JP5265464B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5265464B2
JP5265464B2 JP2009154778A JP2009154778A JP5265464B2 JP 5265464 B2 JP5265464 B2 JP 5265464B2 JP 2009154778 A JP2009154778 A JP 2009154778A JP 2009154778 A JP2009154778 A JP 2009154778A JP 5265464 B2 JP5265464 B2 JP 5265464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water tank
opening
closing member
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009154778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011012833A (ja
Inventor
在勇 金山
義孝 加治木
貴志 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009154778A priority Critical patent/JP5265464B2/ja
Publication of JP2011012833A publication Critical patent/JP2011012833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5265464B2 publication Critical patent/JP5265464B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、冷水器を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵室を開閉する扉の前面から取水する冷水器を備えている。冷水器は扉の背面上部に配される水タンクと扉の前面に凹設される取水部とを有し、取水部の上部に設けられる取水口が扉を貫通する給水パイプにより水タンクに連結されている。
水タンクは上面に注水口が開口し、水タンクに設けた開閉部材によって注水口が開閉される。給水パイプには止水弁が設けられ、取水部の背面には止水弁を開閉するレバーが設けられる。
開閉部材を開いて水タンクに注水して開閉部材を閉じ、扉を閉じると水タンク内の水が冷却される。使用者が取水口の下方にコップ等の容器を設置してレバーを押圧すると止水弁が開かれる。これにより、取水口を介して水タンク内の冷水を容器内に取水することができる。そして、容器をレバーから離すと止水弁が閉じられる。
また、注水口を水タンクの上面から下方に延びる漏斗形状等の筒状に形成した冷水器を有する冷蔵庫が知られている。筒状の注水口によって注水時の水の跳ね返りを低減することができる。また、注水口を漏斗形状に形成することにより、注水口の上面開口を広くして水タンクに容易に注水することができる。
特表平11−508028号公報(第6頁−第20頁、第5図)
しかしながら、冷水器の水タンクが筒状の注水口を有する上記従来の冷蔵庫によると、水タンクに注水する際に注水口の下端まで注水すると注水口の外側が密閉される。このため、水タンクの貯水量が少なくなるとともに、狭い注水口内の水位が急激に上昇して溢水する問題があった。
本発明は、水タンクの注水時の溢水を防止して貯水量を十分確保できる冷水器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵室を開閉する扉の背面上部に設けられて開閉部材により開閉される注水口を上面に開口する水タンクと、前記扉の前面に設けられるとともに前記水タンクに連結して前記水タンク内の水を取水する取水部と、を有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記注水口が前記水タンクの上面から下方に延びた筒状に形成されるとともに、前記水タンクの上面に開口する通気孔を設け、前記開閉部材が前記注水口を閉じた際に前記通気孔を閉塞して前記注水口を開いた際に前記通気孔を開放することを特徴としている。
この構成によると、開閉部材を開くと通気孔が開放され、筒状の注水口から水タンク内に注水される。水タンク内の水位が注水口の下端よりも上昇すると注水口の外側の空気は通気孔を介して排気される。水タンクに注水して開閉部材を閉じると通気孔が閉塞され、、扉の閉成によって水タンク内の水が冷却される。そして、取水部にコップ等の容器を配して水タンク内の冷水が取水される。扉開閉時の衝撃による慣性力によって水タンク内の水が波立つが、通気孔が開閉部材により閉塞されるため通気孔からの漏水が防止される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記開閉部材はスライド移動して前記注水口を開閉するとともに、前記開閉部材の下面に突設した遮蔽リブにより前記通気孔を閉塞することを特徴としている。この構成によると、開閉部材を閉じると遮蔽リブが通気孔上に配されて通気孔が閉塞される。開閉部材をスライドして開くと遮蔽リブが通気孔上から退避して通気孔が開放される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記開閉部材が前記注水口を開いた際に前記通気孔の上方を覆うことを特徴としている。