JPH07284247A - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機

Info

Publication number
JPH07284247A
JPH07284247A JP6884094A JP6884094A JPH07284247A JP H07284247 A JPH07284247 A JP H07284247A JP 6884094 A JP6884094 A JP 6884094A JP 6884094 A JP6884094 A JP 6884094A JP H07284247 A JPH07284247 A JP H07284247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
lid
rotor
vehicle
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6884094A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobushige Yokoyama
信重 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6884094A priority Critical patent/JPH07284247A/ja
Publication of JPH07284247A publication Critical patent/JPH07284247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 エンドリング11と対向する部位に微小間隙G
を介して側板5、蓋体6に形成された軸方向延伸部5
a,6aと、エンドリング11及びロ―タ鉄心9によって
空間部13が形成され、ファン18の回転により吸込み口14
から通気穴16を介して外気を空間部13へ取りこみ、通気
穴17を介して吐出し口15から排出する通風経路19が形成
される。 【効果】 回転子自体を直接冷却することができ冷却性
能を向上させることができる。又外気に含まれるごみや
塵埃の侵入を軸方向延伸部により排除することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用回転電機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は通風冷却方式の車両用回転電機の
断面図である。図4に示される車両用回転電機は、フレ
―ム 101とその両端部に取りつけられた側板 105、蓋体
106で囲まれた空間内に収納され、大きく分けて固定子
104と回転子 112から構成される。固定子 104は円筒形
のフレ―ム 101の内周面に取付けられたステ―タ鉄心 1
02と、このステ―タ鉄心 102の内周部に軸方向に形成さ
れる複数条のスロットそれぞれに組込まれたコイル 103
とからなり、コイル 103間を電気的に接続して構成され
る。また回転子 112は、側板 105と蓋体 106のそれぞれ
中央部に取りつけられた軸受装置 107に回転自在に支持
されるシャフト 108と、シャフト 108に嵌合されたロ―
タ鉄心 109と、このロ―タ鉄心 109の外周部に軸方向に
形成される複数条のスロットそれぞれに挿入されたロ―
タバ― 110と、このロ―タバ― 110の両端部に溶着され
たエンドリング 111とから構成される。
【0003】このように構成される車両用回転電機は車
両用台車に取付けられ、回転子 112の回転力をシャフト
108、このシャフト 108の端部に取付けられたカップリ
ング113、図示しない歯車装置を介して図示しない車軸
に与えることにより、車両を走行させる。
【0004】固定子 104のコイル 103に電流が供給され
ると、コイル 103に回転磁界が発生し、この回転磁界に
より回転子 112のロ―タバ― 110に誘導電流が流れ、誘
導磁界が固定子 104と回転子 112との間に発生すること
により、回転子 112が回転する。コイル 103に電流が供
給されると固定子 104が熱を発生し、又ロ―タバ― 110
も誘導電流が流れることにより熱を発生するためコイル
103の絶縁劣化やロ―タバ― 110の強度低下を防ぐため
に、車両用回転電機内部に冷却用の空気を通流させる必
要がある。従って、図4に示される車両用回転電機で
は、シャフト 108にファン 114を嵌合し、そのファン 1
14を回転させることにより、フレ―ム 101の一端に設け
られた通風ろ過器 115、吸込口 116を介して車両用回転
電機内に冷却風を導入し、この冷却風をフレ―ム 101の
他端に設けられた吐出し口 117より吐出す自己通風冷却
構造がとられている。
【0005】通風ろ過器 115、吸込口 116を介して導入
される冷却風はごみや塵埃が多く含まれるため、通風ろ
過器 115にはフィルタを設けて冷却風に含まれるごみや
塵埃を除去するようにしている。しかし車両用回転電機
