JP2011024653A - 家庭用永久磁石磁気治療器 - Google Patents

家庭用永久磁石磁気治療器 Download PDF

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Abstract

【課題】使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器を提供する。
【解決手段】絆創膏500により使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器100であって、内部に永久磁石部収納部50を有し、厚さが0.5mm〜1.55mmである円盤状の保護ケース部20と、永久磁石部収納部50に収納され、厚さが0.3mm〜1.2mmであるネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる永久磁石部10とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用永久磁石磁気治療器に関する。
従来、磁気治療効果を目的として、絆創膏、パッチ、シール等(以下、これらの部材を貼り付け部材ということもある。)により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図15は、従来の家庭用永久磁石磁気治療器900を説明するために示す断面図である。なお、図15において符号Hで示すのは使用者の皮膚であり、他の図においても同様とする。
従来の家庭用永久磁石磁気治療器900は、絆創膏910により使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる円盤状の家庭用永久磁石磁気治療器であり、厚さ2.5mm、直径5mmのフェライト磁石からなる。なお、図15において、符号912は絆創膏910の基材を示し、符号914は上部剥離紙を示す。
特開2005−296455号公報
しかしながら、従来の家庭用永久磁石磁気治療器900においては、家庭用永久磁石磁気治療器900が磁力の弱いフェライト磁石からなるため、家庭用永久磁石磁気治療器として必要な磁力を確保するためにある程度の厚さが必要となり、その結果、使用時に装着感が損なわれるという問題がある。
また、従来の家庭用永久磁石磁気治療器900においては、使用者に皮膚等の異常(例えば、金属アレルギー等)を発生させる可能性が高い金属成分が含まれているフェライト磁石が、使用者の皮膚表面に直接接触することとなるため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が高いという問題がある。
そこで、本発明は、上記の各問題を解決するためになされたもので、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器を提供することを目的とする。
[1]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、貼り付け部材により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器であって、内部に永久磁石部収納部を有し、厚さが0.5mm〜1.55mmである円盤状の保護ケース部と、前記永久磁石部収納部に収納され、厚さが0.3mm〜1.2mmであるネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる永久磁石部とを備えることを特徴とする。
本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、保護ケース部の厚さが0.5mm〜1.55mmであるため、従来の家庭用永久磁石磁気治療器よりも薄くなり、使用時に装着感を損なうことがない。なお、保護ケース部の厚さを0.5mm〜1.55mmとするのに伴って、永久磁石部の厚さも0.3mm〜1.2mmと薄くなっているが、永久磁石部が磁力の強いネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなるため、十分な磁気治療効果を得ることができる。
また、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、永久磁石部が保護ケース部の内部の永久磁石部収納部に収納されているため、使用時に永久磁石部が使用者の皮膚表面に直接接触することがなくなり、保護ケース部の表面を人体に対する反応性の低い材料で構成することにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。
その結果、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、厚さを0.3mm〜1.2mmとすることにより強度が損なわれることがある永久磁石部を保護ケース部により保護し、十分な強度を有する家庭用永久磁石磁気治療器とすることが可能となる。
保護ケース部の厚さは、使用時に装着感を損なわないようにするという観点からは1.5mm以下であることがより好ましい。また、保護ケース部の厚さは、強度を確保するという観点からは0.8mm以上であることがより好ましい。
永久磁石部の厚さは、保護ケース部への収納性という観点からは1mm以下であることがより好ましい。また、永久磁石部の厚さは、十分な磁力を確保するという観点からは0.4mm以上であることがより好ましい。
本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、永久磁石部の表面には、防錆層が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、永久磁石部の耐食性を向上させることが可能となる。
防錆層とは、永久磁石部の腐食を防ぐ効果がある層のことをいう。防錆層としては、ニッケルからなる防錆層、種々の樹脂からなる防錆層、貴金属からなる防錆層等を用いることができる。
[2]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部は、非磁性金属材料からなり使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材と、非磁性金属材料又は軟磁性金属材料からなり使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材とを有し、前記永久磁石部収納部は、前記第1ケース部材の内面と前記第2ケース部材の内面とにより形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、永久磁石部収納部に永久磁石部を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第1ケース部材の内面と第2ケース部材の内面とが形成する永久磁石部収納部に永久磁石部を収納する構造を有するため、永久磁石部の腐食の原因となりやすい外気、汗等から永久磁石部を保護することが可能となる。
また、保護ケース部が金属材料(非磁性金属材料又は軟磁性金属材料)であることから、剛性が高い保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材が非磁性金属材料からなるものであるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
非磁性金属材料とは、磁性を有さない金属材料をいう。非磁性金属材料の具体例としては、銅、銅合金、チタン、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属及び貴金属を主成分とする合金を挙げることができる。
使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材が、チタン、チタン合金、一部の非磁性鋼(特に、オーステナイト系ステンレス鋼)、貴金属又は貴金属を主成分とする合金からなる場合には、当該非磁性金属材料は人体に対する反応性が極めて低いため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて低い家庭用永久磁石磁気治療器とすることができる。
第1ケース部材が、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム又はマグネシウム合金からなる場合には、陽極酸化処理や化成処理を施すことにより、人体に対する反応性を極めて低くすることができるため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて低い家庭用永久磁石磁気治療器とすることができる。
第1ケース部材が、銅、銅合金、亜鉛、亜鉛合金及び多くの非磁性鋼(特に、高マンガン鋼及び高ニッケル鋼)からなる場合には、第1ケース部材の外面に、人体に対する反応性が極めて低い材料からなる層を形成することにより、人体に対する反応性を極めて低くすることができるため、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて低い家庭用永久磁石磁気治療器とすることができる。
なお、第1ケース部材の外面及び第2ケース部材の外面とは、保護ケース部として用いるときに外部に露出する面をいう。
軟磁性金属材料とは、軟磁性を有する金属材料をいう。軟磁性金属材料の具体例としては、鉄、鉄系合金及び磁性鋼を挙げることができる。
ところで、一般的な家庭用永久磁石磁気治療器においては、家庭用永久磁石磁気治療器の磁気の影響が外部の物体等に及ぶことがある。特に、磁気を利用する記録媒体に対する影響は大きく、これらの記録媒体、ひいては記録媒体を使用する製品(例えば、キャッシュカード等)を使用不可能にしてしまう可能性があるという問題がある。
これに対して、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器によれば、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材が、軟磁性金属材料からなる場合には、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となり、上記の問題を解決することができる。
また、軟磁性金属材料からなる第2ケース部材を備える家庭用永久磁石磁気治療器は、当該第2ケース部材によって、使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽するとともに、使用者の皮膚表面側への磁気をより強くする効果(バックヨーク効果)を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
銅合金とは、銅を主成分とし、亜鉛、ニッケル、錫等その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、真鍮、洋白及び青銅を挙げることができる。
また、チタン合金とは、チタンを主成分とし、アルミニウム、バナジウム、ニオブ、銀、モリブデン等その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、60種及び61種のチタン合金を挙げることができる。
また、アルミニウム合金とは、アルミニウムを主成分とし、亜鉛、マグネシウム、銅その他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ジュラルミン、3000系アルミニウム合金及び4000系アルミニウム合金を挙げることができる。
また、マグネシウム合金とは、マグネシウムを主成分とし、アルミニウム、亜鉛、カルシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、AZ31系合金、AZ91系合金及びZK51A合金を挙げることができる。
また、亜鉛合金とは、亜鉛を主成分とし、アルミニウム、銅、マグネシウムその他の成分を含有する合金をいう。具体例としては、ZDC1合金及びZDC2合金を挙げることができる。
また、非磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有しないものをいう。具体例としては、オーステナイト系ステンレス鋼、オーステナイト系耐熱鋼、高マンガン鋼及び高ニッケル鋼を挙げることができる。
また、貴金属とは、金、銀及び白金族金属の総称をいう。第1ケース部材の材料としては、金、銀、白金、パラジウムが特に適する。貴金属を主成分とする合金とは、前記した貴金属を主成分とする種々の合金をいう。
鉄系合金とは、鉄族元素である鉄、ニッケル、コバルトを主成分として含有する合金をいう。具体例としては、鉄−ケイ素系合金、鉄−ニッケル系合金、鉄−コバルト合金及びアモルファス合金を挙げることができる。
鉄−ケイ素系合金とは、鉄を主成分とし、0.4%〜5%ほどのケイ素を含有する合金のことをいう。具体例としては、無方向性ケイ素鋼、方向性ケイ素鋼等を挙げることができる。
鉄−ニッケル系合金とは、鉄及びニッケルを主成分とする合金のことをいう。具体例としては、ニッケルの含有率が78.5%付近である78−パーマロイや、78−パーマロイにさらに5%ほどのモリブデンを含有させたスーパーマロイ等を挙げることができる。
鉄−コバルト系合金とは、鉄及びコバルトを主成分とする合金のことをいう。具体例としては、およそ等量の鉄とコバルトとからなるパーメンジュール等を挙げることができる。