この構成によると、開閉部材は注水口を閉じた際に通気孔を閉塞して開いた際に通気孔を開放して上方を覆う。従って、通気孔が開閉部材によって隠蔽される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記開閉部材は前記注水口を非密閉状態で閉じることを特徴としている。この構成によると、取水部から水タンク内の水を取水する際に貯蔵室内の空気が非密閉状態の注水口から流入するため水タンク内が負圧状態にならず、確実に取水することができる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記水タンクの前記通気孔の近傍から下方に延びて前記水タンク内の貯水の波を制波する制波リブを設けたことを特徴としている。この構成によると、扉開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク内の水は制波リブによって制波される。これにより、開閉部材を閉じ忘れても通気孔からの漏水が防止される。
また本発明は、貯蔵室を開閉する扉の背面上部に設けられて開閉部材により開閉される注水口を上面に開口する水タンクと、前記扉の前面に設けられるとともに前記水タンクに連結して前記水タンク内の水を取水する取水部と、を有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記注水口が前記水タンクの上面から下方に延びた筒状に形成されるとともに、前記水タンクの上面に開口する通気孔と、前記水タンクの前記通気孔の近傍から下方に延びて前記水タンク内の貯水の波を制波する制波リブとを設けたことを特徴としている。
この構成によると、扉開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク内の水は制波リブによって制波され、通気孔からの漏水が防止される。
本発明によると、水タンクの注水口が漏斗形状等の筒状に形成され、水タンクの上面に通気孔を設けて注水口を開閉する開閉部材が注水口を閉じた際に通気孔を閉塞して注水口を開いた際に通気孔を開放するので、水タンク内の水位が注水口の下端よりも上昇すると注水口の外側の空気は通気孔を介して排気される。これにより、水タンクに注水口下端よりも上方まで貯水することができ、貯水量を十分確保することができる。また、注水口内の水位が急激に上昇しないため、注水時の溢水を防止することができる。更に、扉開閉時の衝撃による慣性力によって水タンク内の水が波立つが、通気孔が開閉部材により閉塞されるため通気孔からの漏水を防止することができる。
また本発明によると、水タンクの注水口が漏斗形状等の筒状に形成され、水タンクの上面に開口する通気孔の近傍から下方に延びる制波リブを設けたので、水タンクの貯水量を充分確保することができるとともに注水時の溢水を防止することができる。更に、扉開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク内の水は制波リブによって制波され、通気孔からの漏水を防止することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉を開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクを示す背面斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクを示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクを示す上面図 図5のY−Y断面図 図5のH部詳細図 図6のJ部詳細図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水タンクの開閉部材を開いた状態を示す正面断面図 図9のK部詳細図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉の要部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部の底部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の水受皿の脱着状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部の取水時の状態を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。冷蔵庫1は上部に冷凍室2が配され、冷凍室2の下方に冷蔵室3が配される。冷凍室2及び冷蔵室3の前面はそれぞれ左右方向の一端で枢支される扉2a、3aにより開閉される。冷蔵室3の扉3aの前面には冷水器10の取水部11が凹設される。
図2は冷蔵庫1の扉2a、3aを開いた状態を示す斜視図である。冷蔵室3の扉3aの背面側には複数のドアポケット4が設けられ、上段には冷水器10の水タンク13が配される。
図3、図4、図5は水タンク13の背面斜視図、側面断面図及び上面図を示している。また、図6は図5のY−Y断面図を示している。水タンク13は上面を開口して水を貯水する貯水部14と、パッキン16を介して貯水部14の上面を覆う着脱自在の蓋部15とを有している。蓋部15を脱着して貯水部14の清掃を行うことができる。
