JP2011012697A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を減らし、全体の強度と屈曲弾性を維持しつつ単純な構造として、組立やメンテナンスが容易で、かつ、耐久性を向上し、輸送や製造のコストを低減するケーブル類保護案内装置を提供すること。
【解決手段】屈曲可能な支持プレート110プレートの左右に連結ピン121で連結される1対のサイドプレート120、130を有しケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置において、左右1対のサイドプレート120、130がそれぞれ可撓性の連結部材123、133によって複数一体に形成され、支持プレート110が連結ピン121の周囲を覆う円弧部111と隣接する該円弧部111を連結する屈曲可能な連結板部112とを交互に連続的に形成されていること。
【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械、電子機器、土木機械、産業用ロボット、搬送装置などに使用され、これらの移動部に給電、信号電送、給液、給気などを行う電気ケーブル、光ファイバーケーブル、流体供給用ホースなどの可撓性のケーブルやホースなど(以下、単に「ケーブル類」という)を安全確実に保護案内するケーブル類保護案内装置に関するものである。
従来、屈曲可能な支持プレートと、支持プレートの屈曲外周側に左右に設けられ連結ピンで連結される1対のサイドプレートと、該左右1対のサイドプレートの屈曲外周側に横架されたトップガイドを有し、左右1対のサイドプレート、支持プレートおよびトップガイドによって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置が知られている。
この公知のケーブル類保護案内装置500は、図11に示すように、屈曲可能な支持プレート510が、該支持プレート510の屈曲外周側に左右に設けられ連結ピン521で連結される1対のサイドプレート520により挟まれて構成されており、左右1対のサイドプレート520の屈曲外周側に横架されたトップガイド540を有し、これらの左右1対のサイドプレート520、支持プレート510およびトップガイド540によって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するように構成されている。
このケーブル類保護案内装置500の支持プレート510は、1対のサイドプレート520により挟まれる支持部分511と隣接する支持部分511を連結する屈曲可能なヒンジ部分512とが連続的に一体に形成されている。
また、支持プレート510は、結合片514が爪部515によって互いに結合されることにより支持部分511と同一形状となる分割支持部分513を有することで長手方向に分割可能に構成されている。
このケーブル類保護案内装置500の左右1対のサイドプレート520は、それぞれ屈曲内周側に連結ピン521および連結ピン係合部522を有しており、これらが互いに係合することによって支持プレート510を挟持して固定される。
また、左右1対のサイドプレート520は、それぞれ屈曲外周側にトップガイド540を有しており、左右1対のトップガイド540は、左右1対のサイドプレート520が固定された際に、ケーブル類をケーブル類収容空間内に収容するための空間を形成するように構成されている。
特表2005−517375号公報(第7頁、図5乃至図8)
しかしながら、このような公知のケーブル類保護案内装置500は、組み立てやメンテナンスの際に、サイドプレート520をそれぞれ個別に左右から支持プレート510を挟持して固定する必要があり、取り外す際もそれぞれ個別に取り外す必要があるため、工数が増加するという問題があった。
また、サイドプレート520の部品点数が多いことにより、破損や損傷の危険性が高く、輸送時、製造時の手間とコストも増大するという問題があった。
さらに、このような公知のケーブル類保護案内装置500は、支持プレート510のみでケーブル類保護案内装置500全体の強度と屈曲弾性を維持しているため、支持プレート510をそれらが維持できる形状、構造、材質とする必要があり、特に、長手方向で一部分割可能な形態とした場合さらに複雑な構造となり、耐久性が低く、製造コストも上昇するという問題があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、部品点数を減らし、全体の強度と屈曲弾性を維持しつつ単純な構造として、組立やメンテナンスが容易で、かつ、耐久性を向上し、輸送や製造のコストを低減するケーブル類保護案内装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、屈曲可能な支持プレートと、該支持プレートの左右に設けられ連結ピンで連結される1対のサイドプレートと、該左右1対のサイドプレートの屈曲外周側に横架されたトップガイドを有し、前記左右1対のサイドプレート、支持プレートおよびトップガイドによって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置において、前記左右1対のサイドプレートが、それぞれ、連結ピンあるいは連結ピン係合部の近傍に設けられた可撓性の連結部材によって複数一体に形成されたサイドプレートユニットを構成し、前記支持プレートが、前記連結ピンの周囲の一部