JP2011007008A - 基礎免震レトロフィットの方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工コストを低減することができる基礎免震レトロフィットの方法を提供する。
【解決手段】既存建物30の周辺および基礎32間を繋ぐ基礎梁34下を掘削するステップ1と、基礎梁34下をさらに掘削して基礎梁34下に第1空間44を形成し、基礎32間に設けた梁部材46を介して基礎32を仮受けする第1仮受け部材54を第1空間44の地盤上に設置するステップ2と、第1仮受け部材54で仮受けしつつ、基礎32下を掘削して基礎32下に第2空間56を形成するステップ3と、第2空間56の地盤58上に耐圧版64aを設置し、基礎32を仮受けする第2仮受け部材66を耐圧版64a上に設置するステップ4と、第2仮受け部材66で仮受けしつつ、第1仮受け部材54を撤去し、基礎梁34下に耐圧版64bを設置する一方で、基礎32と耐圧版64との間に免震装置70を設置するステップ5とを含むようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存建物の基礎下に免震装置を設置し、外観や内装等を損なうことなく既存建物の免震化を行う基礎免震レトロフィットの方法に関するものである。
従来、既存建物の基礎下に免震装置を設置して、既存建物を免震改修する基礎免震レトロフィットの方法が知られている(例えば、特許文献1〜6参照)。
図16は、従来の基礎免震レトロフィットの方法の一般的な施工手順を示したものである。図16(a)に示すように、従来の基礎免震レトロフィットの方法は、既存建物2の周辺と基礎梁4の下を掘削して基礎梁4下に空間6を作り、次いで、(b)に示すように、作った空間6にジャッキおよびサンドル等からなる仮受け部材8を設置し、既存建物2の荷重を支持させる仮受けを行う(第1回目の仮受け)。続いて、(c)に示すように、フーチング基礎10の下に別の仮受け部材12を設置し、仮受け部材8から仮受け部材12へ盛り替え(第2回目の仮受け)、仮受け部材8を撤去して基礎10下の全面14を掘削する。
続いて(d)に示すように、基礎梁4の下の地盤20上にマットスラブ(耐圧版)16aを打設した後、基礎10とマットスラブ16aとの間に仮受け部材18を設置し、仮受け部材12から盛り替えを行う(第3回目の仮受け)。そして、(e)に示すように、残りのマットスラブ16bを打設した後、基礎10とマットスラブ16との間に免震装置22を設置し、図示しない支保工にてプレロードを行う、という手順によるものである。
特開2003−253911号公報 特開2002−309593号公報 特開2001−349065号公報 特開2001−329698号公報 特開平11−13290号公報 特開2005−264519号公報
ところで、上記の従来の基礎免震レトロフィットの方法は、地盤20上にマットスラブ(耐圧版)16を打設し終えるまでに要する仮受け回数は3回である。つまり、1回目は基礎梁4下の仮受け部材8において、2回目はフーチング基礎10下の仮受け部材12において、3回目は耐圧版16a上の仮受け部材18においてである。この仮受けに係る作業は、多くの手間と時間とを要することから、施工コストを押し上げる一因となっていた。そこで、仮受け回数を減らすことで、仮受け作業に係る施工コストを低減し得る基礎免震レトロフィットの方法の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施工コストを低減することができる基礎免震レトロフィットの方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る基礎免震レトロフィットの方法は、既存建物の周辺および基礎間を繋ぐ基礎梁下を掘削するステップ1と、基礎梁下をさらに掘削して前記基礎梁下に第1空間を形成し、前記基礎間に設けた梁部材を介して前記基礎を仮受けする第1仮受け部材を第1空間の地盤上に設置するステップ2と、第1仮受け部材で仮受けしつつ、前記基礎下を掘削して前記基礎下に第2空間を形成するステップ3と、第2空間の地盤上に耐圧版を設置し、前記基礎を仮受けする第2仮受け部材を前記耐圧版上に設置するステップ4と、第2仮受け部材で仮受けしつつ、第1仮受け部材を撤去し、前記基礎梁下に耐圧版を設置する一方で、前記基礎と耐圧版との間に免震装置を設置するステップ5とを含むことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る基礎免震レトロフィットの方法は、上述した請求項1において、ステップ1において、前記基礎の補強をする一方で、前記基礎と既存建物の周辺に設けた山留めとの間に切梁を架設することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る基礎免震レトロフィットの方法は、上述した請求項1または2において、ステップ3において、前記基礎を支える補助支保工を第2空間に設置し、ステップ4において、前記基礎と前記耐圧版との間に水平力を拘束する水平力拘束部材を設置する一方で、耐圧版を設置した後に前記補助支保工を撤去することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る基礎免震レトロフィットの方法は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、ステップ5において、前記基礎梁と平行に延在する他の基礎梁の下の空間に設けてある仮受け部材へ盛り替えた後に、耐圧版を設置することを特徴とする。
