JP2011004333A - ネットワーク品質算出システムと方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パケットカウント部は、ノードA−B方向のパケットを予め定められた間隔でサンプリングし、サンプリング部は、サンプリングしたパケットにSYNフラグが立っているか否かを判別し、立っており、かつ、新規のフローであれば、パケットヘッダ解析部は、このパケットの発信元IPアドレス、着信先IPアドレス、発信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコルからなるフロー情報を、フロー管理テーブルに新規登録し、パケット情報蓄積・分析部は、新規登録したパケットの到着時刻とヘッダ情報、および、ノードA−B方向とノードB−A方向のそれぞれ同じフローである各到着パケットの到着時刻とヘッダ情報パケット情報蓄積テーブルに格納し、予め定められた期間毎に、パケットの到着時刻とヘッダ情報を用いて測定点とノードB間の通信品質を算出する。
【選択図】図1
Description
図4においては、本発明が適用されるIPネットワークの基本構成の一例を示しており、この図4に示すように、フロー通信品質推定装置43は、ノード(スイッチやルータ)A41,B42間のリンクに挿入される形態で利用される。あるいは、ノードA41,B42において、パケットをポートへミラーして、そのポートの先にフロー通信品質推定装置43を設置する構成としてもよい。
「RTT_min(i)=RTT_AB_min(i)+RTT_BA_,min(i)」と、
を計算し、双方向フローiのエンドエンドでの往復伝播遅延時間の平均をRTT_avg(i)、最小値をRTT_min(i)として推定する。
実施例1において蓄積した双方向フローi内のパケットについて、パケット情報蓄積・分析部43cは、ノードA41からノードB42方向のパケットk(その到着時刻をT_AB(k,i)とする)に対応する、ノードB42からノードA41方向のAckパケットkをみつけ、かつ、そのAckパケットkに対する、ノードA41からノードB42方向のAckパケットkと、その到着時刻をT_AB_ack(k,i)とする)をみつけたら、「RTT(k,i)=T_AB_ack(k,i)−T_AB(k,i)」とし、双方向フローiのエンドエンドでの往復伝播遅延時間の平均を、「RTT_avg(i)=ΣRTT(k,i)/n’’(i)」 ・・・(n’’(i)は上記パケット−Ack−AckのAckの組の数)により算出し、また、最小値を、「RTT_min(i)=min{RTT(k,i)}」により算出し、そして、最大値を、「RTT_max(i)=max{RTT(k,i)}」により算出する。
また、パケット情報蓄積・分析部43cは、双方向フローiを構成するパケットのうち、ノードA41からノードB42方向の再送パケット数n_ret_AB(i)、および、逆方向の再送パケット数n_ret_BA(i)をカウントし、また、ノードA41からノードB42方向のパケット数n_AB(i)、および、逆方向のパケット数n_BA(i)をカウントし、ノードA41からノードB42方向のパケット再送率R_ret_AB(i)を、「R_ret_AB(i)=n_ret_AB(i)/n_AB(i)」により算出し、また、逆方向のパケット再送率R_ret_BA(i)を、「R_ret_BA(i)=n_ret_BA(i)/n_BA(i)」により算出する。
また、パケット情報蓄積・分析部43cは、予め用意した、再送率R_retとパケット損失率R_lossの関係式R_loss=f(R_ret)を用いて、双方向フローiのエンドエンド間でのパケット損失率R_loss(i)を、「R_loss(i)=1−{1−f(R_ret_AB(i)}{1−f(R_ret_BA(i)}」により算出する。
また、パケット情報蓄積・分析部43cは、双方向フローiにおいて、ノードA41からノードB42の方向へ流れるパケットのバイト数の総和を、ノードA41からノードB42へ流れるパケットのうち、最後に到着したパケットの到着時刻と最初に到着したパケットの到着時刻の差で割ったものを、ノードA41からノードB42方向のスループットTh_AB(i)とし、スループットを算出する。
また、パケット情報蓄積・分析部43cは、実施例1から実施例5のいずれかの技術で双方向フローiについて品質d(i)を算出し、フローiの{発信元IPアドレスsrcIP#i,着信先IPアドレスdstIP#i}を、予め記憶装置に記憶された地理データベースを用いてsrcIP#iの所属するエリアArea#A,およびdstIP#iの所属するエリアArea#Bへマップし、それを、観測された全ての双方向フローi(i=1〜全フロー数)について実施して、エリアAとエリアBの間の品質d(A,B)を、「d(A,B)=ΣsrcIP#i∈A ∧ dstIP#i∈Bd(i)/|srcIP#i∈A ∧ dstIP#i∈B|」により算出する。
実施例7では、実施例1のように、{srcIP、dstIP、srcPort、dstPort、Protocol}をキーとしたフロー管理テーブル61を、出現した全てのフローを収容できるように作成する代わりに、Bloom filter(BF)を用いる。
実施例7におけるパケット収集処理に加えて、パケットカウント部43dにおいて、ノードB42からノードA41の方向のパケットストリームに対して、N個の到着パケットに対し1個のパケットを抽出し、サンプリング部43eにおいて、当該パケットのヘッダ情報を読み込んで、TCPの通信開始を表すSYNフラグが立っていれば、パケットヘッダ解析部43aに通知し、パケットヘッダ解析部43aにおいて、そのパケットの{srcIP、dstIP、srcPort、dstPort、Protocol}を読み出し、それをキーとしてBFのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、各ハッシュ値に対応するビットマップ上のビットのうち1つ以上がゼロである場合には、新規フローからのパケットだと判断し、そのパケットをパケット情報蓄積・分析部43cにおいて収集させる。
