JP5687650B2 - フロー通信品質推定方法、フロー通信品質推定装置、及びフロー通信品質推定プログラム - Google Patents
フロー通信品質推定方法、フロー通信品質推定装置、及びフロー通信品質推定プログラム Download PDFInfo
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Description
前記フロー通信品質推定装置は、各要素i(iは1以上の整数)がカウンター値Ciを保持するビットマップを格納するビットマップ記憶手段と、時刻テーブルを格納する時刻テーブル記憶手段とを有し、
ノードAからノードBの方向に流れる第1パケットを検知すると、当該第1パケットのフローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、これをキーとしてK(Kは1以上の整数)個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を求め、前記ビットマップ記憶手段を参照し、そのハッシュ値に対応するビットマップ位置のカウンター値Ciを1つ増加させるとともに、前記時刻テーブル記憶手段における時刻テーブル上のK個のハッシュ値に対応する位置の時刻を現在の時刻Tnowにセットする第1ステップと、
ノードBからノードAの方向に流れる第2パケットを検知すると、フローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、srcIPとdstIP、srcPortとdstPortを入れ替えたキーである逆転キーを作成し、当該逆転キーを入力としてK個のハッシュ値を求める第2ステップと、
第2ステップで求めたK個のハッシュ値に対応するK箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1であるか否かを判断する第3ステップと、
第3ステップにおいて、K箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1である場合に、当該K箇所のカウンター値を1つ減少させ、前記時刻テーブルから該当するK箇所の時刻を読み出し、その中で最も古い時刻T_oldiを抽出し、現在の時刻Tnowからその最も古い時刻T_oldiを差し引いた値Tnow - T_oldiを求め、当該値をフローキーiに対応するフローの往復伝播遅延時間RTTiとして推定する第4ステップと、を有することを特徴とするフロー通信品質推定方法として構成される。
まず、図1を用いて、本実施の形態における基本的な考え方について説明する。図1に示すように、ルータAとルータBの間に監視点(後述するフロー通信品質推定装置10に相当する)を設ける。この監視点において、ルータAからルータB方向およびルータBからルータA方向のパケットを監視しているとする。本実施の形態では、TCP通信における3way handshake(SYN, SYN ACK, ACK)を用いたRTT推定を行うため、SYNパケット、SYN ACKパケット、ACKパケットのいずれかを監視する。なお、本実施の形態では、TCP通信における3way handshakeを用いてRTT推定を行うが、本発明は、TCP通信における3way handshakeに限らずに適用可能である。
<第1の方法>
本実施の形態の第1の方法においては、ルータAからルータBの方向に流れるSYNパケットに対して、該パケットのフローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、これをキーとしてK個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を調べ、そのハッシュ値に対応するK個のビットマップ位置のカウンター値Ciを1つ増加させる。また、対応する時刻テーブル上の時刻を現在の時刻Tnowにセットする。
本実施の形態の第2の方法においては、ルータBからルータA方向のSYN ACKパケット監視時の第1の方法での手順を以下のように変える。
K個のハッシュ値を求めた後、該当するK箇所のカウンター値CiのいずれもCi≧1であれば、次に、K個の時刻情報Tiを読み出す。予め定めたタイムアウト時間Toutを閾値として、Tnow - Ti>Toutかどうかチェックし、K個のうち一つでもタイムアウトしている場合には、タイムアウトしている要素のみCi←Ci-1とし、RTT計算は実施しない。K個ともタイムアウトしていない場合、該当するK箇所の時刻を読み出し、その中で最も古い時刻T_oldiを読み出し、現在の時刻Tnowからその最も古い時刻T_old iを差し引いた値Tnow - T_oldiを該フローの往復伝播遅延時間RTTiとして推定する。その後、K個のカウンター値をそれぞれCi←Ci-1とする。
第1または2の方法において、AB方向のSYNパケット、およびBA方向のSYN ACKパケットについてRTTを推定していた代わりに、AB方向のSYN ACKパケットおよびBA方向のACKパケットについて同様の手順を実施してRTTを推定する。
第1または2の方法のように全てのSYNパケット、SYN ACKパケットに対してBFを適用してRTTを推定する代わりに、K個のハッシュ値hi (i=1〜K)に対して、hi/max(maxはハッシュ関数の取りうる値の最大値)を調べ、K個のハッシュ値のいずれもhi/max<p^(1/K) (pは予め定めるサンプリングレートで、0<p<1) を満たす場合にのみ、BFを用いたRTT推定を行うこととする。
まず、第1の方法に対応する実施例1を説明する。
次に、第2の方法に対応する実施例2を説明する。実施例2では、BからA方向のSYN ACKパケット検知時の実施例1での手順において、図4のステップS3'を以下のように変更する。本実施例では、フロー管理部12がタイムアウト時間Toutを予め有しているものとする。
次に、第3の方法に対応する実施例3を説明する。
次に、第4の方法に対応する実施例4を説明する。実施例4では、実施例1の処理フロー(図4)に以下の処理を追加する。以下の条件が追加されること以外は実施例1〜3と同じである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ネットワークへの余分な負荷を加えてしまう能動的な測定を行わず、かつ、ネットワークの全パケットキャプチャを行うことなく、ネットワーク全体の品質をオンラインで推定することが可能となる。
11 パケットヘッダ解析部
12 フロー管理部
13 品質推定部
Claims (7)
- 通信網において、ノードAとノードBを接続するリンクにおいてトラヒックを監視してフローの通信品質を推定するためのフロー通信品質推定装置が実行するフロー通信品質推定方法であって、
前記フロー通信品質推定装置は、各要素i(iは1以上の整数)がカウンター値Ciを保持するビットマップを格納するビットマップ記憶手段と、時刻テーブルを格納する時刻テーブル記憶手段とを有し、
