JP2011004560A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2011004560A
JP2011004560A JP2009147320A JP2009147320A JP2011004560A JP 2011004560 A JP2011004560 A JP 2011004560A JP 2009147320 A JP2009147320 A JP 2009147320A JP 2009147320 A JP2009147320 A JP 2009147320A JP 2011004560 A JP2011004560 A JP 2011004560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
electric motor
end cover
chamber
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009147320A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Kameda
幸則 亀田
Taro Matsumae
太郎 松前
Akira Kani
旭 可児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2009147320A priority Critical patent/JP2011004560A/ja
Publication of JP2011004560A publication Critical patent/JP2011004560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

【課題】ブラシまわりの放熱性を高められる電動モータを提供する。
【解決手段】電動モータ1であって、ロータ9の整流子10に摺接するブラシ11と、整流子10及びブラシ11を収容するブラシ室17とを備え、エンドカバー30はブラシ11のまわりを包囲する筒状のブラシ包囲壁部25を有し、このブラシ包囲壁部25にブラシ室17に外気を取り入れる通風口26が形成される構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、整流子に摺接するブラシを備える電動モータに関するものである。
この種の電動モータは、ロータやブラシに発生する熱量が負荷に応じて増減し、作動条件に応じた冷却性が求められる。
特許文献1に開示された電動モータは、電動工具に設けられるものであり、電動モータ内に外気を強制的に取り込むファンを備え、ロータやブラシに発生する熱を外部へと逃がすようになっている。
特許文献2に開示された電動モータは、電動パワーステアリング装置に設けられるものであり、ブラシまわりに発生する熱をブラシを支持するブラケット等の伝熱によって外部へと逃がすようになっている。
特開2008−307664号公報 特開2005−045980号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたように、外気を強制的に取り込むファンを備えない電動モータにあっては、ブラシまわりの熱が外気へと逃げにくく、作動条件によってはブラシ室が高温になる可能性があった。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ブラシまわりの放熱性を高められる電動モータを提供することを目的とする。
本発明は、ロータがステータの内側で回転する電動モータであって、ロータの整流子に摺接するブラシと、整流子及びブラシを収容するブラシ室と、ステータに連結されブラシ室を画成するエンドカバーと、を備え、エンドカバーはブラシのまわりを包囲する筒状のブラシ包囲壁部を有し、このブラシ包囲壁部にブラシ室に外気を取り入れる通風口が形成されることを特徴とする。
本発明によると、電動モータは、エンドカバーのブラシ包囲壁部に開口した通風口を通して外気をブラシ室に取り込み、ブラシのまわりの温度上昇が抑えられる。これにより、電動モータは、外気を強制的に取り込むファンを用いることなく、冷却性が確保される。
本発明の実施の形態を示す電動モータの断面図。 同じくエンドカバーの側面図。 同じく図2のA−A線に沿うエンドカバーの断面図。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、回転電機として設けられるブラシ付き電動モータ1の縦断面図である。この電動モータ1は、例えば車両の電動パワーステアリング装置に設けられ、車両の操舵系に操舵力を与えるものである。
この電動モータ1は、筒状のステータ2と、このステータ2の内側にて回転するロータ9とを備える。
4磁極を有する電動モータ1は、ステータ2として、円筒状のヨーク4と、このヨーク4の内周に接着固定される4つの永久磁石3とを備える。なお、電動モータ1の磁極数は、これに限らず、仕様に応じて増減される。
ステータ2は、各永久磁石3の内周面に対峙する円筒状のプロテクタスリーブ40を備える。
永久磁石3に割れ等が生じた場合、プロテクタスリーブ40によって永久磁石3の破片がロータ9に衝突することが防止される。
ステータ2は、プロテクタスリーブ40の両端に対峙する一対のストッパリング50、51を備える。
ストッパリング50、51は、プロテクタスリーブ40の両端を当接させることにより、プロテクタスリーブ40のモータ回転軸方向の変位を規制する、ズレ止めを行う。
ステータ2の両端部にはブラケット20とエンドカバー30がそれぞれ連結される。
ステータ2の各永久磁石3は、ブラケット20とエンドカバー30の間にストッパリング50、51を介して挟持される。
ヨーク4とブラケット20とエンドカバー30とによってロータ9を収容するロータ室19が画成される。
ヨーク4の両端開口部には、Oリング23、24がそれぞれ介装され、ブラケット20とエンドカバー30との間が密封される。
ロータ9は、その回転軸となるシャフト12と、このシャフト12に取り付けられる整流子10と、この整流子10を介して電流が流れる巻線13とを備える。
