JP2011089668A - 冷蔵庫 - Google Patents

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貴志 西本
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Abstract

【課題】利便性を向上できる冷水器を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵室3内に配される水タンク13に連結した取水口30aを上部に配した取水部11を扉3aの前面に凹設し、取水口30aから取水する冷水器10を備えた冷蔵庫1において、取水部11内に枢支される枢支軸34aを上部に有するとともに押圧して後方に回動させることにより水タンク13と取水口30aとの間の止水を解除するレバー34と、レバー34の背面に突出して枢支軸34aとレバー34の下端との間の中央部に配される第1当接部34bと、取水部11の背壁11b上に露出する操作部51を有して背壁11bに沿ってスライド移動するロック部材50と、ロック部材50の前面に突出してロック部材50のスライドによって第1当接部34bに当接する当接位置と該当接位置から退避する退避位置との間を移動する第2当接部52とを設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷水器を備えた冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は貯蔵室を開閉する扉の前面から取水する冷水器を備えている。冷水器は扉の背面に配される水タンクと扉の前面に凹設される取水部とを有し、取水部の上部に設けられる取水口が扉を貫通する給水パイプにより水タンクに連結されている。給水パイプには止水弁が設けられ、取水部内には上端が枢支されて回動によって止水弁を開閉するレバーが設けられる。
水タンクに注水して扉を閉じると水タンク内の水が冷却される。使用者が取水口の下方に配したコップ等の容器によってレバーを押圧すると、レバーが回動して止水弁が開かれる。これにより、取水口を介して水タンク内の冷水を容器内に取水することができる。そして、容器をレバーから離すと止水弁が閉じられる。
特開平9−229531号公報(第2頁、第5図)
しかしながら、上記従来の冷蔵庫によると、幼児等がレバーを手指により押圧すると取水口から流水して水タンクの貯水が減少し、水タンクの注水頻度が高くなる。また、取水口から流下する水が手指に当たって飛散する。従って、冷水器を備えた冷蔵庫の利便性が低下する問題があった。
本発明は、利便性を向上できる冷水器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、貯蔵室内に配される水タンクに連結した取水口を上部に配した取水部を前記貯蔵室の扉の前面に凹設し、前記取水口から前記水タンク内の水を取水する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記取水部内に枢支される枢支軸を上部に有するとともに押圧して後方に回動させることにより前記水タンクと前記取水口との間の止水を解除するレバーと、前記レバーの背面に突出して前記枢支軸と前記レバーの下端との間の中央部に配される第1当接部と、前記取水部の背壁上に露出する操作部を有して前記操作部の操作により前記背壁に沿ってスライド移動するロック部材と、前記ロック部材の前面に突出して前記ロック部材のスライドによって第1当接部に対向する当接位置と前記当接位置から退避する退避位置との間を移動する第2当接部とを設けたことを特徴としている。
この構成によると、水タンク内に注水して扉が閉じられると水タンク内の水が冷却される。取水時には操作部によりロック部材をスライドして第2当接部を退避位置に配置し、取水部に配したコップ等の容器によりレバーが押圧される。これにより、レバーが上部の枢支軸を中心に回動し、取水口から容器内に冷水が取水される。非取水時には操作部によりロック部材をスライドして第2当接部が当接位置に配置される。これにより、レバーを押圧しても第1当接部が第2当接部に当接してレバーの回動が防止され、止水状態が維持される。第1当接部はレバーの枢支軸と下端との間の中央部に配され、下端に配した場合よりも第1、第2当接部の奥行を小さくすることができる。また、第1当接部をレバーの上部に配した場合よりも枢支軸に加わる荷重を小さくすることができる。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記背壁を形成して前記操作部及び第2当接部が挿通される第1、第2開口部を有するフレームと、前記フレームの背後に配されて前記扉に充填した断熱材を覆うとともに前記ロック部材を配した凹部を有する枠部とを備え、前記凹部の前面及び前記フレームの背面により前記ロック部材の前後移動を規制したことを特徴としている。