は車両用台車内の奥深い位置に取付けられるため、フィ
ルタに付着したごみや塵埃を清掃する保守作業に手間が
かかるという問題があった。
【0006】また通風ろ過器 115によって除去されなか
ったごみ、塵埃は車両用回転電機内を矢印で示す通風経
路を通って冷却風といっしょに流れ、車両用回転電機内
の部品へ付着してしまい、車両用回転電機が新品時より
も昇温し、コイル 103の絶縁劣化やロ―タバ― 110の強
度低下を早める可能性があった。
【0007】そこで図5に示されるような密閉形の車両
用回転電機も考え出されたが、このような車両用回転電
機を冷却するには固定子 104の外表面であるフレ―ム 1
01を介しての冷却に頼らざるを得ないため、固定子 104
は冷却を行うことができるが、回転子 112の冷却を十分
に行えないという問題が生じていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように図4に
示されるような通風冷却方式の車両用回転電機では、車
両用回転電機の内部を冷却するために取り入れられる冷
却風にごみや塵埃が含まれるため、車両用台車という狭
い据付スペ―スに取りつけられた車両用回転電機を定期
的に点検して清掃や保守を行う必要があるが、その作業
は大変手間がかかるという問題があった。又図5に示さ
れるような密閉形の車両用回転電機では、回転子を直接
冷却する手段がないため、回転子の冷却を十分に行うこ
とができないという問題があった。
【0009】そこで本発明は上述した問題点を解決する
ためになされたもので、車両用回転電機内部へのごみや
塵埃の侵入を防止し、回転子自体も直接冷却することに
より冷却性能の向上を図る車両用回転電機を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、両端部に側板と蓋体
とが取りつけられた円筒状のフレ―ムの内周面に固定さ
れた固定子と、側板と蓋体のそれぞれ中央部に設けられ
た軸受装置に支持される回転軸に嵌合され、複数枚の鉄
心が積層された回転子とを備えた車両用回転電機におい
て、側板又は蓋体に形成され、鉄心外周部に挿入された
ロ―タバ―の両端部に溶着された短絡環と微小間隙を介
して対向する軸方向延伸部と、側板又は蓋体に形成さ
れ、フレ―ムの内部へ外気を取りこみ外部へ排出する通
風口と、短絡環に取りつけられたファンとを有してな
る。
【0011】又請求項2に記載の発明は、両端部に側板
と蓋体とが取りつけられた円筒状のフレ―ムの内周面に
固定された固定子と、側板と蓋体のそれぞれ中央部に設
けられた軸受装置に支持される回転軸に嵌合され、複数
枚の鉄心が積層された回転子とを備えた車両用回転電機
において、側板又は蓋体に形成され、鉄心外周部に挿入
されたロ―タバ―の両端部に溶着された短絡環と微小間
隙を介して対向する軸方向延伸部と、回転軸に形成さ
れ、フレ―ムの内部へ外気を取りこむ吸込み口と、側板
又は蓋体に形成され、吸込み口から取りこまれた外気を
フレ―ムの外部へ排出する吐出し口と、短絡環に取りつ
けられたファンとを有してなる。
【0012】又請求項3に記載の発明は、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、ファンを短絡環の代わ
りに鉄心に取りつけて構成される。又請求項4に記載の
発明は、両端部に側板と蓋体とが取りつけられた円筒状
のフレ―ムの内周面に固定された固定子と、側板と蓋体
のそれぞれ中央部に設けられた軸受装置に支持される回
転軸に嵌合され、複数枚の鉄心が積層された回転子とを
備えた車両用回転電機において、側板又は蓋体に形成さ
れ、鉄心外周部に挿入されたロ―タバ―の両端部に溶着
された短絡環と微小間隙を介して対向する軸方向延伸部
と、側板又は蓋体に形成され、車両の進行方向からフレ
―ムの内部へ走行風を取りこむ第1の通風管と、側板又
は蓋体に形成され、第1の通風管から取りこまれた走行
風をフレ―ムの外部へ排出する第2の通風管とを有して
なる。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明では、短絡環に取り付け
られたファンの回転によって通風口を通してフレ―ムの
内部に外気が取りこまれ、通風口を通じてフレ―ムの外
部に排出される通風経路が形成される。ロ―タバ―から
発生する熱は短絡環又は鉄心から通風経路を流れる外気
によって放熱される。又外気に含まれるごみや塵埃は、
軸方向延伸部により固定子や回転子の複雑な形状部分へ
の侵入を排除することができる。
【0014】又請求項2に記載の発明では、短絡環に取
り付けられたファンの回転によって吸込み口を通してフ
レ―ムの内部に外気が取りこまれ、吐出し口を通じてフ
レ―ムの外部に排出される通風経路が形成される。ロ―
タバ―から発生する熱は短絡環又は鉄心から通風経路を
流れる外気によって放熱される。又外気に含まれるごみ
や塵埃は、軸方向延伸部により固定子や回転子の複雑な
形状部分への侵入を排除することができる。
