JP2011009332A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップがパッケージに実装された状態でのヒューズ専用端子を不所望に増加させることなく、最終テスト工程での電気ヒューズ溶断を実現する。
【解決手段】第1パッド(P1)、第2パッド(P3)、第3パッド(P2)を半導体チップに設ける。上記第1パッドと上記第3パッドとの間には、所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部(WFM)を設ける。上記第2パッドと上記第3パッドとの間には、所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部(PFM)を設ける。上記第2パッドに結合された第1端子(T3)と、上記第3パッドに結合された第2端子(T2)をパッケージに設ける。上記第1端子は、上記第2端子とは電気的に独立しており、上記第1端子を介して、上記第2ヒューズ部にヒューズ溶断のための電圧を印加することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体チップがパッケージに実装されて成る半導体装置、さらにはそれに含まれるヒューズプログラム回路の改良技術に関する。
半導体装置においては、種々の用途に対してヒューズプログラム回路が設けられる。このヒューズプログラム回路は、ヒューズ素子を含み、このヒューズ素子の溶断(切断)、非溶断(非切断)により、その出力信号状態が固定的に設定される。このようなヒューズプログラム回路は、回路の定数を微調整(トリミング)するのに広く用いられる。上記ヒューズ素子としては、レーザビームの照射により溶断されるレーザヒューズと、通電により溶断される電気ヒューズとを挙げることができる。
特許文献1には、パッケージ実装後のレーザビームによる救済やプログラミングは困難であるため、電気ヒューズを用いる構成であって、ヒューズ素子の溶断/非溶断の状態に従って内部回路に関連する情報を固定的に格納する少なくとも1個のヒューズプログラム回路を備えるようにした技術が記載されている。電源電圧VDDはコア回路につながっており、不良セル救済のための冗長デコーダが含まれ、これが不良セルの救済を行う。電源電圧VDDとヒューズゲート電源電圧FGVDDを配線溶断プログラムが受けて溶断時にヒューズ素子に電流を流すための制御電圧として利用する。
特許文献2には、電気ヒューズとレーザヒューズとの双方をチップに搭載したDRAMが示される。閾値電圧の相違によって情報記憶を行う電気的にプログラム可能な電気ヒューズ及びアドレス比較回路を有する救済ユニットが第2領域に配置され、レーザヒューズ及びアドレス比較回路を有する救済ユニットが第1領域に配置される。双方の領域は比較回路へのアドレス信号配線に沿って隣接され、アドレス信号配線は直線状に敷設される。電気ヒューズとレーザヒューズを救済アドレス記憶用に併存させても、その構成の違いによるチップ占有面積の差をアドレス信号配線方向のサイズで調整される。
特許文献3には、電気的特性を調整する抵抗値が大きいものはチップ上の電極でパッケージング前に調整し、抵抗値の小さい端子はリード端子に取り出し、パッケージング後に調整する構成とすることによって、パッケージ外への引き出し端子数を最低限に抑制する技術が記載されている。
特許文献4には、ウェハ状態におけるレーザプログラム及びパッケージ状態における電気的プログラムによって救済する方法が開示されている。
特許文献5には、パッケージ封入後に電気的特性を変化させるために新たにプログラムされたデータによって更新させることが可能な構成として、複数のレジスタを備え、ヒューズ部とメモリマクロとを有する記憶装置からチップ識別コード及び制御データが各レジスタへ送られることが記載されている。
特開2007−317882号公報 特開2002−25289号公報 特開平7−202122号公報 特開平8−255498号公報 特開2007−109359号公報
レーザヒューズが採用される場合、ウェハプロービングテスト工程でメモリ救済、回路特性のトリミングを実施しており、品種切替はボンディングオプションで行われる。
一方、電気ヒューズを搭載した場合、品種切替やトリミングを後工程で行うことができる。しかし、電気ヒューズの場合、パッケージの端子と電気ヒューズを電気的に接続する必要がある。
メモリを搭載した半導体チップでは、大容量になると相当数の救済ヒューズが必要となる。
例えば、多くの救済ヒューズを搭載して、多くのヒューズ用電源端子を用いたい場合、パッケージにおけるヒューズ専用端子の数が多くなると同時に、溶断時に大容量のテスタ電源が必要となる。このため、後工程(最終テスト工程)での電気ヒューズ溶断の実現は困難と考えていた。
尚、このような課題については、上記特許文献においては考慮されていない。
本発明の目的は、半導体チップがパッケージに実装された状態でのヒューズ専用端子を不所望に増加させることなく、最終テスト工程での電気ヒューズ溶断を実現するための技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、半導体装置は、半導体チップがパッケージに実装されて成る。そしてこの半導体装置は、上記半導体チップに形成された第1パッドと、上記半導体チップの上記第1パッドと異なる位置に形成された第2パッドと、上記半導体チップの上記第1パッド及び上記第2パッドとは異なる位置に形成された第3パッドとを含む。また、上記第1パッドと上記第3パッドとの間には、上記第1パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部が設けられる。さらに、上記第2パッドと上記第3パッドとの間には、上記第2パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部が設けられる。そして、上記第2パッドに結合された第1端子と、上記第3パッドに結合された第2端子が上記パッケージに設けられる。上記第1端子は、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態で上記第2端子とは電気的に独立している。このため、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態で、上記第1端子を介して、上記第2ヒューズ部にヒューズ溶断のための電圧を印加することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、半導体チップがパッケージに実装された状態でのヒューズ専用端子を不所望に増加させることなく、最終テスト工程での電気ヒューズ溶断を実現できる。
本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMの主要部における構成例説明図である。 上記SRAMの主要部における別の構成例説明図である。 図2に示されるSRAMの一部が拡大された説明図である。 上記SRAMにおけるウェハヒューズ部の構成例回路図である。 上記SRAMにおける入力保護回路の接続例の説明図である。 上記SRAMにおける入力保護回路の別の接続例の説明図である。 上記SRAMにおける入力保護回路の別の接続例の説明図である。 上記SRAMに含まれるウェハヒューズ部及びパッケージヒューズ部へのプログラミング工程の説明図である。 上記SRAMが実装基板へ実装された状態の説明図である。 上記SRAMが実装基板へ実装された状態の説明図である。 上記SRAMの主要部における別の構成例説明図である。 図11に示される構成を採用した場合のテスト工程のフローチャートである。 上記SRAMの主要部における別の構成例説明図である。 図13に示される構成を採用した場合のテスト工程のフローチャートである。 図13に示される構成を採用した場合の端子についての説明図である。 上記SRAMの主要部における別の構成例説明図である。 上記SRAMの主要部における別の構成例説明図である。 