本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法は、既存建物の周辺および基礎間を繋ぐ基礎梁下を掘削するステップ1と、基礎梁下をさらに掘削して前記基礎梁下に第1空間を形成し、前記基礎間に設けた梁部材を介して前記基礎を仮受けする第1仮受け部材を第1空間の地盤上に設置するステップ2と、第1仮受け部材で仮受けしつつ、前記基礎下を掘削して前記基礎下に第2空間を形成するステップ3と、第2空間の地盤上に耐圧版を設置し、前記基礎を仮受けする第2仮受け部材を前記耐圧版上に設置するステップ4と、第2仮受け部材で仮受けしつつ、第1仮受け部材を撤去し、前記基礎梁下に耐圧版を設置する一方で、前記基礎と耐圧版との間に免震装置を設置するステップ5とを含むので、地盤上に耐圧版を打設し終えるまでに要する仮受け回数は、第1仮受け部材による第1回目の仮受けと、第2仮受け部材による第2回目の仮受けの計2回である。したがって、仮受け回数を従来(3回)よりも減らすことができる。仮受け作業に係る手間が減るので、工期短縮が図れ、従来よりも施工コストを低減することができる。また、作業安全性を高めることもできる。
図1は、本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法の実施例を示すフロー図である。 図2は、補助支保工の設置状況を示す側断面図である。 図3は、一次掘削・躯体補強の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はC−C断面図である。 図4は、二次掘削・XA3通りサンドル設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図5は、三次掘削・XA3通り補助支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図6は、四次掘削・マットスラブ構築・XA3通り仮受支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図7は、五次掘削・XA3通りサンドル盛り替えの施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図8は、六次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図9は、七次掘削・XA2通り補助支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図10は、八次掘削・マットスラブ構築・XA2通り仮受支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図11は、九次掘削・XA2通りサンドル盛り替えの施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図12は、十次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図13は、十一次掘削・XA1通り補助支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図14は、十二次掘削・マットスラブ構築・XA1通り仮受支保工設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図15は、十三次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図、(d)はC−C断面図である。 図16は、従来の基礎免震レトロフィットの方法の一般的な施工手順を示すフロー図である。
以下に、本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1(a)〜(e)に示すように、本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法は、既存建物30の免震改修をステップ1〜5の施工手順により行うものである。
ステップ1は、図1(a)に示すように、既存建物30の周辺およびフーチング基礎32間を繋ぐ基礎梁34下を全面掘削するものである。この場合、1階土間スラブ(不図示)は撤去しておく。また、基礎32と基礎梁34の補強をする一方で、既存建物30の周辺に山留め親杭36と腹起こし(不図示)を設け、基礎32と山留め親杭36との間に切梁38を架設する。各基礎32下面と掘削地盤40との間には玉石コンクリート42を施工する。
