JP6407133B2 - 通信品質劣化検出システム、通信品質劣化検出方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
前記通信網において送受信されるパケットから抽出された時間データの集合であって、パケットの遅延に関する品質を示す時間データの集合を保持する記憶部と、
前記時間データの集合から時間データの累積補分布を作成し、当該累積補分布の値を対数変換し、対数変換後の分布から導出した線形近似直線の傾きと、所定の閾値とを比較することにより、前記通信網における通信品質劣化の有無を判定する判定手段と
を備えることを特徴とする通信品質劣化検出システムが提供される。
前記通信品質劣化検出システムは、前記通信網において送受信されるパケットから抽出された時間データの集合であって、パケットの遅延に関する品質を示す時間データの集合を保持する記憶部を備え、前記通信品質劣化検出方法は、
前記時間データの集合から時間データの累積補分布を作成し、当該累積補分布の値を対数変換し、対数変換後の分布から導出した線形近似直線の傾きと、所定の閾値とを比較することにより、前記通信網における通信品質劣化の有無を判定する判定ステップ
を備えることを特徴とする通信品質劣化検出方法が提供される。
図1に、本実施の形態におけるシステムの全体構成図を示す。本実施の形態では、本発明を移動体通信網10へ適用することを想定している。図1に示すように、本実施の形態におけるシステムは、当該移動体通信網10にデータ収集装置100が接続され、当該データ収集装置100に通信品質劣化検出装置200が接続された構成を有する。
データ収集装置100、通信品質劣化検出装置200及び移動体通信端末300のそれぞれの機能構成を図3に示す。以下、図3を参照して、各装置の構成及び動作概要を説明する。
まず、データ収集装置100について説明する。図3に示すように、データ収集装置100は、セッションデータ抽出部110、経路導出部120、検出装置起動部130を備える。また、データ収集装置100は、装置内保持データ140を保持するための記憶部を備える。
次に、通信品質劣化検出装置200について説明する。図3に示すように、通信品質劣化検出装置200は、通信品質劣化発生判定部210、通信品質劣化範囲特定部220を備える。また、通信品質劣化検出装置200は、装置内保持データ230を保持するための記憶部を備える。以下、各機能部の動作の概要を説明する。
収集方法(2)を採用する場合は、移動体通信端末300は、従来機能に加えて、端末セッション管理部310を備える。また、パケットデータ等、セッションデータ抽出に必要な端末内保持データ320を格納する記憶部を備える。
以下、各装置の機能部の動作を詳細に説明する。
図4は、データ収集装置100におけるセッションデータ抽出部110の全体動作を示すフローチャートである。図4を参照してセッションデータ抽出部110の全体動作を説明する。なお、ここで説明する動作は、前述した収集方法(1)に相当する動作である。
TCP接続開始時にやりとりされる3way-handshakeがパケットデータ内に存在した場合、1つ目のSYNフラグがついたパケット以降のパケットデータとその前のパケットデータは別セッションとして分割する。
時系列順に並んだパケットi とパケットi +1のタイムスタンプの時間差を算出し、事前に設定した値TO(例として、デフォルト:60秒)以上となった場合は、別セッションとして、パケットi 以前の時系列からなるパケットデータと、パケットi +1 以降の時系列からなるパケットデータは別セッションとして分割する。
図7は、データ収集装置100における経路情報導出部120の動作を示すフローチャートである。図7を参照して経路情報導出部120の動作を説明する。
図8は、データ収集装置100における検出装置起動部130の動作を示すフローチャートである。図8を参照して検出装置起動部130の動作を説明する。
図9は、通信品質劣化検出装置200における通信品質劣化発生判定部210の動作を示すフローチャートである。図9を参照して通信品質劣化発生判定部210の動作を説明する。
図10は、通信品質劣化検出装置200における通信品質劣化範囲特定部220の動作を示すフローチャートである。図10を参照して通信品質劣化範囲特定部220の動作を説明する。
図12は、端末300における端末セッション管理部310の動作を示すフローチャートである。図12を参照して端末セッション管理部310の動作を説明する。
次に、実施例として、本実施の形態に係るシステムのより具体的な動作例を説明する。本実施例では、 品質劣化検出に用いるデータは山手線内で、ブラウザアプリを動作させた際のパケットデータであり、パケットデータに加えてブラウザアプリで予め定めたウェブページが表示完了するまでに要した時間を測定し、パケットデータから抽出したセッションデータ(全324セッション)を5段階の体感評価で分類している。図13に、本実施例において得られた体感評価毎のセッション数を示す。
以上のように、本実施の形態では、移動体通信網10内おけるパケットデータを収集し、定期的に取得したパケットデータから、移動体通信端末300‐サーバ30間通信毎のパケット到着間隔 又はRTTデータを抽出する。次に、抽出したパケット到着間隔(RTT)の累積補分布を作成し、分布の値を対数変換した後、そこから導出した線形近似直線の傾きを利用して、通信品質劣化の有無を判定する。最後に、通信品質劣化有と判定した場合、該当通信が経由する通信ノード(ルータ、スイッチ、基地局等)を通信品質劣化の影響範囲として特定しオペレータに通知する。これら一連の処理を実施する装置を網内に導入することした。