上記SRAMに含まれる冗長救済回路の構成例回路図である。 上記SRAMに含まれる品種切替回路の構成例回路図である。 上記SRAMに含まれる特性調整回路の構成例回路図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体装置は、半導体チップ(20)がパッケージ(10)に実装され、上記半導体チップに形成された第1パッド(P1)と、上記半導体チップの上記第1パッドと異なる位置に形成された第2パッド(P3)と、上記半導体チップの上記第1パッド及び上記第2パッドとは異なる位置に形成された第3パッド(P2)とを含む。上記第1パッドと上記第3パッドとの間には、上記第1パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部(WFM)が設けられる。上記第1ヒューズ部の出力信号は、第1回路(111)に供給される。さらに、上記第2パッドと上記第3パッドとの間には、上記第2パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部(PFM)が設けられる。上記第2ヒューズ部の出力信号は、第2回路(113)に供給される。そして、上記第2パッドに結合された第1端子(T3)と、上記第3パッドに結合された第2端子(T2)とが上記パッケージに設けられる。このとき、上記第1端子(T3)は、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態で上記第2端子とは電気的に独立している。
上記第1ヒューズ部へのプログラミングは、ウェハから半導体チップが切り出される前に、上記第1パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加された状態で行うことができるので、上記第1ヒューズ部へ電圧を印加するための端子をパッケージに設ける必要は無い。また、上記のように上記第1端子を介して、上記第2ヒューズ部にヒューズ溶断のための電圧を印加することができるので、上記第2ヒューズ部における全てのヒューズ素子の電源端子をパッケージの端子に割り当てる必要はない。このため、半導体チップがパッケージに実装された状態でのヒューズ専用端子を不所望に増加させることなく、最終テスト工程での電気ヒューズ溶断を実現することができる。
〔2〕上記〔1〕において、上記第1回路には、上記半導体チップ内のメモリの冗長救済を可能とするメモリ冗長救済回路(111)を含めることができ、上記第2回路には、上記半導体チップにおける動作仕様の切り替えを可能とする回路(113)を含めることができる。
〔3〕上記〔1〕において、上記第1端子(T3)と上記第2端子(T2)とは、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態でグランドレベルが与えられる端子とすることができる。
〔4〕上記〔1〕において、上記第1パッド(P1)と上記第3パッド(P2)とは、上記半導体チップが上記パッケージ(10)に実装された状態で上記パッケージにおける同一端子に共通接続することができる。
〔5〕上記〔1〕において、上記第1パッド(P1)の数は、上記第2パッド(P3)の数よりも多くなる。
〔6〕上記〔1〕において、上記第1パッド(P1)と上記第3パッド(P2)との間に、第1入力保護回路(211)を設け、上記第2パッドと上記第3パッドとの間に、第2入力保護回路(212)を設けることができる。
〔7〕本発明の代表的な実施の形態に係る別の半導体装置においては、切断されることでプログラム可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部(WFM)と、上記第1ヒューズ部の出力信号が供給される第1回路(111)と、上記第1ヒューズ部に結合された第1パッド(P1)と、所定電圧が印加されることで切断される第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部(PFM)とが半導体チップに設けられる。また、この半導体チップには、上記第2ヒューズ部の出力信号が供給される第2回路(113)と、上記第2ヒューズ部に結合された第2パッド(P3)と、前記第1ヒューズ部および前記第2ヒューズ部に結合された第3パッド(P2)とが設けられる。そして、上記半導体装置は、上記第2パッド(P3)に結合され、上記第2パッド専用にパッケージ(10)に設けられた第1端子(T3)と、上記第3パッド(P2)に結合され、上記パッケージに設けられた第2端子(T2)とを含む。
〔8〕上記〔7〕において、上記第1回路は、上記半導体チップ内のメモリの冗長救済を可能とするメモリ冗長救済回路(111)を含み、上記第2回路は、上記半導体チップにおける動作機能の切り替えを可能とする回路(113)を含む。
〔9〕上記〔7〕において、上記第1端子(T3)と上記第2端子(T2)は、グランドレベルが与えられる端子として用いることができる。
〔10〕上記〔7〕において、上記第1パッド(P1)と上記第3パッド(P2)は、上記パッケージに設けられた同一端子に結合することができる。
〔11〕上記〔7〕において、上記第1パッド(P1)の数は、上記第2パッド(P3)の数よりも多い。
〔12〕上記〔7〕において、上記第1パッド(P1)と上記第3パッド(P2)との間に、第1入力保護回路(211)を設けることができ、上記第2パッド(P3)と上記第3パッド(P2)との間に、第2入力保護回路(212)を設けることができる。
〔13〕上記〔7〕において、上記第1ヒューズ素子は、所定電圧が印加されることで切断されるヒューズ素子とすることができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
<実施の形態1>
図1には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)の主要部が示される。
図1に示されるSRAMは、半導体チップ20と、この半導体チップ20が実装されたパッケージ10とを含む。特に制限されないが、ここでのパッケージ10は、BGA(Ball grid array)に代表される面実装形態を有する。上記半導体チップ20は、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成される。このような半導体チップ20には、メモリ冗長救済回路111、品種切替回路113、ウェハヒューズパッドP1、グランドパッドP2、パッケージヒューズパッドP3、ウェハヒューズ部WFM、パッケージヒューズ部PFMが形成される。
なお、ヒューズ部とは、ヒューズ素子を有する回路である。
また、ここでのヒューズ素子の例は、電気的に切断可能な電気ヒューズ素子であり、その中でも一定の電流をヒューズ素子に流すことで、切断可能なものである。
そして、ウェハ状態での半導体チップをヒューズプログラムするのに用いるのを、ウェハヒューズ部とする。パッケージに実装された状態での半導体チップをヒューズプログラムするのに用いるのを、パッケージヒューズ部とする。
ここで、上記ウェハヒューズ部WFMが本発明における第1ヒューズ部の一例とされ、上記パッケージヒューズ部PFMが本発明における第2ヒューズ部の一例とされる。また、上記メモリ冗長救済回路111が本発明における第1回路の一例とされ、上記品種切替回路113が本発明における第2回路の一例とされる。
上記メモリ冗長救済回路111は、欠陥があった場合に、その欠陥部を冗長救済するのに用いられる。上記品種切替回路113は、同一チップで多数の品種をパッケージ実装後に組み分けるための品種切替制御を行うのに設けられる。
