JP2011004785A - 家庭用永久磁石磁気治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器を提供する。
【解決手段】絆創膏200により使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器100であって、希土類焼結磁石からなる永久磁石部10と、永久磁石部10を内部に収容する保護ケース部20とを備え、保護ケース部20は、使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる第1ケース部材30と、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40とを有し、第1ケース部材30は、非磁性材料からなり、第2ケース部材40は、軟磁性金属材料からなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】絆創膏200により使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器100であって、希土類焼結磁石からなる永久磁石部10と、永久磁石部10を内部に収容する保護ケース部20とを備え、保護ケース部20は、使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる第1ケース部材30と、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40とを有し、第1ケース部材30は、非磁性材料からなり、第2ケース部材40は、軟磁性金属材料からなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭用永久磁石磁気治療器に関する。
従来、磁気治療効果を目的として、家庭用永久磁石磁気治療器を絆創膏、パッチ、シール等(以下、貼り付け部材と記載。)により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器が広く知られている。
このような貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器においては、家庭用永久磁石磁気治療器の磁気の影響が外部の物体等に及ぶことがある。特に、磁気を利用する記録媒体に対する影響は大きく、これらの記録媒体、ひいては記録媒体を使用する製品(例えば、キャッシュカード等)を使用不可能にしてしまう可能性があるという問題がある。
このような貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器においては、家庭用永久磁石磁気治療器の磁気の影響が外部の物体等に及ぶことがある。特に、磁気を利用する記録媒体に対する影響は大きく、これらの記録媒体、ひいては記録媒体を使用する製品(例えば、キャッシュカード等)を使用不可能にしてしまう可能性があるという問題がある。
従来、このような問題を解決するための貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器が知られている(例えば、特許文献1又は2参照。)。
図7は、このうち特許文献1に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器800を説明するために示す図である。
なお、図7中において符号Hで示すのは使用者の皮膚であり、他の図においても同様とする。
なお、図7中において符号Hで示すのは使用者の皮膚であり、他の図においても同様とする。
貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器800は、図7に示すように、家庭用永久磁石磁気治療器810と、絆創膏840とを備える。
家庭用永久磁石磁気治療器810は、永久磁石822及びシリコンゴム824を有する永久磁石部820と、永久磁石部820における使用者の皮膚H表面側以外の面に形成されている磁性コーティング層830とを有する。
磁性コーティング層830は、めっき法で形成された鉄−コバルト合金の層である。
家庭用永久磁石磁気治療器810は、永久磁石822及びシリコンゴム824を有する永久磁石部820と、永久磁石部820における使用者の皮膚H表面側以外の面に形成されている磁性コーティング層830とを有する。
磁性コーティング層830は、めっき法で形成された鉄−コバルト合金の層である。
特許文献1に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器800によれば、永久磁石部820における使用者の皮膚H表面側以外の面には、磁性コーティング層830が形成されているため、当該磁性コーティング層830により磁気をある程度遮蔽し、外部の物体等への磁気の影響を軽減することが可能となる。
図8は、特許文献2に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器900を説明するために示す断面図である。
貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器900は、図8に示すように、永久磁石からなる家庭用永久磁石磁気治療器910と、絆創膏920と、絆創膏920の外側に配置されている磁気シールド材930とを備える。
磁気シールド材930は、鉄−アルミニウム−ケイ素合金からなる磁性体の粉末を、ポリ塩化ビニルを用いてシート状に成形したものである。磁気シールド材930には、磁性体の粉末が80重量%の割合で含まれている。
貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器900は、図8に示すように、永久磁石からなる家庭用永久磁石磁気治療器910と、絆創膏920と、絆創膏920の外側に配置されている磁気シールド材930とを備える。
磁気シールド材930は、鉄−アルミニウム−ケイ素合金からなる磁性体の粉末を、ポリ塩化ビニルを用いてシート状に成形したものである。磁気シールド材930には、磁性体の粉末が80重量%の割合で含まれている。
特許文献2に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器900によれば、家庭用永久磁石磁気治療器910から見て、使用者の皮膚H表面側とは反対側に磁気シールド材930が配置されているため、当該磁気シールド材930により磁気をある程度遮蔽し、特許文献1に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器と同様に、外部の物体等への磁気の影響を軽減することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁気治療器800においては、磁性コーティング層830がめっき法で形成されているため、磁性コーティング層830の厚さが十分ではない上に、磁性コーティング層830が完全には合金化せず、その結果、磁気を十分に遮蔽することができないという問題がある。なお、熱処理を行うことにより磁性コーティング層を完全に合金化する方法も存在するが、この場合、永久磁石と磁性コーティング層との間において望まない合金化が発生し、永久磁石の磁気特性が劣化してしまうため、好ましくない。
また、特許文献2に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁気治療器900においては、磁気シールド材930は磁性体の粉末を樹脂を用いて成形したものであるため、磁気シールド材930における磁性材料の密度が低く、その結果、やはり磁気を十分に遮蔽することができないという問題がある。
また、いずれの貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器においても、使用時に永久磁石が使用者の皮膚表面に直接接触することとなる。永久磁石には、使用者に皮膚等の異常(例えば、金属アレルギー等)を発生させる可能性が高い金属成分が含まれていることが多い。このため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性があるという問題がある。
