JP2011004063A - プログラム、通信システム、携帯端末機及び通信方法 - Google Patents

プログラム、通信システム、携帯端末機及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各携帯電話機それぞれにおける要因を詳細に特定することが可能なプログラム等を提供する。
【解決手段】携帯電話機2は、携帯電話機3との通話中に携帯電話機2の使用状態情報を取得する。使用状態情報を取得する場合、携帯電話機3の使用状態情報の取得命令を携帯電話機3へ送信する。携帯電話機2は取得命令を送信した後に、取得した使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する。携帯電話機3は、取得命令を受信した場合に、携帯電話機3の使用状態情報を取得する。携帯電話機3は取得した使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する。サーバコンピュータ1は、携帯電話機2及び携帯電話機3から送信された使用状態情報を受信する。サーバコンピュータ1は異常を判断するための基準状態情報を記憶した基準DB152及び受信した使用状態情報を参照し、異常が存在するか否かを判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信網に接続される一の携帯端末機を制御するプログラム、通信システム、携帯端末機及び通信方法に関する。
携帯電話またはPDA(Personal Digital Assistant)等の無線通信を利用する携帯端末機では数々の原因により、通話品質が劣化する場合がある。そのため、通話時の品質を維持すべく様々な方法が提案されている(例えば特許文献1及び2参照)。特許文献1では誤り検出を行うことにより通信相手端末からアクセスポイントまでの通信品質の劣化を検出する装置が開示されている。また特許文献2ではユーザの移動に伴う品質情報をセンタで解析する解析方法が開示されている。
特開2007−166100号公報 特開2008−160754号公報
しかしながら、従来の方法では通話品質以外の要因を特定することができず、また通話元または通話先のいずれにかかる要因が存在するかを判断することができないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、一の携帯端末機側での使用状態情報を取得し、また他の携帯端末機での使用状態情報の取得要求を行うことにより、携帯端末機それぞれにおける要因を詳細に特定することが可能なプログラム等を提供することにある。
本願に開示するプログラムは、通信網に接続される一の携帯端末機を制御するプログラムであって、前記一の携帯端末機を、他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する使用状態情報送信部として機能させる。
当該プログラムの一観点によれば、携帯端末機それぞれにおける要因を詳細に特定することが可能となる。
通信システムの概要を示す説明図である。 携帯電話機のハードウェア群を示すブロック図である。 携帯電話機のハードウェア群を示すブロック図である。 呼制御サーバのハードウェア群を示すブロック図である。 登録DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 履歴DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 サーバコンピュータのハードウェア群を示す説明図である。 基準DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 使用状態ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 携帯電話機と呼制御サーバとの間の通信処理の手順を示すフローチャートである。 携帯電話機と呼制御サーバとの間の通信処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。 使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。 使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。 使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。 使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る携帯電話機のハードウェア群を示すブロック図である。 予測ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 取得命令出力処理の手順を示すフローチャートである。 取得命令出力処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る使用状態情報ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。 異常を通知する際の処理手順を示すフローチャートである。 異常を通知する際の処理手順を示すフローチャートである。 異常を通知する際の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る通信システムの概要を示す説明図である。 実施の形態6に係る携帯電話機のハードウェア群を示すブロック図である。
実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は通信システムの概要を示す説明図である。通信システムはサーバコンピュータ1、呼制御サーバコンピュータ4、携帯端末機2及び携帯端末機3等を含む。サーバコンピュータ1、呼制御サーバコンピュータ4、携帯端末機2及び携帯端末機3はインターネット及び携帯電話網等を含む通信網Nを介して相互に接続されており、情報の送受信を行う。携帯端末機2及び携帯端末機3は携帯電話機、PDA、ノート型パーソナルコンピュータまたは通信機能を持つ携帯型ゲーム機等である。本実施の形態においては携帯端末機2及び携帯端末機3を携帯電話機2及び携帯電話機3に適用した例を挙げて説明する。
携帯電話機2及び3は例えば無線LAN(Local Area Network)を用いたIP(Internet Protocol)携帯電話機、または、CDMA(Code Division Multiple Access)、W−CDMA(Wideband CDMA)若しくはTDMA(Time DMA)等の通信方式を用いた携帯電話機である。その他、PHS(Personal Handyphone System)を用いた携帯電話機であっても良い。本実施の形態においては携帯電話機2及び3としてIP携帯電話機を用いた例を挙げて説明する。
通信網Nを介して携帯電話機2及び携帯電話機3に接続される呼制御サーバコンピュータ(以下、呼制御サーバという)4は電話番号をもとに、通話先の携帯電話機3、2との間の接続制御及び切断制御を行う。サーバコンピュータ1は携帯電話機2及び携帯電話機3から送信される使用状態情報を、基準データベース(以下、DBという)152に記憶した情報と比較することにより、異常が存在するか否かを判断する。
以下に概要を説明する。呼制御サーバ4は携帯電話機2と携帯電話機3との間の通信を確立する。携帯電話機2は通話中に一定条件下で携帯電話機2自身の移動速度または受信強度等を含む携帯電話機の使用状態を示す使用状態情報を取得する。併せて携帯電話機2は携帯電話機3に対し、携帯電話機3自身の使用状態情報の取得命令を送信する。携帯電話機3は取得命令を受信した場合、自身の使用状態情報を取得する。図1では携帯電話機3は移動中であり通信状態が悪化している例を示している。この場合、携帯電話機3の使用状態情報として携帯電話機3の移動速度(3m/s等)の情報が含まれる。
通話終了後、携帯電話機2は携帯電話機2自身の使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する。また携帯電話機3は携帯電話機3自身の使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する。サーバコンピュータ1は携帯電話機2及び3から送信された使用状態情報を受信する。サーバコンピュータ1は、携帯電話機2及び3の使用状態に異常が存在するか否かを判断するための基準となる基準状態情報を記憶した基準DB152を有している。サーバコンピュータ1は基準DB152の基準状態情報と携帯電話機2から送信された使用状態情報と比較することにより、異常が存在するか否かを判断する。
同様に、サーバコンピュータ1は基準DB152の基準状態情報と携帯電話機3から送信された使用状態情報と比較することにより、異常が存在するか否かを判断する。例えば基準DB152には基準状態に係る移動速度として2m/s以下と記憶されている。携帯電話機3の使用状態情報に係る移動速度が3m/sである場合、基準状態に係る移動速度として2m/sを超えるため異常と判断される。以下、詳細を説明する。
図2は携帯電話機2のハードウェア群を示すブロック図である。携帯電話機2は制御部21、RAM(Random Access Memory)22、入力部23、表示部24、取得部25、通信部26、計測部261、マイク28、スピーカ29及びGPS(Global Positioning System)受信機210を含む。その他携帯電話機2は時計部215、電源管理部211、電池212、接続機器管理部213等を含む。CPU(Central Processing Unit)等の制御部21は、バス27を介して携帯電話機2のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、RAM22に格納された制御プログラム22Pに従って、種々のソフトウェア機能を実行する。
表示部24は例えば液晶ディスプレイまたは有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等である。表示部24は制御部21の指示に従い出力された表示情報を表示する。入力部23はプッシュボタン等である。入力部23から入力された情報は制御部21へ出力される。なお、タッチパネルの如く入力部23を表示部24上に積層しても良い。スピーカ29は音声データまたはマイク28から入力された音声に係る音声信号を増幅して出力する。マイク28は外部から入力された音声信号を電気信号へ変換する。変換後の電気信号は図示しないA/D変換器によりデジタルデータへ変換されて制御部21へ出力される。時計部215は時刻を制御部21へ出力する。
通信部26は音声データ、使用状態情報及び画像データ等の各種データの送受信を行う。通信部26には例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a,bまたはg等の規格に基づく無線LANカード等が用いられる。通信部26は無線LANルータ等のアクセスポイント(図示せず)を介して呼制御サーバ4、携帯電話機3及びサーバコンピュータ1との間で情報を送受信する。通信部26は制御部21の制御に従い情報を送信し、受信した情報を制御部21へ出力する。電池212はリチウムイオン電池等である。電源管理部211は電池212の携帯電話機2への電力供給制御及び停止制御を行う。
