JP2011011521A - 射出圧縮成形機の型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出圧縮成形において当該応答性の高い油圧シリンダの制御システムを提供すると共に、高品質な成形品の圧縮成形を可能にする。
【解決手段】一対の金型間に、成形素材を収納して複数の型締シリンダ11a(11c)により圧縮成形する圧縮成形機において、作動流体を供給する作動流体圧源と、作動流体を受けて、複数の型締シリンダ11a(11c)の夫々における可動部位の変位及び移動速度並びに複数の型締シリンダ11a(11c)への供給作動流体圧を調整するサーボ弁機構と、複数の型締シリンダ11a(11c)の夫々におけるピストンヘッドの位置を検出する位置検出手段55a(55c),57a(57c)と、前記ピストンヘッドの位置を、ピストンヘッドとシリンダの端面間の距離において境界距離Lbとすることによって、複数の型締めシリンダ11a(11c)の圧縮側油室の油柱共振周波数を制御周波数によって共振しない値に高くする。
【選択図】図2

Description

本発明は、可塑化したプラスティック材料等の成形素材を射出圧縮成形するための射出圧縮成形機の型締制御に用いて好適な圧縮成形機の型締制御装置及び型締制御方法に関する。
従来の複数の型締専用シリンダを有する射出圧縮成形機では、固定金型と可動金型との間に形成されるキャビティ内に可塑化溶融樹脂等を一定量射出した後、直ちに複数の型締シリンダによって型締することにより、溶融樹脂が未だ可塑性を残している状態で、両金型に相対的に大きな型締力を加え、樹脂を圧縮、延展することにより、金型キャビティの形状と寸法通りの精密な成形品を得ることが行われている。
かかる射出圧縮成形機を用いて、成形素材を非対称な形状を有する成形品に成形する場合は、金型の圧縮時における型内圧分布が不均等になるため、各型締シリンダにかかる負荷が不均等となり、これにより固定金型と可動金型との間に相対的な傾きが生じて、固定金型と可動金型とが平行に閉まらず、成形品の肉厚が不均等になるという問題があった。
また、対称な形状を有する成形品であっても、透明な材料でレンズや窓などのように光学歪みを嫌う成形品の場合等、肉厚・密度の不均一が製品品質に欠損を生じるような場合もあり、金型の平行性及び圧縮代、並びに樹脂の冷却進行に伴う圧力伝播度合いに大きく影響する圧縮タイミングの精密な制御が要求される。
従って、金型を圧縮する際には、各型締シリンダにかかる圧縮負荷の多寡に係らず、各型締シリンダが同一速度で、且つ樹脂の冷却度合い(粘度上昇度合い)が低く樹脂の圧力伝播度合いに差が無いタイミングで、素早くストロークを行い、その結果、可動金型が固定金型に対して平行を保って素早く接近し、所定の位置で正確に停止することが重要である。
また、固定金型と可動金型の間に可塑化溶融樹脂等を一定量射出する前に、両金型間に所定の隙間を作り(以後この状態を「金型寸開」と呼ぶ)樹脂の圧縮代を設ける必要があるが、そのためにも、可動金型の精密な位置決め制御が不可欠であった。
特許文献1は、前記複数の型締シリンダにおける可動部位の移動速度、及び該シリンダへの供給作動流体圧を調整するサーボ弁機構と、前記複数の型締シリンダにおける可動部位置を検出する位置検出手段と、前記の型締シリンダの内、少なくとも1つの型締シリンダへの型締時における作動流体圧を検出する流体圧検出手段とを有する射出圧縮成形機の型締制御装置において、型締動作により成形品を圧縮成形中に、前記複数の型締シリンダ中の特定型締シリンダに対し圧力制御を施すとともに、該特定型締シリンダ以外の他の型締シリンダに対し、該特定型締シリンダに追随した速度・位置制御を施すことにより、該可動金型を平行移動させるように、該サーボ弁機構を制御する発明である。
特許文献2は、制御対象である機械系と接続され、サーボ弁からの作動油の流入・流出量によりピストン位置を制御される油圧シリンダと、制御対象の変位を検出する変位計とを備えた電気・油圧サーボ制御装置において、目標値の変化の方向と同方向であり、かつ、前記目標値の変化に対して前記機械系を含む電気・油圧サーボ制御系の固有振動周期の半周期相当の時間遅れて発生し、しかも、その後比較的短時間で零となる補正信号を、前記目標値に加えるように構成するとともに、前記補正信号として、前記制御対象の速度信号を前記固有振動周期の半周期相当の時間だけ遅延した信号を用いることにより、該機械系の持続振動が打ち消され、安定且つ高速に機械系が目標値に到達し得る、電気・油圧サーボ制御装置が提供できるとしている。