あるいは全部を覆う円弧部と隣接する該円弧部を連結する屈曲可能な連結板部とを交互に連続的に形成され、前記左右1対のサイドプレートの一方のサイドプレートが、連結ピンおよびトップガイドを一体に備え、前記左右1対のサイドプレートの他方のサイドプレートが、前記連結ピンを係合する連結ピン係合部およびトップガイドを係合するトップガイド係合部を備えていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記支持プレートが、1か所以上の連結板部において長手方向に分割されてなり、前記サイドプレートユニットが、前記支持プレートの分割された連結板部を跨ぐように設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記一方のサイドプレートが、前記支持プレートの円弧部と連結板部との境界部近傍に補助連結ピンを有し、前記他方のサイドプレートが、前記補助連結ピンを係合する補助連結ピン係合部を有していることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記一方のサイドプレートおよび/または他方のサイドプレートが、前記支持プレートの円弧部よりケーブル類収容空間側にケーブルガイドプレートを有していることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記サイドプレートユニットが、弾性を有するエラストマで一体に形成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載されたケーブル類保護案内装置の構成に加えて、前記支持プレートが、弾性を有するエラストマで一体に形成されていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明のケーブル類保護案内装置は、屈曲可能な支持プレートと、該支持プレートの左右に設けられ連結ピンで連結される1対のサイドプレートと、該左右1対のサイドプレートの屈曲外周側に横架されたトップガイドを有し、左右1対のサイドプレート、支持プレートおよびトップガイドによって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置において、左右1対のサイドプレートがそれぞれ連結ピンあるいは連結ピン係合部の近傍に設けられた可撓性の連結部材によって複数一体に形成されたサイドプレートユニットを構成し、支持プレートが連結ピンの周囲の一部あるいは全部を円弧部と隣接する該円弧部を連結する屈曲可能な連結板部とを交互に連続的に形成されていることにより、複数のサイドプレートをまとめて製造、輸送、組み立てを行うことができるため、部品点数が減少し、組立やメンテナンスが容易となるとともに、輸送や製造のコストも低減することができる。
また、左右1対のサイドプレートがそれぞれ連結ピンあるいは連結ピン係合部の近傍に設けられた可撓性の連結部材によって複数一体に形成されていることにより、ケーブル類保護案内装置全体の強度と屈曲弾性を支持プレートと可撓性の連結部材の両方で維持することができるため、全体の強度と屈曲弾性を維持しつつ単純な構造とすることができ、さらに組立やメンテナンスが容易となるとともに、輸送や製造のコストも低減することができる。
さらに、左右1対のサイドプレートの一方のサイドプレートが連結ピンおよびトップガイドを一体に備え、左右1対のサイドプレートの他方のサイドプレートが連結ピンを係合する連結ピン係合部およびトップガイドを係合するトップガイド係合部を備えていることによって、さらに部品点数が減少し、組立やメンテナンスが容易となるとともに、輸送や製造のコストも低減することができる。
本請求項2に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1に係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、支持プレートが1か所以上の連結板部において長手方向に分割されてなり、サイドプレートユニットが支持プレートの分割された連結板部を跨ぐように設けられていることによって、支持プレートの分割部分の強度と屈曲弾性をサイドプレートユニットの可撓性の連結部材によって維持することができるため、分割された支持プレートを強固に結合させるための構造を設ける必要がなく、支持プレートを単純な構造とすることができ、さらに組立やメンテナンスが容易となるとともに、製造コストも低減することができる。
本請求項3に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1または請求項2に係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、一方のサイドプレートが支持プレートの円弧部と連結板部との境界部近傍に補助連結ピンを有し、他方のサイドプレートが補助連結ピンを係合する補助連結ピン係合部を有していることによって、支持プレートの屈曲弾性によって支持プレートの円弧部がサイドプレートの連結ピンから外れるのを補助連結ピンが規制して防止することができるため、支持プレートの構造をさらに単純化することができ製造コストも低減することができる。
