JP2011008395A - デバッグ支援装置及びデバッグ支援方法 - Google Patents

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【課題】本発明により、ユーザの意図に応じた実行トレースの表示を可能とする。
【解決手段】デバッグ装置は、プロセッサがプログラムを実行する際に取得したトレースデータを所定の条件に基づいて複数のグループに分類するイベント検出部と、入力操作に応答して不要グループを設定する条件設定部と、取得したトレースデータが不要グループに属するか否かを監視するイベント検出部と、取得したトレースデータが不要グループに属すとき取得したトレースデータを表示せず、不要グループに属さないとき取得したトレースデータを表示するトレース表示部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、デバッグを支援する技術に関する。本発明は特に、デバッグ時にプログラムのトレースデータを処理する技術に関する。
マイコンのプログラム開発におけるデバッグ装置として、ICE(In−Circuit Emulator)などのエミュレータが用いられている。エミュレータは、プログラムの実行トレースを保存するトレースメモリを有する。デバッグ装置のユーザ、すなわちプログラムの開発者は、そのトレースメモリに保存された実行トレースを参照してデバッグを行う。
トレースデータに関する技術の一例として、以下に特許文献1「プログラム実行状況表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラム」を挙げる。
特開2003−263340号公報
開発者がエミュレータを使用して実行トレースを表示する場合、基本的にはプロセッサによって実行されたプログラムの実行履歴が全て表示される。しかしながらユーザは、デバッグ作業においてすべての実行履歴を求めているとは限らない。例えば、リアルタイムOS(Real−Time Operating System)とユーザプログラムを組み合わせて使用する場合、ユーザはブラックボックスであるリアルタイムOS処理を参照する必要は無いと考えることが多い。ユーザの意図に応じた実行トレースの表示を可能とする技術が求められる。
本発明の一側面におけるデバッグ支援装置は、プロセッサがプログラムを実行する際に取得したトレースデータを所定の条件に基づいて複数のグループに分類するイベント検出部と、入力操作に応答して複数のグループの中で少なくとも1つの不要グループを設定する条件設定部とを備える。イベント検出部は、プログラムをプロセッサが実行する際に取得したトレースデータが少なくとも1つの不要グループに属するか否かを監視する。デバッグ支援装置は更に、取得したトレースデータが少なくとも1つの不要グループに属すとき取得したトレースデータを表示せず、少なくとも1つの不要グループに属さないとき取得したトレースデータを表示するトレース表示部とを備える。
本発明の一側面におけるデバッグ支援方法は、プロセッサがプログラムを実行する際に取得したトレースデータをコンピュータが備えるイベント検出手段が所定の条件に基づいて複数のグループに分類する工程と、入力操作に応答してコンピュータが備える条件設定手段が複数のグループの中で少なくとも1つの不要グループを設定する工程と、イベント検出手段が、プログラムをプロセッサが実行する際に取得したトレースデータが少なくとも1つの不要グループに属するか否かを監視する工程と、コンピュータが備えるトレース表示手段が、取得したトレースデータが少なくとも1つの不要グループに属すとき取得したトレースデータを表示せず、少なくとも1つの不要グループに属さないとき取得したトレースデータを表示する工程とを備える。
このようなデバッグ支援装置又はデバッグ支援方法により、ユーザは実行されたプログラムのうち表示が不要であると考えるトレースデータのグループを指定することにより、デバッグ作業に必要であると考えるトレースデータのみを表示させることができる。その結果、見易いトレースデータが得られ、デバッグ作業の効率が向上する。
本発明により、ユーザの意図に応じた実行トレースの表示が可能である。
図1Aは、実行トレース表示画面の例を示す。 図1Bは、実行トレース表示画面の例を示す。 図2Aは、実行トレース情報の例を示す。 図2Bは、実行トレース情報の例を示す。 図3は、デバッグ支援装置の構成を示す。 図4は、トレースメモリに格納されるデータの構成例を示す。 図5は、デバッグ支援方法を示すフローチャートである。 図6は、デバッグ支援方法におけるデータの流れを示す。 図7は、デバッグ支援方法におけるデータの流れを示す。 図8は、デバッグ支援方法におけるデータの流れを示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず図1A、図1B、図2A及び図2Bを参照して、本実施形態におけるデバッグ支援装置及びデバッグ支援方法の使用イメージを説明する。