また、特許文献2に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁気治療器900においては、磁気シールド材930は磁性体の粉末を樹脂を用いて成形したものであるため、磁気シールド材930における磁性材料の密度が低く、その結果、やはり磁気を十分に遮蔽することができないという問題がある。
また、いずれの貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器においても、使用時に永久磁石が使用者の皮膚表面に直接接触することとなる。永久磁石には、使用者に皮膚等の異常(例えば、金属アレルギー等)を発生させる可能性が高い金属成分が含まれていることが多い。このため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、上記の各問題を解決するためになされたもので、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器を提供することを目的とする。
[1]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、貼り付け部材により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器であって、希土類焼結磁石からなる永久磁石部と、前記永久磁石部を内部に収容する保護ケース部とを備え、前記保護ケース部は、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材と、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材とを有し、前記第1ケース部材は、非磁性材料からなり、前記第2ケース部材は、軟磁性金属材料からなることを特徴とする。
本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、永久磁石部が保護ケース部の内部に収容された構造を有し、さらには当該保護ケース部を構成するケース部材のうち使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなるケース部材(第2ケース部材)そのものが軟磁性金属材料からなるため、特許文献1に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器800及び特許文献2に記載されている貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器900と比較して、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能となる。
また、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、永久磁石部が保護ケース部の内部に収容された構造を有するため、使用時に永久磁石部が使用者の皮膚表面に直接接触することがなくなり、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなるケース部材(第1ケース部材)の表面を人体に対する反応性が低い材料とすることにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、第1ケース部材を非磁性材料からなるものとしたため、磁気治療効果を損なうこともない。
その結果、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、永久磁石部が保護ケース部の内部に収容された構造を有するため、使用時に永久磁石部が使用者の皮膚表面に直接接触することがなくなり、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなるケース部材(第1ケース部材)の表面を人体に対する反応性が低い材料とすることにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、第1ケース部材を非磁性材料からなるものとしたため、磁気治療効果を損なうこともない。
その結果、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
[2]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材における天面の厚さは、0.1mm以上(100μm以上)であることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の皮膚表面側とは反対側への磁気をより確実に遮蔽することが可能となる。
なお、第2ケース部材における天面とは、使用時に永久磁石部の使用者の皮膚表面側とは反対側の面と向かい合う面のことをいう。
なお、第2ケース部材における天面とは、使用時に永久磁石部の使用者の皮膚表面側とは反対側の面と向かい合う面のことをいう。
天面の厚さは、磁気を遮蔽するという観点からは0.15mm以上であることがより好ましく、0.2mm以上であることがさらに好ましい。また、当該厚さは、使用時に装着感を損なわないという観点からは1mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であることがさらに好ましい。
[3]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材は、前記永久磁石部の側面をも覆うように構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、永久磁石部の側面側へ漏れ出すことがある磁気をも遮蔽することが可能となる。
[4]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記永久磁石部は、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石又はサマリウム−コバルト系合金焼結磁石からなることが好ましい。
このような構成とすることにより、強力な永久磁石となるネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石又はサマリウム−コバルト系合金焼結磁石を用いることによって、永久磁石部を薄型化するとともに家庭用永久磁石磁気治療器全体も薄型化して、使用時に装着感を損なわないようにすることが可能となる。
なお、ネオジム−鉄−ホウ素系合金は、ネオジム、鉄及びホウ素のみからなる合金の他、ネオジム−鉄−ホウ素系合金にジスプロシウム、テルビウム、プラセオジム等その他の添加物を加えた合金も含む。
また、サマリウム−コバルト系合金は、サマリウム及びコバルトを主成分とし、鉄や銅等その他の添加物を加えた合金である。
なお、ネオジム−鉄−ホウ素系合金は、ネオジム、鉄及びホウ素のみからなる合金の他、ネオジム−鉄−ホウ素系合金にジスプロシウム、テルビウム、プラセオジム等その他の添加物を加えた合金も含む。
また、サマリウム−コバルト系合金は、サマリウム及びコバルトを主成分とし、鉄や銅等その他の添加物を加えた合金である。
[5]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第1ケース部材は、銅、銅合金、チタン、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属又は貴金属を主成分とする合金からなることが好ましい。
このような構成とすることにより、十分な強度を有する第1ケース部材とすることができる。
第1ケース部材が、上記した材料のうち、チタン、チタン合金、一部の非磁性鋼(特に、オーステナイト系ステンレス鋼)、貴金属又は貴金属を主成分とする合金からなる場合には、当該金属は人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。
第1ケース部材が、上記した材料のうち、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム又はマグネシウム合金からなる場合には、陽極酸化処理や化成処理を施すことにより、人体に対する反応性を極めて低くすることができるため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。