本請求項4に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、一方のサイドプレートおよび/または他方のサイドプレートが支持プレートの円弧部よりケーブル類収容空間側にケーブルガイドプレートを有していることによって、収容されたケーブル類が支持プレートに直接接触することを防止できるため、支持プレートの耐久性を向上させるための構造や材質の選択が不要となり、支持プレートをさらに単純化することができ製造コストも低減することができる。
本請求項5に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、サイドプレートユニットが弾性を有するエラストマで一体に形成されていることによって、ケーブル類収容空間内に収容されたケーブル類がサイドプレートに接触したり摺接した場合でも破損や損傷を防止することができるとともに、製造コストを低減することができる。
本請求項6に係る発明のケーブル類保護案内装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに係るケーブル類保護案内装置が奏する効果に加えて、支持プレートが弾性を有するエラストマで一体に形成されていることによって、支持プレートをさらに単純化することができ製造コストも低減することができる。
本発明のケーブル類保護案内装置の一実施例の斜視図。 図1の一部分解斜視図。 図1の第1サイドプレートユニットの斜視図。 図3の平面図。 図3の側面図。 図1の支持プレートの斜視図。 図6の側面図。 図1の第2サイドプレートユニットの斜視図。 図8の平面図。 図8の側面図。 従来のケーブル類保護案内装置の斜視図。 従来のケーブル類保護案内装置の支持プレートの側面図。 従来のケーブル類保護案内装置のサイドプレートの側面図。
本発明のケーブル類保護案内装置は、屈曲可能な支持プレートと、該支持プレートの左右に設けられ連結ピンで連結される1対のサイドプレートと、該左右1対のサイドプレートの屈曲外周側に横架されたトップガイドを有し、左右1対のサイドプレート、支持プレートおよびトップガイドによって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置において、左右1対のサイドプレートがそれぞれ、連結ピンあるいは連結ピン係合部の近傍に設けられた可撓性の連結部材によって複数一体に形成されたサイドプレートユニットを構成し、支持プレートが連結ピンの周囲の一部あるいは全部を円弧部と隣接する該円弧部を連結する屈曲可能な連結板部とを交互に連続的に形成され、左右1対のサイドプレートの一方のサイドプレートが連結ピンおよびトップガイドを一体に備え、左右1対のサイドプレートの他方のサイドプレートが連結ピンを係合する連結ピン係合部およびトップガイドを係合するトップガイド係合部を備えており、部品点数を減らし、全体の強度と屈曲弾性を維持しつつ単純な構造として、組立やメンテナンスが容易となり、かつ、耐久性が向上し、輸送や製造のコストが低減されるものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
本発明のケーブル保護案内装置の支持プレートの材質は、変形屈曲可能なものであれば、スチール、アルミニウム、ステンレス等の金属や、樹脂等の如何なるものであっても良く、表面に塗装、メッキ等の処理を施したものであっても良い。製造コストを低減するためエラストマとするのが好適である。
また、本発明のケーブル保護案内装置のサイドプレートユニットの材質は、連結部材が可撓性を有するように形成できるものであれば、スチール、アルミニウム、ステンレス等の金属や、樹脂等の如何なるものであっても良く、表面に塗装、メッキ等の処理を施したものであっても良い。破損や損傷を防止し製造コストを低減するためエラストマとするのが好適である。
以下に、本発明のケーブル類保護案内装置について図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例であるケーブル類保護案内装置100は、図1、図2に示すように、屈曲可能な支持プレート110が、該支持プレート110の屈曲外周側に左右に設けられ連結ピン121で連結される1対の第1サイドプレート120、第2サイドプレート130により挟まれて構成されており、左右1対のサイドプレート120、130の屈曲外周側に横架されたトップガイド140を有し、これらの第1サイドプレート120、第2サイドプレート130、支持プレート110およびトップガイド140によって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するように構成されている。
第1サイドプレート120は、図3乃至図5に示すように、円柱状の連結ピン121およびトップガイド140が一体に形成されているとともに、連結ピン121のケーブル類収容空間側に支持プレート110の円弧部111(後述)が挿入される間隔をあけて円弧状のケーブルガイドプレート122が一体に形成されている。
連結ピン121の先端部は補助連結ピン係合部134(後述)と嵌合するよう段付き形状に形成されており、トップガイド140の先端にはトップガイド係合部132(後述)に係合する係合突起141が設けられている。
第1サイドプレート120は、連結ピン121を有する位置の側方に設けられた連結部材123によって互いに複数が連結されて(本実施例では5つ)一体に形成され、第1サイドプレートユニット101が構成されている。
また、それぞれの第1サイドプレート120の連結ピン121下方には1対の補助連結ピン124が一体に形成されている。