ステップ2は、図1(b)に示すように、基礎梁34下の網掛け部44をさらに掘削して、基礎梁34下に第1空間44を形成し、基礎32下面間にH型鋼からなる梁部材46を設置して、梁部材46の下の第1空間44の地盤48上にジャッキ50および鋼製サンドル52からなる第1仮受け部材54を設置するものである。そして、プレロードを行い、梁部材46を介して第1仮受け部材54にて基礎32を仮受けする。なお、根入れが深い左端の基礎32については、他の基礎32下面と面一となるように下側部分を切断撤去する。
ステップ3は、図1(c)に示すように、第1仮受け部材54で仮受けしつつ、基礎32下の網掛け部56を掘削して基礎32下に第2空間56を形成するものである。第2空間56の地盤58には砕石地業および均しコンクリート60を敷設する。このように、第1回目の仮受けの方法に関しては、従来の場合と同様である。ここで、万が一に備えて第2空間56には、基礎32を支える補助支保工62を複数設置することができる。補助支保工62の構造の一例を図2に示す。図2に示すように、この補助支保工62は、H型鋼からなる支柱62aと、支柱62a上の仮受けジャッキ62bとからなり、支柱62aは耐圧版62c上の鉄板62dに設置してある。
ステップ4は、図1(d)に示すように、第2空間56の地盤58上に配筋後、耐圧版(以下、「マットスラブ」と呼ぶことがある。)64aを打設し、フーチング基礎32を仮受けする第2仮受け部材としての仮受支保工66を、耐圧版64a上に設置するものである。この第2回目の仮受けは、フーチング基礎32下の耐圧版64aの強度が発現した後に行う。また、基礎32と耐圧版64aとの間に水平力を拘束するための水平力拘束プレート68(水平力拘束部材)を設置する。補助支保工62は、耐圧版64aの打設後に撤去する。
ステップ5は、図1(e)に示すように、仮受支保工66(第2仮受け部材)で仮受けしつつ、第1仮受け部材54を解体・撤去し、基礎梁34下の領域を掘削して残りの耐圧版64bを打設する一方で、基礎32と耐圧版64bとの間に積層ゴムからなる免震装置70を設置するものである。この場合、残りの耐圧版64bの打設は、基礎梁34と平行に延在する他の基礎梁(例えば図1の奥側に配置される基礎梁)の下の空間に設けてある仮受け部材(不図示)へ盛り替えた後に実施してもよい。また、免震装置70の設置は、免震装置70の下部基礎を耐圧版64b上に構築した後に、この下部基礎上に積層ゴム等の免震部材を設置し、基礎32下面と免震部材との間に上部接続コンクリートを打設して行うことができる。
上記の本発明のステップ1〜5の施工手順によれば、地盤上に耐圧版64a、64bを打設し終えるまでに要する仮受け回数は、第1仮受け部材54に対する第1回目の仮受けと、仮受支保工66(第2仮受け部材)に対する第2回目の仮受けの計2回であり、仮受け回数を従来(3回)よりも減らすことができる。このようにすると、仮受け作業に係る手間が減るので、工期短縮が図れ、従来よりも施工コストを低減することができる。また、作業安全性を高めることもできる。
次に、本発明の基礎免震レトロフィットの方法の他の実施例について図3〜図15を参照しながら説明する。
まず、図3(a)〜(c)に示すように、一次掘削・躯体補強の施工段階では、図示しない1階土間スラブを撤去し、基礎32下を全面掘削する。基礎32および基礎梁34の補強を行い、切梁38の架設を行う。
次に、図4(a)〜(d)に示すように、二次掘削・XA3通りサンドル設置の施工段階では、網掛け部80を掘削し、鋼製サンドルとジャッキとからなる第1仮受け部材54を設置しプレロードを行う。
次に、図5(a)〜(d)に示すように、三次掘削・XA3通り補助支保工設置の施工段階では、網掛け部82を掘削し、補助支保工62を掘削底に設置する。ここで、基礎32直下の掘削は補助支保工62の設置完了後に行う。
次に、図6(a)〜(d)に示すように、四次掘削・マットスラブ構築・XA3通り仮受支保工設置の施工段階では、網掛け部84を拡幅掘削し、配筋後にマットスラブ64aを打設する。続いて、仮受支保工66aと仮受支保工66bをマットスラブ64aに設置する。補助支保工62からマットスラブ64aへプレロードを行った後に補助支保工62を撤去する。
次に、図7(a)〜(d)に示すように、五次掘削・XA3通りサンドル盛り替えの施工段階では、網掛け部86を掘削し、XA2通り鋼製サンドル52へ盛り替える。
次に、図8(a)〜(d)に示すように、六次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階では、網掛け部88を掘削し、YA1〜YA2およびYA3〜YA4間にマットスラブ64bを打設する。これによりXA3通りのマットスラブ64が完成する。マットスラブ64上のXA3通りの4箇所に免震装置70を設置する。
次に、図9(a)〜(d)に示すように、七次掘削・XA2通り補助支保工設置の施工段階では、網掛け部90を掘削し、補助支保工62を設置する。
次に、図10(a)〜(d)に示すように、八次掘削・マットスラブ構築・XA2通り仮受支保工設置の施工段階では、網掛け部92を拡幅掘削し、配筋後にマットスラブ64aを打設する。続いて、仮受支保工66aと仮受支保工66bをマットスラブ64aに設置する。補助支保工62からマットスラブ64aへプレロードを行った後に補助支保工62を撤去する。