図1Aは、デバッグ支援装置がデバッグ対象のプログラムを実行して得た実行トレース表示画面の例を示す。この例では、ユーザがリアルタイムOSを用いてユーザプログラムを開発しているものとする。ユーザはデバッグ支援装置を用いてユーザプログラムをCPU(CPUエミュレータ)により実行させる。デバッグ支援装置はそのプログラムの実行トレース(トレースデータ)を取得する。その際、ユーザプログラムはリアルタイムOSと共にコンパイルされるため、取得した実行トレースにはユーザプログラムの実行トレースと共にリアルタイムOSの実行トレースが含まれる。
実行トレース表示画面1−1には、実行トレースが実行順に表示される。図1Aの例では、まずユーザプログラムの実行トレースを示すユーザ処理トレースデータ2が表示される。次にユーザプログラムに含まれるループ処理の実行トレースを示すループ処理トレースデータ3−1が表示される。ループ処理トレースデータ3−1には、1回目、2回目・・・、n回目のループ処理の実行トレースが順次、表示される。次にOSの実行トレースを示すOS処理トレースデータ5−1が表示される。最後にユーザプログラムの実行トレースを示すユーザ処理トレースデータ7が表示される。
実行トレース表示画面1−1には、ユーザプログラムを開発しているユーザが参照する必要性が強いデータと弱いデータとが含まれている。ユーザが参照する必要性が弱い種類のデータには、実行トレース表示画面1−1の該当箇所に、表示/非表示ボタン4−1、6−1が表示される。
例えばループ処理トレースデータ3−1は、数多く繰り返される類似した処理を含んでいるため、すべてを参照する必要が無い場合がある。そのためデバッグ支援装置はループ処理の実行トレースを表示する箇所に、表示/非表示ボタン4−1を表示する。またOS処理トレースデータ5−1はユーザの開発環境を提供するOSの処理を示しておりデバッグ対象とならないため、参照する必要性が小さい。そのためデバッグ支援装置は、OSの実行トレースを表示する箇所に、表示/非表示ボタン6−1を表示する。
図1Bは、図1Aの実行トレース表示画面1−1のうち、ユーザが参照したくないトレース情報を隠した実行トレース表示画面1−2を示す。ユーザはループ処理トレースデータ3−1を隠したい場合は、ポインティングデバイスを用いて画面上の表示/非表示ボタン4−1を押下する。デバッグ支援装置はその押下に応答してループ処理の実行トレースを隠す。その結果、図1Bに示されるように、ループ処理トレースデータ3−2として、単にループ処理が行われていることを示すデータや、あるいは1回目のループ処理のトレースデータのみが表示される。同様にユーザはOS処理トレースデータ7を隠したい場合は、表示/非表示ボタン6−1を押下する。デバッグ支援装置はその押下に応答して、OS処理トレースデータ5−2として単にOS処理が実行されたことのみを示す情報を示す。このようにしてユーザは所望の実行トレースのみを表示した見易い画面を参照してデバッグを行うことができる。実行トレース表示画面1−2において隠された実行トレースの詳細を参照したい場合、ユーザは表示/非表示ボタン4−2、6−2を押下することによって図1Aのように隠されていた項目が展開された実行トレース表示画面1−1を見ることができる。
図2Aは、実行トレースの例を示す。実行トレース情報10−1は、デバッグ支援装置のトレースメモリに格納される実行トレースを示す。実行トレース情報10−1は、通常はプロセッサによって実行された全ての処理の実行トレースを含む。図2Aの例では、実行順に、ユーザ処理トレースデータ11、ループ処理トレースデータ12、OS処理トレースデータ13及びユーザ処理トレースデータ14がトレースメモリに記録される。
図2Bは、ユーザがループ処理トレースデータ12とOS処理トレースデータ13をデバッグに必要ないデータとして入力装置に対する操作によって指定した場合の実行トレース情報10−2を示す。デバッグ支援装置はそのような操作がなされると、CPUから取得した実行トレースのうち、ループ処理トレースデータ12とOS処理トレースデータ13をトレースメモリに記録しない。その結果、トレースメモリには図2Bに示されるようにユーザプログラムの実行トレースのみが記録される。このようにしてメモリを節約することができる。あるいはユーザが必要とする種類のデータについて、より長期間の履歴を記録することができる。
