JP2011002945A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置に内蔵されたフラッシュメモリでEEPROMエミュレーションを行うにあたって、フラッシュメモリはEEPROMよりもデータ保持期間が短い。フラッシュメモリはブロック単位でデータを管理している。そこで、フラッシュメモリのデータ保持期間のスペック超過前にブロックチェンジを確実に実行する必要がある。
【解決手段】フラッシュメモリのEEPROM代替領域において、内部ベリファイ電圧と読み出し電圧との間にデータレベルチェック電圧を設定する。データレベルがデータレベルチェック電圧を下回った場合にブロックチェンジを行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置と、この半導体装置を用いたEEPROMエミュレーション方法とに係り、特に、フラッシュメモリを内蔵する半導体装置と、この半導体装置を用いたEEPROMエミュレーション方法とに係る。
従来、データの書き換えや保存を行うためには、外付け部品としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)が用いられていた。今日は、同じ目的を果たすために、マイコンなどの半導体装置に内蔵可能でEEPROMより扱い易いフラッシュメモリが用いられることが多い。より具体的には、マイコンなどの半導体に内蔵されたフラッシュメモリを利用してEEPROMのエミュレーションを行うことで、データの書き換えや保存を行う。
上記に関連して、特許文献1(特開2005−92659号公報)には、データ書込・読出制御装置に係る記載が開示されている。図1は、この従来技術によるデータ書込・読出制御装置10の構成について説明するためのブロック図である。
このデータ書込・読出制御装置10は、フラッシュメモリ11と、CPU12と、ROM13とを具備する。このデータ書込・読出制御装置10において、CPU12は、フラッシュメモリ11およびROM13に接続されている。
ここで、メモリは、複数のブロックに分割されている。書込手段は、複数のブロックの内の1つのブロックにデータを書き込む際、ブロックの空き領域の容量と書き込むデータのデータ量とを比較する。書込手段は、書き込むデータのデータ量の方が大きい場合、ブロックに書き込まれている全データを消去した後、データをブロックの先頭または最後から順次書き込む。書込手段は、書き込むデータのデータ量の方が小さい場合、ブロックのテータが書き込まれている領域の次からデータを順次書き込んでいく。読出手段は、ブロックからデータを読み出す際、最後にデータが書き込まれた領域をブロックの先頭または最後から順に検索し、この領域に書き込まれているデータを読み出す。
また、特許文献2(特開2006−260468号公報)には、半導体装置に係る記載が開示されている。図2は、この従来技術による半導体装置20の構成について説明するためのブロック図である。
この半導体装置20は、CPU21と、フラッシュメモリ22と、フラッシュコントローラ25と、RAM26と、周辺マクロ27とを具備する。フラッシュメモリ22は、プログラム領域23と、EEPROM代替領域24とを具備する。
CPU21は、フラッシュメモリ22におけるプログラム領域23およびEEPROM代替領域24と、フラッシュコントローラ25と、RAM26と、周辺マクロ27とに接続されている。フラッシュコントローラ25は、フラッシュメモリ22におけるEEPROM代替領域24と、RAM26とに接続されている。
プログラム領域23は、フラッシュ操作プログラムを格納するためのものである。EEPROM代替領域24は、各種データを格納するためのものである。CPU21は、プログラム領域23からフラッシュ操作プログラムを読み出して実行し、フラッシュコントローラ25を制御する。フラッシュコントローラ25は、CPU21による制御に従って、EEPROM代替領域24におけるデータを更新する。
図3は、図2におけるフラッシュメモリ22のさらに詳細な構成について説明するための概略図である。
フラッシュメモリ30は、データ長格納領域31と、データ格納領域32とを具備する。なお、図3におけるフラッシュメモリ30は、図2におけるフラッシュメモリ22に対応する。
データ格納領域32は、複数のセクション32a〜32gを具備する。なお、図3における複数のセクション32a〜32gのうち、一部は図2におけるデータ長格納領域23に対応し、別の一部は図2におけるデータ格納領域24に対応する。
EEPROM代替領域24は、フラッシュメモリ30の一部を、データ長格納領域31やデータ格納領域32として使用する。EEPROMエミュレーション機能によるデータ更新は、データ格納領域32においてアドレスを更新しながらデータの追加書き込みを実行することにより実現する。
例えば、データ格納領域32に含まれるブロックBmが、追加書き込みによりデータフルの状態となった場合について説明する。この場合は、書き込み対象ブロックを次のブロック、すなわちブロックBm+1、へ変更し、EEPROMエミュレーションによるデータ更新を継続する。
また、ブロックBmにおけるデータ保持期間は、本ブロックへの初回データ書き込みであるセクション32aの書き込みタイミングを起点に適用される。なお、特許文献1にその記載が開示されているデータ保持期間も同様に、書き込みの対象になるブロックへの初回データ書き込みタイミングが起点となる。
ここで、一般的なフラッシュメモリの動作原理について説明する。図4は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタの構成について説明するための断面図である。図4(a)は、フラッシュメモリとしての初期状態について説明するための断面図である。図4(b)は、フラッシュメモリとしての書き込み状態について説明するための断面図である。