アモルファス合金とは、結晶構造を持たない合金のことをいう。具体例としては、鉄系アモルファス合金及びコバルト系アモルファス合金等を挙げることができる。
磁性鋼とは、一般に鋼と呼ばれるもののうち磁性を有するものをいう。具体例としては、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼及び高速度鋼を挙げることができる。
なお、第1ケース部材の内面及び第2ケース部材の内面とは、保護ケース部として用いるときに、永久磁石部と向かい合う面をいう。
[3]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に挟みこまれるシール部材をさらに有することが好ましい。
このような構成とすることにより、シール部材の働きにより保護ケース部の内部に外気、汗等が侵入することを防止することが可能となり、より確実に永久磁石部を保護することが可能となる。
なお、シール部材とは、第1ケース部材と第2ケース部材との隙間を補填する部材をいう。具体例としては、Oリング、シート、接着剤等を挙げることができる。シール部材を構成する材料としては、外気、汗等に対する耐久性が高い樹脂やゴム等を好適に用いることができる。
[4]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第1ケース部材の外面及び前記第2ケース部材の外面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護コーティング層が形成されていることが好ましい。
金、白金、ロジウム又はパラジウムは、非磁性金属であり、また、反応性が極めて低い金属であるため、上記のような構成とすることにより、磁気治療効果を毀損することなく使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を極めて低くすることができる。また、外気、汗等から第1ケース部材及び第2ケース部材をともに保護し、耐食性を高めることが可能となる。
また、金、白金、ロジウム又はパラジウムが質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
保護コーティング層の厚さは、その効果を確保するという観点からは0.1μm以上であることが好ましく、0.3μm以上であることがより好ましい。また、当該厚さは、剥がれにくさを確保するという観点からは3μm以下であることが好ましい。
本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、第1ケース部材及び第2ケース部材と、保護コーティング層との間には、ニッケル、パラジウム又はニッケル−パラジウム合金からなる下地めっき層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、保護コーティング層の密着性、緻密性、めっき付き回り性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
なお、下地めっき層の厚さは、その効果を確保するという観点からは0.05μm以上であることが好ましい。また、当該厚さは、剥がれにくさを確保するという観点からは3μm以下であることが好ましい。
[5]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護コーティング層は、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することが好ましい。
このような構成とすることにより、磁気治療効果に加えて、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンが有する効果(例えば、新陳代謝の活性化、血流促進、温熱効果等)を得ることができる。
[6]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材と、前記保護コーティング層との間には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。
また、第2ケース部材と、保護コーティング層との間に磁性めっき層が形成されている家庭用永久磁石磁気治療器は、当該磁性めっき層によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第2ケース部材と保護コーティング層との間に磁性めっき層が形成されているため、保護コーティング層の働きによって、外気、汗等から磁性めっき層を保護することができる。
なお、磁性めっき層の厚みは、磁気を遮蔽するという観点からは3μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがより好ましい。また、当該厚みは、使用時に装着感を損なわないようにするという観点及び製造時のコストを抑制するという観点からは200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることがさらに好ましい。
磁性めっき層を構成する軟磁性金属材料としては、めっき法に適する軟磁性金属材料を用いることが好ましい。めっき法に適する軟磁性金属材料の具体例としては、鉄、ニッケル、鉄−ケイ素系合金、鉄−ニッケル系合金、鉄−コバルト系合金等を挙げることができる。
[7]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記第2ケース部材の内面には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層が形成されていることが好ましい。
このような構成とすることによっても、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。
また、第2ケース部材の内面に磁性めっき層が形成されている家庭用永久磁石磁気治療器も、当該磁性めっき層によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第2ケース部材の内面に磁性めっき層が形成されているため、外気、汗等から磁性めっき層を保護することができる。
[8]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記家庭用永久磁石磁気治療器は、前記永久磁石部として、複数の前記永久磁石部を備え、複数の前記永久磁石部は、前記永久磁石部収納部に収納されていることが好ましい。
ところで、永久磁石部の角部においては、他の部分においてよりも強い磁力を得ることができる。このため、上記のような構成とすることにより、単一の永久磁石部を備える場合と比べて、複数の永久磁石部の角部においてより強い磁力を得ることができ、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
[9]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部は、非磁性金属材料からなり、かつ、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔を有し、前記永久磁石部挿入孔の一部が、前記永久磁石部収納部となることが好ましい。
このような構成とすることにより、永久磁石部収納部に永久磁石部を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、永久磁石部挿入孔が使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成されているため、永久磁石部の腐食の原因となりやすい汗等から永久磁石部を保護することが可能となる。
また、このような構成とすることにより、保護ケース部が金属材料(非磁性金属材料)であるとともに、保護ケース部が単一の部材から構成されていることから、剛性が高い保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部が非磁性金属材料からなるものであるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
[10]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護コーティング層が形成されていることが好ましい。
金、白金、ロジウム又はパラジウムは、非磁性金属であり、また、反応性が極めて低い金属であるため、上記のような構成とすることにより、磁気治療効果を毀損することなく使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を極めて低くすることができる。また、外気、汗等から保護ケース部を保護し、耐食性を高めることが可能となる。
また、金、白金、ロジウム又はパラジウムが質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部と保護コーティング層との間には、ニッケル、パラジウム又はニッケル−パラジウム合金からなる下地めっき層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、保護コーティング層の密着性、緻密性、めっき付き回り性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
なお、下地めっき層の厚さは、その効果を確保するという観点からは0.05μm以上であることが好ましい。また、当該厚さは、剥がれにくさを確保するという観点からは3μm以下であることが好ましい。
[11]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護コーティング層は、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することが好ましい。
このような構成とすることにより、磁気治療効果に加えて、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンが有する効果(例えば、新陳代謝の活性化、血流促進、温熱効果等)を得ることができる。
[12]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記家庭用永久磁石磁気治療器の表面には、含侵による封孔処理が施されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、保護ケース部の表面等に存在することがある微細な孔やクラックを樹脂によって塞ぎ、より安全性が高く、また、より耐食性が高い家庭用永久磁石磁気治療器とすることが可能となる。封孔処理に用いる樹脂の具体例としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等を挙げることができる。
[13]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部は、樹脂からなり、かつ、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔を有し、前記永久磁石部挿入孔の一部が、前記永久磁石部収納部となることが好ましい。
このような構成とすることにより、保護ケース部の内部に永久磁石部を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、永久磁石部挿入孔が使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成されているため、永久磁石部の腐食の原因となりやすい汗等から永久磁石部を保護することが可能となる。
また、このような構成とすることにより、樹脂は成型及び加工が比較的容易であるため、製造が比較的容易な保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部が樹脂からなるが、樹脂は非磁性材料であるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
[14]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部は、樹脂中にゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することが好ましい。
このような構成とすることにより、磁気治療効果に加えて、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンが有する効果(例えば、新陳代謝の活性化、血流促進、温熱効果等)を得ることができる。
[15]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記永久磁石部は、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面に形成された凹部又は使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面から他の面へ貫通するように形成された貫通孔を有することが好ましい。
永久磁石部上に凹部又は貫通孔が存在する場合、凹部の辺縁及び貫通孔の辺縁においては、他の部分においてよりも強い磁力を得ることができる。このため、上記のような構成とすることにより、凹部又は貫通孔の辺縁において、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