特許文献3は、液圧シリンダの応答性を調節可能にして、有効に実施し得る振動試験の適用周波数範囲を広げた振動試験機に関する技術開示をしている。その原理は、作動油のばね定数、即ちシリンダ内の油量を調節することによるが、そのための具体的構造例を提示しており、予め試験条件が限定できない場合に必要な長ストローク試験と、高周波領域の試験を同一の装置で実施可能とするための調節機能を持たせた振動試験機を提供している。
特許第3860895号公報 特公平6−95298号公報 特公平2−23819号公報
前記特許文献1で提案された技術は、金型の平行性を確保し、安全に圧縮成形を行うことで、成形品の品質を良好に保つ効果は大きかったが、前記均一で低光学歪みな特性を問われる圧縮成形品のごとく、更なる高品質化の基本である金型の位置決め制御精度の高度化、即ち複数ある型締サーボ制御系の位置決め精度、並びに速度制御精度の向上と均等化に対しては、十分に応えられなかった。
その理由は、特定の型締シリンダに対し圧力制御を施すが、該特定の型締シリンダ以外の他のシリンダに対し、該特定の型締シリンダに追随した速度・位置制御を施す方法を採用するために、追随制御に時間遅れが生じ、該特定の型締シリンダと他の型締シリンダの間で制御速度及び制御位置に誤差が生じる場合がある。
また、圧縮成形の前の金型寸開状態においても、可塑化溶融樹脂等を金型内に射出することによって、射出樹脂圧による金型の位置或いは平行度の狂いを招く場合があった。更には、迅速に圧縮工程へ移行する必要もあるので、金型の寸開及び圧縮工程期間を通じて高応答で精度の良いフィードバック制御を維持する必要があった。
また、前記特許文献2で提案された技術は、検出値を基に比較・演算を行い補正値を求め、更に該補正値を目標値に加えるなどの演算を行わなければならないため、比較、演算に要する時間分の制御信号の遅れによる油圧シリンダの動作応答性の向上が頭打ちとなる場合がある。
また、前記特許文献3で提案された技術は、液圧シリンダの応答性を改善する技術であるが、振動試験機として振動の定常状態における周波数と加振力の相関を測定することにおいては、長ストローク試験と高周波数試験が同一の装置で実施できるよう改善でき、各種の試験対象が持つ振動特性を、有効且つ効率良く試験する振動試験機のアクチュエータに適用する専用的な技術であり、ステップ応答が必要な機械に対しては、かえって応答性を低下させる等の不具合が発生する。
つまり、前記特許文献3で提案された技術は、副シリンダの前進により主シリンダ内の体積を縮小することで共振周波数を高くすることを可能としたが、前後進する副シリンダ背面を所定の位置で保持しているのは副シリンダの前後に負荷されている油圧であり、完全な固定(剛体)ではない。
即ち、油は剛体と比べて比較的大きな圧縮性を有することから、ピストンの動作開始時に副シリンダ前面側(ピストン側)に高速で大きな駆動圧力を負荷された際に、副シリンダは背面側(後退側)に押されるが、該背面側に充満している油も瞬間的に圧縮され、該副シリンダは背面側に移動するので、副シリンダの前面側に負荷された駆動油圧が瞬間的に吸収されて、油圧の上昇に遅れが発生してしまう。
そこで、射出圧縮成形機の型締装置に相応しい簡素(低コスト)で、位置決め・速度制御の精度が高く、且つまた高い応答性を有し、高速できめ細かいフィードバック制御が可能な電気・油圧サーボ制御による射出圧縮成形機の型締制御システムを発明する必要がある。
具体的には、図1に射出成形機の型締装置の構成を示すが、油圧で被駆動部分(可動型盤、金型、タイロッド把持装置等の部分)の合計質量Mの位置・速度を制御する場合、制御性能の限界は、油圧駆動力が被駆動質量Mに伝達するまでの時間が短いほど高い。一般的に作動油は、機体のその他の金属部と比較して剛性が低く力の伝達が遅いので、速い作動油圧力変化に油圧アクチュエータは応答できない。即ち、フィードバック制御を高精度化するために制御周波数をあげて行くと(作動油圧の変化速度を上げていくと)、油圧シリンダの応答性が急激に低下する周波数領域(応答限界)が生じる。当該応答性の急激な低下は、制御周波数によって、油圧アクチュエータ内の油が共振してしまうことが原因である。油圧アクチュエータの油が共振すると、制御周波数と同期した油圧の増減が、油の圧縮膨脹と同期してしまい、油圧が増減しても油の圧縮膨脹に吸収されてしまうので、被駆動部分が動作しない制御不能な現象が発生してしまう。
