JP2011002474A - 光送信モジュールとその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】EADFBレーザにおいて、モニタ用EA変調器の吸収電流をもとに、モジュール温度を検出する。
【解決手段】分布帰還型レーザ101と、分布帰還型レーザ101の一方の端面101aから出射された光が入射されてこの光を変調して光信号Sを出力する光変調用の電界吸収型変調器102と、分布帰還型レーザ101の他方の端面101bから出射された光が入射されるモニタ用の電界吸収型変調器103と、電気的分離部104,015とが、同一の半導体基板上にモノリシック集積して光送信モジュール100が形成されている。モニタ用のEA変調器103に吸収される吸収電流を検出することにより、モジュール温度を検出でき、光信号Sを予め決めた規定パワーとするのに必要な制御をすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブロードバンドサービスで用いられている光通信において、局舎間の光通信に用いられている、光送信用トランシーバの内部にある、半導体レーザと半導体光変調器からなる光送信モジュールとその制御方法に関わるもので、またこの制御方法を利用した光送信用トランシーバに関わるものである。
我々の生活は、環境負荷によって成り立っている。近年のインターネットやデータトラフィックの増大に伴い、ブロードバンドにおける光通信中継局舎数が急速に増加している。環境負荷の低減を目指し今後の技術の進化の方向を考えると、2つの方向をあげることができる。
1つは長距離伝送が可能な光送信モジュールを用いて、中継局舎の数を減らすこと。2つは通常用いられている光送信モジュール自体の消費電力を削減すること。今後の技術進化はこの2つの達成を目指していくと考えられる。
現在、市場導入されている、10Gb/s通信速度の光通信送信モジュールについて考えた場合、その伝送距離によって使用する半導体レーザの種類が異なっている。
伝送距離が10km以下の光通信においては直接変調型DFB半導体レーザ (directly modulated DFB laser、以下DMLと称する) と呼ばれるレーザが用いられている。一方伝送距離が10km以上80km以下の光通信においては、電界吸収型(EA:Electro-absorption)変調器と光源である分布帰還型半導体レーザ(Distributed Feedback laser :DFB-LD)をモノリシック集積したEADFB(electroabsorption modulator integrated DFB)レーザが用いられている。
伝送可能な距離は、光波形を伝送していく際にそのパルスが伝送に応じて拡がっていくという効果がボトルネックになり決定されるが、上記EADFB、即ち、EML(Electro-absorption Modulator integrated Laser Diode:EA変調器集積型半導体レーザ)、はDMLに比べ生成波形の劣化がしにくいために比較的長距離まで伝送が可能という特徴がある。
従来技術(現在市場導入されている技術)においては、半導体レーザは安定して動作させるためにその温度が一定になるように保たれた状態で使用されている。温度を一定にするためのペルチェ素子(光通信用モジュールの中にあるクーラー)の上に半導体レーザを乗せ、その付近にサーミスタと呼ばれる温度をセンサするための部品を置き、サーミスタの温度を見ながらペルチェ素子で温度を制御することで半導体レーザの温度が一定になるように制御されている。
上記の方法、即ちサーミスタにより温度をセンシングして、ペルチェ素子で温度制御する方法において、光通信送信器モジュール内の消費電力を考えると、半導体素子の消費電力が0.3W程度であるのに対し、ペルチェ素子の消費電力は0.5〜1W程度であり、光通信送信器モジュール内の大半の消費電力が動作温度を一定に保つために使われている。
上記のように半導体素子の消費電力に対してペルチェ素子の消費電力が大きいという理由のために、動作温度調整をすることをやめれば光通信送信器モジュールの消費電力の大半を削除できることが分かる。
近年、広い温度範囲で特性が劣化しない半導体レーザを研究開発することで、半導体レーザの低消費電力・ペルチェレス動作(uncooled operation)を実現し徐々に市場投入され始めている。
1.3μmの波長のDML (非特許文献1参照)及び、1.55μmの波長のEADFBレーザ (非特許文献2参照)において、ペルチェレス(ペルチェ素子を用いないよう)にして冷却動作を行わない所謂uncooled動作の素子の報告がされている。
学会報告された上記非特許文献1,2においては、広い温度範囲で動作するDML、及びEADFBレーザについて述べている。実際に温度を変えて素子の特性を評価する際は、従来のようにペルチェ素子で温度を変え、サーミスタで温度を読んで実験を行っている。
だが、ペルチェレスの、即ちペルチェ素子を用いない光通信モジュールを商品レベルで実現するためには、ペルチェ素子が無い状態で、変動するモジュール内の温度を随時モニタし、素子の制御にフィードバックする必要がある。
実際にペルチェレスで動作温度が常に変化している状態で半導体デバイスを動作させる場合の方法について従来から考えられている方法を述べる。
DMLにおいてはまず広い温度範囲で動作する半導体レーザを作製し、まず、各温度で使用する条件を調べておく。これを調べる際は、ペルチェ素子有り、サーミスタ有りの状態で温度をペルチェ素子で変化させ、サーミスタでそのときの温度を読み、DMLの実験条件を調べる。