第1ケース部材が、上記した材料のうち、チタン、チタン合金、一部の非磁性鋼(特に、オーステナイト系ステンレス鋼)、貴金属又は貴金属を主成分とする合金からなる場合には、当該金属は人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。
第1ケース部材が、上記した材料のうち、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム又はマグネシウム合金からなる場合には、陽極酸化処理や化成処理を施すことにより、人体に対する反応性を極めて低くすることができるため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。
なお、銅合金とは、銅を主成分とし、亜鉛、ニッケル、錫等その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、真鍮、洋白及び青銅を挙げることができる。
また、チタン合金とは、チタンを主成分とし、アルミニウム、バナジウム、ニオブ、銀、モリブデン等その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、60種及び61種のチタン合金を挙げることができる。
また、アルミニウム合金とは、アルミニウムを主成分とし、亜鉛、マグネシウム、銅その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ジュラルミン、3000系アルミニウム合金及び4000系アルミニウム合金を挙げることができる。
また、マグネシウム合金とは、マグネシウムを主成分とし、アルミニウム、亜鉛、カルシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、AZ31系合金、AZ91系合金及びZK51A合金を挙げることができる。
また、亜鉛合金とは、亜鉛を主成分とし、アルミニウム、銅、マグネシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ZDC1合金及びZDC2合金を挙げることができる。
また、非磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有しないものをいう。具体例としては、オーステナイト系ステンレス鋼、オーステナイト系耐熱鋼、高マンガン鋼及び高ニッケル鋼を挙げることができる。
また、貴金属とは、金、銀及び白金族金属の総称をいう。第1ケース部材の材料としては、金、銀、白金、パラジウムが特に適する。貴金属を主成分とする合金とは、前記した貴金属を主成分とする種々の合金をいう。
また、チタン合金とは、チタンを主成分とし、アルミニウム、バナジウム、ニオブ、銀、モリブデン等その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、60種及び61種のチタン合金を挙げることができる。
また、アルミニウム合金とは、アルミニウムを主成分とし、亜鉛、マグネシウム、銅その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ジュラルミン、3000系アルミニウム合金及び4000系アルミニウム合金を挙げることができる。
また、マグネシウム合金とは、マグネシウムを主成分とし、アルミニウム、亜鉛、カルシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、AZ31系合金、AZ91系合金及びZK51A合金を挙げることができる。
また、亜鉛合金とは、亜鉛を主成分とし、アルミニウム、銅、マグネシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ZDC1合金及びZDC2合金を挙げることができる。
また、非磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有しないものをいう。具体例としては、オーステナイト系ステンレス鋼、オーステナイト系耐熱鋼、高マンガン鋼及び高ニッケル鋼を挙げることができる。
また、貴金属とは、金、銀及び白金族金属の総称をいう。第1ケース部材の材料としては、金、銀、白金、パラジウムが特に適する。貴金属を主成分とする合金とは、前記した貴金属を主成分とする種々の合金をいう。
[6]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第1ケース部材の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする非磁性保護コーティング層が形成されていることが好ましい。
金、白金、ロジウム又はパラジウムは、非磁性金属であり、また、反応性が低い金属であるため、上記のような構成とすることにより、使用者の皮膚表面側への磁気を遮蔽することなく、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることができる。また、外気、汗等から第1ケース部材を保護し、第1ケース部材の耐食性を高めることが可能となる。
また、金、白金、ロジウム又はパラジウムが質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、金、白金、ロジウム又はパラジウムが質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
[7]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第1ケース部材は、樹脂からなることも好ましい。
樹脂は非磁性材料であり、また、人体に対する反応性が極めて低いため、上記のような構成とすることにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。
[8]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材は、パーメンジュール、パーマロイ類、鉄、鉄−ケイ素合金又は磁性鋼からなることが好ましい。
パーメンジュール、パーマロイ類、鉄、鉄−ケイ素合金及び磁性鋼は、軟磁性金属材料の中でも磁気を遮蔽する効果が高く、また、第2ケース部材を構成するのに十分な強度を有するため、このような構成とすることにより、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽するとともに十分な強度を有する第2ケース部材とすることができる。
なお、パーメンジュールとは、およそ等量の鉄とコバルトとを含有する合金をいう。
また、パーマロイ類とは、ニッケル及び鉄を主成分とする合金の総称をいう。具体例としては、ニッケルの含有率が78.5%付近である78−パーマロイや、78−パーマロイにさらに5%ほどのモリブデンを含有させたスーパーマロイ等を挙げることができる。
また、磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有するものをいう。具体例としては、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼及び高速度鋼を挙げることができる。
なお、パーメンジュールとは、およそ等量の鉄とコバルトとを含有する合金をいう。
また、パーマロイ類とは、ニッケル及び鉄を主成分とする合金の総称をいう。具体例としては、ニッケルの含有率が78.5%付近である78−パーマロイや、78−パーマロイにさらに5%ほどのモリブデンを含有させたスーパーマロイ等を挙げることができる。
また、磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有するものをいう。具体例としては、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼及び高速度鋼を挙げることができる。
[9]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護めっき層を有する保護コーティング層が形成されていることが好ましい。