蓋部15の左右方向の中央部には冷蔵室3の内部側に偏って上方に突出する突出部15aが設けられる。突出部15aは奥側(扉3a側)が高く手前側(冷蔵室3側)が低く形成され、突出部15aの上面は冷蔵室3側が下がる傾斜面15bに形成される。突出部15aに開口する注水口17は上部が広く下部が狭い漏斗形状の筒状に形成され、注水口17を介して貯水部14内に注水される。
突出部15aには注水口17を開閉する開閉部材18が取り付けられる。突出部15aの奥側及び手前側の面には左右方向に延びる溝部15cが形成される。開閉部材18は突出部15aに沿った断面アーチ状に形成され、奥側の壁面が手前側よりも高くなっている。
開閉部材18の内面には溝部15cに係合する突起部18aが前後の内面のそれぞれ左右端に前後方向に突出して設けられる。溝部15cに突起部18aが係合して開閉部材18が左右にスライド自在に設けられる。
また、突出部15aの左右端にはストッパ15g、15hが設けられる。開閉部材18はストッパ15gに当接して注水口17を閉じ、ストッパ15hに当接して注水口17を開く。従って、開閉部材18は注水口17を閉じる位置が開く位置よりも扉3aの枢支側から離れるようにスライドする。
開閉部材18がスライド移動するため、閉じ忘れた際に冷蔵室3の上壁3f(図11参照)との衝突を回避することができる。加えて、突出部15aによって水タンク13の上面と冷蔵室3の上壁3fとが近接し、水タンク13上の塵埃の堆積を低減することができる。
更に、回動する扉3aの遠心力が開閉部材18を閉じる方向に加わる。このため、注水口17の開閉を繰り返して摩耗により開閉部材18と蓋部15との嵌合が緩くなっても、開閉部材18の開成が防止される。従って、扉3aを開閉した際の注水口17からの漏水を防止し、長期信頼性の高い冷蔵庫1が得られる。
漏斗形状の注水口17は傾斜面15bに形成されて上部を広く開口するので、容易に注水することができる。また、注水口17の下部の開口面積が狭いので、注水時の水の跳ね返りを低減できるとともに、開閉部材18を閉じ忘れた際に貯水部14からの水の飛び出しを低減できる。
尚、注水口17の下端には制波リブ17aが設けられる。扉3a開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク13内の水は制波リブ17aによって制波される。開閉部材18を閉じ忘れた際に貯水部14からの水の飛び出しをより確実に低減できる。
また、冷蔵室3の内部に突出する水タンク13の上面が傾斜面15bによって冷蔵室3側が下がる。これにより、注水口17の開口面は水タンク13に向かって手前側(冷蔵室3側)が低く奥側(扉3a側)が高いので、注水口17の奥側へ水がこぼれにくく更に容易に注水することができる。加えて、水タンク13の組立て装着時に水タンク13の寸法ばらつきによる水タンク13と冷蔵室3の上壁3f(図11参照)との衝突を回避することができる。
突出部15aには注水口17から離れた位置で溝部15cよりも浅い縦溝(不図示)が溝部15cに連続して突起部18aと同じ間隔で形成される。このため、縦溝の位置で溝部15cと突起部18aとの係合深さが注水口17を閉じた位置よりも浅くなる。
開閉部材18の着脱持には縦溝15dの位置に突起部18aが配される。そして、開閉部材18の奥側の壁面に手指を配して手前側の突起部18aを中心に奥側の突起部18aを縦溝15dに沿って回動させる。これにより、開閉部材18を簡単に着脱することができる。このため、水タンク13の組立てを容易にできるとともに開閉部材18の清掃を行うことができる。
図7、図8は図5のH部詳細図及び図6のJ部詳細図を示している。蓋部15の突出部15aには注水口17の側方に通気孔15eが開口する。通気孔15eは例えば、直径1.5mmの円形に形成される。突出部15aの下面には通気孔15eの近傍から下方に延びる制波リブ15fが突設される。開閉部材18の一端面には下方に突出する遮蔽リブ18bが設けられる。通気孔15eは開閉部材18を閉じた位置で遮蔽リブ18bにより閉塞される。
この時、開閉部材18の周縁と蓋部15との間の一部に隙間が形成され、開閉部材18は注水口17を非密閉状態で閉じる。このため、後述する取水口30a(図11参照)から水タンク13内の水を取水する際に冷蔵室3内の空気が非密閉状態の注水口17から流入する。従って、水タンク13内が負圧状態にならず、確実に取水することができる。
図9は開閉部材18を開いた状態の突出部15aの正面断面図を示している。また、図10は図9のK部詳細図を示している。開閉部材18がストッパ15hに当接して注水口17を開かれると、通気孔15eから遮蔽リブ18bが退避して通気孔15eが開放される。この時、通気孔15eの上方が開閉部材18によって覆われる。このため、通気孔15eは開閉部材18を閉じた状態及び開いた状態で開閉部材18により視認を遮って水タンク13の美感を向上することができる。
また、扉3a開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク13内の水は制波リブ15fによって制波される。これにより、開閉部材18を閉じ忘れても通気孔15eからの漏水が防止される。
図11は扉3aの要部を示す側面断面図である。扉3aは前面に配される装飾板3bと背面に配される背面板3cとの間に発泡断熱材3dを充填して形成される。冷水器10の取水部11は前面を開口した樹脂成形品の箱状の枠部21により外枠が形成される。枠部21を装飾板3bに設けた開口に配した状態で発泡断熱材3dを充填することにより、枠部21が固定される。