【0015】又請求項3に記載の発明では、ファンの取
りつけ位置を鉄心に設けることにより直接短絡環に風を
当て、短絡環を冷却することができる。又請求項4に記
載の発明では、車両が走行することによって第1の通風
管を通してフレ―ムの内部に走行風が取込まれ、この走
行風は第2の通風管を通じてフレ―ムの外部に排出され
る通風経路が形成される。ロ―タバ―から発生する熱は
短絡環又は鉄心から通風経路を流れる外気によって放熱
される。又外気に含まれるごみや塵埃は、軸方向延伸部
により固定子や回転子の複雑な形状部分への侵入を排除
することができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照し詳細に説明
する。図1は請求項1又は請求項2に記載の発明の一実
施例を示す車両用回転電機の断面図である。車両用回転
電機は大きく分けて固定子4と回転子12から構成されて
いる。固定子4はステ―タ鉄心2とコイル3とから構成
される。ステ―タ鉄心2は円筒形のフレ―ム1の内周面
に取りつけられている。そしてコイル3はステ―タ鉄心
2の内周部に軸方向(図1において左右方向)に形成さ
れた複数条のスロットそれぞれに組みこまれ、各コイル
3間は電気的に接続されている。回転子12は回転軸(以
下、シャフトという。)8、ロ―タ鉄心9、ロ―タバ―
10、及び短絡環(以下、エンドリングという。)11から
構成される。シャフト8は、両端をフレ―ム1の一端に
取りつけられた側板5と、他端に取りつけられた蓋体6
のそれぞれ中央部に備えられた軸受装置7に回転自在に
支持されている。ロ―タ鉄心9はシャフト8に嵌合され
て積層され、ロ―タバ―10はロ―タ鉄心9の外周部に軸
方向に形成された複数条のスロットそれぞれに挿入され
る。そしてロ―タバ―10の両端部にエンドリング11が溶
着される。
【0017】側板5にはエンドリング11と対向する部位
に軸方向延伸部5a、蓋体6にも同様にエンドリング11
と対向する部位に軸方向延伸部6aが形成される。この
軸方向延伸部5a,6aは回転子12の回転の妨げとなら
ないようにエンドリング11との間に微小間隙Gがあくよ
うに形成されている。そしてこの軸方向延伸部5a又は
軸方向延伸部6aとエンドリング11及びロ―タ鉄心9に
よって囲まれた空間部13が形成されることになる。蓋体
6には空間部13へ外気を取りこむために通風口として吸
込み口14と吸込み口14から空間部13へ取りこまれた外気
を排出するための吐出し口15が設けられている。又エン
ドリング11にはファン18が設けられている。従って外気
を吸込み口14から通気穴16を介して空間部13へ取りこ
み、通気穴17を介して吐出し口15から排出する通風経路
19が形成されることになる。
【0018】次に、上述した車両用回転電機の動作につ
いて説明する。固定子4のコイル3に電流が供給される
とコイル3に回転磁界が発生し、この回転磁界により回
転子12のロ―タバ―10に誘導電流が流れ、固定子4と回
転子12との間に誘導磁界が発生することにより、回転子
12が誘導回転される。その回転力がシャフト8、カップ
リング 113を通して図示しない車軸に伝達され、図示し
ない車輪を駆動することになる。この回転子12が回転す
ると、これに伴ってファン18も回転を始める。すると外
気を吸込み口14から通気穴16を介して空間部13に取込
み、通気穴17を介して吐出し口15から外部に排出する車
両用回転電機内を冷却する冷却風の通風経路19が形成さ
れる。ロ―タバ―10の発熱はそれと熱的接触をしている
エンドリング11またはロ―タ鉄心9からファン18によっ
て生起される冷却風によって放熱される。一方固定子4
の発熱は、ステ―タ鉄心2からフレ―ム1へと伝わり、
フレ―ム1の外周面より外部へ放熱されるので、車両用
回転電機全体の放熱を行うことができる。
【0019】又、エンドリング11と側板5に形成された
軸方向延伸部5a、又は蓋体6に形成された軸方向延伸
部6aとは、微小間隙Gを有するのみで対向配置されて
いるため、吸込み口14から通気穴16を介して取込まれる
外気に含まれるごみや塵埃が固定子4のステ−タ鉄心2
や、回転子12のロ−タ鉄心9などの複雑形状部分に入り
込むことがなく、車両用回転電機内を清浄に保ったまま
使用する事ができる。
【0020】また、特に吸込み口14、吐出し口15および
通風経路19の形成位置については、任意に設定すること
ができる。例えば図1の反カップリング側に示すよう
に、シャフト8に空間部13へ外気を取りこむために吸込
み口20、側板5に吸込み口20から空間部13へ取りこまれ
た外気を排出するための吐出し口22を備え、外気を吸込
み口20からシャフト8にT字型に形成された通気穴21を
介して空間部13へ取り込み、側板5に形成された通気穴
23を介して吐出し口22から排出する通風経路24を形成し
てもよい。又シャフト8に形成された吸込み口20から空
間部13へ取り込まれた外気を蓋体6に形成された吐出し
口15から排出するようにしても良い。