上記ウェハヒューズ部WFMは、ウェハヒューズパッドP1と上記グランドパッドとの間に設けられる。このウェハヒューズ部WFMは、上記半導体チップ20がウェハから切り出される前に、上記ウェハヒューズパッドP1とグランドパッドP2との間に所定電圧が印加された状態でプログラミング可能な1以上のヒューズ素子がレイアウトされて成る。通常複数のヒューズ素子がレイアウトされている。このウェハヒューズ部WFMには、メモリセルをアレイ状に有するメモリブロックの一部に欠陥があった場合に、その欠陥部のメモリセルを冗長部のメモリセルと置き換えるための情報がプログラムされる。そしてこのウェハヒューズ部WFMの出力信号21によってメモリ冗長救済回路111が制御されることで、冗長救済が可能とされる。
上記パッケージヒューズ部PFMは、パッケージヒューズパッドP3とグランドパッドP2との間に設けられる。このパッケージヒューズ部PFMは、上記半導体チップ20が上記パッケージ10に実装され、上記パッケージヒューズパッドP3とグランドパッドP2との間に所定電圧が印加された状態でプログラミング可能なとなる。パッケージヒューズ部PFMは、1以上のヒューズ素子がレイアウトされており、通常複数のヒューズ素子がレイアウトされている。
このパッケージヒューズ部PFMには、品種切替のための制御情報がプログラムされる。そして、このパッケージヒューズ部PFMの出力信号24によって品種切替回路113が制御されることで、SRAMの品種切替が可能とされる。
品種切替とは、例えば語構成が1ビット、4ビット、8ビット等とビット数が異なるものへ切り替えることや、連続してデータを出すバースト長数を4ビットや8ビット等のビット数を切り替えることや、クロックレイテンシを切り替えるものや、入力端子の終端抵抗を有するものと有しないものに切り替えることなどを指す。別の表現をすれば半導体チップの動作仕様やチップ動作機能を切り替えることである。
上記パッケージ10には、グランド端子T1,T2及びパッケージヒューズグランド端子T3がボール状に形成される。上記グランド端子T1は、ボンディングによるワイヤを介して上記ウェハヒューズパッドP1に結合される。上記グランド端子T2は、ボンディングによるワイヤを介して上記グランドパッドP2に結合される。上記パッケージヒューズグランド端子T3は、ボンディングによるワイヤを介して上記パッケージヒューズパッドP3に結合される。
図4には、上記ウェハヒューズ部WFMの構成例が示される。
上記ウェハヒューズ部WFMは、電気溶断ヒューズ回路402、ヒューズ溶断制御スイッチ回路403、ヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405、ヒューズ信号増幅回路406、及びヒューズ信号キャプチャ回路407を含む。上記電気溶断ヒューズ回路402は、それぞれ通電により溶断可能な複数の電気溶断ヒューズ411が配列されて成る。この複数の電気溶断ヒューズ411の一端は、ウェハヒューズ部電源端子33を介してウェハヒューズパッドP1に共通接続される(図1参照)。上記複数の電気溶断ヒューズ411の他端は、ヒューズ溶断用制御スイッチ回路403やヒューズ信号増幅回路406に接続される。上記ヒューズ溶断用制御スイッチ回路403は、上記複数の電気溶断ヒューズ411に対応して配置された複数のスイッチ412が配列されて成る。このスイッチ412は、特に制限されないが、nチャネル型MOSトランジスタ412によって形成される。このnチャネル型MOSトランジスタ412のドレイン電極は、対応する電気溶断ヒューズ411に結合される。また、上記nチャネル型MOSトランジスタ412のソース電極は、ウェハヒューズ部グランド端子34を介してグランドパッドP2に結合される。上記nチャネル型MOSトランジスタ412のゲート電極は、ヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405に結合される。このヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405は、上記ヒューズ溶断用制御スイッチ回路403における複数のnチャネル型MOSトランジスタに対応して配置された複数のレジスタ413が結合されて成る。このヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405には、ヒューズ溶断制御用シリアルデータ421と、ヒューズ横断制御用シフトクロック信号422とが供給される。ヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405では、入力されたヒューズ溶断制御用シリアルデータ421が、ヒューズ横断制御用シフトクロック信号422に同期して順次シフトされることで、ヒューズ溶断制御用シフトレジスタ回路405における全てのレジスタ413にヒューズ溶断制御用データが保持される。上記レジスタ413の出力論理に応じて電気溶断ヒューズ411が溶断されるか否かが決定される。図4に示される構成例では、レジスタ413の出力論理がハイレベルのとき、対応するヒューズが溶断され、レジスタ413の出力論理がローレベルのとき、対応する電気溶断ヒューズは溶断されない。上記ヒューズ信号増幅回路406は、上記複数の電気溶断ヒューズ411に対応する複数の増幅器414が配置されて成る。この増幅器414は、対応する電気溶断ヒューズ411とnチャネル型MOSトランジスタ412との接続ノードの論理レベルを増幅する。増幅器414の一方の入力の電圧は、ヒューズが切断されているか未切断かで変わる。この増幅器414の出力信号は、後段のヒューズ信号キャプチャ回路407を介して冗長救済用ヒューズ信号221として出力される。上記ヒューズ信号キャプチャ回路407は、それぞれヒューズ信号キャプチャ用クロック信号423に同期動作する複数のレジスタ415が配列されて成る。上記電気溶断ヒューズ411が溶断されているか否かによって、上記ヒューズ信号キャプチャ回路407の出力論理が決定される。
以上、ウェハヒューズ部WFMの構成例について説明したが、上記パッケージヒューズ部PFMについても、上記ウェハヒューズ部WFMと同様に構成することができる。
図18には、上記メモリ冗長救済回路111の構成例が示される。
上記SRAMにおけるメモリブロックには、正規ワード線184とは別に救済用のワード線185が設けられている。正規ワード線184とビット線対180とが交差する箇所に正規メモリビット186が設けられ、救済用ワード線185とビット線対180とが交差する箇所に救済メモリビット187が設けられる。上記ビット線対180の信号はセンスアンプ188で増幅される。ウェハヒューズ部WFMの出力端子182は冗長救済信号とされる。この出力信号182がローレベルの場合、ワードドライバ群181は、ワード選択信号183に応じて正規ワード線184を選択レベルに駆動する。これにより、正規メモリビット186の読み出しが可能とされる。ウェハプロービングテストにおいて、正規ワード線184や正規メモリビット186の故障が検出された場合、上記正規ワード線184に代えて救済用ワード線185が選択レベルに駆動されるように、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが行われる。このようなプログラミングにより、ウェハヒューズ部WFMの出力信号182がハイレベルになり、ワード線選択信号183に応じて救済用ワード線185が選択レベルに駆動される。これにより、救済メモリビット187の読み出しが行われる。このようにしてメモリ冗長救済が行われる。
図19には、品種切替回路113の構成例が示される。
同一チップで多数の品種をパッケージで組み分ける製品では、製造管理の容易性から、パッケージ組立後の最終テスト工程で品種を振り分けたいという要求がある。品種の違いとして、データの入力形式の違いを挙げることができる。図19に示される品種切替回路113においては、パッケージヒューズ部PFMの出力信号に応じて、このデータ入力形式の変更が可能とされる。
ここでの例は、パッケージヒューズ部PFMの出力信号190により、特定のアドレス信号が入力データのSRAMのコア回路部等への転送を制御する場合と制御しない場合を示している。つまり、アドレス信号数が異なる品種での切り替えの例である。