実施例9においては、実施例1から実施例5のように、一定期間パケット収集してから品質を推定する代わりに、K個のハッシュ関数およびb個の時刻情報をエントリする時刻テーブル(初期状態では全てをゼロにリセットされる)を予め記憶装置上に用意する。この時刻テーブルは、パケットの到着時刻を記憶するために用いる。
実施例10においては、BFを2つ用意し(BF1とBF2とする)、最初の測定期間は、いずれのBFにも同じ処理を施し、2番目の測定期間においては、BF1のみをクリアし、ノードA41からノードB42方向のパケットに対する処理(N個に1個サンプルしてSYNがたっていればBFへ入力、またはそれと独立して各パケットをBFへ入力する処理)はBF1に対してのみ実施し、ノードB42からノードA41方向のパケットに対する処理(発着IPアドレスおよび発着ポート番号を入れ替えて構成されるキーをBFへ入力する処理)はBF1,2両方に対して実施する。
実施例11においては、実施例1のようにSYNをみてサンプリングする代わりに、パケット到着毎に{srcIP、dstIP、srcPort、dstPort、Protocol}を読み出し、それをキーとして、予め用意したハッシュ関数に入力し、ハッシュ値を得、その値をハッシュ値の取りうる値の最大値で割った値が、「1/N」よりも小さければ、そのパケットをサンプリングする。
実施例1では、ノード間に挿入する形で帯域管理装置を実現しているが、そうする代わりに、図8に示すように、品質推定装置81において、IPネットワーク83上の各ノード82a〜82gからサンプルパケット情報を収集し、ネットワーク全体に対して同様の管理を実行する構成としても良い。
Claims (19)
- プログラムされたコンピュータ処理により、IPネットワークの通信品質を求めるネットワーク品質算出システムであって、
プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
第1のノードから第2のノード方向のパケットを予め定められた間隔でサンプリングする第1の手段と、
該第1の手段がサンプリングしたパケットのヘッダ情報を解析して、SYNフラグが立っており、かつ、該パケットの発信元IPアドレス、着信先IPアドレス、発信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコルからなるフロー情報が、予め記憶装置に記憶されたフロー管理テーブルに登録されていなければ、該パケットの上記フロー情報を、上記フロー管理テーブルに新規登録する第2の手段と、
上記新規登録したパケットの到着時刻および該パケットのヘッダ情報を、予め記憶装置に記憶されたパケット情報蓄積テーブルに格納すると共に、上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該パケットの上記フロー情報が既に上記フロー管理テーブルに登録されているか否かを判別し、既に登録されている場合、該パケットの到着時刻とヘッダ情報を上記パケット情報蓄積テーブルに格納する第3の手段と、
上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報における発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報が上記フロー管理テーブルに登録されているか否かを判別し、既に登録されている場合、該パケットの到着時刻とヘッダ情報を上記パケット情報蓄積テーブルに格納する第4の手段と、
予め定められた期間毎に、上記パケット情報蓄積テーブルに格納されたパケットの到着時刻とヘッダ情報を用いて、ネットワーク品質算出システムと上記第2のノード間の通信品質を算出する分析手段と
を有することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1に記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記第1の手段と上記第2の手段および上記第3の手段による処理を、上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットに対して実行し、
上記第4の手段による処理を、上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットに対して実行し、
上記分析手段により、ネットワーク品質算出システムと上記第1のノード間の通信品質を算出して、上記第1のノードと上記第2のノード間のリンクを通過するフローの通信品質を算出することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - プログラムされたコンピュータ処理により、IPネットワークの通信品質を求めるネットワーク品質算出システムであって、
プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
第1のノードから第2のノード方向のパケットを予め定められた間隔でサンプリングする第1の手段と、
