JP2011007211A - ギヤストッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動ギヤと、該駆動ギヤと噛合する従動ギヤとからなるギヤ列に設けられ、前記駆動ギヤの動きを禁止するギヤストッパに関し、小型化、低コスト化ができるギヤストッパを提供することを課題とする。
【解決手段】ドリブンギヤ(従動ギヤ)3に、ピニオン(駆動ギヤ)1の複数の歯(歯1a、歯1b)に干渉し、ピニオン1の動きを拘束する複数の突部3a、3bを設ける。更に、ドリブンギヤ3の歯底面に、ピニオン1の複数の歯(歯1a、歯1b)と複数の突部3a、3bとが干渉した時に、ピニオン1の歯の歯先の端面が当接する第1受け面3c、3dを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ギヤストッパに関する。
図6はピニオンとセクタギヤとからなるギヤ列を用いたXアーム式のウインドレギュレータを示す図である。
図において、ドアのインナパネルに設けられたベースプレート101上には、ピン103が設けられている。このピン103には、リフトアーム105の中間部が回転可能に取り付けられている。
リフトアーム105の一端には、ドリブンギヤ107が溶接等によりリフトアーム105に重なるように固着されている。このドリブンギヤ(従動ギヤ)107はベースプレート101上に設けられたモータ(ギヤボックスを含む)109の出力軸に設けられたピニオン(駆動ギヤ)110に噛合し、回転駆動されるようになっている。
リフトアーム105の他方の回転端部には、ローラ111が設けられ、このローラ111は、ウインドガラス113の下端部に取り付けられたリフトアームブラケット115に形成されたガイド117に、水平方向に移動可能に係合している。
又、ドアのインナパネルには、イコライザアームブラケット123が取り付けられている。
リフトアーム105のピン103とローラ111との間には、リフトアーム105を貫通するスピンドル119が回転可能に設けられ、スピンドル119の一方の端部には、リフトアームブラケット115方向へ延びる第1のイコライザアーム121が固着されている。
スピンドル119の他方の端部には、イコライザアームブラケット123方向へ延びる第2のイコライザアーム125が固着されている。従って、第1及び第2のイコライザアーム121,125はスピンドル119を介して一体化されたアームとなっている。
第1のイコライザアーム121の先端部には、リフトアームブラケット115のガイド117に移動可能に係合したローラ131が設けられ、第2のイコライザアーム125の先端部には、イコライザアームブラケット123に形成されたガイド133に移動可能に係合したローラ135が設けられている。
上記ウインドレギュレータでは、モータ109を駆動させると、ピニオン110が回転する。
すると、ピニオン110に噛合するドリブンギヤ107が固着されたリフトアーム105が、ピン103を中心に回転し、ウインドガラス113が昇降する。
このような構成のウインドレギュレータにおいて、ウインドガラス113が最下位置まで降下すると、それ以上のウインドガラス113の降下を禁止するために、ドリブンギヤ107には、ピニオン110の動きを禁止するギヤストッパが設けられている。
図7に示すように、ドリブンギヤ107には、ギヤストッパとして歯が形成されていない非ギヤ部107aが形成されている。そして、モータ109を駆動させ、ウインドガラス113が最下位置まで下降すると、ピニオン110の歯の一つがドリブンギヤ107の非ギヤ部107aと干渉し、それ以上のピニオン110の動きが禁止されることにより、ウインドガラス113の下降が禁止される(特許文献1参照)。
特開2008−288961号公報
上記構成では、ピニオン110の動きが禁止された時に、ピニオン110の駆動力は、ピニオン110の一つの歯からドリブンギヤ107の非ギヤ部107aへ伝達される。この時、ピニオン110の一つの歯及びドリブンギヤ107の非ギヤ部107aの一部(ピニオン110の歯が当接する部分)に荷重が集中する。
よって、ピニオン110の歯やドリブンギヤ107の非ギヤ部107aが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン110の歯幅を広くしたり、ドリブンギヤ107の歯の歯幅を広くしたり必要がある。このため、ギヤストッパが大型化する問題点がある。
又、ピニオン110の歯やドリブンギヤ107の非ギヤ部107aが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン110やドリブンギヤ107を高強度材で作らなければならない。このため、ギヤストッパが高コストとなる問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、小型化、低コスト化ができるギヤストッパを提供することにある。