具体的には、注入電流ILDと変調振幅電流IPPを調べる必要がある。
その後、ペルチェ素子をモジュールから取り除き、温度だけを読み、その温度に対して上記の注入電流ILDと変調振幅電流IPPを調整する。この時温度を読む方法はサーミスタを用いる。
一方EADFBレーザの場合は、DMLを使用する場合に対して、制御に必要なパラメータ数が異なる。
DML同様ペルチェ素子有り、サーミスタ有りの状態で、温度を変化させ、各温度でEADFBレーザの動作する条件を事前に調べる。何を調べるかは表1に記す。
Figure 2011002474
実際にEADFBレーザ(EMLと同じ意味)を動作させる場合には、各温度に対してDFB部に注入する注入電流ILD、EA変調器のDCバイアス電圧Vdc、EA変調器の変調振幅電圧Vppを変化させる必要がある。
よって事前に各温度で動作条件を調べ、その後ペルチェ素子を取り除き、温度をモニタして動作条件を合わせる必要がある。
近年、温度変化に対して、変調振幅電圧Vppは一定に保ったまま、DCバイアス電圧Vdcのみを変化させることで広い温度範囲で動作させることが可能なEADFBレーザを実現したという報告がされている(1.3mm及び1.55mmの波長両方) (非特許文献3,4参照)。
これらの素子を用いれば、温度をモニタして、変調振幅バイアス電圧Vppは一定に保ったままDCバイアス電圧Vdcのみを変化させれば、ペルチェレス動作が実現可能である。
ペルチェレスの上記の従来技術は、温度センサとしてサーミスタを用いているため、サーミスタを半導体レーザ近くに置くための台となる部品を大きくつくる必要があった。
サーミスタを用いないで、EADFBレーザの温度をセンサリングする方法があれば、部品個数の削減、現在のモジュールの小型化といった意味で有効な技術であると考えられる。
本発明の目的は、光送信モジュール内部の温度をセンサするために従来必要だった、サーミスタを用いることなく、モジュール内部の温度を調べることができる、光送信用モジュールとその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の光送信モジュールに係る構成は、
分布帰還型レーザと、
前記分布帰還型レーザから出力された光を変調して光信号を出力する光変調用の電界吸収型変調器と、
温度を検出するためのモニタ用の電界吸収型変調器とが、
同一の半導体基板上にモノリシック集積して形成されていることを特徴とする。
また本発明の光送信モジュールに係る構成は、
分布帰還型レーザと、
前記分布帰還型レーザの一方の端面から出射された光が入射されてこの光を変調して光信号を出力する光変調用の電界吸収型変調器と、
前記分布帰還型レーザの他方の端面から出射された光が入射されるモニタ用の電界吸収型変調器と
前記分布帰還型レーザと前記光変調用の電界吸収型変調器とを電気的に分離する第1の電気的分離部と、
前記分布帰還型レーザと前記モニタ用の電界吸収型変調器とを電気的に分離する第2の電気的分離部とが、
同一の半導体基板上にモノリシック集積して形成されていることを特徴とする。
また本発明の光送信モジュールの制御方法に係る構成は、
前記光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した一定値のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときにおける、前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第1の関係データと、
前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各吸収電流の値に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第2の関係データを予め設定しておき、
前記モニタ用の電界吸収型変調器に前記モニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値を検出し、
検出した吸収電流の値を第1の関係データに適用することによりこの吸収電流に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した吸収電流の値を第2の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第1及び第2の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第1及び第2の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする。
また本発明の光送信モジュールの制御方法に係る構成は、
前記光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した第1のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される第1の吸収電流の値と、前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した第2のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される第2の吸収電流の値との偏差である偏差吸収電流値と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第3の関係データと、
