JP2011005177A - 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法 - Google Patents

生体信号測定用装具及び生体信号測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011005177A
JP2011005177A JP2009153986A JP2009153986A JP2011005177A JP 2011005177 A JP2011005177 A JP 2011005177A JP 2009153986 A JP2009153986 A JP 2009153986A JP 2009153986 A JP2009153986 A JP 2009153986A JP 2011005177 A JP2011005177 A JP 2011005177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
biological signal
potential
waveform
temple
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009153986A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nakagawa
和博 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009153986A priority Critical patent/JP2011005177A/ja
Priority to US12/816,709 priority patent/US8326397B2/en
Priority to CN2010102119426A priority patent/CN101933804B/zh
Publication of JP2011005177A publication Critical patent/JP2011005177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/369Electroencephalography [EEG]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/398Electrooculography [EOG], e.g. detecting nystagmus; Electroretinography [ERG]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4806Sleep evaluation
    • A61B5/4809Sleep detection, i.e. determining whether a subject is asleep or not
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4806Sleep evaluation
    • A61B5/4812Detecting sleep stages or cycles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6814Head

Abstract

【課題】被験者に対して過大な負担を強いらせることなく測定精度を向上し得る生体信号測定用装具及び生体信号測定方法を提案する。
【解決手段】3つの電極と、正中線を境界とする顔面片側における額の所定位置と、顔面片側におけるこめかみ位置と、顔面片側における頬骨体部上の所定位置との位置関係に対応する位置で、3つの電極を支持する支持体とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は生体信号測定用装具及び生体信号測定方法に関し、生体内において生じ伝わる波動を電気信号として取得する技術分野などにおいて好適なものである。
睡眠の質又は量(時間)の低下は、心筋梗塞や脳梗塞といった循環器系の疾患、あるいは糖尿病といった内分泌系の疾患など、さまざまな生活習慣病のリスクを高めることが明らかとなってきている。また、REM(Rapid Eye Movement)睡眠の延長又は密度の低下がうつ病となる1つの要因として強く疑われている。このように睡眠は現代人が抱える多くの疾患や社会的問題と関係することもあり、睡眠の質を評価することは今後もよりいっそう重要とされる。
ところで、睡眠を評価する手法として睡眠ポリグラフ検査が知られている。また、脳波をとらずに、心拍から睡眠サイクルや、睡眠の質の評価に要するパラメータを測定する装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2009−078139公報
しかしながら、睡眠ポリグラフ検査では、被験者に対する病院等の検査施設での拘束期間が長いものであり、また被験者に対する装着物が多数となるものであるため、被験者に対して過大な負担を強要させるという問題がある。
一方、例示した特許文献では、睡眠ポリグラフ検査に比べると、被験者に対する負担は低減するが、睡眠の質の評価に要するパラメータはあくまで間接的な推定値となる。したがって、睡眠の質の評価に重要なnon−REM睡眠の深度やREM睡眠の長さや密度は捉えることが困難であり、測定精度が劣るという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、被験者に対して過大な負担を強いらせることなく測定精度を向上し得る生体信号測定用装具及び生体信号測定方法を提案しようとするものである。
課題を解決するために本発明は、生体信号測定用装具であって、3つの電極と、正中線を境界とする顔面片側における額の所定位置と、顔面片側におけるこめかみ位置と、顔面片側における頬骨体部上の所定位置との位置関係に対応する位置で、3つの電極を支持する支持体とを有する。
また本発明は、生体信号測定方法であって、正中線を境界とする顔面片側における額の所定位置に配される電極と、顔面片側におけるこめかみ位置に配される電極との間の電位を増幅する第1の増幅ステップと、顔面片側における頬骨体部上の所定位置に配される電極と、こめかみ位置に配される電極との間の電位を増幅する第2の増幅ステップと、第1の増幅ステップでの増幅結果として得られる第1の信号と、第2の増幅ステップでの増幅結果として得られる第2の信号とを用いて、眼電位波形と、脳波波形とを認識する認識ステップとを有する。
こめかみ位置は、頭蓋の境目からの距離が短い位置となるが、該距離での脳波の減衰率が高いので、基準電極の配置対象として適す。また額位置は頭蓋上であり筋肉が存在しない部位となるため、こめかみ位置との間で脳波に対する一定の測定感度を得るための配置対象として適す。さらに頬骨体部上の位置は眼に近い部位となるため、こめかみ位置との間で眼球運動(眼電位)に対する一定の測定感度を得るための配置対象として適す。