請求項1に係る発明は、駆動ギヤと、該駆動ギヤと噛合する従動ギヤとからなるギヤ列に設けられ、前記駆動ギヤの動きを禁止するギヤストッパにおいて、前記従動ギヤに、前記駆動ギヤの複数の歯に干渉し、前記駆動ギヤの動きを拘束する複数の突部を設けたことを特徴とするギヤストッパである。
請求項2に係る発明は、前記従動ギヤの歯底面に、前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記駆動ギヤの歯の歯先の端面が当接する第1受け面を設けたことを特徴とする請求項1記載のギヤストッパである。
請求項3に係る発明は、前記駆動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの回転軸を軸とする円柱部を設け、前記従動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの円柱部の周面と対向し、前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記周面が当接する第2受け面を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤストッパである。
請求項1−3に係る発明によれば、前記従動ギヤに、前記駆動ギヤの複数の歯に干渉し、前記駆動ギヤの動きを拘束する複数の突部を設けたことにより、駆動ギヤの動きが拘束された時、駆動ギヤの駆動力は、駆動ギヤの複数の歯から従動ギヤの複数の突部に分散されて伝達される。
よって、駆動ギヤの歯、従動ギヤの突部に大きな荷重が作用せず、駆動ギヤの歯の歯幅を広くしたり、従動ギヤの歯の歯幅を広くしたりする必要がない。このため、ギヤストッパの小型化ができる。
又、駆動ギヤの歯や、従動ギヤの突部が大きな荷重に耐えうるように、駆動ギヤや従動ギヤを高強度材で作る必要がない。このため、駆動ギヤや従動ギヤを安価な材料で製造でき、ギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、駆動ギヤや従動ギヤを高強度材で作る必要がないので、駆動ギヤや従動ギヤを例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、ギヤストッパの軽量化ができる。
請求項2に係る発明によれば、前記従動ギヤの歯底面に、前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記駆動ギヤの歯の歯先の端面が当接する第1受け面を設けたことにより、駆動ギヤが拘束された時、駆動ギヤの歯に作用する荷重は、突部が歯の側面を押す荷重(曲げ荷重)と、従動ギヤの第1受け面が駆動ギヤの歯の歯先の端面を押す荷重(圧縮荷重)とに分散される。
よって、第1受け面がない場合に比べて、駆動ギヤの歯の側面を押す荷重(曲げ荷重)が減り、駆動ギヤの歯幅を広くする必要がない。このため、ギヤストッパの小型化ができる。
又、駆動ギヤの歯が大きな荷重に耐えうるように、駆動ギヤを高強度材で作る必要がない。このため、駆動ギヤを安価な材料で製造でき、ギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、駆動ギヤを高強度材で作る必要がないので、駆動ギヤを例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、ギヤストッパの軽量化ができる。
請求項3に係る発明によれば、前記駆動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの回転軸を軸とする円柱部を設け、前記従動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの円柱部の周面と対向し、前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記周面が当接する第2受け面を設けたことにより、駆動ギヤの動きが拘束された時、駆動ギヤの駆動力は分散され、駆動ギヤの円柱部から第2受け面の経路でも伝達される。
よって、円柱部、第2受け面がない場合に比べて、駆動ギヤの歯に作用する荷重が減り、駆動ギヤの歯幅を広くする必要がない。このため、ギヤストッパの小型化ができる。
又、駆動ギヤの歯が大きな荷重に耐えうるように、駆動ギヤを高強度材で作る必要がない。このため、駆動ギヤを安価な材料で製造でき、ギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、駆動ギヤを高強度材で作る必要がないので、駆動ギヤを例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、ギヤストッパの軽量化ができる。
第1実施形態を説明する図で、図6に示したウインドレギュレータのピニオンとドリブンギヤとからなるギヤ列に適用した実施形態である。 第2実施形態を説明する斜視図である。 図2の分解斜視図である。 図2のB方向矢視図である。 図4の円柱部、受け部を取り除いた図である。 ピニオンとセクタギヤとからなるギヤ列を用いたXアーム式のウインドレギュレータを示す図である。 図6のギヤストッパを説明する図である。