[16]本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、前記保護ケース部の角部には、丸め加工、面取り加工又はその両方が施されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用時の装着感及び安全性を向上させることが可能となる。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の使用時における態様を説明するために示す断面図である。 実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を説明するために示す図である。 実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を示すフローチャートである。 実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102を説明するために示す断面図である。 実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104を説明するために示す図である。 実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106を説明するために示す図である。 実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108を説明するために示す図である。 実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110を説明するために示す図である。 実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112を説明するために示す断面図である。 実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の使用時における態様を説明するために示す断面図である。 実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200を説明するために示す図である。 実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202を説明するために示す図である。 実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300の使用時における態様を説明するために示す断面図である。 実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300を説明するために示す図である。 従来の家庭用永久磁石磁気治療器900を説明するために示す断面図である。
以下、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の使用時における態様を説明するために示す断面図である。
図2は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を説明するために示す図である。図2(a)は家庭用永久磁石磁気治療器100を示す上面図であり、図2(b)は図2(a)のA1−A1断面図である。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の使用時には、図1に示すように、絆創膏500により家庭用永久磁石磁気治療器100を使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる。絆創膏500は、基材及び粘着層からなる。基材の材料としては、例えば、綿−ポリウレタン混紡材、ポリ塩化ビニル、紙系不織布等を好適に用いることができる。粘着層の材料としては、例えば、アクリル系粘着材、ゴム系粘着材、シリコーン系粘着材等を好適に用いることができる。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100は、図1及び図2に示すように、円盤状の保護ケース部20と、円盤状の永久磁石部10とを備える。
保護ケース部20は、内部に永久磁石部収納部50を有し、厚さが1.4mm、直径が10mmである。なお、図2(b)において、符号t1で示すのは保護ケース部20の厚さである。
保護ケース部20は、非磁性金属材料であるチタンからなり使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材30と、非磁性金属材料であるチタンからなり使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40とを有する。
第1ケース部材30及び第2ケース部材40は、嵌合によって固定されている。なお、本発明はこれに限られるものではなく、第1ケース部材及び第2ケース部材は、ラッチ構造や接着剤等によって固定することもできる。
また、保護ケース部20の角部には、丸め加工及び面取り加工の両方が施されている。
第1ケース部材30の、使用時に永久磁石部10の使用者の皮膚H表面側と向かい合う面(底面)の厚さは0.2mmである。また、第2ケース部材40の、使用時に永久磁石部10の使用者の皮膚H表面側とは反対側の面と向かい合う面(天面)の厚さも0.2mmである。
第1ケース部材30の内面と第2ケース部材40の内面とにより、円盤状の永久磁石部収納部50が形成されている。
永久磁石部収納部50は、後述する永久磁石部10の寸法よりも大きく、深さが1mm、内径が8.2mmである。
永久磁石部10は、永久磁石部収納部50に収納されている。また、永久磁石部10は、厚さが0.8mm、直径が8mmであり、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる。なお、図2(b)において、符号t2で示すのは永久磁石部10の厚さである。
図示による詳しい説明は省略するが、永久磁石部10の表面には、ニッケルからなる防錆層が形成されている。防錆層は、後述するように電解めっき法で形成される。
なお、永久磁石部10は、家庭用永久磁石磁気治療器100を使用するときに、使用者の皮膚H表面側における磁束密度が180mT程度となるように構成されている。
次に、家庭用永久磁石磁気治療器100の製造方法を説明する。
まず、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を説明する。
図3は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法を示すフローチャートである。
永久磁石部10は、上記したようにネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなり、以下においては当該ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石の製造方法を説明する。
(1)加熱溶融工程S1
まず、永久磁石部10の原料(ネオジム、鉄、ホウ素及びその他の添加物)を混合した後に、1200℃〜1300℃の温度で溶融させる。加熱には、例えば、高周波溶融炉を用いることができる。加熱溶融工程S1は、原料の酸化を防ぐために不活性ガス(例えば、アルゴンガス)雰囲気下又は真空下において行う。
(2)粉砕工程S2
次に、融解した原料を冷却し、固化させた後に粉砕して、粒径数μmの粉末とする。粉砕には、ジェットミルやボールミル等の種々の粉砕機を用いることができる。いずれの粉砕機を用いる場合においても、原料の酸化を防ぐため、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において粉砕する。
(3)成形工程S3
次に、粉末とした原料を、永久磁石部10の形状に相当する金型に入れ、プレス成形を行う。このとき、着磁工程S7において着磁すべき方向に沿う磁場をかけ、そのままプレス成形を行うことで、磁石を構成する結晶成分の方向を揃えることができる。これにより、完成する永久磁石部10を強力な永久磁石とすることができる。成形工程S3は、原料の酸化を防ぐために、不活性ガス(例えば、窒素ガス)雰囲気下において行うことが好ましい。
(4)焼結・熱処理工程S4
次に、成形した原料を炉に入れ、原料の融点以下の温度(およそ1100℃〜1200℃)で焼結を行う。その結果、粉末を押し固めた状態であった原料が一体化し、焼結した部材となる。
その後に、焼結よりも低い温度(おおよそ500℃〜1000℃)において熱処理を行い、焼結した部材の機械的特性を向上させる。
なお、焼結・熱処理工程S4は、原料及び部材の酸化を防ぐために真空下において行う。
(5)仕上げ加工工程S5
仕上げ加工工程S5は、焼結及び熱処理を施した部材の寸法を揃え、また、表面を平滑化するための工程である。部材の寸法は、例えば、ダイヤモンド砥石を備える研削機等を用いて揃えることができる。表面の平滑化は、例えば、回転式、遠心式、揺動式等種々のバレル研磨機を用いて行うことができる。
(6)表面処理工程S6
次に、仕上げ加工を行った部材に、耐腐食性を高めるための表面処理を行い、防錆層を形成する。実施形態1の場合、防錆層は電解めっき法によって形成されたニッケルの層である。
(7)着磁工程S7
最後に、パルス式着磁機等によって磁場を発生させ、当該磁場中において着磁を行い、永久磁石部10を完成させる。発生させる磁場の強さは、例えば、30kOe程度である。
このような方法によって、永久磁石部10を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法を簡単に説明する。
(1)第1ケース部材30の製造方法
まず、チタンからなる原棒を準備する。
次に、原棒を加工し、第1ケース部材30に対応する寸法及び形状の原部材とする。当該加工は、例えば、切削、研削又はその両方によって行うことができる。切削を行う機械としては、例えば、カム式旋盤、NC旋盤等を用いることができる。また、研削を行う機械としては、例えば、平面研削盤、円筒研削盤等を用いることができる。
次に、原部材の表面を平滑化するとともに丸め加工を行い、第1ケース部30とする。表面の平滑化及び丸め加工は、例えば、回転式、遠心式、揺動式等種々のバレル研磨機を用いて行うことができる。
このような方法によって、第1ケース部材30を製造することができる。
(2)第2ケース部材40の製造方法
第2ケース部材40の製造方法は、第2ケース部材40に対応する寸法及び形状とすることを除けば、第1ケース部材30の製造方法と基本的に同様である。従って、第2ケース部材40の製造方法についての説明は省略する。
このような方法によって、第1ケース部材30及び第2ケース部材40を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の組立方法を簡単に説明する。
まず、第1ケース部材30の内側に永久磁石部10を配置する。
次に、第1ケース部材30及び第2ケース部材40の双方における嵌合箇所を合わせる。
次に、圧力をかけ、第1ケース部材30と第2ケース部材40とを嵌合させる。圧力は、機械又は人力によってかけることができる。
このような方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器100の組立を行うことができる。
このような永久磁石部10の製造方法、第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法並びに家庭用永久磁石磁気治療器100の組立方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器100を製造することができる。
次に、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の効果を説明する。
実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、保護ケース部20の厚さt1が1.4mmであるため、従来の家庭用永久磁石磁気治療器900よりも薄くなり、使用時に装着感を損なうことがない。なお、保護ケース部20の厚さt1を1.4mmとするのに伴って、永久磁石部10の厚さt2も0.8mmと薄くなっているが、永久磁石部10が磁力の強いネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなるため、十分な磁気治療効果を得ることができる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10が保護ケース部20の内部の永久磁石部収納部50に収納されているため、使用時に永久磁石部10が使用者の皮膚H表面に直接接触することがなくなり、保護ケース部20の表面を人体に対する反応性の低い材料で構成することにより、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を少なくすることが可能となる。なお、実施形態1において、保護ケース部20の表面は人体に対する反応性が極めて低いチタンから構成されている。