本発明は、基準として適す1つの電極と、脳波及び眼電位の検出に最小に要する2つの電極とを、正中線を境界として片側顔面のなかでも局所の領域に集中させることができるとともに、寝返りしても枕との接触を格段に低減できる。この結果、睡眠の阻害の程度は大幅に緩和される。
これに加えて、睡眠状態を正確に判定するうえで必須となるnon−REM睡眠及びREM睡眠の質に要する脳波及び眼電位を取得可能であるため、局所の領域に電極を集中させながらも測定精度を向上できる。
かくして、被験者に対して過大な負担を強いらせることなく測定精度を向上し得る生体信号測定用装具及び生体信号測定方法を実現できる。
生体信号測定用装具(1)の構成を概略的に示す図である。 生体信号測定用装具(2)の構成を概略的に示す図である。 吸盤の構成を概略的に示す図である。 固定具の構成を概略的に示す図である。 生体信号測定用装具の装着手順を示すフローチャートである。 生体信号測定用装具の装着状態を概略的に示す図である。 測定部の構成を概略的に示す図である。 測定部の測定処理手順を示すフローチャートである。 実験で採用された電極配置を概略的に示す図である。 実験により得られる脳波、眼電位及び筋電位の波形を示すグラフである。 入眠前及び入眠時の脳波波形を示すグラフである。 non−REM睡眠時の脳波波形を示すグラフである。 REM睡眠時の脳波波形を示すグラフである。 組織と、電気伝導率との関係を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、説明は以下に示す順序とする。
<1.実施の形態>
[1−1.生体信号測定用装具の構成]
[1−2.生体信号測定用装具の装着手順]
[1−3.測定部の構成]
[1−4.効果等]
<2.他の実施の形態>
<1.実施の形態>
[1−1.生体信号測定用装具の構成]
図1及び図2において、生体信号測定用装具1の構成を示す。この生体信号測定用装具1は、リファレンス電極RE及び2つのプローブ電極PE1,PE2を支持する支持体2と、人体部位を固定端として支持体2を固定する固定具3とによって構成される。
リファレンス電極REは、顔面のうち前頭骨、頬骨弓、頬骨眼窩突起に囲まれる凹み部位(以下、これをこめかみ位置とも呼ぶ)に配すべき電極である。一方、プローブ電極PE1は、額のうちこめかみの上部で前頭結節と同等の高さとなる部位(以下、これを額位置とも呼ぶ)に配すべき電極である。他方、プローブ電極PE2は、顔面のうち目尻傍らの頬骨体部上の部位(以下、これを目尻脇位置とも呼ぶ)に配すべき電極である。
支持体2は、片方のこめかみ位置と、そのこめかみ位置と同じ側の目尻脇位置と、そのこめかみ位置と同じ側の額位置との位置関係に対応する位置で、リファレンス電極REと、プローブ電極PE1,PE2とを支持する。
この実施の形態の場合、支持体2は例えばポリウレタン樹脂等の材料を用いて柔軟性をもつ板状に形成され、一方の面を人体表面に対向させるべき面として、各電極RE,PE1,PE2の一部を露出する構造とされる。
また図3に示すように、この支持体2には、露出される電極部分を凹み部分としてその周りを囲む吸盤11,12,13(図1又は図2参照)が設けられている。
固定具3は、複数の歯を一列に配した部(以下、これを櫛歯部とも呼ぶ)21を有する。この櫛歯部21における歯は線材によりU字状に形成される。またこの櫛歯部21の歯のうち、隣接する歯元は連結され、当該連結部分は支持体2に固定される(図2参照)。
さらにこの櫛歯部21における各歯のうち、歯元から所定距離隔てた位置では、U字状の一方の歯側に棒部材22がそれぞれ連結され、該U字状の他方の歯側に棒部材23が連結される。
これら棒部材22,23に対して互いに近づく方向へ力が加えられた場合、図4に示すように、各歯の間における当接部分(図4(A))は、当該力により離間することになる(図4(B))。したがって、櫛歯部21は、各歯の歯先を介して頭髪に挿入し、当該歯間に頭髪を挟み込むことができるようになされている。
このように固定具3は、頭髪に対して着脱可能であり、該頭髪を挟み込むことで支持体2の固定端とすることができる構造となっている。
[1−2.生体信号測定用装具の装着手順]
図5において、生体信号測定用装具1の装着手順の一例を示す。まず、第1ステップSP1では、リファレンス電極RE、プローブ電極PE1及びPE2が、こめかみ位置、額位置及び目尻脇位置に位置決めされる。
リファレンス電極RE、プローブ電極PE1及びPE2は、支持体2によって、こめかみ位置、そのこめかみ位置と同じ側の額位置及びそのこめかみ位置と同じ側の目尻脇位置の位置関係に対応する位置で支持されている。またこめかみ位置又は目尻脇位置は、鏡等を見なくとも容易に分かる部位である。
したがってこの生体信号測定用装具1は、被験者に対して、鏡等を見て電極の配置位置を模索させることなく、各電極RE,PE1,PE2のうちの1つを位置決めさせるだけで他の電極を位置決めさせることができる。
なお、個人差に起因して電極位置がずれるものであるが、健常者の成人ではそのずれに起因する測定値の変動が実質的な問題とならないことが確認されている。
第2ステップSP2では、固定具3が頭髪に固定される。具体的には櫛歯部21における各線状歯間に頭髪が挟み込まれる。この櫛歯部21は、複数の線状歯を一列に配した構造でなる(図1又は図2参照)。したがって固定具3は、頭髪の根元に対して線状歯を滑らかに挿入させることができる。
また櫛歯部21は、隣接する線状歯の歯元から歯先の途中位置までの部分で挟み込む構造となっているため(図4参照)、線状歯の付け根部分で頭髪の根元を押さえ持つことができる。したがってこの固定具3は、頭髪を固定端として、支持体2のぶれを大幅に低減することができる。
第3ステップSP3では、吸盤11〜13が取り付けられる。これによりリファレンス電極RE、プローブ電極PE1及びPE2は、対応する吸盤11、12及び13の吸引によって、所定圧が加わる状態で、こめかみ位置、額位置及び目尻脇位置に固定される。
以上の装着手順を経ることで、例えば図6に示すように、生体信号測定用装具1が人体に装着される。
図6からも分かるように、この生体信号測定用装具1における支持体2は、その一端が固定具3を介して頭髪に固定されるのみならず、他端が吸盤11〜13によって顔面に固定される。したがって片方固定の場合に比べて、この生体信号測定用装具1では電極の位置ずれが大幅に回避されることとなる。
こめかみ位置、額位置及び目尻脇位置は、正中線を境界として片側顔面のなかでも局所領域である。このため支持部2は、3つの電極RE、PE1及びPE2が顔面の局所領域に集中する状態で、吸盤11、12及び13を介して固定することができる。したがってこの生体信号測定用装具1は、被験者に対する装着物が多数にわたる睡眠ポリグラフ検査に比べて、被験者に対して装着感を損なわせることなく、該被験者に対する負担を軽減することができる。
またこめかみ位置、目尻脇位置及び額位置は通常の睡眠時では寝返りしても枕と接することがほぼ回避される部位でもある。したがってこの生体信号測定用装具1は、被験者に対して、睡眠阻害を大幅に低減することができる。
なお、上述の装着の順序はあくまで一例であり、当該装着の順序に限定されるものではない。