冷水器10の水タンク13の貯水部14の底面には給水口14aが設けられる。取水部11の上部には取水口30aを開口するノズル30が設けられる。ノズル30はバルブ保持部24により保持されるバルブ32の先端に配され、後述するアーム35(図12参照)により支持される。バルブ保持部24は後方に突出して扉3aを貫通するパイプ部24aが設けられる。水タンク13の給水口14aとパイプ部24aとが給水パイプ12により接続され、水タンク13が取水口30aに連結される。
また、扉3aの背面には給水パイプ12を覆うパイプカバー19が設けられる。パイプカバー19によって給水パイプ12を隠蔽して冷蔵室3内の美感を向上するとともに、冷蔵室3内から取り出される食品の衝突による給水パイプ12の脱落を防止する。
図12は冷水器10の取水部11の詳細を示す側面断面図である。枠部21の前面には樹脂成形品から成るフレーム22が係合爪(不図示)による係合によって固定される。フレーム22によって取水部11の背壁11bが形成される。フレーム22の上部は開口してレバー保持部23が枠部21にネジ止めされる。レバー保持部23は軸部34aを上部に有したレバー34を枢支する。レバー34は後述するように下方に延びて押圧により回動する。枠部21及びフレーム22の左右方向の中央には後方に回動したレバー34との干渉を回避する凹部21b、22aが設けられる。
また、レバー保持部23はレバー34の軸部34aの上方でアーム35を枢支する。アーム35は後端が下方に屈曲した断面L字状に形成され、レバー34の軸部34aよりも上部に後端面が当接する。アーム35の前部は前方が開口する平面視コ字状に形成され、ノズル30の周面に突設した係合突起(不図示)に係合する。
レバー保持部23の上部にはバルブ保持部24が前方からネジ止めされる。バルブ保持部24の背面のパイプ部24aはレバー保持部23及び枠部21に設けた挿通孔23a、21aに挿通され、前述したように扉3aを貫通する。バルブ保持部24の前部は下方に屈曲し、先端の開口面にOリング26を介してスリーブ25が螺設される。
スリーブ25の下部はバルブ保持部24の下方で縮径された縮径部25aを有し、縮径部25aにバルブ32が挿通される。バルブ32は放射状のリブ(不図示)によって縮径部25a内でリブ間に軸方向の通路を形成し、上端に拡径した鍔部32aが形成される。バルブ32の上端面とバルブ保持部24の内面との間には圧縮バネ33が設けられ、バルブ32が下方に付勢される。これにより、鍔部32aが縮径部25aの上端面にOリング31を介して当接し、水タンク13からの水を止水する。
レバー34の下部を後方に押圧するとレバー34の上部に当接するアーム35が図中、反時計回りに回動する。これにより、アーム35に当接するノズル30が圧縮バネ33の付勢力に抗してバルブ32とともに上方に押し上げられ、水タンク13からの水がノズル30の取水口30aから流出する。
ノズル30の取水口30aの開口面は後方が下がるように傾斜する。このため、止水時にノズル30等に残留した水は取水口30aの後端から滴下する。また、バルブ保持部24を前方からネジを外してバルブ32やノズル30と一体に取り外すことができる。これにより、バルブ32とスリーブ25間のゴミの除去やOリング26、31の交換を行うことができる。
取水部11の前面上部にはフレーム22に取り付けられる前面カバー27が配される。前面カバー27はバルブ保持部24やノズル30等の前面を覆うとともにノズル30の下方を覆ってこれらを隠蔽し、取水部11の美感を向上する。また、前面カバー27の下面には取水口30aに対向する開口部27aが形成されている。
取水部11の背壁11bを形成するフレーム22の背面部分は水平断面が円弧状で下方が前方に傾斜する傾斜面22bを有している。傾斜面22bは取水部11の底部から上方に延びてノズル30の近傍まで形成される。枠部21は傾斜面22bに沿って傾斜して形成される。このため、取水部11の背面側の発泡断熱材3dの厚みを大きくすることができ、扉3aの背面側の突出量を削減して断熱厚さを確保することができる。従って、冷蔵庫1の容積効率を向上することができる。
また、傾斜面22bの下端及びレバー34の下端は取水口30aの後端を通る鉛直線Aよりも後方に配される。これにより、取水口30aの後端から滴下する水滴が傾斜面22bやレバー34で跳ね返って取水部11よりも前方に飛散することを防止できる。従って、床面の浸水を防止することができる。
フレーム22の底部には水受皿40が配される。図13は取水部11の底部の詳細を示す側面断面図である。水受皿40の前面には使用者が把持する把手部40aが形成される。フレーム22は傾斜面22bの下端から後方に凹む凹部22cが形成される。凹部22cの前端には傾斜面22bの下端から後方が上がるように傾斜する下端面を有した係合突起22dが形成される。
水受皿40は背壁40bが係合突起22dに係合し、凹部22c内に入り込んでフレーム22に装着される。この時、水受皿40の背壁40bは傾斜面22bの下端よりも後方に配される。図14に示すように、把手部40aを把持して上方に回動させると、水受皿40は係合突起22dとの係合を解除して脱着される。
上記構成の冷蔵庫1において、開閉部材18を開いて注水口17から貯水部14に注水される。水タンク13内の水位が注水口17の下端よりも上昇すると注水口17の外側の空気は通気孔15eを介して排気される。水タンク13に注水口17の下端よりも上方まで貯水されると開閉部材18が閉じられる。扉3aを閉じると貯水部14内の水が冷却される。
