JP2011007633A - 帯状部材の形状検出方法とその装置及び変位量計測装置 - Google Patents

帯状部材の形状検出方法とその装置及び変位量計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラの台数を増やすことなく、帯状部材の端部位置などの複数箇所の変位量を計測して、帯状部材の形状を効率よく検出する。
【解決手段】センサーヘッド11を、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる計測点A,Bにレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置11a,11bと、レーザー光の照射部を撮影するカメラ11cと、反射光の受光位置から計測点A,Bの変位量hA,hBを計測する計測部11dと、反射光の光路を変更してこれをカメラ11cに入射させる光学素子群11Mとから構成するとともに、第1及び第2のレーザー装置11a,11bを排他的に点灯させるセンサーヘッド制御手段12を設けて、所定の速度で回転する成型ドラム21に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40の、タイヤ幅方向の異なる2箇所の変位量hA,hBを計測して、帯状のタイヤ構成部材40の形状を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、カーカスプライ等の帯状部材の長さやジョイント量などの形状を検出する方法とその装置に関するものである。
従来、帯状のタイヤ構成部材の長さを測定する装置としては、押出機から押し出され定尺状に切断されて搬送されるトレッド等の帯状ゴム部材の切断面間の隙間を順次計測し、隙間間の距離から帯状ゴム部材の長さを測定する帯状ゴム部材の測長装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この測長装置は、図14に示すように、連続して押し出される帯状ゴム部材70を定尺状に切断するカッター71の下流側で、かつ、切断された定尺状の帯状ゴム部材70Lの上方に変位センサー72を設置し、切断された帯状ゴム部材70Lの切断傾斜角度方向からレーザー光を照射するとともに、帯状ゴム部材70Lの表面で反射されたレーザー光を変位センサー72の検出部である図示しない光電センサーで検出するもので、反射光の強度が帯状ゴム部材70Lの隙間73を照射したときに少なくなることを利用して隙間73の位置を順次検出する。そして、隙間73の位置を検出する毎に、検出された隙間73間の距離を、帯状ゴム部材70,70Lを搬送するコンベヤ74の回転軸74Jに接続されたロータリーエンコーダー75の出力を用いて算出し、定尺状に切断された帯状ゴム部材70Lの長さを測定する。
ところで、前記帯状ゴム部材の測長装置では、変位センサー72として、照射領域が所定のスポット径を有する一次元レーザーセンサーを用いているので、帯状ゴム部材70Lの幅方向の任意の位置での測長ができなかった。
そこで、この問題を解決するため、本出願人は、変位センサーとして、二次元変位センサーを用いることで、1台の変位センサーであっても、幅方向の広い範囲で、帯状部材の段差の位置(始端及び終端)を検出することができる帯状部材の測長装置を提案している(例えば、特許文献2参照)。
この測長装置は、具体的には、図15に示すように、ライン状のレーザー光を照射するレーザー光源81aと、CCDカメラを備えタイヤ構成部材80の表面で反射されたレーザー光の受光位置からタイヤ構成部材80の変位量を計測する変位量計測手段81bとを備えた二次元変位センサー81により、所定の速度で回転する成型ドラム82に貼り付けられたタイヤ構成部材80に、タイヤ構成部材80の長手方向に対して所定の角度傾斜したラインビームを照射しながら、タイヤ構成部材80の照射部からの反射光を受光してタイヤ構成部材80の始端及び終端の位置を計測するもので、前記特許文献2では、2台の二次元変位センサー81,81をタイヤ構成部材80の幅方向の端部側にそれぞれ設置することで、タイヤ構成部材80の始端80a及び終端80bの位置を全幅にわたって計測することができる。
特開2003−28630号公報 WO 2006/019070 A1
ところで、タイヤ構成部材80の幅が広い場合、その始端80a及び終端80bの位置を全幅にわたって計測するためには、傾斜角を大きくとる必要がある。しかし、傾斜角を大きくすると、計測点間の間隔が広くなるため、測長の精度が低下してしまうといった問題点が発生する。したがって、測長の精度を維持するため、タイヤ構成部材80の長さ方向の同一位置において、幅方向の中央部及び両端部を含む3か所以上を計測するニーズが高まってきた。
計測点の数を増やすためには二次元変位センサーの台数を増やす必要があるが、前記従来の測長装置の二次元変位センサーは、1台で1点の計測となるため、例えば、4点計測を行うためには、二次元変位センサーが4台必要となる。しかしながら、成型ドラム82の幅方向に4台の二次元変位センサーを取付けることは、スペースの関係で難しかった。
また、二次元変位センサーの数を増やすことは、高価なカメラを増設することになり、装置が高額になってしまうといった問題点があった。
そこで、少ない台数のカメラで複数の計測点を測定することのできる小型で安価な測長装置が求められていた。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、カメラの台数を増やすことなく、帯状部材の端部位置などの複数箇所の変位量を計測して、帯状部材の形状を効率よく検出する方法と帯状部材の形状検出装置とこの装置に用いられる変位量計測装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に記載の発明は、帯状部材にレーザー光を照射するとともに前記帯状部材の表面で反射された前記レーザー光の反射光を受光し、この反射光の受光位置の変化から前記帯状部材の変位量を計測する変位センサーを用いて前記帯状部材の形状を検出する帯状部材の形状検出方法において、前記帯状部材に、複数のレーザー光を排他的に照射しながら1台のカメラにて前記照射された箇所の画像を撮影して前記帯状部材の変位量を計測し、これらの計測された変位量をレーザー光毎に並べ換えることにより、前記帯状部材の幅方向の複数箇所の変位量を計測して、前記帯状部材の形状を検出することを特徴とする。これにより、1台のカメラで帯状部材の端部位置などの幅方向の互いに異なる2箇所の変位量を計測することができるので、帯状部材の形状測定を効率よく行うことができる。