その結果、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100は、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、厚さを0.8mmとすることにより強度が損なわれることがある永久磁石部10を保護ケース部20により保護し、十分な強度を有する家庭用永久磁石磁気治療器とすることが可能となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、永久磁石部10の表面にニッケルめっきからなる防錆層が形成されているため、永久磁石部10の耐食性を向上させることが可能となる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100によれば、保護ケース部20が、使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる第1ケース部材30と、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材40とを有し、永久磁石部収納部50は、第1ケース部材30の内面と第2ケース部材40の内面とにより形成されているため、永久磁石部収納部50に永久磁石部10を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第1ケース部材30の内面と第2ケース部材40の内面とが形成する永久磁石部収納部50に永久磁石部10を収納する構造を有するため、永久磁石部10の腐食の原因となりやすい外気、汗等から永久磁石部10を保護することが可能となる。
また、保護ケース部20がチタンからなるため、剛性が高い保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部120が非磁性金属材料であるチタンからなるものであるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
また、第1ケース部材30がチタンからなるため、チタンは人体に対する反応性が極めて低く、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が極めて低い家庭用永久磁石磁気治療器とすることができる。
また、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100においては、保護ケース部20の角部には、丸め加工及び面取り加工の両方が施されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用時の装着感及び安全性を向上させることが可能となる。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102を説明するために示す断面図である。
実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、保護ケース部の構成が異なる。すなわち、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102においては、図4に示すように、保護ケース部22が第1ケース部材32と第2ケース部材42との間に挟みこまれるシール部材60をさらに有する。なお、これに伴って、第1ケース部材32及び第2ケース部材42の構成も実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における第1ケース部材30及び第2ケース部材40の構成とは異なるものとなっており、第1ケース部材32及び第2ケース部材42は、ラッチ構造によって固定されている。
シール部材60は、ブチルゴムからなるOリングである。
このように、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、保護ケース部の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部22の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部10が保護ケース部22の内部の永久磁石部収納部52に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102によれば、保護ケース部22は、第1ケース部材32と第2ケース部材42との間に挟みこまれるシール部材60をさらに有するため、シール部材60の働きにより保護ケース部22の内部に外気、汗等が侵入することを防止することが可能となり、より確実に永久磁石部10を保護することが可能となる。
なお、実施形態2に係る家庭用永久磁石磁気治療器102は、保護ケース部の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態3]
図5は、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104を説明するために示す図である。図5(a)は家庭用永久磁石磁気治療器104の断面図であり、図5(b)は図5(a)の符号R1が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
なお、図5においては、保護コーティング層70の厚さを誇張して表示している。
実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、第1ケース部材及び第2ケース部材の構成が異なる。すなわち、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104においては、図5に示すように、第1ケース部材34及び第2ケース部材44が真鍮からなり、また、第1ケース部材34の外面及び第2ケース部材44の外面には、金からなる保護コーティング層70が形成されている。保護コーティング層70の厚さは2μmであり、例えば、電解めっき法又は無電解めっき法で形成することができる。
このように、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、第1ケース部材及び第2ケース部材の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部24の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部10が保護ケース部24の内部の永久磁石部収納部54に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104によれば、第1ケース部材34の外面及び第2ケース部材44の外面には、金からなる保護コーティング層70が形成されているため、磁気治療効果を毀損することなく使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を極めて低くすることができる。また、外気、汗等から第1ケース部材34及び第2ケース部材44をともに保護し、耐食性を高めることが可能となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104は、第1ケース部材及び第2ケース部材の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態4]
図6は、実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106を説明するために示す図である。図6(a)は家庭用永久磁石磁気治療器106の断面図であり、図6(b)は図6(a)の符号R2が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
なお、図6においては、保護コーティング層72の厚さ及び磁性めっき層90の厚さを誇張して表示している。
実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106は、基本的には実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104と同様の構成を有するが、第2ケース部材の構成が異なる。すなわち、実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106においては、図6に示すように、第2ケース部材46と、保護コーティング層72との間には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層90が形成されている。実施形態4においては、軟磁性金属材料は鉄−ニッケル系合金であるパーマロイである。磁性めっき層90の厚さは30μmであり、例えば、電解めっき法又は無電解めっき法で形成することができる。
このように、実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106は、第2ケース部材の構成が実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104とは異なるが、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104の場合と同様に、保護ケース部26の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部10が保護ケース部26の内部の永久磁石部収納部56に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器によれば、第2ケース部材46と、保護コーティング層72との間には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層90が形成されているため、使用時における使用者の皮膚H表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。
また、第2ケース部材46と、保護コーティング層72との間に磁性めっき層90が形成されている家庭用永久磁石磁気治療器106は、当該磁性めっき層90によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第2ケース部材46と保護コーティング層72との間に磁性めっき層90が形成されているため、保護コーティング層72の働きによって、外気、汗等から磁性めっき層90を保護することができる。
なお、実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106は、第2ケース部材の構成以外の点においては、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104と同様の構成を有するため、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態5]
図7は、実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108を説明するために示す図である。図7(a)は家庭用永久磁石磁気治療器108の断面図であり、図7(b)は図7(a)の符号R3が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
なお、図7においては、保護コーティング層70の厚さ及び磁性めっき層92の厚さを誇張して表示している。
実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108は、基本的には実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104と同様の構成を有するが、第2ケース部材の構成が異なる。すなわち、実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108においては、図7に示すように、第2ケース部材48の内面には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層92が形成されている。実施形態5においては、軟磁性金属材料は鉄−ニッケル系合金であるパーマロイである。磁性めっき層92の厚さは30μmであり、例えば、電解めっき法又は無電解めっき法で形成することができる。
このように、実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108は、第2ケース部材の構成が実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104とは異なるが、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104の場合と同様に、保護ケース部28の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部10が保護ケース部28の内部の永久磁石部収納部58に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108によれば、第2ケース部材48の内面に軟磁性金属材料からなる磁性めっき層92が形成されているため、使用時における使用者の皮膚H表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。
また、第2ケース部材48の内面に磁性めっき層92が形成されている家庭用永久磁石磁気治療器108は、当該磁性めっき層92によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、第2ケース部材48の内面に磁性めっき層92が形成されているため、外気、汗等から磁性めっき層92を保護することができる。
なお、実施形態5に係る家庭用永久磁石磁気治療器108は、第2ケース部材の構成以外の点においては、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104と同様の構成を有するため、実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態6]