この構成によると、枠部の凹部にロック部材が配され、ロック部材の前面はフレームにより覆われて第1、第2開口部からそれぞれ操作部及び第2当接部が突出する。第1開口部内で操作部をスライドさせると、ロック部材が凹部の前面及びフレームの背面に摺動して第2当接部が第2開口部内を移動する。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第1当接部が複数の薄板から成り、第2当接部のスライド方向の幅が第1当接部のスライド方向の幅よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、薄板状の第1当接部によってレバー前面のヒケを低減し、第2当接部の幅を大きくして薄い第1当接部に確実に当接させることができる。また、第1当接部が複数の薄板から成るためレバーの押圧時に複数箇所で第2当接部に当接し、レバーの捩れが抑制される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第2当接部に対してスライド方向に直交する方向に離れた位置で複数の薄板から成る第1当接部を連結する連結部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記レバーの背面に上下に延びた複数のリブを水平方向に所定間隔で突設して第1当接部を前記リブから突出して形成するとともに、前記ロック部材が水平方向にスライドし、前記ロック部材を前記退避位置に配して前記レバーを押圧した際に第2当接部が前記リブ間に配されることを特徴としている。
この構成によると、レバーは上下に延びるリブにより補強され、退避位置でリブ上の第1当接部に対向する位置から水平方向に離れた第2当接部はレバーの押圧によってリブ間に入り込む。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、第2当接部は第1当接部との当接面と、前記退避位置から前記当接位置に移動する際に前方となる端面とのコーナーが傾斜面により形成されることを特徴としている。この構成によると、レバーの枢支部分の摩耗等によって第2当接部が退避位置の時に第1当接部が第2当接部の前端よりも後方に配された際に、第2当接部を当接位置に移動させると傾斜面が第1当接部に摺動してレバーを前方に押し上げる。
本発明によると、レバーの背面に第1当接部を突出して設けるとともに、操作部の操作によって取水部の背壁に沿ってスライドするロック部材に設けた第2当接部が当接位置で第1当接部に対向するので、ロック部材のスライドにより第2当接部を当接位置に配置してレバーの回動を規制することができる。これにより、幼児等がレバーを押圧することによる流水を防止して水タンクの減水や水の飛散を防止することができる。従って、冷水器を備えた冷蔵庫の利便性を向上することができる。
加えて、第1当接部がレバーの枢支軸と下端との間の中央部に配されるため、下端に配した場合よりも第1、第2当接部の突出量を小さくすることができる。これにより、レバーを押圧した際の第1当接部との干渉を回避するスペースを小さくすることができ、扉の断熱厚さを十分確保することができる。また、第1当接部をレバーの上部に配した場合よりも枢支軸に加わる荷重を小さくすることができ、レバーの破損を防止して信頼性を向上することができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉を開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の扉の要部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器のレバーを示す背面図 図6のC−C断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器のロック部材を示す正面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器のロック部材を示す側面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部を示す上面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部のロック解除状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷水器の取水部のロック解除状態を示す上面断面図 図8のD−D断面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。冷蔵庫1は上部に冷凍室2が配され、冷凍室2の下方に冷蔵室3が配される。冷凍室2及び冷蔵室3の前面はそれぞれ扉2a、3aにより開閉される。冷蔵室3の扉3aの前面には冷水器10の取水部11が凹設される。
図2は冷蔵庫1の扉2a、3aを開いた状態を示す斜視図である。冷蔵室3の扉3aの背面側には複数のドアポケット4が設けられ、上段には冷水器10の水タンク13が配される。