複数のレーザー光を排他的に照射するとは、複数のレーザー光は1本ずつ照射され、かつ、同時刻には照射されるレーザー光が1本だけであることを意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の帯状部材の形状検出方法において、前記変位センサーを、前記帯状部材に対して、前記帯状部材の長手方向に相対的に移動させて、前記帯状部材の幅方向の複数箇所の変位量を前記帯状部材の長手方向に沿って計測するようにしたもので、これにより、前記帯状部材の長手方向に沿った形状を検出することができるので、簡単な構成で、前記帯状部材の端部の位置や接合部、更には、前記帯状部材の長さ等を効率よく検出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の帯状部材の形状検出方法において、前記レーザー光を、前記帯状部材の長手方向に延長するラインビームとして、複数の異なる時刻において前記帯状部材の同一箇所の変位量を計測して複数の異なる照射角度で計測した前記帯状部材の同一箇所の変位量を求め、前記複数の異なる照射角度で計測された前記帯状部材の同一箇所の変位量のデータを用いて前記同一箇所の形状を検出することを特徴とする。このように、レーザー光をラインビームとすることで、端部位置などの帯状部材の特定箇所(同一箇所)の変位量を複数の異なる時刻において計測することができるので、帯状部材の特定箇所を複数の異なる角度で計測することができる。このように、帯状部材の特定箇所の変位量を複数の異なる角度で計測すれば、その点が、ある角度で計測したときに死角となって変位量のデータが得られなかった場合でも、別の角度で計測したデータで補完することができる。例えば、端部近くの表面に凸があり、ある角度から計測したときに端部がこの凸部の影になってしまった場合でも、別の角度から計測すれば、端部は凸部の影にはならないので、この別の角度から計測した端部の変位量のデータを用いれば、前記端部位置を求めることができる。したがって、端部位置などの部材の特定箇所の正確な位置を検出することができる。
また、この操作を帯状部材の長手方向に沿って順次行うことで、帯状部材の長手方向の形状を精度よく検出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の帯状部材の形状検出方法において、前記レーザー光を、前記帯状部材の長手方向に交差する方向に延長するラインビームとし、前記レーザー光と交差する前記帯状部材の始端または終端の位置を、前記帯状部材の幅方向の異なる箇所で計測して、前記帯状部材の幅方向の複数の位置における前記帯状部材の長さを検出することを特徴とする。これにより、帯状部材の長手方向に交差する方向に延長するラインビームを照射して、帯状部材の始端または終端の位置を測定する方法においても、1台のカメラで2点計測ができるので、帯状部材の測長を効率よく行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の帯状部材の形状検出方法を実現するための装置であって、帯状部材の表面の互いに異なる位置にレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置を備えた照射手段と、これらのレーザー光の反射光を受光して前記帯状部材の変位量を計測する変位量計測手段とを備え、第1及び第2のレーザー装置が、前記帯状部材の幅方向に平行でかつ前記帯状部材の長手方向に垂直な平面内において、それぞれの光軸が前記変位量計測手段の光軸を挟んで互いに反対側に位置するように配置された構成の変位センサーと、前記第1及び第2のレーザー装置を排他的に点灯させる照射光制御手段と、前記変位センサーで計測された前記帯状部材の変位量に基づいて、前記帯状部材の形状を検出する形状検出手段とを備え、前記変位量計測手段は、前記第1及び第2のレーザー装置から照射されたレーザー光の照射部の変位量をそれぞれ計測し、前記形状検出手段は、前記計測された照射部の変位量を、第1及び第2のレーザー装置の反射光毎の変位量に並べ換えることにより、前記帯状部材の幅方向の2箇所の形状を検出することを特徴とする。これにより、簡単な構成で、帯状部材の複数の計測点を精度よく計測することができるとともに、装置を小型化することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の帯状部材の形状検出方法を実現するための装置であって、請求項5に記載の帯状部材の形状検出装置において、前記変位センサーと前記帯状部材とを前記帯状部材の長手方向に相対的に移動させる移動手段を設けて、前記帯状部材の幅方向の2箇所の前記帯状部材の長手方向に沿った形状を検出することを特徴とする。これにより、前記帯状部材の端部の位置や接合部、更には、前記帯状部材の長さ等を効率よく検出することのできる小型で簡単な構成の帯状部材の形状検出装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の帯状部材の形状検出方法を実現するための装置であって、請求項6に記載の帯状部材の形状検出装置において、前記変位センサーは、帯状部材の長手方向に沿って延長するラインビームを照射する第1及び第2のレーザー装置と、前記帯状部材の表面で反射された前記第1及び第2のレーザー装置からのラインビームの反射光を受光し、これらの反射光の受光位置から前記帯状部材の変位量を計測する変位量計測手段とを備えた二次元変位センサーであり、前記変位量計測手段は、前記帯状部材の表面の幅方向の2箇所において、前記帯状部材の同一箇所の変位量を複数の異なる時刻で計測し、前記形状検出手段は、前記変位量計測手段で計測した変位量のデータから、複数の異なる時刻における前記同一箇所の変位量のデータを抽出するデータ抽出手段と、前記変位センサーと前記帯状部材との相対移動量を検出する移動量検出手段と、前記移動量検出手段で検出された相対移動量を用いて前記複数の異なる時刻を前記変位センサーと前記同一箇所との成す角である計測角度に変換するとともに、前記変換された計測角度のデータとこの計測角度における前記同一箇所の変位量のデータとを用いて前記同一箇所の座標データを算出する座標算出手段と、前記複数の異なる計測角度で算出した前記同一箇所の座標データを用いて前記同一箇所の座標を特定する座標特定手段とを備えたことを特徴とする。これにより、二次元変位センサーの台数を増やすことなく、帯状部材の端部位置などの部材の同一箇所の変位量を搬送方向に対して異なる角度で計測することができるとともに、異なる角度で計測した同一箇所の変位量のデータから求めた複数の位置座標のデータを用いて同一箇所の正確な位置を検出することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜請求項7のいずれかに記載の帯状部材の形状検出装置であって、前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射し、これらの反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるミラーを備えたことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項5〜請求項7のいずれかに記載の帯状部材の形状検出装置であって、前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるレンズとを備えたことを特徴とする。