[1−3.測定部の構成]
図7において、リファレンス電極RE及びプローブ電極PE1,PE2によってセンシングされる生体信号を測定する測定部の構成を示す。測定部における回路基板等は、例えば支持体2の表面又は内部に設けられる。
この測定部30は、増幅部31、フィルタ部32、A(Analog)/D(Digital)変換部33、解析部34、メモリ35及び通信部36を含む構成とされる。
測定部30は、これら各部31〜36に対して、例えば支持体2の表面に設けられる操作部から測定開始命令を受けた場合には電池等の電源電圧を供給し、該操作部から測定停止命令を受けた場合には電源電圧の供給を遮断するようになされている。
増幅部31は2つの差動アンプ31A,31Bを有する。差動アンプ31Aは、プローブ電極PE1と、リファレンス電極REとの電位差を生体信号として増幅し、当該増幅した生体信号をフィルタ部32に出力する。プローブ電極PE1は額位置に配される電極であるため、差動アンプ31Aから出力される生体信号は、主に脳波が反映した信号(以下、これを脳波信号とも呼ぶ)となる。
一方、差動アンプ31Bは、プローブ電極PE2と、リファレンス電極REとの電位差を生体信号として増幅し、当該増幅した生体信号をフィルタ部32に出力する。プローブ電極PE2は目尻脇位置に配される電極であるため、差動アンプ31Bから出力される生体信号は、主に眼電位が反映した信号(以下、これを眼電位信号とも呼ぶ)となる。
リファレンス電極RE及びプローブ電極PE1,PE2は、吸盤11〜13によって、人体表皮に対して所定の吸引力が加わる状態で当接される。このため人体表面に対する電極RE,PE1,PE2の密着度は、当該電極を単に当接するだけの場合に比べて高い状態にある。
また、上述したように各電極RE,PE1,PE2を支持する支持体2は、その一端が固定具3を介して頭髪に固定されるのみならず、他端が吸盤11〜13によって顔面に固定される。このため人体表面に対する電極RE,PE1,PE2のずれ度は、当該電極を片側固定するだけの場合に比べて低減された状態にある。
したがって増幅部31は生体内の電位差を正確に増幅することができ、この結果、測定部での感度が格段に向上される。
さらに、こめかみ位置、額位置及び目尻脇位置は骨上となる位置である。したがってリファレンス電極REと、プローブ電極PE1又はPE2とから得られる生体信号には筋電位成分が低減され、脳波又は眼電位対する感度が格段に向上される。
フィルタ部32には、測定対象とすべき周波数帯域が設定される。フィルタ部32は、脳波信号,眼電位信号から、設定される周波数帯域以外の信号成分を除去し、当該除去した脳波信号,眼電位信号をA/D変換部33に与える。
ちなみに脳波にはデルタ波(1〜3[Hz])、シータ波(4〜7[Hz])、アルファ波(8〜13[Hz])、ベータ波(14〜30[Hz])、ガンマ波(31〜64[Hz])、オメガ波(65〜128[Hz])、ロー波(129〜512[Hz])、シグマ波(513〜1024[Hz])があるが、これら一部又は全部が測定対象とすべき周波数帯域として、所定の操作部で変更可能に設定される。なお、眼電位は脳波に対応する周波数帯域に含まれるものである。
A/D変換部33は、脳波信号をディジタルデータ(以下、これを脳波データとも呼ぶ)に変換し、該脳波データを解析部34に与える。またA/D変換部33は、眼電位信号をディジタルデータ(以下、これを眼電位データとも呼ぶ)に変換し、該眼電位データを解析部34に与える。
解析部34は、CPU、ROM、CPUのワークメモリであるRAM、スピーカ及び時計(計時部)を含む構成とされる。このROMには、解析処理を実行させるプログラムや、人体表面に対して電極が非接触であるとすべきレベル(以下、これを非接触レベル閾値とも呼ぶ)を示すデータなどが記憶される。
解析部34は、測定開始命令を受けた場合、ROMに格納されるプログラムをRAMに展開し、該プログラムにしたがって、電極の接触の有無を検出する処理(以下、これを電極接触検出処理とも呼ぶ)と、測定処理とを実行する。
この電極接触検出処理の具体的な処理内容の一例を説明する。解析部34は、規定期間ごとの脳波データにおけるレベルの平均及び眼電位データにおけるレベルの平均と、該平均に対して設定される閾値(以下、これを非接触レベル閾値とも呼ぶ)とを比較する。
このレベル平均が非接触レベル閾値を一方でも下回る場合、解析部34は、人体表面に対して電極が非接触状態であるとして処理を中止し、電極を再装着すべきことを、スピーカを介して通知する。
これに対してレベル平均が非接触レベル閾値を双方ともに上回る場合、解析部34は、人体表面に対して電極が接触状態であるとして、当該規定期間の脳波データ及び眼電位データを対応付けてメモリ35に記憶する。
このようにして電極接触検出処理が行われる。ただし、この処理内容はあくまで一例である。
次に、測定処理の具体的な処理内容の一例を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。すなわち解析部34は、第1ステップSP11では、脳波データ及び眼電位データにおける波形形状と、そのレベルとに基づいて、脳波波形、眼電位波形及び筋電位波形を認識する。
この実施の形態の場合、脳波波形は、脳波データのみならず眼電位データにも含まれるが、上述したように脳波データの取得元となるプローブ電極PE1が額位置に配されるため、眼電位データよりも大きい電位変化として現れる。したがって、脳波データのうち、眼電位データにおける電位変化よりも低電位であるが、該電位変化と同じ変化をとる波形が脳波波形として認識される。
一方、眼電位波形も、眼電位データのみならず脳波データにも含まれるが、上述したように眼電位データの取得元となるプローブ電極PE2が目尻脇位置に配されるため、脳波データよりも大きい電位変化として現れる。したがって、眼電位データのうち、脳波データにおける電位変化よりも低電位であるが、該電位変化と同じ変化をとる波形が眼電位波形として認識される。
他方、筋電位波形は、脳波データ又は眼電位データのうち、脳波波形及び眼電位波形以外の波形とされる。
なお実験結果として、図9に示す電極位置から得られた波形を図10に示す。図9に示すG1はこめかみ位置から上側に4[cm]離れた位置(以下、これを第1の額位置とも呼ぶ)であり、G2は目尻脇位置である。G3はこめかみ位置であり、G4は第1の額位置から水平方向へ4[cm]離れた位置(以下、これを第2の額位置とも呼ぶ)であり、G5は耳朶位置である。また、G1〜G4はプローブ電極であり、G5はリファレンス電極である。
この図10からも明らかなように、目尻脇位置では眼電位波形の電位が他の位置よりも大きく、第1又は第2の額位置では脳波波形が他の位置よりも大きくなる。
解析部34は、第2ステップSP12では、脳波波形及び眼電位波形を用いて入眠時刻を判定する。具体的には、α波が消失し、SEM(Slow Eye Movement)が出現する条件を満たす時点が入眠時刻とされる。
なお実験結果として、図9に示す電極位置から得られた入眠前と、入眠状態との波形を図11に示す。この図11からも明らかなように、入眠するとα波が消失し、SEMが出現することが分かる。
