JP5836425B2 - 評価装置、評価方法および通信システム - Google Patents
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Description
さらに他の目的は、アプリケーション利用状況を考慮した流入制御を提供することである。
移動体管理システムの運用管理システム100は、エレメントマネージメントシステム(以下EMS)105(105A、105B)と、ネットワークエレメントマネジャー(以下NEM)106と、ストレージ104と、端末監視装置103と、パケット監視装置102と、評価装置700と、SW115Cと、オペレータ端末107とから構成されている。
図6を参照して、パケット監視装置102におけるパケット監視処理250の処理フローを説明する。図6において、パケット監視装置102は、第1ステップとして、S−GW110と基地局109間を通過するパケットをキャプチャし、キャプチャした時刻をタイムスタンプとして記憶する(S251)。パケット監視装置102は、第2ステップとして、キャプチャしたパケットから、IPパケットを抽出し、Source IPアドレスとポート番号、Destination IPアドレスとポート番号、IPパケットからIPヘッダを除いたデータ長、トランスポートプロトコル種別、タイムスタンプ、S−GW110と基地局109間のパス識別子、S−GW110と基地局109間のパケット通信方向といった情報をパケットエントリとして記憶する(S252)。パケット監視装置102は、第3ステップとして、単位時間が経過しているかどうかを確認する(S253)。経過していなければ(NO)、パケット監視装置102は、ステップ251に戻って、このパケットキャプチャとパケットエントリ作成処理を単位時間の間実施する。ステップ253で単位時間が経過していれば(YES)、パケット監視装置102は、第4のステップとして、記憶したパケットエントリをアプリケーション評価装置に転送して(S254)、終了する。なお、パケットエントリの情報は、ストレージ104を介して、パケット監視装置102と評価装置700で共有してもよい。
図11を参照して、基地局の性能評価処理220を実施する際に利用するオペレータポリシとして、事前に定めておく基地局のアプリ比率パターン170の構成を説明する。図11において、基地局700のアプリ比率パターン170は、アプリ比率パターン171対応にアプリ比率172を定めているものであり、アプリ比率172のエリアとしては、通信方向とアプリフロー種別のアプリ比率から構成する。
…(式1)
評価装置700は、第2ステップとして、求めたデータ比率を、評価エントリ120のアプリケーション情報エリア130のアプリデータ量比率136として格納する(S222)。評価装置700は、第3ステップとして、アプリフローを選別できなかったアプリデータ量比率を(式2)から求め、評価結果エントリ120の非アプリ選別のデータ量比率123に格納する(S223)。
評価装置700は、第4ステップとして、各アプリケーション情報エリア130のアプリフロー数133から(式3)を用いてアプリフロー率を求める(S224)。
…(式3)
評価装置700は、第5ステップとして、各アプリフロー率と非アプリ選別のデータ量比率から(式4)を用いて、アプリフロー比率を求め、評価結果エントリ120のアプリケーション情報エリア130のアプリフロー比率137として格納する(S225)。
評価装置700は、第6ステップとして、求めたアプリデータ量比率136とアプリフロー比率137から、基地局のアプリ比率パターン170に従って、対応するパターンを検出する(S226)。評価装置700は、第7ステップとして、前回の評価処理時に検出したパターンと変化しているか判定する(S227)。変化している場合(YES)、評価装置700は、第8ステップとして、該基地局109とその基地局109に接続しているS−GW110に対して検出したアプリ比率パターンを通知する(S228)。
図18を参照して、評価装置700が行なう要因分析案検討処理240の処理フローを説明する。図18において、評価装置700は、第1ステップとして、評価結果エントリ120の非選別アプリのデータ量比率123が50%を超えているかどうかを確認する(S241)。超えている場合(YES)、評価装置700は、第2ステップとして、性能劣化要因として、アプリフロー選別基準見直し要とトラヒック再分析要とし,評価結果エントリ120の要因エリア124に記録して(S242)、終了する。ここでは、評価装置700は、保守員によるパケットの詳細分析により、新たなアプリケーション利用が増えていないかどうかを確認することを推奨する。
図19を参照して、アプリケーション評価処理結果300を説明する。図19において、アプリケーション評価処理結果300は、アイコン301と、マップ表示結果302と、解析結果303とからなる。アイコン301は、表示期間を選択する。マップ表示結果302は、選択した表示期間の基地局における性能劣化要因をマップ表示する。表示期間301は、マップ表示結果302と解析結果303を表示する日時と期間を選択するものである。図19では、期間は、3時間単位、1日単位、1週間単位で可能である。マップ表示結果302は、基地局109対応に表示期間301で指定された期間において、性能劣化要因ごとにマップ上に表示するものである。2つ以上の性能劣化要因がある場合は、重複した発生がわかるように表示する。図19では、トラヒック輻輳とハンドオーバの性能劣化要因が重複発生している基地局109を示している。解析結果303は、マップ表示結果302の性能劣化要因を示すとともに、保守員に対して推奨する行動を示す。