保護めっき層の主成分である金、白金、ロジウム及びパラジウムは反応性が低い金属であるため、外気、汗等から第2ケース部材を保護し、第2ケース部材の耐食性を高めることが可能となる。
さらにまた、保護めっき層の主成分である金属が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
さらにまた、保護めっき層の主成分である金属が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、前記保護コーティング層は、ニッケル、パラジウム又はニッケル−パラジウム合金からなる下地めっき層を有することがさらに好ましい。
このような構成とすることにより、保護めっき層の密着性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
下地めっき層がニッケル又はニッケル−パラジウム合金からなる場合、これらの金属は軟磁性金属材料であるので、磁気を遮蔽する効果が向上する。
このような構成とすることにより、保護めっき層の密着性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
下地めっき層がニッケル又はニッケル−パラジウム合金からなる場合、これらの金属は軟磁性金属材料であるので、磁気を遮蔽する効果が向上する。
以下、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときの態様を示す断面図である。
図2は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を説明するために示す図である。図2(a)は家庭用永久磁石磁気治療器100を示す上面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図であり、図2(c)は図2(b)の符号R1が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
図1は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときの態様を示す断面図である。
図2は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を説明するために示す図である。図2(a)は家庭用永久磁石磁気治療器100を示す上面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A断面図であり、図2(c)は図2(b)の符号R1が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときには、図1に示すように、絆創膏200により家庭用永久磁石磁気治療器100を使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる。絆創膏200は、基材及び粘着層からなる。基材の材料としては、例えば、綿−ポリウレタン混紡材、ポリ塩化ビニル、紙系不織布等を好適に用いることができる。粘着層の材料としては、例えば、アクリル系粘着材、ゴム系粘着材、シリコーン系粘着材等を好適に用いることができる。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100は、図1及び図2に示すように、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる永久磁石部10と、永久磁石部10を内部に収容する保護ケース部20とを備える。図示による詳しい説明は省略するが、永久磁石部10の表面には、腐食を防ぐためにニッケルめっきが施されている。
永久磁石部10は円盤様の形状をしており、直径は8.0mm、高さは0.8mmである。
なお、永久磁石部10は、家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときに、使用者の皮膚H表面側における磁束密度が180mT程度となるように構成されている。
永久磁石部10は円盤様の形状をしており、直径は8.0mm、高さは0.8mmである。
なお、永久磁石部10は、家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときに、使用者の皮膚H表面側における磁束密度が180mT程度となるように構成されている。
保護ケース部20は、使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる第1ケース部材30と、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40とを有する。第1ケース部材30及び第2ケース部材40は、嵌合によって固定されている。なお、第1ケース部材及び第2ケース部材は、他にラッチ等によって固定することもできる。
保護ケース部20は、図2に示すように、縁に当たる部分に面取り加工及び丸め加工が施された円盤様の形状をしており、直径は10mm、高さは1.4mmである。保護ケース部20に面取り加工及び丸め加工が施されているため、使用時の装着感及び安全性を向上させることが可能となる。
保護ケース部20における永久磁石部10を収容するための内部空間は、永久磁石部10よりもやや大きい円盤様の形状をしており、内径は9.4mm、深さは1.0mmである。
保護ケース部20における永久磁石部10を収容するための内部空間は、永久磁石部10よりもやや大きい円盤様の形状をしており、内径は9.4mm、深さは1.0mmである。
第1ケース部材30は、非磁性材料であるチタンからなる。
第2ケース部材40は、軟磁性金属材料であるフェライト系ステンレス鋼からなる。第2ケース部材40は、永久磁石部10の側面をも覆うように構成されている。
図2(c)中において、符号tで示すのは、天面の厚さであり、実施形態1においては0.2mmである。
また、第1ケース部材の、使用時に永久磁石部10の使用者の皮膚H表面側と向かい合う面(底面)の厚さも0.2mmである。
第2ケース部材40は、軟磁性金属材料であるフェライト系ステンレス鋼からなる。第2ケース部材40は、永久磁石部10の側面をも覆うように構成されている。
図2(c)中において、符号tで示すのは、天面の厚さであり、実施形態1においては0.2mmである。
また、第1ケース部材の、使用時に永久磁石部10の使用者の皮膚H表面側と向かい合う面(底面)の厚さも0.2mmである。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を説明する。
図3は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を示すフローチャートである。
永久磁石部10は、上記したようにネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなり、以下においては当該ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石の製造方法を説明する。
図3は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を示すフローチャートである。
永久磁石部10は、上記したようにネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなり、以下においては当該ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石の製造方法を説明する。
(1)加熱溶融工程S1
まず、永久磁石部10の原料(ネオジム、鉄、ホウ素及びその他の添加物)を混合した後に、1200℃〜1300℃の温度で溶融させる。加熱には、例えば、高周波溶融炉を用いることができる。加熱溶融工程S1は、原料の酸化を防ぐために不活性ガス(例えば、アルゴンガス)雰囲気下又は真空下において行う。
まず、永久磁石部10の原料(ネオジム、鉄、ホウ素及びその他の添加物)を混合した後に、1200℃〜1300℃の温度で溶融させる。加熱には、例えば、高周波溶融炉を用いることができる。加熱溶融工程S1は、原料の酸化を防ぐために不活性ガス(例えば、アルゴンガス)雰囲気下又は真空下において行う。