油圧シリンダの応答限界は、油柱共振周波数fとして次式(a)で与えられる。
Figure 2011011521
ここで、K:作動油弾性、 M:被駆動質量、 A:シリンダ断面積
V:シリンダ容積
である。
上記(a)式は、図1に示す型締装置の油圧制御モデルの場合には、ピストン両側の油室断面積をA1,A2とし、シリンダ端からの距離をL1,L2とすると、V1=A1×L1、V2=A2×L2であるから、
Figure 2011011521
となると考えられる。
ただし、L1+L2=C であり、C:シリンダストローク長さで一定数である。
通常のシリンダの場合、A1=A2 と見なし得るので、前記数式は、
Figure 2011011521
と変形できるが、L1をCに対して相当に小さく選定すれば、
Figure 2011011521
と見なし得るから、
Figure 2011011521
となる。
上記(b)の数式によれば、作動油の弾性Kを所与の値とすると、油柱共振周波数を高めるためには、被駆動質量Mを減ずるか、或いはシリンダの口径Aを大きくして有効断面積を増すか、油柱の長さL1を短くする必要がある。しかし、機械的強度維持の理由から質量Mを減ずることは容易ではない場合が多い。また、シリンダの有効断面積Aを増すと作動油の流量が増加するために、サーボ弁の容量、油圧ポンプの容量共に必要以上に増大させなければならず、無駄となってしまう。また、シリンダの有効断面積Aを増すと作動油の流量が増加するために、サーボ弁の容量、油圧ポンプの容量共に必要以上に増大させなければならず、無駄となってしまう。
本発明は、射出圧縮成形において当該応答性の高い油圧シリンダの制御システムを提供すると共に、当該システムを夫々の型締制御装置に適用し、円滑で精度の高い制御をかけることにより、高応答な射出圧縮制御を提供することにより、成形品に有害な光学歪みが無い等の、高品質な成形品の圧縮成形を可能にすることを目的とする。
上記の問題点に対し、本発明は以下の手段により課題の解決を図る。
(1)第一の手段の射出圧縮成形機は、固定金型と可動金型とからなる一対の金型間に、可塑化した成形素材を収納して複数の型締シリンダにより圧縮成形する圧縮成形機において、作動流体を供給する作動流体圧源と、該作動流体圧源からの作動流体を受けて、前記複数の型締シリンダの夫々における可動部位の変位、及び移動速度、並びに前記複数の型締シリンダへの供給作動流体圧を調整するサーボ弁機構と、上記複数の型締シリンダの夫々におけるピストンヘッドの位置を検出する位置検出手段と、前記射出圧縮動作開始時の前記複数の型締シリンダの夫々におけるピストンヘッドの位置を、ピストンヘッドとシリンダの端面間の距離において所定の距離(境界距離Lbと呼ぶ)とすることによって、前記複数の型締めシリンダの圧縮側油室の油柱共振周波数を制御周波数によって共振しない値に高くすることを特徴とする。
一般的には機器により設計上の制約があるので、通常は任意に短くすることはできない。射出成形機においても1サイクル中の形締用油圧シリンダのストローク値としては、大ストロークが必要な工程があり、当該油圧シリンダの寸法値を短縮することはできない場合が多いが、高応答性が要求される金型寸開工程及び圧縮成形工程においては、油圧シリンダの動作ストロークは、数mmから十数mm程度に限定し得る。よって高応答が必要求な金型寸開工程及び圧縮成形工程に限って、ピストンヘッドと該油圧シリンダ端面間の距離Lが短くなるように、ピストンの位置を限定することによって、当該工程における油圧シリンダの応答限界を高めることができる。
前記のようにして金型寸開工程及び圧縮成形工程において、制御周波数による共振が発生する当該応答限界を、制御周波数に対し十分に高くすることができるので、油圧シリンダの応答性の低下を防止できる。
(2)第二の手段の射出圧縮成形機は、前記(1)射出圧縮成形機の型締シリンダにおいて、前記所定の境界距離Lbは、型締シリンダ内径をφとすると次の式で求められる値であることを特徴とする。
Figure 2011011521
(3)第三の手段の射出圧縮成形機は、前記(1)射出圧縮成形機の型締シリンダにおいて、前記所定の境界距離Lbは、型締シリンダ内径をφとすると次の式で求められる値であることを特徴とする。
Figure 2011011521