『第1実施形態』
次に、図1を用いて本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態は、図6に示したウインドレギュレータのピニオンとドリブンギヤとからなるギヤ列に適用した実施形態である。
図において、ピニオン(駆動ギヤ)1は、ドリブンギヤ3に噛合している。
そして、ピニオン1が矢印A方向に回転駆動され、ウインドガラスが最下位置まで降下すると、それ以上のウインドガラス113の降下を禁止するために、ドリブンギヤ3には、ギヤストッパとしてピニオン1の複数の歯1a、歯1bにそれぞれ同時に干渉し、ピニオン1の動きを拘束する複数の突部3a、突部3bが設けられている。
又、ドリブンギヤ3の歯底に、ピニオン1の歯先との間隔が漸次狭くなり、ピニオン1の複数の歯1a、歯1bと複数の突部3a、突部3bとが干渉した時に、ピニオン1の歯1a、歯1bの歯先の端面がそれぞれ同時に当接する第1受け面3c、第1受け面3dが形成されている。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) ピニオン1の動きが拘束された時、ピニオン1の駆動力は、ピニオン1の歯1a、歯1bからドリブンギヤ3の突部3a、突部3bに分散されて伝達される。
よって、ピニオン1の歯1a、歯1b及びドリブンギヤ3の突部3a、突部3bに大きな荷重が作用せず、ピニオン1の歯幅を広くしたり、ドリブンギヤ3の歯の歯幅を厚くしたりする必要がない。このため、ギヤストッパの小型化ができる。
又、ピニオン1の歯1a、歯1bや、ドリブンギヤ3の突部3a、突部3bが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン1やドリブンギヤ3を高強度材で作る必要がない。このため、ピニオン1やドリブンギヤ3を安価な材料で製造でき、ギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、ピニオン1やドリブンギヤ3を高強度材で作る必要がないので、ピニオン1やドリブンギヤ3を例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、ギヤストッパの軽量化ができる。
(2) ピニオン1が拘束された時、ピニオン1の歯1a、歯1bに作用する荷重は、ドリブンギヤ3の突部3a、突部3bが歯1a、歯1bの側面を押す荷重(曲げ荷重)と、ドリブンギヤ3の第1受け面3c、第1受け面3dがピニオン1の歯1a、歯1bの歯先の端面を押す荷重(圧縮荷重)とに分散される。
よって、第1受け面3c、第1受け面3dがない場合に比べて、ピニオン1の歯1a、歯1bの側面を押す荷重(曲げ荷重)が減り、ピニオン1の歯幅を広くする必要がない。このため、更にギヤストッパの小型化ができる。
又、ピニオン1の歯1a、歯1bが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン1を高強度材で作る必要がない。このため、ピニオン1を安価な材料で製造でき、更にギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、ピニオン1を高強度材で作る必要がないので、ピニオン1を例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、更にギヤストッパの軽量化ができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、ドリブンギヤ3の突部が2つの場合で説明したが、2つに限定するものではなく、3以上あってもよい。
また、上記実施形態のギヤストッパは、下記(A)、(B)の2つの構成とした。
(A) ピニオン1の複数の歯1a、歯1bにそれぞれ同時に干渉し、ピニオン1の動きを拘束する複数の突部3a、突部3b。
(B) ドリブンギヤ3の歯底に、ピニオン1の歯先との間隔が漸次狭くなり、ピニオン1の複数の歯1a、歯1bと複数の突部3a、突部3bとが干渉した時に、ピニオン1の歯1a、歯1bの歯先の端面がそれぞれ同時に当接する第1受け面3c、第1受け面3d。
しかし、ギヤストッパとして、(A)の構成だけでもよいし、(B)の構成だけでもよい。
『第2実施形態』
図2−図5を用いて第2実施形態を説明する。本実施形態は、ピニオンとラックとからなるギヤ列に適用した実施形態である。図2は斜視図、図3は図2の分解斜視図、図4は図2のB方向矢視図、図5は図4の円柱部、受け部を取り除いた図である。
これらの図において、駆動ギヤであるピニオン10は、従動ギヤであるラック13に噛合している。
ピニオン10は、歯が形成されたピニオン本体部11と、ピニオン本体部11の側部に形成され、ピニオン本体部11の回転軸を軸とし、ピニオン本体部11の歯の歯先円と同じ径の円柱部12とからなっている。