図8は、実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110を説明するために示す図である。図8(a)は家庭用永久磁石磁気治療器110の上面図であり、図8(b)は図8(a)のA2−A2断面図である。なお、図8(a)においては、内部構造を示すために第2ケース部材40を図示していない。
実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、永久磁石部の構成が異なる。すなわち、実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110においては、図8に示すように、永久磁石部として複数の永久磁石部12a,12b,12c,12dを備え、複数の永久磁石部12a,12b,12c,12dは、永久磁石部収納部50に収納されている。
永久磁石部12a,12b,12c,12dはいずれも同じ形状をしており、図8(a)に示すように、上面から見ると扇型に見える。
図8(b)において、符号t3で示すのは永久磁石部12a,12b,12c,12dの厚さである。永久磁石部12a,12b,12c,12dの厚さt3は、0.8mmである。
実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110における永久磁石部12a,12b,12c,12dは、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法の成形工程S3に代えて、粉末とした原料を永久磁石部12a,12b,12c,12dの形状に相当する金型に入れ、プレス成形を行う成形工程S8(図示せず。)を行うことによって製造することができる。
このように、実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110は、永久磁石部の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部20の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部12a,12b,12c,12dが保護ケース部20の内部の永久磁石部収納部50に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110によれば、永久磁石部として、複数の永久磁石部12a,12b,12c,12dを備えるため、永久磁石部12a,12b,12c,12dの角部においてより強い磁力を得ることができ、単一の永久磁石部を備える場合と比べて、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、実施形態6に係る家庭用永久磁石磁気治療器110は、永久磁石部の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態7]
図9は、実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112を説明するために示す断面図である。
実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、永久磁石部の構成が異なる。すなわち、実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112においては、図9に示すように、永久磁石部14は、使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる面に形成された凹部16を有する。凹部16の深さは0.3mm、直径は2.6mmである。なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、強度を確保するという観点から、凹部の深さが永久磁石部の厚さの3分の2以下であることが好ましい。同様の観点から、凹部の直径が永久磁石部の直径の3分の2以下であることが好ましい。
図9において、符号t4で示すのは永久磁石部14の厚さである。永久磁石部14の厚さt4は、0.8mmである。
実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の製造方法における成形工程S3に代えて、粉末とした原料を永久磁石部14の形状に相当する金型に入れ、プレス成形を行う成形工程S9(図示せず。)を行うことによって製造することができる。
このように、実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112は、永久磁石部の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部20の厚さが1.4mmであり、また、永久磁石部14が保護ケース部20の内部の永久磁石部収納部50に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112によれば、永久磁石部14が使用時に使用者の皮膚H表面側に位置することとなる面に形成された凹部16を有するため、凹部16の辺縁においてより強い磁力を得ることができ、凹部16の辺縁において、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、実施形態7に係る家庭用永久磁石磁気治療器112は、永久磁石部の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態8]
図10は、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の使用時における態様を説明するために示す断面図である。
図11は、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200を説明するために示す図である。図11(a)は家庭用永久磁石磁気治療器200を示す上面図であり、図11(b)は図11(a)のA3−A3断面図である。
実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、保護ケース部及び永久磁石部の構成が異なる。以下、詳細を説明する。
実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の使用時には、図10に示すように、絆創膏500により家庭用永久磁石磁気治療器200を使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる。絆創膏500は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を貼り付けるのに用いる絆創膏500と同一の構成を有するため、説明を省略する。
実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200は、図10及び図11に示すように、円盤状の保護ケース部120と、円盤状の永久磁石部18とを備える。
保護ケース部120は、内部に永久磁石部収納部130を有し、厚さが1.5mm、直径が4mmである。なお、図11(b)において、符号t5で示すのは保護ケース部120の厚さである。
保護ケース部120は、非磁性金属材料であるチタンからなる。また、保護ケース部120は、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔140を有し、永久磁石部挿入孔140の一部が、永久磁石部収納部130となる。
保護ケース部120の角部には、丸め加工及び面取り加工の両方が施されている。
また、保護ケース部120の、使用時に永久磁石部18の使用者の皮膚H表面側と向かい合う面(底面)の厚さは0.25mmである。
永久磁石部挿入孔140は、深さが1.25mm、直径が1.98mmである。また、永久磁石部挿入孔140の開口部には、0.1mmの面取り加工が施されている。実施形態8においては、図11(b)に示すように、永久磁石部挿入孔140の底面側が永久磁石部収納部130となっている。
永久磁石部18は、図10及び図11に示すように、永久磁石部収納部130に収納されている。永久磁石部18は、嵌合によって保護ケース部120に固定されている。なお、本発明はこれに限られるものではなく、永久磁石部が、接着剤等によって保護ケース部に固定されていてもよい。
また、永久磁石部18は、厚さが1mm、直径が2mmであり、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる。なお、図11(b)において、符号t6で示すのは永久磁石部18の厚さである。
図示による詳しい説明は省略するが、永久磁石部18の表面には、ニッケルめっきからなる防錆層が形成されている。
なお、永久磁石部18は、家庭用永久磁石磁気治療器200を使用するときに、使用者の皮膚H表面側における磁束密度が180mT程度となるように構成されている。
次に、家庭用永久磁石磁気治療器200の製造方法を説明する。
実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200における永久磁石部18の製造方法は、製造する永久磁石部18の寸法以外の点については実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法と基本的に同様である。従って、永久磁石部18の製造方法についての説明は省略する。
実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200における保護ケース部120の製造方法は、保護ケース部材120に対応する寸法及び形状とすることを除けば、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における第1ケース部材30の製造方法と基本的に同様である。従って、保護ケース部120の製造方法についての説明は省略する。
以下に、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の組立方法を簡単に説明する。
まず、保護ケース部120における永久磁石部挿入孔140の開口部上に永久磁石部18を配置する。
次に、圧力をかけ、永久磁石部挿入孔140に永久磁石部18を挿入することにより、保護ケース部120の永久磁石部収納部130に永久磁石部18を収納する。圧力は、機械又は人力によってかけることができる。
以上のような方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器200の組立を行うことができる。
上記したような永久磁石部18の製造方法、保護ケース部120の製造方法並びに家庭用永久磁石磁気治療器200の組立方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器200を製造することができる。
次に、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の効果を説明する。
上記したように、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200は、保護ケース部及び永久磁石部の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部120の厚さが1.5mmであり、また、永久磁石部18が保護ケース部120の内部の永久磁石部収納部130に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200によれば、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔140を有し、永久磁石部挿入孔140の一部が、永久磁石部収納部130となるため、永久磁石部収納部140に永久磁石部18を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、永久磁石部挿入孔140が使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成されているため、永久磁石部18の腐食の原因となりやすい汗等から永久磁石部18を保護することが可能となる。
また、保護ケース部120がチタンからなるとともに、保護ケース部120が単一の部材から構成されることから、剛性が高い保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部120が非磁性金属材料であるチタンからなるものであるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
なお、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200は、保護ケース部及び永久磁石部の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態9]
図12は、実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202を説明するために示す図である。図12(a)は家庭用永久磁石磁気治療器202の断面図であり、図12(b)は図12(a)の符号R3が示す範囲を拡大して表示する部分拡大断面図である。