ピストンヘッドと該油圧シリンダ端面間の距離L1を極端に短くなるように構成すると、作動油の流路が狭くなるため、排出口へ向かう作動油の垂直流が支配的になり、ピストンの移動方向(軸方向)流と交錯して油室内に乱れが発生し、油圧アクチュエータとしての機能を損ねるほどの大きい圧力損失を伴うまでになり、非常に大きな油圧元圧が必要となる。また、距離L1を長くすると制御位置精度が落ちてしまう。
これらに対し、本発明において後述するように境界距離Lbを前記範囲の値とすることによって、前記圧力損失を抑制し且つ制御位置精度を高精度に維持することができる。
(4)第四の手段の射出圧縮成形機は、前記(1)〜(3)の前記複数の形締シリンダが、固定型盤若しくは可動型盤の複数箇所、少なくとも四隅に設けられた射出圧縮成形機であって、該型締装置を互いに独立に且つ型盤間の平行度を高めるように射出圧縮制御することを特徴とする。
(5)第五の手段の射出圧縮成形機は、前記(1)〜(4)の型締装置における射出圧縮制御が、前記油圧ピストンヘッド端面と油圧シリンダ壁面の距離が、所定の距離Lbにて射出圧縮制御を行うことを特徴とする。
(6)第六の手段の射出圧縮成形機は、前記(1)〜(5)の型締装置が、割ナットを開放若しくは閉止しタイバー外面のねじ山を解放若しくは拘束するタイバー把持装置を備えた型締装置であって、前記油圧ピストンヘッド端面と油圧シリンダ壁面の距離が前記境界距離に達した場合において、前記割ナットと前記タイバーのねじ山の山谷を確実に噛み合わせて、前記可動金型の把持ができるように、前記割ナットと前記タイバーの相対位置を調整する調整部材を備えたことを特徴とする。
請求項1及び請求項4に係る本発明は、射出圧縮成形機の複数の型締装置に適用することにより、精度の良い金型寸開と応答性の高い圧縮成形を可能にし、光学歪みを抑えた成形品を生産し得ることが可能である。また高応答の射出圧縮が可能であることから、樹脂の可塑性が高く十分温度が高い状態で射出圧縮を開始できるので、フローマークなど成形品表面の樹脂冷却が進んだことに起因する成形不良を防止できる射出圧縮成形機を提供する効果がある。
請求項2、請求項3及び請求項5に係る本発明は、更に、射出圧縮成形機の型締装置における油圧シリンダに特段の構造変更を加えず、従来の寸法構造を維持したままで良く、ただピストンの位置に応じて高応答で精度の良いフィードバック制御を遂行させる条件を与え、高品質の成形品が生産可能な射出圧縮成形機を提供する効果がある。
請求項6に係る本発明は、射出成形機のタイバー把持装置に、割ナット方式を適用する場合でも、割ナットとタイバーのねじ山の山谷の噛み合わせによる前記可動金型の把持を確実にする効果がある。
図2に示す射出圧縮成形機の、区画線Dで囲んだ領域に表示された一組の型締装置に係る油圧制御モデルを示す模式断面図である。 本発明の第1実施形態に係る射出圧縮成形機の一部を破断して、その構造を模式的に示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る射出圧縮成形機の型締装置の一部を破断して、その構造を模式的に示す縦断面図である。
以下にこの発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、図2に示す射出圧縮成形機の、区画線Dで囲んだ領域に表示された一組の型締装置に係る油圧制御モデルを示す模式断面図である。
図2は、本発明に係る射出圧縮成形機の一部を破断して、その構造を模式的に示す縦断面図である。
図1及び図2に示すように、本射出圧縮成形機の型締制御装置は、支持フレーム1の上面の一端側部分(図2中右側部分参照)に固定された固定型盤5を備えており、この固定型盤5には固定金型3が取り付けられている。また、支持フレーム1の上面の他端側部分(図2中左側部分参照)には、可動金型7を取り付けられた可動型盤9が固定型盤5と対向するように、型盤スライド機構30を介して載置されている。
すなわち、型盤スライド機構30はレール39、リニアベアリング35及び台37により構成されており、可動型盤9は台37上に載置され、更に、この台37は支持フレーム1の上面に固設されたレール39上をリニアベアリング35を介して案内されるようになっていて、これにより可動型盤9は、支持フレーム1に対して摺動可能に載置されていることになる。