このように、照射部からの反射光をミラーまたは反射ミラーとレンズとを備えた光学系を用いて変位量計測手段(厳密には、変位量計測手段を構成するCCDカメラの受光面)に合焦させることにより、必要な被写界深度・視野を確保することができるので、変位量の計測精度を向上させることができる。
また、請求項10に記載の発明は、被検体の変位量を計測する変位量計測装置であって、被検体表面の互いに異なる位置にレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置と、前記第1及び第2のレーザー装置を排他的に点灯させる照射光制御手段と、前記第1及び第2のレーザー装置から照射されたレーザー光の反射光を受光し、これらの反射光の受光位置から被検体の変位量を計測する変位量計測手段とを備えたことを特徴とする。これにより、帯状部材の複数の計測点を効率よく測定することのできる小型で安価な変位量計測装置を提供することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の変位量計測装置であって、前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射し、これらの反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるミラーを備えたことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10に記載の変位量計測装置であって、前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるレンズとを備えたことを特徴とする。
このように、照射部からの反射光をミラーまたは反射ミラーとレンズとを備えた光学系を用いて変位量計測手段に合焦させることにより、必要な被写界深度・視野を確保することができるので、被検体の変位量を更に正確に計測することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本発明の実施の形態1に係るタイヤ構成部材の測長装置の概要を示す図である。 成型ドラムに貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材の始端及び終端の位置とセンサーヘッドとの関係を示す図である。 センサーヘッドの構成を示す図である。 センサーヘッドの光学系の一例を示す図である。 センサーヘッドの光学系の他の例を示す図である。 計測点Aと計測点Bにおける変位量のデータを示す図である。 センサーヘッドの光学系の他の例を示す図である。 帯状のタイヤ構成部材の長手方向に対して傾斜したラインビームを用いて、帯状のタイヤ構成部材の始端及び終端の位置を検出する方法を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るタイヤ構成部材の形状測定装置の概要を示す図である。 計測線における変位量のデータの取得方法を示す図である。 帯状のタイヤ構成部材の終端の位置と撮影位置との関係を示す図である。 異なる計測角度で計測した帯状のタイヤ構成部材の変位量のデータの合成方法の一例を示す図である。 2台の二次元変位センサーを用いた端部測定方法を示す図である。 従来の一次元変位センサーを用いた端部測定方法を示す図である。 従来の二次元変位センサーを用いた端部測定方法を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るタイヤ構成部材の測長装置(以下、測長装置という)10の概要を示す図で、図2(a),(b)は、成型ドラム21に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40の始端及び終端の位置とセンサーヘッド11との関係を示す図である。
測長装置10は、変位量計測装置であるセンサーヘッド11と、ドラム回転装置22と、ロータリーエンコーダー23と、センサーヘッド制御手段12と、演算装置13と、移動手段とを備える。
演算装置13は、記憶手段14とデータ変換手段15とデータ抽出手段16と形状測定手段17とを備え、形状測定手段17は、段差判定部17aと測長部17bとを備える。
本例の測長装置10の移動手段は、成型ドラム21、ドラム回転装置22、及び、ロータリーエンコーダー23を備える。前記成型ドラム21、ドラム回転装置22、及び、ロータリーエンコーダー23は、カーカスプライ、ベルト、トレッド等の帯状のタイヤ構成部材を成型ドラム21の周面に順に貼り付けながら積層して生タイヤに成型する成型機の構成要素である。
成型ドラム21は成型機の主軸24の先端部に連結された拡縮可能な円筒状の部材で、この成型ドラム21の後方に設置された搬送コンベヤ31により搬送されてくる帯状のタイヤ構成部材40が、押付けローラー32により成型ドラム21に押付けられてその外周側面に順次貼り付けられる。
図2(a)において、符号40aは、成型ドラム21に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40の始端である。成型ドラム21に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40は、成型ドラム21とともに、成型ドラム21の回転方向に移動する。帯状のタイヤ構成部材40の移動方向は、当該帯状のタイヤ構成部材40の長手方向である。
帯状のタイヤ構成部材40の長さは、成型ドラム21の周長とほぼ等しいので、成型ドラム21が更に回転すると、図2(b)に示すように、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aと終端40bとにより、ジョイント部40cが形成される。ここでは、始端40aと終端40bとが重なり合ったジョイント部40cを図示したが、ジョイント部としては、始端40aと終端40bとの間に隙間ができる場合や、隙間もしくは重なりがない場合もある。
ドラム回転装置22は、主軸24に変速機22aを介して連結された駆動用モータ22bを備え、成型ドラム21の回転軸である主軸24を所定の速度で回転させる。
ロータリーエンコーダー23は、主軸24の回転を検出する回転位置検出センサーで、成型ドラム21の回転位置を検出するとともに、成型ドラム21が所定角度Δα回転する毎に、パルス信号を、成型ドラム21の回転速度を制御する成型ドラム制御装置25とセンサーヘッド制御手段12とにそれぞれ出力する。本例では、ロータリーエンコーダー23としてAB相出力タイプのロータリーエンコーダーを用いているが、ABZ相出力タイプのものであってもよい。
センサーヘッド11は、図3にも示すように、第1及び第2のレーザー装置11a,11bと、光学素子群11Mと、カメラ11cと、計測部11dとを備える。カメラ11cと計測部11dとにより、本発明の変位量計測手段を構成する。なお、光学素子群11Mの具体的な構成例を、図4及び図5に示す。