なお、図12においては、保護コーティング層150の厚さを誇張して表示している。
実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202は、基本的には実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200と同様の構成を有するが、保護ケース部の構成が異なる。すなわち、実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202においては、図12に示すように、保護ケース部122が真鍮からなり、保護ケース部122の表面には、金からなる保護コーティング層が形成されている。保護コーティング層150の厚さは2μmであり、例えば、電解めっき法又は無電解めっき法で形成することができる。
このように、実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202は、保護ケース部の構成が実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200とは異なるが、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200の場合と同様に、保護ケース部122の厚さが1.5mmであり、また、永久磁石部18が保護ケース部122の内部の永久磁石部収納部132に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202によれば、保護ケース部122の表面には、金からなる保護コーティング層150が形成されているため、磁気治療効果を毀損することなく使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性を極めて低くすることができる。また、外気、汗等から保護ケース部122を保護し、耐食性を高めることが可能となる。
また、金が質感に優れる貴金属であることから、高級感のある家庭用永久磁石磁気治療器となる。
なお、実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202は、保護ケース部材の構成以外の点においては、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200と同様の構成を有するため、実施形態8に係る家庭用永久磁石磁気治療器200が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施形態10]
図13は、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300の使用時における態様を説明するために示す断面図である。
図14は、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300を説明するために示す図である。図14(a)は家庭用永久磁石磁気治療器300を示す上面図であり、図14(b)は図14(a)のA4−A4断面図である。
実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300は、基本的には実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するが、保護ケース部及び永久磁石部の構成が異なる。以下、詳細を説明する。
実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300の使用時には、図13に示すように、絆創膏500により家庭用永久磁石磁気治療器300を使用者の皮膚H表面に貼り付けて用いる。絆創膏500は、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100を貼り付けるのに用いる絆創膏500と同一の構成を有するため、説明を省略する。
実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300は、図13及び図14に示すように、円盤状の保護ケース部220と、円盤状の永久磁石部18とを備える。
保護ケース部220は、内部に永久磁石部収納部230を有し、厚さが1.5mm、直径が4mmである。なお、図14(b)において、符号t7で示すのは保護ケース部220の厚さである。
保護ケース部220は、樹脂であるポリプロピレンからなる。また、保護ケース部220は、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔240を有し、永久磁石部挿入孔240の一部が、永久磁石部収納部230となる。
保護ケース部220の角部には、丸め加工及び面取り加工の両方が施されている。
また、保護ケース部220の底面の厚さは0.25mmである。
永久磁石部挿入孔240は、深さが1.25mm、直径が1.96mmである。また、永久磁石部挿入孔240の開口部には、0.1mmの面取り加工が施されている。実施形態10においては、図14(b)に示すように、永久磁石部挿入孔240の底面側が永久磁石部収納部230となっている。
永久磁石部18は、図13及び図14に示すように、永久磁石部収納部230に収納されている。永久磁石部18は、嵌合によって保護ケース部220に固定されている。なお、本発明はこれに限られるものではなく、永久磁石部が、接着剤等によって保護ケース部に固定されていてもよい。
また、永久磁石部18は、厚さが1mm、直径が2mmであり、ネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる。なお、図14(b)において、符号t8で示すのは永久磁石部18の厚さである。
図示による詳しい説明は省略するが、永久磁石部18の表面には、ニッケルめっきからなる防錆層が形成されている。
なお、永久磁石部18は、家庭用永久磁石磁気治療器300を使用するときに、使用者の皮膚H表面側における磁束密度が180mT程度となるように構成されている。
次に、家庭用永久磁石磁気治療器300の製造方法を説明する。
実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300における永久磁石部18の製造方法は、製造する永久磁石部18の寸法以外の点については実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100における永久磁石部10の製造方法と基本的に同様である。従って、永久磁石部18の製造方法についての説明は省略する。
以下に、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300における保護ケース部220の製造方法を簡単に説明する。
まず、ポリプロピレンを溶融させる。
次に、保護ケース部220に対応する形状の金属型に、溶融したポリプロピレンを高圧で射出して成型する。
次に、圧力をかけたまま冷却し、成型したポリプロピレンを取り出す。
次に、成型したポリプロピレンに付随するゲート跡等を除去し、保護ケース部220とする。
以上のような方法によって、保護ケース部220を製造することができる。
以下に、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300の組立方法を簡単に説明する。
まず、保護ケース部220における永久磁石部挿入孔240の開口部上に永久磁石部18を配置する。
次に、圧力をかけ、永久磁石部挿入孔240に永久磁石部18を挿入することにより、保護ケース部220の永久磁石部収納部230に永久磁石部18を収納する。圧力は、機械又は人力によってかけることができる。
以上のような方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器300の組立を行うことができる。
上記したような永久磁石部18の製造方法、保護ケース部220の製造方法並びに家庭用永久磁石磁気治療器300の組立方法によって、家庭用永久磁石磁気治療器300を製造することができる。
次に、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300の効果を説明する。
上記したように、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300は、保護ケース部及び永久磁石部の構成が実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100とは異なるが、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100の場合と同様に、保護ケース部220の厚さが1.5mmであり、また、永久磁石部18が保護ケース部220の内部の永久磁石部収納部230に収納されているため、使用時に装着感を損なうことがなく、かつ、使用者の皮膚等に異常を発生させる可能性が低い家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300によれば、使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔240を有し、永久磁石部挿入孔240の一部が、永久磁石部収納部230となるため、保護ケース部240の内部に永久磁石部18を収納することが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
また、永久磁石部挿入孔240が使用時に使用者の皮膚H表面側とは反対側に位置することとなる面に形成されているため、永久磁石部18の腐食の原因となりやすい汗等から永久磁石部18を保護することが可能となる。
また、保護ケース部220が樹脂からなるため、製造が比較的容易な保護ケース部とすることが可能となる。
なお、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護ケース部220が樹脂であるポリプロピレンからなるが、ポリプロピレンは非磁性材料であるため、磁気治療効果が損なわれることもない。
なお、実施形態10に係る家庭用永久磁石磁気治療器300は、保護ケース部及び永久磁石部の構成以外の点においては、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100と同様の構成を有するため、実施形態1に係る家庭用永久磁石磁気治療器100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
[実施例1〜3]
以下の実施例1〜3は、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器の磁束密度を測定した例を示す実施例である。実施例1〜3において、磁束密度の測定は、LakeShore社の410 Gaussmeterを用いて行った。
実施例1においては、保護コーティング層の下層にニッケルからなる下地めっき層(厚さ0.5μm)を設けた点及び永久磁石部の直径が4mmである点以外は実施形態3に係る家庭用永久磁石磁気治療器104と同様の構成を有する家庭用永久磁石磁気治療器(図示せず。以下、実施例1に係る家庭用永久磁石磁気治療器114という。)を1000個製造し、その中から無作為に選んだ10個について磁束密度を測定した。その結果、実施例1に係る家庭用永久磁石磁気治療器114においては、第1ケース部材の底面表面における磁束密度の平均値は176.3mTであり、第2ケース部材の天面表面における磁束密度の平均値は176.0mTであった。
実施例2においては、保護コーティング層の下層にニッケルからなる下地めっき層(厚さ0.5μm)を設けた点及び永久磁石部の直径が4mmである点以外は実施形態4に係る家庭用永久磁石磁気治療器106と同様の構成を有する家庭用永久磁石磁気治療器(図示せず。以下、実施例2に係る家庭用永久磁石磁気治療器116という。)を1000個製造し、その中から無作為に選んだ10個について磁束密度を測定した。その結果、実施例2に係る家庭用永久磁石磁気治療器116においては、第1ケース部材の底面表面における磁束密度の平均値は178.8mTであり、第2ケース部材の天面表面における磁束密度の平均値は169.6mTであった。
実施例3においては、保護コーティング層の下層にニッケルからなる下地めっき層(厚さ0.5μm)を設けた点以外は実施形態9に係る家庭用永久磁石磁気治療器202と同様の構成を有する家庭用永久磁石磁気治療器(図示せず。以下、実施例3に係る家庭用永久磁石磁気治療器212という。)を1000個製造し、その中から無作為に選んだ10個について磁束密度を測定した。その結果、実施例3に係る家庭用永久磁石磁気治療器212においては、保護ケース部の底面表面における磁束密度の平均値は177.8mTであった。
これらの結果、実施例1〜3からは、家庭用永久磁石磁気治療器の厚さを1.4mm又は1.5mmと薄くしたとしても、使用時に、使用者の皮膚表面において十分な磁力を確保することが可能となることが確認できた。また、実施例2からは、磁性めっき層を形成したことにより、使用時に、使用者の皮膚表面側とは反対側への磁気を遮蔽することが可能となることが確認できた。
以上、本発明を上記の実施形態及び実施例に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その要旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態における永久磁石部、保護ケース部等の形状及び寸法は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
