JP2011009168A - 除電器用パルスコントロール電源装置 - Google Patents

除電器用パルスコントロール電源装置 Download PDF

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【課題】高周波高電圧による性能の高い除電が行えるのは勿論のこと、自励発振昇圧回路の出力端と除電電極との間の静電容量による影響を低減して、ケーブル長の延長を可能にすること、およびプラス・マイナスのイオンバランス調整を充分に行えるようにする。
【解決手段】自励発振昇圧回路3をそれぞれに備えたプラス高周波高電圧発生ユニットX1およびマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のそれぞれによって、プラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧をそれぞれ生成し、これらを合成回路X4で合成してプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧とが交互の繰り返し周期となるプラス・マイナスの高周波高電圧を除電電極Yに印加する。そのプラス高周波高電圧およびマイナス高周波高電圧の幅と繰り返し周期は、パルス幅・周波数可変ユニットX3の低周波パルス発振回路6からのパルスのパルス幅とパルス周波数を可変することにより可変できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラス・マイナスのイオンを発生するための除電電極に高周波の高電圧を印加する除電器用電源装置に関する。
除電器用電源装置として、特許文献1に記載されているように、直流電圧により自励発振し、高圧トランスにて昇圧して高周波高電圧を連続波として発生する自励発振昇圧回路を用いたものは、一般に広く使用されている。
しかし、除電電極に印加される高周波高電圧を連続波にすると、自励発振昇圧回路の出力端(高圧トランスの二次側)と除電電極との間を接続するケーブルの静電容量が大きくなったとき、高周波電圧が連続的に減衰してしまうため、使用するケーブルの長さが制限されるという問題があった。
また、特許文献1に記載された回路構成では、除電対象の条件に応じて任意にコントロールすることができないので、プラス・マイナスのイオンバランス調整も充分に行えなかった。
特許文献2には、自励発振昇圧回路から出力される高周波高電圧に、その正の半周期と負の半周期のそれぞれにおいて、コンデンサに充電される正電圧と負電圧を重畳させて直流分を含む交流電圧とすることにより、交流式除電と直流式除電とを併用できるようにした除電器用電源装置が開示されている。
しかし、これは自励発振昇圧回路の出力側に直流分発生用の回路を付加しており、ケーブル長に応じた静電容量による影響を改善することはできない。
また、特許文献3には、自励発振昇圧回路を間欠発振させて高周波高電圧を間欠的に出力し、これをプラス側倍電圧整流回路とマイナス側倍電圧整流回路にてプラス・マイナス別々に整流および増幅することで、プラスの直流高電圧とマイナスの直流高電圧とし、これをプラス側の除電電極とマイナス側の除電電極とにそれぞれ印加する、直流式除電器用の電源装置が開示されている。
これは自励発振昇圧回路を用いているものの、その出力側にプラス側倍電圧整流回路とマイナス側倍電圧整流回路を付加して、プラス・マイナスの直流高電圧をプラス・マイナスの除電電極にそれぞれ印加する直流式除電器用のものである。
さらに、特許文献4には、外部電源から各々給電されて高電圧を各々の2次側で発生する正極用トランスおよび負極用トランスと、正極用トランスの2次側に発生した高電圧を正極性の高電圧に昇圧する正極用倍電圧整流回路と、負極用トランスの2次側に発生した高電圧を負極性の高電圧に昇圧する負極用倍電圧整流回路と、正極用倍電圧整流回路のダイオードと負極用倍電圧整流回路のダイオードとに直列に接続されると共に各々が直列に接続される第1、第2のインピーダンス素子と、正極用トランスの1次側の第1の給電経路を開閉する第1の電子的スイッチと、負極用トランスの1次側の第2の給電経路を開閉する第2の電子的スイッチと、これら第1の電子的スイッチと第2の電子的スイッチの開閉時間を制御する制御装置とを備え、この制御装置が第1の電子的スイッチおよび第2の電子的スイッチの一方を開状態に他方を閉状態に制御することにより、第1および第2のインピーダンス素子に接続される除電電極に、正負の極性を反転したパルス電圧が繰り返し印加される除電器用電源装置が開示されている。