第1及び第2のレーザー装置11a,11bは、それぞれ、センサーヘッド制御手段12からの制御信号に基づいて、測定対象物である帯状のタイヤ構成部材40の表面に、所定のスポット径を有するレーザー光を交互に照射する。なお、本例では、第1及び第2のレーザー装置11a,11bの計測深度中心位置を第1及び第2のレーザー装置11a,11bからh=85mm離れた位置とし、この計測深度中心位置におけるスポット径を150μmとした。また、レーザー深度範囲をΔh=40mmとした。
光学素子群11Mは、帯状のタイヤ構成部材40の表面で反射されたレーザー光の光路を変更してこれをカメラ11cに入射させる。
カメラ11cは、直線状に配列されたCCD素子を備え、後述する基準パルス信号に同期して、帯状のタイヤ構成部材40の表面の照射部の画像を撮影する。以下、第1のレーザー装置11aが照射するレーザー光の照射部を計測点A、第2のレーザー装置11bが照射するレーザー光の照射部を計測点Bという。計測点Aと計測点Bとは、図1に示すように、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる位置にある点である。計測点Aと計測点Bとは、成型ドラム21の回転に伴って帯状のタイヤ構成部材40の表面を、帯状のタイヤ構成部材40の長手方向に沿って移動する。
計測部11dは、光学素子群11Mを介してカメラ11cのCCD素子の面11fに入射した、計測点A及び計測点Bからの反射光の受光位置から、計測点A及び計測点Bの基準位置からの変位量hAと変位量hBとをそれぞれ計測する(図3参照)。
本例では、図2(a),(b)に示すように、センサーヘッド11を、成型ドラム21の中心位置Oと基準位置O’とを結ぶ直線上に配置するとともに、計測部11dで計測する変位量hA,hBの基準位置O’を、センサーヘッド11から、帯状のタイヤ構成部材40が巻回されていないときの成型ドラム21の表面の位置とした。
図4及び図5は、センサーヘッド11の光学系の構成例を示す図である。
図4は、光学素子群11Mを、反射面が曲面である複数のミラーSk(Sa1〜Sa3及びSb1〜Sb3)から構成した例で、ミラーSa1〜Sa3は、計測点Aからの反射光をカメラ11cに入射させるためのミラー、ミラーSb1〜Sb3は、計測点Bからの反射光をカメラ11cに入射させるためのミラーである。
本例では、第1及び第2のレーザー装置11a,11b、ミラーSk、及び、カメラ11cを、シャインプルーフ条件(共役結像条件)を満たすように配置することで、必要な被写体深度と視野とを得るようにしている。
すなわち、ミラーSa1〜Sa3は、少なくとも、計測点A及び計測点Bの基準位置である帯状のタイヤ構成部材40が巻回されていない場合の反射光と、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aと終端40bとが重なり合った場合の反射光とのいずれもが、カメラ11cのCCD素子の面11f上に結像するように配置される。ミラーSb1〜Sb3についても同様である。
これにより、成型ドラム21に巻回された帯状のタイヤ構成部材40の表面の形状を確実に検知することができる。
なお、図4に示すように、不要な光がカメラ11cに入射しないように、カメラ11c側に配置されるミラーSa3,Sb3との間には、遮光部材Tを配置することが好ましい。
図5は、光学素子群11Mを、複数の反射ミラーMk(Ma1,Ma2及びミラーMb1,Mb2)とレンズL(La,Lb)とから構成した例で、反射ミラーMa1,Ma2とレンズLaとは、計測点Aからの反射光をカメラ11cに入射させるための反射ミラーとレンズである。反射ミラーMb1,Mb2とレンズLbとは、計測点Bからの反射光をカメラ11cに入射させるための反射ミラーとレンズである。
本例では、反射ミラーMkとして反射面が平面であるミラーを用い、レンズLとして、入射する側の面L1が凸状の球面で出射する面L2が凹状の球面であるレンズを用いるとともに、第1及び第2のレーザー装置11a,11b、ミラーMk、レンズL、及び、カメラ11cを、シャインプルーフ条件(共役結像条件)を満たすように配置することで、必要な被写体深度と視野とを得るようにしている。
この例でも、反射ミラーMa1,Ma2及びレンズLaは、成型ドラム21に帯状のタイヤ構成部材40が巻回されることによって第1のレーザー装置11aと計測点Aまでの距離が変化しても、計測点Aで反射されたレーザー光が、カメラ11cのCCD素子の面11f上に結像するように配置される。反射ミラーMb1,Mb2及びレンズLbについても、同様に、第2のレーザー装置11bと計測点Bまでの距離が変化した場合でも、計測点Bで反射されたレーザー光が、カメラ11cのCCD素子の面11f上に結像するように配置される。
なお、反射ミラーMa2,Mb2に代えて、プリズムPを設置し、このプリズムの入射面P1,P2を反射面としてもよい。
センサーヘッド制御手段12は、ロータリーエンコーダー23からのパルス信号に同期して撮影を行うように、センサーヘッド11を制御する。
図1に示すように、ロータリーエンコーダー23が正転(CW方向に回転)しているときには、B相のパルスはA相のパルスよりも1パルスの波長の1/4だけ遅れる。センサーヘッド制御手段12では、このA相のパルスとB相のパルスとを用いて4逓倍信号を作成し、この4逓倍信号を分周器を用いて分周して、予め設定した周波数の基準パルス信号(ここでは、320Hz)を発生させ、この基準パルス信号によりセンサーヘッド11の第1及び第2のレーザー装置11a,11bの点灯のタイミングとカメラ11cの撮影のタイミングとを制御する。
具体的には、奇数番目のパルスで図1の左側に配置された第1のレーザー装置11aを点灯させ、偶数番目のパルスで右側に配置された第2のレーザー装置11bを点灯させる。カメラ11cは各パルス信号が入力する毎に、帯状のタイヤ構成部材40の第1のレーザー装置11aからのレーザー光の照射部と第2のレーザー装置11bからのレーザー光の照射部とを順次撮影する。
演算装置13を構成する記憶手段14、データ変換手段15、データ抽出手段16、及び、形状測定手段17は、パーソナルコンピュータ等のソフトウェアにより構成される。
記憶手段14は、所定の時間間隔Δt毎に計測された帯状のタイヤ構成部材40の計測点A及び計測点Bの基準位置からの変位量hA及び変位量hBを順次記憶して保存する。
撮影開始時刻である計測開始時刻をt0、センサーヘッド制御手段12からカメラ11cに入力される基準パルス信号の周期をΔtとすると、図6に示すように、時刻t=t0+(2k−1)Δt(k=1,2,3,……)において計測された変位量のデータが計測点Aにおける変位量のデータhA(t)で、時刻t=t0+2k・Δtにおいて計測された変位量のデータが計測点Bにおける変位量のデータhB(t)である。
なお、基準パルス信号の周期Δtが前記時間間隔Δtとなる。