このMOSトランジスタは、コントロールゲート41a、41bと、浮遊ゲート42a、42bと、ソース43a、43bと、ドレイン44a、44bとを具備する。言い換えれば、このMOSトランジスタは、浮遊ゲート42a、42bおよびコントロールゲート41a、41bからなる2層多結晶シリコンゲートを具備する。
図4(a)の初期状態におけるMOSトランジスタでは、浮遊ゲート中に電荷化が無い。反対に、図4(b)の書き込み状態におけるMOSトランジスタでは、浮遊ゲート中に電子が存在する。
図5は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタにおける、コントロールゲートへの印加電圧と、その結果として流れる電流との関係について説明するための図である。図5(a)は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタの概略図である。図5(b)は、初期状態と、書き込み状態とにおける、電圧と電流との関係の変化について説明するためのグラフである。
図5(a)に示すとおり、ドレイン53に電圧VD、ソース52に電圧VS(=0V)をそれぞれ印加した状態で、コントロールゲート51に電圧VCGを印加した場合に、ドレイン53からソース52に向けて電流IDが流れる。なお、ドレイン電圧VDは一定とする。
図5(b)のグラフでは、横軸がコントロールゲート51への印加電圧VCGを、横軸が電流IDを表す。ここで、第1のグラフ55は初期状態を表し、第2のグラフ56は書き込み状態を表す。この例では、浮遊ゲートに電子の無い初期状態55において、コントロールゲート51への印加電圧VCGが1Vを超えると、電流IDが流れ始める。言い換えれば、初期状態において、閾値電圧は1Vである。
次に、浮遊ゲート中に電子が存在する書き込み状態56において、コントロールゲート51に電圧VCGを印加する場合について説明する。この場合、電圧VCGが低いうちは浮遊ゲート中の電子に阻まれ、電圧VCGが6Vを超えたときにやっと電流IDが流れ始める。
したがって、初期状態55を「1」、書き込み状態56を「0」と決めることにより、このMOSトランジスタを1ビットの半導体不揮発性メモリとして使用することが可能である。
ここで、半導体不揮発性メモリとしての、読み出し動作と、消去動作と、書き込み動作について説明する。
まず、読み出し動作としては、上記に説明したとおり、データ線上、すなわちドレイン53とソース52との間、に電流IDが流れるか否かで、ビットが「0」であるか「1」であるかを読み出すことが出来る。
次に、消去動作としては、ソースとドレインに正の電圧を印加することで、浮遊ゲートから電子を抜き出すことが出来る。すなわち、ビットを「1」にすることが出来る。
最後に、書き込み動作としては、その前提として、先に消去状態を行っておく。すなわち、書き込み動作の直前において、ビットは「1」になっているので、「1」を書き込み時にはそのまま何もしない。「0」を書き込むときにのみ、コントロールゲート51に正の電圧を印加し、ビットが「0」と判断される閾値範囲まで浮遊ゲートに電子を注入する。
特開2005−92659号公報 特開2006−260468号公報
EEPROMエミュレーションは、EEPROMの機能を、マイコンなどの半導体装置に内蔵されたフラッシュメモリで代替する技術である。したがって、このフラッシュメモリは、データの書き換えや保存を行うEEPROMのスペックを満たす必要がある。しかし、EEPROMにおけるデータ保持期間が通常は10年以上であるのに対して、フラッシュメモリのデータ保持期間はより短い。
ここで、データ保持期間とは、書き込みデータレベルが経年などの要因によって徐々に劣化する特性を加味した上で、読み出しデータが書き込みデータと同一の値であることが保証される期間を意味する。データ保持期間は、データを保持するメモリとして使用する上で重要なスペック項目である。なお、データ保持期間はデバイスによって異なる。以下、データ保持期間の年数を「X年」と表す。
ここで、書き込みデータレベルの劣化について説明する。図6は、フラッシュメモリにおける書き込みデータレベルの経年変化の一例について説明するためのグラフである。このグラフにおいて、横軸は時間を、縦軸はフラッシュメモリの浮遊ゲートにおける電圧を、それぞれ表す。
書き込み電圧64は、フラッシュメモリにデータを書き込む際にコントロールゲートに印加される電圧を表す。書き込み直後電圧61は、フラッシュメモリにデータを書き込んだ直後における浮遊ゲート電圧を表し、書き込み電圧64に等しい。読み出し電圧66は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが読み出し可能であることが保証されるための、浮遊ゲート電圧の最低値である。リード可能な閾値電圧範囲62は、書き込み電圧64から読み出し電圧66までの範囲に等しい。内部ベリファイ電圧65は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが正しく書き込まれているかどうかを確認するために読み出す際の電圧であり、リード可能な閾値電圧範囲62に含まれる。消去電圧68は、フラッシュメモリに書き込まれたデータを消去する際に、コントロールゲートに印加される電圧を表す。ブランクチェック電圧67は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが消去されていることを確認する際に、コントロールゲートに印加される電圧を表す。リード不可能な閾値電圧範囲63は、読み出し電圧66から、ブランクチェック電圧67までの範囲に等しい。
フラッシュメモリにデータが書き込まれた際に、浮遊ゲートに注入された電子は、時間の経過と共に、エネルギー準位のより低い方へ移動してしまう。その結果、浮遊ゲートにおける電圧、すなわちデータレベルは、図6のグラフのように、時間の経過と共に低下してしまう。データレベルが読み出し電圧66よりも低下してしまうと、そのフラッシュメモリに書き込まれたデータは、たとえ読み出しに成功したとしても、その有効性が失われている。