水タンク13は上面を開口して水を貯水する貯水部14と貯水部14の上面を覆う着脱自在の蓋部15とを有している。蓋部15を脱着して貯水部14の清掃を行うことができる。蓋部15には貯水部14内に注水する注水口(不図示)が開口し、注水口を開閉する開閉部材18が取り付けられる。開閉部材18は扉3aの幅方向にスライド移動して注水口を開閉する。
図3は扉3aの要部を示す側面断面図である。扉3aは前面に配される装飾板3bと背面に配される背面板3cとの間に発泡断熱材3dを充填して形成される。冷水器10の取水部11は前面を開口した樹脂成形品の箱状の枠部21により外枠が形成される。枠部21を装飾板3bに設けた開口に配した状態で発泡断熱材3dを充填することにより、枠部21が固定される。これにより、発泡断熱材3dの前面が枠部21により覆われる。
水タンク13の貯水部14の底面には給水口14aが設けられる。取水部11の上部には取水口30aを開口するノズル30が設けられる。ノズル30はバルブ保持部24により保持されるバルブ32の先端に配され、後述するアーム35(図5参照)により支持される。バルブ保持部24は後方に突出して扉3aを貫通するパイプ部24aが設けられる。水タンク13の給水口14aとパイプ部24aとが給水パイプ12により接続され、水タンク13が取水口30aに連結される。
扉3aの背面には給水パイプ12を覆うパイプカバー19が設けられる。パイプカバー19によって給水パイプ12を隠蔽して冷蔵室3内の美感を向上するとともに、冷蔵室3内から取り出される食品の衝突による給水パイプ12の脱落を防止する。
また、取水部11の底部には着脱自在の水受皿40が配される。水受皿40によって取水口30aから滴下する水滴を回収し、水受皿40を脱着して排水される。
図4、図5は冷水器10の取水部11の詳細を示す正面図及び側面断面図である。枠部21の前面には樹脂成形品から成るフレーム22が係合爪(不図示)による係合によって固定される。フレーム22によって取水部11の背壁11bが形成される。フレーム22の上部は開口してレバー保持部23が枠部21にネジ止めされる。レバー保持部23は軸部34aを上部に有したレバー34を枢支する。レバー34は後述するように下方に延びて形成され、押圧により下部が後方に回動する。
フレーム22の左右方向の中央には後方に回動したレバー34との干渉を回避する凹部22aが設けられる。枠部21にはフレーム22の凹部22aの背面側に対向して第1凹部21bが形成される。第1凹部21bの左右方向の中央にはロック部材50を配置する第2凹部21cが設けられる。
レバー保持部23はレバー34の軸部34aの上方でアーム35を枢支する。アーム35は後端が下方に屈曲した断面L字状に形成され、レバー34の軸部34aよりも上部に後端面が当接する。アーム35の前部は前方が開放された平面視コ字状に形成され、ノズル30の周面に突設した係合突起(不図示)に係合する。
レバー保持部23の上部にはバルブ保持部24が前方からネジ止めされる。バルブ保持部24の背面のパイプ部24aはレバー保持部23及び枠部21に設けた挿通孔23a、21aに挿通され、前述したように扉3aを貫通する。バルブ保持部24の前部は下方に屈曲し、先端の開口面にOリング26を介してスリーブ25が螺設される。
スリーブ25の下部はバルブ保持部24の下方で縮径された縮径部25aを有し、縮径部25aにバルブ32が挿通される。バルブ32は放射状のリブ(不図示)によって縮径部25a内でリブ間に軸方向の通路を形成し、上端に拡径した鍔部32aが形成される。バルブ32の上端面とバルブ保持部24の内面との間には圧縮バネ33が設けられ、バルブ32が下方に付勢される。これにより、鍔部32aが縮径部25aの上端面にOリング31を介して当接し、水タンク13からの水を止水する。
レバー34を後方に押圧するとレバー34の上部に当接するアーム35が図中、反時計回りに回動する。これにより、アーム35に当接するノズル30が圧縮バネ33の付勢力に抗してバルブ32とともに上方に押し上げられ、水タンク13からの水がノズル30の取水口30aから流出する。
また、バルブ保持部24を前方からネジ(不図示)を外してバルブ32やノズル30と一体に取り外すことができる。これにより、バルブ32とスリーブ25間のゴミの除去やOリング26、31の交換を行うことができる。
取水部11の前面上部にはフレーム22に取り付けられる前面カバー27が配される。前面カバー27はバルブ保持部24やノズル30等の前面を覆うとともにノズル30の下方を覆ってこれらを隠蔽し、取水部11の美感を向上する。また、前面カバー27の下面には取水口30aに対向する開口部27aが形成されている。
取水部11の背壁11bを形成するフレーム22の背面部分は水平断面が円弧状で下方が前方に傾斜する傾斜面22bを有している。傾斜面22bは取水部11の底部から上方に延びてノズル30の近傍まで形成される。枠部21は傾斜面22bに沿って傾斜して形成される。このため、取水部11の背面側の発泡断熱材3dの厚みを大きくすることができ、扉3aの背面側の突出量を削減して断熱厚さを確保することができる。