前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各偏差吸収電流値に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第4の関係データを予め設定しておき、
前記モニタ用の電界吸収型変調器に第1の前記モニタ用のDCバイアス電圧と第2の前記モニタ用のDCバイアス電圧を印加することにより前記偏差吸収電流値を検出し、
検出した偏差吸収電流値を第3の関係データに適用することによりこの偏差吸収電流値に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した偏差吸収電流値を第4の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第3及び第4の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第3及び第4の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする。
また本発明の光送信モジュールの制御方法に係る構成は、
前記光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
前記光送信モジュールの各温度において、前記モニタ用の電界吸収型変調器に印加されるモニタ用のDCバイアス電圧の値を順次変化させたときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値の変化状態を示す特性曲線と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第5の関係データと、
前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各特性曲線に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第6の関係データを予め設定しておき、
前記モニタ用の電界吸収型変調器に印加する前記モニタ用のDCバイアス電圧を順次変化させたときの前記吸収電流の値の変化を検出して、このときのDCバイアス電圧の変化に対する前記吸収電流の変化を示す特性曲線を検出し、
検出した特性曲線を第5の関係データに適用することによりこの特性曲線に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した特性曲線を第6の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第5及び第6の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第5及び第6の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする光送信モジュールの制御方法。
本発明によれば、モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値をもとに、光送信モジュールの温度を検出することができるため、サーミスタを用いることなくモジュール内部の温度を調べることができ、モジュール部品個数の削減・小型化・低コスト化に貢献することが出来る。
本発明の実施例1に係る光送信モジュールを示す構成図。 本発明の実施例2〜実施例4に係る光送信用トランシーバを示す構成図。 モニタ用のEA変調器におけるDCバイアス電圧と吸収電流との関係を示す特性図。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
本発明の実施例1として、光送信用トランシーバの構成要素となる光送信モジュールを、図1を参照して説明する。
図1に示すように、実施例1に係る光送信モジュール100は、分布帰還型(Distributed Feedback :DFB)レーザ101と、光変調用の電界吸収型(Electro-absorption: EA)変調器102と、モニタ用の電界吸収型(Electro-absorption: EA)変調器103を、モノリシック集積して形成されている。
しかも、DFBレーザ101と光変調用のEA変調器102との間には、電気的分離部104がモノリシック形成されており、DFBレーザ101とモニタ用のEA変調器103との間には、電気的分離部105がモノリシック形成されている。
これにより、DFBレーザ101と光変調用のEA変調器102との間の電気的分離がとられると共に、DFBレーザ101とモニタ用のEA変調器103との間の電気的分離がとられている。
結局、同一の半導体基板上に、DFBレーザ101と、光変調用のEA変調器102と、モニタ用のEA変調器103と、電気的分離部104,105がモノリシック集積して形成されている。
DFBレーザ101が発振駆動すると、DFBレーザ101の一方(図1では右側)の出射端面101aからは、通信用の光が出力され、この光はEA変調器102により強度変調され、強度変調された光がEA変調器102から光信号Sとして出力される。
また、DFBレーザ101の他方(図1では左側)の出射端面101bからは、モニタ用の光が出力され、この光はEA変調器103に入射される。
光送信モジュール100の各機能部の長さ(光の進行方向に沿う長さ)は、DFBレーザ101は450μm、EA変調器102は200μm、EA変調器103は100μm、電気的分離部104,105はそれぞれ50μmとなっている。
上記の光送信モジュール100の作製方法を以下に示す。