解析部34は、第3ステップSP13では、脳波波形、眼電位波形及び筋電位波形を用いて睡眠に関する各種判定を行う。この実施の形態では、non−REM睡眠の深度及び質の判定と、REM睡眠の開始時刻、終了時刻及び質の判定とが行われる。
non−REM睡眠の深度及び質の判定は、単位時間当たりのδ波の出現数(出現密度)と、該δ波の振幅値とを用いて行われる。なお実験結果として、図9に示す電極位置から得られたnon−REM睡眠の波形を図12に示す。
一方、REM睡眠の開始時刻の判定は、δ波が消失し、REMが出現し、筋電位が消失する条件を満たす時点とされ、REM睡眠の終了時刻の判定は、REMが消失し、筋電位が出現する条件を満たす時点とされる。なお実験結果として、図9に示す電極位置から得られたREM睡眠の波形を図13に示す。
他方、REM睡眠の質の判定は、REM睡眠の開始時刻から終了時刻までの単位時間当たりのREMの出現数(出現密度)を用いて行われる。
解析部34は、第4ステップSP14では、脳波波形及び筋電位波形を用いて覚醒時刻を判定する。具体的には、β波が出現し、筋電位が出現する条件を満たす時点が覚醒時刻とされる。
解析部34は、第5ステップSP15では、non−REM睡眠と、REM睡眠との出現数,割合及び出現サイクル等を用いてサイクルパターンを判定する。
解析部34は、第6ステップSP16では、各ステップでの判定結果と、その判定に用いたパラメータ(判定要素)とをデータ(以下、これを判定結果データとも呼ぶ)として生成し、これを眼電位データ及び脳波データに関連付けてメモリ35に記憶する。
このようにして測定処理が行われる。ただし、図8に示した処理内容はあくまで一例である。
メモリ35は、解析部34又は通信部36から与えられる命令にしたがって書き込み処理又は読み出し処理を実行するようになされている。なお、メモリ35は測定部3に内蔵されるものに限らず、USBメモリ、SDカードメモリ又はCFカードメモリのようにリムーバブルメモリを適用可能である。
通信部36は、操作部から送信命令が与えられた場合、メモリ35に記憶された各種データを、所定の外部機器に例えば無線送信するようになされている。
[1−4.効果等]
以上の構成において、この生体信号測定用装具1では、支持体2が、こめかみ位置、そのこめかみ位置と同じ側の額位置及びそのこめかみ位置と同じ側の目尻脇位置の位置関係に対応する位置で、3つの電極RE,PE1,PE2を支持する。
したがってこの生体信号測定用装具1は、基準とされる1つの電極と、脳波及び眼電位の検出に最小に要する2つの電極とを、正中線を境界として片側顔面のなかでも局所の領域に集中させることができるとともに、寝返りしても枕との接触を格段に低減できる。この結果この生体信号測定用装具1は、睡眠の阻害の程度を大幅に緩和できる。
これに加えてこの生体信号測定用装具1は、鏡等を見なくても手探りで容易に特定可能なこめかみ位置に1つの電極を位置決めするだけで、支持体2によって他の電極を所定の位置に位置決めできるため、被験者に対して装着負担を大幅に緩和できる。
一般に、各組織の電気伝導率は、図14に示すように、水含有率等が異なることに起因して大きく異なる。すなわち、脳波は頭蓋上の表皮に電極を配した場合、骨と皮膚との伝播距離は短く略一定であるので、広範囲で同程度のシグナルとして得られることになる。一方、骨又は皮膚を伝播する距離が比較的長くなる顔面部位では、導電率が低いことから脳波のシグナルは極端に減衰することになる。
したがってこめかみ位置は、頭蓋の境目からの距離が短い位置となるが、該距離での減衰率が高いので、基準電極の配置対象として適す。また額位置は頭蓋上であり筋肉が存在しない部位となるため、こめかみ位置との間で脳波に対する一定の測定感度を得るための配置対象として適す。
眼電位は主に骨及び皮膚を伝播するため、プローブ電極が発生源に近ければ、基準電極との距離が短い場合であっても、当該電極間の電位差として得ることができる。したがって、目尻位置は、こめかみ位置との間で眼球運動(眼電位)に対する一定の測定感度を得るための配置対象として適す。
したがってこの生体信号測定用装具1は、睡眠状態を正確に判定するうえで必須となるnon−REM睡眠及びREM睡眠の質に要する脳波及び眼電位を取得できるため、局所の領域に電極RE,PE1,PE2を集中させながらも測定精度を向上できる。
ところでこの生体信号測定用装具1における支持体2の一方の面には、3つの電極RE,PE1,PE2の少なくとも一部が露出され、その露出される電極部分を凹み部分としてその周りを囲む吸盤11,12,13が設けられる。
したがってこの生体信号測定用装具1は、顔面表面に産毛が存在する場合や、被験者が動く場合でも、その表面に電極RE,PE1,PE2を密着させることができる。この結果、電極を位置ずれさせることなく、空気層を介さずに直に生体信号として取得することが可能となり、測定精度を向上できる。
また支持体2には、頭髪を挟み込んで支持体2を固定する固定具3が設けられる。したがってこの生体信号測定用装具1は、電極RE,PE1,PE2を対応する吸盤11,12,13によって固定するのみならず、該吸盤11〜13が取り付けられる支持体2全体を頭髪に固定できる。このためこの生体信号測定用装具1は、電極の位置ずれを回避でき、この結果、より一段と測定精度を向上できる。
なお、この生体信号測定用装具1における電極RE,PE1,PE2は、支持体2によって支持されている。したがってこの生体信号測定用装具1は、顔面に対する装脱着時に電極を落とすといったことを防止することができるとともに、該電極RE,PE1,PE2に接続される配線を支持体2内部に納めることができる。この結果、この生体信号測定用装具1は、装脱着時における電極の紛失、あるいは、コードに絡まるといったことを回避することができ、使い勝手を向上することができる。
<2.他の実施の形態>
上述の実施の形態ではプローブ電極PE1が前額のうちこめかみの上部で前頭結節と同等の高さとなる部位に配されるべき電極とされたが、該プローブ電極PE1を配すべき位置はこの実施の形態に限定されるものではない。例えば大脳46野周辺など、額であればいずれの位置であってもよい。
ただし、測定精度を向上させる観点ではリファレンス電極REとの距離が離れているほうが好ましい。また、装着し易くさせる観点ではこめかみ位置の上側あるいは大脳46野周辺であるほうが好ましい。
上述の実施の形態ではプローブ電極PE2が顔面のうち目尻傍らの頬骨体部上の部位に配されるべき電極とされたが、該プローブ電極PE2を配すべき位置はこの実施の形態に限定されるものではない。頬骨体部上あればいずれの位置であってもよい。
ただし、測定精度を向上させる観点ではリファレンス電極REとの距離が離れているほうが好ましい。また、装着し易くさせる観点では目尻脇位置であるほうが好ましい。
上述の実施の形態では支持体2がL字板状とされたが、該支持体の形状はこの実施の形態に限定されるものではない。片方のこめかみ位置と、そのこめかみ位置と同じ側の目尻脇位置と、前額の所定位置との位置関係に対応する位置で支持する条件が満たされれば、様々な形状が採用可能である。