(2)粉砕工程S2
次に、融解した原料を冷却し、固化させた後に粉砕して、粒径数μmの粉末とする。粉砕には、ジェットミルやボールミル等の種々の粉砕機を用いることができる。いずれの粉砕機を用いる場合においても、原料の酸化を防ぐため、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において粉砕する。
次に、融解した原料を冷却し、固化させた後に粉砕して、粒径数μmの粉末とする。粉砕には、ジェットミルやボールミル等の種々の粉砕機を用いることができる。いずれの粉砕機を用いる場合においても、原料の酸化を防ぐため、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において粉砕する。
(3)成形工程S3
次に、粉末とした原料を、永久磁石部10の形状に相当する金型に入れ、プレス成形を行う。このとき、着磁工程S7において着磁すべき方向に沿う磁場をかけ、そのままプレス成形を行うことで、磁石を構成する結晶成分の方向を揃えることができる。これにより、完成する永久磁石部10を強力な永久磁石とすることができる。成形工程S3は、原料の酸化を防ぐために、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において行うことが好ましい。
次に、粉末とした原料を、永久磁石部10の形状に相当する金型に入れ、プレス成形を行う。このとき、着磁工程S7において着磁すべき方向に沿う磁場をかけ、そのままプレス成形を行うことで、磁石を構成する結晶成分の方向を揃えることができる。これにより、完成する永久磁石部10を強力な永久磁石とすることができる。成形工程S3は、原料の酸化を防ぐために、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において行うことが好ましい。
(4)焼結・熱処理工程S4
次に、成形した原料を炉に入れ、原料の融点以下の温度(およそ1100℃〜1200℃)で焼結を行う。その結果、粉末を押し固めた状態であった原料が一体化し、焼結した部材となる。
その後に、焼結よりも低い温度(おおよそ500℃〜1000℃)において熱処理を行い、焼結した部材の機械的特性を向上させる。
なお、焼結・熱処理工程S4は、原料の酸化を防ぐために真空下において行う。
次に、成形した原料を炉に入れ、原料の融点以下の温度(およそ1100℃〜1200℃)で焼結を行う。その結果、粉末を押し固めた状態であった原料が一体化し、焼結した部材となる。
その後に、焼結よりも低い温度(おおよそ500℃〜1000℃)において熱処理を行い、焼結した部材の機械的特性を向上させる。
なお、焼結・熱処理工程S4は、原料の酸化を防ぐために真空下において行う。
(5)仕上げ加工工程S5
仕上げ加工工程S5は、焼結及び熱処理を施した部材の寸法を揃え、また、表面を平滑化するための工程である。部材の寸法は、例えば、ダイヤモンド砥石を備える研削機等を用いて揃えることができる。表面の平滑化は、例えば、回転式、遠心式、揺動式等種々のバレル研磨機を用いて行うことができる。
仕上げ加工工程S5は、焼結及び熱処理を施した部材の寸法を揃え、また、表面を平滑化するための工程である。部材の寸法は、例えば、ダイヤモンド砥石を備える研削機等を用いて揃えることができる。表面の平滑化は、例えば、回転式、遠心式、揺動式等種々のバレル研磨機を用いて行うことができる。
(6)表面処理工程S6
次に、仕上げ加工を行った部材に、耐腐食性を高めるための表面処理を行う。表面処理としては、例えば、ニッケルめっきを挙げることができる。
次に、仕上げ加工を行った部材に、耐腐食性を高めるための表面処理を行う。表面処理としては、例えば、ニッケルめっきを挙げることができる。
(7)着磁工程S7
最後に、パルス式着磁機等によって磁場を発生させ、当該磁場中において着磁を行い、永久磁石部10を完成させる。発生させる磁場の強さは、例えば、30kOe程度である。
最後に、パルス式着磁機等によって磁場を発生させ、当該磁場中において着磁を行い、永久磁石部10を完成させる。発生させる磁場の強さは、例えば、30kOe程度である。
このような方法によって、永久磁石部10を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法を簡単に説明する。
(1)第1ケース部材30の製造方法
まず、チタンからなる原棒を準備する。
次に、原棒を加工し、所定の寸法及び形状とする。当該加工は、例えば、切削、研削又はその両方によって行うことができる。切削を行う機械としては、例えば、カム式旋盤、NC旋盤等を用いることができる。また、研削を行う機械としては、平面研削盤、円筒研削盤等を用いることができる。
このような方法によって、第1ケース部材30を製造することができる。
まず、チタンからなる原棒を準備する。
次に、原棒を加工し、所定の寸法及び形状とする。当該加工は、例えば、切削、研削又はその両方によって行うことができる。切削を行う機械としては、例えば、カム式旋盤、NC旋盤等を用いることができる。また、研削を行う機械としては、平面研削盤、円筒研削盤等を用いることができる。
このような方法によって、第1ケース部材30を製造することができる。
(2)第2ケース部材40の製造方法
まず、フェライト系ステンレス鋼からなる原棒を準備する。
第2ケース部材40の製造方法は、最初にフェライト系ステンレス鋼からなる原棒を準備することを除けば、第1ケース部材30の製造方法と基本的に同様である。従って、その後の工程についての説明は省略する。
まず、フェライト系ステンレス鋼からなる原棒を準備する。
第2ケース部材40の製造方法は、最初にフェライト系ステンレス鋼からなる原棒を準備することを除けば、第1ケース部材30の製造方法と基本的に同様である。従って、その後の工程についての説明は省略する。
このような方法によって、第1ケース部材30及び第2ケース部材40を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の組立方法を簡単に説明する。
まず、第1ケース部材30の内側に永久磁石部10を配置する。内側とは、第1ケース部材30の、使用者の皮膚Hに直接接触しない側をいう。
次に、第1ケース部材30及び第2ケース部材40の双方における嵌合箇所を合わせる。
次に、圧力をかけ、第1ケース部材30と第2ケース部材40とを嵌合させる。圧力は、機械又は人力によってかけることができる。
次に、第1ケース部材30及び第2ケース部材40の双方における嵌合箇所を合わせる。
次に、圧力をかけ、第1ケース部材30と第2ケース部材40とを嵌合させる。圧力は、機械又は人力によってかけることができる。
このような方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器100の組立を行うことができる。
このような永久磁石部10の製造方法、第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法並びに家庭用永久磁石磁気治療器100の組立方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器100を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の効果を説明する。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10が保護ケース部20の内部に収容された構造を有し、さらには当該保護ケース部20を構成するケース部材のうち使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40そのものが軟磁性金属材料からなるため、従来知られている永久磁石磁気治療器と比較して、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能となる。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10が保護ケース部20の内部に収容された構造を有するため、使用時に永久磁石部10が使用者の皮膚H表面に直接接触することがなくなり、第1ケース部材30の表面を人体に対する反応性が低い材料とすることにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。