一方、ラック13は、ピニオン10のピニオン本体部11の歯が噛合する歯が形成されたラック本体部14と、ラック本体部14の端部の側部に形成され、ピニオン10の円柱部12の周面と対向する面を有する受け部15とからなっている。
ラック13の端部側には、矢印C方向に回転駆動されるピニオン11の動きを禁止するギヤストッパが形成されている。本実施形態のギヤストッパは、下記(C)−(E)の3つの構成よりなっている。
(C) ラック本体部14には、矢印C方向に回転駆動されるピニオン本体部11の複数の歯11a、歯11b、歯11cにそれぞれ同時に干渉し、ピニオン10の動きを拘束する複数の突部14a、突部14b、突部14cが設けられている。
(D) ラック本体部14の歯底に、ピニオン本体部11の歯先との間隔が漸次狭くなり、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cと、ラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cとが干渉した時に、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cの歯先の端面がそれぞれ同時に当接する第1受け面14d、第1受け面14e、第1受け面14fが形成されている。
(E) ラック13の受け部15に、ピニオン10の円柱部12の周面と対向し、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cと、ラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cとが干渉した時に、ピニオン10の円柱部12の周面が当接する第2受け面15a形成する。
このような構成によれば、下記のような効果が得られる。
(1) ピニオン10の動きが拘束された時、ピニオン10の駆動力は、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11bからラック13のラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cに分散されて伝達される。
よって、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11c及びラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cに大きな荷重が作用せず、ピニオン本体部11の歯の歯幅を広くしたり、ラック本体部14の歯の歯幅を広くしたりする必要がない。このため、ギヤストッパの小型化ができる。
又、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cや、ラック本体部14の突部4a、突部14b、突部14cが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン10やラック13を高強度材で作る必要がない。このため、ピニオン10やラック13を安価な材料で製造でき、ギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、ピニオン10やラック13を高強度材で作る必要がないので、ピニオン10やラック13を例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、ギヤストッパの軽量化ができる。
(2) ピニオン10が拘束された時、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cに作用する荷重は、ラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cが歯11a、歯11b、歯11cの側面を押す荷重(曲げ荷重)と、ラック本体部14の第1受け面14d、第1受け面14e、第1受け面14fがピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cの歯先の端面を押す荷重(圧縮荷重)とに分散される。
よって、第1受け面14d、第1受け面14e、第1受け面14fがない場合に比べて、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cの側面を押す荷重(曲げ荷重)が減り、ピニオン本体部11の歯幅を広くする必要がない。このため、更にギヤストッパの小型化ができる。
又、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン10を高強度材で作る必要がない。このため、ピニオン10を安価な材料で製造でき、更にギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、ピニオン10を高強度材で作る必要がないので、ピニオン10を例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、更にギヤストッパの軽量化ができる。