支持プレート110は、図6、図7に示すように、連結ピン121の周囲を覆う円弧部111と隣接する円弧部111を連結する屈曲可能な連結板部112とが交互に連続的に一体に形成されている。
また、支持プレート110は一定数の円弧部111(本実施例では5つ)ごとに、連結板部112の中央を分割部113として分割されている。
第2サイドプレート130は、図8乃至図10に示すように、第1サイドプレート120の連結ピン121が係合する連結ピン係合部131が一体に形成されているとともに、トップガイド140の先端の係合突起141が係合するトップガイド係合部132と、第1サイドプレート120の補助連結ピン124の先端が挿入係合される補助連結ピン係合部134が設けられている。
第2サイドプレート130は、連結ピン係合部131を有する位置の側方に設けられた連結部材133によって互いに複数が連結されて(本実施例では5つ)一体に形成され、第2サイドプレートユニット102が構成されている。
以上のように構成された第1サイドプレートユニット101、第2サイドプレートユニット102および支持プレート110からなるケーブル類保護案内装置100の組み立ておよび動作について説明する。
まず、図2(中央および右側)に示すように、支持プレート110の側方から第1サイドプレートユニット101を近づけ、支持プレート110の円弧部111に第1サイドプレート120に設けられた連結ピン121を挿入してコの字状のケーブル類収容空間の一部が形成される。
ケーブル類(図示せず)はこの状態でケーブル類収容空間にセットされる。
次に、支持プレート110の反対側の側方から第2サイドプレートユニット102を近づけ、支持プレート110の円弧部111から突出した連結ピン121に第2サイドプレート130に設けられた連結ピン係合部131を係合するとともに、トップガイド140の先端に設けられた係合突起141にトップガイド係合部132を、補助連結ピン124の先端を補助連結ピン係合部134にそれぞれ係合することで、ケーブル類収容空間を有するケーブル類保護案内装置100の組み立てが完了する。
支持プレート110の連結板部112、第1サイドプレートユニット101および第2サイドプレートユニット102の連結部材123、133がそれぞれ可撓性を有しており、これらが屈曲することでケーブル類保護案内装置100を屈曲することができる。
なお、支持プレート110の分割部113の位置の側方には必ず第1サイドプレートユニット101および第2サイドプレートユニット102の連結部材123、133が存在するように配置することで、ケーブル類保護案内装置100の長さを自由に設定することができる。
第1サイドプレート120の連結ピン121のケーブル類収容空間側には円弧状のケーブルガイドプレート122が設けられており、支持プレート110の円弧部111が連結ピン121とケーブルガイドプレート122の間の空間に挿入されるため、ケーブル類収容空間に収容されたケーブル類が支持プレート110に直接接触することがなく支持プレート110の損傷や摩耗を防止して耐久性を向上している。
なお、このケーブルガイドプレート122は、ケーブル類と支持プレート110の接触を防ぐものであるため、第2サイドプレート130と係合する必要はない。
また、第1サイドプレート120の連結ピン121下方には1対の補助連結ピン124が一体に形成されており、第2サイドプレート130の補助連結ピン係合部134に係合して支持プレート110の円弧部111と連結板部112の境界近傍の外周側から押えることができるため、屈曲弾性によって支持プレート110の円弧部111が開放して上方に浮き上がり連結ピン121から外れることを防止している。
また、第1サイドプレートユニット101および第2サイドプレートユニット102をエラストマでそれぞれ一体に形成することにより、連結部材123、133の可撓性が確保され、かつ、ケーブル類収容空間を形成する第1サイドプレート120、第2サイドプレート130、トップガイド140およびケーブルガイドプレート122にケーブル類が接触したり摺接した場合でも破損や損傷を防止することができるとともに、製造コストを低減することができる。
さらに、支持プレート110をエラストマで一体に形成することにより、可撓性が確保され、かつ、製造コストを低減することができるとともに、支持プレート110にケーブル類が接触したり摺接した場合でも破損や損傷が低減されるため、ケーブルガイドプレート122を省略することも可能となる。
なお、上記実施例では、支持プレート110の円弧部111が連結ピン121の周囲のほぼ全部を覆う形状に構成され一部下方が開放されているが、連結ピン121から外れることを防止するため、180°を超えて覆う形状とするのが望ましい。
また、支持プレート110の円弧部111が連結ピン121の周囲の全部を覆う形状、すなわち円筒状に構成しても良く、この場合、第1サイドプレート120に補助連結ピン124を備えなくても支持プレート110の円弧部111が上方に浮き上がり連結ピン121から外れることはない。
また、トップガイド140を第2サイドプレート130に一体に設け、トップガイド係合部132を第1サイドプレート120に設けてもよく、この場合、支持プレート110の円弧部111に第1サイドプレート120に設けられた連結ピン121を挿入した際に、L字状のケーブル類収容空間の一部が形成され、ケーブル類を側部からも上部からも収容することができるため、ケーブル類収容空間へのセットがさらに容易になる。