次に、以上のような使用イメージを実現するためのデバッグ支援装置の構成を説明する。図3はデバッグ支援装置20の構成を示す。デバッグ支援装置20は、ユーザインタフェース24に接続される。デバッグ支援装置20は更に、デバッグ対象のプログラムを実行するCPU22に接続される。
デバッグ支援装置20はICEなどのエミュレータ機能を備えるコンピュータ装置であり、トレースメモリ26、イベント検出器28、取得/表示条件設定部31、トレース表示部32及びトレース制御部34を備える。トレース制御部34はトレース機能全体を制御する。
トレースメモリ26は、CPU22からトレース制御部34経由で得た実行トレースを保持する。トレースメモリ26は少なくとも1つの物理メモリ27−1、27−2…、27−nから構成される。図4は、トレースメモリ26に格納されるデータの構成例を示す。複数の物理メモリ27−1〜27−nからなるトレースメモリ26の、図4の各カラムを形成する記憶領域は、例えばプログラムの1命令の実行についての実行トレースデータを示す。
デバッグ支援装置20は、後述するグループ識別子を記録するためのメモリを有する。本実施形態ではグループ識別子は、物理メモリ27−1に記録される。本実施形態においては、トレースメモリ26は複数の物理メモリ27−1〜27−nから構成される。トレースメモリ26からのデータ読み出しは個々の物理メモリ27−1〜27−nを単位として行われる。
このようなハードウエア構成の場合、複数の物理メモリ27−1〜27−nのうちグループ識別子を格納できる最少数の物理メモリがグループ識別子の格納用として設定される。グループ識別子は、この設定された物理メモリに集中して記録される。図4の場合、グループ識別子は第1の物理メモリ27−1のみに記録されている。このような構成によれば、トレース制御部34が実行トレースのグループを認識するときに、設定された最少数の物理メモリだけをインデックスとして参照すればよい。それため実行トレースの各フレームのグループを極めて短時間で認識することができる。
取得/表示条件設定部31は、ユーザインタフェース24を介して入力された抽象的な取得/表示条件をコンピュータ処理にとっての具体的な条件に変換し、トレース制御部34経由でトレース表示部32とイベント検出器28に渡す。抽象的な取得/表示条件とは、例えば、実行トレースのうちリアルタイムOSの実行トレースはトレースメモリに保存しないという条件である。この条件は、ユーザ側にとって分かりやすい表現で示される。具体的な条件とは、リアルタイムOSが格納されているメモリ領域の先頭と末尾のアドレスを示し、その間のアドレスの命令が実行された場合はトレースメモリに保存しない、という条件である。この条件は、ユーザインタフェース24を介して指示された条件をデバッグ支援装置20が具体的な処理によって実現するための条件を示す。
イベント検出器28は、取得/表示条件設定部31からトレース制御部34経由で入力した条件をトレース取得条件フラグ29とグループアドレス範囲30として保持する。イベント検出器28は、保持した情報に基づいて、CPU22からトレースメモリ26へ流れる実行トレースを監視する。
トレース表示部32は、トレースメモリ26からトレース制御部34経由で送られた実行トレースを表示装置に表示する。この表示は、ユーザインタフェース24を介して入力されトレース表示フラグ33に示される条件に従って行われる。
次に、デバッグ支援装置20が実行するデバッグ支援方法について説明する。図5は、デバッグ支援方法を示すフローチャートである。図6、図7及び図8は、デバッグ支援方法の各工程におけるデータの流れを示す。
ステップS1:保存/表示条件を設定
ユーザは、ユーザインタフェース24に対する入力操作により条件設定を行う。設定内容は、トレース取得条件の選択(「保存」か「削除」か、すなわち全ての取得した実行トレースをトレースメモリに保存するか、不要な実行トレースは削除するかの選択)と、不要グループの選択である。取得/表示条件設定部31は、選択された不要グループに関するトレース表示フラグ33を「非表示」に設定する。その結果、各不要グループに関して、複数のグループをそれぞれ特定する識別情報の各々に対応づけたトレース表示フラグ33がトレース表示部32に格納される。尚、本実施形態では不要グループに属しない実行トレースに関しては、全ての実行トレースが表示されるものとするため、トレース表示フラグ33を用意する必要はない。これらの処理におけるデータの流れが、図6のユーザインタフェース24から取得/表示条件設定部31への矢印に示されている。