その結果、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100は、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10が保護ケース部20の内部に収容された構造を有するため、使用時に永久磁石部10が使用者の皮膚H表面に直接接触することがなくなり、第1ケース部材30の表面を人体に対する反応性が低い材料とすることにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。
その結果、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100は、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、天面の厚さtが0.2mmであるため、使用者の皮膚H表面側とは反対側への磁気をより確実に遮蔽することが可能となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、第2ケース部材40が永久磁石部10の側面をも覆うように構成されているため、永久磁石部10の側面側へ漏れ出すことがある磁気をも遮蔽することが可能となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10がネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなるため、強力な永久磁石となるネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石を用いることによって、永久磁石部10を薄型化するとともに家庭用永久磁石磁気治療器100全体も薄型化して、使用時に装着感を損なわないようにすることが可能となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、第1ケース部材30がチタンからなるため、十分な強度を有する第1ケース部材30とすることができる。
さらに、チタンは人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材30とすることができる。
さらに、チタンは人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材30とすることができる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、第2ケース部材40がフェライト系ステンレス鋼からなるため、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽するとともに第2ケース部材40に十分な強度を持たせることができる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102を説明するために示す図である。図4(a)は実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102の断面図であり、図4(b)は図4(a)の符号R2が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。なお、図4においては、非磁性保護コーティング層50の厚さを誇張して表示している。
図4は、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102を説明するために示す図である。図4(a)は実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102の断面図であり、図4(b)は図4(a)の符号R2が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。なお、図4においては、非磁性保護コーティング層50の厚さを誇張して表示している。
実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、第1ケース部材の構成が異なる。すなわち、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102においては、図4に示すように、第1ケース部材32が真鍮からなり、また、第1ケース部材32の表面には、非磁性保護コーティング層50が形成されている。非磁性保護コーティング層50は、金からなり、例えば、電解めっき法又は無電解めっき法で形成される。
このように、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、第1ケース部材の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、永久磁石部10が保護ケース部22の内部に収容された構造を有し、さらには当該保護ケース部22を構成するケース部材のうち使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40そのものが軟磁性金属材料からなるため、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102によれば、第1ケース部材32が真鍮からなるため、十分な強度を有する第1ケース部材32とすることができる。
また、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102によれば、第1ケース部材32の表面には金からなる非磁性保護コーティング層50が形成されているため、使用者の皮膚H表面側への磁気を遮蔽せずに、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることができる。また、外気、汗等から第1ケース部材32を保護し、第1ケース部材32の耐食性を高めることが可能となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、第1ケース部材の構造以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104を説明するために示す図である。図5(a)は実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104の断面図であり、図5(b)は図5(a)の符号R3が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。なお、図5においては、保護コーティング層60の厚さを誇張して表示している。
図5は、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104を説明するために示す図である。図5(a)は実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104の断面図であり、図5(b)は図5(a)の符号R3が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。なお、図5においては、保護コーティング層60の厚さを誇張して表示している。
実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、第2ケース部材の構成が異なる。すなわち、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104においては、図5に示すように、第2ケース部材42が鉄−ケイ素合金からなり、また、第2ケース部材42の表面には、保護コーティング層60が形成されている。保護コーティング層60は、ニッケルからなる下地めっき層62及び金からなる保護めっき層64を有する。