フラッシュメモリにおけるデータ保持期間としてのX年は、使用ブロックへの初回データ書き込みを起点として、ブロック毎に適用される。したがって、X年が経過する前に書き込みブロックを変更することにより、データ保持期間の起点がリフレッシュされる。すなわち、実質的にX年以上のデータ保持期間を確保することが可能である。
しかし、X年が経過する前に別ブロックへの変更が行われなかった場合は、データ保持スペックを超過してしまう。その結果、フラッシュメモリにおける書き込みデータの有効性が失われてしまう、と言う問題がある。
この問題をより詳細に説明する。EEPROMエミュレーションは、フラッシュメモリに含まれる複数のブロックを使用して、アドレスを変えて最新データを追加書き込みしていく、と言う方法で実現されている。したがって、書き込みブロックの変更は、通常、使用データブロックがデータフルの状態になったタイミングで実施されれば十分である。
しかし、初回の書き込みからデータフルになるまでの期間は、書き込みを行うデータの長さや書き込みを行う頻度に依存する。書き込みデータの長さについては、EEPROMエミュレーション機能が組み込まれるシステムの使用により決定される。その一方で、書き込み頻度は、システムを最終的に使用するユーザの使用環境に依存するため、設計段階で一義的に決めることが出来ない。
これらの理由により、従来技術において、データ保持期間のスペック超過前にブロックチェンジを確実に実行することができない。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による半導体装置は、フラッシュメモリ(74)と、CPU(71)と、データレベルチェック回路とを具備する。ここで、フラッシュメモリ(74)は、EEPROMエミュレーションを行うためのEEPROM代替領域(78)を有する。データレベルチェック回路は、EEPROM代替領域(78)における任意のブロック(103〜105)に書き込まれたデータに対応する電圧レベルと、所定のデータレベルチェック電圧(80)とを比較するためのものである。CPU(71)は、データに対応する電圧レベルが、データレベルチェック電圧(80)を下回った場合に、データを任意のブロック(103〜105)から読み出して他のブロック(103〜105)に書き込むブロックチェンジを実行する。
本発明によるEEPROMエミュレーション方法は、(a)フラッシュメモリ(74)のEEPROM代替領域(78)における任意のブロック(103〜105)に書き込まれたデータに対応する電圧レベルと、所定のデータレベルチェック電圧(80)とを比較するステップと、(b)データに対応する電圧レベルが、データレベルチェック電圧(80)を下回った場合に、データを任意のブロック(103〜105)から読み出して他のブロック(103〜105)に書き込むブロックチェンジを実行するステップとを具備する。
本発明による半導体装置では、フラッシュメモリのEEPROM代替領域における内部ベリファイ電圧と読み出し電圧との間に、データレベルチェック電圧を追加設定している。また、本発明によるEEPROMエミュレーション方法では、データレベルとデータレベルチェック電圧とを比較するデータレベルチェックI/Fを追加している。本発明では、データレベルがデータレベルチェック電圧を下回った場合には、読出しを保証したいデータをフラッシュメモリのEEPROM代替領域内でブロックチェンジする。
図1は、従来技術によるデータ書込・読出制御装置の構成について説明するためのブロック図である。 図2は、従来技術による半導体装置の構成について説明するためのブロック図である。 図3は、図2におけるフラッシュメモリのさらに詳細な構成について説明するための概略図である。 図4は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタの構成について説明するための断面図である。図4(a)は、フラッシュメモリとしての初期状態について説明するための断面図である。図4(b)は、フラッシュメモリとしての書き込み状態について説明するための断面図である。 図5は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタにおける、コントロールゲートへの印加電圧と、その結果として流れる電流との関係について説明するための図である。図5(a)は、フラッシュメモリとして用いられるMOSトランジスタの概略図である。図5(b)は、初期状態と、書き込み状態とにおける、電圧と電流との関係の変化について説明するためのグラフである。 図6は、フラッシュメモリにおける書き込みデータレベルの経年変化の一例について説明するためのグラフである。 図7は、本発明の第1の実施形態による半導体装置の構成について説明するためのブロック図である。 図8は、フラッシュメモリにおける書き込みデータレベルの経年変化の一例について説明するためのグラフである。 図9は、本発明の第1の実施形態による半導体装置における各種ソフトウェアの格納部の構成についてより詳細に説明するためのブロック図である。 図10は、本発明の第1の実施形態による半導体装置の動作、すなわちEEPROMエミュレーション方法における各構成要素間の関係について説明するためのブロック図である。 図11は、本発明の第1の実施形態によるEEPROMエミュレーション方法におけるデータレベルチェックおよびブロックチェンジについて説明するためのフローチャートである。図11(a)は、ユーザ・アプリケーションに基づくユーザ・システムについて説明するためのフローチャートである。図11(b)は、ブロックチェンジを伴うデータ保持期間スペック拡張機能について説明するためのフローチャートである。 図12は、本実施形態における半導体装置における複数のEEPROM代替領域の状態変化について説明するためのブロック図である。