ここで「グループ」及び「不要グループ」について説明する。デバッグ支援装置20は、CPU22で実行されるプログラムを複数のグループに分類して取り扱う。不要グループは、その複数のグループのうちから設定される少なくとも1つのグループである。グループとしては、ユーザが作成したユーザプログラム、ユーザプログラム中のループ処理、ユーザプログラム中のデバッグ作業を済ませた部分、リアルタイムOSなどが例示される。ユーザは、デバッグ作業において参照する必要性が小さいグループを不要グループとして設定する。以下では、ユーザがOSとユーザプログラム中のループ処理とを不要グループとして選択した場合を例として説明する。
ステップS2:条件をデバッグ支援装置向けに変換し保持
保存/表示条件設定部31は、ステップS1で入力された条件設定を、所定の手順に従って解釈することにより、トレース取得条件、グループの開始アドレス及び終了アドレスという要素に分離する。
デバッグ支援装置20は、例えばOSが占めているメモリ上の領域の開始アドレスと終了アドレスを予め記憶装置に保存している。そのためユーザがユーザインタフェース24を用いてOSを不要グループとして設定すると、保存/表示条件設定部31はそのOSの開始アドレスと終了アドレスとを記憶装置から読み出して、グループアドレス範囲30としてイベント検出器28に記録する。保存/表示条件設定部31は更に、ユーザが選択したトレース取得条件に応じたフラグをトレース取得条件フラグ29としてイベント検出器28に記録する。これらの処理におけるデータの流れが、図6の取得/表示条件設定部からトレース制御部34を介してイベント検出器28に向う矢印に示されている。
またトレース表示部32内のトレース表示フラグ33が自動的に非表示に初期設定される。この処理におけるデータの流れが、図6の取得/表示条件設定部からトレース表示部32に向う矢印に示されている。
ステップS3:実行トレースの取得
ユーザがユーザインタフェース24に対して所定の操作を行うと、CPU22上でデバッグ対象のプログラムの指定された部分が実行される。トレース制御部34はCPU22が実行したフレームから順にリアルタイムに実行トレースを取得する(ステップS3−1)。
イベント検出器28は実行トレースのアドレスを監視しており、取得した実行トレースを所定の条件に基づいて複数のグループに分類する。具体的には、イベント検出器28は、実行トレースの1フレームが取得されるたびに、実行トレースのアドレスが不要グループのアドレスであるか否かをリアルタイムで検出する。本実施形態では、イベント検出器28により、取得した実行トレースはOSと、ループ処理と、それ以外の通常のユーザプログラム処理とに分類される。
実行トレースが設定された少なくとも1つの不要グループのいずれにも属していないと判断した場合(ステップS3−2NO且つステップS3−3NO)、イベント検出器28は取得した実行トレースをトレースメモリ26に保存する(ステップS3−4)。ユーザが指定した範囲のプログラムの実行トレースの取得が終了していないと、次の実行トレースを取得する動作に移行する(ステップS3−5NO)。全ての実行トレースの取得が完了すると、実行トレースを表示する動作に移行する(ステップS3−5YES)。
実行トレースが不要グループに属していた場合、イベント検出器28はイベント情報を生成する。図5の例では、イベント検出器28は、グループアドレス範囲30を参照して、取得した実行トレースがOSの実行トレースであると判断した場合、イベント情報を生成する(ステップS3−2YES)。イベント検出器28は更に、ユーザプログラム中のループ処理が不要グループとして設定されたとき、ループ処理を監視して、実行トレースにおける或るループ処理のループ回数が所定の回数に到達すると、イベント情報を生成する(ステップS3−3YES)。
これら処理におけるデータの流れが、図7のCPU22からイベント検出器28を経てトレース制御部34に向う矢印に示されている。
ステップS4:実行トレースのフィルタリング
ステップS3で生成されたイベント情報(ステップS4−1)をトリガに、イベント検出器28は設定されたトレース取得方法に応じたフィルタリングを行う。ステップS1とS2で設定されたトレース取得方法が「削除」に設定されていた場合(ステップS4−2YES)、イベント検出器28は取得した実行トレースの1フレームをトレースメモリ26に格納せずに削除し破棄する(ステップS4−3)。設定されたトレース取得方法が「保存」に設定されていた場合(ステップS4−2NO)、イベント検出部28は、取得した実行トレースの1フレームをトレースメモリ26に格納する。その際、取得した実行トレースの属するグループを示す識別情報も共にトレースメモリ26(図4の例では第1の物理メモリ27−1)に保存される(ステップS4−4)。
ステップS5:実行トレースの表示