しかし、これは正負それぞれについて倍電圧整流回路を使用しているため、第1の電子的スイッチおよび第2の電子的スイッチの開閉動作を速くするには、倍電圧整流回路の応答性から限界があり、除電電極に印加される正負のパルス電圧の繰り返し周波数を高速にすることは不可能で(正負のパルス電圧の周期は低周波とならざるを得ない)、高周波高電圧による性能の高い除電は行えない。
特公平3−1798号公報 特許第2909893号公報 特許第2520839号公報 特許第4219451号公報
この発明の課題は、高周波高電圧による性能の高い除電が行えるのは勿論のこと、自励発振昇圧回路の出力端と除電電極との間の静電容量による影響を低減して、ケーブル長の延長を可能にすること、およびプラス・マイナスのイオンバランス調整を充分に行えるようにすることにある。
このような課題を達成するため、この発明の除電器用パルスコントロール電源装は、自励発振昇圧回路と、これに入力される直流電源からの電圧をコントロールするスイッチング回路と、自励発振昇圧回路からの高周波高電圧を半波整流する整流回路とをそれぞれに含むプラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットと、これら両ユニットの上記スイッチング回路をスイッチング動作させるパルスを可変するパルス幅・周波数可変ユニットと、これら両ユニットからの出力を合成する合成回路とを備える。
パルス幅・周波数可変ユニットは、上記高周波高電圧よりも低い低周波のパルスを発生する低周波パルス発生回路と、そのパルス幅を可変するパルス幅可変手段と、そのパルス周波数を可変する周波数可変手段とからなる。
プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれのスイッチング回路は、上記低周波パルス発生回路からのパルスによりスイッチングして、直流電源からの電圧を上記パルス幅と上記パルス周波数に応じて上記自励発振昇圧回路へ入力することにより、この自励発振昇圧回路から出力される高周波高電圧が上記パルス幅に応じた幅をもって上記パルス周波数に応じた間欠的周期となるようにコントロールするとともに、プラス高周波高電圧発生ユニットのスイッチング回路とマイナス高周波高電圧発生ユニットのスイッチング回路とは、互いに反転したスイッチング動作を行う。
プラス高周波高電圧発生ユニットの上記整流回路とマイナス高周波高電圧発生ユニットの整流回路とは、自励発振昇圧回路からの高周波高電圧を互いに逆方向に整流して、それぞれプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧とする。
合成回路は、これらプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧を合成して除電電極に印加する。
請求項2に係る発明は、プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれの高圧トランスの二次側と上記合成回路との間にコンデンサを設ける。
請求項3に係る発明は、プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれに、上記高圧トランスの二次コイルに接続されるイオンバランス調整回路を有し、このイオンバランス調整回路は、二次コイルのグランド側から第1のダイオード、第1の固定抵抗を経てグランドへ至るプラス側回路と、高圧トランスの二次側から上記第1のダイオードとは逆向きの第2のダイオード及び可変抵抗を経てグランドへ至るマイナス側回路とを並列接続するとともに、上記プラス側回路の抵抗あるいはマイナス側回路の抵抗の少なくともいずれか一方を可変にして抵抗バランスを調整可能にしている。
この発明によると、プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれによって、プラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧をそれぞれ生成し、これらを合成してプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧とが交互の繰り返し周期となるプラス・マイナスを合成した高周波高電圧を除電電極に印加するので、高周波高電圧による性能の高い除電が行える。
また、プラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧のそれぞれは、連続波ではなく間欠的な周期となり、連続波と比べて除電電極と接続するケーブルの長さに応じた静電容量による減衰を小さくできるとともに、それぞれの電圧の出力パターンを、低周波パルス発生回路からのパルスのパルス幅とパルス周波数に応じて可変にできるため、除電電極と接続するケーブルの長さの影響を避けながら、希望の除電条件に応じた適切な除電を行うことができる。