ノードAからノードBの方向に流れる第1パケットを検知すると、当該第1パケットのフローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、これをキーとしてK(Kは1以上の整数)個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を求め、前記ビットマップ記憶手段を参照し、そのハッシュ値に対応するビットマップ位置のカウンター値Ciを1つ増加させるとともに、前記時刻テーブル記憶手段における時刻テーブル上のK個のハッシュ値に対応する位置の時刻を現在の時刻Tnowにセットする第1ステップと、
ノードBからノードAの方向に流れる第2パケットを検知すると、フローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、srcIPとdstIP、srcPortとdstPortを入れ替えたキーである逆転キーを作成し、当該逆転キーを入力としてK個のハッシュ値を求める第2ステップと、
第2ステップで求めたK個のハッシュ値に対応するK箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1であるか否かを判断する第3ステップと、
第3ステップにおいて、K箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1である場合に、当該K箇所のカウンター値を1つ減少させ、前記時刻テーブルから該当するK箇所の時刻を読み出し、その中で最も古い時刻T_oldiを抽出し、現在の時刻Tnowからその最も古い時刻T_oldiを差し引いた値Tnow - T_oldiを求め、当該値をフローキーiに対応するフローの往復伝播遅延時間RTTiとして推定する第4ステップと
を有することを特徴とするフロー通信品質推定方法。 - 通信網において、ノードAとノードBを接続するリンクにおいてトラヒックを監視してフローの通信品質を推定するためのフロー通信品質推定装置が実行するフロー通信品質推定方法であって、
前記フロー通信品質推定装置は、各要素i(iは1以上の整数)がカウンター値Ciを保持するビットマップを格納するビットマップ記憶手段と、時刻テーブルを格納する時刻テーブル記憶手段とを有し、
ノードAからノードBの方向に流れる第1パケットを検知すると、当該第1パケットのフローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、これをキーとしてK(Kは1以上の整数)個のハッシュ関数に入力して得られるK個のハッシュ値を求め、前記ビットマップ記憶手段を参照し、そのハッシュ値に対応するビットマップ位置のカウンター値Ciを1つ増加させるとともに、前記時刻テーブル記憶手段における時刻テーブル上のK個のハッシュ値に対応する位置の時刻を現在の時刻Tnowにセットする第1ステップと、
ノードBからノードAの方向に流れる第2パケットを検知すると、フローキーi={srcIP#i,dstIP#i,srcPort#i,dstPort#i}を読み出し、srcIPとdstIP、srcPortとdstPortを入れ替えたキーである逆転キーを作成し、当該逆転キーを入力としてK個のハッシュ値を求める第2ステップと、
第2ステップで求めたK個のハッシュ値に対応するK箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1であるか否かを判断する第3ステップと、
第3ステップにおいて、K箇所のビットマップ位置のカウンター値CiがいずれもCi≧1である場合に、前記時刻テーブルからハッシュ値に対応するK個の時刻情報Tiを読み出し、予め定めたタイムアウト時間Toutを閾値として、Tnow - Ti>Toutかどうかを判断し、K個のうち少なくとも1つの時刻がタイムアウトしている場合に、前記ビットマップにおけるタイムアウトしている要素のみのカウンター値Ciを1つ減少させ、RTT計算を実施せず、K個の時刻がいずれもタイムアウトしていない場合に、該当するK箇所の時刻を読み出し、その中で最も古い時刻T_oldiを抽出し、現在の時刻Tnowからその最も古い時刻T_oldiを差し引いた値Tnow - T_oldiを求め、当該値をフローキーiに対応するフローの往復伝播遅延時間RTTiとして推定し、K箇所のカウンター値を1つ減少させる第4ステップと
を有することを特徴とするフロー通信品質推定方法。 - 前記第1ステップ及び前記第2ステップにおいて、
K個のハッシュ値を求めた後、K個のハッシュ値hi (i=1〜K)に対して、hi/max(maxはハッシュ関数の取りうる値の最大値)を調べ、K個のハッシュ値のいずれもhi/max<p^(1/K) (pは予め定めるサンプリングレートで、0<p<1) を満たす場合にのみ、K個のハッシュ値を求めた後の各処理を実行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のフロー通信品質推定方法。 - 前記第1パケットはSYNパケットであり、前記第2パケットはSYN ACKパケットであることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のフロー通信品質推定方法。
- 前記第1パケットはSYN ACKパケットであり、前記第2パケットはACKパケットであることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のフロー通信品質推定方法。
- 請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のフロー通信品質推定方法における各ステップを実行する手段を備えたことを特徴とするフロー通信品質推定装置。
- 前記ビットマップ記憶手段と前記時刻テーブル記憶手段を備えるコンピュータに、請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のフロー通信品質推定方法における各ステップを実行させるためのフロー通信品質推定プログラム。
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JP2012062282A JP5687650B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | フロー通信品質推定方法、フロー通信品質推定装置、及びフロー通信品質推定プログラム |
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JP2012062282A Active JP5687650B2 (ja) | 2012-03-19 | 2012-03-19 | フロー通信品質推定方法、フロー通信品質推定装置、及びフロー通信品質推定プログラム |
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