トレース表示部32は、トレースメモリ26に取得した実行トレースをユーザインタフェース24の表示装置に表示する(ステップS5)。
ステップS1とS2で設定されたトレース取得方法が「削除」であれば、トレースメモリ26には、不要グループ以外の実行トレースのみが保存されている。従ってトレース表示部はトレースメモリ26に保存された実行トレースを全て表示する。
ステップS1とS2で設定されたトレース取得方法が「保存」であれば、実行トレース内のグループ情報(図4の例では第1の物理メモリ27−1に保存されている)に対応するトレース表示フラグ33を読み出す。トレース表示フラグ33が「表示」であれば、該当するグループの実行トレースを表示する。トレース表示フラグ33が「非表示」であれば、該当するグループの実行トレースを表示せずに、図1Bのループ処理トレースデータ3−2やOS処理トレースデータ5−2のようにして隠す。
これら処理におけるデータの流れが、図8のトレースメモリ26からトレース制御部34及びトレース表示部32を経てユーザインタフェース24に向う矢印に示されている。
ユーザは、トレース取得後にユーザインタフェース24に対する操作によってトレース表示フラグを変更して、各不要グループの表示と非表示とを択一的に切り替えることができる。その操作に応答して、トレース表示フラグ33が書き換わる。この処理におけるデータの流れが、図8のユーザインタフェース24から取得/表示条件設定部31を経てトレース表示フラグ33に向う矢印に示されている。この動作によって、図1A、図1Bを参照して説明した使用イメージが実現される。
1−1 実行トレース表示画面
1−2 実行トレース表示画面
2 ユーザ処理トレースデータ
3−1 ループ処理トレースデータ
3−2 ループ処理トレースデータ
4−1 表示/非表示ボタン
4−2 表示/非表示ボタン
5−1 OS処理トレースデータ
5−2 OS処理トレースデータ
6−1 表示/非表示ボタン
6−2 表示/非表示ボタン
7 ユーザ処理トレースデータ
10−1 実行トレース情報
10−2 実行トレース情報
11 ユーザ処理トレースデータ
12 ループ処理トレースデータ
13 OS処理トレースデータ
14 ユーザ処理トレースデータ
20 デバッグ支援装置
22 CPU
24 ユーザインタフェース
26 トレースメモリ
27−1〜27−n 物理メモリ
28 イベント検出器
29 トレース取得条件フラグ
30 グループアドレス範囲
31 取得/表示条件設定部
32 トレース表示部
33 トレース表示フラグ
34 トレース制御部

Claims (14)

  1. プロセッサがプログラムを実行する際に取得したトレースデータを所定の条件に基づいて複数のグループに分類するイベント検出部と、
    入力操作に応答して前記複数のグループの中で少なくとも1つの不要グループを設定する条件設定部とを具備し、
    前記イベント検出部は、前記取得したトレースデータが前記少なくとも1つの不要グループに属するか否かを監視し、
    更に、前記取得したトレースデータが前記少なくとも1つの不要グループに属すとき前記取得したトレースデータを表示せず、前記少なくとも1つの不要グループに属さないとき前記取得したトレースデータを表示するトレース表示部
    を具備するデバッグ支援装置。
  2. 請求項1に記載されたデバッグ支援装置であって、
    前記取得したトレースデータは、前記少なくとも1つの不要グループに属さないときトレースメモリに保存され、
    前記条件設定部は、入力操作に応じて前記少なくとも1つの不要グループを削除設定とし、
    前記イベント検出部は、前記削除設定がなされているとき、前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータを前記トレースメモリに保存せずに削除する
    デバッグ支援装置。
  3. 請求項2に記載されたデバッグ支援装置であって、
    前記イベント検出部は、前記削除設定がなされていないとき、前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータを前記トレースメモリに記録し、且つ前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータのグループを示すグループ識別子を所定のメモリに記録する
    デバッグ支援装置。
  4. 請求項3に記載されたデバッグ支援装置であって、
    前記トレースメモリは複数の物理メモリによって構成され、
    前記所定のメモリは、前記複数の物理メモリのうち前記グループ識別子を格納できる最少数の物理メモリである