以上、説明したように、本実施の形態により、パケットの送受信がなされる通信網における通信品質劣化の有無を判定する通信品質劣化検出システムであって、前記通信網において送受信されるパケットから抽出された時間データの集合であって、パケットの遅延に関する品質を示す時間データの集合を保持する記憶部と、前記時間データの集合から時間データの累積補分布を作成し、当該累積補分布の値を対数変換し、対数変換後の分布から導出した線形近似直線の傾きと、所定の閾値とを比較することにより、前記通信網における通信品質劣化の有無を判定する判定手段とを備える通信品質劣化検出システムが提供される。
11 基地局
12 通信ノード
20 外部ネットワーク
30 サーバ
100 データ収集装置
200 通信品質劣化検出装置
300 移動体通信端末
110 セッションデータ抽出部
120 経路導出部
130 検出装置起動部
140 装置内保持データ
210 通信品質劣化発生判定部
220 通信品質劣化範囲特定部
230 装置内保持データ
310 端末セッション管理部
320 端末内保持データ
Claims (8)
- パケットの送受信がなされる通信網における通信品質劣化の有無を判定する通信品質劣化検出システムであって、
前記通信網において送受信されるパケットから抽出された時間データの集合であって、パケットの遅延に関する品質を示す時間データの集合を保持する記憶部と、
前記時間データの集合から時間データの累積補分布を作成し、当該累積補分布の値を対数変換し、対数変換後の分布から導出した線形近似直線の傾きと、所定の閾値とを比較することにより、前記通信網における通信品質劣化の有無を判定する判定手段と
を備えることを特徴とする通信品質劣化検出システム。 - 前記時間データの集合は、セッション毎に、各セッションの経路情報とともに前記記憶部に格納されており、
前記判定手段により、全セッションの時間データの集合に対して判定を行った結果、通信品質劣化有りと判定された場合に、各セッションの経路情報に基づいて、時間データの集合を分割し、分割した時間データの集合に対して前記判定手段に通信品質劣化判定を行わせることにより、前記通信網における通信品質劣化範囲を特定する劣化範囲特定手段
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の通信品質劣化検出システム。 - 前記判定手段は、予め定めた閾値以上の値に対応する時間データについての前記対数変換後の分布から線形近似直線の傾きを導出し、当該傾きが前記所定の閾値よりも大きい場合に、通信品質劣化有りと判定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信品質劣化検出システム。 - 前記パケットの遅延に関する品質を示す時間データは、前記通信網における測定地点に各パケットが到着する時間間隔、又は、前記通信網における測定地点を端末宛のパケットが通過してから、当該パケットの確認応答パケットが当該測定地点に到着するまでの時間である
ことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の通信品質劣化検出システム。 - パケットの送受信がなされる通信網における通信品質劣化の有無を判定する通信品質劣化検出システムが実行する通信品質劣化検出方法であって、
前記通信品質劣化検出システムは、前記通信網において送受信されるパケットから抽出された時間データの集合であって、パケットの遅延に関する品質を示す時間データの集合を保持する記憶部を備え、前記通信品質劣化検出方法は、
前記時間データの集合から時間データの累積補分布を作成し、当該累積補分布の値を対数変換し、対数変換後の分布から導出した線形近似直線の傾きと、所定の閾値とを比較することにより、前記通信網における通信品質劣化の有無を判定する判定ステップ
を備えることを特徴とする通信品質劣化検出方法。 - 前記時間データの集合は、セッション毎に、各セッションの経路情報とともに前記記憶部に格納されており、
前記判定ステップにより、全セッションの時間データの集合に対して判定を行った結果、通信品質劣化有りと判定された場合に、各セッションの経路情報に基づいて、時間データの集合を分割し、分割した時間データの集合に対して前記判定ステップによる通信品質劣化判定を行うことにより、前記通信網における通信品質劣化範囲を特定する劣化範囲特定ステップ
を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の通信品質劣化検出方法。 - 前記判定ステップにおいて、前記通信品質劣化検出システムは、予め定めた閾値以上の値に対応する時間データについての前記対数変換後の分布から線形近似直線の傾きを導出し、当該傾きが前記所定の閾値よりも大きい場合に、通信品質劣化有りと判定する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の通信品質劣化検出方法。 - コンピュータを、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の通信品質劣化検出システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
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