データ変換手段15は、成型ドラム21の回転角速度ωのデータを用いて、記憶手段14に保存されている計測時刻毎のデータh(t)を、成型ドラム21の回転角度α毎のデータh(α)にラベル付けして記憶手段14に再保存する。計測時における時刻tkは、計測開始時刻t0と基準パルス信号の周期Δtと計測開始時から計測時までのパルス数kとを用いて、tk=t0+k・Δtで表わせる。一方、計測開始点をα=0とすると、成型ドラム21の回転角度は、αk=ω・(k・Δt)となる。これにより、計測時刻tk毎に抽出した変位量のデータh(tk)を、回転角度αk毎のデータh(αk)に変換することができる。以下、計測点Aにおける変位量のデータをhA(αk)、計測点Bにおける変位量のデータをhB(αk)と表わす。
データ抽出手段16は、計測点Aの変位量のデータhA(αk)と計測点Bの変位量のデータhB(αk)とを分離して抽出する。
形状測定手段17の段差判定部17aは、データ抽出手段16で抽出された計測点Aの変位量のデータhA(αk)と計測点Bの変位量のデータhB(αk)とを用いて、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の2箇所における始端40aもしくは終端40bを検出する。
具体的には、予め段差を判定するための閾値Hを設定しておき、計測点Aであれば、回転角度がα=αp-1であるときの変位量hA(αp-1)と回転角度がα=αであるときの変位量hA(αp)との差Δhが、Δh≧Hを満たす場合に、成型ドラム21の回転角度αpに対応する箇所Pが段差部であると判定する。段差部が存在すれば、それは、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aもしくは終端40bとなる。最初に検出される回転角度αp1に対応する段差部P1が始端40aの位置で、後に検出される回転角度αp2に対応する段差部P2が終端40bの位置である。
計測点Bについても同様で、最初に検出される回転角度αq1に対応する段差部Q1が始端40aの位置で、後に検出される回転角度αq2に対応する段差部Q2が終端40bの位置である。
測長部17bでは、段差部P1と段差部P2間の距離から、計測点Aにおける帯状のタイヤ構成部材40の長さFAを求めるとともに、段差部Q1と段差部Q2間の距離から、計測点Bにおける帯状のタイヤ構成部材40の長さFBを求める。これにより、帯状のタイヤ構成部材40の長さFを幅方向の2箇所において求めることができるので、帯状のタイヤ構成部材40の測長を精度よく行うことができる。
次に、本例の測長装置10を用いた帯状のタイヤ構成部材40の測長方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、成型ドラム21の回転速度と同じ速度で走行する搬送コンベヤ31により成型ドラム21の上部に搬送された帯状のタイヤ構成部材40を、押付けローラー32により、成型ドラム21の周面上に順次貼り付ける。成型ドラム21の周面上に順次貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40は成型ドラム21の回転に伴って円弧状に屈曲しながら長手方向に移動する。
センサーヘッド11は、成型ドラム21の回転位置を検出するロータリーエンコーダー23からのパルス信号の立ち上がりに同期して、成型ドラム21が所定角度Δα回転する毎に、帯状のタイヤ構成部材40の計測点Aにおける厚み方向の変位量hA(t)と計測点Bにおける厚み方向の変位量hB(t)とを交互に測定し、そのデータを記憶手段14に順次記憶して保存する。
帯状のタイヤ構成部材40の始端40aが、第1のレーザー装置11aからのレーザー光の照射部もしくは第2のレーザー装置11bからのレーザー光の照射部に入ってくると、センサーヘッド11の検出する変位量hA(t)もしくは変位量hB(t)が大きく変化する。そこで、このときの回転角度αp1と回転角度αq1から、成型ドラム21上の帯状のタイヤ構成部材40の段差部P1と段差部Q1とを求めることにより、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aの位置を、幅方向の2箇所において求める。
次に、図2(b)に示すように、成型ドラム21が更に回転して、帯状のタイヤ構成部材40の終端40bが、第1のレーザー装置11aからのレーザー光の照射部もしくは第2のレーザー装置11bからのレーザー光の照射部に入ってきたときも、始端40aの場合と同様に、センサーヘッド11の検出する変位量hA(t)もしくは変位量hB(t)が大きく変化する。そこで、このときの回転角度αp2と回転角度αq2とから、段差部P2と段差部Q2とを求めることにより、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の2箇所における終端40bの位置を求める。
最後に、段差部P1と段差部P2間の距離から、計測点Aにおける帯状のタイヤ構成部材40の長さFAを求めるとともに、段差部Q1と段差部Q2間の距離から、計測点Bにおける帯状のタイヤ構成部材40の長さFBを求めることにより、帯状のタイヤ構成部材40の長さFを幅方向の2箇所において求める。
このように、本実施の形態1によれば、センサーヘッド11を、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる計測点Aと計測点Bとにレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置11a,11bと、第1及び第2のレーザー装置11a,11bからのレーザー光の反射光を受光して照射部を撮影するカメラ11cと、反射光の受光位置から計測点Aと計測点Bの変位量hAと変位量hBとを計測する計測部11dと、反射光の光路を変更してこれをカメラ11cに入射させる光学素子群11Mとから構成するとともに、第1及び第2のレーザー装置11a,11bを排他的にかつ交互に点灯させるセンサーヘッド制御手段12を設けて、所定の速度で回転する成型ドラム21に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる2箇所の変位量hAと変位量hBを計測して、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aの位置と終端40bの位置とを求めるようにしたので、1台のカメラで、帯状のタイヤ構成部材40の長さFを幅方向の2箇所において求めることができる。したがって、帯状のタイヤ構成部材40の測長を効率よく行うことができるとともに、装置を小型・軽量化することができる。
なお、前記実施の形態1では、帯状のタイヤ構成部材40の長さFを幅方向の2箇所において測定する測長装置10について説明したが、形状測定手段17に代えて、データ抽出手段16で抽出された計測点Aにおける変位量のデータhA(αk)と計測点Bにおける変位量のデータhB(αk)とを回転角度αkの大きさの順に並べ、更に、補完法を用いるなどして、連続したデータに変換して、帯状のタイヤ構成部材40の表面の形状を測定する表面形状検出手段を設けた帯状部材の形状検出装置を作製し、この帯状部材の形状検出装置により、帯状のタイヤ構成部材40の長手方向の形状を、幅方向の2箇所において検出するようにしてもよい。あるいは、測長装置10の形状測定手段17に、表面形状検出手段と同様の機能を有する表面形状検出部を設けて、帯状のタイヤ構成部材40の形状検出と測長とを同時に行うようにしてもよい。