なお、支持体2は電気を通さない又は電気を通さないに等しい(電気を通す量が規定量未満となる)ものとされていれば、単一又は複数の様々な材料で構成することができる。
上述の実施の形態では固定具3は頭髪を挟み込んで支持体2を固定する構造とされたが、該固定具3の構造はこの実施の形態に限定されるものではない。例えば、ヘアバンドが適用可能であり、ヘアバンド以外のものが適用されてもよい。
ただし、ヘアバンドを適用する場合、頭部に対してヘアバンド自体の締め付けがあるので睡眠の快適性の観点では上述の実施の形態などのほうが好ましい。なお、固定具3の構造についても上述の実施の形態に限らず、種々の構造を適用することができる。
上述の実施の形態では吸盤11〜13は各電極RE,PE1,PE2の露出部分を凹み部分としてその周りを囲む構造とされたが、該吸盤11〜13の構造はこの実施の形態に限定されるものではない。例えば、心電図で用いられる電極のように、湾状の電極にチューブを取り付けた形態としてもよい。また、吸盤11〜13を、ポリウレタン等の粘着素材とすることも可能である。
上述の実施の形態では、電極接触検出処理及び測定処理を実行する解析部34が適用された。解析部34の処理内容はこの実施の形態に限定されるものではない。例えば、大脳46野から発生する脳波(46野の活動度)をモニターし、覚醒時において判断力(ワーキングメモリー)、理性、ひらめきに関連する脳活動を解析する処理を適用することが可能である。
別例として、こめかみ位置、目尻位置、額位置の配置を、三角形の各頂点となる位置関係とし、当該位置での組織の導電率をデータとして解析部34等に保持しておけば、脳波又は筋電位の発生位置を推定する処理を適用することが可能である。
上述の実施の形態では電極が顔面表面に直に押え付けられが、該電極に対して、水、アルコール、油又はグリセリン等のように、波動を効率よく伝達するための接触媒質が付されてもよい。なお、接触媒質を電極に流す機構が設けられる構成としてもよい。
例えば、支持体2内に接触媒質を貯める容器が設けられ、該容器に設けられるバルブに対して、接触媒質を電極に流す針状の管部材が連結され、該管部材の先端が電極の一端部分に配置される構成をとることができる。
上述の実施の形態では測定対象が脳波又は眼電位とされたが、体温や脈拍を加えることもできる。この場合、支持体2に対して、例えば光学方式の体温センサや脈拍センサを設け、当該センサから与えられる信号は、A/D変換部33を介して解析部34に与える。解析部34は、体温データ又は脈拍データを脳波データに関連付けてメモリ35に記憶する。かかる関連付けは、睡眠障害や疾患を特定する指標として用いることができる。
本発明は、医用産業やゲーム産業などにおいて利用可能性を有する。
1……生体信号測定用装具、2……支持体、3……固定具、11〜13……吸盤、21……櫛歯部、22,23……棒状部材、31……増幅部、32……フィルタ部、33……A/D変換部、34……解析部、35……メモリ、36……通信部、RE……リファレンス電極、PE1,PE2……プローブ電極。

Claims (8)

  1. 3つの電極と、
    正中線を境界とする顔面片側における額の所定位置と、前記顔面片側におけるこめかみ位置と、前記顔面片側における頬骨体部上の所定位置との位置関係に対応する位置で、前記3つの電極を支持する支持体と
    を有する生体信号測定用装具。
  2. 前記額の所定位置は前記こめかみ位置の上方位置であり、前記頬骨体部上の所定位置は目尻脇の位置である
    請求項1に記載の生体信号測定用装具。
  3. 前記支持体には、頭髪を挟み込んで前記支持体を固定する固定具が設けられる
    請求項1に記載の生体信号測定用装具。
  4. 前記支持体は板状でなり、
    前記板状の支持体の一方の面には前記3つの電極の少なくとも一部が露出され、その露出される電極部分を凹み部分としてその周りを囲む吸盤又は粘着素材が設けられる
    請求項3に記載の生体信号測定用装具。
  5. 前記支持体には、前記額の所定位置に対応する位置で支持される電極と、前記こめかみ位置に対応する位置で支持される電極との間の電位および前記頬骨体部上の所定位置に対応する位置で支持される電極と、前記こめかみ位置に対応する位置で支持される電極との間の電位を測定する回路が設けられる
    請求項1に記載の生体信号測定用装具。
  6. 正中線を境界とする顔面片側における額の所定位置に配される電極と、前記顔面片側におけるこめかみ位置に配される電極との間の電位を増幅する第1の増幅ステップと、
    前記顔面片側における頬骨体部上の所定位置に配される電極と、前記こめかみ位置に配される電極との間の電位を増幅する第2の増幅ステップと、
    前記第1の増幅ステップでの増幅結果として得られる第1の信号と、前記第2の増幅ステップでの増幅結果として得られる第2の信号とを用いて、眼電位波形と、脳波波形とを認識する認識ステップと
    を有する生体信号測定方法。
  7. 前記認識ステップでは、
    前記第1の信号のうち、前記第2の信号における電位変化よりも高電位であり、該電位変化と同じ変化となる波形を脳波波形として認識し、
    前記第2の信号のうち、前記第1の信号における電位変化よりも高電位であり、該電位変化と同じ変化となる波形を眼電位波形として認識する
    請求項6に記載の生体信号測定方法。
  8. 規定期間ごとの前記第1の信号におけるレベルの平均及び前記第2の信号におけるレベルの平均と、前記平均に対して設定される閾値とを比較する比較ステップと、
    前記レベル平均が前記閾値を一方でも下回る場合、電極を再装着すべきことを通知する通知ステップと
    をさらに有する請求項6に記載の生体信号測定方法。
JP2009153986A 2009-06-29 2009-06-29 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法 Pending JP2011005177A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009153986A JP2011005177A (ja) 2009-06-29 2009-06-29 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法
US12/816,709 US8326397B2 (en) 2009-06-29 2010-06-16 Mountable unit for biological signal measurement and biological signal measuring method
CN2010102119426A CN101933804B (zh) 2009-06-29 2010-06-23 生物信号测量的可安装单元和生物信号测量方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009153986A JP2011005177A (ja) 2009-06-29 2009-06-29 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011005177A true JP2011005177A (ja) 2011-01-13