また電源管理部211は電池212の残量の計測を行う。接続機器管理部213は例えばBluetooth(登録商標)規格に基づく通信、赤外線通信、または有線通信により携帯電話機2と音声データ等を送受信する接続機器214を制御する。接続機器214は例えばイヤホンマイク(ヘッドセット)、イヤホン、マイク、自動車用ハンズフリーマイク、スピーカ、または、カメラ等である。なお、接続機器214と接続機器管理部213とをUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等により有線で接続しても良い。本実施の形態においてはBluetooth規格に基づく無線通信により、イヤホンマイク214を用いる例を挙げて説明する。接続機器管理部213はイヤホンマイク214との間で音声データの送受信を行う。
GPS受信機210は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信し携帯電話機2の現在位置及び現在方位を測定する。GPS受信機210は単位時間当たりの現在位置の変化を計測することにより携帯電話機2の移動速度を算出する。RAM22内部には機種名ファイル221及びアドレスファイル223が記憶されている。機種名ファイル221は携帯電話機2の機種名または機種名を特定するためのMAC(Media Access Control)アドレス等のシリアル番号が記憶されている。アドレスファイル223には呼制御サーバ4及びサーバコンピュータ1のIPアドレス等が記憶されている。
計測部261は通信部26における通信状態を計測する。計測部261はIC(Integrated Circuit)により機能させることができるほか、制御部21が制御プログラム22Pを実行することによりLANアナライザソフトウェアとして機能させることができる。計測部261は通信部26にて送受信されるパケットを監視し、エラー数または衝突数等の通信状態を計測する。計測部261は計測したエラー数及び衝突数が、所定条件を超える場合に、通信状態が劣化したことを示す情報を、制御部21へ出力する。なお、通信状態の計測はあくまで一例でありこれに限るものではない。例えば、通信部26がアンテナを介して高周波の無線信号を受信する場合、低周波のべースバンド信号へ変換する。計測部261はこの変換されたベースバンドの復号を行い、復号時における誤り検出の結果に応じて通信状態を計測するようにしても良い。
その他、計測部261は通信部26にて受信した音声データを周波数解析等により分析することにより通信状態を計測しても良い。なお、本実施の形態においてはパケットの単位時間当たりのエラー数(例えば1秒あたりのエラー数)に応じて通信状態の劣化を計測する例を挙げて説明し、計測部261は単位時間当たりのエラー数が多い場合に、通信状態の劣化を制御部21へ出力する。制御部21は取得部25に対し通信状態の劣化を示す情報を出力する。取得部25は通信状態の劣化を示す情報を受け付けた場合、使用状態情報の取得を行う。
取得部25は携帯電話機2のハードウェアまたはソフトウェアがどのような状態で使用されているかの状態を示す使用状態情報を取得する。取得部25はICにより機能させることができるほか、制御部21が制御プログラム22Pを実行することによりソフトウェアとして機能させることができる。具体的には取得部25は通信部26が使用している無線規格を使用状態情報として取得する。例えば、Wi-Fi(登録商標)規格であるIEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11g、または、WiMAX(登録商標)規格であるIEEE802.16a等を取得する。その他、CDMA、W−CDMA、またはGSM(Global System for Mobile Communications)等の通信規格を使用状態情報として取得しても良い。
また取得部25は機種名ファイル221を参照し機種名を使用状態情報として取得する。図示しないSIM(Subscriber Identity Module)カードまたはUIM(User Identity Module)カードの挿入によりユーザは複数の携帯電話機2を使用する可能性があることから、機種名を使用状態情報として取得する。取得部25は電源管理部211から電池212の残量を取得する。機種によっては電池残量が通信状態に影響を与えることから取得部25は電池212の電池残量を使用状態情報として取得する。本実施の形態においては一例として、電池残量は1から5の5段階であり、数字が大きいほど残量が多いものとして説明する。また、取得部25はRAM22に記憶された図示しない携帯電話機2のOS(Operating System )、ブラウザ、またはID電話ソフトウェアの種類及びバージョン等を使用状態情報として取得しても良い。なお、制御部21は、時計部215の出力を参照し、取得部25が使用状態情報を取得した際の時刻を記憶する。
取得部25は通信部26とアクセスポイントとの間の受信強度を使用状態情報として取得する。通信部26はアクセスポイントとの距離等に応じて変動する受信強度を計測しており、取得部25はこの計測された受信強度を取得する。なお、受信強度は一例として、1から5の5段階であり、数字が大きいほど受信強度が良いものとして説明する。取得部25は通信部26から通話開始時のアクセスポイント、及び、取得時におけるアクセスポイントの情報を取得する。そして取得部25は移動により通話開始時のアクセスポイントから他のアクセスポイントに変更があったか否かの情報を使用状態情報として取得する。アクセスポイントの変更は例えばBSSID(Basic Service Set Identifier)により判断する。また、アクセスポイントに換えて基地局に変更があったか否かの状態を取得しても良い。この場合、基地局IDを参照して変更があったか否かの使用状態情報を取得する。
取得部25は接続機器管理部213からイヤホンマイク214が使用されているか否かを示す情報を使用状態情報として取得する。接続機器管理部213はイヤホンマイク214と情報を送受信している場合は、使用有りの情報を取得部25へ出力し、送受信していない場合は、使用なしの情報を取得部25へ出力する。取得部25はGPS受信機210により算出された携帯電話機2の移動速度を使用状態情報として取得する。なお、以上述べた使用状態情報は一例であり、これら以外に、例えば制御部21内CPUの処理速度、マイク28から入力される雑音、図示しない温度センサから出力される温度等の情報を使用状態情報として利用しても良い。なお使用状態情報は以上述べた全てを用いる必要はなく、必要に応じて1つ、または、複数種用いればよい。
図3は携帯電話機3のハードウェア群を示すブロック図である。携帯電話機3は携帯電話機2と同様であるため、符号の相違を図示するに留め、詳細な説明は省略する。図4は呼制御サーバ4のハードウェア群を示すブロック図である。呼制御サーバ4はCPU41、RAM42、呼制御部43、記憶部45、通信部46及び時計部48等を含む。CPU41は、バス47を介して呼制御サーバ4のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、RAM42に格納された制御プログラム45Pに従って、種々のソフトウェア機能を実行する。通信部46はルータ及びVoIP(Voice over Internet Protocol)アダプタ等を含み通信網Nを介して携帯電話機2及び3、サーバコンピュータ1及びDNS(Domain Name Server)に接続され、情報を送受信する。
時計部48は時刻をCPU41へ出力する。呼制御部43は発信側及び着信側のそれぞれから呼制御メッセージを受信する。また呼制御サーバ4は接続要求、呼び出し、応答、通話、及び、切断のシーケンスを制御する。記憶部45はハードディスクまたは大容量メモリ等であり、制御プログラム45P、登録DB451及び履歴DB452が記憶されている。登録DB451は通信を行う携帯電話機2及び3のユーザIDに対応付けて電話番号及びURI(Uniform Resource Identifier)等が記憶されている。
図5は登録DB451のレコードレイアウトを示す説明図である。登録DB451はユーザIDフィールド、電話番号フィールド及びURIフィールドを含む。ユーザIDは携帯電話機2及び3のユーザを特定するための固有の番号である。本例では携帯電話機2のユーザIDを「002」、携帯電話機3のユーザIDを「003」であるものとして説明する。電話番号フィールドにはユーザIDに対応付けて電話番号が記憶されている。URIフィールドにはユーザIDに対応付けて、アドレスであるURIが記憶されている。
携帯電話機2が携帯電話機3に対し通話する場合、呼制御部43は登録DB451を参照し、通話先である携帯電話機3の電話番号から携帯電話機3のURIを検索する。呼制御部43はDNS461を用いて検索したURIに対応する携帯電話機3のIPアドレスを取得する。呼制御部43は話し中、空き状態または呼び出し中等の各携帯電話機2及び3の状態を管理する。呼制御部43は通話先の携帯電話機3が通話中でないことを確認した上で、携帯電話機2から受信した呼制御パケットを通話先のIPアドレスへ転送する。呼制御部43は携帯電話機2と携帯電話機3との間の通信状態を履歴DB452に記憶する。
図6は履歴DB452のレコードレイアウトを示す説明図である。履歴DB452は通話を特定するための固有の識別情報(以下、通話IDという)に対応付けて発信側電話番号等の各種情報を記憶している。履歴DB452は通話IDフィールド、発信側電話番号フィールド、受信側電話番号フィールド、通話開始時刻フィールド及び通話終了時刻フィールド等を含む。発信者側電話番号フィールドには通話IDに対応付けて発信側の電話番号が記憶される。同様に受信側電話番号フィールドには通話IDに対応付けて受信側の電話番号が記憶される。通話開始時刻フィールドには通話IDに対応付けて通話開始時に時計部48から出力される時刻を記憶している。
通話終了時刻フィールドには通話IDに対応付けて通話終了時に時計部48から出力される時刻を記憶している。呼制御部43は携帯電話機2及び3間の通話開始及び通話終了時等に、登録DB451を参照し、履歴DB452に上述した情報を記憶する。なお本実施の形態で述べるデータレイアウトはあくまで一例であり、これに限るものではない。データ間の関連付けがなされている限り、設計に応じて自由なデータの持たせ方をすれば良い。また登録DB451及び履歴DB452は呼制御サーバ4の記憶部45内に記憶する例を挙げて説明したがこれに限るものではない。例えば、通信部46を介して接続される外部のDBサーバ(図示せず)に記憶しておき、必要に応じてデータの読み取り及び書き込みを行っても良い。
図7はサーバコンピュータ1のハードウェア群を示す説明図である。サーバコンピュータ1はCPU11、RAM12、入力部13、表示部14、記憶部15、通信部16及び時計部18等を含む。CPU11は、バス17を介してサーバコンピュータ1のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部15に格納された制御プログラム15Pに従って、種々のソフトウェア機能を実行する。
表示部14は例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等である。表示部14はCPU11の指示に従い出力された表示情報を表示する。入力部13は例えばキーボードまたはマウス等である。入力部13から入力された情報はCPU11へ出力される。時計部18は時刻をCPU11へ出力する。通信部16はLANカード等であり、携帯電話機2、携帯電話機3及び呼制御サーバ4との間で情報を送受信する。なお、本実施の形態においては呼制御サーバ4とサーバコンピュータ1とを分けた例を挙げて説明したがこれに限るものではない。呼制御サーバ4とサーバコンピュータ1とを一体のコンピュータとして用いてもよい。