ロータ9のシャフト12は、ボールベアリング6、7によって回転可能に支持される。ボールベアリング6は、エンドカバー30に介装される。ボールベアリング7は、ブラケット20に介装される。
エンドカバー30は、ロータ9のシャフト12をボールベアリング6を介して回転可能に支持するとともに、整流子10に摺接する4つのブラシ11を支持する。
ブラケット20は図示しない車体に連結される。シャフト12はブラケット20を貫通し、その回転が図示しない減速ギヤ等を介して操舵系に伝えられる。
ブラシ11は、ブラシボックス15に摺動可能に収容され、バネ16の付勢力によってロータ9に設けられる整流子10の外周に押し付けられる。
エンドカバー30は、整流子10及び4つのブラシ11を収容するブラシ室17を画成する。ブラシ室17はロータ室19の一部を構成する。
エンドカバー30は、4つのブラシ11のまわりを包囲する筒状のブラシ包囲壁部25と、各ブラシ11の背後に位置する円盤状のブラシ背後壁部24とを有する。
ブラシ背後壁部24の中央部には、ボールベアリング6の外輪が嵌合される軸受穴32が形成される。
ブラシ背後壁部24の背面側には背面カバー28が取り付けられる。この背面カバー28によって軸受穴32の開口端が塞がれる。
ブラシ包囲壁部25の開口端部(図1において左側の端部)には、ヨーク4のインロー部27に嵌合する円筒状の嵌合部31が形成される。エンドカバー30は、ヨーク4に複数のボルト(図示せず)を介して締結される。
エンドカバー30は、例えばアルミ材等の金属によって形成される。ブラシ室17の熱がエンドカバー30を伝熱して外気へと逃がされる。
エンドカバー30は、その外壁面から突出する複数の放熱フィン29(図2、3参照)が形成される。エンドカバー30の熱が放熱フィン29を伝熱して外気へと逃がされる。
エンドカバー30は、ブラシ室17に外気を取り入れる通風口26が形成される。通風口26は、外部とブラシ室17とを連通し、外気をブラシ室17に流入させるとともに、ブラシ室17の空気を外部へと流出させる。
図2は、エンドカバー30の側面図であり、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。エンドカバー30のブラシ包囲壁部25には4つの通風口26が形成される。
エンドカバー30の成型後に、機械加工によって通風口26が形成される。成型後のエンドカバー30は、凹状壁部33を有し、この凹状壁部33に機械加工によって通風口26が形成される。
各通風口26は、ブラシ11の延長方向に配置される。図2において、点Oはロータ9の回転中心軸(モータ回転中心軸)であり、直線B1、B2は各ブラシ11の中心線である。各通風口26は、断面円形に形成され、その断面中心が、図2において、ブラシ11の中心線B1、B2上に位置するように形成される。こうして各通風口26は、ブラシ11が摺動する方向に延び、ブラシボックス15及びバネ16を介してブラシ11の基端に対峙するように配置される。
通風口26には、保護網8が介装される。この保護網8によって、外部から異物が通風口26を通ってブラシ室17に侵入することが防止される。
保護網8は、例えばステンレス製の金網が用いられる。円盤状に成型された保護網8は、通風口26に嵌合され、例えばエポキシ接着剤を用いて通風口26に接着固定される。これにより、高温環境下にて接着剤が劣化することが抑えられ、耐熱性が確保される。
保護網8は、網目が所定値以上のものが用いられる。保護網8は、例えば網目が0.5mmの40メッシュ以上のものが用いられる。これにより、保護網8は、その通気性が確保される。
以上のように構成される電動モータ1につき、次に作用を説明する。
電動モータ1は、図示しない電源からブラシ11と整流子10を介して供給される電気がロータ9の巻線13に流れることにより、ロータ9に発生する磁力が永久磁石3の磁力に対して回転方向に働いてロータ9が回転駆動される。
電動モータ1は、電流が流れるブラシ11等とロータ9から発熱し、ロータ室19とブラシ室17の温度が上昇する。
ブラシ11を収容するブラシ室17は、金属製エンドカバー30を伝熱して外気へと逃がされることによって冷却されるとともに、ブラシ包囲壁部25に開口した通風口26を通して外気をブラシ室17に直接流入させ、ブラシ室17の空気を外部へと流出させて換気が行われ、ブラシ11のまわりの温度上昇が抑えられる。
各通風口26は、ブラシ11の延長方向に配置されているため、車両の走行風が、図1に矢印で示すように、各通風口26を通ってブラシボックス15に当たり、ブラシ11の放熱が促され、ブラシ11のまわりの温度上昇が有効に抑えられる。
以上のように本実施の形態では、ロータ9がステータ2の内側で回転する電動モータ1であって、ロータ9の整流子10に摺接するブラシ11と、整流子10及びブラシ11を収容するブラシ室17と、ステータ2に連結されブラシ室17を画成するエンドカバー30と、を備え、エンドカバー30はブラシ11のまわりを包囲する筒状のブラシ包囲壁部25を有し、このブラシ包囲壁部25にブラシ室17に外気を取り入れる通風口26が形成される構成とした。
上記構成に基づき、電動モータ1は、エンドカバー30に開口した通風口26を通して外気をブラシ室17に取り込み、ブラシ11のまわりの温度上昇が抑えられる。これにより、電動モータ1は、外気を強制的に取り込むファンを用いることなく、冷却性が確保される。
本実施の形態では、通風口26はブラシ11の延長方向に配置される構成とした。
上記構成に基づき、例えば車両の走行風が通風口26を通ってブラシ11に導かれ、ブラシ11の放熱が促され、ブラシ11のまわりの温度上昇が有効に抑えられる。
本実施の形態では、通風口26に保護網8が介装される構成とした。
上記構成に基づき、保護網8によって、外部から異物が通風口26を通ってブラシ室17に侵入することが防止される。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
1 電動モータ
2 ステータ
8 保護網
9 ロータ
10 整流子
11 ブラシ
17 ブラシ室
19 ロータ室
25 ブラシ包囲壁部
26 通風口
30 エンドカバー