Family

ID=43381487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009153986A Pending JP2011005177A (ja) 2009-06-29 2009-06-29 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8326397B2 (ja)
JP (1) JP2011005177A (ja)
CN (1) CN101933804B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019103581A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 日産自動車株式会社 脳波測定方法及び脳波測定装置
WO2022044820A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 株式会社島津製作所 ウェアラブルデバイス、および検出システム

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090030717A1 (en) 2007-03-29 2009-01-29 Neurofocus, Inc. Intra-modality synthesis of central nervous system, autonomic nervous system, and effector data
US8392253B2 (en) 2007-05-16 2013-03-05 The Nielsen Company (Us), Llc Neuro-physiology and neuro-behavioral based stimulus targeting system
JP5542051B2 (ja) 2007-07-30 2014-07-09 ニューロフォーカス・インコーポレーテッド 神経応答刺激及び刺激属性共鳴推定を行うシステム、方法、及び、装置
US8386313B2 (en) 2007-08-28 2013-02-26 The Nielsen Company (Us), Llc Stimulus placement system using subject neuro-response measurements
US8392255B2 (en) 2007-08-29 2013-03-05 The Nielsen Company (Us), Llc Content based selection and meta tagging of advertisement breaks
US8464288B2 (en) 2009-01-21 2013-06-11 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus for providing personalized media in video
US8270814B2 (en) 2009-01-21 2012-09-18 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus for providing video with embedded media
US20100250325A1 (en) 2009-03-24 2010-09-30 Neurofocus, Inc. Neurological profiles for market matching and stimulus presentation
US8655437B2 (en) 2009-08-21 2014-02-18 The Nielsen Company (Us), Llc Analysis of the mirror neuron system for evaluation of stimulus
US10987015B2 (en) 2009-08-24 2021-04-27 Nielsen Consumer Llc Dry electrodes for electroencephalography
US8209224B2 (en) 2009-10-29 2012-06-26 The Nielsen Company (Us), Llc Intracluster content management using neuro-response priming data
US20110106750A1 (en) 2009-10-29 2011-05-05 Neurofocus, Inc. Generating ratings predictions using neuro-response data
US9560984B2 (en) 2009-10-29 2017-02-07 The Nielsen Company (Us), Llc Analysis of controlled and automatic attention for introduction of stimulus material
US8335715B2 (en) 2009-11-19 2012-12-18 The Nielsen Company (Us), Llc. Advertisement exchange using neuro-response data
US8335716B2 (en) 2009-11-19 2012-12-18 The Nielsen Company (Us), Llc. Multimedia advertisement exchange
WO2011133548A2 (en) 2010-04-19 2011-10-27 Innerscope Research, Inc. Short imagery task (sit) research method
US8655428B2 (en) 2010-05-12 2014-02-18 The Nielsen Company (Us), Llc Neuro-response data synchronization
US8392250B2 (en) 2010-08-09 2013-03-05 The Nielsen Company (Us), Llc Neuro-response evaluated stimulus in virtual reality environments
US8392251B2 (en) 2010-08-09 2013-03-05 The Nielsen Company (Us), Llc Location aware presentation of stimulus material
US8396744B2 (en) 2010-08-25 2013-03-12 The Nielsen Company (Us), Llc Effective virtual reality environments for presentation of marketing materials