記憶部15はハードディスクまたは大容量メモリであり、制御プログラム15P、履歴DB151、基準DB152及び使用状態情報ファイル153等が記憶されている。履歴DB151は呼制御サーバ4に格納された履歴DB452と同内容が記憶される。呼制御サーバ4は定期的または履歴DB452の更新の度に、履歴DB452に記憶された通話履歴の情報をサーバコンピュータ1へ送信する。サーバコンピュータ1は履歴DB151に受信した通話履歴の情報を記憶する。基準DB152は携帯電話機2及び3の状態を判断するための基準状態情報を記憶している。CPU11は携帯電話機2または携帯電話機3から送信された使用状態情報が、基準DB152に記憶した基準状態情報を満たす場合に、正常と判断する。CPU11は携帯電話機2または携帯電話機3から送信された使用状態情報が、基準DB152に記憶した基準状態情報を満たさない場合に、異常と判断する。
図8は基準DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。基準DB152は機種に応じて性能が相違する可能性があることから、機種毎に基準状態情報を記憶している。本実施形態では機種名の例として機種A、機種B及び機種Cが存在する例を挙げて説明する。さらに基準DB152は、無線規格によって性能が相違する可能性があることから、無線規格に応じて基準状態情報を記憶している。本実施形態においては無線規格の例として、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g及びIEEE802.16aを挙げて説明する。図8は機種名が機種Aであり、無線規格がIEEE802.11aである場合の記憶内容を例示している。
基準DB152は電池残量フィールド、イヤホンマイクフィールド、受信強度フィールド、アクセスポイントの変更フィールド及び移動速度フィールド等を含む。電池残量フィールドには、電池残量がどの程度であれば正常と判断するかを示す基準状態情報が記憶されている。本例では電池残量が3以上の場合に正常と判断される。なお、機種または無線規格によっては電池残量による影響が少ない場合もある。この場合、基準状態情報として電池残量は例えば1以上と記憶される。イヤホンマイクフィールドには、イヤホンマイク214が携帯電話機2に接続されているか否かによって、正常か否かを判断するための基準状態情報が記憶されている。図8の例では、イヤホンマイク214「なし」の場合に、正常と判断される。
受信強度フィールドには受信強度がどの程度であれば正常と判断するかを示す基準状態情報が記憶されている。図8の例では受信強度が3以上の場合に正常と判断される。アクセスポイントの変更フィールドには、アクセスポイントに変更があったか否かにより、正常か否かを判断するための基準状態情報が記憶されている。図8の例ではアクセスポイントの変更がない場合に、正常と判断する。移動速度フィールドには携帯電話機2の移動速度がどの程度であれば正常と判断するかを示す速度が基準状態情報として記憶されている。本例では2m/s以下の場合に、正常と判断する。なお、図8で挙げた数値例は一例であり、またデータレイアウトも一例でありこれに限るものではない。ユーザは入力部13を介して、基準DB152に記憶した内容を適宜変更することが可能である。
図9は使用状態情報ファイル153のレコードレイアウトを示す説明図である。使用状態情報ファイル153は通話IDに対応付けて携帯電話機2及び3から送信された使用状態情報を履歴として記憶している。使用状態情報ファイル153は通話IDフィールド、電話番号フィールド、取得時刻フィールド、機種名フィールド、無線規格フィールド、電池残量フィールド、イヤホンマイクフィールド及び受信強度フィールドを含む。その他、使用状態情報ファイル153は、アクセスポイントフィールド及び移動速度フィールド等を含む。通話IDフィールドには携帯電話機2と携帯電話機3との間の通信を特定するためのIDが記憶される。
取得時刻フィールドには携帯電話機2の取得部25または携帯電話機3の取得部35が使用状態情報を取得した時刻を記憶する。機種名フィールドには携帯電話機2及び3の機種名が記憶される。無線規格フィールドには携帯電話機2及び3それぞれの無線規格が記憶される。本例では無線規格「11a」として一部記載を省略している。電池残量フィールドには携帯電話機2及び3の電池残量がそれぞれ記憶されている。なお、図9の例は上段が携帯電話機2の使用状態情報のレコードであり、下段が携帯電話機3の使用状態情報のレコードである。イヤホンマイクフィールドには、携帯電話機2及び3がイヤホンマイク214を使用していたか否かの情報が記憶されている。本例では携帯電話機2はイヤホンマイク214を使用しておらず、携帯電話機3がイヤホンマイク214を使用していたことが理解できる。
受信強度フィールドには携帯電話機2及び3における受信強度が記憶されている。アクセスポイントフィールドには携帯電話機2及び3が使用する無線LANのアクセスポイントに変更があったか否かの情報が記憶されている。本例では携帯電話機2が通話開始時からアクセスポイント「AP1」を使用し、携帯電話機3が通話開始時からアクセスポイント「AP3」を使用していることが理解できる。移動速度フィールドには携帯電話機2及び3の移動速度が記憶されている。CPU11は携帯電話機2及び3から通話ID、電話番号及び取得時刻、並びに、機種名及び受信強度等を含む使用状態情報を受信した場合、図9の如く使用状態情報ファイル153に記憶する。
なお、本実施形態においては、基準DB152及び使用状態情報ファイル153等を記憶部15に記憶する例を挙げて説明したが、これに限るものではない。例えば通信部16を介して接続される外部のDBサーバ(図示せず)に記憶しておき、必要に応じてデータの読み取り及び書き込みを行っても良い。CPU11は基準DB152に記憶した基準状態情報と、使用状態情報ファイル153に記憶した通話IDに対応する使用状態情報とを比較し、異常が存在するか否かを判断する。CPU11は使用状態情報が基準状態情報を満たさない場合に、異常と判断する。図8の例ではイヤホンマイク214「なし」が基準状態情報として記憶されている。図9では携帯電話機2の使用状態情報としてイヤホンマイク214「なし」が記憶されており、携帯電話機3の使用状態情報としてイヤホンマイク214「あり」が記憶されている。この場合CPU11は通話ID「001」及び電話番号「06−XX」で特定される携帯電話機3に異常が存在すると判断する。同様に、CPU11は通話ID「001」及び電話番号「03−XX」で特定される携帯電話機2は正常であると判断する。
以上のハードウェアにおいて各種ソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。図10及び図11は携帯電話機2及び3と呼制御サーバ4との間の通信処理の手順を示すフローチャートである。携帯電話機2の制御部21は入力部23から携帯電話機3の電話番号(受信側電話番号)を受け付ける。制御部21は入力部23から通信開始要求を受け付けた場合、RAM22に記憶した携帯電話機2の電話番号(発信側電話番号)、受け付けた受信側電話番号及び通信開始要求を、呼制御サーバ4へ送信する(ステップS101)。呼制御サーバ4のCPU41は通信部46を介して、発信側電話番号、受信側電話番号及び通信開始要求を受信する(ステップS102)。
呼制御部43は登録DB451から受信した発信側電話番号及び受信側電話番号に対応するURIを読み出す(ステップS103)。呼制御部43はDNS461から発信側及び受信側のIPアドレスを取得する(ステップS104)。呼制御部43は新たな通話IDを生成する(ステップS105)。呼制御部43は携帯電話機3及び携帯電話機2へ通話ID及び通話開始情報を送信する(ステップS106)。携帯電話機3の制御部31は、通信部36を介して通話ID及び通話開始情報を受信する(ステップS107)。携帯電話機2の制御部21は、通信部26を介して通話ID及び通話開始情報を受信する(ステップS108)。
呼制御部43は通話ID、発信側電話番号、受信側電話番号、及び、時計部48から出力される時刻である通信開始時刻を履歴DB452に記憶する(ステップS109)。これにより、各通話に対し通話ID及び当該通話IDの履歴が記憶される。呼制御部43は通信部46を介して、携帯電話機2または3から通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS111)。呼制御部43は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS111でNO)、通話を継続すべくステップS111の処理を繰り返す。
呼制御部43は通話終了情報を受信したと判断した場合(ステップS111でYES)、通話終了情報を携帯電話機2及び3へ送信する(ステップS112)。携帯電話機2は通話終了情報を受信する(ステップS113)。同様に携帯電話機3は通話終了情報を受信する(ステップS114)。携帯電話機2は時計部48から出力される時刻を参照し、通話IDに対応付けて通話終了時刻を履歴DB452に記憶する(ステップS115)。
図12乃至図16は使用状態情報の取得処理手順を示すフローチャートである。ステップS107及びS108の処理により携帯電話機2と携帯電話機3との間で通信が確立した後、以下の処理を行う。携帯電話機2の制御部21はRAM22に記憶した制御プログラム22Pを起動する(ステップS121)。取得部25は予め通信部26からアクセスポイントを取得しておく。制御部21はRAM22に記憶した閾値を読み出す(ステップS122)。制御部21は読み出した閾値を計測部261へ出力する。計測部261は通信部26を通過するパケットを監視し、単位時間当たりのエラー数を計測する(ステップS123)。
計測部261は条件として単位時間当たりのエラー数が閾値以上の場合に、通信品質が劣化したと判断する。計測部261は計測した単位時間当たりのエラー数が閾値以上か否かを判断する(ステップS124)。計測部261は単位時間当たりのエラー数が閾値以上でないと判断した場合(ステップS124でNO)、ステップS113における通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS1240)。計測部261は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS1240でNO)、処理をステップS123へ戻し、通信品質の状態判断を繰り返し実行する。
計測部261は通信終了情報を受信したと判断した場合(ステップS1240でYES)、通話を終了する。ステップS124において、計測部261はエラー数が閾値以上であると判断した場合(ステップS124でYES)、通信状態が劣化したことを示す情報を制御部21へ出力する(ステップS125)。なお計測部261は通信状態が劣化したことを示す情報を直接取得部25へ出力しても良い。制御部21は取得部25へ使用状態情報の取得命令を出力する(ステップS126)。取得部25は使用状態情報を取得する(ステップS127)。具体的には取得部25は機種名ファイル221から機種名を使用状態情報として取得し、また通信部26から無線規格を使用状態情報として取得する。取得部25は、電源管理部211から電池残量を使用状態情報として取得し、接続機器管理部213からイヤホンマイク214が接続されているか否かの情報を使用状態情報として取得し、通信部26から受信強度を使用状態情報として取得する。