[1]n-InP基板にLD活性層になる結晶を成長する。結晶はInGaAlAs及びInGaAsP系材料からなる結晶を用いた。
[2]DFB部となる部分をSiO2もしくは、レジストで覆い、エッチングによりそれ以外の箇所を除去し、EA変調器部(InGaAsPもしくはInGaAlAs系材料)をBJ(バットジョイント)接続する。
[3]DFB部となる部分に回折格子を形成する。
[4]p-InP及びInGaAsP系材料のコンタクト層からなるオーバークラッド層を結晶全面に成長する。
[5]リッジ導波路をドライエッチングにより形成し、電気分離部のコンタクト層を除去する。
[6]リッジ導波路の土手をBCBや低容量材料で埋込み、導波路の上部にパッド金属を形成する。
[7]作製された半導体デバイスをへき開し、両端面にARコートをする。
なお、上記作製方法により構成されたもの(これを「第1の構成」と称する)の他、上記第1の構成の形のまま、電気的な分離部をBJ法などによりノンドープのコア層を接続したもの(これを「第2の構成」と称する)を、光送信器モジュール100の構成として採用することもできる。
第2の構成の光送信モジュール100の作製方法を以下に示す。
[1]n-InP基板にLD活性層になる結晶を成長する。結晶はInGaAlAs及びInGaAsP系材料からなる結晶を用いた。
[2]DFB部となる部分をSiO2もしくは、レジストで覆い、エッチングによりそれ以外の箇所を除去し、EA変調器部(InGaAsPもしくはInGaAlAs系材料)をBJ(バットジョイント)接続する。
[3]DFB部とEA部の間の50mmの領域を[2]と同じ方法で除去し電気分離のためのノンドープのInGaAlAs及びInGaAsP系材料でBJ接続する。
[4]DFB部となる部分に回折格子を形成する。
[5]p-InP及びInGaAsP系材料のコンタクト層からなるオーバークラッド層を結晶全面に成長する。
[6]リッジ導波路をドライエッチングにより形成し、電気分離部のコンタクト層を除去する。
[7]リッジ導波路の土手をBCBや低容量材料で埋込み、導波路の上部にパッド金属を形成する。
[8]作製された半導体デバイスをへき開し、両端面にARコートをする。
次に実施例2として、実施例1の光送信モジュールを備えた光送信用トランシーバについて、光送信モジュールの制御方法と共に説明する。
図2は、実施例2に係る光送信用トランシーバ1000の機能ブロックを示す概略構成図である。
この光送信用トランシーバ1000は、光送信モジュール100と、駆動回路200と、制御回路300と、電流検出センサ310を主要部材として構成している。
光送信モジュール100は、図1に示す実施例1のものと同じであり、DFBレーザ101と2つのEA変調器102,103を有している。
なお、この光送信モジュール100には、従来の光送信モジュールとは異なり、サーミスタ等の温度センサやペルチェ素子は備えられていない。
駆動回路200は、変調振幅電圧出力部201と、DCバイアス電圧出力部202と、注入電流出力部203と、DCバイアス電圧出力部204を有している。
変調振幅電圧出力部201は変調振幅電圧Vppを出力し、DCバイアス電圧出力部202はDCバイアス電圧Vdcを出力する。変調振幅電圧VppがDCバイアス電圧Vdcに重畳して駆動電圧VEAとなる。この駆動電圧VEAが光変調用のEA変調器102に印加されることにより、EA変調器102が変調動作をする。
注入電流出力部203は注入電流ILDを出力し、この注入電流ILDがDFBレーザ101に注入されると、DFBレーザ101は発振動作をしてレーザ光を、EA変調器102及びEA変調器103に向けて出射する。
本例では、注入電流ILDの値を一定値、例えば100mAとしている。
DCバイアス電圧出力部204はDCバイアス電圧VRをモニタ用のEA変調器103に印加する。そうするとEA変調器103には吸収電流IRが流入していく。
本例では、DCバイアス電圧VRの値を一定値、例えば−3Vとしている。
DCバイアス電圧VRの値を一定値にしていた場合、EA変調器103に流入する(吸収される)吸収電流IRの値は、後述するように、光送信モジュール100の温度に応じて変化する。
制御回路300は、吸収電流値判定部301と、演算制御部302と、データメモリ部303を有している。
更に、EA変調器103に吸収される(流入する)吸収電流IRの電流値を検出する電流検出センサ310が配置されている。
電流検出センサ310は、EA変調器103に吸収される吸収電流IRの電流値を検出し、検出値をデータとして有する電流値検出信号Kを、吸収電流値判定部301に送出する。
吸収電流判定部301は、電流値検出信号Kを基に、吸収電流IRの電流値を判定する。
データメモリ部303には、表2に示す関係データD1と、表3に示す関係データD2が予め記憶されている。
Figure 2011002474
Figure 2011002474
表2に示す関係データD1は、光送信モジュール100の温度Tが変化した場合に、各温度Tにおいて、モニタ用のEA変調器103に吸収される吸収電流IRの値を示したものである。
この関係データD1は、予め実験により、光送信モジュール100の温度を意図的に変化させていったときに、EA変調器103に吸収される吸収電流IRの値を測定することにより求めたものである。
表3に示す関係データD2は、光送信モジュール100の温度Tが変化することに応じて吸収電流IRの値が変化した場合に、各吸収電流IRの値(各吸収電流IRに対応した各温度T)において、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように値を設定した、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を示したものである。