US9292858B2 (en) 2012-02-27 2016-03-22 The Nielsen Company (Us), Llc Data collection system for aggregating biologically based measures in asynchronous geographically distributed public environments
US9569986B2 (en) 2012-02-27 2017-02-14 The Nielsen Company (Us), Llc System and method for gathering and analyzing biometric user feedback for use in social media and advertising applications
US9451303B2 (en) 2012-02-27 2016-09-20 The Nielsen Company (Us), Llc Method and system for gathering and computing an audience's neurologically-based reactions in a distributed framework involving remote storage and computing
US9060671B2 (en) 2012-08-17 2015-06-23 The Nielsen Company (Us), Llc Systems and methods to gather and analyze electroencephalographic data
US9320450B2 (en) 2013-03-14 2016-04-26 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to gather and analyze electroencephalographic data
US9622702B2 (en) 2014-04-03 2017-04-18 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to gather and analyze electroencephalographic data
JP6713482B2 (ja) * 2014-12-19 2020-06-24 ティ・オ・ドォッブルビィ・エンジニアリング・アー/エス アクティブ電極,センサ・システム,および電位差検出方法
CN104799853A (zh) * 2015-04-09 2015-07-29 中国科学院半导体研究所 用于脑电信号记录的韧性爪式干电极及制备方法
US9936250B2 (en) 2015-05-19 2018-04-03 The Nielsen Company (Us), Llc Methods and apparatus to adjust content presented to an individual
WO2017150576A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 ダイキン工業株式会社 判定結果出力装置、判定結果提供装置、及び判定結果出力システム
US10568572B2 (en) 2016-03-14 2020-02-25 The Nielsen Company (Us), Llc Headsets and electrodes for gathering electroencephalographic data
EP4026487A1 (en) * 2016-10-26 2022-07-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Identifying sensory inputs affecting working memory load of an individual
CN109528191B (zh) * 2018-11-05 2021-08-17 山东师范大学 一种颅内脑电生理信号检测与放大系统及方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131730A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 浅井 利夫 生体誘導電極用防水吸盤
JPH0727504U (ja) * 1993-06-24 1995-05-23 セーラー万年筆株式会社 脳波測定具
JPH08196516A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Nissan Motor Co Ltd 生体信号計測装置および生体密着用電極
US6175753B1 (en) * 1999-07-02 2001-01-16 Baltimore Biomedical, Inc. Methods and mechanisms for quick-placement electroencephalogram (EEG) electrodes
JP2001502217A (ja) * 1996-10-11 2001-02-20 アスペクト メディカル システムズ,インク. 電気生理信号を測定する電極アレイ
US20020183605A1 (en) * 1996-10-11 2002-12-05 Devlin Philip H. Electrode array system for measuring electrophysiological signals
JP2004187961A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Toshiba Corp 睡眠状態検出装置および睡眠状態管理システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4359724A (en) * 1980-04-28 1982-11-16 Ronald R. Zimmerman Eyelid movement detector
US4595013A (en) * 1984-08-17 1986-06-17 Neurologics, Inc. Electrode harness
KR20080096855A (ko) * 2001-06-13 2008-11-03 컴퓨메딕스 리미티드 의식 상태를 모니터링하기 위한 방법 및 장치
US20030045922A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-06 Nancy Northrop Skin treatment method and apparatus