また取得部25は通信部26からアクセスポイントを取得し、以前に取得したアクセスポイントと比較することによりアクセスポイントの変更があったか否かを判断する。取得部25はアクセスポイントの変更の有無を使用状態情報として取得する。取得部25はGPS受信機210から移動速度を使用状態情報として取得する。制御部21は時計部215の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部25が取得した使用状態情報をRAM22に記憶する(ステップS128)。制御部21は、通信部26を介して、携帯電話機3へ使用状態情報の取得命令を送信する(ステップS129)。携帯電話機3の制御部31は、通信部36を介して、使用状態情報の取得命令を受信する(ステップS131)。制御部31はRAM32に記憶した制御プログラム32Pを起動する(ステップS132)。なお、携帯電話機2と携帯電話機3との間の取得命令の送受信は以下の方法により行えばよい。
携帯電話機2は呼制御サーバ4の呼制御部43へ、呼制御メッセージの一部として取得命令を送信する。呼制御メッセージには、携帯電話機2を示す送信元のアドレス、携帯電話機3を示す送信先のアドレス、及び、取得部35により携帯電話機3自身の使用状態情報を取得させるための取得命令が含まれる。呼制御部43は携帯電話機3へかかる呼制御メッセージを送信する。呼制御メッセージとしては、IETF(The Internet Engineering Task Force)で標準化されているSIP(Session Initiation Protocol:RFC3261にて標準化)等を利用すればよい。
また、携帯電話機2の制御部21は、サーバコンピュータ1に、携帯電話機3自身の使用状態情報を取得させるための取得命令を送信させても良い。この場合、サーバコンピュータ1は予め呼制御サーバ4から、通話ID、通話IDに対応する携帯電話機2及び3の電話番号、並びに、携帯電話機2及び3のIPアドレスを取得しておく。制御部21はサーバコンピュータ1へ通話ID、携帯電話機3の電話番号及び取得命令を送信する。サーバコンピュータ1のCPU11は、携帯電話機3のIPアドレス宛へ取得命令を送信する。サーバコンピュータ1は取得命令の例として、OMA(Open Mobile Alliance)で標準化されているDM(Device Management)メッセージ等を利用する。
その他、通信部26を利用し、音声信号制御メッセージとして直接携帯電話機3へ送信しても良い。音声信号制御メッセージの例としてはIETFで標準化されているRTCP(RTP Control Protocol:RFC3550にて標準化)等を利用すればよい。取得命令は携帯電話機3宛へ送信されるものであれば以上述べたいずれの形態であっても良い。本実施の形態においては、呼制御サーバ4へ取得命令を含む呼制御メッセージを送信する例を挙げて説明する。携帯電話機3の制御部31は取得命令を受信した場合、制御プログラム32Pを起動する。取得部35は携帯電話機3の電池残量等の使用状態情報を取得する(ステップS133)。
具体的には取得部35は機種名ファイル321から機種名を使用状態情報として取得し、また通信部36から無線規格を使用状態情報として取得する。取得部35は、電源管理部311から電池残量を使用状態情報として取得し、接続機器管理部313からイヤホンマイク314が接続されているか否かの情報を使用状態情報として取得し、通信部36から受信強度を使用状態情報として取得する。
また取得部35は通信部36からアクセスポイントを取得し、携帯電話機2との通話開始時に取得したアクセスポイントと比較することによりアクセスポイントの変更があったか否かを判断する。取得部35はアクセスポイントの変更の有無を使用状態情報として取得する。取得部35はGPS受信機310から移動速度を使用状態情報として取得する。制御部31は時計部315の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部35が取得した使用状態情報をRAM32に記憶する(ステップS134)。
なお、本実施の形態においては携帯電話機2において使用状態情報の取得を終えてから携帯電話機3へ使用状態情報の取得命令を送信する例を挙げたがこれに限るものではない。ステップS127による携帯電話機2内の使用状態情報を取得する前に、携帯電話機3へ使用状態情報の取得命令を送信するようにしても良い。携帯電話機2の制御部21はステップS113による通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS135)。制御部21は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS135でNO)、ステップS135の処理を繰り返す。
制御部21は通話終了情報を受信したと判断した場合(ステップS135YES)、アドレスファイル223からサーバコンピュータ1のIPアドレスを読み出す(ステップS136)。制御部21は通話ID、携帯電話機2の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する(ステップS137)。サーバコンピュータ1のCPU11は通話ID、携帯電話機2の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報を携帯電話機2から受信する(ステップS138)。CPU11は使用状態情報ファイル153に、通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻及び使用状態情報を記憶する(ステップS139)。
携帯電話機3の制御部31はステップS135〜S137における携帯電話機2の処理と並行して、以下の処理を行う。携帯電話機3の制御部31はステップS114による通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS141)。制御部31は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS141でNO)、ステップS141の処理を繰り返す。
制御部31は通話終了情報を受信したと判断した場合(ステップS141YES)、アドレスファイル323からサーバコンピュータ1のIPアドレスを読み出す(ステップS142)。制御部31は通話ID、携帯電話機3の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する(ステップS143)。なお、本実施の形態においては、携帯電話機2及び3は通話が終了してからサーバコンピュータ1へ使用状態情報を送信する例を挙げたがこれに限るものではない。携帯電話機2及び3は通話終了前にサーバコンピュータ1へ使用状態情報を送信しても良い。サーバコンピュータ1のCPU11は通話ID、携帯電話機3の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報を携帯電話機3から受信する(ステップS144)。CPU11は使用状態情報ファイル153に、通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻及び使用状態情報を記憶する(ステップS145)。
サーバコンピュータ1のCPU11は通話IDに対応する携帯電話機2及び3の全ての使用状態情報を受信した場合、以下に述べる異常判断処理へ移行する。CPU11は基準DB152から通話ID、携帯電話機2の機種名及び無線規格に対応する基準状態情報を読み出す(ステップS146)。サーバコンピュータ1のCPU11はステップS139で記憶した携帯電話機2の使用状態情報を読み出す。CPU11は携帯電話機2の使用状態情報に、ステップS146で読み出した携帯電話機2の基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS147)。
CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS147でYES)、通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を記憶する(ステップS148)。例えば図9の例で、電池残量が2であった場合、図8に示す電池残量の基準「3以上」を満たさない。この場合、通話ID「001」、電話番号「03−XX」、取得時刻「5月20日11時0分30秒」、基準状態情報を満たさない使用状態情報「電池残量」が記憶される。CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在しないと判断した場合(ステップS147でNO)、ステップS148の処理をスキップする。
CPU11は、基準DB152から通話ID、携帯電話機3の機種名及び無線規格に対応する基準状態情報を読み出す(ステップS149)。CPU11はステップS145で記憶した携帯電話機3の使用状態情報を読み出す。CPU11は携帯電話機3の使用状態情報に、ステップS149で読み出した携帯電話機3の基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS151)。CPU11は携帯電話機3に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS151でYES)、通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を記憶する(ステップS152)。CPU11は携帯電話機3に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在しないと判断した場合(ステップS151でNO)、ステップS152の処理をスキップし、処理を終了する。なお、本実施の形態においては携帯電話機2が先に使用状態情報を取得し、携帯電話機2から携帯電話機3へ取得要求を行う例を示した。同様に、携帯電話機3が先に使用状態情報を取得し、携帯電話機3から携帯電話機2へ取得要求を行っても良い。この場合、取得部25が第2取得部として機能し、取得部25は携帯電話機2の使用状態情報を取得する。これにより、携帯電話機2または3のどちらに異常が存在するか判断することが可能となる。また、通信品質以外の要因を容易に特定することが可能となる。
実施の形態2
実施の形態2は通話中の通信状態の変化を予測する形態に関する。図17は実施の形態2に係る携帯電話機2のハードウェア群を示すブロック図である。図2に加えて予測部251及び予測ファイル224が設けられている。携帯電話機3側にも同様に予測部351及び予測ファイル324が設けられる。なお、携帯電話機3側の図示は省略する。予測部251は、予測ファイル224を参照し、通信状態が劣化する可能性があるか否かを予測する。予測部251は通信状態が劣化すると予測した場合、取得部25へ取得命令を出力する。その後取得部25は実施の形態1で述べた処理により、使用状態情報の取得を行う。
予測部251は電源管理部211から出力される電池残量、通信部26から出力される受信強度及びアクセスポイントの変更の有無、並びに、接続機器管理部213から出力されるイヤホンマイク214の有無を収集する。また予測部251はGPS受信機210から出力される移動速度の変化を収集する。なお、以下では予測部251が収集する情報を収集情報という。本実施形態では電池残量及び受信強度等複数の収集情報に基づき、通信状態の劣化予測を行う例を挙げるがこれに限るものではない。例えば、受信強度等、一つの収集情報に基づき通信状態の劣化予測を行っても良い。なお、予測部251は定期的(例えば、1秒ごと)に収集情報を収集すればよい。