図15に示すように使用者が取水部11内に配したコップ等の容器Cによりレバー34を押圧すると、ノズル30とともにバルブ32が上昇する。これにより、ノズル30の取水口30aから容器Cに水タンク13内の冷水Wが供給される。
容器Cをレバー34から離すとバルブ32が下降して止水される。この時、ノズル30等に残留する水が取水口30aから滴下する。取水口30aから滴下する水滴は取水部11の背面の傾斜面22bやレバー34に衝突せずに水受皿40に導かれる。
また、水受皿40で跳ね返った水滴が傾斜面22bに付着すると傾斜面22b上を流下して水受皿40に回収される。この時、凹部22cに装着された水受皿40の背壁40bは傾斜面22bの下端よりも後方に配される。このため、傾斜面22bを流下する水滴はフレーム22と水受皿40との隙間への侵入が防止される。また、係合突起22dの下端面は後方が上がるように傾斜するため、傾斜面22bを流下する水滴を水切りして確実に水受皿40上に落下させることができる。水受皿40に溜まった水は水受皿40を脱着して排水される。
本実施形態によると、水タンク13の注水口17が漏斗形状の筒状に形成される。注水口17を筒状に形成することにより、水タンク13の注水時の水の跳ね返りを低減することができる。また、注水口17を特に漏斗形状に形成することにより、注水口17の上面開口を広くして水タンク13に容易に注水することができる。
この時、水タンク13の上面に通気孔15eを設けて注水口17を開閉する開閉部材18が注水口17を閉じた際に通気孔15eを閉塞して注水口17を開いた際に通気孔15eを開放するので、水タンク13内の水位が注水口17の下端よりも上昇すると注水口17の外側の空気は通気孔15eを介して排気される。
これにより、水タンク13に注水口17の下端よりも上方まで貯水することができ、貯水量を十分確保することができる。また、注水口17内の水位が急激に上昇しないため、注水時の溢水を防止することができる。更に、扉3a開閉時の衝撃による慣性力によって水タンク13内の水が波立つが、通気孔15eが開閉部材18により閉塞されるため通気孔15eからの漏水を防止することができる。
また、開閉部材18はスライド移動して注水口17を開閉して開閉部材18の下面に突設した遮蔽リブ18bにより通気孔15eを閉塞するので、開閉部材18を閉じた際に通気孔15eを閉塞する水タンク13を容易に実現することができる。また、使用者が水タンク13の開閉部材18を閉じ忘れた場合でも開閉部材18と冷蔵室3の上壁3fとの衝突が回避される。従って、開閉部材18の損傷を防止することができる。
また、開閉部材18が注水口17を開いた際に通気孔15eの上方を覆うので、通気孔15eの視認を遮って水タンク13の美感を向上することができる。
また、開閉部材18は注水口17を非密閉状態で閉じるので、水タンク13内が負圧に成らず取水口30aから確実に取水することができる。
また、水タンク13の通気孔15eの近傍から下方に延びて水タンク13内の貯水の波を制波する制波リブ15fを設けたので、扉3a開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク13内の水が制波リブ15fによって制波される。従って、開閉部材18を閉じ忘れても通気孔15eからの漏水を防止することができる。
本実施形態において、通気孔15e近傍に制波リブ15fを設けているので、遮蔽リブ18bを省いてもよい。この時、扉3a開閉時の衝撃による慣性力によって波立つ水タンク13内の水が制波リブ15fによって制波される。従って、開閉部材18を閉じた状態及び閉じ忘れた状態で通気孔15eからの漏水を防止することができる。
本発明によると、冷水器を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷凍室
2a、3a 扉
3 冷蔵室
3d 発泡断熱材
3f 上壁
10 冷水器
11 取水部
12 給水パイプ
13 水タンク
14 貯水部
15 蓋部
15b 傾斜面
15c 溝部
15e 通気孔
15f、17a 制波リブ
17 注水口
18 開閉部材
18a 突起部
18b 遮蔽リブ
19 パイプカバー
21 枠部
21b、22a、22c 凹部
22 フレーム
22b 傾斜面
22d 係合突起
23 レバー保持部
24 バルブ保持部
25 スリーブ
26、31 Oリング
27 前面カバー
30 ノズル
30a 取水口
32 バルブ
33 圧縮バネ
34 レバー
35 アーム
40 水受皿

Claims (6)

  1. 貯蔵室を開閉する扉の背面上部に設けられて開閉部材により開閉される注水口を上面に開口する水タンクと、前記扉の前面に設けられるとともに前記水タンクに連結して前記水タンク内の水を取水する取水部と、を有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記注水口が前記水タンクの上面から下方に延びた筒状に形成されるとともに、前記水タンクの上面に開口する通気孔を設け、前記開閉部材が前記注水口を閉じた際に前記通気孔を閉塞して前記注水口を開いた際に前記通気孔を開放することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記開閉部材はスライド移動して前記注水口を開閉するとともに、前記開閉部材の下面に突設した遮蔽リブにより前記通気孔を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記開閉部材が前記注水口を開いた際に前記通気孔の上方を覆うことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記開閉部材は前記注水口を非密閉状態で閉じることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記水タンクの前記通気孔の近傍から下方に延びて前記水タンク内の貯水の波を制波する制波リブを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 