Claims (3)

  1. ロータがステータの内側で回転する電動モータであって、
    前記ロータの整流子に摺接するブラシと、
    前記整流子及び前記ブラシを収容するブラシ室と、
    前記ステータに連結され前記ブラシ室を画成するエンドカバーと、を備え、
    前記エンドカバーは前記ブラシのまわりを包囲する筒状のブラシ包囲壁部を有し、
    このブラシ包囲壁部に前記ブラシ室に外気を取り入れる通風口が形成されることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記通風口は前記ブラシの延長方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記通風口に保護網が介装されることを特徴とする請求項1または2に記載の電動モータ。
JP2009147320A 2009-06-22 2009-06-22 電動モータ Pending JP2011004560A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147320A JP2011004560A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 電動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147320A JP2011004560A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 電動モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011004560A true JP2011004560A (ja) 2011-01-06

Family

ID=43562019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009147320A Pending JP2011004560A (ja) 2009-06-22 2009-06-22 電動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011004560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005431A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム ヒートシンクを備えたロータ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661145U (ja) * 1979-10-13 1981-05-23
JPS5763477U (ja) * 1980-10-02 1982-04-15
JPS6073351U (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 カルソニックカンセイ株式会社 電動機
JPS61185255U (ja) * 1985-05-07 1986-11-19
JPH07284247A (ja) * 1994-04-07 1995-10-27 Toshiba Corp 車両用回転電機
JP2002027709A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Asmo Co Ltd モータ装置のモータ冷却構造
JP2005229671A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Toyota Motor Corp 回転電機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661145U (ja) * 1979-10-13 1981-05-23
JPS5763477U (ja) * 1980-10-02 1982-04-15
JPS6073351U (ja) * 1983-10-25 1985-05-23 カルソニックカンセイ株式会社 電動機
JPS61185255U (ja) * 1985-05-07 1986-11-19
JPH07284247A (ja) * 1994-04-07 1995-10-27 Toshiba Corp 車両用回転電機
JP2002027709A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Asmo Co Ltd モータ装置のモータ冷却構造
JP2005229671A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Toyota Motor Corp 回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005431A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム ヒートシンクを備えたロータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5416050B2 (ja) 熱伝導結合部材を備えているモータ組み立て品
JP3203903U (ja) モータの放熱構造
CN201455943U (zh) 电动工具
JP5931460B2 (ja) アウターロータ型ブラシレスモータ
ES2655365T3 (es) Máquina eléctrica
JPWO2005124971A1 (ja) 全閉外扇形電動機
CN109314440B (zh) 用于动力工具的冷却装置和方法
JP2014033584A (ja) 回転電機の風冷構造
TWI578670B (zh) A hub motor with a guide seat
US20110121670A1 (en) Fluid cooled electric motor
JP6194877B2 (ja) 回転電機
JP5993216B2 (ja) 回転電機
KR20140097676A (ko) 모터 냉각 장치
JP2013179745A (ja) 回転電気機械および電気車両
JP2008220054A (ja) 車両駆動用全閉型電動機
JP2010041854A (ja) 電動モータ
JP2015048754A (ja) 送風機
KR101405230B1 (ko) 냉각 구조를 갖는 모터
JP4891656B2 (ja) 車両用全閉形電動機
JP2011004560A (ja) 電動モータ
JPWO2008059687A1 (ja) 回転電動機
EP2608365A1 (en) Electric motor having heat pipes
JP2018182839A (ja) 回転電機
JP6711330B2 (ja) 電動モータ
CN212935608U (zh) 一种汽车用燃油泵电机转子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141121

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141202

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151105