【0021】次に請求項3に記載の発明の一実施例を図
2を参照して説明する。図2は請求項3に記載の発明の
一実施例を示す車両用回転電機の一部断面図である。本
実施例において図1に示された実施例と同一の構成部材
については、同一の符号を付してある。本実施例の特徴
は、ファン25をロ―タ鉄心9に取りつけ、吸込み口20か
ら取りこまれる外気の流れをファン25が回転することに
よりエンドリング11に直接当たる様にしたことにある。
従ってロ―タバ―10から発生する熱をうけるエンドリン
グ11の冷却性能の向上を図ることができる。
【0022】次に請求項4に記載の発明の一実施例を図
3を参照して説明する。図3は請求項4に記載の発明の
一実施例を示す車両用回転電機の断面図である。本実施
例において図1に示された実施例と同一の構成部材につ
いては同一の符号を付してある。側板5に形成された軸
方向延伸部5a又は蓋体6に形成された軸方向延伸部6
aとエンドリング11及びロ―タ鉄心9によって囲まれた
空間部26へ外気を取りこむために、側板5又は蓋体6に
吸込み口27が形成され、吸込み口27から空間部26へ取り
こまれた外気を排出するために、側板5又は蓋体6に吐
出し口28が形成されている。更に吸込み口27には第1の
通風管(以下、ダクトという。)31、吐出し口28には第
2の通風管(以下、ダクトという。)32が設けられてい
る。従って車両用回転電機を車両用台車に搭載し、車両
が矢印方向に走行すると、走行風はダクト31、吸込み口
27から通気穴29を介して空間部26に取りこまれ、通気穴
30を介して吐出し口28、ダクト32から排出される。この
様な通風経路33が形成されることになる。
【0023】次に、上述した車両用回転電機の動作につ
いて説明する。車両が走行することによって、走行風を
ダクト31および吸込み口27から通気穴29を介して空間部
26に取込み、通気穴30を介して吐出し口28およびダクト
32から外部に排出する車両用回転電機内部を冷却する冷
却風の通風経路33が形成される。この結果、ロ―タバ―
10の発熱はそれと熱的接触をしているエンドリング11ま
たはロ―タ鉄心9から車両の走行によって生起される冷
却風によって放熱される。一方固定子4の発熱は、ステ
―タ鉄心2からフレ―ム1へと伝わり、フレ―ム1の外
周面より外部へ放熱されるので、車両用回転電機全体の
放熱を行うことかできる。
【0024】又、エンドリング11と側板5に形成された
軸方向延伸部5a、又は蓋体6に形成された軸方向延伸
部6aとは、微小間隙Gを有するのみで対向配置されて
いるため、車両が走行することによってダクト31、吸込
み口27から通気穴29を介して取込まれる走行風に含まれ
るごみや塵埃が固定子4のステ−タ鉄心2や回転子12の
ロ−タ鉄心9などの複雑形状部分に入り込むことがな
く、車両用回転電機内を清浄に保ったまま使用すること
ができる。
【0025】なお請求項1乃至請求項4に記載の発明の
一実施例を示した図1乃至図3において、それぞれ車両
用回転電機内部を冷却する冷却風を、図1,図2ではエ
ンドリング11又はロ―タ鉄心9に取りつけられたファン
18,25、図3では車両の走行によって得られる走行風を
活用して流す構造としたが、これに限られず車両用回転
電機外部にブロア装置を設け、このブロア装置により車
両用回転電機内部へ冷却風を流す構造としてもよい。
又、吸込み口14,20,27と吐出し口15,22,28の形成位
置は、図1乃至図3に示した位置に限られず車両用回転
電機内部の冷却を維持できる部位に任意に形成してもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1又は請求項
2に記載の発明では、ファンの回転によって車両用回転
電機の内部に外気を通流させることができるので、回転
子自体を直接冷却することができ、車両用回転電機全体
の冷却性能を向上させることができる。又外気に含まれ
るごみや塵埃がエンドリングと対向配置された軸方向延
伸部により、回転子と固定子の複雑な形状部分に侵入す
ることを防ぐことができる。
【0027】又請求項3に記載の発明では、ファンをロ
―タ鉄心に取りつけることにより、エンドリングに直接
冷却風をあてることができ、冷却性能の向上を図ること
ができる。
【0028】又請求項4に記載の発明では、車両が走行
することによって得られる走行風を車両用回転電機の内
部に通流させることができるので、回転子自体を直接冷
却することができ、車両用回転電機全体の冷却性能を向
上させることができる。又走行風に含まれるごみや塵埃
がエンドリングと対向配置された軸方向延伸部により、
回転子と固定子の複雑な形状部分に侵入することを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項2に記載された発明の一実
施例を示す車両用回転電機の断面図である。
【図2】請求項3に記載された発明の一実施例を示す車
両用回転電機の一部断面図である。
【図3】請求項4に記載された発明の一実施例を示す車