(3) ピニオン10の動きが拘束された時、ピニオン10の駆動力は分散され、ピニオン10の円柱部12からラック13の受け部15の第2受け面15aへの経路でも伝達される。
よって、円柱部12、第2受け面15aがない場合に比べて、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cの側面を押す荷重(曲げ荷重)が減り、ピニオン本体部11の歯幅を広くする必要がない。このため、更にギヤストッパの小型化ができる。
又、ピニオン本体部11の歯11a、歯11b、歯11cが大きな荷重に耐えうるように、ピニオン10を高強度材で作る必要がない。このため、ピニオン10を安価な材料で製造でき、更にギヤストッパの低コスト化ができる。
更に、ピニオン10を高強度材で作る必要がないので、ピニオン10を例えばエンジニアリングプラスチック等の軽い材料で作ることが可能となり、更にギヤストッパの軽量化ができる。
(4) 図4に示すように、ラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cが、ピニオン本体部11の複数の歯11a、歯11b、歯11cにそれぞれ同時に干渉した時のピニオン本体部11の歯11aと、ラック本体部14の突部14aとの当接部Ta、ピニオン本体部11の歯11bと、ラック本体部14の突部14bとの当接部Tb、ピニオン本体部11の歯11cと、ラック本体部14の突部14cとの当接部Tcは、ピニオン10の回転中心軸から異なる距離にある。そして、当接部Ta、Tb、Tcからピニオン本体部11の各歯11a、11b、11cの側面を押す荷重Sa、Sb、Scの方向は、それぞれ異なる。この場合、荷重Sa、Sb、Scの幾つかは、半径方向に大きな分力を及ぼすので、力の分散を図れる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、ラック13の突部が3つの場合で説明したが、3つに限定するものではなく、2でもよいし、4以上あってもよい
又、円柱部12の径は、ピニオン10の歯の歯先円と同じ径としたが、歯先円より小さな径であってもよいし、大きな径であってもよい。
更に、ピニオン10の円柱部をピニオン本体部11の両側部に、ラック13の受け部をラック本体部14の両側部に設けてもよい。
又、更に、上記実施形態では、ラック本体部14の突部14a、突部14b、突部14cが、ピニオン本体部11の複数の歯11a、歯11b、歯11cにそれぞれ同時に干渉した時のピニオン本体部11の歯11aと、ラック本体部14の突部14aとの当接部Ta、ピニオン本体部11の歯11bと、ラック本体部14の突部14bとの当接部Tb、ピニオン本体部11の歯11cと、ラック本体部14の突部14cとの当接部Tcは、ピニオン10の回転中心軸から異なる距離にあった。しかし、当接部Ta、Tb、Tcが、、ピニオン10の回転中心軸を中心とするピッチ円上にあるようにしてもよい。この場合、当接部Ta、Tb、Tcからピニオン本体部11の各歯11a、11b、11cの側面を押す荷重Sa、Sb、Scは、同一方向となる。
又、更に、第1実施形態のピニオンの側部に円柱部を設け、ドリブンギヤの側部に、円柱部の周面と対向し、ピニオンの歯とドリブンギヤの突部とが干渉した時に、円柱部の周面が当接する第2受け面を有する受け部を設けてもよい。
又、上記実施形態のギヤストッパは、(C)-(E)の3つの構成とした。しかし、ギヤストッパとして、(C)(D)、(C)(E)、(D)(E)のように、3つの構成のうちから適宜選択した2つの構成の組み合わせであってもよい。更に、ギヤストッパとして、(C)だけ、(D)だけ、(E)だけのように、1つの構成だけであってもよい。
1 ピニオン
1a、1b 歯
3 ドリブンギヤ
3a、3b 突部

Claims (3)

  1. 駆動ギヤと、該駆動ギヤと噛合する従動ギヤとからなるギヤ列に設けられ、前記駆動ギヤの動きを禁止するギヤストッパにおいて、
    前記従動ギヤに、
    前記駆動ギヤの複数の歯に干渉し、前記駆動ギヤの動きを拘束する複数の突部を設けたことを特徴とするギヤストッパ。
  2. 前記従動ギヤの歯底面に、
    前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記駆動ギヤの歯の歯先の端面が当接する第1受け面を設けたことを特徴とする請求項1記載のギヤストッパ。
  3. 前記駆動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの回転軸を軸とする円柱部を設け、
    前記従動ギヤの側部に、前記駆動ギヤの円柱部の周面と対向し、前記駆動ギヤの複数の歯と前記複数の突部とが干渉した時に、前記周面が当接する第2受け面を有する受け部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のギヤストッパ。
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