図12(a)は、第1のEEPROM代替領域120aに最初のデータ書込みを行ってからX年経過した後の状態を表す。図12(b)は、第1のEEPROM代替領域120bにデータレベルチェックを実行し、データレベルの劣化が判明した状態を表す。図12(c)は、第1のEEPROM代替領域120cから第2のEEPROM代替領域121cにデータのブロックチェンジを行った後の状態を表す。図12(d)は、第1のEEPROM代替領域120cから第2のEEPROM代替領域121dへのブロックチェンジの後、保持期間がリセットされた状態を表す。 図13は、本発明の第2の実施形態における半導体装置の動作、すなわちEEPROMエミュレーション方法におけるデータレベルチェックおよびブロックチェンジについて説明するためのフローチャートである。図13(a)は、ユーザ・アプリケーションに基づくユーザ・システムについて説明するためのフローチャートである。図13(b)は、ブロックチェンジを伴うデータ保持期間スペック拡張機能について説明するためのフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明による半導体装置と、EEPROMエミュレーション方法とを実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図7は、本発明の第1の実施形態による半導体装置の構成について説明するためのブロック図である。この半導体装置は、CPU71と、ファームウエア部72と、フラッシュメモリ部74とを具備する。ファームウエア部72は、データレベルチェックプログラム部73を具備する。フラッシュメモリ部74は、プログラム領域75と、EEPROMエミュレーション・ライブラリ76と、EEPROM代替領域78とを具備する。EEPROMエミュレーション・ライブラリ76は、データレベルチェックI/F(InterFace:インタフェース)77を具備する。
CPU71は、ファームウエア部72と、プログラム領域75と、EEPROMエミュレーション・ライブラリ76とに接続されている。ファームウエア部72はさらに、EEPROM代替領域78に接続されている。
本実施形態による半導体装置の動作、すなわちEEPROMエミュレーション方法について説明する。まず、CPU71は、フラッシュメモリ部74におけるEEPROMエミュレーション・ライブラリから、必要なプログラムを読み出して実行する。次に、その結果として、CPU71は、ファームウエア部72に格納された各種プログラムを読み出し、読み出したプログラムに対応する各種操作をEEPROM代替領域に対して実行する。EEPROM代替領域に対する各種操作には、データの書き込み、データの読み込み、書き込みレベルのベリファイ、データの消去、データレベルのチェック、などが含まれる。
ここで、本実施形態によるデータレベルのチェックについて説明する。なお、本実施形態による半導体装置にたいするデータの書き込み、データの読み込み、書き込みレベルのベリファイおよびデータの消去については、従来技術と同じであるので詳細な説明を省略する。
フラッシュメモリに書き込まれたデータに対応する電圧レベルは、経年劣化を重ねて、最終的には読み出し不可能になる。データレベルのチェックは、この電圧レベルの劣化の具合を調べるために行われる。
EEPROM代替領域78にデータが書き込まれた後、任意のタイミングにおいて、CPU71は、EEPROMエミュレーション・ライブラリ76の中からデータレベルチェックI/F77を読み出して実行する。その結果、CPU71は、ファームウエア72の中からデータレベルチェックプログラム73を読み出して実行する。
データレベルチェックプログラム73が実行されると、フラッシュメモリに含まれるデータレペルチェック回路がデータレベルのチェックを行う。データレベルチェック回路は、従来技術による書き込みレベルベリファイ回路と同様に、フラッシュメモリにおける任意のMOSトランジスタのデータレベル電圧と、所定の閾値電圧とを比較する。なお、閾値電圧の詳細については後述する。
なお、データレベルのチェックを行うタイミングは、本発明による半導体装置が起動中であれば任意のタイミングで良く、特に、ユーザが任意に設定しても良い。
図8は、フラッシュメモリにおける書き込みデータレベルの経年変化の一例について説明するためのグラフである。このグラフにおいて、横軸は時間を、縦軸はフラッシュメモリの浮遊ゲートにおける電圧を、それぞれ表す。
書き込み電圧84は、フラッシュメモリにデータを書き込む際にコントロールゲートに印加される電圧を表す。書き込み直後電圧81は、フラッシュメモリにデータを書き込んだ直後における浮遊ゲート電圧を表し、書き込み電圧84に等しい。読み出し電圧86は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが読み出し可能であることが保証されるための、浮遊ゲート電圧の最低値である。リード可能な閾値電圧範囲82は、書き込み電圧84から読み出し電圧86までの範囲に等しい。内部ベリファイ電圧85は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが正しく書き込まれているかどうかを確認するために読み出す際の電圧であり、リード可能な閾値電圧範囲82に含まれる。データレベルチェック電圧80は、フラッシュメモリに書き込まれたデータのブロックチェンジを行う必要性を判断する基準となる電圧レベルであり、その値は内部ベリファイ電圧85と読み出し電圧86の間に設定されている。消去電圧88は、フラッシュメモリに書き込まれたデータを消去する際に、コントロールゲートに印加される電圧を表す。ブランクチェック電圧87は、フラッシュメモリに書き込まれたデータが消去されていることを確認する際に、コントロールゲートに印加される電圧を表す。リード不可能な閾値電圧範囲83は、読み出し電圧86から、ブランクチェック電圧87までの範囲に等しい。