さらに、固定型盤5の外周付近には、ストロークが少なく断面積が大きな複数(本実施形態では4本)の型締シリンダ11a〜11d(但し型締シリンダ11c及び11dは図示せず)が所要の間隔を空けて設けられており、これらの型締シリンダ11a〜11d内にはピストン13a〜13dが可動型盤9の移動方向へ摺動可能に嵌挿され、各ピストン13a〜13dには、タイバー15a〜15dの基端側が連結されている。また、各タイバー15a〜15dは、可動型盤9側に向かって水平に延設されている。
なお、この実施形態においても、図中カッコを付して表示されているc,dの文字を有する各符号は、それぞれ併記されているa,bの文字を有する各符号と同一の断面形状を有していることを示しているとともに、紙面厚み方向に異なる位置に配設されていることを示している。例えば、型締シリンダ11cは図2中において「11a(11c)」と表示されており、この型締シリンダ11cは、型締シリンダ11aと同一の断面形状を有しているとともに、型締シリンダ11aと紙面厚み方向に異なる位置に配設されていることを示している。
また、この実施形態においても、図中、a〜dの文字を有する各符号は、同じ文字を有する各符号どうしの間に、それぞれ対応関係があることを示しており、例えば、上述の構成においては、型締シリンダ11aにはピストン13aが嵌挿され、また、ピストン13aにはタイバー15aの基端側が連結されるようになっており、同様に、型締めシリンダ11bにはピストン13bが嵌挿され、またピストン13bにはタイバー15bの基端側が連結されるようになっていることを示しており、以下同様に、a〜dの文字を有する符号どうしは互いに対応関係にある部分であることを示す。
また、c,dの文字を有する部品は、便宜上、図示を省略されている。
さらに、上記のa〜dの符号を有する部品において、a〜dの符号を有した各部品どうしの間に構成上及び機能上の差異がないものに関しては、以下、便宜上a〜dの各符号を省略して表記する場合がある。例えば、タイバー15a〜15dはそれぞれ同一の構成を有しているとともに同一の機能を有するものであり、以下、タイバー15というときは、符号15a〜15dで示すタイバーを表記するものとする。
これらのタイバー15は、可動型盤9に形成された各挿通孔27をそれぞれ貫通するようになっており、また、各タイバー15の端部付近外周には、前記可動型盤9に付設されたタイバー把持装置29の把持面に緊密に係合し、強固に把持されるような係合溝などの加工面28が設けられている。
各タイバー把持装置29は、各タイバー15に形成された前記加工面28に対して係合或いは解放するもので、挿通孔27の軸心方向に対しほぼ直角方向に開閉するように設けられており、図示しない油圧シリンダ等により開閉されるようになっている。
また、可動型盤9に付設されたタイバー把持装置29の取付面側には、支持部材33が固定されており、この支持部材33は、タイバー把持装置29が閉じてタイバー15を強固に把持した状態で、ピストン13のヘッド側(図1及び図2中における各ピストン13の右側)油室に油圧が働き、タイバー15が型開方向(図1及び図2中の左方向)に押圧された時、タイバー把持装置29を支持し、可動型盤9及び可動金型7をタイバー15の移動に伴って移動させるようになっている。
一方、これら型締シリンダ11a〜11dの中を摺動するピストン13a〜13dの、タイバー15a〜15dが連結されていない側の端面には、ロッド53a〜53dの基端側が連結されており、各ロッド53a〜53dはタイバー15a〜15dとは反対側の方向に向かって水平に延設されている。各ロッド53a〜53dは固定型盤5を貫通しており、それらの先端部には各々位置センサ55a〜55dが配設されている。
固定型盤5における各ロッド53a〜53dの近傍位置には、検出目盛若しくは検出目盛磁石を有するスケール57a〜57dが、それぞれロッド53a〜53dと平行に配設されており、これらのスケール57a〜57dと位置センサ55a〜55dとが協働することにより位置検出手段として機能するようになっている。すなわち、これらのスケール57a〜57d及び位置センサ55a〜55dにより、各型締シリンダ11a〜11dにおけるピストン13a〜13dの位置を検出し、各型締シリンダ11内における各ピストン13の位置(可動部位置)を検出することができるようになっている。