ノズル30の取水口30aの開口面は後方が下がるように傾斜する。このため、止水時にノズル30等に残留した水は取水口30aの後端から滴下する。傾斜面22b及びレバー34の下端は取水口30aの後端よりも後方に配される。これにより、取水口30aから滴下する水滴が傾斜面22bやレバー34に当たって飛散することなく、取水部11の底部に配された水受皿40(図3参照)に回収される。
図6はレバー34の背面図を示している。また、図7は図6のC−C断面図を示している。レバー34は樹脂成形品から成り、上部の側面に突出する軸部34aがレバー保持部23(図5参照)に設けた孔部(不図示)に嵌合して枢支される。レバー34の下部には軸部34aが設けられる上部に対して水平方向に拡幅した押圧部34fが形成される。押圧部34fにコップ等の容器C(図11参照)が押圧される。
レバー34の背面には上下に延びる複数のリブ34dが所定間隔で水平方向に並んで突設される。押圧部34fの上下方向の略中央には水平に延びてリブ34dを連結するリブ34eが突設される。リブ34d、34eによってレバー34が補強され、コップ等の容器C(図11参照)により押圧されるレバー34の強度が確保される。
また、リブ34d、34eはそれぞれ水平方向の幅W1及び垂直方向の幅W3が狭い薄板状に形成される。これにより、取水部11に露出するレバー34の前面のヒケを防止して美感の低下が防止される。
上下に延びるリブ34d上には後方に突出する複数の第1当接部34bが水平方向に並設される。第1当接部34bはレバー34の軸部34aと下端との上下方向の間の中央部に配される。また、第1当接部34bはリブ34dと同じ幅W1の薄板状に形成され、リブ34dと一体に容易に成形できるとともにレバー34の前面のヒケを防止することができる。
複数の第1当接部34b間はリブ34e上に設けられる連結部34cにより連結される。連結部34cによって薄板状の第1当接部34bが補強される。連結部34cはリブ34eと同じ幅W3の薄板状に形成され、リブ34eと一体に容易に成形できるとともにレバー34の前面のヒケを防止することができる。
図8、図9はそれぞれロック部材50の正面図及び側面図を示している。ロック部材50は樹脂成形品から成り、枠部21の第2凹部21c(図5参照)内に配される。ロック部材50は上下に延びる板状の板状部53を有し、板状部53の上下の背面には水平に延びる溝部50a、50bが形成される。
溝部50a、50bは第2凹部21cの背壁に突設されるガイド部21d、21e(図5参照)にそれぞれ嵌合する。ロック部材50はガイド部21d、21eの案内によって取水部11の背壁11bに沿って水平方向にスライド移動する。この時、ロック部材50は第2凹部21cの前面とフレーム22(図5参照)の背面との間に挟まれて前後移動が規制され、水平方向に円滑に移動することができる。
板状部53の前面の下端には操作部51が突設され、上端には第2当接部52が突設される。操作部51及び第2当接部52はフレーム22に開口した開口部22e、22f(図5参照)からそれぞれ突出する。これにより、操作部51は取水部11の背壁11b上に露出する。
操作部51はレバー34(図5参照)の下端よりも下方に配され、操作部51の操作によってロック部材50をスライド移動させることができる。また、第2当接部52は第1当接部34b(図6参照)に対応して複数設けられ、第1当接部34bと同じ高さに配される。第2当接部52の水平方向の幅W2は第1当接部34bの幅W1(図6参照)よりも大きく形成される。
図10は取水部11の第1、第2当接部34b、52を通る上面断面図を示している。ロック部材50を第2凹部21cの左右方向の一端の当接位置に配置すると第2当接部52が第1当接部34bに対向する。これにより、レバー34を押圧しても第1当接部34bが第2当接部52に当接してレバー34がロックされ、バルブ32の止水状態が維持される。第2当接部52のスライド方向の幅W2が第1当接部34bのスライド方向の幅W1よりも広いため、第1、第2当接部34a、52を確実に当接させることができる。
操作部51の操作によってロック部材50を当接位置からスライドさせると、ロック部材50は第2凹部21cの左右方向の他端の退避位置に配置される。図11、図12はロック部材50を退避位置に配置してレバー34を押圧した状態の取水部11の側面断面図及び上面断面図を示している。
ロック部材50を退避位置に配置すると、第2当接部52が第1当接部34bに対向する位置から水平方向に退避する。このため、レバー34をコップ等の容器Cによって押圧すると第1当接部34bが開口部22fに入り込み、第2当接部52と側面から見て重なる位置に配される。第1当接部34bの連結部34cは第2当接部52に対してスライド方向に直交する方向に離れた位置に配されるため、連結部34cと第2当接部52との干渉が回避される。これにより、レバー34が回動してノズル30とともにバルブ32が上昇し、バルブ32の止水状態が解除される。