フラッシュメモリにデータが書き込まれた際に、浮遊ゲートに注入された電子は、時間の経過と共に、エネルギー準位のより低い方へ移動してしまう。その結果、浮遊ゲートにおける電圧、すなわちデータレベルは、図8のグラフのように、時間の経過と共に低下してしまう。データレベルが読み出し電圧86よりも低下してしまうと、そのフラッシュメモリに書き込まれたデータは、たとえ読み出しに成功したとしても、その有効性が失われている。
前述した従来技術による書き込みレベルベリファイ回路は、フラッシュメモリにデータが書き込まれた直後に作動する。書き込みレベルベリファイ回路は、データが書きこれまたMOSトランジスタの浮遊ゲートにおけるデータレベルと、内部ベリファイ電圧85とを比較する。データレベルが内部ベリファイ電圧85以上であれば、データの書き込みが成功していると判断される。反対に、データレベルが内部ベリファイ電圧85未満であれば、データの書き込みが失敗していると判断され、データ書き込みをリトライしたり、このMOSトランジスタを使用不能と判断して別のMOSトランジスタを用いる決定をしたりする必要がある。
同様に、前述した本実施形態によるデータレベルチェック回路は、データが格納されたMOSトランジスタの浮遊ゲートにおけるデータレベルと、データレベルチェック電圧80とを比較する。なお、本実施形態によるデータレベルチェック回路は、書き込みレベルベリファイ回路とは独立した回路であっても良いし、もしくは、書き込みレベルベリファイ回路と一体化されていても構わない。前者の場合は、従来技術による書き込みレベルベリファイ回路の数を2つにして、一方の閾値電圧には従来技術と同じ内部ベリファイ電圧85を用い、他方の閾値電圧にはデータレベルチェック電圧80を用いる。こうすることで、お互いに独立した書き込みレベルベリファイ回路およびデータレベルチェック回路を実現可能である。また、後者の場合は、従来技術による書き込みレベルベリファイ回路を改良して、閾値電圧として内部ベリファイ電圧85またはデータレベルチェック電圧80のいずれかを選択可能とする。こうすることで、一体化された書き込みレベルベリファイ回路およびデータレベルチェック回路を実現可能である。
本発明では、データレベルがデータレベルチェック電圧80を下回ったことが確認された場合に、データレベルの劣化が進んだものと判断し、かつ、対応するデータのブロックチェンジを行う判断をする。なお、データレベルのチェックは、有効性の保証が必要な記憶領域の全てのビットを対象とすることが望ましい。
図9は、本実施形態による半導体装置における各種ソフトウェアの格納部の構成についてより詳細に説明するためのブロック図である。本実施形態の半導体装置は、EEPROMエミュレーション・ライブラリ91aと、ファームウエア部91bとを具備する。なお、EEPROMエミュレーション・ライブラリ91aと、ファームウエア部91bとは、図7におけるEEPROMエミュレーション・ライブラリ76と、ファームウエア部72とにそれぞれ対応する。
EEPROMエミュレーション・ライブラリ91aは、新規フラッシュアクセスI/F92aと、フラッシュメモリ操作I/F94aとを具備する。新規フラッシュアクセスI/F92aは、データレベルチェックI/F93aを具備する。なお、データレベルチェックI/F93aは、図7におけるデータレベルチェックI/F77に対応する。
フラッシュメモリ操作I/F94aは、書き込みI/F95aと、消去I/F96aと、読み出しI/F97aとを具備する。
ファームウエア91bは、新規フラッシュアクセスプログラム92bと、フラッシュメモリ操作プログラム94bとを具備する。新規フラッシュアクセスプログラム92bは、データレベルチェックプログラム93bを具備する。なお、データレベルチェックプログラム93bは、図7におけるデータレベルチェックプログラム73に対応する。
フラッシュメモリ操作プログラム94bは、書き込みプログラム95bと、消去プログラム96bと、読み出しプログラム97bとを具備する。
EEPROMエミュレーション・ライブラリ91aにおける書き込みI/F95aと、消去I/F96aと、読み出しI/F97aとは、従来技術で用いられるものと同じである。すなわち、書き込みI/F95aと、消去I/F96aと、読み出しI/F97aとは、ファームウエア部91bにおける書き込みプログラム95bと、消去プログラム96bと、読み出しプログラム97bとにアクセスするためのモジュールである。
本発明では、従来技術によるEEPROMエミュレーション・ライブラリおよびファームウエア部に、新規フラッシュアクセスI/F92aおよび新規フラッシュアクセスプログラム92bをそれぞれ追加している。ここで、新規フラッシュアクセスI/F92aのデータレベルチェックI/F93aは、新規フラッシュアクセスプログラム92bにおけるデータレベルチェックプログラム93bにアクセスするためのモジュールである。
図10は、本実施形態による半導体装置の動作、すなわちEEPROMエミュレーション方法における各構成要素間の関係について説明するためのブロック図である。本実施形態による半導体装置は、ユーザ・アプリケーション100と、EEPROMエミュレーション・ライブラリ101と、ファームウエア102と、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105とを具備する。ここで、EEPROMエミュレーション・ライブラリ101は、図7におけるEEPROMエミュレーション・ライブラリ76と、図9におけるEEPROMエミュレーション・ライブラリ91aとに対応する。また、ファームウエア102は、図7におけるファームウエア72と、図9におけるファームウエア91bとに対応する。さらに、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105の総数が3つであるのはあくまでも一例であって、他の数であっても構わない。