さらに、固定型盤5の下部には、移動シリンダ17が固定されており(図2参照)、この移動シリンダ17の内部ピストン18と接続される移動ロッド20の先端部が可動型盤9の下部に連結・固定されている。なお、移動シリンダ17はボールねじなどの電動駆動アクチュエータに代えても支障ない。可動型盤9及び可動金型7は、前記移動シリンダ17の内部ピストン18の移動に追従して、型盤スライド機構30の台37、リニアベアリング35を介して支持フレーム1上のレール39に案内されながら移動して行き、結局は可動型盤9に形成された挿通孔27が、固定型盤5から前記レール39と平行に延設されたタイバー15に嵌合するようになっている(図2の二点鎖線の関係位置参照)。
通常、可動金型7が交換或いは点検修理を受ける場合には、可動型盤9及び可動金型7は、移動シリンダ17のピストン18及び移動ロッド20共に最大ストロークの位置にあり(図2の表示の通り)、タイバー15と可動型盤9に形成された挿通孔27は、接触をしていないのでタイバー把持装置29は開放されている。
一方、固定型盤5内に設けられている型締シリンダ11中のピストン13は、タイバー15を可動型盤側に最も長く突出するために、シリンダの左端に寄せられているので、前記可動型盤9に形成された挿通孔27が、延設されたタイバー15に嵌合する位置を、仮に成形品を取り出す位置(金型開の位置)とした上で、タイバー把持装置29を閉止し可動型盤9とタイバー15を連結すれば、次いでの金型締切工程及び金型寸開工程は、全て型締装置の位置決め制御により実行できることとなる。
本発明の実施例の説明においては、図1に示す1組の型締装置に係る油圧制御モデルが、いかにして精度の良い位置決め制御と応答性の高い圧力・速度制御を可能にするのかを以下に詳述することによって、射出圧縮成形機に備わる4組の型締め装置が互いに独立に且つ型盤間の平行度を高めるように射出圧縮制御できることを説明する。
図1は、図2に示す射出圧縮成形機において、4組備えられた型締装置中の1組の型締装置に係る装置構成を示す模式断面図である。
図1は、タイバー15aが、タイバー把持装置29によって可動型盤9及び可動金型7に連結された状態において、作動流体圧源80からサーボ弁60を経由して負荷された油圧により、タイバー基端部のピストン13aの背面側(図中右側)にタイバー15が移動し、固定金型5と可動金型7の間に形成されたキャビティ内に射出ユニット19から射出された可塑化樹脂を圧縮成形している状態を示す。但しサーボ弁60を制御する電子制御装置は図示していない。
この電子・油圧制御の場合、型締シリンダ11aに印加される油圧駆動力が被駆動質量Mに伝達するまでの限界時間を検証し、該限界時間以上のなるべく短いサイクル時間を有する制御周波数を使用し、制御密度の高いフィードバック制御をすることが、タイバー15即ち可動金型7の位置・速度制御の精度と応答性を高めることとなる。
油圧シリンダの応答限界は、油柱共振周波数fとして前記(a)式で与えられる(上記伝達するまでの限界時間は1/fである)が、図1の場合は前記(b)式が適用できる。そして、この式の関係を発明者が試験により検証した結果の一例が表1と表2である。
表1はシリンダ径φ=850mmにおける試験結果であり、表2はシリンダ径φ=400mmにおける試験結果である。最上段にピストンヘッドとシリンダ壁面の距離であるピストン位置L1(mm)が表示されており、その下に順に油柱共振周波数f(Hz)、安定したフィードバック制御が得られた制御周波数(Hz)、動作時定数(ms)、位置制御誤差(mm)と続き、最下段にシリンダ内作動油圧力損失(kPa)が表示されている。
型締装置において、高精度位置制御と言われている精度誤差上限値は±0.05mmであることから、表1の場合、ピストン位置L1が10mmを超えないことが望ましい。また、最下段のシリンダ内作動油圧力損失(kPa)が急激に増大し必要油圧が上昇することから、前記ピストン位置L1が5mmを下回った領域では、供給源油圧のピストン駆動油圧に対する余裕が急激に低下し好ましくない。結局、ピストン位置L1が、5mm≦L1≦10mmである太線枠内の条件が、フィードバック制御に対して有効であることを示している。
同様に表2からシリンダ径φ=400mmの場合は、ピストン位置L1が、3mm≦L1≦5mm である太線枠内の条件が有効であることが判る。
Figure 2011011521
Figure 2011011521
油圧シリンダの内径φ=850mm及びφ=400mmの場合の他、各種サイズの油圧シリンダで試験を行ってみると、最適ピストン位置Lbは、油圧シリンダ内径φの平方根に比例しており、応答性と速度・位置制御精度が高く、実用的な油圧値の両方を満たすLbの値は下記(d)式で示す範囲の値が、低コストと高生産性を得るために最も好ましいことが判った。