図18は予測ファイル224のレコードレイアウトを示す説明図である。予測ファイル224は電池残量の変化フィールド、イヤホンマイク214の変更フィールド、受信強度の変化フィールド、アクセスポイントの変更フィールド及び移動速度の変化フィールド等を含む。予測部251は収集情報の変化が、予測ファイル224に記憶した変化に合致する場合に通信状態が劣化すると予測する。予測ファイル224は図18に示す如く、携帯電話機2の各ハードウェアに対応付けて変化の情報が記憶されている。電池残量の変化フィールドには電池残量の変化の情報として、「減少」と記憶されている。予測部251は電源管理部211から定期的に収集した電池残量が減少した場合に、通信状態が劣化すると予測する。
イヤホンマイク214の変更フィールドには、イヤホンマイク214の変化の情報として「なしからありへ」と記憶されている。予測部251はイヤホンマイク214が接続されていないことを示す情報を接続機器管理部213から収集していたところ、イヤホンマイク214が接続されたことを示す情報を収集した場合に、通信状態が劣化すると予測する。受信強度の変化フィールドには変化の情報として「低下」が記憶されている。予測部251は通信部26から定期的に収集する受信強度が低下した場合に、通信状態が劣化すると予測する。
アクセスポイントの変更フィールドには、アクセスポイントの変更情報として「なしからありへ」と記憶されている。予測部251は通信部26から利用していたアクセスポイントとは異なる新たなアクセスポイントを収集した場合、通信状態が劣化すると予測する。移動速度の変化フィールドには変化の情報として「所定速度上昇」と記憶されている。この所定速度は、例えば単位時間当たり1m/sとすれば良い。予測部251はGPS受信機210から一定時間おきに携帯電話機2の移動速度を収集する。収集した移動速度の単位時間当たりの変化が、所定速度以上の場合に、通信状態が劣化すると判断する。以上述べたいずれか一つまたは複数の変化により予測部251が、通信状態が劣化すると判断した場合、予測部251は取得部25へ取得命令を出力する。以下では、説明を容易にするために、予測部251における通信状態の劣化予測は、移動速度の変化に基づいて行う例を説明する。
取得部25は上述した如く予測部251から取得命令を受け付けた場合に、使用状態情報の取得を行う。なお、入力部23からユーザが取得命令を入力するようにしても良い。入力部23は取得命令を受け付ける。この場合、通話中に入力部23の内、専用のボタン、予め割り当てた任意のボタン(例えば数字の1)、またはタッチパネル上に表示されるアイコンが操作された場合に、入力部23は取得命令を受け付ける。入力部23は取得命令を受け付けた場合、取得部25へ取得命令を出力する。取得部25は取得命令を受けて実施の形態1で述べた使用状態情報の取得を行う。以上述べた如く、使用状態情報を取得する際のトリガーは、計測部261が通信状態の劣化を計測した場合、予測部251が通信状態の劣化を予測した場合、及び、入力部23から取得命令を受け付けた場合が含まれる。これら3つの全てをトリガーとするほか、1つだけをトリガーとしても良い。また適宜2つの組み合わせをトリガーとしても良い。本実施の形態では3つ全てを用いる例を挙げて説明する。
図19及び図20は取得命令出力処理の手順を示すフローチャートである。携帯電話機2の制御部21はRAM22に記憶した制御プログラム22Pを起動する(ステップS191)。制御部21は入力部23から取得命令を受け付けたか否かを判断する(ステップS192)。入力部23は取得命令を受け付けたと判断した場合(ステップS192でYES)、取得命令を取得部25へ出力する(ステップS193)。入力部23は取得命令を受け付けていないと判断した場合(ステップS192でNO)、処理をステップS194へ移行させる。制御部21はRAM22に記憶した閾値を読み出す(ステップS194)。制御部21は読み出した閾値を計測部261へ出力する。計測部261は通信部26を通過するパケットを監視し、単位時間当たりのエラー数を計測する(ステップS195)。
計測部261は条件として単位時間当たりのエラー数が閾値以上の場合に、通信品質が劣化したと判断する。計測部261は計測した単位時間当たりのエラー数が閾値以上か否かを判断する(ステップS196)。計測部261はエラー数が閾値以上であると判断した場合(ステップS196でYES)、通信状態が劣化したことを示す情報を制御部21へ出力する(ステップS197)。制御部21は取得部25へ使用状態情報の取得命令を出力する(ステップS198)。
計測部261は単位時間当たりのエラー数が閾値以上でないと判断した場合(ステップS196でNO)、処理をステップS199へ移行させる。予測部251はRAM22に記憶した閾値となる所定速度を読み出す(ステップS199)。予測部251はGPS受信機210から定期的に(例えば1秒ごとに)、所定期間(例えば3秒間)移動速度を収集する(ステップS201)。予測部251は移動速度の単位時間当たりの変化を算出する。なお、図示しない加速度センサから携帯電話機2の移動速度の単位時間の当たり変化を収集しても良い。その他、GPS受信機210に移動速度の単位時間当たりの変化を算出させても良い。
予測部251は移動速度の単位時間当たりの変化が所定速度以上であるか否かを判断する(ステップS202)。予測部251は所定速度以上であると判断した場合(ステップS202でYES)、取得命令を取得部25へ出力する(ステップS203)。予測部251は所定速度以上でないと判断した場合(ステップS202でNO)、処理をステップS192へ戻し、以上の処理を繰り返す。ステップS193、S198またはS203の処理により取得部25は取得命令を受け付けた場合、取得部25は使用状態情報を取得する(ステップS204)。以降の処理はステップS128以降と同様であるので詳細な説明は省略する。なお3つのトリガーであるステップS192、ステップS196、またはステップS202の実行順序は図19及び図20に示す順序に限るものではない。他の順序であっても良い。通信状態の悪化が予測される場合にも使用状態情報の取得が実行されるため、通信状態の劣化を早期に知ることが可能となる。またユーザの意思により使用状態情報の取得が可能となる。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は使用状態情報を携帯電話機2または3において複数回取得する形態に関する。図21は実施の形態3に係る使用状態情報ファイル153のレコードレイアウトを示す説明図である。取得部25は実施の形態1で述べた如く使用状態情報を取得した後も、上述した3つのトリガーにより再度使用状態情報を通話中に取得しても良い。図21の例では、5月20日11時0分45秒に携帯電話機2が再度使用状態情報を計測したことから、これらの情報が記憶されている。
さらに、その10秒後には携帯電話機2から取得命令を受けた携帯電話機3が再度使用状態情報を計測したことから、これらの情報が記憶されている。携帯電話機2の11時0分30秒における使用状態情報と、11時0分45秒における使用状態情報とを比較するとアクセスポイントがAP1からAP2へ変更されていることが理解できる。アクセスポイントの変更に伴い、計測部261が通信状態の劣化を検出した場合、予測部251が劣化を予測した場合、または、入力部23から取得命令を受け付けた場合、取得部25は再度使用状態情報の取得を行う。なお、再度使用状態を取得する場合も、実施の形態2と同じく、これら3つの全てをトリガーとするほか、1つだけをトリガーとしても良い。また適宜2つの組み合わせをトリガーとしても良い。本実施の形態では3つ全てを用いる例を挙げて説明する。
図22乃至図29は使用状態情報取得処理の手順を示すフローチャートである。携帯電話機2の制御部21はRAM22に記憶した制御プログラム22Pを起動する(ステップS221)。制御部21はRAM22に記憶した閾値を読み出す(ステップS222)。制御部21は読み出した閾値を計測部261へ出力する。計測部261は通信部26を通過するパケットを監視し、単位時間当たりのエラー数を計測する(ステップS223)。
計測部261は条件として単位時間当たりのエラー数が閾値以上の場合に、通信品質が劣化したと判断する。計測部261は計測した単位時間当たりのエラー数が閾値以上か否かを判断する(ステップS224)。計測部261は単位時間当たりのエラー数が閾値以上でないと判断した場合(ステップS224でNO)、ステップS113における通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS225)。計測部261は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS225でNO)、処理をステップS223へ戻し、通信品質の状態判断を繰り返し実行する。
計測部261は通信終了情報を受信したと判断した場合(ステップS225でYES)、通話を終了する。ステップS224において、計測部261はエラー数が閾値以上であると判断した場合(ステップS224でYES)、通信状態が劣化したことを示す情報を制御部21へ出力する(ステップS226)。制御部21は取得部25へ使用状態情報の取得命令を出力する(ステップS227)。取得部25は使用状態情報を取得する(ステップS228)。なお、ステップS221乃至S227の処理に代えて、またはこれに加えて、予測部251及び入力部23を利用して使用状態情報を取得しても良い。この場合、実施の形態2で述べたステップS191乃至S204を実行すればよい。
制御部21は時計部215の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部25が取得した使用状態情報をRAM22に記憶する(ステップS229)。制御部21は、通信部26を介して、携帯電話機3へ使用状態情報の取得命令を送信する(ステップS231)。携帯電話機3の制御部31は、通信部36を介して、使用状態情報の取得命令を受信する(ステップS232)。制御部31はRAM32に記憶した制御プログラム32Pを起動する(ステップS233)。
取得部35は携帯電話機3の電池残量等の使用状態情報を取得する(ステップS234)。制御部31は時計部315の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部35が取得した使用状態情報をRAM32に記憶する(ステップS235)。
制御部21は入力部23から取得命令を受け付けたか否かを判断する(ステップS236)。入力部23は取得命令を受け付けたと判断した場合(ステップS236でYES)、取得命令を取得部25へ出力する(ステップS237)。入力部23は取得命令を受け付けていないと判断した場合(ステップS236でNO)、処理をステップS238へ移行させる。制御部21はRAM22に記憶した閾値を読み出す(ステップS238)。制御部21は読み出した閾値を計測部261へ出力する。計測部261は通信部26を通過するパケットを監視し、単位時間当たりのエラー数を計測する(ステップS239)。
計測部261は条件として単位時間当たりのエラー数が閾値以上の場合に、通信品質が劣化したと判断する。計測部261は計測した単位時間当たりのエラー数が閾値以上か否かを判断する(ステップS241)。計測部261はエラー数が閾値以上であると判断した場合(ステップS241でYES)、通信状態が劣化したことを示す情報を制御部21へ出力する(ステップS242)。制御部21は取得部25へ使用状態情報の取得命令を出力する(ステップS243)。