EEPROMエミュレーション・ライブラリ101は、データレベルチェックI/F106と、フラッシュメモリ操作I/F108とを具備する。ここで、データレベルチェックI/F106は、図7におけるデータレベルチェックI/F77と、図9におけるデータレベルチェックI/F93aとに対応する。また、フラッシュメモリ操作I/F108は、図9におけるフラッシュメモリ操作I/F94aに対応する。
また、ファームウエア102は、データレベルチェックプログラム107と、フラッシュメモリ操作プログラム109とを具備する。ここで、データレベルチェックプログラム107は、図7におけるデータレベルチェックプログラム73と、図9におけるデータレベルチェックプログラム93bとに対応する。また、フラッシュメモリ操作プログラム109は、図9におけるフラッシュメモリ操作プログラム94bに対応する。
データレベルチェックI/F106は、ユーザ・アプリケーション100と、データレベルチェックプログラム107とに接続されている。データレベルチェックプログラム107は、さらに、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105に接続されている。
フラッシュメモリ操作I/F108は、ユーザ・アプリケーション100と、フラッシュメモリ操作プログラム109とに接続されている。フラッシュメモリ操作プログラム109は、さらに、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105に接続されている。
ここで、本実施形態による半導体装置におけるフラッシュメモリ操作方法について説明する。なお、このフラッシュメモリ操作方法は、従来技術と同様である。
まず、任意のタイミングで、ユーザ・アプリケーション部100が、EEPROMエミュレーション・ライブラリ部101の、フラッシュメモリ操作I/F部108にアクセスする。
次に、フラッシュメモリ操作I/F部108は、ファームウエア102内のフラッシュメモリ操作プログラム109にアクセスする。
次に、フラッシュメモリ操作プログラム109は、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105の中で、現在使用されているEEPROM代替領域に対して、データの書き込み、消去、読み出しなどを実行する。
次に、データの書き込み、消去、読み出しなどを実行した結果を、フラッシュメモリ操作プログラム109がフラッシュメモリ操作I/F108に応答する。
最後に、データの書き込み、消去、読み出しなどを実行した結果を、フラッシュメモリ操作I/F108が、ユーザ・アプリケーション100に応答する。
ここで、本実施形態による半導体装置におけるデータレベルチェック方法について説明する。
まず、任意のタイミングにおいて、ユーザ・アプリケーション部100が、EEPROMエミュレーション・ライブラリ101内のデータレベルチェックI/F部108にアクセスする。なお、このタイミングは、フラッシュメモリ操作のタイミングに関係なく、本実施形態による半導体装置のシステム起動中における任意のタイミングで良い。
次に、データレベルチェックI/F部106が、ファームウエア部102内のデータレベルチェックプログラム107にアクセスする。
次に、データレベルチェックプログラム107が、第1〜第3のEEPROM代替領域103〜105の中で、現在使用されているEEPROM代替領域に対して、書き込みデータのレベルチェックを実行する。
次に、書き込みデータのレベルチェックを実行した結果を、データレベルチェックプログラム107が、EEPROMエミュレーション・ライブラリ内のデータレベルチェックI/F106に応答する。
次に、書き込みデータのレベルチェックを実行した結果を、データレベルチェックI/F106が、ユーザ・アプリケーション100に応答する。
最後に、ユーザ・アプリケーション100が、書き込みデータのレベルチェックを実行した結果に基づいて、データ保持期間のリフレッシュを実行してブロックチェンジを行う必要があるか否かを判断する。この必要があると判断された場合は、さらに、ブロックチェンジを実行する。
図11は、本実施形態によるEEPROMエミュレーション方法におけるデータレベルチェックおよびブロックチェンジについて説明するためのフローチャートである。図11(a)は、ユーザ・アプリケーションに基づくユーザ・システムについて説明するためのフローチャートである。図11(b)は、ブロックチェンジを伴うデータ保持期間スペック拡張機能について説明するためのフローチャートである。
ユーザ・システムのフローチャートは、合計6つのステップS111a〜S116aを具備する。データ保持期間スペック拡張機能のフローチャートは、合計5つのステップS111b〜S115bを具備する。
ステップS111aでは、ユーザ・システムが起動する。ステップS111aの次には、ステップS112aが実行される。
ステップS112aでは、ユーザ・アプリケーション内の任意のタイミングで、データ保持期間スペック拡張機能を読み出し、これを実行するか否かを判断する。この判断の結果、データ保持期間スペック拡張機能を実行する場合は、この次にステップS113aが実行される。ユーザ・システムにおけるステップS113aは、データ保持期間スペック拡張機能におけるステップS111b〜S112bに対応する。なお、データ保持期間スペック拡張機能を実行しない場合は、この次にステップS114aが実行される。ここで、ユーザ・システムにおけるステップS114aは、データ保持期間スペック拡張機能におけるステップS115bに対応する。
ステップS113aでは、データレベルチェックを実行する。この次には、ステップS115aが実行される。ここで、ユーザ・システムにおけるステップS115aは、データ保持期間スペック拡張機能におけるステップS113bに対応する。