Figure 2011011521
但し、十分高い油圧を供給可能な油圧源を有する油圧回路を使用し、シリンダ内作動油の圧力損失を考慮する必要のない場合は、Lbは、下記(c)式で示される値でも良い。
Figure 2011011521
なお、最適ピストン位置Lbをピストンヘッドとシリンダ端面間の距離と定義し、Lbを境界距離と呼ぶこととする。
前記境界距離内で油圧シリンダにフィードバック制御をかけ、金型寸開及び圧縮成形を実行させるための型締装置の設定方法について、次に説明する。
(型締装置の型盤位置設定)
図2において、タイバー把持装置29を閉止し可動型盤9とタイバー15を連結した後、金型締切工程に移行し、固定金型4と可動金型7を密着させる。次いで、スケール57を参照しながらサーボ弁60を作動させ、ピストン13をピストン13とシリンダの端面間の距離L1が所定の値(例えば5mm)になるようにピストン13、可動型盤9及び可動金型7を型開方向(図中左側)に一体で移動させて、金型を寸開させる。
本実施例では、金型締切工程を介してピストン13とシリンダの端面間の距離L1が5mmになるようにピストン13、可動型盤9及び可動金型7を一体で移動させた例を示したが、ピストン13の原点位置を予め図示しない制御装置に記憶させておき、金型締切工程を経由せずに、スケール57を参照しながらピストン13を、ピストン13とシリンダの端面間の距離L1が5mmになるように、移動制御しても良い。
また、金型を寸開させる工程において、可動型盤と固定型盤の平行度を高く維持するように制御させると更に良い。
(可塑化溶融樹脂の射出)
当該金型寸開が制御・維持され、両金型3,7の温度分布が所定の精度になると、射出ユニット19は、その内部に保有していた均一に溶融した可塑化樹脂Rを、ノズルを経由して金型キャビティ内に射出する(図1の矢印を参照)。この時、相当な射出圧力がキャビティ内に加えられるので、可動金型7は左方向に不均等な力を受けるが、型締装置は精度の良い位置決めフィードバック制御を受けており、所定の金型寸開姿勢・位置を維持している。
(圧縮成形)
前記射出された溶融樹脂Rは、両金型によって適切に冷却されるが、該樹脂の塊全体に十分な可塑性が残存しているうちに、素早く圧縮成形工程が始まる。この時のピストンヘッドとシリンダ端面間の距離L1は5mm であり、応答性並びに位置・速度の精度が良い制御ができる 5mm≦Lb≦10mm の条件内にある。
したがって、図示しない型締制御装置が、サーボ弁60経由で型締シリンダ11に、フィードバック制御による制御密度の高い油圧駆動力を与えれば、ピストン13、タイバー15、可動型盤9、可動金型7等は即応して、本発明の目的を達成する。
上記の応答性並びに位置・速度の精度が良い制御が、4組で構成される当該射出圧縮成形機のそれぞれの型締装置で、互いに独立に、且つ型盤間の平行度を高めるように実行されるので、肉厚の均一な成形品を得ることができる。
本実施例では、シリンダ径φ=850mmの場合の境界距離である5mm≦Lb≦10mmにて示したが、シリンダ径φが異なる場合でも、式(d)に従って境界距離Lbを設定することにより本発明の最も高い効果を得ることができる。例えばシリンダ径φ=400mmの場合は、式(d)の値は、2.5mm≦Lb≦6.5mmを満たすように、境界距離Lbを決めれば良い。
(型開及び成形品の取出し)
上記所定時間が経過し、成形品の冷却固化が完了すると、型締シリンダ11にはサーボ弁60経由で定格流量の作動油が供給され、ピストン13、タイバー15、可動型盤9、可動金型7等は、図中左方向に高速で移動させられ、予め設定された成形品取り出し位置において停止する。
その後、可動型盤9に備えられたエジェクタ(図示せず)が作動して、成形品を可動金型より押し出し、取り出す。そして、引き続いて次サイクルに移行する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る射出圧縮成形機の型締装置の一部を破断して、その構造を模式的に示す縦断面図であり、図2に相当する図である。図3において、第1の実施形態と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略する。