この時、レバー34のリブ34dの高さと第1当接部34bのリブ34dからの突出量との合計はレバー34のストロークに略一致する。また、第2当接部52の突出量はレバー34のストロークに略一致する。これにより、第2当接部52の先端はリブ34d間に入り込んでリブ34dの設置面に接近し、第1当接部34aの先端はロック部材50の板状部53に接近する。
第1当接部34bはレバー34の軸部34aと下端との間の中央部に配されるため、第1当接部34bをレバー34の下端に配置するよりも第1、第2当接部34b、52の突出量を小さくすることができる。これにより、第1当接部34bとの干渉を回避するためのスペースを形成する第2凹部21cの奥行を小さくし、扉3aの断熱厚さを十分確保することができる。
また、第1当接部34bをレバー34の上部に配置すると、当接位置でレバー34を押圧した際にてこの原理によって第1当接部34bを支点として軸部34aに大きな荷重が加わる。これにより、レバー34が破損する危険性がある。このため、第1当接部34bをレバー34の軸部34aと下端との間の中央部に配し、軸部34aに加わる荷重を小さくしてレバー34の破損を防止することができる。
図13は図8のD−D断面図を示している。第2当接部52は第1当接部34bとの当接面と、ロック部材50が退避位置から当接位置にスライドする方向Eの前方の端面とのコーナーが傾斜面52aに形成される。冷水器10の長期間の使用によってレバー34の軸部34aが摩耗すると、バルブ32の止水状態で第1当接部34bの先端が第2当接部52の先端よりも後方に配される場合がある。
この時、退避位置に配したロック部材50を当接位置にスライドさせると傾斜面52aが第1当接部34bと摺動してレバー34が前方に押し上げられる。これにより、レバー34を確実にロックすることができる。
上記構成の冷蔵庫1において、開閉部材18を開いて注水口から貯水部14に注水し、開閉部材18が閉じられる。扉3aを閉じると貯水部14内の水が冷却される。ロック部材50を退避位置に配してコップ等の容器Cによりレバー34を押圧すると、ノズル30とともにバルブ32が上昇する。これにより、止水状態が解除され、ノズル30の取水口30aから容器Cに水タンク13内の冷水が供給される。
容器Cをレバー34から離すとバルブ32が下降して止水される。この時、ノズル30等に残留する水が取水口30aから滴下する。取水口30aから滴下する水滴は取水部11の背面の傾斜面22bやレバー34に衝突せずに水受皿40に導かれる。
また、水受皿40で跳ね返った水滴が傾斜面22bに付着すると傾斜面22b上を流下して水受皿40に回収される。水受皿40に溜まった水は水受皿40を脱着して排水される。
本実施形態によると、レバー34の背面に第1当接部34bを突出して設けるとともに、操作部52の操作によって取水部11の背壁11bに沿ってスライドするロック部材50に設けた第2当接部52が当接位置で第1当接部34bに対向するので、ロック部材50のスライドにより第2当接部52を当接位置に配置してレバー34の回動を規制することができる。これにより、幼児等がレバー34を押圧することによる流水を防止して水タンク13の減水や水の飛散を防止することができる。従って、冷水器10を備えた冷蔵庫1の利便性を向上することができる。
加えて、第1当接部34bがレバー34の軸部34a(枢支軸)と下端との間の中央部に配されるため、下端に配した場合よりも第1、第2当接部34b、52の突出量を小さくすることができる。これにより、レバー34を押圧した際の第1当接部34bとの干渉を回避するスペースを形成する第2凹部21cの奥行を小さくすることができ、扉3aの断熱厚さを十分確保することができる。また、第1当接部34bをレバー34の上部に配した場合よりも軸部34aに加わる荷重を小さくすることができ、レバー34の破損を防止して信頼性を向上することができる。
尚、レバー34の軸部34a及びレバー保持部23が十分な強度を有する場合は、第1当接部34bをレバー34の軸部34aと下端との中心よりも上方に配してもよい。これにより、第1、第2当接部34b、52の突出量を小さくして扉3aの断熱厚さをより確保することができる。
また、取水部11の背壁を形成するフレーム22に操作部51及び第2当接部52が挿通される開口部22e、22f(第1、第2開口部)を形成し、フレーム22の背後に配されて発泡断熱材を覆う枠部21に設けた第2凹部21c(凹部)にロック部材50を配して第2凹部21cの前面及びフレーム22の背面によりロック部材50の前後移動を規制したので、ロック部材50を円滑にスライドさせることができる。従って、冷蔵庫1の利便性をより向上することができる。
また、第1当接部34bが複数の薄板から成り、第2当接部52のスライド方向の幅W2が第1当接部34bのスライド方向の幅W1よりも大きいので、レバー34の前面のヒケを防止して美感の低下を防止するとともに第1、第2当接部34b、52を確実に当接させることができる。また、第1当接部34bを複数設けることにより、当接位置でレバー34を押圧した際のレバー34の捩れが防止される。これにより、当接位置における第1当接部34bの第2当接部52からの脱落を防止することができる。