図22を参照して、端末600におけるアプリケーションの品質劣化を検出するデコード処理260の処理フローを説明する。図22において、デコード処理260は、端末600がVoIPや映像の再生といったアプリケーションを使用している場合、音声フレームや映像フレームのデコード処理中に品質劣化を検出する処理である。デコード処理260において、端末600は、第1ステップとして、デコード処理停止あるいは一定時間が経過しているかを確認する(S261)。デコード処理停止や一定時間経過していない場合(NO)、端末600は、第2ステップとして、音声フレームや映像フレームの再生時刻となっているかを確認する(S262)。再生時刻となっている場合(YES)、端末600は、第3ステップとして、再生フレームの有無を確認する(S263)。再生フレームがある場合、端末600は、第4ステップとして、再生時刻が再生フレームの持つ再生時刻より前か判定する(S264)。NOのとき、端末600は、再生時刻と再生フレームの持つ再生時刻が一致していることを確認する(S265)。YESのとき、端末600は、第5ステップとして、デコード処理を行なって(S266)、ステップ261に遷移する。
このように、端末600は、デコード処理中の再生フレームの有無と破棄を監視し、それが発生した時刻と発生場所を記憶し、端末監視装置103に通知する。
Claims (14)
- 予め定めたアプリケーションフロー選別基準に従って、第1の装置と第2の装置との間のパケットより、アプリケーションフローの選別を行うアプリケーションフロー選別機能と、
予め定めたアプリケーションフロー性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記選別されたアプリケーションフローの性能評価を行うアプリケーションフロー性能評価機能と、
前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用情報を算出し、前記算出した利用情報と前記性能評価結果とから、予め定めた利用情報に対応する装置性能評価基準に従って、前記第1の装置の性能評価を行う装置性能評価機能と、を備えることを特徴とする評価装置。 - 予め定めたアプリケーションフロー選別基準に従って、第1の装置と第2の装置との間のパケットより、アプリケーションフローの選別を行うアプリケーションフロー選別機能と、
予め定めたアプリケーションフロー性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記選別されたアプリケーションフローの性能評価を行うアプリケーションフロー性能評価機能と、
予め定めた装置性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとの前記アプリケーションフローの性能評価結果を用いて、前記第1の装置の性能評価を行う装置性能評価機能と、を備え、
前記装置性能評価基準は、性能劣化基準であり、
前記アプリケーションフロー性能評価機能は、前記アプリケーションフローの性能評価として、前記選別されたアプリケーションフローに性能劣化が発生しているかどうかを判断し、
前記装置性能評価機能は、前記第1の装置の性能評価を行う場合に、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記性能劣化が発生したアプリケーションフローが単位時間当たりに占める性能劣化比率を算出し、前記算出した性能劣化比率と予め定めた前記性能劣化基準とに基づいて、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断することを特徴とする評価装置。 - 請求項2に記載の評価装置であって、
前記性能劣化基準は、単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率に対応し、
前記装置性能評価機能は、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断する場合に、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率をアプリケーションフロー数とデータ量とから算出し、前記算出した利用比率と前記性能劣化比率とから、予め定めた利用比率に対応する前記性能劣化基準に従って、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断することを特徴とする評価装置。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の評価装置であって、
前記第1の装置は基地局であって、前記第2の装置はゲートウェイであることを特徴とする評価装置。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の評価装置であって、
前記装置性能評価機能が、前記第1の装置の性能評価の結果、性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいると判断した場合、前記性能劣化の要因を分析する要因分析機能と、
前記第1の装置における性能劣化有無と前記性能劣化の要因を出力する出力機能と、
をさらに備えることを特徴とする評価装置。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の評価装置であって、
前記装置性能評価機能は、前記第1の装置の性能評価を行う場合に、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率を前記アプリケーションフロー数とデータ量とから算出し、
前記評価装置は、前記アプリケーションフローの利用比率が変化した場合、トラヒック流入制御を行うための通知を行う機能を備えることを特徴とする評価装置。 - 評価装置における評価方法であって、
第1の装置と第2の装置との間のパケットを監視し、予め定めたアプリケーションフロー選別基準に従って、前記パケットよりアプリケーションフローの選別を行うステップと、