(2)上記実施形態1〜7においては、永久磁石部の厚さが0.8mmであり、上記実施形態8〜10においては、永久磁石部18の厚さが1mmであるが、本発明はこれに限定されるものではない。永久磁石部の厚さは、0.3mm〜1.2mmの範囲内であってもよい。
(3)上記実施形態1〜7においては、保護ケース部の厚さが1.4mmであり、上記実施形態8〜10においては、保護ケース部の厚さが1.5mmであったが、本発明はこれに限定されるものではない。保護ケース部の厚さは、0.5mm〜1.55mmの範囲内であってもよい。
(4)上記実施形態1〜5,7においては、永久磁石部の直径が8mmであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、永久磁石部の直径が4mmや6mm等であってもよい。要するに、永久磁石部の直径は、永久磁石部収納部に納まる大きさであればよい。
(5)上記実施形態1,2,6,7においては、第1ケース部材及び第2ケース部材がチタンからなるものであり、上記実施形態3〜5においては、第1ケース部材及び第2ケース部材が真鍮からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ケース部材及び第2ケース部材が、例えば、銅、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属、貴金属を主成分とする合金、真鍮以外の銅合金等の他の非磁性金属材料からなるものであってもよい。
(6)上記実施形態1,2,6,7においては、第2ケース部材がチタンからなるものであり、上記実施形態3〜5においては、第2ケース部材が真鍮からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。第2ケース部材が、例えば、鉄、鉄系合金又は磁性鋼等の軟磁性金属材料からなるものであってもよい。このような構成とすることにより、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。また、軟磁性金属材料からなる第2ケース部材を備える家庭用永久磁石磁気治療器は、当該第2ケース部材によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
(7)上記各実施形態においては、永久磁石部の表面にはニッケルからなる防錆層が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、種々の樹脂からなる防錆層や、貴金属からなる防錆層等が形成されていてもよい。
(8)上記各実施形態においては、保護ケース部の角部に丸め加工及び面取り加工の両方が施されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、丸め加工及び面取り加工のみが施されていてもよい。このような構成とすることによっても、使用時の装着感及び安全性を向上させることが可能となる。
(9)上記実施形態2においては、シール部材60がブチルゴムからなるOリングであるが、本発明はこれに限定されるものではない。シール部材は、例えば、樹脂又はゴムからなるシート及び接着剤や、樹脂からなるOリング等であってもよい。
(10)上記実施形態2においては、第1ケース部材32及び第2ケース部材42がラッチ構造によって固定されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、嵌合や接着剤等によって固定されていてもよい。
(11)上記実施形態3〜5,9においては、保護コーティング層は金からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、白金、ロジウム又はパラジウムからなるものであってもよい。また、金、白金、ロジウム又はパラジウムのうちいずれかを主成分とする合金又は混合物からなるものであってもよい。
(12)上記実施形態3〜5においては、第1ケース部材及び第2ケース部材と、保護コーティング層との間には、ニッケル、パラジウム又はニッケル−パラジウム合金からなる下地めっき層を有することとしてもよい。このような構成とすることにより、保護コーティング層の密着性、緻密性、めっき付き回り性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
(13)上記実施形態9においても、保護ケース部と、保護コーティング層との間には、ニッケル、パラジウム又はニッケル−パラジウム合金からなる下地めっき層を有することとしてもよい。このような構成とすることによって、保護コーティング層の密着性、緻密性、めっき付き回り性及び安定性を向上させ、保護コーティング層の耐食性をさらに向上させることが可能となる。
(14)上記実施形態3〜5においては、第1ケース部材の外面及び第2ケース部材の外面に保護コーティング層が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ケース部材及び第2ケース部材の内面にも保護コーティング層が形成されていてもよい。
(15)上記実施形態3〜5においては、第1ケース部材の外面及び第2ケース部材の外面に保護コーティング層が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ケース部材の外面のみ又は第2ケース部材の外面のみに保護コーティング層が形成されていてもよい。
(16)上記実施形態3〜5,9においては、保護コーティング層が金のみからなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、保護コーティング層がゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有するものであってもよい。このような構成とすることにより、磁気治療効果に加えて、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンが有する効果(例えば、新陳代謝の活性化、血流促進、温熱効果等)を得ることができる。
(17)ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを微粒子として含有させる場合には、ゲルマニウム微粒子、ラジウム微粒子又はトルマリン微粒子を、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とするめっきに含有させた複合めっきにより保護コーティング層を構成することができる。このような構成とすることにより、上記する微粒子を含有した保護コーティング層を簡易に形成することが可能となる。なお、複合めっきとは、微粒子をめっき中に共析させたものをいい、共析めっきともいう。
(18)また、ゲルマニウムを合金として含有させる場合には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とし、ゲルマニウムを含有する合金からなる合金めっきにより保護コーティング層を構成することができる。このような構成とすることにより、ゲルマニウムを含有した保護コーティング層を簡易に形成することが可能となる。
(19)上記実施形態4及び5においては、磁気シールド層がパーマロイからなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、磁気シールド層が鉄、ニッケル、パーマロイ以外の鉄系合金等からなるものであってもよい。要するに、薄膜を形成可能な軟磁性金属材料であればよい。
(20)上記実施形態4においては、第2ケース部材46と保護コーティング層72との間のみに磁性めっき層90が形成され、上記実施形態5においては、第2ケース部材48の内面のみに磁性めっき層92が形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2ケース部材と保護コーティング層との間と、第2ケース部材の内面との両方に磁性めっき層が形成されていてもよい。このような構成とすることにより、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気をより確実に遮蔽することが可能となる。
(21)本発明の家庭用永久磁石磁気治療器においては、第1ケース部材と第2ケース部材とを容易に判別することを可能とするための工夫がなされていてもよい。具体的には、第1ケース部材の色と第2ケース部材の色とを異ならせることや、第1ケース部材又は第2ケース部材の一方のみに凸部又は凹部を設けることを例示することができる。
(22)上記実施形態6においては、永久磁石部12a,12b,12c,12dはいずれも同じ形状をしているが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の永久磁石部がそれぞれ異なる形状をしていてもよい。
(23)上記実施形態6においては、永久磁石部の数は4つであったが、本発明はこれに限定されるものではない。2つや3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
(24)上記実施形態1〜5,7〜10においては、永久磁石部は円盤状であり、上記実施形態6においては、永久磁石部12a,12b,12c,12dは上面から見ると扇型に見える形状であったが、本発明はこれに限られるものではない。要するに、永久磁石部収納部に収納可能な形状であればよい。
(25)上記実施形態7においては、永久磁石部14が凹部16を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、永久磁石部が凹部を複数有してもよい。
(26)上記実施形態7においては、永久磁石部14が凹部16を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。永久磁石部が、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面から他の面へ貫通するように形成された貫通孔を有してもよい。なお、永久磁石部は、単一の貫通孔を有してもよいし、複数の貫通孔を有してもよい。
(27)上記実施形態8〜10においても、永久磁石部が、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面に形成された凹部又は使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面から他の面へ貫通するように形成された貫通孔を有してもよい。このような構成とすることによっても、凹部又は貫通孔の辺縁において、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。
(28)上記実施形態8においては、保護ケース部がチタンからなるものであり、上記実施形態9においては、保護ケース部が真鍮からなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。保護ケース部は、例えば、銅、チタン合金、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、亜鉛、亜鉛合金、非磁性鋼、貴金属、貴金属を主成分とする合金、真鍮以外の銅合金等の他の非磁性金属材料からなるものであってもよい。
(29)上記実施形態1〜9においては、家庭用永久磁石磁気治療器の表面に、含侵による封孔処理が施されていてもよい。このような構成とすることにより、保護ケース部の表面等に存在することがある微細な孔やクラックを樹脂によって塞ぎ、より安全性が高く、また、より耐食性が高い家庭用永久磁石磁気治療器とすることが可能となる。
(30)上記実施形態10においては、保護ケース部220はポリプロピレンからなるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに、安定であり、人体に対する反応性が低い樹脂からなるものであればよい。例えば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、ポリ塩化ビニル等からなるものであってもよい。
(31)上記実施形態10においては、保護ケース部が樹脂中にゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有してもよい。このような構成とすることにより、磁気治療効果に加えて、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンが有する効果(例えば、新陳代謝の活性化、血流促進、温熱効果等)を得ることができる。なお、保護ケース部は、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを、微粒子状、薄片状、粒状等種々の形態で含有することができる。
(32)上記実施形態8〜10においては、家庭用永久磁石磁気治療器が、永久磁石部挿入孔の開口部を塞ぐ閉塞部材をさらに備えていてもよい。このような構成とすることにより、永久磁石部が表面に露出しないようにすることが可能となり、より安全性の高い家庭用永久磁石磁気治療器となる。また、永久磁石部を外気、汗等からより確実に保護することが可能となる。閉塞部材の具体例としては、金属、樹脂及び接着剤を挙げることができる。
(33)上記各実施形態において説明した永久磁石部の製造方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器に使用される永久磁石部は、この方法で製造された永久磁石部に限定されるものではない。