また、第2当接部52に対してスライド方向に直交する方向に離れた位置で複数の第1当接部34bを連結する連結部34cを設けたので、薄板から成る第1当接部34bを補強して変形による第2当接部52からの脱落を防止することができる。また、レバー34を補強するリブ34e上に連結部34cを設けたので、連結部34cを容易に成形することができる。
また、レバー34の背面に上下に延びた複数のリブ34dを水平方向に所定間隔で突設して第1当接部34bをリブ34dから突出して形成し、ロック部材50を退避位置に配してレバー34を押圧した際に第2当接部52がリブ34d間に配されるので、レバー34をリブ34dにより補強できるとともに、第1当接部34bの突出量を小さくすることができる。従って、レバー34を押圧した際の第1当接部34bとの干渉を回避するスペースをより小さくすることができる。
また、第2当接部52は第1当接部34bとの当接面と、退避位置から当接位置に移動する際に前方となる端面とのコーナーが傾斜面52aにより形成されるので、軸部34aの摩耗によりレバー34の位置が前後に変動しても傾斜面52aが第1当接部34bに摺動してレバー34を確実にロックすることができる。
本実施形態において、ロック部材50の操作部51をレバー34の下方に配置しているが、レバー34の側方に配置してもよい。また、ロック部材50が水平にスライドして当接位置と退避位置との間を移動するが、取水部11の背壁11bに沿って鉛直方向や斜め方向にスライド移動してもよい。
本発明によると、冷水器を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷凍室
2a、3a 扉
3 冷蔵室
3d 発泡断熱材
10 冷水器
11 取水部
12 給水パイプ
13 水タンク
14 貯水部
15 蓋部
18 開閉部材
19 パイプカバー
21 枠部
21b 第1凹部
21c 第2凹部
22 フレーム
22a 凹部
22b 傾斜面
22d 係合突起
23 レバー保持部
24 バルブ保持部
25 スリーブ
26、31 Oリング
27 前面カバー
30 ノズル
30a 取水口
32 バルブ
33 圧縮バネ
34 レバー
34a 軸部
34b 第1当接部
34c 連結部
34d、34e リブ
35 アーム
40 水受皿
50 ロック部材
51 操作部
52 第2当接部
52a 傾斜面
53 板状部

Claims (6)

  1. 貯蔵室内に配される水タンクに連結した取水口を上部に配した取水部を前記貯蔵室の扉の前面に凹設し、前記取水口から前記水タンク内の水を取水する冷水器を備えた冷蔵庫において、前記取水部内に枢支される枢支軸を上部に有するとともに押圧して後方に回動させることにより前記水タンクと前記取水口との間の止水を解除するレバーと、前記レバーの背面に突出して前記枢支軸と前記レバーの下端との間の中央部に配される第1当接部と、前記取水部の背壁上に露出する操作部を有して前記操作部の操作により前記背壁に沿ってスライド移動するロック部材と、前記ロック部材の前面に突出して前記ロック部材のスライドによって第1当接部に対向する当接位置と前記当接位置から退避する退避位置との間を移動する第2当接部とを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記背壁を形成して前記操作部及び第2当接部が挿通される第1、第2開口部を有するフレームと、前記フレームの背後に配されて前記扉に充填した断熱材を覆うとともに前記ロック部材を配した凹部を有する枠部とを備え、前記凹部の前面及び前記フレームの背面により前記ロック部材の前後移動を規制したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 第1当接部が複数の薄板から成り、第2当接部のスライド方向の幅が第1当接部のスライド方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 第2当接部に対してスライド方向に直交する方向に離れた位置で複数の薄板から成る第1当接部を連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記レバーの背面に上下に延びた複数のリブを水平方向に所定間隔で突設して第1当接部を前記リブから突出して形成するとともに、前記ロック部材が水平方向にスライドし、前記ロック部材を前記退避位置に配して前記レバーを押圧した際に第2当接部が前記リブ間に配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 第2当接部は第1当接部との当接面と、前記退避位置から前記当接位置に移動する際に前方となる端面とのコーナーが傾斜面により形成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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