なお、SRAMのコア回路とは、アドレス選択回路アドレスデコーダ等のアドレス選択回路、センスアンプ等の読み出し回路、書き込みドライバ等の書き込み回路、メモリセルアレイ等が含まれる。
図19に示される品種切替回路113は、入力回路155,156,157、選択回路193、インバータ194、ナンドゲート195,197、アンドゲート196,198を含んで成る。第1データパッドP191を介して入力されたデータは入力回路155に取り込まれる。第2データパッドP192を介して入力されたデータは入力回路156に取り込まれる。アドレス入力パッドP193を介して入力されたアドレス信号は入力回路157に取り込まれる。入力回路155の出力信号は、後段のアンドゲート196を介してSRAMのコア回路やメモリ制御回路などに伝達される。また、入力回路155,156の出力信号は、選択回路193及びアンドゲート198を介してSRAMのコア回路やメモリ制御回路などに伝達される。アドレス入力パッドP193を介して入力されるアドレス信号は、SRAMのコア回路やメモリ制御回路などに伝達されるとともに、データの取り込み制御のために、インバータ194やナンドゲート197に伝達される。パッケージヒューズ部PFMの出力信号190は、品種切替のための信号とされ、上記選択回路193やナンドゲート195,197に伝達される。
上記の構成において、パッケージヒューズ部PFMの出力信号190がローレベルの場合には、選択回路193によって入力回路156の出力信号が選択され、また、ナンドゲート195,197の出力論理がハイレベルにされる。このとき、第1データ入力パッドP191を介して入力されたデータ、及び第2データ入力パッドP192を介して入力されたデータは、アドレス入力パッドP193を介して入力されたアドレス信号の論理にかかわらず、それぞれアンドゲート196,198を介してSRAMのコア回路やメモリ制御回路などに伝達される。
これに対して、パッケージヒューズ部PFMの出力信号190がハイレベルの場合には、第1データ入力パッドP191を介して入力されたデータが選択回路193を介してアンドゲート198に伝達される。そして、パッケージヒューズ部PFMの出力信号190によって、ナンドゲート195,197における一方の入力端子がハイレベルにされることから、第1データ入力パッドP191を介して入力されたデータが、アドレス入力パッドP193を介して入力されたアドレス信号の論理に応じて、アンドゲート196,198から出力される。つまり、アドレス入力パッドP193を介して入力されたアドレス信号がローレベルの場合には、アンドゲート196を介してデータ出力が行われ、アドレス入力パッドP193を介して入力されたアドレス信号がハイレベルの場合には、アンドゲート198を介してデータ出力が行われる。
このように品種切替回路113によれば、パッケージヒューズ部PFMの出力信号190に応じて、データ入力形式の変更(品種切替)が可能とされる。
次に保護回路について説明する。
図1では省略されているが、ウェハヒューズ部WFM、及びパッケージヒューズ部PFMには、それらに静電気などに起因する不所望な高電圧が印加されないようにするための保護回路を設けることができる。
例えば図5を用いて説明する。
図5では、半導体チップ20と主なパッド、ヒューズや主な回路、主な配線が示されている。
図5に示されるように、ウェハヒューズ部WFMに入力保護回路211を並列接続し、パッケージヒューズ部PFMに入力保護回路212を並列接続することで、静電気などに起因する不所望な高電圧による電流を速やかにバイパスする。
次にグランドパッドとの接続構成について説明する。
図5に示されるように、第1電源パッドP11及び第2電源パッドP12を介して内部論理回路51に電源が供給され、内部論理回路51のグランドライン52が共通化される場合には、このグランドライン52に、ウェハヒューズ部WFM、上記入力保護回路211、パッケージヒューズ部PFM、入力保護回路212を結合させることができる。グランドライン52は、グランドパッドP2に結合される。
なお、内部論理回路には、SRAMのコア回路、入出力系の回路等が含まれる。
この例では、グランドラインが共通に接続されているので、グランドパッド数を減らすことができる。
また、図6に示されるように、内部論理回路51に接続されたグランドライン53,54が、それぞれグランドパッドP21,P22に別個に結合される場合には、一方のグランドライン例えばグランドライン54に、ウェハヒューズ部WFM、入力保護回路211、パッケージヒューズ部PFM、入力保護回路212を結合させることができる。
ここでは、第1電源パッドP11に対応してグランドパッドP21、第2電源パッドP12に対応してグランドパッドP22が設けられている。
この例では、電源パッドごとにグランドパッドが分かれているので、電源分離ができ、相互間の影響を抑制できる。
さらに、図7に示されるように、内部論理回路51に接続されたグランドライン53,54が、それぞれグランドパッドP21,P22に別個に結合される場合において、ウェハヒューズ部WFM及び上記入力保護回路211をグランドライン54に結合させ、パッケージヒューズ部PFM及び入力保護回路212をグランドライン53に結合させることができる。
この例では、電源パッドごとにグランドパッドが分かれているので、電源分離ができる点と、グランドラインがウェハヒューズ部WFMと、パッケージヒューズ部PFMで分かれているので、それぞれのヒューズ部のプログラミングをしているときに、影響を受けないようにできる。
次に、上記ウェハヒューズ部WFM及びパッケージヒューズ部PFMへのプログラミング工程について説明する。
図8には、上記ウェハヒューズ部WFM及びパッケージヒューズ部PFMへのプログラミング工程が示される。
ウェハから半導体チップが切り出される前の状態(ウェハ状態)のウェハプロービングテストにより、メモリブロックにおける欠陥が検出され、それを冗長救済するためのデータが作成される。
このデータに基づいてヒューズ溶断制御用シリアルデータが作成される。ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングを行う場合、図8(A)に示されるように、ウェハプローブ801,802が、半導体チップ20に対応する領域におけるウェハヒューズパッドP1、及びパッケージヒューズパッドP3に接触される。このとき、図示しないテスタによって、ウェハプローブ801には、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングを可能とする所定レベルの電圧(VDDF)が印加される。これにより、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが可能とされ、ウェハヒューズ部WFMへヒューズ溶断用制御データ421やヒューズ溶断制御用クロック信号413が伝達される(図4参照)。そして、伝達されたヒューズ溶断用制御データ421に基づいて、該当する電気溶断ヒューズ411に通電が行われることで、当該ヒューズが溶断される。このようなウェハヒューズ部WFMへのプログラミングによって冗長救済が行われる。
上記ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが完了した後に、ウェハから半導体チップ20が切り出され、それがパッケージ10に実装される。図8(B)には、半導体チップ20がパッケージ10に実装された状態が示される。半導体チップ20とパッケージ10との電気的な結合は、ワイヤボンディングによって行われる。パッケージ10は、BGA(Ball grid array)に代表される面実装形態を有するもので、グランド端子T1,T2,T4は、パッケージ10におけるグランドノード81に結合される。ここでの例では、ウェハから半導体チップ20が切り出された後、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングは行われない。このため、上記グランドノード81に、ウェハヒューズパッドP1が結合されることにより、ウェハヒューズパッドP1に不所望な電圧が印加されるのを防止することができる。