また、前記例では、レーザー装置を2台としたが、3台以上としてもよい。この場合、センサーヘッド制御手段12は、複数のレーザー装置を順に排他的に点灯させる制御を行う。なお、レーザー装置の台数を増やした場合には、光学素子群11Mの構成もそれに応じて変更する必要があることはいうまでもない。
なお、光学素子群11Mの構成については、図4に示したミラーSkから構成したものや、図5に示した複数の反射ミラーMkとレンズLとから構成したものに限るものではなく、ミラーやレンズやプリズムなどの光学素子が、必要な被写体深度と視野とを得ることができるように配置された構成であればよい。
また、第1及び第2のレーザー装置11a,11bの間隔、すなわち、計測点Aと計測点Bとの間隔を狭く設定することも可能である。図7は、計測点Aと計測点Bとの間隔を狭く設定した場合の光学素子群11Mの一構成例を示す図である。光学素子群11Mは、反射面が曲面であるミラーNa,NbとプリズムQとから構成される。ミラーNaは、計測点Aからの反射光をプリズムQの入射面Qaに入射させるためのミラーで、ミラーNbは、計測点Bからの反射光をプリズムQの入射面Qbに入射させるためのミラーである。これらのミラーNa,Nbは、第1及び第2のレーザー装置11a,11bからの2本のレーザー光の外側に配置され、プリズムQは、カメラ11cの中心線上に配置される。入射面Qaで反射された反射光と入射面Qbで反射された反射光とはカメラ11cに入射され、カメラ11cのCCD素子の面11f上に結像する。
この場合にも、第1及び第2のレーザー装置11a,11b、ミラーNk(k=a,b)、プリズムQ、及び、カメラ11cを、シャインプルーフ条件(共役結像条件)を満たすように配置することで、必要な被写体深度と視野とを得ることができる。
なお、プリズムQに代えて2枚の反射ミラーを用いてもよい。
また、前記例では、成型ドラム21の周面に貼り付けられた帯状のタイヤ構成部材40の長さを測定する場合について説明したが、本発明の測長装置10の使用例はこれに限るものではなく、例えば、押出機から押し出され定尺状に切断されて搬送されるトレッド等の帯状ゴム部材の測長や、切断部の形状測定などの、搬送コンベヤにより移動される帯状部材の形状測定や形状検査に使用することができる。
また、本発明の測定対象物は、カーカスプライ、サイドウオール、ベルト、トレッド等の帯状のタイヤ構成部材40に限るものではなく、フィルムのような他の帯状部材やシート状のような他の帯状部材にも適用可能である。
また、図8に示すように、センサーヘッドとして、図1の第1及び第2のレーザー装置11a,11bをラインビームを照射するレーザー装置51a,51bに変更し、カメラ11cをCCD素子が二次元配列されたCCDカメラ51cに変更するとともに、ラインビームの延長方向を帯状のタイヤ構成部材40の長手方向に対して所定の角度傾斜させる構成のセンサーヘッド51を用いるようにすれば、1台のセンサーヘッド51で、帯状のタイヤ構成部材40の始端40a及び終端40bの位置を全幅にわたって計測することができる。
また、帯状のタイヤ構成部材40の幅が広く、従来の二次元変位センサー81であれば4台必要な場合でも、本発明に拠るセンサーヘッド51を用いれば、2台のセンサーヘッド51で帯状のタイヤ構成部材40の幅方向4点の計測を行うことができる。
更に、センサーヘッド51はCCDカメラ51cが1台なので、従来の二次元変位センサー81よりも小型にできる。したがって、センサーヘッド51の増設が容易なので、幅方向の複数の計測点の形状を確実に計測することができるとともに、安価な装置を提供することができる。
実施の形態2.
図9(a),(b)は、本実施の形態2に係るタイヤ構成部材の形状測定装置(以下、形状測定装置という)60の概要を示す図である。
形状測定装置60は、センサーヘッド61と、ドラム回転装置22と、ロータリーエンコーダー23と、センサーヘッド制御手段62と、演算装置63と移動手段とを備える。
演算装置63は、記憶手段64と特定箇所指定手段65とデータ抽出手段66と座標算出手段67と形状測定手段68とを備え、形状測定手段68は、座標変換部68aと合成補完部68bと形状測定部68cとを備える。
本例の形状測定装置60の移動手段である成型ドラム21、ドラム回転装置22、及び、ロータリーエンコーダー23は、上述した実施の形態1の移動手段と同一構成であるので、説明を省略する。
センサーヘッド61は第1及び第2のレーザー装置61a,61bと、カメラ61cと、計測部61dと、光学素子群61Mとを備えている。
第1及び第2のレーザー装置61a,61bは、それぞれ、センサーヘッド制御手段62からの制御信号に基づいて、帯状のタイヤ構成部材40の表面に、帯状のタイヤ構成部材40の移動方向である長手方向と平行な方向に延長するラインビームを照射する。
カメラ61cは、二次元配列されたCCD素子を備え、ラインビームの照射部からの反射光を受光する。
計測部61dは、カメラ61cで撮影された反射光の位置から測定対象物の基準位置からの変位量を計測する。
光学素子群61Mは、帯状のタイヤ構成部材40の表面で反射されたレーザー光の光路を変更してこれをカメラ61cに入射させる。
本例では、第1及び第2のレーザー装置61a,61bは、帯状のタイヤ構成部材40の表面に、焦点中心のライン長Lが95mmで幅(スポット径)が150μmのレーザー光を交互に照射するようにしている。第1及び第2のレーザー装置61a,61bの計測深度中心位置hとレーザー深度範囲Δhは、それぞれ、85mmと40mmである。
ここで、第1のレーザー装置61aが照射するレーザー光の照射ラインを計測線LA、第2のレーザー装置61bが照射するレーザー光の照射部を計測線LBとする。計測線LAと計測線LBとは、図9(b)に示すように、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる位置にある、帯状のタイヤ構成部材40の長手方向に沿ったラインである。計測線LAと計測線LBとは、成型ドラム21の回転に伴って帯状のタイヤ構成部材40の表面を、その長手方向に沿って移動する。
計測部61dは、光学素子群61Mを介してカメラ61cのCCD素子の面に入射した、計測線LA及び計測線LBからの反射光の受光位置から、計測線LA上の点及び計測線LBの点の基準位置からの変位量hLAと変位量hLBとをそれぞれ計測する。なお、変位量hLAと変位量hLBの詳細については後述する。
なお、変位量の基準位置O’は、前記実施の形態1と同じく、帯状のタイヤ構成部材40が巻回されていないときの成型ドラム21の表面の位置である。