タイバー把持装置に、割ナット129を開放若しくは閉止してタイバー外面のねじ山128を解放若しくは拘束する方式を採用する場合、該割ナット129は前記ねじ山128のピッチ間隔以外では噛合・把持ができないため、前記(型締め装置の生産前の設定)の項において詳述したように、油圧ピストンヘッド端面と油圧シリンダ壁面の距離が前記境界距離(Lb=5mm)に達した場合においても、前記タイバーの噛合・把持ができない場合が発生する。かかる場合には、可動金型盤と金型の間に前記タイバーのねじ山128と、割ナット129の溝の噛合位置を微調整するための調整部材を使用し、前記溝が噛み合うように調整する。本実施例では調整部材としてスペーサ8を示しているが、調整部材はタイバー把持装置と可動型盤の相対距離を可変とする部材、例えばねじ構造体を用いても良い。
1 支持フレーム
3 固定金型
5 固定型盤
7 可動金型
8 スペーサ
9 可動型盤
11; 型締シリンダ
11a(11c)型締シリンダ
11b(11d)型締シリンダ
13; ピストン
13a(13c)ピストン
15; タイバー
15a(15c)タイバー
15b(15d)タイバー
17 移動シリンダ
18 内部ピストン
19 射出ユニット
20 移動ロッド
27 挿通孔
28 タイバー外周の加工面
29 タイバー把持装置
30 型盤スライド機構
33 支持部材
35 リニアベアリング
37 台
39 レール
41 位置センサ
53a(53c)ロッド
55a(55c)位置センサ
57a(57c)スケール
60 サーボ弁
80 作動流体圧源
109 可動型盤
115;タイバー
115a(115c)タイバー
115b(115d)タイバー
127 挿通孔
128 ねじ
129 割ナット
D 区画線
R 溶融樹脂
F/B フィードバック
Lb ピストンヘッドの境界距離
L1、L2 油室の長さ
A,Å,A ピストンの受圧面積
φ 油圧シリンダ直径

Claims (6)

  1. 固定金型と可動金型とからなる一対の金型間に、可塑化した成形素材を収納して複数の型締シリンダにより圧縮成形する圧縮成形機において、作動流体を供給する作動流体圧源と、該作動流体圧源からの作動流体を受けて、前記複数の型締シリンダの夫々における可動部位の変位、及び移動速度、並びに前記複数の型締シリンダへの供給作動流体圧を調整するサーボ弁機構と、
    上記複数の型締シリンダの夫々におけるピストンヘッドの位置を検出する位置検出手段と、前記射出圧縮動作開始時の前記複数の型締シリンダの夫々におけるピストンヘッドの位置を、ピストンヘッドとシリンダの端面間の距離において所定の距離(境界距離Lbと呼ぶ)とすることによって、前記複数の型締めシリンダの圧縮側油室の油柱共振周波数を制御周波数によって共振しない値に高くすることを特徴とする射出圧縮成形機の型締装置。
  2. 請求項1の型締シリンダにおいて、前記所定の境界距離Lbは、型締シリンダ内径をφとすると次の式で求められる値であることを特徴とする射出圧縮成形機の型締装置。
    Figure 2011011521
  3. 請求項1の型締シリンダにおいて、前記所定の境界距離Lbは、型締シリンダ内径をφとすると次の式で求められる値であることを特徴とする射出圧縮成形機の型締装置。
    Figure 2011011521
  4. 請求項1、請求項2及び請求項3の前記複数の形締シリンダが、固定型盤若しくは可動型盤の複数箇所、少なくとも四隅に設けられた射出圧縮成形機であって、該型締装置を互いに独立に且つ型盤間の平行度を高めるように射出圧縮制御することを特徴とする射出圧縮成形機。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3及び請求項4の型締装置における射出圧縮制御が、前記油圧ピストンヘッド端面と油圧シリンダ壁面の距離が、所定の境界距離Lbにて射出圧縮制御を行うことを特徴とする射出圧縮成形装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4及び請求項5の型締装置が、割ナットを開放若しくは閉止しタイバー外面のねじ山を解放若しくは拘束するタイバー把持装置を備えた型締装置であって、前記油圧ピストンヘッド端面と油圧シリンダ壁面の距離が前記境界距離Lbに達した場合において、前記割ナットと前記タイバーのねじ山の山谷を確実に噛み合わせて、前記可動金型の把持ができるように、前記割ナットと前記タイバーの相対位置を調整する調整部材を備えたことを特徴とする射出圧縮成形機の型締装置。
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