交流式除電器とした場合、放電特性が概してプラス・マイナス非対称で、マイナス放電電流がプラス放電電流よりも20パーセントほど多くなることから、高周波高電圧を上記のような間欠的周期とすると、直流の放電電流が流れ、除電対象に対して極性が片寄る逆帯電の傾向が強くなるが、請求項2に係る発明によると、その直流の放電電流を、プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれにおいてコンデンサにより遮断できるので、逆帯電を防止してプラス・マイナスのイオンがバランスした除電を行える。
請求項3に係る発明によると、プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれにおいて、グランドへ流れる放電電流をプラス・マイナスに分け、マイナス側について可変抵抗にて可変できるようにしたので、プラス・マイナスのイオンバランス調整を微妙に行うことができる。
この発明の一実施例の電気回路図である。 その動作のタイミングチャートである。
以下、この発明の好適な実施形態の除電器用パルスコントロール電源装置を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、この除電器用パルスコントロール電源装置Xは、その回路を大別すると、プラス高周波高電圧発生ユニットX1およびマイナス高周波高電圧発生ユニットX2と、パルス幅・周波数可変ユニットX3と合成回路X4とからなる。
プラス高周波高電圧発生ユニットX1およびマイナス高周波高電圧発生ユニットX2は、その一部が少し異なるのみであるので、それらの同じ構成について先に説明する。
プラス高周波高電圧発生ユニットX1とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のいずれも、2つのトランジスタTr1、Tr2と高圧トランス1と自励回路2とからなる従来と同様の自励発振昇圧回路3を有する。この自励発振昇圧回路3は、この発明の除電器用パルスコントロール電源装置Xの電源端子4に接続される外部の直流電源を電源としている。また、この自励発振昇圧回路3は、自励回路2で2つのトランジスタTr1、Tr2を動作させて自励発振し、高圧トランス1で昇圧することで、高周波高電圧を生成するようになっている。
そして、上記直流電源からの直流電圧は、スイッチング回路5の動作により次のようにパルスによってコントロールされる。
スイッチング回路5は、パルス幅・周波数可変ユニットX3の低周波パルス発振回路6からの低周波のパルスによりスイッチングされ、そのパルス幅はパルス幅可変手段であるパルス幅可変抵抗器7で可変にできるとともに、パルス周波数は周波数可変手段である周波数可変抵抗器8で可変にできるようになっている(図1に付記したタイミングチャートを参照)。自励発振昇圧回路3からの出力周波数、つまり、高圧トランス1の二次コイルから出力される高周波高電圧の周波数を例えば10〜30kHzとすると、低周波パルス発振回路6から出力されるパルスの周波数は、これよりもはるかに低く、例えば1〜300Hzとする。
スイッチング回路5は、外部の直流電源からの電圧(例えば、プラス24V)を定電圧とする定電圧回路を含み、その定電圧を、低周波パルス発振回路6からのパルスのパルス幅とパルス周波数に応じて自励発振昇圧回路3へ入力する。
したがって、自励発振昇圧回路3は、低周波パルスのパルス幅とパルス周波数に応じて動作することになるため、その高圧トランス1の二次コイルから出力される高周波高電圧は、上記低周波のパルス幅に応じた幅をもってそのパルス周波数に応じて繰り返す間欠的周期となる。
なお、上記低周波のパルス幅はパルス幅可変抵抗器7で可変にでき、低周波の周期は周波数可変抵抗器8で可変にできる。したがって、上記高圧トランス1の二次コイルから出力される高周波高電圧のパルス幅と間欠的な繰返し周期とは、上記パルス幅可変抵抗器7及び周波数可変抵抗器8で制御できることになる。
このようにした高圧トランス1の二次コイルと合成回路X4との間には、整流回路である半波整流用ダイオードD0と直流分除去用コンデンサC1とが直列接続されている。