該第1の手段がサンプリングしたパケットのヘッダ情報を解析して、SYNフラグが立っていれば、該パケットの発信元IPアドレス、着信先IPアドレス、発信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコルからなるフロー情報を読み出し、該フロー情報をキーとしてBloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、各ハッシュ値に対応するビットマップ上のビットの内1つ以上がゼロである場合には、当該パケットの到着時刻とヘッダ情報を、予め記憶装置に記憶されたパケット情報蓄積テーブルに新規登録すると共に、K個の各ハッシュ値に対応するビットマップ上のビットに1をセットする第2の手段と、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報をキーとして上記BloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、各ハッシュ値に対応するビットマップ上のビットが全て1である場合には、当該パケットのフロー情報が上記パケット情報蓄積テーブルに既に登録されていると判断して当該パケットの到着時刻とヘッダ情報を上記パケット情報蓄積テーブルに登録する第3の手段と、
上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報における発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報をキーとして上記BloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、各ハッシュ値に対応するビットマップ上のビットが全て1である場合には、当該パケットのフロー情報が上記パケット情報蓄積テーブルに既に登録されていると判断して当該パケットの到着時刻とヘッダ情報を上記パケット情報蓄積テーブルに登録する第4の手段と、
予め定められた期間毎に、上記パケット情報蓄積テーブルに格納されたパケットの到着時刻とヘッダ情報を用いて、ネットワーク品質算出システムと上記第2のノード間の通信品質を算出する分析手段と
を有することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項3に記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記第1の手段と上記第2の手段および上記第3の手段による処理を、上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットに対して実行し、
上記第4の手段による処理を、上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットに対して実行し、
上記分析手段により、ネットワーク品質算出システムと上記第1のノード間の通信品質を算出して、上記第1のノードと上記第2のノード間のリンクを通過するフローの通信品質を算出することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記パケット情報蓄積テーブルに格納されたフロー情報が同じ、ならびに、発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報が同じパケットを抽出し、
抽出したパケットを到着順に並び替え、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の各パケットkに対応した上記第2のノードから上記第1ノード方向の各確認応答パケットkを特定して、各確認応答パケットkの到着時刻と各パケットkの到着時刻との差を求め、求めた差の平均値と最小値を、ネットワーク品質算出システムと上記第2のノード間の通信品質として算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項2もしくは請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記パケット情報蓄積テーブルに格納されたフロー情報が同じ、ならびに、発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報が同じパケットを抽出し、
抽出したパケットを到着順に並び替え、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の各パケットkに対応した上記第2のノードから上記第1ノード方向の各確認応答パケットkを特定して、各確認応答パケットkの到着時刻と各パケットkの到着時刻との差を求め、求めた差の平均値RTT_AB_avgと最小値RTT_AB_minを、ネットワーク品質算出システムと上記第2のノード間の通信品質として算出すると共に、
上記第2のノードから上記第1ノード方向の各パケットk’に対応した上記第1のノードから上記第2のノード方向の各確認応答パケットk’を特定して、各確認応答パケットk’の到着時刻と各パケットk’の到着時刻との差を求め、求めた差の平均値RTT_BA_avgと最小値RTT_BA_minを、ネットワーク品質算出システムと上記第1のノード間の通信品質として算出し、
かつ、
上記平均値RTT_AB_avgと上記平均値RTT_BA_avgとを加算して、上記第1のノードと上記第2のノード間での双方向フローの往復伝播遅延時間の平均値RTT_avgを求めると共に、
上記最小値RTT_AB_minと上記最小値RTT_BA_minとを加算して、上記第1のノードと上記第2のノード間での双方向フローの往復伝播遅延時間の最小値RTT_minを求める
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項2もしくは請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記パケット情報蓄積テーブルに格納されたフロー情報が同じ、ならびに、発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報が同じパケットを抽出し、