予め定めたアプリケーションフロー性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記選別されたアプリケーションフローの性能評価を行うステップと、
前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用情報を算出し、前記算出した利用情報と前記性能評価結果とから、予め定めた利用情報に対応する装置性能評価基準に従って、前記第1の装置の性能評価を行うステップと、を備えることを特徴とする評価方法。 - 評価装置における評価方法であって、
第1の装置と第2の装置との間のパケットを監視し、予め定めたアプリケーションフロー選別基準に従って、前記パケットよりアプリケーションフローの選別を行うステップと、
予め定めたアプリケーションフロー性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記選別されたアプリケーションフローの性能評価を行うステップと、
予め定めた装置性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとの前記アプリケーションフローの性能評価結果を用いて、前記第1の装置の性能評価を行うステップと、を備え、
前記装置性能評価基準は、性能劣化基準であり、
前記アプリケーションフローの性能評価を行うステップにおいて、前記アプリケーションフローの性能評価として、前記選別されたアプリケーションフローに性能劣化が発生しているかどうかを判断し、
前記第1の装置の性能評価を行うステップにおいて、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記性能劣化が発生したアプリケーションフローが単位時間当たりに占める性能劣化比率を算出し、前記算出した性能劣化比率と予め定めた前記性能劣化基準とに基づいて、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断することを特徴とする評価方法。 - 請求項8に記載の評価方法であって、
前記性能劣化基準は、単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率に対応し、
前記第1の装置の性能評価を行うステップにおいて、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断する場合に、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率をアプリケーションフロー数とデータ量とから算出し、前記算出した利用比率と前記性能劣化比率とから、予め定めた利用比率に対応する前記性能劣化基準に従って、前記性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいるかどうかを判断することを特徴とする評価方法。 - 請求項7乃至9の何れかに記載の評価方法であって、
前記第1の装置は基地局であって、前記第2の装置はゲートウェイであることを特徴とする評価方法。 - 請求項7乃至10の何れかに記載の評価方法であって、
前記第1の装置の性能評価を行うステップにおいて、前記第1の装置の性能評価の結果、性能劣化が前記第1の装置全体に及んでいると判断した場合、前記性能劣化の要因を分析するステップと、
前記第1の装置における性能劣化有無と前記性能劣化の要因とを表示するステップと、
をさらに備えることを特徴とする評価方法。 - 請求項7乃至11の何れかに記載の評価方法であって、
前記第1の装置の性能評価を行うステップにおいて、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記第1の装置における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用比率を前記アプリケーションフロー数とデータ量とから算出し、
前記評価方法は、
前記アプリケーションフローの利用比率が変化した場合に通知を行うステップと、
前記通知を受信するとトラヒック流入制御を行うステップと、
をさらに備えることを特徴とする評価方法。 - 端末と通信を行う基地局と、
前記基地局と接続されるゲートウェイと、
前記基地局と前記ゲートウェイとの間のパケットを監視するパケット監視装置と、
前記パケット監視装置に接続される評価装置と、を備え、
前記評価装置は、
予め定めたアプリケーションフロー選別基準に従って、前記パケットより、アプリケーションフローの選別を行うアプリケーションフロー選別機能と、
予め定めたアプリケーションフロー性能評価基準に従って、前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記選別されたアプリケーションフローの性能評価を行うアプリケーションフロー性能評価機能と、
前記アプリケーションフローの種別ごとに、前記基地局における単位時間あたりの前記アプリケーションフローの利用情報を算出し、前記算出した利用情報と前記性能評価結果とから、予め定めた利用情報に対応する装置性能評価基準に従って、前記基地局の性能評価を行う装置性能評価機能と、を備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項13に記載の通信システムであって、
前記評価装置は、前記装置性能評価機能が、前記基地局の性能評価の結果、性能劣化が前記基地局全体に及んでいると判断した場合、前記性能劣化の要因を分析する要因分析機能をさらに備え、
前記通信システムは、前記基地局における性能劣化有無と前記性能劣化の要因とを表示するオペレータ端末をさらに備えることを特徴とする通信システム。
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