一方、高圧トランス1の二次コイルのグランド側には、イオンバランス調整回路10が接続されている。このイオンバランス調整回路10は、二次コイルのグランド側から第1のダイオードD1、第1の固定抵抗R1を経てグランドへ至るプラス側回路と、二次コイルのグランド側から第1のダイオードD1とは逆向きの第2のダイオードD2、第2の固定抵抗R2および可変抵抗VRを経てグランドへ至るマイナス側回路とを並列接続したものである。なお、上記第1の固定抵抗R1がこの発明のプラス側回路の抵抗であり、上記第2の固定抵抗R2および可変抵抗VRがこの発明のマイナス側回路の抵抗である。
また、高圧トランス1の二次コイルのグランド側には、放電電流異常検出用コンデンサC2を介して、両ユニットX1、X2に共通の警報制御回路11が接続され、異常な放電電流が流れた場合、この警報制御回路11から負荷変動コントロール信号が出力され、スイッチング回路5へ入力される。この負荷変動コントロール信号がスイッチング回路5に入力されると、スイッチング回路5は自励発振昇圧回路3への電源供給を停止し、自励発振昇圧回路3は動作を停止する。なお、上記負荷変動コントロール信号によって警報動作を行うこともできるようにしている。
以上の構成は、プラス高周波高電圧発生ユニットX1とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2の両方とも同じであるが、プラス高周波高電圧発生ユニットX1だけにインバータ13を備え、低周波パルス発振回路6からのパルスをこのインバータ13で反転してスイッチング回路5に入力すること、プラス高周波高電圧発生ユニットX1の半波整流用ダイオードD0とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2の半波整流用ダイオードD0とは、整流方向がプラス・マイナス逆になっているところが、両ユニットX1,X2で異なっている。
したがって、プラス高周波高電圧発生ユニットX1のスイッチング回路5とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のスイッチング回路5との間では、低周波パルス発振回路6からのパルスが、図2のA1とB1に示すように互いに反転したパターンとなる。そして、これら両ユニットX1、X2のスイッチング回路5からの出力も、図2のA2とB2に示すように互いに反転する。
そのため、プラス高周波高電圧発生ユニットX1の自励発振昇圧回路3から間欠的周期で出力される高周波高電圧と、マイナス高周波高電圧発生ユニットX2の自励発振昇圧回路3から間欠的周期で出力される高周波高電圧とは、図2のA3とB3に示すように交互に出力される。
このような関係になる両ユニットX1、X2の自励発振昇圧回路3からの高周波高電圧はそれぞれの半波整流用ダイオードD0にて半波整流されるが、両者の半波整流用ダイオードD0は互いに逆向きであるため、図2のA4とB4に示すように、プラス高周波高電圧発生ユニットX1からの高周波高電圧はプラス極性、マイナス高周波高電圧発生ユニットX2からの高周波高電圧はマイナス極性となる。
また、合成回路Xは、上記プラス・マイナスの高周波高電圧を図2のAB5のように合成し、この除電器用パルスコントロール電源装置Xの出力端子9から外部へ出力する。出力端子9にはケーブル等を介して除電電極Yが接続される。
上記のように、プラス高周波高電圧発生ユニットX1およびマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のいずれも、自励発振昇圧回路3からの高周波高電圧は、出力パターンの幅と繰り返し周期を可変にできるため、除電電極Yと接続するケーブルの長さによる静電容量の影響を避けながら、希望の除電条件に応じたイオン量を実現でき、適切な除電を行うことができる。その際、除電電極Y側でプラス・マイナスの放電特性の非対称により直流の放電電流が流れた場合、その直流の放電電流はコンデンサC1にて遮断されるため、イオンバランスを保ち、除電対象の逆帯電を防止できる。
一般的には、上述のように、除電電極Y側でのプラス・マイナスの放電特性の非対称により、一般には上述のようにマイナス放電電流がプラス放電電流よりも多くなってイオンバランスが崩れるが、それによって流れる直流電流を上記コンデンサC1によって遮断できるので、除電対象が過剰になったマイナスイオンによって逆帯電することを防止できる。
また、プラス放電電流よりも多くなったマイナス放電電流を、プラス高周波高電圧発生ユニットX1およびマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のそれぞれにおいて可変抵抗VRにて調整することにより、グランドへ流し、プラス・マイナスのイオンバランス調整を微妙に行うことができる。