(34)上記実施形態1において説明した第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器に使用される第1ケース部材及び第2ケース部材は、この方法で製造された第1ケース部材及び第2ケース部材に限定されるものではない。
(35)上記実施形態8及び10において説明した保護ケース部の製造方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器に使用される保護ケース部は、この方法で製造された保護ケース部に限定されるものではない。
(36)上記実施形態1,8,10において説明した家庭用永久磁石磁気治療器の組立方法は一例であり、本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、この方法で組立された家庭用永久磁石磁気治療器に限定されるものではない。
(37)上記実施形態1において説明した第1ケース部材30及び第2ケース部材40の製造方法においては、原棒から第1ケース部材30及び第2ケース部材40を製造したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、原板から第1ケース部材及び第2ケース部材を製造することもできる。原板の加工には、切削及び研削の他にプレスによって行うこともでき、プレスを行う機械としては、液圧式又は機械式のプレス機を用いることができる。
(38)上記各実施形態においては、家庭用永久磁石磁気治療器は絆創膏500によって使用者の皮膚表面に貼り付けることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。パッチ、シール等、種々の貼り付け部材によって使用者の皮膚表面に貼り付けることとしてもよい。
(39)本発明の家庭用永久磁石磁気治療器は、永久磁石部を基準として使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる、磁気シールド板をさらに備えていてもよい。磁気シールド板は軟磁性金属材料からなる薄板である。このような構成とすることにより、使用時における使用者の皮膚表面側以外への磁気を遮蔽することが可能となる。また、磁気シールド板を備える家庭用永久磁石磁気治療器は、当該磁気シールド板によってバックヨーク効果を有するようになり、より強い磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。磁気シールド板の厚さは、装着感を損なわないようにするという観点からは0.2mm以下であることが好ましい。また、磁気シールド板の厚さは、磁気を確実に遮蔽するという観点からは0.05mm以上であることが好ましい。
(40)家庭用永久磁石磁気治療器が磁気シールド板を備えている場合、磁気シールド板は、鉄、鉄系合金及び磁性鋼からなることが好ましい。鉄、鉄系合金及び磁性鋼は、軟磁性金属材料の中でも磁気を遮蔽する効果が高いため、このような構成とすることにより、使用者の皮膚表面側以外への磁気を十分に遮蔽することが可能となる。
(41)家庭用永久磁石磁気治療器が保護ケース部の外に磁気シールド板を備えている場合、磁気シールド板の外面には保護層が形成されていることが好ましい。このような構成とすることにより、磁気シールド板を外気、汗等から保護し、磁気シールド板の耐食性を向上させることが可能となる。なお、保護層としては、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とするめっきや、種々の樹脂を用いることができる。
(42)上記実施形態8〜10においては、家庭用永久磁石磁気治療器が単一の永久磁石部を備えるものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、複数の永久磁石部を備えるものであってもよい。このように構成することにより、単一の永久磁石部を備える場合と比べて、複数の永久磁石部の角部においてより強い磁力を得ることができ、より大きな磁気治療効果を得ることが可能な家庭用永久磁石磁気治療器となる。なお、この場合において、保護ケース部が単一の永久磁石部収納部を有していてもよいし、複数の永久磁石部収納部を有していてもよい。保護ケース部が複数の永久磁石部収納部を有する場合には、それぞれの永久磁石部収納部に一つずつ永久磁石部を収納してもよいし、複数の永久磁石部を収納してもよい。
(43)上記実施例1〜3においては、実施例1に係る家庭用永久磁石磁気治療器114、実施例2に係る家庭用永久磁石磁気治療器116又は実施例3に係る家庭用永久磁石磁気治療器212の場合について、使用時に、使用者の皮膚表面において十分な磁力を確保することが可能となることを確認したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記各実施形態においても、実施例1〜3に係る家庭用永久磁石磁気治療器の場合と同様に、使用時に、使用者の皮膚表面において十分な磁力を確保することが可能となる。
(44)上記実施例2においては、実施例2に係る家庭用永久磁石磁気治療器116の場合について、使用時に、使用者の皮膚表面側とは反対側への磁気を遮蔽することが可能となることを確認したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記実施形態4及び5においても、実施例2に係る家庭用永久磁石磁気治療器116の場合と同様に、使用時に、使用者の皮膚表面側とは反対側への磁気を遮蔽することが可能となる。
10,12a,12b,12c,12d,14,18…永久磁石部、16…凹部、20,22,24,26,28,120,122,220…保護ケース部、30,32,34,36…第1ケース部材、40,42,44,46,48…第2ケース部材、50,52,54,56,58,130,132,230…永久磁石部収納部、60…シール部材、70,72,150…保護コーティング層、90,92…磁性めっき層、100,102,104,106,108,110,112,200,202,300,900…家庭用永久磁石磁気治療器、140,142,240…永久磁石部挿入孔、500,910…絆創膏、912…絆創膏の基材、914…上部剥離紙、H…使用者の皮膚、t1,t5,t7…保護ケース部の厚さ、t2,t3,t4,t6,t8…永久磁石部の厚さ

Claims (16)

  1. 貼り付け部材により使用者の皮膚表面に貼り付けて用いる家庭用永久磁石磁気治療器であって、
    内部に永久磁石部収納部を有し、厚さが0.5mm〜1.55mmである円盤状の保護ケース部と、
    前記永久磁石部収納部に収納され、厚さが0.3mm〜1.2mmであるネオジム−鉄−ホウ素系合金焼結磁石からなる永久磁石部とを備えることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  2. 請求項1に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部は、非磁性金属材料からなり使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる第1ケース部材と、非磁性金属材料又は軟磁性金属材料からなり使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる第2ケース部材とを有し、
    前記永久磁石部収納部は、前記第1ケース部材の内面と前記第2ケース部材の内面とにより形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  3. 請求項2に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部は、前記第1ケース部材と前記第2ケース部材との間に挟みこまれるシール部材をさらに有することを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  4. 請求項2又は3に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記第1ケース部材の外面及び前記第2ケース部材の外面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護コーティング層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  5. 請求項4に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護コーティング層は、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  6. 請求項4又は5に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記第2ケース部材と、前記保護コーティング層との間には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  7. 請求項2〜6のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記第2ケース部材の内面には、軟磁性金属材料からなる磁性めっき層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  8. 請求項2〜7のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記家庭用永久磁石磁気治療器は、前記永久磁石部として、複数の前記永久磁石部を備え、
    複数の前記永久磁石部は、前記永久磁石部収納部に収納されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  9. 請求項1に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部は、非磁性金属材料からなり、かつ、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔を有し、
    前記永久磁石部挿入孔の一部が、前記永久磁石部収納部となることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  10. 請求項9に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部の表面には、金、白金、ロジウム又はパラジウムを主成分とする保護コーティング層が形成されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  11. 請求項10に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護コーティング層は、ゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  12. 請求項2〜11に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記家庭用永久磁石磁気治療器の表面には、含侵による封孔処理が施されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  13. 請求項1に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部は、樹脂からなり、かつ、使用時に使用者の皮膚表面側とは反対側に位置することとなる面に形成された永久磁石部挿入孔を有し、
    前記永久磁石部挿入孔の一部が、前記永久磁石部収納部となることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  14. 請求項13に記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部は、樹脂中にゲルマニウム、ラジウム又はトルマリンを含有することを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  15. 請求項2〜14のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記永久磁石部は、使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面に形成された凹部又は使用時に使用者の皮膚表面側に位置することとなる面から他の面へ貫通するように形成された貫通孔を有することを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
  16. 請求項2〜15のいずれかに記載の家庭用永久磁石磁気治療器において、
    前記保護ケース部の角部には、丸め加工、面取り加工又はその両方が施されていることを特徴とする家庭用永久磁石磁気治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017023286A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 株式会社コラントッテ 磁気治療具および磁気治療具の製造方法

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