両用回転電機の断面図である。
【図4】従来の通風冷却方式の車両用回転電機の断面図
である。
【図5】図4に示される車両用回転電機を密閉形構造に
した車両用回転電機の断面図である。
【符号の説明】
1 フレ―ム 2 ステ―タ鉄心 3 コイル 4 固定子 5 側板 6 蓋体 5a,6a 軸方向延伸部 7 軸受装置 8 シャフト 9 ロ―タ鉄心 10 ロ―タバ― 11 エンドリング 12 回転子 13,26 空間部 14,20,27 吸込み口 15,22,28 吐出し口 16,17,21,23,29,30 通気穴 18,25 ファン 19,24,33 通風経路 31,32 ダクト 113 カップリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に側板と蓋体とが取りつけられた
    円筒状のフレ―ムの内周面に固定された固定子と、 前記側板と前記蓋体のそれぞれ中央部に設けられた軸受
    装置に支持される回転軸に嵌合され、複数枚の鉄心が積
    層された回転子とを備えた車両用回転電機において、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記鉄心外周部に挿
    入されたロ―タバ―の両端部に溶着された短絡環と微小
    間隙を介して対向する軸方向延伸部と、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記フレ―ムの内部
    へ外気を取りこみ外部へ排出する通風口と、 前記短絡環に取りつけられたファンとを有する車両用回
    転電機。
  2. 【請求項2】 両端部に側板と蓋体とが取りつけられた
    円筒状のフレ―ムの内周面に固定された固定子と、 前記側板と前記蓋体のそれぞれ中央部に設けられた軸受
    装置に支持される回転軸に嵌合され、複数枚の鉄心が積
    層された回転子とを備えた車両用回転電機において、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記鉄心外周部に挿
    入されたロ―タバ―の両端部に溶着された短絡環と微小
    間隙を介して対向する軸方向延伸部と、 前記回転軸に形成され、前記フレ―ムの内部へ外気を取
    りこむ吸込み口と、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記吸込み口から取
    りこまれた外気を前記フレ―ムの外部へ排出する吐出し
    口と、 前記短絡環に取りつけられたファンとを有する車両用回
    転電機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用回
    転電機において、 前記ファンを前記短絡環の代わりに前記鉄心に取りつけ
    てなる車両用回転電機。
  4. 【請求項4】 両端部に側板と蓋体とが取りつけられた
    円筒状のフレ―ムの内周面に固定された固定子と、 前記側板と前記蓋体のそれぞれ中央部に設けられた軸受
    装置に支持される回転軸に嵌合され、複数枚の鉄心が積
    層された回転子とを備えた車両用回転電機において、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記鉄心外周部に挿
    入されたロ―タバ―の両端部に溶着された短絡環と微小
    間隙を介して対向する軸方向延伸部と、 前記側板又は前記蓋体に形成され、車両の進行方向から
    前記フレ―ムの内部へ走行風を取りこむ第1の通風管
    と、 前記側板又は前記蓋体に形成され、前記第1の通風管か
    ら取りこまれた走行風を前記フレ―ムの外部へ排出する
    第2の通風管とを有する車両用回転電機。
JP6884094A 1994-04-07 1994-04-07 車両用回転電機 Pending JPH07284247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6884094A JPH07284247A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 車両用回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6884094A JPH07284247A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 車両用回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07284247A true JPH07284247A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13385300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6884094A Pending JPH07284247A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 車両用回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07284247A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328773B1 (ko) * 2000-02-25 2002-03-15 에릭 발리베 알티네이터의 브러시가루 배출구조