US7130673B2 (en) * 2003-04-08 2006-10-31 Instrumentarium Corp. Method of positioning electrodes for central nervous system monitoring and sensing pain reactions of a patient
US20050131288A1 (en) * 2003-08-15 2005-06-16 Turner Christopher T. Flexible, patient-worn, integrated, self-contained sensor systems for the acquisition and monitoring of physiologic data
US7215994B2 (en) * 2004-02-17 2007-05-08 Instrumentarium Corporation Monitoring the neurological state of a patient
CN101069214A (zh) * 2004-10-01 2007-11-07 索尼电影娱乐公司 为计算机图形动画制作跟踪面部肌肉和眼睛运动的系统和方法
JP5451013B2 (ja) 2007-09-06 2014-03-26 英次 麻野井 睡眠の質を評価するために用いる表示又は印刷を行う装置、方法、コンピュータプログラム、呼吸補助装置、慢性心疾患患者を対象とした呼吸補助装置、睡眠導入装置、マッサージ装置、検査装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131730A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 浅井 利夫 生体誘導電極用防水吸盤
JPH0727504U (ja) * 1993-06-24 1995-05-23 セーラー万年筆株式会社 脳波測定具
JPH08196516A (ja) * 1995-01-30 1996-08-06 Nissan Motor Co Ltd 生体信号計測装置および生体密着用電極
JP2001502217A (ja) * 1996-10-11 2001-02-20 アスペクト メディカル システムズ,インク. 電気生理信号を測定する電極アレイ
US20020183605A1 (en) * 1996-10-11 2002-12-05 Devlin Philip H. Electrode array system for measuring electrophysiological signals
US6175753B1 (en) * 1999-07-02 2001-01-16 Baltimore Biomedical, Inc. Methods and mechanisms for quick-placement electroencephalogram (EEG) electrodes
JP2004187961A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Toshiba Corp 睡眠状態検出装置および睡眠状態管理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019103581A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 日産自動車株式会社 脳波測定方法及び脳波測定装置
JP7222176B2 (ja) 2017-12-11 2023-02-15 日産自動車株式会社 脳波測定方法及び脳波測定装置
WO2022044820A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 株式会社島津製作所 ウェアラブルデバイス、および検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20100331661A1 (en) 2010-12-30
CN101933804A (zh) 2011-01-05
CN101933804B (zh) 2013-09-04
US8326397B2 (en) 2012-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011005177A (ja) 生体信号測定用装具及び生体信号測定方法
JP5589593B2 (ja) 生体信号測定用装具
JP5589594B2 (ja) 生体信号測定用装具
EP1534115B1 (en) Body surface probe, apparatus and method for non-invasively detecting medical conditions
KR101188655B1 (ko) 무구속 수면상태 판단장치가 내장된 베개
JP5694338B2 (ja) トランスデューサ装着具および着用可能モニタ
US7570979B2 (en) Methods and apparatus for patient monitoring
JP4904263B2 (ja) 脳灌流監視装置
US20060224074A1 (en) Heartbeat measuring apparatus
JP2006239114A (ja) カフレス電子血圧計
JP2004223271A (ja) 体温測定装置
EP0517793A1 (en) Apparatus for mounting electrodes
KR20210117230A (ko) 패치형전극을 이용한 수면상태 판단장치
EP3846675B1 (en) Monitoring physiological parameters
WO2004034895A1 (en) Method and apparatus for measuring tissue perfusion
EP3986265B1 (en) Sleep staging using an in-ear photoplethysmography (ppg)
JP5842955B2 (ja) 生体信号測定用装具
JP2006102260A (ja) 耳式血圧計
JP2012061198A (ja) 小動物用脳活動呼吸血圧測定装置
Huynh et al. Radial electrical impedance: A potential indicator for noninvasive cuffless blood pressure measurement
Scalise et al. Non‐contact Laser‐based Human Respiration Rate Measurement
JP2011167252A (ja) 快適性判定装置
JP5592664B2 (ja) 快適性判定装置
JP2006102264A (ja) 血圧監視装置および血圧監視方法
AU2003271418C1 (en) Method and apparatus for measuring trends in tissue perfusion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130625