このように、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、第2ケース部材の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、永久磁石部10が保護ケース部24の内部に収容された構造を有し、さらには当該保護ケース部24を構成するケース部材のうち使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材42そのものが軟磁性金属材料からなるため、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能で、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が少ない家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104によれば、第2ケース部材42が鉄−ケイ素合金からなるため、使用者の皮膚H表面側以外への磁気を十分に遮蔽するとともに十分な強度を有する第2ケース部材42とすることができる。
また、第2ケース部材42の表面には金からなる保護めっき層64を有する保護コーティング層60が形成されているため、第2ケース部材42の耐食性を高めることが可能となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第2ケース部材42の表面には金からなる保護めっき層64を有する保護コーティング層60が形成されているため、第2ケース部材42の耐食性を高めることが可能となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104によれば、保護コーティング層64は、ニッケルからなる下地めっき層62を有するため、保護めっき層64の密着性及び安定性を向上させ、保護コーティング層60の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
また、下地めっき層62がニッケルからなるため、ニッケルが軟磁性金属材料であるので、磁気を遮蔽する効果が向上する。
また、下地めっき層62がニッケルからなるため、ニッケルが軟磁性金属材料であるので、磁気を遮蔽する効果が向上する。
なお、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、第2ケース部材の構造以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その要旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、天面の厚さtが0.2mmであるが、本発明はこれに限定されるものではない。天面の厚さtは0.1mm〜1mmの範囲内であればよい。
(2)上記実施形態1においては、第1ケース部材30がチタンからなるものであり、上記実施形態2においては、第1ケース部材32が真鍮からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ケース部材は、例えば、銅、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属、貴金属を主成分とする合金、真鍮以外の銅合金等からなるものであってもよい。要するに、十分な強度を有する加工物を作ることができ、第1ケース部材に十分な強度を持たせることができる非磁性材料からなるものであればよい。
(3)上記実施形態1においては、第1ケース部材30がチタンからなるものであり、上記実施形態2においては、第1ケース部材32が真鍮からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ケース部材が樹脂からなるものであってもよい。樹脂は非磁性材料であり、また、人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて少ない第1ケース部材とすることができる。樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、ポリ塩化ビニル等を用いることができる。
(4)上記実施形態1においては、第2ケース部材40がフェライト系ステンレス鋼からなるものであり、上記実施形態3においては、第2ケース部材42が鉄−ケイ素合金からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第2ケース部材は、例えば、パーメンジュール、パーマロイ類、鉄、フェライト系ステンレス鋼以外の磁性鋼等からなるものであってもよい。要するに、第2ケース部材を構成するのに十分な強度を有する軟磁性金属材料からなるものであればよい。
(5)上記実施形態1においては、第2ケース部材40がフェライト系ステンレス鋼からなるものであり、上記実施形態3においては、第2ケース部材42が鉄−ケイ素合金からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第2ケース部材は、鉄系アモルファス合金又はコバルト系アモルファス合金からなるものであってもよい。これらのアモルファス合金も磁気を遮蔽する効果が高く、また、第2ケース部材を構成するのに十分な強度を有するため、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽するとともに第2ケース部材に十分な強度を持たせることができる。なお、アモルファス合金とは、結晶構造を持たない合金のことをいう。
(6)上記実施形態2においては、非磁性保護コーティング層50を有する家庭用永久磁石磁気治療器102を示し、上記実施形態3においては、保護コーティング層60を有する家庭用永久磁石磁気治療器104を示したが、本発明はこれに限られるものではない。非磁性保護コーティング層及び保護コーティング層の両方を有する家庭用永久磁石磁気治療器としてもよい。当該家庭用永久磁石磁気治療器は、上記実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102が有する効果と、上記実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104が有する効果とを併せ持つ家庭用永久磁石磁気治療器となる。
(7)上記実施形態2においては、非磁性保護コーティング層50は金からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、白金、ロジウム又はパラジウムからなるものであってもよい。また、金、白金、ロジウム又はパラジウムのうちいずれかを主成分とする合金又は混合物からなるものであってもよい。なお、非磁性保護コーティング層が合金からなる場合は、例えば、合金めっき法により非磁性保護コーティング層を形成することができる。また、非磁性保護コーティング層が混合物からなる場合は、例えば、複合めっき法により非磁性保護コーティング層を形成することができる。
(8)上記実施形態3においては、下地めっき層62はニッケルからなるものであり、保護めっき層64は金からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。下地めっき層は、例えば、ニッケル−パラジウム合金からなるものであってもよい。また、保護めっき層は、例えば、白金、ロジウム又はパラジウムなるものであってもよく、さらには、金、白金、ロジウム又はパラジウムのうちいずれかを主成分とする合金又は混合物からなるものであってもよい。
(9)上記各実施形態においては、保護ケース部は第1ケース部材及び第2ケース部材のみを有するが、本発明はこれに限定されるものではない。図6は、変形例に係る家庭用永久磁石磁気治療器106を説明するために示す断面図である。例えば、図6に示すような家庭用永久磁石磁気治療器106のように、第1ケース部材34と第2ケース部材44との間に、シール部材として挟みこんだ樹脂製のOリング70を有することとしてもよい。この場合、Oリング70の働きにより保護ケース部26の内部に外気、汗等が浸入することを防ぎ、保護ケース部26及び永久磁石部10が腐食されるのを防ぐことが可能となる。なお、シール部材としては、Oリング以外にも接着剤や樹脂製のシートを挙げることができる。