ステップS115aでは、データレベルチェックの結果を判断する。チェックしたデータレベルに問題が無ければ、次にステップS114aが実行される。チェックしたデータレベルに問題があれば、次にステップS116aが実行される。なお、ユーザ・システムにおけるステップS116aは、データ保持期間スペック拡張機能におけるステップS114bに対応する。ただし、万が一、チェックしたデータレベルが読み出し電圧86を下回っていた場合は、既にそのデータが消失している可能性があるので、データの初期化を行うことが望ましい。例えば、図示されないメモリ領域に、デフォルトデータを格納しておいても良い。
ステップS116aでは、ブロックチェンジを実行する。この次には、ステップS114aが実行される。
ステップS114aでは、制御がユーザ・アプリケーションに戻される。この次には、ステップS112aに戻る。
図12は、本実施形態における半導体装置における複数のEEPROM代替領域の状態変化について説明するためのブロック図である。図12(a)は、第1のEEPROM代替領域120aに最初のデータ書込みを行ってからX年経過した後の状態を表す。図12(b)は、第1のEEPROM代替領域120bにデータレベルチェックを実行し、データレベルの劣化が判明した状態を表す。図12(c)は、第1のEEPROM代替領域120cから第2のEEPROM代替領域121cにデータのブロックチェンジを行った後の状態を表す。図12(d)は、第1のEEPROM代替領域120cから第2のEEPROM代替領域121dへのブロックチェンジの後、保持期間がリセットされた状態を表す。
以上に説明したように、本発明による半導体装置にはデータレベルチェックI/Fを追加した。また、本発明によるEEPROMエミュレーション方法にはデータ保持期間スペック拡張機能を追加した。その結果、EEPROM代替領域として用いられるフラッシュメモリにおける各ブロックについて、データを書き込んだ後、ユーザは任意のタイミングでデータの劣化状態を確認することが可能となる。また、確認されたデータの劣化状態に基づいて、適宜、EEPROM代替領域として用いられるフラッシュメモリにおけるブロックチェンジを行うことによって、データ更新頻度が低いシステムにおいても、データ保持期間の起点をリフレッシュすることが可能となる。
(第2の実施形態)
図13は、本発明の第2の実施形態における半導体装置の動作、すなわちEEPROMエミュレーション方法におけるデータレベルチェックおよびブロックチェンジについて説明するためのフローチャートである。図13(a)は、ユーザ・アプリケーションに基づくユーザ・システムについて説明するためのフローチャートである。図13(b)は、ブロックチェンジを伴うデータ保持期間スペック拡張機能について説明するためのフローチャートである。
本実施形態によるEEPROMエミュレーション方法におけるユーザ・システムは、合計4つのステップS131a〜S134aを具備する。
本実施形態によるEEPROMエミュレーション方法におけるデータ保持期間スペック拡張機能は、合計6つのステップS131b〜S136bを具備する。
本実施形態と、本発明の第1の実施形態との違いは、以下の1点のみである。すなわち、データレベルのチェックでエラーが発生した場合に実行するブロックチェンジを、本発明の第1の実施形態ではユーザ・システムの制御下で行うが、本実施形態ではデータ保持期間スペック拡張機能の制御下で行う。
本実施形態による、図13におけるステップS131a、S132a、S134a、S131b〜S135bは、第1の実施形態による、図11におけるステップS111b、S112b、S134b、S111b〜S115bにそれぞれ対応する。また、本実施形態によるステップS133aは、第1の実施形態によるステップS113a〜S116aをまとめたものに等しい。
本実施形態による、図13のステップS133bにおいてデータレベルにエラーが認められた場合、ステップS136bにおいて、データ保持期間スペック拡張機能の制御下で必要なブロックチェンジを行う。
本実施形態のその他の構成要素については、本発明の第1の実施形態と同じであるので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、データレベルチェック結果に基づいたブロックチェンジの実行機能をフラッシュマイコン側に持たせている。このことにより、ユーザアプリ側の負荷が軽減される。また、自動実行によりブロックチェンジを確実に実行されることにより、チェンジミスによる、保持期間超過を防ぐことが出来る。
10 データ書込・読出制御装置
11 フラッシュメモリ
12 CPU
13 ROM
20 半導体装置
21 CPU
22 フラッシュメモリ
23 プログラム領域
24 EEPROM代替領域
25 フラッシュコントローラ
26 RAM
27 周辺マクロ
30 フラッシュメモリ
31 データ長格納領域
32 データ格納領域
32a〜32g セクション
33 空き領域
41a、41b コントロールゲート
42a、42b 浮遊ゲート
43a、43b ソース
44a、44b ドレイン
51 コントロールゲート
52 ソース
53 ドレイン
54 電流
55 初期状態のグラフ
56 書き込み状態のグラフ
61、81 書き込み直後電圧
62、82 リード可能な閾値電圧範囲
63、83 リード不可能な閾値電圧範囲
64、84 書き込み電圧
65、85 内部ベリファイ電圧
66、86 読み出し電圧
67、87 ブランクチェック電圧
68、88 消去電圧
69、89 読み出し保証期間
71 CPU
72 ファームウエア
73 データレベルチェックプログラム
74 フラッシュメモリ
75 プログラム領域
76 EEPROMエミュレーション・ライブラリ
77 データレベルチェックI/F
78 EEPROM代替領域
80 データレベルチェック電圧
91a EEPROMエミュレーション・ライブラリ
92a 新規フラッシュアクセスI/F
93a データレベルチェックI/F
94a フラッシュメモリ操作I/F
95a 書き込みI/F
96a 消去I/F
97a 読み出しI/F
91b ファームウエア