これに対し、パッケージヒューズ部PFMへのプログラミングは、半導体チップ20がパッケージに実装された後に行われることから、パッケージヒューズパッドP3に結合されたパッケージヒューズグランド端子T3は、上記グランドノード81には結合されない。このため、半導体チップ20がパッケージに実装された後において、パッケージヒューズグランド端子T3を介して、パッケージヒューズ部PFMへのプログラミングのための所定電圧を上記パッケージヒューズパッドP3に印加することができるので、パッケージヒューズ部PFMへのプログラミングにより、このSRAMの品種切替を行い得る。
なお、例えばパッケージの端子の増加がある程度許容される場合等では、ウェハから半導体チップ20が切り出された後でも、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングを行えるように接続してもよい。
図8(C)には、半導体チップがパッケージ10に実装されて成るSRAMが実装基板に実装された状態が示される。
実装基板84には、グランド電位層85が形成されており、このグランド電位層85に、上記全てのグランド端子T1,T2,T3,T4が結合される。SRAMが実装基板に実装された状態で、SRAMの品種切替等が行われることはないので、図8(C)に示されるように、グランド端子T3はグランド電位層85に結合される。これにより、上記パッケージヒューズパッドP3に不所望な電圧が印加されるのを防止することができる。
実装基板への実装には、図8(C)に示される形態の他に種々の形態が考えられる。
例えば、図9に示されるように、実装基板84に、第1グランド電位層91、第2グランド電位層85が形成される場合には、次のように接続することができる。
すなわち、第1グランドノード81に結合されたグランド端子T1,T5が上記第1グランド電位層91に共通接続され、第2グランドノード82に結合されたグランドラインT2,T4と、パッケージヒューズパッドP3に結合されたグランド端子T3とを第2グランド電位層92に共通接続される。
また、図10に示されるように、実装基板84に第1グランド電位層91、第2グランド電位層85が形成される場合には、次のように接続することができる。
すなわち、第1グランドノード81に結合されたグランド端子T1,T5,T2、及びパッケージヒューズパッドP3に結合されたグランド端子T3が上記第1グランド電位層91に共通接続され、第2グランドノード82に結合されたグランド端子T4が第2グランド電位層92に接続される。
これまでの説明の中で主な例を概説すれば以下のようになる。
(1)ウェハプロービングテストにおいて、ウェハの半導体チップ20に対応する領域におけるウェハヒューズパッドP1にプログラミング用の所定電圧が印加され、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが行われる。これにより、メモリの冗長救済や回路特性のトリミングが行われる。
半導体チップ20がウェハから切り出され、それがパッケージ10に実装された状態では、グランドパッドP2が、グランド端子T2とは異なる端子とされるパッケージヒューズグランド端子T3に接続されている。この状態で、パッケージ10の外部からこのグランド端子T2とパッケージヒューズグランド端子T3とを介して、上記パッケージヒューズパッドP3とグランドパッドP2との間に、プログラムのための所定電圧を印加することができる。これにより、パッケージヒューズ部PFMについては、半導体チップ20がパッケージ10に実装された後にプログラミングが可能とされる。
このように、ウェハヒューズ部WFMとパッケージヒューズ部PFMとが別個に形成され、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングはウェハ状態でのプロービングにより行われ、パッケージヒューズ部PFMへのプログラミングは、グランド端子T3を介してパッケージヒューズパッドP3に所定電圧が印加されることで可能とされる。このグランド端子T3は、半導体チップ20がパッケージ10に実装された状態で、他の端子とは電気的に独立されており、パッケージヒューズ部PFMに電圧を供給するためのヒューズ専用端子である。従って、半導体チップ20がパッケージ10に実装された状態で、上記ヒューズ専用端子(T3)を介して、パッケージヒューズ部PFM内のヒューズ素子に対してヒューズ溶断のための電圧を印加することができる。このため、全てのヒューズ素子の電源端子をパッケージの端子に割り当てる必要はなく、これにより、半導体チップ20がパッケージ10に実装された状態でのヒューズ専用端子を不所望に増加させることなく、最終テスト工程での電気ヒューズ溶断を実現することができる。
(2)半導体チップがパッケージ10に実装されて成るSRAMが実装基板84に実装された状態では、パッケージヒューズパッドP3に結合されたグランド端子T3が、部品実装基板84のグランド層に接続されるため、このグランド端子T3を介して、不所望な電圧がパッケージヒューズパッドP3に印加されるのを阻止することができる。このため、パッケージヒューズ部PFMのプログラム内容が変更されることはない。
<実施の形態2>
図2には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMの別の構成例が示される。
図2に示される半導体装置が、図1に示されるのと大きく異なるのは、半導体チップ20の四隅を利用して、ウェハヒューズ部WFMやパッケージヒューズ部PFMが形成される点にある。
上記半導体チップ20は、4個のメモリブロックMB−0,MB−1,MB−2,MB−3が配置される。個々のメモリブロックは、複数のスタティック型メモリセルがアレイ状に配列されて成る。個々のメモリブロックには、メモリ冗長救済回路が含まれ、個々のメモリブロック毎に欠陥部の冗長救済が可能とされる。上記4個のメモリブロックMB−0,MB−1,MB−2,MB−3を包囲するように入出力回路(I/O Block)201,202,203,204が配置される。この入出力回路201〜204を介することにより、外部との間で各種信号の入出力が可能とされる。半導体チップ20の縁辺部には、複数のパッドが形成される。この複数のパッドは、この半導体チップ20に実装されるパッケージに設けられた端子にワイヤボンディング等で結合される。半導体チップ20の四隅には、ウェハヒューズ部WFMやパッケージヒューズ部PFMが形成される。ウェハヒューズ部WFMの近傍には、このウェハヒューズ部WFMに不所望な電圧が印加されるのを阻止するための入力保護回路211や、ウェハヒューズパッドP1が配置される。ウェハヒューズ部WFMによって冗長救済用ヒューズ信号221が形成される。この冗長救済用ヒューズ信号221は、対応するメモリブロックMB0,MB1,MB2,MB3に含まれるメモリ冗長救済回路に供給される。また、パッケージヒューズ部PFMの近傍には、このパッケージヒューズ部PFMに不所望な電圧が印加されるのを阻止するための入力保護回路212や、パッケージヒューズパッドP3が配置される。パッケージヒューズ部PFMによって品種切替又は特性調整用ヒューズ信号222が形成される。特性調整には、例えば後述する図20の遅延時間の調整や電源電圧の降圧回路の電圧やゲイン調整等が含まれる。
上記品種切替又は特性調整用ヒューズ信号222は、図示されない品種切替回路や回路特性トリミング回路に供給される。メモリ冗長救済回路は、メモリブロックMB0,MB1,MB2,MB3に対応して設けられるのに対して、品種切替回路や回路特性トリミング回路はメモリブロック毎に設ける必要がないため、1個の半導体チップ20におけるパッケージヒューズ部PFMやパッケージヒューズパッドP3の数は、ウェハヒューズ部WFMやウェハヒューズパッドP1の数よりも少ない。図2に示される構成例では、パッケージヒューズ部PFMやパッケージヒューズパッドP3がそれぞれ2個形成されるのに対して、ウェハヒューズ部WFMやウェハヒューズパッドP1はそれぞれ4個形成されている。