センサーヘッド制御手段62と光学素子群61Mの構成は前記実施の形態1と同様である。但し、光学素子群61Mに使用されるミラーSk、反射ミラーMk、及び、レンズLとしては、ラインビームの反射光をカメラ61cの二次元配列されたCCD素子の面に入射させるために、反射面や入射面が、図4及び図5の紙面に垂直な方向に延長しているものが用いられる。
演算装置63の記憶手段64、特定箇所指定手段65、データ抽出手段66、座標算出手段67、及び、形状測定手段68は、パーソナルコンピュータ等のソフトウェアにより構成される。
記憶手段64は、所定の時間間隔Δt毎に計測された帯状のタイヤ構成部材40の計測線LA及び計測線LBの基準位置からの変位量hLA及び変位量hLBを順次記憶して保存する。
撮影開始時刻である計測開始時刻をt0、センサーヘッド制御手段62からカメラ61cに入力される基準パルス信号の周期をΔtとすると、図10(a)に示すように、時刻ta=t0+(2k−1)Δt(k=1,2,3,……)において計測された変位量のデータが計測線LAにおける変位量のデータhLA(t)で、時刻tb=t0+2k・Δtにおいて計測された変位量のデータが計測線LBにおける変位量のデータhLB(t)である。
変位量のデータhLA(t)は計測線LA上のm個の点Pmの変位量のデータhLAm(t)から成り、変位量のデータhLB(t)は計測線LB上のm個の点Qmの変位量のデータhLBm(t)から成る。このmの最大値は、カメラ61cのCCD素子の素子数(正確には、計測線LAからのレーザー光を受光する方向に配列されたCCD素子の素子数)よりも小さい値に設定される(図10では、図を簡明化するため、m=5とした)。
ここで、図10(b)に示すように、センサーヘッド61と成型ドラム21の中心Oとを結ぶ線と、センサーヘッド61と成型ドラム21上の点Pm(図10(a)では、数字1,2,…,5と表示した)とを結ぶ線との成す角を計測角度θmとしたとき、点Pmの変位量のデータhLAm(t)は、計測線LA上にある回転角度がαで、かつ、計測角度がθmのデータである。また、点Qmの変位量のデータhLBm(t)は、計測線LB上にある回転角度がαで、計測角度がθmのデータである。
特定箇所指定手段65は、記憶手段64に保存された時刻毎のm個の点Pmの変位量のデータhLAm(t)を、回転角度α毎の変位量のデータhLAm(α)に変換するとともに、計測線LAの中心のデータ、すなわち、θm=0のデータであるhLA0(α)を用い、前記実施の形態1と同様の方法にて、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aの位置と終端40bの位置とを求め、この求められた始端40aの位置もしくは終端40bの位置を帯状のタイヤ構成部材40の特定箇所に指定する。計測線LBに沿った始端40aの位置もしくは終端40bの位置についても同様である。なお、特定箇所は始端40aや終端40bに限らず、帯状のタイヤ構成部材40の任意の位置(例えば、始端40aから50mmの位置など)にしてもよい。
以下、特定箇所が終端40bである場合について説明する。
データ抽出手段66は、図11(a)に示すように、まず、θm=0における終端40bのデータhLA0(αk)を抽出する。次に、図11(b),(c)に示すように、計測角度θmがラインビームの広がり幅Δθの半分の角度となるときの終端40bの変位量のデータを抽出する。計測角度がθm-=−Δθ/2のデータhLAm(αk-)は、θm=0における終端40bのデータhLA0(αk)を取得した時刻をtkとすると、t=tk−ΔTでの撮影位置における終端40bの位置のデータで、計測角度がθm+=+Δθ/2のデータhLAm(αk+)は、時刻t=tk+ΔTでの撮影位置における終端40bの位置データである。なお、ΔTは、成型ドラムがラインビームの広がり幅Δθの半分の角度だけ回転する時間間隔である。
なお、本例では、データ抽出数を3個としたが、2個でもよいし、4個以上でもよい。
座標算出手段67は、抽出された計測角度θm毎の変位量のデータを用いて、帯状のタイヤ構成部材40の終端40bの座標データを算出する。この座標データは、例えば、図12のグラフG1〜G3に示すように、計測角度θmを変化させたときの変位量hのグラフとして表すことができる。なお、符号A1〜A3は、それぞれ、グラフG1〜G3中の終端40bの位置を示す。
形状測定手段68の座標変換部68aは、座標算出手段67で算出した各計測角度θm(m=1〜3)における終端40bの変位量hkを、図12のグラフG1kとグラフG3kとに示すように、計測角度がθm=0で計測したときの帯状のタイヤ構成部材40の終端40bの変位量h’ kにそれぞれ変換する。
合成補完部68bは、複数の異なる計測角度θmで計測され座標変換された終端40bの変位量h’kを示すグラフ(図12のグラフG1k,G2,G3k;但し、G2は無変換)を、合成して図12の下側に示すグラフG123のようなグラフを作成する。そして、グラフG123中の符号Aの座標から終端40bの変位量hを算出し、これを記憶手段64に送る。同様に、帯状のタイヤ構成部材40の始端40aの位置についても求めることができる。
このように、帯状のタイヤ構成部材40の長手方向と平行な方向に延長するラインビームを照射する2台のレーザー装置61a,61bを有するセンサーヘッド61を備えた形状測定装置60を用いることにより、帯状のタイヤ構成部材40の幅方向の異なる2箇所における、始端40aの位置座標と終端40bの位置座標とを正確に算出することができるので、帯状のタイヤ構成部材40の長さを効率よく求めることができる。
すなわち、従来は、図13に示すように、帯状のタイヤ構成部材40の同一箇所40kの変位量を二次元ラインセンサー61Aとこの二次元ラインセンサー61Aとは異なる角度に設置された二次元ラインセンサー61Bとを用いて、帯状のタイヤ構成部材40の同一箇所の変位量を計測することにより、同一箇所の変位量を互いに異なる2つの角度から計測したデータを得るようにしていたが、本例のように、センサーヘッド61を備えた形状測定装置60を用いることにより、1台のカメラで同一箇所の変位量を互いに異なる2つの角度から計測することができるとともに、センサー間の位置決め作業も必要でないので、安価で簡便な帯状部材の形状検出装置を提供することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
本発明によれば、カメラの台数を増やすことなく、帯状部材の端部位置などの複数箇所の変位量を計測して、帯状部材の形状を効率よく検出することができるので、これを帯状部材の測長、ジョイント量、3次元形状測定等のタイヤ構成部材の形状検査に適用すれば、形状検査を効率よく行うことができるとともに、検査精度を向上させることができる。
10 タイヤ構成部材の測長装置、11 センサーヘッド、
11a 第1のレーザー装置、11b 第2のレーザー装置、11c カメラ、
11d 計測部、11M 光学素子群、12 センサーヘッド制御手段、