92b 新規フラッシュアクセスプログラム
93b データレベルチェックプログラム
94b フラッシュメモリ操作プログラム
95b 書き込みプログラム
96b 消去プログラム
97b 読み出しプログラム
100 ユーザ・アプリケーション
101 EEPROMエミュレーション・ライブラリ
106 データレベルチェックI/F
108 フラッシュメモリ操作I/F
102 ファームウエア
107 データレベルチェックプログラム
109 フラッシュメモリ操作プログラム
103 フラッシュメモリ1(EEPROM代替領域)
104 フラッシュメモリ2(EEPROM代替領域)
105 フラッシュメモリ3(EEPROM代替領域)
120a〜122a、120b〜122b、120c〜122c ブロック

Claims (10)

  1. EEPROMエミュレーションを行うためのEEPROM代替領域を有するフラッシュメモリと、
    CPUと、
    前記EEPROM代替領域における任意のブロックに書き込まれたデータに対応する電圧レベルと、所定のデータレベルチェック電圧とを比較するためのデータレベルチェック回路と
    を具備し、
    前記CPUは、前記データに対応する電圧レベルが、前記データレベルチェック電圧を下回った場合に、前記データを前記任意のブロックから読み出して他のブロックに書き込むブロックチェンジを実行する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記CPUが、前記フラッシュメモリにおいて、データの書き込みおよび読出しをブロック単位で行うためのフラッシュメモリ操作プログラムと、前記CPUが、前記データレベルチェック回路を制御するためのデータレベルチェックプログラムとを有するファームウエア
    をさらに具備し、
    前記フラッシュメモリは、
    前記CPUが実行するための所定のユーザ・アプリケーションを格納するプログラム領域と、
    前記CPUが前記ファームウエアを呼び出してEEPROMエミュレーションを実行するためのEEPROMエミュレーション・ライブラリ
    をさらに具備し、
    前記ユーザ・アプリケーションは、前記フラッシュメモリ操作プログラムを呼び出して実行可能であり、
    前記ユーザ・アプリケーションは、前記フラッシュメモリ操作プログラムとは独立した任意のタイミングで、前記ブロックチェンジを呼び出して実行可能である
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記フラッシュメモリ操作プログラムは、
    前記ブロックチェンジにおいて、前記データを前記任意のブロックから読み出した後、前記任意のブロックを消去するための消去プログラム
    をさらに具備する
    半導体装置。
  4. 請求項2または3に記載の半導体装置において、
    前記データレベルチェックプログラムにおいて、前記任意のブロックに書き込まれたデータに対応する全てのビットについて、前記比較を行う
    半導体装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記フラッシュメモリは、
    前記データに対応する電圧レベルが、前記フラッシュメモリに設定されたリード可能な閾値電圧範囲から外れていた場合に、前記データを書き換えるためのデフォルトデータ
    をさらに具備する
    半導体装置。
  6. (a)フラッシュメモリのEEPROM代替領域における任意のブロックに書き込まれたデータに対応する電圧レベルと、所定のデータレベルチェック電圧とを比較するステップと、
    (b)前記データに対応する電圧レベルが、前記データレベルチェック電圧を下回った場合に、前記データを前記任意のブロックから読み出して他のブロックに書き込むブロックチェンジを実行するステップと
    を具備する
    EEPROMエミュレーション方法。
  7. 請求項6に記載のEEPROMエミュレーション方法において、
    (c)所定のユーザ・アプリケーションを実行するステップ
    をさらに具備し、
    前記ステップ(c)は、
    (c−1)前記EEPROM代替領域における任意のブロックにデータを書き込むステップと、
    (c−2)前記任意のブロックに書き込まれた前記データを前記EEPROM代替領域から読み出すステップと、
    (c−3)前記ステップ(c−1)および(c−2)とは独立した任意のタイミングにおいて、前記ステップ(a)を実行するステップ
    を具備する
    EEPROMエミュレーション方法。
  8. 請求項6または7に記載のEEPROMエミュレーション方法において、
    前記ステップ(b)は、
    (b−1)前記データを前記任意のブロックから読み出した後、前記任意のブロックを消去するステップ
    を具備する
    EEPROMエミュレーション方法。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載のEEPROMエミュレーション方法において、
    前記ステップ(a)は、
    (a−1)前記任意のブロックに書き込まれたデータに対応する全てのビットについて、前記比較を行うステップ
    を具備する
    EEPROMエミュレーション方法。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載のEEPROMエミュレーション方法において、
    前記ステップ(b)は、
    (b−2)前記データに対応する電圧レベルが、前記フラッシュメモリに設定されたリード可能な閾値電圧範囲から外れていた場合、前記データを所定のデフォルトデータに書き換えるステップ
    を具備する
    EEPROMエミュレーション方法。
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