計測部261は単位時間当たりのエラー数が閾値以上でないと判断した場合(ステップS241でNO)、処理をステップS244へ移行させる。予測部251はRAM22に記憶した閾値となる所定速度を読み出す(ステップS244)。予測部251はGPS受信機210から定期的に(例えば1秒ごとに)、所定期間(例えば3秒間)移動速度を収集する(ステップS245)。予測部251は移動速度の単位時間当たりの変化を算出する。
予測部251は移動速度の単位時間当たりの変化が所定速度以上であるか否かを判断する(ステップS246)。予測部251は単位時間当たりの変化が所定速度以上であると判断した場合(ステップS246でYES)、取得命令を取得部25へ出力する(ステップS247)。ステップS237、S243またはS247の後、取得部25は使用状態情報を再度取得する(ステップS248)。制御部21は時計部215の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部25が取得した使用状態情報をRAM22に記憶する(ステップS249)。制御部21は、通信部26を介して、携帯電話機3へ使用状態情報の取得命令を再度送信する(ステップS251)。携帯電話機3の制御部31は、通信部36を介して、使用状態情報の取得命令を受信する(ステップS252)。制御部31はRAM32に記憶した制御プログラム32Pを起動する(ステップS253)。
取得部35は携帯電話機3の電池残量等の使用状態情報を再度取得する(ステップS254)。制御部31は時計部315の出力を参照し、使用状態情報を取得した時刻、及び、取得部35が取得した使用状態情報をRAM32に記憶する(ステップS255)。ステップS251の処理の後、または、ステップS246において予測部251が所定速度以上でないと判断した場合(ステップS246でNO)、処理をステップS256へ移行させる。携帯電話機2の制御部21は、通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS256)。制御部21は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS256でNO)、処理をステップS236へ戻し、以上の処理を繰り返す。これにより、通話中であれば使用状態情報の取得が複数回行われ、また携帯電話機3への取得命令が複数回送信される。
制御部21は通話終了情報を受信したと判断した場合(ステップS256でYES)、処理をステップS257へ移行させる。制御部21は、アドレスファイル223からサーバコンピュータ1のIPアドレスを読み出す(ステップS257)。制御部21は、通話ID、携帯電話機2の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する(ステップS258)。なお、使用状態情報の取得時刻、及び、使用状態情報は、ステップS228及びS248で複数回取得された情報が送信される。サーバコンピュータ1のCPU11は通話ID、携帯電話機2の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報を携帯電話機2から受信する(ステップS259)。CPU11は使用状態情報ファイル153に、通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻及び使用状態情報を図21の如く記憶する(ステップS261)。
携帯電話機3の制御部31は通話終了情報を受信したか否かを判断する(ステップS262)。制御部31は通話終了情報を受信していないと判断した場合(ステップS262でNO)、再びステップS252による携帯電話機2から送信される取得命令の受信待機状態へ移行する。
制御部31は通話終了情報を受信したと判断した場合(ステップS262YES)、アドレスファイル323からサーバコンピュータ1のIPアドレスを読み出す(ステップS263)。制御部31は通話ID、携帯電話機3の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する(ステップS264)。なお、使用状態情報の取得時刻、及び、使用状態情報は、ステップS234及びS254で複数回取得された情報が送信される。サーバコンピュータ1のCPU11は通話ID、携帯電話機3の電話番号、使用状態情報の取得時刻及び使用状態情報を携帯電話機3から受信する(ステップS265)。CPU11は使用状態情報ファイル153に、通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻及び使用状態情報を、図21の如く記憶する(ステップS266)。
サーバコンピュータ1のCPU11は通話IDに対応する携帯電話機2及び3の全ての使用状態情報を受信した場合、以下に述べる異常判断処理へ移行する。CPU11は基準DB152から通話ID、携帯電話機2の機種名及び無線規格に対応する基準状態情報を読み出す(ステップS267)。サーバコンピュータ1のCPU11はステップS261で記憶した携帯電話機2の複数の使用状態情報を読み出す。CPU11は携帯電話機2の使用状態情報に、ステップS267で読み出した携帯電話機2の基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS268)。
CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS268でYES)、通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を記憶する(ステップS269)。CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在しないと判断した場合(ステップS268でNO)、ステップS269の処理をスキップする。
CPU11は、基準DB152から通話ID、携帯電話機3の機種名及び無線規格に対応する基準状態情報を読み出す(ステップS271)。CPU11はステップS266で記憶した携帯電話機3の複数の使用状態情報を読み出す。CPU11は携帯電話機3の使用状態情報に、ステップS271で読み出した携帯電話機3の基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS272)。CPU11は携帯電話機3に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS272でYES)、通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を記憶する(ステップS273)。CPU11は携帯電話機3に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在しないと判断した場合(ステップS272でNO)、ステップS273の処理をスキップし、処理を終了する。これにより、通話中に状況が変化した場合でもこれに追随した異常判断処理を実行することが可能となる。
本実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は異常が存在すると判断した後の処理に関する。サーバコンピュータ1のCPU11は、実施の形態1乃至3により異常と判断した使用状態情報を表示部14または通信部16を介して、外部のコンピュータ(図示せず)またはプリンタへ出力する。その他、CPU11は以下に示す如く、携帯電話機2または3へ異常と判断した使用状態情報を送信するようにしても良い。図30乃至図32は異常を通知する際の処理手順を示すフローチャートである。ステップS146またはS267の処理後以下の処理をサブルーチンとして実行しても良い。サーバコンピュータ1のCPU11は携帯電話機2のみの使用状態情報に、ステップS267等で読み出した携帯電話機2の基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS301)。CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS301でYES)、ステップS302へ移行する。CPU11はステップS148及びS269で記憶した通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を読み出す(ステップS302)。
サーバコンピュータ1のCPU11は記憶部15に予め携帯電話機2の電話番号、またはユーザID等に対応付けて記憶した携帯電話機2を使用するユーザの電子メールアドレスを取得する(ステップS303)。同様に、CPU11は記憶部15に予め携帯電話機3の電話番号、またはユーザID等に対応付けて記憶した携帯電話機3を使用するユーザの電子メールアドレスを取得する(ステップS304)。CPU11は携帯電話機2に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を電子メール内に記述する(ステップS305)。
携帯電話機2に異常が存在したことを示す情報は、取得時刻及び携帯電話機2の電話番号側に異常が存在したことの文章を含むテキスト文とすればよい。例えば、図9の例では「5月20日11時0分30秒に03−XX側で異常が発生しました。」等とすれば良い。なお、取得時刻に代えて、履歴DB452を参照し、通話開始時刻を記述しても良い。また、図21の如く、複数回異常が発生している場合は、異常が存在したことを示す複数のテキスト文を作成すればよい。例えば「5月20日11時0分30秒に03−XX側で異常が発生しました。また5月20日11時0分45秒に03−XX側で異常が発生しました。」とすれば良い。
異常の要因は、取得時刻、及び、基準状態情報とは相違する使用状態情報の項目等をテキスト形式により記述すればよい。例えば、「5月20日11時0分30秒の異常の要因は、イヤホンマイクです」等とすれば良い。また、複数回異常が発生している場合は、異常の要因を示す複数のテキスト文を作成すればよい。例えば「5月20日11時0分30秒の異常の要因はイヤホンマイクです。また5月20日11時0分45秒の異常の要因はアクセスポイントです」とすれば良い。
CPU11は携帯電話機2に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機2宛へ送信する(ステップS306)。CPU11は携帯電話機3向けに、携帯電話機2に異常が存在したことを示す情報を、電子メールに記述する(ステップS307)。なお、ステップS307においてはステップS305と異なり、異常の要因を記述していない。使用状態情報は携帯電話機2のユーザのプライバシーにかかわることもあることから、携帯電話機3のユーザ向けには、これらの情報を記述しないこととしたものである。なお、設計に応じて携帯電話機3のユーザにも異常の要因を記述しても良いことはもちろんである。
CPU11は携帯電話機2に異常が存在したことを示す情報を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機3へ送信する(ステップS308)。CPU11は携帯電話機2に基準状態情報に満たない使用状態情報が存在すると判断しない場合(ステップS301でNO)、ステップS309へ移行する。CPU11は携帯電話機3のみに基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS309)。CPU11は携帯電話機3のみに基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS309でYES)、ステップS311へ移行する。CPU11はステップS152及びS273で記憶した通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を読み出す(ステップS311)。