図3には、図2に示される半導体チップ20の一部(破線で囲まれた部分)が拡大して示される。
上記半導体チップ20は、例えばBGAに代表される面実装形態を有するパッケージ10に実装される。パッケージヒューズ部PFMは、複数のパッケージヒューズ部グランド配線31と、複数のパッケージヒューズ部電源端子配線に接続される。上記複数のパッケージヒューズ部グランド配線31は、上記グランドパッドP4に共通接続され、上記複数のパッケージヒューズ部電源配線32は、上記パッケージヒューズパッドP3に共通接続される。ウェハヒューズ部WFMは、複数のウェハヒューズ部電源配線33と、複数のウェハヒューズ部グランド配線34とを有する。上記複数のウェハヒューズ部電源配線33は、上記ウェハヒューズパッドP1に共通接続され、上記複数のウェハヒューズ部グランド配線34は、グランドパッドP2に共通接続される。上記ウェハヒューズパッドP1、上記グランドパッドP2、上記パッケージヒューズパッドP3、及びグランドパッドP4は、パッケージ10にボンディングされる。上記ウェハヒューズパッドP1及び上記グランドパッドP2は、ボンディングされたワイヤ38,39を介してパッケージ10のグランド端子T12に結合される。上記パッケージヒューズパッドP3は、ボンディングされたワイヤ37を介してパッケージ10のグランド端子T3に結合される。グランドパッドP4は、ボンディングされたワイヤ36を介してパッケージ10のグランド端子T4に結合される。
ここでは、半導体チップ20がパッケージに実装された状態では、ウェハヒューズ部WFMはプログラムされないので、ウェハヒューズパッドP1及びグランドパッドP2は、ボンディングされたワイヤ38,39を介してパッケージ10のグランド端子T12に結合される。つまり、ウェハヒューズ部電源端子配線34とウェハヒューズ部グランド配線33とが電気的に接続される。
これにより、実装状態においてウェハヒューズ部電源端子配線34とウェハヒューズ部グランド配線33とに異なる電位が与えられることがなく、誤ってウェハヒューズ部WFMのヒューズが切断されることを防止できる。
また、ウェハヒューズパッドP1とP2のそれぞれに別個に端子を設けても良い。しかし複数のウェハヒューズ部WFMが分散して設けられている場合は、各ウェハヒューズ部WFMに応じて、2つのパッドのそれぞれに端子を設けることになり、端子数が増加することから、端子数を減らしたい場合は、2つのパッドとP2を共通の端子に接続するのが望ましい。
なお、ウェハヒューズ部WFMが1つの場合でも、端子を減らせる効果があるので、実施の形態1に適用しても良い。つまり、半導体チップ上では、ウェハヒューズ部電源端子配線に接続されるパッドと、ウェハヒューズ部グランド配線に接続されるパッドが別々に設けられているが、パッケージに実装する段階では、同じ端子に接続されるので、端子を1つ減らすことができる。
また、上記の構成の他の観点によれば、半導体チップ20の四隅を利用して、ウェハヒューズ部WFMやパッケージヒューズ部PFMが形成されるため、ウェハヒューズ部WFMやパッケージヒューズ部PFMと、それに結合されるパッドとの距離を短くすることができ、そこでの電圧降下を抑えることができる。特に、所定の電圧を与えることでヒューズ素子をプログラムする(切断する)ものでは、電圧降下の抑制は重要である。距離的な表現をすれば、ウェハヒューズ部間同士の距離よりも、それぞれのウェハヒューズ部に接続されるパッド(P1やP2)との配線距離が短くなるようにすることである。同様にパッケージヒューズ部間同士の距離よりも、それぞれのパッケージヒューズ部に接続されるパッド(P3やP4)との距離が短くなるようにすることである。
ウェハヒューズ部を複数に分け、それぞれにパッドを設けたことで、1つのパッドしかない場合に比べ、ウェハヒューズのプログラム時の非選択ヒューズへの影響を少なくできる。つまり、例えば4つに分割した場合、プログラムによる電圧ストレスが、分割しない場合の1/4の時間となる。
<実施の形態3>
図11には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMにおける主要部の別の構成例が示される。
図11に示されるSRAMは、半導体チップ20と、この半導体チップが実装されたパッケージ10とを含む。パッケージ10は、実施の形態1や実施の形態2の場合と同様とし、ここではBGAに代表される面実装形態を有する。図11に示される半導体装置が図1や図2などに示されるのと大きく異なるのは、ウェハヒューズ部WFMの出力信号によって、メモリ冗長救済回路111及びウェハ回路特性トリミング回路112が制御され、パッケージヒューズ部PFMの出力信号によって、品種切替回路113及びパッケージ回路特性トリミング回路114が制御されるようになっている点である。
半導体チップ20におけるウェハヒューズパッドP1は、ボンディングによるワイヤを介してパッケージ1におけるグランドノードに結合される。また、上記半導体チップ20におけるパッケージヒューズパッドP3は、ボンディングによるワイヤを介してパッケージ1における端子T3に結合される。
端子T3は、半導体装置の製品仕様においては、グランドレベル(VSS)とされ、実装基板におけるグランドラインに結合されるが、最終テスト(後工程)においては、プログラミングのための電圧入力のために利用される。
図20には、上記ウェハ回路特性トリミング回路112や上記パッケージ回路特性トリミング回路114の構成例が示される。
メモリコア回路又はメモリ制御回路などの出力信号が、後段の出力レジスタ2003、出力バッファ2004、及び出力パッド2005を介して出力される。クロック入力パッド2001を介して入力されたクロック信号は、入力回路2002を介して可変遅延回路2006に伝達される。この可変遅延回路2006は、ウェハヒューズ部WFMの出力信号又はパッケージヒューズ部PFMの出力信号によって遅延時間が変化する。可変遅延回路2006で遅延されたクロック信号は出力レジスタ2003のクロック入力端子に伝達される。上記の構成によれば、ウェハヒューズ部WFMの出力信号又はパッケージヒューズ部PFMの出力信号によって可変遅延回路2006の遅延時間を変更することで、出力レジスタ2003においてメモリコア回路又はメモリ制御回路などの出力信号の取り込みタイミングを調整することができる。
図12には、図11に示される構成を採用した場合のテスト工程が示される。
このテスト工程は、前工程(ウェハプロービングテスト工程)S121と、後工程(最終テスト工程)S122とを含む。前工程S121では、ウェハの半導体チップ20に対応する領域におけるウェハヒューズパッドP1にプログラミング用の所定電圧が印加され、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが行われることで、メモリの冗長救済や回路特性のトリミングが行われる。その後、ウェハから半導体チップ20が切り出され、それがパッケージ10に実装される。半導体チップ20がパッケージ10に実装された後に最終テストが行われる。最終テストでは、プログラミング用の所定電圧が、パッケージ10の端子T3を介してパッケージヒューズパッドP3に印加され、パッケージヒューズ部PFMへのプログラミングが行われる(S122)。このプログラミングにより、品種切替や回路特性のトリミングが行われてから製品出荷される。
上記の構成によれば、ウェハ回路特性トリミング回路112と、パッケージ回路トリミング回路114が設けられているため、前工程(S121)においても、後工程(S122)においても、回路特性のトリミングを行うことができる。
<実施の形態4>
図13には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMにおける主要部の別の構成例が示される。