抽出した各パケットを到着順に並び替え、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の各パケットkに対応した上記第2のノードから上記第1ノード方向の各確認応答パケットkを特定すると共に、
特定した各確認応答パケットkに対応した上記第1のノードから上記第2のノード方向の各確認応答パケットk*を特定し、
各確認応答パケットk*の到着時刻と各パケットkの到着時刻との差を求め、求めた差の平均値RTT_avgと最小値RTT_minおよび最大値RTT_maxを、上記第1のノードと上記第2のノード間での双方向フローの往復伝播遅延時間の平均値と最小値および最大値として算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の再送パケットの数n_ret_ABと上記第2のノードから上記第1ノード方向の再送パケットの数n_ret_BAとを計数すると共に、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットの数n_ABと上記第2のノードから上記第1ノード方向の再送パケットの数n_BAとを計数し、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットの再送率を、n_ret_AB÷n_ABにより算出すると共に、
上記第2のノードから上記第1ノード方向のパケットの再送率を、n_ret_BA÷n_BAにより算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項8に記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
予め定められた上記再送率とパケット損失率の関係式(パケット損失率=f×(再送率))を用いて、上記第1のノードと上記第2のノード間でのパケット損失率R_lossを、
「R_loss=1−{1−f×(R_ret_AB)}×{1−f×(R_ret_BA)}」により算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットのバイト数の総和を算出すると共に、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の最後に到着したパケットの到着時刻と、最初に到着したパケットの到着時刻との差を算出し、
上記バイト数の総和を上記到着時刻の差で除した値を、上記第1のノードから上記第2のノード方向のスループットTh_ABとして算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項6もしくは請求項7のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットのバイト数の総和を算出すると共に、
上記第1のノードから上記第2のノード方向の最後に到着したパケットの到着時刻と、最初に到着したパケットの到着時刻との差を算出し、
上記バイト数の総和を上記到着時刻の差で除した値を、上記第1のノードから上記第2のノード方向のスループットTh_ABとして算出し、
上記第2のノードから上記第1ノード方向のパケットのバイト数の総和を算出すると共に、
上記第2のノードから上記第1ノード方向の最後に到着したパケットの到着時刻と、最初に到着したパケットの到着時刻との差を算出し、
上記バイト数の総和を上記到着時刻の差で除した値を、上記第2のノードから上記第1のノード方向のスループットTh_BAとして算出し、
上記第1のノードと上記第2のノード間のスループットThを、「Th=(Th_BA+Th_AB)÷2」により算出すると共に、
予め定められたスループットThとパケット損失率R_lossおよび上記平均値RTT_avgの関係式である「Th=g×(R_loss,RTT_avg)」により、
上記第1のノードから上記第2のノード間のパケット損失率R_lossを算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項11に記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
上記関係式「Th=g×(R_loss,RTT_avg)」として、
「Th=MSS÷{RTT×(R_loss)1/2}を用いる
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1から請求項12のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記分析手段は、
予め記憶装置に格納された地理データベースを用いて、各パケットの上記フロー情報を構成する発信元IPアドレスsrcIPの所属するエリアA、および、着信先IPアドレスdstIPの所属するエリアBをマップし、
発信元IPアドレスsrcIPがエリアAに所属し、かつ、着信先IPアドレスdstIPがエリアBに所属したフローの数(srcIP∈A ∧ dstIP∈B|)を用いて、
エリアAとエリアBの間の通信品質d(A,B)を、
「d(A,B)=ΣsrcIP∈A ∧ dstIP∈Bd(i)÷|srcIP∈A ∧ dstIP∈B|」により算出する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - プログラムされたコンピュータ処理により、IPネットワークの通信品質を求めるネットワーク品質算出システムであって、
プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
第1のノードから第2のノード方向のパケットを予め定められた間隔でサンプリングする第1の手段と、