JP2008306922A (ja) * 2008-07-07 2008-12-18 Hitachi Ltd 車両駆動用電動機
JP2011004560A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Kyb Co Ltd 電動モータ
US9879766B2 (en) 2015-04-28 2018-01-30 Nidec Corporation Rotary transmitting assembly, device for converting rotary motion to linear motion, and motor
WO2018029867A1 (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 日本精工株式会社 モータ、アクチュエータ、半導体製造装置、及びフラットディスプレイ製造装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328773B1 (ko) * 2000-02-25 2002-03-15 에릭 발리베 알티네이터의 브러시가루 배출구조
JP2008306922A (ja) * 2008-07-07 2008-12-18 Hitachi Ltd 車両駆動用電動機
JP2011004560A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Kyb Co Ltd 電動モータ
US9879766B2 (en) 2015-04-28 2018-01-30 Nidec Corporation Rotary transmitting assembly, device for converting rotary motion to linear motion, and motor
WO2018029867A1 (ja) * 2016-08-08 2018-02-15 日本精工株式会社 モータ、アクチュエータ、半導体製造装置、及びフラットディスプレイ製造装置
JPWO2018029867A1 (ja) * 2016-08-08 2018-12-13 日本精工株式会社 モータ、アクチュエータ、半導体製造装置、及びフラットディスプレイ製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4536672A (en) Flat type rotary electric machine
JP5879116B2 (ja) 回転電機及びそれを備えた鉄道車両並びに電動車両
US3566168A (en) Eddy current rotary machine having torque transmission arrangement
JPWO2012014293A1 (ja) 全閉外扇形電動機
JP2004312898A (ja) 回転子、固定子および回転機
JP2010178532A (ja) 電動機
JPH07284247A (ja) 車両用回転電機
JP3162622B2 (ja) 車輪一体形電動機
JP2010098791A (ja) 全閉型回転電動機
US10923984B2 (en) Electric machine with improved dissipation of waste heat
EP0133571B1 (en) Flat type rotary electric machine
JPH06153471A (ja) 誘導電動機の回転子構造
JPH07135747A (ja) 回転電機
JPH05103443A (ja) 電動機の冷却装置
JP2001178079A (ja) 強制冷却式全閉形回転電機
EP3703227A1 (en) Rotary electric device
JP3749098B2 (ja) 回転電機の回転子
JPH05344682A (ja) アウターロータ電動機
JPH088757B2 (ja) 車両用回転電機の通風冷却構造
JP2529943B2 (ja) 誘導電動機
JP2695947B2 (ja) 車両用通風冷却形回転電機
GB2239128A (en) Noise reduction in air cooled induction rotary electric machine
JP2000245109A (ja) 永久磁石電動機
JPH04156252A (ja) 回転電機の冷却装置
JP3048052B1 (ja) 車両駆動用電動機