    デバッグ支援装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載されたデバッグ支援装置であって、
    前記条件設定部は、前記少なくとも1つの不要グループの各々について入力操作に応じてトレース表示フラグを設定し、
    前記トレース表示部は、前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータの前記表示画面における表示と非表示とを、前記トレース表示フラグに応じて択一的に切り替える
    デバッグ支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載されたデバッグ支援装置であって、
    リアルタイムOSのトレースデータが、前記少なくとも1つの不要グループとして設定可能である
    デバッグ支援装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載されたデバッグ支援装置であって、
    前記イベント検出部が前記取得したトレースデータを参照して前記プロセッサがループ処理を行っていると認識した場合の前記ループ処理中の前記トレースデータが、前記少なくとも1つの不要データとして設定可能である
    デバッグ支援装置。
  8. プロセッサがプログラムを実行する際に取得したトレースデータをコンピュータが備えるイベント検出手段が所定の条件に基づいて複数のグループに分類する工程と、
    入力操作に応答してコンピュータが備える条件設定手段が前記複数のグループの中で少なくとも1つの不要グループを設定する工程と、
    前記イベント検出手段が、プログラムをプロセッサが実行する際に取得したトレースデータが前記少なくとも1つの不要グループに属するか否かを監視する工程と、
    コンピュータが備えるトレース表示手段が、前記取得したトレースデータが前記少なくとも1つの不要グループに属すとき前記取得したトレースデータを表示せず、前記少なくとも1つの不要グループに属さないとき前記取得したトレースデータを表示する工程
    とを具備するデバッグ支援方法。
  9. 請求項8に記載されたデバッグ支援方法であって、
    更に、前記取得したトレースデータを、前記少なくとも1つの不要グループに属さないときトレースメモリに保存する工程と、
    入力操作に応じて前記少なくとも1つの不要グループを削除設定とする工程と、
    前記削除設定がなされているとき、前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータを前記トレースメモリに保存せずに削除する工程
    とを具備するデバッグ支援方法。
  10. 請求項9に記載されたデバッグ支援方法であって、
    更に、前記削除設定がなされていないとき、前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータを前記トレースメモリに記録する工程と、
    前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータのグループを示すグループ識別子を所定のメモリに記録する工程
    とを具備するデバッグ支援方法。
  11. 請求項10に記載されたデバッグ支援方法であって、
    前記トレースメモリは複数の物理メモリによって構成され、
    前記所定のメモリは、前記複数の物理メモリのうち前記グループ識別子を格納できる最少数の物理メモリである
    デバッグ支援方法。
  12. 請求項8から11のいずれかに記載されたデバッグ支援方法であって、
    更に、前記少なくとも1つの不要グループの各々について入力操作に応じてトレース表示フラグを設定する工程と、
    前記少なくとも1つの不要グループに属する前記取得したトレースデータの前記表示画面における表示と非表示とを、前記トレース表示フラグに応じて択一的に切り替える工程
    とを具備するデバッグ支援方法。
  13. 請求項8から12のいずれかに記載されたデバッグ支援方法であって、
    リアルタイムOSのトレースデータが、前記少なくとも1つの不要グループとして設定可能である
    デバッグ支援方法。
  14. 請求項8から13のいずれかに記載されたデバッグ支援方法であって、
    前記取得したトレースデータを参照して前記プロセッサがループ処理を行っていると認識した場合の前記ループ処理中の前記トレースデータが、前記少なくとも1つの不要データとして設定可能である
    デバッグ支援方法。
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