サーバコンピュータ1のCPU11は記憶部15に予め記憶した携帯電話機2の電子メールアドレスを取得する(ステップS312)。同様に、CPU11は記憶部15に予め記憶した携帯電話機3の電子メールアドレスを取得する(ステップS313)。CPU11は携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を電子メール内に記述する(ステップS314)。
CPU11は携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機3宛へ送信する(ステップS315)。CPU11は携帯電話機3向けに、携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報を、電子メールに記述する(ステップS316)。CPU11は携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機2へ送信する(ステップS317)。
ステップS309において、CPU11は携帯電話機3のみに基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在すると判断しない場合(ステップS309でNO)、ステップS318へ移行する。CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3の双方に基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在するか否かを判断する(ステップS318)。CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3の双方に基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在すると判断した場合(ステップS318でYES)、ステップS319へ移行する。CPU11はステップS148及びS269で記憶した通話ID、携帯電話機2の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を読み出す(ステップS319)。
CPU11はステップS152及びS273で記憶した通話ID、携帯電話機3の電話番号、取得時刻、基準状態情報を満たさない使用状態情報を読み出す(ステップS321)。サーバコンピュータ1のCPU11は記憶部15に予め記憶した携帯電話機2の電子メールアドレスを取得する(ステップS322)。同様に、CPU11は記憶部15に予め記憶した携帯電話機3の電子メールアドレスを取得する(ステップS323)。CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び携帯電話機2の異常の要因を電子メール内に記述する(ステップS324)。
CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び携帯電話機2の異常の要因を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機2宛へ送信する(ステップS325)。CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び携帯電話機3の異常の要因を電子メール内に記述する(ステップS326)。
CPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3に異常が存在したことを示す情報及び携帯電話機3の異常の要因を記述した電子メールを、取得した電子メールアドレスを参照し、携帯電話機3宛へ送信する(ステップS327)。ステップS308、S317、及びCPU11は携帯電話機2及び携帯電話機3の双方に基準状態情報を満たさない使用状態情報が存在すると判断しない場合(ステップS318でNO)、処理を終了する。これにより、携帯電話機2及び3を使用するユーザはどちらの携帯電話機2または3に問題が存在したのか容易に把握することが可能となる。またその要因も、プライバシーを保護しつつ特定することが可能となる。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5は3台以上の携帯電話機2にて処理を行う形態に関する。図33は実施の形態5に係る通信システムの概要を示す説明図である。実施の形態1乃至4に加え、さらに携帯電話機5が追加されている。携帯電話機5は携帯電話機2と同様であり、携帯電話機2、携帯電話機3及び携帯電話機5の3台により同時に通話を行う。
携帯電話機2は使用状態情報を取得する。そして通話中の携帯電話機3及び携帯電話機5に対し使用状態情報の取得命令を送信する。携帯電話機3は自身の使用状態情報を取得する。携帯電話機5は自身の使用状態情報を取得する。通話終了後携帯電話機2、携帯電話機3、及び携帯電話機5は自身で取得した使用状態情報をサーバコンピュータ1へ送信する。サーバコンピュータ1は基準DB152の基準状態情報と、各使用状態情報とを比較し、どの携帯電話機の使用状態情報に異常が存在するか否かを判断する。なお、さらに多くの携帯電話機を用いても良いことはもちろんである。これにより、同時に通話する携帯電話機の数が増大しようとも、容易に異常が発生した携帯電話機及び要因を特定することが可能となる。
本実施の形態5は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
図34は実施の形態6に係る携帯電話機2のハードウェア群を示すブロック図である。実施の形態1乃至5に係る携帯電話機2を動作させるためのプログラムは、本実施の形態6のように、メモリーカード等の可搬型記録媒体1Aを読み取らせてRAM22に記憶しても良い。また、当該プログラムは、インターネット等の通信網Nを介して接続される他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図34に示す携帯電話機2は、上述した処理を実行させるプログラムを、可搬型記録媒体1Aから読み取る。または携帯電話機2は上述した処理を実行させるプログラムを、通信網Nを介して他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードする。当該プログラムは、制御プログラム22Pとしてインストールされ、RAM22にロードして実行される。これにより、上述した携帯電話機2として機能する。携帯電話機3及び5も同様であるため詳細な説明は省略する。
本実施の形態6は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至5と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の実施の形態1乃至6を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
通信網に接続される一の携帯端末機を制御するプログラムであって、
前記一の携帯端末機を、
他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する使用状態情報送信部と
して機能させるプログラム。
(付記2)
前記一の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機から受信する受信部と、
該受信部により取得命令を受信した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する第2取得部と、
該第2取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する第2使用状態情報送信部と
してさらに機能させる付記1に記載のプログラム。
(付記3)
通信状態を計測する計測部としてさらに機能させ、
前記取得部は、
前記計測部が所定条件の通信状態を計測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
付記1または2に記載のプログラム。
(付記4)
通話中の通信状態の変化を予測する予測部としてさらに機能させ、
前記取得部は、
前記予測部が通信状態の変化を予測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
付記1または2に記載のプログラム。
(付記5)
前記一の携帯端末機の使用状態情報の取得命令の入力を受け付ける受け付け部としてさらに機能させ、
前記取得部は、
前記受け付け部により取得命令の入力を受け付けた場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
付記1または2に記載のプログラム。
(付記6)
前記取得部により前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得した後に、前記計測部が所定条件の通信状態を計測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を再度取得する再度取得部としてさらに機能させ、
前記使用状態情報送信部は、
前記取得部及び前記再度取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する
付記3に記載のプログラム。
(付記7)
前記取得部により前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得した後に、前記予測部が通信状態の変化を予測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を再度取得する再度取得部としてさらに機能させ、
前記使用状態情報送信部は、
前記取得部及び前記再度取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する
付記4に記載のプログラム。
(付記8)
前記取得部により前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得した後に、前記受け付け部が取得命令の入力を受け付けた場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を再度取得する再度取得部としてさらに機能させ、
前記使用状態情報送信部は、
前記取得部及び前記再度取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する
付記5に記載のプログラム。
(付記9)
前記再度取得部により使用状態情報を再度取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ再度送信する再度送信部と
してさらに機能させる付記6乃至8のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記10)
前記使用状態情報送信部は、
前記一の携帯端末機及び他の携帯端末機に通信網を介して接続されるサーバコンピュータへ前記取得部により取得した使用状態情報を送信する
付記1乃至9のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記11)
前記サーバコンピュータから前記他の携帯端末機に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を示す情報を受信する第2受信部と
