揚を防止することができる。
また、取水口30aの開口面を後方が下がるように傾斜したので、取水口30aの後端から水滴が滴下する。このため、水受皿40上に滴下した水滴の反射による取水部11よりも前方への水滴の飛散を低減することができる。また、取水部11の底面を形成する水受皿40の扉3aの前方への突出量を小さくすることができる。これにより、水受皿40が使用者の邪魔にならず冷蔵庫1の使用性を向上できるとともに、冷蔵庫1の梱包を容易にすることができる。
尚、水受皿40の底面を後方が下がるように傾斜するとより望ましい。これにより、水受皿40上に滴下した水滴を取水部11の背面に向けて反射させることができ、取水部11よりも前方への水滴の飛散をより確実に防止することができる。
本発明によると、冷水器を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷凍室
2a、3a 扉
3 冷蔵室
3d 発泡断熱材
3f 上壁
10 冷水器
11 取水部
12 給水パイプ
13 水タンク
14 貯水部
14a 給水口
14b 凹部
15 蓋部
15b 傾斜面
15c 溝部
18 開閉部材
18a 突起部
19 パイプカバー
20 濾過部材
20a メッシュ部
20b 開口
20c ツマミ部
20d 突起部
20e 脚部
21 枠部
21b、22a、22c 凹部
22 フレーム
22b 傾斜面
22d 係合突起
23 レバー保持部
24 バルブ保持部
25 スリーブ
25a 縮径部
26、31 Oリング
27 前面カバー
30 ノズル
30a 取水口
32 バルブ
33 圧縮バネ
34 レバー
35 アーム
40 水受皿

Claims (6)

  1. 貯蔵室内に配されて底面に給水口が設けられる水タンクと、前記貯蔵室を開閉する扉の前面に設けられるとともに前記給水口に連結される取水口を介して前記水タンク内の水を取水する取水部とを有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記給水口と前記取水口との間の給水経路を開閉する止水弁と、前記水タンクの底面に凹設して前記給水口を開口する凹部と、前記凹部に着脱自在に嵌合するとともにメッシュ状のメッシュ部を有した濾過部材とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記止水弁は、上部に対して縮径した縮径部を下部に有するスリーブと、前記縮径部に軸方向の移動可能に内嵌して前記縮径部の内面との間に軸方向の通路を形成するとともに前記縮径部の上方に鍔部を有するバルブと、前記縮径部の上端面と前記鍔部の下面との間に配されるOリングとを有することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記メッシュ部の中央部が周縁よりも低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記濾過部材は使用者の手指で摘持されるツマミ部を上面に有し、前記メッシュ部の周縁からの前記ツマミ部の突出量が前記凹部の深さよりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記給水口が前記凹部の左右方向の中央部であって前後方向の一方に偏って開口し、前記ツマミ部を前後方向に延びて形成したことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記濾過部材の比重が水よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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