次に、図11(a)〜(d)に示すように、九次掘削・XA2通りサンドル盛り替えの施工段階では、網掛け部94を掘削し、XA1通り鋼製サンドル52へ盛り替える。
次に、図12(a)〜(d)に示すように、十次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階では、網掛け部96を掘削し、YA1〜YA2およびYA3〜YA4間にマットスラブ64bを打設する。これによりXA2通りのマットスラブ64が完成する。マットスラブ64上のXA2通りの4箇所に免震装置70を設置する。
次に、図13(a)〜(d)に示すように、十一次掘削・XA1通り補助支保工設置の施工段階では、XA1通り基礎32下の網掛け部98を掘削し、補助支保工62を設置する。
次に、図14(a)〜(d)に示すように、十二次掘削・マットスラブ構築・XA1通り仮受支保工設置の施工段階では、網掛け部100を拡幅掘削し、配筋後にマットスラブ64aを打設する。続いて、仮受支保工66bをマットスラブ64aに設置する。補助支保工62からマットスラブ64aへプレロードを行った後に補助支保工62を撤去する。
最後に、図15(a)〜(d)に示すように、十三次掘削・マットスラブ構築・免震装置設置の施工段階では、XA1の鋼製サンドルを撤去して網掛け部102を掘削し、YA1〜YA2およびYA3〜YA4間にマットスラブ64bを打設する。これによりXA1通りのマットスラブ64が完成する。マットスラブ64上のXA1通りの4箇所に免震装置70を設置する。
以上説明したように、本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法によれば、既存建物の周辺および基礎間を繋ぐ基礎梁下を掘削するステップ1と、基礎梁下をさらに掘削して前記基礎梁下に第1空間を形成し、前記基礎間に設けた梁部材を介して前記基礎を仮受けする第1仮受け部材を第1空間の地盤上に設置するステップ2と、第1仮受け部材で仮受けしつつ、前記基礎下を掘削して前記基礎下に第2空間を形成するステップ3と、第2空間の地盤上に耐圧版を設置し、前記基礎を仮受けする第2仮受け部材を前記耐圧版上に設置するステップ4と、第2仮受け部材で仮受けしつつ、第1仮受け部材を撤去し、前記基礎梁下に耐圧版を設置する一方で、前記基礎と耐圧版との間に免震装置を設置するステップ5とを含むので、地盤上に耐圧版を打設し終えるまでに要する仮受け回数は、第1仮受け部材による第1回目の仮受けと、第2仮受け部材による第2回目の仮受けの計2回である。したがって、仮受け回数を従来(3回)よりも減らすことができる。仮受け作業に係る手間が減るので、工期短縮が図れ、従来よりも施工コストを低減することができる。また、作業安全性を高めることもできる。
以上のように、本発明に係る基礎免震レトロフィットの方法は、建物を使用しながら既存建物の免震化を行う改修工事に有用であり、特に、短期間で施工する既存建物の免震改修工事に適している。
30 既存建物
32 基礎
34 基礎梁
36 山留め親杭
38 切梁
40 掘削地盤
42 玉石コンクリート
44 第1空間
46 梁部材
48 地盤
50 ジャッキ
52 鋼製サンドル
54 第1仮受け部材
56 第2空間
58 地盤
60 砕石地業および均しコンクリート
62 補助支保工
64,64a,64b マットスラブ(耐圧版)
66 仮受支保工(第2仮受け部材)
68 水平力拘束プレート(水平力拘束部材)
70 免震装置

Claims (4)

  1. 既存建物の周辺および基礎間を繋ぐ基礎梁下を掘削するステップ1と、
    基礎梁下をさらに掘削して前記基礎梁下に第1空間を形成し、前記基礎間に設けた梁部材を介して前記基礎を仮受けする第1仮受け部材を第1空間の地盤上に設置するステップ2と、
    第1仮受け部材で仮受けしつつ、前記基礎下を掘削して前記基礎下に第2空間を形成するステップ3と、
    第2空間の地盤上に耐圧版を設置し、前記基礎を仮受けする第2仮受け部材を前記耐圧版上に設置するステップ4と、
    第2仮受け部材で仮受けしつつ、第1仮受け部材を撤去し、前記基礎梁下に耐圧版を設置する一方で、前記基礎と耐圧版との間に免震装置を設置するステップ5とを含むことを特徴とする基礎免震レトロフィットの方法。
  2. ステップ1において、前記基礎の補強をする一方で、前記基礎と既存建物の周辺に設けた山留めとの間に切梁を架設することを特徴とする請求項1に記載の基礎免震レトロフィットの方法。
  3. ステップ3において、前記基礎を支える補助支保工を第2空間に設置し、
    ステップ4において、前記基礎と前記耐圧版との間に水平力を拘束する水平力拘束部材を設置する一方で、耐圧版を設置した後に前記補助支保工を撤去することを特徴とする請求項1または2に記載の基礎免震レトロフィットの方法。
  4. ステップ5において、前記基礎梁と平行に延在する他の基礎梁の下の空間に設けてある仮受け部材へ盛り替えた後に、耐圧版を設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基礎免震レトロフィットの方法。
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