(10)上記各実施形態における永久磁石部及び保護ケース部の形状及び寸法は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、永久磁石部及び保護ケース部は、多角柱様の形状をしていてもよいし、表面に凹凸を有していてもよい。
(11)上記実施形態1において説明した永久磁石部10の製造方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器に使用される永久磁石部は、この方法で製造された永久磁石部に限定されるものではない。
(12)上記実施形態1において説明した第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器に使用される第1ケース部材及び第2ケース部材は、この方法で製造された第1ケース部材及び第2ケース部材に限定されるものではない。
(13)上記実施形態1において説明した家庭用永久磁石磁気治療器100の組立方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、この方法で組立された家庭用永久磁石磁気治療器に限定されるものではない。
(14)上記各実施形態においては、永久磁石部10はネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、サマリウムコバルト磁石等他の種類の希土類焼結磁石からなるものであってもよい。
(15)上記各実施形態においては、家庭用永久磁石磁気治療器は絆創膏200によって使用者の皮膚表面に貼り付けることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。パッチ、シール等、種々の貼り付け部材によって使用者の皮膚表面に貼り付けることとしてもよい。
(16)上記各実施形態においては、保護ケース部は縁に当たる部分に面取り加工及び丸め加工が施された円盤様の形状をしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、面取り加工のみ又は丸め加工のみがなされた円盤様の形状をしていてもよい。このような構成とすることによっても、使用時の装着感及び安全性を向上させることが可能となる。
(17)上記実施形態1において説明した第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法においては、それぞれに対応する材料からなる原棒から第1ケース部材30及び第2ケース部材40を製造したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、それぞれに対応する材料からなる原板から第1ケース部材及び第2ケース部材を製造することもできる。原板の加工には、切削及び研削の他にプレスによって行うこともでき、プレスを行う機械としては、液圧式又は機械式のプレス機を用いることができる。
(18)本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、第1ケース部材と第2ケース部材とを容易に判別することを可能とするための工夫がなされていてもよい。具体的には、第1ケース部材の色と第2ケース部材の色とを異ならせることや、第1ケース部材又は第2ケース部材の一方のみに凸部又は凹部を設けることを例示することができる。
(19)上記実施形態3においては、保護コーティング層60が下地めっき層62及び保護めっき層64を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。保護コーティング層が下地めっき層を有さなくてもよい。
10,820…永久磁石部、20,22,24,26…保護ケース部、30,32,34…第1ケース部材、40,42,44…第2ケース部材、50…非磁性保護コーティング層、60…保護コーティング層、62…下地めっき層、64…保護めっき層、70…Oリング、100,102,104,106,810,910…家庭用永久磁石磁気治療器、200,840,920…絆創膏、800,900…貼り付け部材付き家庭用永久磁石磁気治療器、822…永久磁石、824…シリコンゴム、830…磁性コーティング層、930…磁気シールド材、H…使用者の皮膚、t…天面の厚さ
Claims (9)
- 貼り付け部材により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器であって、
希土類焼結磁石からなる永久磁石部と、
前記永久磁石部を内部に収容する保護ケース部とを備え、
前記保護ケース部は、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材と、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材とを有し、
前記第1ケース部材は、非磁性材料からなり、
前記第2ケース部材は、軟磁性金属材料からなることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第2ケース部材における天面の厚さは、0.1mm以上であることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1又は2に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第2ケース部材は、前記永久磁石部の側面をも覆うように構成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記永久磁石部は、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石又はサマリウム−コバルト系合金焼結磁石からなることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第1ケース部材は、銅、銅合金、チタン、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属又は貴金属を主成分とする合金からなることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜5に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第1ケース部材の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする非磁性保護コーティング層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第1ケース部材は、樹脂からなることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第2ケース部材は、パーメンジュール、パーマロイ類、鉄、鉄−ケイ素合金又は磁性鋼からなることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
前記第2ケース部材の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護めっき層を有する保護コーティング層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
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WO2013170380A1 (en) * | 2012-05-14 | 2013-11-21 | Feng Yvonne Ya-Wen | Magnetic devices and uses thereof for treatment of diseases |
JP2014090744A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Soken Medical:Kk | 給電装置および磁気治療器 |
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2009
- 2009-06-23 JP JP2009148405A patent/JP2011004785A/ja not_active Withdrawn
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