図13に示される半導体装置が図11に示されるのと大きく異なるのは、パッケージヒューズ部PFM−1,PFM−2と、選択回路1301,1302,1303が設けられている点である。選択回路1301は、パッケージヒューズ部PFM−1の出力信号に応じて、ウェハヒューズ部WFMの出力信号と、パッケージヒューズ部PFM−1の出力信号とを選択的に後段の選択回路1302に伝達する。選択回路1302は、パッケージヒューズ部PFM−2の出力信号に応じて、選択回路1301の出力信号と、パッケージヒューズ部PFM−2の出力信号とを選択的にウェハ回路特性トリミング回路112に伝達する。選択回路1303は、パッケージヒューズ部PFM−2の出力信号に応じて、パッケージヒューズ部PFM−1の出力信号と、パッケージヒューズ部PFM−2の出力信号とを選択的に品種切替回路113及びパッケージ回路特性トリミング回路114に伝達する。パッケージヒューズ部PFM−1及びパッケージヒューズ部PFM−2には、図4に示される構成を採用することができる。半導体チップ20には、パッケージヒューズ部PFM−1に結合されたパッケージヒューズパッドP3−1と、パッケージヒューズ部PFM−2に結合されたパッケージヒューズパッドP3−2が形成される。パッケージヒューズパッドP3−1は、ボンディングによるワイヤを介して端子T3−1に結合される。パッケージ10には、端子T3−1,T3−2が形成される。パッケージヒューズパッドP3−2は、ボンディングによるワイヤを介して端子T3−2に結合される。
図15には、上記SRAMの端子配列が示される。
図15に示されるように上記SRAMには、所定の機能を有する複数の端子が設けられる。図13における端子T3−1,T3−2は、半導体装置の製品仕様によれば、図15(A)において破線で示されるようにグランドレベル(VSS)とされ、実装基板におけるグランドラインに結合されるが、最終テスト(後工程)においては、図15(B)に示されるように、プログラミングのための電圧印加端子(VDDFF(1),VDDFF(2))として取り扱われる。
なお、VDDFF(1)が端子T3−1に対応し、VDDFF(2)が端子T3−2に対応する。
図14には、図13に示される構成を採用した場合のテスト工程が示される。
このテスト工程は、前工程(ウェハプロービングテスト工程)S141と、後工程(最終テスト工程)S142,S143とを含む。前工程S121では、ウェハの半導体チップ20に対応する領域におけるウェハヒューズパッドP1にプログラミング用の所定電圧が印加され、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが行われることで、メモリの冗長救済や回路特性のトリミングが行われる。その後、ウェハから半導体チップ20が切り出され、それがパッケージ10に実装される。半導体チップ20がパッケージ10に実装された後に、最終テストが行われる。最終テストでは、先ず、プログラミング用の所定電圧が、パッケージ10の端子T3−1を介してパッケージヒューズパッドP3−1に印加され、パッケージヒューズ部PFM−1へのプログラミングが行われる(S142)。次に、プログラミング用の所定電圧が、パッケージ10の端子T3−2を介してパッケージヒューズパッドP3−2に印加され、パッケージヒューズ部PFM−2へのプログラミングが行われる(S143)。このようなプログラミングにより、品種切替や回路特性のトリミングが行われてから製品出荷される。
上記の構成によれば、以下の作用効果が得られる。
選択回路1301は、パッケージヒューズ部PFM−1の出力信号に応じて、ウェハヒューズ部WFMの出力信号と、パッケージヒューズ部PFM−1の出力信号とを選択的に後段の選択回路1302に伝達することができる。そこで、選択回路1301によってパッケージヒューズ部PFM−1の出力信号が選択され、それが選択回路1302を介してウェハ回路特性トリミング回路112に伝達されるように後工程(S142)においてパッケージヒューズ部PFM−1にプログラミングする。これにより、ウェハ回路特性トリミング回路112の再設定を行うことができる。つまり、ウェハヒューズ部WFMへのプログラミングによるウェハ回路特性トリミング回路112の設定内容を、パッケージヒューズ部PFM−1へのプログラミングによって変更することができる。このため、後工程において、ウェハ回路特性トリミング回路112のトリミングが必要となった場合に、それに応ずることができる。
同様に、選択回路1302が設けられているため、ウェハヒューズ部WFMやパッケージヒューズ部PFM−1へのプログラミングによるウェハ回路特性トリミング回路112の設定内容を、パッケージヒューズ部PFM−2へのプログラミングによって変更することができる。また、選択回路1303が設けられているため、パッケージヒューズ部PFM−1へのプログラミングによる品種切替回路113やパッケージ回路特性トリミング回路114の設定内容を、パッケージヒューズ部PFM−2へのプログラミングによって変更することができる。
<実施の形態5>
図16には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMにおける主要部の別の構成例が示される。
図16に示される半導体装置が図11に示されるのと大きく異なるのは、ウェハヒューズ部WFMの前段にnチャンネル型MOSトランジスタ161を設け、パッケージヒューズ部PFMの前段にnチャンネル型MOSトランジスタ163を設けた点にある。nチャンネル型MOSトランジスタ161は、パッケージヒューズパッドP3とウェハヒューズ部WFMとの間に設けられ、nチャンネル型MOSトランジスタ162は、パッケージヒューズパッドP3とパッケージヒューズ部PFMとの間に設けられる。上記nチャンネル型MOSトランジスタ161は、経路切替用パッドP10に結合され、上記nチャンネル型MOSトランジスタ162は、インバータ162を介して上記経路切替用パッドP10に結合される。
ウェハプロービングテストにおいて、経路切替用パッドP10にハイレベルの信号が供給された場合、nチャンネル型MOSトランジスタ161がオン状態にされ、nチャンネル型MOSトランジスタ162がオフ状態にされる。この状態で、パッケージパッドP3に、プログラミングのための電圧が供給された場合、この電圧は、nチャンネル型MOSトランジスタ161を介してウェハヒューズ部WFMに伝達され、このウェハヒューズ部WFMへのプログラミングが可能とされる。
半導体チップ20がパッケージ10に実装された場合、上記経路切替用パッドP10は、ボンディングによるワイヤを介してパッケージ10におけるグランドノードに結合されることから、グランドレベル(ローレベル)に固定される。この状態で、nチャンネル型MOSトランジスタ161がオフ状態にされ、nチャンネル型MOSトランジスタ163がオン状態にされるため、パッケージヒューズ部PFMがnチャンネル型MOSトランジスタ163を介してパッケージヒューズパッドP3に導通される。このため、端子T3を介してパッケージヒューズ部PFMにプログラミングのための電圧を供給することができる。従って、図16に示される構成においても、図11に示される構成を採用した場合と同様の作用効果を得ることができる。
尚、図16においては、上記nチャネル型MOSトランジスタ161,163及びインバータ162によって、本発明における経路切替回路が形成される。
ここでは、nチャネル型MOSトランジスタを用いた構成を例に示したが、これに限定されるものではなく、1つのパッドからウェハ状態でもパッケージ状態でもヒューズをプログラムできる回路構成であればよい。
<実施の形態6>
図17には、本発明にかかる半導体装置の一例とされるSRAMにおける主要部の別の構成例が示される。
図17に示される半導体装置が、図11に示されるのと大きく異なるのは、3個のウェハヒューズ部WFM−1,WFM−2,WFM−3が設けられ、それに対応して3個のnチャンネル型MOSトランジスタ161−1,161−2,161−3が設けられている点である。上記3個のウェハヒューズ部WFM−1,WFM−2,WFM−3の出力信号は、メモリ冗長回路111及びウェハ回路特性トリミング112に供給される。