貯蔵室を開閉する扉の背面上部に設けられて開閉部材により開閉される注水口を上面に開口する水タンクと、前記扉の前面に設けられるとともに前記水タンクに連結して前記水タンク内の水を取水する取水部と、を有する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記注水口が前記水タンクの上面から下方に延びた筒状に形成されるとともに、前記水タンクの上面に開口する通気孔と、前記水タンクの前記通気孔の近傍から下方に延びて前記水タンク内の貯水の波を制波する制波リブとを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
JP2009154778A 2009-06-30 2009-06-30 冷蔵庫 Active JP5265464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154778A JP5265464B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009154778A JP5265464B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011012833A JP2011012833A (ja) 2011-01-20
JP5265464B2 true JP5265464B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=43591923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009154778A Active JP5265464B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5265464B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7159781B2 (ja) * 2018-10-17 2022-10-25 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51144872U (ja) * 1975-05-15 1976-11-20
JP3108855B2 (ja) * 1995-09-14 2000-11-13 松下冷機株式会社 製氷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011012833A (ja) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8302423B2 (en) Ice-making device for refrigerator and refrigerator having the same
KR100546904B1 (ko) 냉장고 디스펜서부의 동작스위치 작동구조
US20130305766A1 (en) Ice maker for refrigerator
US10627152B2 (en) Domestic refrigeration appliance having an external housing of an icemaker and a frame at the front
KR20180007663A (ko) 정수 필터
CN101375116B (zh) 用于冰箱的制冰装置和具有该制冰装置的冰箱
JP5265464B2 (ja) 冷蔵庫
KR100722052B1 (ko) 얼음저장용기 결합구조
JP2017030860A (ja) キャップユニット及び飲料用容器
CN106288619B (zh) 冰箱及其门体
JP2009172253A (ja) 飲料用容器の栓体
JP2011012835A (ja) 冷蔵庫
JP2011012834A (ja) 冷蔵庫
KR101641974B1 (ko) 냉장고
JP6639241B2 (ja) 飲料容器の蓋体
JP2011012832A (ja) 冷蔵庫
JP6767615B2 (ja) 冷蔵庫
JP2011012830A (ja) 冷蔵庫
KR20080064052A (ko) 냉장고
JP2011012829A (ja) 冷蔵庫
JP2011089668A (ja) 冷蔵庫
JP2011012831A (ja) 冷蔵庫
KR20150056246A (ko) 응축수의 누수가 방지되는 제습기
KR101696866B1 (ko) 제빙장치가 장착된 냉장고
JP4445646B2 (ja) 貯氷庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5265464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03