また、連結ピン121と連結ピン係合部131、トップガイド140とトップガイド係合部132、補助連結ピン124と補助連結ピン係合部の係合形態および形状は、本実施例のもの以外のいかなる形態、形状であっても良い。
例えば、連結ピン121を幅方向途中までの長さとし、連結ピン係合部131が連結ピン121と同一の外径を有して連結ピン121の反対側から支持プレート110の円弧部111に挿入され、支持プレート110の円弧部111内で連結ピン121と連結ピン係合部131が係合するように構成されても良い。
また、補助連結ピン124を幅方向途中までの長さとし、補助連結ピン係合部134が補助連結ピン124と同一の外径を有し、幅方向中間で係合されて支持プレート110の円弧部111と連結板部112の境界近傍の外周側から押えるように構成されても良い。
また、上記実施例では、ケーブルガイドプレート122が第1サイドプレート120に設けられているが、第2サイドプレート130に設けられても良く、第1サイドプレート120および第2サイドプレート130の両方に幅方向に2分割して設けても良い。
さらに、上記実施例では、支持プレート110の両端の分割部113が幅方向に直線的に形成されているが、曲線状状としても良く、隣接する支持プレート110の分割部113と凹凸嵌合する形状としてもよい。
以上のように、本発明のケーブル類保護案内装置によれば、部品点数を減らし、全体の強度と屈曲弾性を維持しつつ単純な構造として、組立やメンテナンスが容易となり、かつ、耐久性が向上し、輸送や製造のコストが低減されるなど、その効果は甚大である。
100、500 ・・・ケーブル類保護案内装置
101 ・・・第1サイドプレートユニット
102 ・・・第2サイドプレートユニット
110、510 ・・・支持プレート
111 ・・・円弧部
112 ・・・連結板部
113 ・・・分割部
511 ・・・支持部分
512 ・・・ヒンジ部分
513 ・・・分割支持部分
514 ・・・結合片
515 ・・・爪部
120 ・・・第1サイドプレート
520 ・・・サイドプレート
121、521 ・・・連結ピン
522 ・・・連結ピン係合部
122 ・・・ケーブルガイドプレート
123 ・・・連結部材
124 ・・・補助連結ピン
130 ・・・第2サイドプレート
131 ・・・連結ピン係合部
132 ・・・トップガイド係合部
133 ・・・連結部材
134 ・・・補助連結ピン係合部
140、540 ・・・トップガイド
141 ・・・係合突起

Claims (6)

  1. 屈曲可能な支持プレートと、該支持プレートの左右に設けられ連結ピンで連結される1対のサイドプレートと、該左右1対のサイドプレートの屈曲外周側に横架されたトップガイドを有し、前記左右1対のサイドプレート、支持プレートおよびトップガイドによって形成されるケーブル類収容空間内にケーブル類を挿通して保護案内するケーブル類保護案内装置において、
    前記左右1対のサイドプレートが、それぞれ、連結ピンあるいは連結ピン係合部の近傍に設けられた可撓性の連結部材によって複数一体に形成されたサイドプレートユニットを構成し、
    前記支持プレートが、前記連結ピンの周囲の一部あるいは全部を覆う円弧部と隣接する該円弧部を連結する屈曲可能な連結板部とを交互に連続的に形成され、
    前記左右1対のサイドプレートの一方のサイドプレートが、連結ピンおよびトップガイドを一体に備え、
    前記左右1対のサイドプレートの他方のサイドプレートが、前記連結ピンを係合する連結ピン係合部およびトップガイドを係合するトップガイド係合部を備えていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。
  2. 前記支持プレートが、1か所以上の連結板部において長手方向に分割されてなり、
    前記サイドプレートユニットが、前記支持プレートの分割された連結板部を跨ぐように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル類保護案内装置。
  3. 前記一方のサイドプレートが、前記支持プレートの円弧部と連結板部との境界部近傍に補助連結ピンを有し、
    前記他方のサイドプレートが、前記補助連結ピンを係合する補助連結ピン係合部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケーブル類保護案内装置。
  4. 前記一方のサイドプレートおよび/または他方のサイドプレートが、前記支持プレートの円弧部よりケーブル類収容空間側にケーブルガイドプレートを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のケーブル類保護案内装置。
  5. 前記サイドプレートユニットが、弾性を有するエラストマで一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のケーブル類保護案内装置。
  6. 前記支持プレートが、弾性を有するエラストマで一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のケーブル類保護案内装置。
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