JP2011011025A - 車椅子の足こぎ走行機構 - Google Patents

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Rikio Honda
力雄 本田
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Honda Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の足こぎ車椅子は、乗降する時、車体を固定するロック装置が効かないという問題があった。これは、駆動輪を押し下げるスプリングの力で後輪が浮き上がるためである。これをため防止するため、乗降の時はシフト機構を用いて駆動輪を持ち上げた後ロック装置を操作して車体を固定する必要があった。
【解決手段】駆動輪を取り付けた駆動アームとシートの下に取り付けた座板との間に緩衝用のスプリングケースを連結して、搭乗者の体重により駆動輪を地面に押し下げるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

足こぎ式の車椅子の技術に関する。
従来の足こぎ車椅子では、図4に示すように駆動輪を取り付けたアームをスプリングで車体に連結して駆動輪を地面又は床面に圧接して走行するもので地面との摩擦力を保持するために強いスプリングを使用しているため、搭乗者が乗降する時、後輪がスプリングにより地面から浮き上がり、安全のための車体固定用ロックが無効となるので、シフト機構を設けて駆動輪を持ち上げる技法を採っている。
特開2004−65887号
以上に述べた足こぎ車椅子では搭乗者(主に障害者、虚弱者)は、乗降のたびに後輪の浮き上がりを防止するためロックとシフトのレバー操作が必要となり煩雑なばかりでなく、操作ミスを起こしやすく、安全性を欠くものであった。
本発明は、このような従来の駆動機構の問題を解消するため、搭乗者自身の体重により駆動輪を接地させる方法によりシフト機構を取り除き、操作を単純化するとともに、製作コストを低減することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、スプリングを内蔵するスプリングユニットの上端を板状の座板に連結して座席シートの裏側に取り付け、搭乗者の体重がスプリングを介して駆動輪を地面に圧接させるようにしたものである。搭乗者が降車すれば駆動輪の圧接力はなくなり、安全ロックを作動させることができる。なお、スプリングユニットは地面走行の時、地面の凹凸に応じて圧接力を保持するためである。
また、介護者が手押しで走行する場合はペダルも一緒に回るので、ペダルを踏む力の無い人のリハビリに効果があるが、これを希望しない場合は駆動輪にクラッチを付加することにより普通の車椅子と同じく介護者による走行を可能にしたものであり、両用の使い分けができるようにしたものである。
この足こぎ走行機構は、一般に市販されている普通の車椅子にクランプにより取り付けているので、既に所有している車椅子に容易に着脱できるものである。
上述したように本発明の機構を用いた足こぎ車椅子は一般の車椅子と足こぎ車椅子の両方の機能を持っていて、随時切り替えができ、またこの機構をユニットとして一般の車椅子に簡単に着脱できるので、使用者の障害程度やリハビリの態様に柔軟に対応でき、その利用範囲は広く、また機構や構造が単純なため安価に提供することができる。
なお、足こぎ車椅子は中風等による片足麻痺のリハビリ治療に特に効果があり、障害のある足をペダルに固定し、反対側のペダルを健全な足で踏み込めば、走行する車椅子の慣性により、障害足を乗せたペダルが強制的に回転することにより、自然な形でリハビリができるものである。
以下、本発明の実施の形態を図1、図2に基づいて説明する。
図1において、角管又は凹型断面を持つ駆動アーム1の前端にペダルアームD、Aスプロケット3を取り付けたペダル軸2を配置し、後端にBスプロケット5、及びクラッチ7を介して結合する駆動輪8を取り付けた駆動輪軸6を配置して、Aスプロケット3とBスプロケット5をチェーン4で連結し駆動ユニットを構成する。
駆動アーム1のペダル軸2と駆動輪軸6の中間に、支点軸9をもうけ、駆動ユニットを車体フレームの下部にクランプ12で着脱できるように取り付ける。
圧縮スプリング14及び押し金15を収容したスプリングケース13は、下端を駆動アーム上に固定された連結子にピン16で連結し、押し金の上端は座板18に固定された連結子にピン16で連結してスプリングユニットを構成する。
座板18は車体の布地のシートEの裏側にクッション17を介してマジックテープ等により取り外し自由に取り付ける。
また、クラッチを操作するクラッチレバー11は、搭乗者も介助者も操作できるようにワイヤー10を用いてクラッチ7に連結し、車体フレームの任意の位置に取り付ける。
以上の構成を持つ駆動機構の作用・動作について説明する。
搭乗者が乗ると、座板はその体重によりスプリングを介して駆動輪を押し下げ、地面に圧着させる。
ペダルの回転はAスプロケット、チェーン、Bスプロケットを経て後輪軸に伝達され、クラッチを介して駆動輪を回転させる。
この車椅子を介助者が手押しで走行させる時は、クラッチレバーを操作してペダルと駆動輪との連結を解除する。
足こぎ車椅子は「発明の効果」で述べたように、広い利用可能性があるが、価格の高いことがその普及を妨げているのが現状である。本発明の足こぎ走行機構はその構造が単純であり価格も低廉なことから、この機構を取り付けた足こぎ車椅子として購入するほか、すでに普通の車椅子を持っている利用者はこの機構のみを入手して取り付け、足こぎ車椅子にすることもでき、普及効果も大きく利用の可能性は高い。
本発明の足こぎ走行機構の正面図 本発明の足こぎ走行機構の側面図 請求項4記載の歯車を用いた伝導手段の説明図 従来の足こぎ車椅子の参考図
1 駆動アーム 2 ペダル軸 3 Aスプロケット 4 チェーン 5 Bスプロケット 6 駆動輪軸 7 クラッチ 8 駆動輪 9 支点軸 10 フレキシブル牽引ワイヤ 11 クラッチレバー 12 クランプ 13 スプリングケース 14 スプリング 15 押し金 16 ピン 17 クッション 18 座板 19 歯車 A 車体フレーム B 後輪 C ペダル D ペダルアーム E シート F ロック装置

Claims (4)

  1. ペダルによる足こぎ車椅子において、一端にペダルアームを固定したペダル軸と他端にクラッチを介して駆動輪を取り付けた駆動輪軸を配置し、両軸の間をチェーンとスプロケットで連結した駆動アームに支点軸を設け車体フレームの下部に取り付け、またスプリング及び押し金を内臓したスプリングケースと押し金を座板と駆動アームの間に連結して、座板に掛かる体重がスプリングを介して駆動輪を押し下げることを特徴とする車椅子の足こぎ走行機構。
  2. 支点軸をクランプを用いて車体フレームに取り付け、座板をシートに取り外し可能に接合して、足こぎ走行機構全体を車体フレームに着脱できることを特徴とする請求項1記載の車椅子の足こぎ走行機構。
  3. ペダル軸と駆動輪軸との間をベルトとプーリーを用いた伝導手段により連結したことを特徴とする請求項1記載の車椅子の足こぎ走行機構。
  4. ペダル軸と駆動輪軸との間を歯車を用いた伝導手段により連結したことを特徴とする請求項1記載の車椅子の足こぎ走行機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102488590A (zh) * 2011-11-24 2012-06-13 田浩凌 一种脚踏轮椅
JP2016007519A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 本田精機株式会社 足漕ぎ走行装置及びそれを用いた車椅子。
CN109895931A (zh) * 2019-04-16 2019-06-18 辽宁工业大学 一种正反双向踩踏自行车驱动装置

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