なお、使用する除電電極Yは、放電電極とアース電極とを対向させた一般的なものでよく、そのアース電極は、この除電器用パルスコントロール電源装置Xに用意されたアース端子12にケーブル等で接続してアースできる。
また、パルス幅・周波数可変ユニットX3をプラス高周波高電圧発生ユニットX1とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のそれぞれについて設ければ、プラス高周波高電圧発生ユニットX1とマイナス高周波高電圧発生ユニットX2のそれぞれにおいて、自励発振昇圧回路3からの高周波高電圧の出力パターンの幅と繰り返し周期とを可変にできる。
X 除電器用パルスコントロール電源装置
X1 プラス高周波高電圧発生ユニット
X2 マイナス高周波高電圧発生ユニット
X3 パルス幅・周波数可変ユニット
X4 合成回路
Y 除電電極
Tr1、Tr2 トランジスタ
C1 直流分除去用コンデンサ
C2 放電電流異常検出用コンデンサ
D0 半波整流用ダイオード
D1、D2 ダイオード
R1、R2 固定抵抗
VR 可変抵抗
1 高圧トランス
2 自励回路
3 自励発振昇圧回路
4 電源端子
5 スイッチング回路
6 低周波パルス発振回路
7 パルス幅可変抵抗器
8 周波数可変抵抗器
9 出力端子
10 イオンバランス調整回路
11 警報制御回路
12 アース端子
13 インバータ

Claims (3)

  1. 直流電圧により自励発振し、高圧トランスにて昇圧して高周波高電圧を発生する自励発振昇圧回路を有し、その出力を除電電極に印加する除電器用電源装置において、上記自励発振昇圧回路と、これに入力される直流電源からの電圧をコントロールするスイッチング回路と、自励発振昇圧回路からの高周波高電圧を半波整流する整流回路とをそれぞれに含むプラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットと、これら両ユニットの上記スイッチング回路をスイッチング動作させるパルスを可変にするパルス幅・周波数可変ユニットと、これら両ユニットからの出力を合成する合成回路とを備え、パルス幅・周波数可変ユニットは、自励発振昇圧回路から出力される上記高周波高電圧の周波数よりも低い周波数のパルスを発生する低周波パルス発生回路と、その低周波パルスのパルス幅を可変にするパルス幅可変手段と、その低周波パルスの周波数を可変する周波数可変手段とからなり、上記プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれのスイッチング回路は、上記低周波パルス発生回路からのパルスによりスイッチングして、直流電源からの電圧を上記低周波パルスのパルス幅と上記周波数に応じて上記自励発振昇圧回路へ入力することにより、この自励発振昇圧回路から出力される高周波高電圧が上記低周波パルスのパルス幅に応じた幅をもって上記低周波パルスの周波数に応じた間欠的周期となるようにコントロールする一方、プラス高周波高電圧発生ユニットのスイッチング回路とマイナス高周波高電圧発生ユニットのスイッチング回路とは、互いに反転したスイッチング動作を行い、また、プラス高周波高電圧発生ユニットの上記整流回路とマイナス高周波高電圧発生ユニットの整流回路とは、自励発振昇圧回路からの高周波高電圧を互いに逆方向に整流して、それぞれプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧とし、上記合成回路は、これらプラス高周波高電圧とマイナス高周波高電圧を合成して除電電極に印加することを特徴とする除電器用パルスコントロール電源装置。
  2. プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれの高圧トランスの二次側と上記合成回路との間にコンデンサを設けた請求項1記載の除電器用パルスコントロール電源装置。
  3. プラス高周波高電圧発生ユニットおよびマイナス高周波高電圧発生ユニットのそれぞれに、上記高圧トランスの二次コイルに接続されるイオンバランス調整回路を有し、このイオンバランス調整回路は、二次コイルのグランド側から第1のダイオード、第1の固定抵抗を経てグランドへ至るプラス側回路と、高圧トランスの二次側から上記第1のダイオードとは逆向きの第2のダイオード及び可変抵抗を経てグランドへ至るマイナス側回路とを並列接続するとともに、上記プラス側回路の抵抗あるいはマイナス側回路の抵抗の少なくともいずれか一方を可変にして抵抗バランスを調整可能にした請求項1記載の除電器用パルスコントロール電源装置。
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