該第1の手段がサンプリングしたパケットのヘッダ情報を解析して、SYNフラグが立っていれば、該パケットの発信元IPアドレス、着信先IPアドレス、発信元ポート番号、着信先ポート番号、プロトコルからなるフロー情報を読み出し、該フロー情報をキーとしてBloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、予め記憶装置に記憶された、K個のハッシュ関数およびb個の時刻情報を登録する時刻テーブル内において、K個のハッシュ値に対応する各々の位置(K箇所)における時刻情報を調べ、1つ以上がゼロである場合には、新規フローからのパケットと判断して、対応する位置に現在の時刻を書き込む第2の手段と、
上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報をキーとして上記BloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、上記時刻テーブル内においてK個のハッシュ値に対応する各々の位置(K箇所)における時刻情報を調べ、全てゼロ以外の値である場合には、当該位置に現在の時刻を書き込む第3の手段と、
上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットが到着する度に、該パケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報における発信元IPアドレスと着信先IPアドレスのそれぞれおよび発信元ポート番号と着信先ポート番号のそれぞれを入れ替えたフロー情報をキーとして上記BloomFilterのK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、各ハッシュ値に対応する各々の位置(K箇所)における時刻情報を調べ、当該位置における最も古い時刻を読み出し、該最も古い時刻を現在の時刻から差し引いた値を、当該パケットの属するフローの、上記第1のノードから上記第2のノード方向へのパケットに対するAckパケットが帰ってくるまでの往復伝播遅延時間RTTとして算出する分析手段と
を有することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項3,4もしくは請求項14のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
上記分析手段による通信品質の算出を実行するたびに、上記BloomFilter内のビットを全て0にクリアする手段
を有することを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項3もしくは請求項4のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記BloomFilterは第1,第2の2つのBloomFilterからなり、
上記分析手段により最初に通信品質の算出を実行するまでの期間は、上記第2,3,4の手段は、上記第1,第2のBloomFilterの双方を用いて入力し、
上記分析手段により2番目を含む偶数番目に通信品質の算出を実行するまでの期間は、上記第2,第3の手段は、上記第1のBloomFilter内のビットを全て0にクリアした後、上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットに対する処理を、上記第1のBloomFilterに対してのみ実行すると共に、上記第4の手段は、上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットに対する処理を、上記第1,第2のBloomFilterの双方に対して実行し、
上記分析手段により3番目を含む奇数番目に通信品質の算出を実行するまでの期間は、上記第2,第3の手段は、上記第2のBloomFilter内のビットを全て0にクリアした後、上記第1のノードから上記第2のノード方向のパケットに対する処理を、上記第2のBloomFilterに対してのみ実行すると共に、上記第4の手段は、上記第2のノードから上記第1のノード方向のパケットに対する処理を、上記第1,第2のBloomFilterの双方に対して実行する
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - 請求項1から請求項16のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムであって、
上記第1の手段は、N個の到着パケットに対して1個のパケットをサンプリングし、
上記第2の手段は、
上記SYNフラグが立っているパケットを処理の対象とする代わりに、
サンプリングされたパケットの上記フロー情報を読み出し、該フロー情報をキーとして、予め記憶装置に記憶されたハッシュ関数に入力して、ハッシュ値を得、該ハッシュ値を、ハッシュ値の取りうる値の最大値で割った値が、1/Nよりも小さければ、当該パケットを処理の対象とする
ことを特徴とするネットワーク品質算出システム。 - プログラムされたコンピュータ処理により、IPネットワークの通信品質を求めるコンピュータ装置によるネットワーク品質算出方法であって、
コンピュータ装置のプログラムされたコンピュータ処理実行手順として、
請求項1から請求項17のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムにおける各手順を含むことを特徴とするネットワーク品質算出方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項17のいずれかに記載のネットワーク品質算出システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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