してさらに機能させる付記10に記載のプログラム。
(付記12)
前記サーバコンピュータから前記一の携帯端末機に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を示す情報を受信する第3受信部と
してさらに機能させる付記11に記載のプログラム。
(付記13)
複数の携帯端末機及びサーバコンピュータを含む通信システムであって、
一の携帯端末機は、
他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する使用状態情報送信部と
を備え、
前記他の携帯端末機は、
取得命令を受信した場合に、前記他の携帯端末機の使用状態情報を取得する他機側取得部と、
該他機側取得部により取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する他機側送信部と
を備え、
前記サーバコンピュータは、
前記一の携帯端末機及び他の携帯端末機から送信された使用状態情報を受信するサーバ側受信部と、
異常を判断するための基準状態情報を記憶した記憶部及び受信した使用状態情報を参照し、異常が存在するか否かを判断する判断部と
を備える通信システム。
(付記14)
前記判断部は、
前記記憶部の基準状態情報及び前記一の携帯端末機の使用状態情報に基づき、前記一の携帯端末機の異常を判断する第1判断部と、
前記記憶部の基準状態情報及び前記他の携帯端末機の使用状態情報に基づき、前記他の携帯端末機の異常を判断する第2判断部と
を備える付記13に記載の通信システム。
(付記15)
前記第1判断部により異常を判断した場合、前記一の携帯端末機に該一の携帯端末機側に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を示す情報を送信し、前記他の携帯端末機に前記一の携帯端末機側に異常が存在したことを示す情報を送信するする第1情報送信部
を備える付記14に記載の通信システム。
(付記16)
前記第2判断部により異常を判断した場合、前記他の携帯端末機に該他の携帯端末機側に異常が存在したことを示す情報及び異常の要因を示す情報を送信し、前記一の携帯端末機に前記他の携帯端末機側に異常が存在したことを示す情報を送信する第2情報送信部
を備える付記14または付記15に記載の通信システム。
(付記17)
通信網に接続される一の携帯端末機であって、
他の携帯端末機との通話中に使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する使用状態情報送信部と
を備える携帯端末機。
(付記18)
使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機から受信する受信部と、
該受信部により取得命令を受信した場合に、使用状態情報を取得する第2取得部と
該第2取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する第2使用状態情報送信部と
を備える付記17に記載の携帯端末機。
(付記19)
複数の携帯端末機及びサーバコンピュータを用いた通信方法であって、
一の携帯端末機が、他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得ステップと、
前記一の携帯端末機が、前記取得ステップにより使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信ステップと、
前記一の携帯端末機が、前記送信ステップにより取得命令を送信した後に、前記取得ステップにより取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する使用状態情報送信ステップと、
前記他の携帯端末機が、取得命令を受信した場合に、前記他の携帯端末機の使用状態情報を取得する他機側取得ステップと、
前記他の携帯端末機が、該他機側取得ステップにより取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する他機側送信ステップと、
前記サーバコンピュータが、前記一の携帯端末機及び他の携帯端末機から送信された使用状態情報を受信するサーバ側受信ステップと、
前記サーバコンピュータが、異常を判断するための基準状態情報を記憶した記憶部及び受信した使用状態情報を参照し、異常が存在するか否かを判断する判断ステップと
を含む通信方法。
(付記20)
前記判断ステップは、
前記記憶部の基準状態情報及び前記一の携帯端末機の使用状態情報に基づき、前記一の携帯端末機の異常を判断する第1判断ステップと、
前記記憶部の基準状態情報及び前記他の携帯端末機の使用状態情報に基づき、前記他の携帯端末機の異常を判断する第2判断ステップと
を含む付記19に記載の通信方法。
1 サーバコンピュータ
1A 可搬型記録媒体
2 携帯電話機
3 携帯電話機
4 呼制御サーバ
5 携帯電話機
11 CPU
12 RAM
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
16 通信部
18 時計部
21 制御部
22 RAM
22P 制御プログラム
23 入力部
24 表示部
25 取得部
26 通信部
28 マイク
29 スピーカ
31 制御部
32 RAM
32P 制御プログラム
33 入力部
34 表示部
35 取得部
36 通信部
38 マイク
39 スピーカ
41 CPU
42 RAM
43 呼制御部
45 記憶部
45P 制御プログラム
46 通信部
48 時計部
151 履歴DB
152 基準DB
153 使用状態情報ファイル
210 GPS受信機
211 電源管理部
212 電池
213 接続機器管理部
214 イヤホンマイク
215 時計部
221 機種名ファイル
223 アドレスファイル
224 予測ファイル
251 予測部
261 計測部
310 GPS受信機
311 電源管理部
312 電池
313 接続機器管理部
314 イヤホンマイク
315 時計部
321 機種名ファイル
323 アドレスファイル
324 予測ファイル
351 予測部
361 計測部
451 登録DB
452 履歴DB
461 DNS
N 通信網

Claims (8)

  1. 通信網に接続される一の携帯端末機を制御するプログラムであって、
    前記一の携帯端末機を、
    他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
    該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
    該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する使用状態情報送信部と
    して機能させるプログラム。
  2. 前記一の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機から受信する受信部と、
    該受信部により取得命令を受信した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する第2取得部と、
    該第2取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する第2使用状態情報送信部と
    してさらに機能させる請求項1に記載のプログラム。
  3. 通信状態を計測する計測部としてさらに機能させ、
    前記取得部は、
    前記計測部が所定条件の通信状態を計測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 通話中の通信状態の変化を予測する予測部としてさらに機能させ、
    前記取得部は、
    前記予測部が通信状態の変化を予測した場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
    請求項1または2に記載のプログラム。
  5. 前記一の携帯端末機の使用状態情報の取得命令の入力を受け付ける受け付け部としてさらに機能させ、
    前記取得部は、
    前記受け付け部により取得命令の入力を受け付けた場合に、前記一の携帯端末機の使用状態情報を取得する
    請求項1または2に記載のプログラム。
  6. 複数の携帯端末機及びサーバコンピュータを含む通信システムであって、
    一の携帯端末機は、
    他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
    該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
    該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する使用状態情報送信部と
    を備え、
    前記他の携帯端末機は、
    取得命令を受信した場合に、前記他の携帯端末機の使用状態情報を取得する他機側取得部と、
    該他機側取得部により取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する他機側送信部と
    を備え、
    前記サーバコンピュータは、
    前記一の携帯端末機及び他の携帯端末機から送信された使用状態情報を受信するサーバ側受信部と、
    異常を判断するための基準状態情報を記憶した記憶部及び受信した使用状態情報を参照し、異常が存在するか否かを判断する判断部と
    を備える通信システム。
  7. 通信網に接続される一の携帯端末機であって、
    他の携帯端末機との通話中に使用状態を示す使用状態情報を取得する取得部と、
    該取得部により使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信部と、
    該送信部により取得命令を送信した後に、前記取得部により取得した使用状態情報を外部へ送信する使用状態情報送信部と
    を備える携帯端末機。
  8. 複数の携帯端末機及びサーバコンピュータを用いた通信方法であって、
    一の携帯端末機が、他の携帯端末機との通話中に前記一の携帯端末機の使用状態を示す使用状態情報を取得する取得ステップと、
    前記一の携帯端末機が、前記取得ステップにより使用状態情報を取得する場合、前記他の携帯端末機の使用状態情報の取得命令を前記他の携帯端末機へ送信する送信ステップと、
    前記一の携帯端末機が、前記送信ステップにより取得命令を送信した後に、前記取得ステップにより取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する使用状態情報送信ステップと、
    前記他の携帯端末機が、取得命令を受信した場合に、前記他の携帯端末機の使用状態情報を取得する他機側取得ステップと、
    前記他の携帯端末機が、該他機側取得ステップにより取得した使用状態情報を前記サーバコンピュータへ送信する他機側送信ステップと、
    前記サーバコンピュータが、前記一の携帯端末機及び他の携帯端末機から送信された使用状態情報を受信するサーバ側受信ステップと、
    前記サーバコンピュータが、異常を判断するための基準状態情報を記憶した記憶部及び受信した使用状態情報を参照し、異常が存在するか否かを判断する判断ステップと
    を含む通信方法。
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