13 演算装置、14 記憶手段、15 データ変換手段、16 データ抽出手段、
17 形状測定手段、17a 段差判定部、17b 測長部、
21 成型ドラム、22 ドラム回転装置、22a 変速機、
22b 駆動用モータ、23 ロータリーエンコーダー、24 主軸、
25 成型ドラム制御装置、31 搬送コンベヤ、32 押付けローラー、
40 帯状のタイヤ構成部材、40a 始端、40b 終端、40c ジョイント部。

Claims (12)

  1. 帯状部材にレーザー光を照射するとともに前記帯状部材の表面で反射された前記レーザー光の反射光を受光し、この反射光の受光位置の変化から前記帯状部材の変位量を計測する変位センサーを用いて前記帯状部材の形状を検出する帯状部材の形状検出方法において、
    前記帯状部材に、複数のレーザー光を排他的に照射しながら1台のカメラにて前記照射された箇所の画像を撮影して前記帯状部材の変位量を計測し、これらの計測された変位量をレーザー光毎に並べ換えることにより、前記帯状部材の幅方向の複数箇所の変位量を計測して、前記帯状部材の形状を検出することを特徴とする帯状部材の形状検出方法。
  2. 前記変位センサーを、前記帯状部材に対して、前記帯状部材の長手方向に相対的に移動させて、前記帯状部材の幅方向の複数箇所の変位量を前記帯状部材の長手方向に沿って計測し、前記帯状部材の形状を検出することを特徴とする請求項1に記載の帯状部材の形状検出方法。
  3. 前記レーザー光を、前記帯状部材の長手方向に延長するラインビームとして、複数の異なる時刻において前記帯状部材の同一箇所の変位量を計測して複数の異なる照射角度で計測した前記帯状部材の同一箇所の変位量を求め、
    前記複数の異なる照射角度で計測された前記帯状部材の同一箇所の変位量のデータを用いて前記同一箇所の形状を検出することを特徴とする請求項2に記載の帯状部材の形状検出方法。
  4. 前記レーザー光を、前記帯状部材の長手方向に交差する方向に延長するラインビームとし、前記レーザー光と交差する前記帯状部材の始端または終端の位置を、前記帯状部材の幅方向の異なる箇所で計測して、前記帯状部材の幅方向の複数の位置における前記帯状部材の長さを検出することを特徴とする請求項2に記載の帯状部材の形状検出方法。
  5. 帯状部材の表面の互いに異なる位置にレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置を備えた照射手段と、これらのレーザー光の反射光を受光して前記帯状部材の変位量を計測する変位量計測手段とを備え、第1及び第2のレーザー装置が、前記帯状部材の幅方向に平行でかつ前記帯状部材の長手方向に垂直な平面内において、それぞれの光軸が前記変位量計測手段の光軸を挟んで互いに反対側に位置するように配置された構成の変位センサーと、
    前記第1及び第2のレーザー装置を排他的に点灯させる照射光制御手段と、
    前記変位センサーで計測された前記帯状部材の変位量に基づいて、前記帯状部材の形状を検出する形状検出手段とを備え、
    前記変位量計測手段は、前記第1及び第2のレーザー装置から照射されたレーザー光の照射部の変位量をそれぞれ計測し、
    前記形状検出手段は、前記計測された照射部の変位量を、第1及び第2のレーザー装置の反射光毎の変位量に並べ換えることにより、前記帯状部材の幅方向の2箇所の形状を検出することを特徴とする帯状部材の形状検出装置。
  6. 前記変位センサーと前記帯状部材とを前記帯状部材の長手方向に相対的に移動させる移動手段を設けて、前記帯状部材の幅方向の2箇所の前記帯状部材の長手方向に沿った形状を検出することを特徴とする請求項5に記載の帯状部材の形状検出装置。
  7. 前記変位センサーは、帯状部材の長手方向に沿って延長するラインビームを照射する第1及び第2のレーザー装置と、前記帯状部材の表面で反射された前記第1及び第2のレーザー装置からのラインビームの反射光を受光し、これらの反射光の受光位置から前記帯状部材の変位量を計測する変位量計測手段とを備えた二次元変位センサーであり、
    前記変位量計測手段は、前記帯状部材の表面の幅方向の2箇所において、前記帯状部材の同一箇所の変位量を複数の異なる時刻で計測し、
    前記形状検出手段は、
    前記変位量計測手段で計測した変位量のデータから、複数の異なる時刻における前記同一箇所の変位量のデータを抽出するデータ抽出手段と、
    前記変位センサーと前記帯状部材との相対移動量を検出する移動量検出手段と、
    前記移動量検出手段で検出された相対移動量を用いて前記複数の異なる時刻を前記変位センサーと前記同一箇所との成す角である計測角度に変換するとともに、前記変換された計測角度のデータとこの計測角度における前記同一箇所の変位量のデータとを用いて前記同一箇所の座標データを算出する座標算出手段と、
    前記複数の異なる計測角度で算出した前記同一箇所の座標データを用いて前記同一箇所の座標を特定する座標特定手段とを備えたことを特徴とする請求項6に記載の帯状部材の形状検出装置。
  8. 前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射し、これらの反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるミラーを備えたことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の帯状部材の形状検出装置。
  9. 前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるレンズとを備えたことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の帯状部材の形状検出装置。
  10. 被検体表面の互いに異なる位置にレーザー光をそれぞれ照射する第1及び第2のレーザー装置と、
    前記第1及び第2のレーザー装置を排他的に点灯させる照射光制御手段と、
    前記第1及び第2のレーザー装置から照射されたレーザー光の反射光を受光し、これらの反射光の受光位置から被検体の変位量を計測する変位量計測手段とを備えたことを特徴とする変位量計測装置。
  11. 前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射し、これらの反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるミラーを備えたことを特徴とする請求項10に記載の変位量計測装置。
  12. 前記第1及び第2のレーザー装置の反射光をそれぞれ反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された反射光を前記変位量計測手段にそれぞれ合焦させるレンズとを備えたことを特徴とする請求項10に記載の変位量計測装置。
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