ウェハプロービングテストにおいて、経路切替用パッドP10にハイレベルの信号が供給された場合、nチャンネル型MOSトランジスタ161がオン状態にされ、nチャンネル型MOSトランジスタ162がオフ状態にされる。この状態で、パッケージパッドP3に、プログラミングのための電圧が供給された場合、この電圧は、それぞれnチャンネル型MOSトランジスタ161,162,163を介してウェハヒューズ部WFMに伝達され、この状態でウェハヒューズ部WFM−1,WFM−2,WFM−3へのプログラミングが可能とされる。
図17に示される構成によれば、3個のウェハヒューズ部WFM−1,WFM−2,WFM−3を有するため、図16に示される構成に比べて、より多くのメモリ冗長救済や、より多くのウェハ回路特性トリミングを行うことができる。
尚、図17においては、上記nチャネル型MOSトランジスタ161−1,161−2,161−3,163及びインバータ162によって、本発明における経路切替回路が形成される。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記半導体チップは、SRAMの他に、例えばDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)、フラッシュメモリ、磁気抵抗メモリ(MRAM)など、他の半導体メモリとすることができる。
また、実装パッケージとしてBGAを例に示したが、これに限定されるものではなく、例えばリードフレームタイプのTSOP(Thin Small Outline Package),QFP(Quad Flat Package),QFN(Quad flat no lead package)等であっても良い。
さらに、今回の例では、グランド側のパッドや端子で構成される例に説明したが、電源電圧等の一定の電圧が与えられるものであれば、他のパッドや端子を用いても良い。
なお、予想しない電流経路が生成される可能性を考えると、これが生じにくいグランドパッドやグランド端子を用いるのが望ましい。
また、図1等に示した、ウェハヒューズパッドP1やグランドパッドP2をパッケージの端子にワイヤ接続したが、端子にワイヤ接続しなくても、グランド等の一定電位が供給されるものに接続されても良い。例えば、半導体基板上のグランド電圧が与えられる他のグランドパッドとウェハヒューズパッドP1およびグランドパッドP2とをワイヤ接続しても良い。
さらに、ウェハヒューズ部とパッケージヒューズ部のいずれも所定電圧が与えられることでプログラムされるヒューズ素子、いわゆる電気ヒューズ素子を用いる例を示した。しかし、ウェハヒューズ部のヒューズ素子はレーザ等によって切断するレーザーヒューズ素子でも良い。この場合、電気的にプログラムするためのウェハヒューズ部用のパッドを特別に設ける必要がなくなり、他の回路とヒューズ回路用の電源パッドとを共用できる。
そして、ウェハヒューズ部の出力を主にメモリ回路に用いる例を示したが、半導体チップによっては、ロジック回路に用いても良い。さらに、アナログ回路等の微小な調整に用いてもよい。
10 パッケージ
20 半導体チップ
111 メモリ冗長救済回路
112 ウェハ回路特性トリミング回路
113 品種切替回路
114 パッケージ回路特性トリミング回路
211,212 入力保護回路
P1,P2,P3,P4,P10 パッド
PFM パッケージヒューズ部
WFM ウェハヒューズ部
T1〜T4 端子

Claims (13)

  1. 半導体チップがパッケージに実装された半導体装置であって、
    上記半導体チップに形成された第1パッドと、
    上記半導体チップの上記第1パッドと異なる位置に形成された第2パッドと、
    上記半導体チップの上記第1パッド及び上記第2パッドとは異なる位置に形成された第3パッドと、
    上記第1パッドと上記第3パッドとの間に形成され、上記第1パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部と、
    上記第1ヒューズ部の出力信号が供給される第1回路と、
    上記第2パッドと上記第3パッドとの間に形成され、上記第2パッドと上記第3パッドとの間に所定電圧が印加されることでプログラミング可能な第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部と、
    上記第2ヒューズ部の出力信号が供給される第2回路と、
    上記パッケージに設けられ、上記第2パッドに結合された第1端子と、
    上記パッケージに設けられ、上記第3パッドに結合された第2端子と、を含み、
    上記第1端子は、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態で上記第2端子とは電気的に独立していることを特徴とする半導体装置。
  2. 上記第1回路は、上記半導体チップ内のメモリの冗長救済を可能とするメモリ冗長救済回路を含み、
    上記第2回路は、上記半導体チップにおける動作仕様の切り替えを可能とする回路を含む請求項1記載の半導体装置。
  3. 上記第1端子と上記第2端子とは、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態でグランドレベルが与えられる端子である請求項1記載の半導体装置。
  4. 上記第1パッドと上記第3パッドとは、上記半導体チップが上記パッケージに実装された状態で上記パッケージにおける同一端子に共通接続される請求項1記載の半導体装置。
  5. 上記第1パッドの数は、上記第2パッドの数よりも多い請求項1記載の半導体装置。
  6. 上記第1パッドと上記第3パッドとの間に、第1入力保護回路が設けられ、
    上記第2パッドと上記第3パッドとの間に、第2入力保護回路が設けられた請求項1記載の半導体装置。
  7. 半導体チップがパッケージに実装された半導体装置であって、
    切断されることでプログラム可能な第1ヒューズ素子を有する第1ヒューズ部と、
    上記第1ヒューズ部の出力信号が供給される第1回路と、
    上記第1ヒューズ部に結合された第1パッドと、
    所定電圧が印加されることで切断される第2ヒューズ素子を有する第2ヒューズ部と、
    上記第2ヒューズ部の出力信号が供給される第2回路と、
    上記第2ヒューズ部に結合された第2パッドと、
    前記第1ヒューズ部および前記第2ヒューズ部に結合された第3パッドとを、上記半導体チップに備え、
    上記第2パッドに結合され、上記第2パッド専用に上記パッケージに設けられた第1端子と、
    上記第3パッドに結合され、上記パッケージに設けられた第2端子と、を含む半導体装置。
  8. 上記第1回路は、上記半導体チップ内のメモリの冗長救済を可能とするメモリ冗長救済回路を含み、
    上記第2回路は、上記半導体チップにおける動作機能の切り替えを可能とする回路を含む請求項7記載の半導体装置。
  9. 上記第1端子と上記第2端子とは、グランドレベルが与えられる端子として用いられる請求項7記載の半導体装置。
  10. 上記第1パッドと上記第3パッドとは、上記パッケージに設けられた同一端子に結合される請求項7記載の半導体装置。
  11. 上記第1パッドの数は、上記第2パッドの数よりも多い請求項7記載の半導体装置。
  12. 上記第1パッドと上記第3パッドとの間に、第1入力保護回路が設けられ、
    上記第2パッドと上記第3パッドとの間に、第2入力保護回路が設けられた請求項7記載の半導体装置。
  13. 上記第1ヒューズ素子は、所定電圧が印加されることで切断されるヒューズ素子である請求項7記載の半導体装置。
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