この関係データD2は、予め実験により、光送信モジュール100の温度を意図的に変化させていって吸収電流IRの値を変化させていったときに、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を設定して求めたものである。
演算制御部302は、関係データD1を参照して、吸収電流判定部301により判定した吸収電流IRの電流値に対応した温度を判定する。
更に、演算制御部302は、判定した温度に対応した吸収電流IRの値を、関係データD2に適用することにより、判定した温度に対応した吸収電流IRに応じて設定した、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を求める。
そして、演算制御部302は、DCバイアス電圧出力部202から出力されるDCバイアス電圧Vdcの実際の値が、関係データD1,D2を参照して求めたDCバイアス電圧Vdcの電圧値になるように、DCバイアス電圧出力部202の出力電圧を制御する。
また、演算制御部302は、変調振幅電圧出力部201から出力される変調振幅電圧VPPの実際の値が、関係データD1,D2を参照して求めた変調振幅電圧VPPの電圧値になるように、変調振幅電圧出力部201の出力電圧を制御する。
例えば、8.9mAの吸収電流IRが流れた時には、関係データD1を参照することにより、光送信モジュール100内の温度は45℃であると推測でき、この温度(45℃)を関係データD2に適用して、DCバイアス電圧Vdcを-2.6Vに設定すると共に、変調振幅電圧Vppを1.8Vに設定して、EA変調器102に入力する。
同様にして、吸収電流IRの測定値が変化したときにも、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるような、EA変調器102に入力するDCバイアス電圧Vdcの値及び変調振幅電圧Vppの値を決定することができる。
その結果、ペルチェ素子及びサーミスタ素子の無い状態で、-25〜100℃の温度範囲で、光信号Sの平均出力パワーを予め決めた規定パワーに維持しつつ、SMF80km伝送という良好な特性結果が得られた。
なお、表2に示す関係データD1においては、20℃刻みで電流を調べているが、実際は、5℃刻み以下で電流値を調べる。その結果、8.0mAなどの中途半端な値の場合にも最適なDCバイアス電圧Vdc、変調振幅電圧Vppを入手できる。
表2で調べきれていない電流値を読んだ場合は、実測値と一番近い値の電流値のDCバイアス電圧Vdc、変調振幅電圧Vppに合わせる。
表2を作成する際に、0℃付近及び65℃付近で同一の電流値になる場合は、注入電流ILDを変化させる。注入電流ILDを100mAから150mAに変化させた場合に、電流増加量が多い方が温度が低い、つまり0℃付近であるとして決定する。
[実施例2の変形例]
なお上述したようにして、DCバイアス電圧Vdcの値と、変調振幅電圧VPPの値を制御していったとしても、光信号Sの平均出力パワーが、予め決めた規定パワーに対して5%以上低下した場合には、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように、DFBレーザ101に供給する注入電流ILDの値を増加していくようにすることもできる。
次に実施例3に係る光送信用トランシーバについて、光送信モジュールの制御方法と共に説明する。実施例3の光送信用トランシーバの装置構成(ハードウエア構成)は、図2に示す実施例2のものと同様である。
ただし、データメモリ部303に記憶している関係データと、演算制御部302での演算・制御手法は、実施例2のものと異なっている。
したがって、図2に示す構成図を参照しつつ、実施例2と異なる部分を中心に説明をする。
実施例3では、データメモリ部303には、表4に示す関係データD3と、表5に示す関係データD4が予め記憶されている。
また制御回路300の演算制御部302により、駆動回路200のDCバイアス電圧出力部204から出力されるDCバイアス電圧VRの値を制御できるようになっている。
Figure 2011002474
Figure 2011002474
表4に示す関係データD3は、光送信モジュール100の温度Tが変化した場合に、各温度Tにおいて、DCバイアス電圧VRの電圧値を第1のDCバイアス電圧値VR1(例えば−3.0V)としたときにモニタ用のEA変調器103に吸収される第1の吸収電流値IR1と、DCバイアス電圧VRの電圧値を第2のDCバイアス電圧値VR2(例えば−2.0V)としたときにモニタ用のEA変調器103に吸収される第2の吸収電流値IR21との偏差である偏差吸収電流値ΔIRを示したものである。
この関係データD3は、予め実験により、光送信モジュール100の温度を意図的に変化させていったときに、DCバイアス電圧を第1のDCバイアス電圧値VR1(例えば−3.0V)としたときにモニタ用のEA変調器103に吸収される第1の吸収電流値IR1を測定すると共に、DCバイアス電圧VRの電圧値を第2のDCバイアス電圧値VR2(例えば−2.0V)としたときにモニタ用のEA変調器103に吸収される第2の吸収電流値IR21を測定し、両吸収電流値の偏差を演算して偏差吸収電流値ΔIRを求めたものである。
表5に示す関係データD4は、光送信モジュール100の温度Tが変化することに応じて偏差吸収電流値ΔIRが変化した場合に、各偏差吸収電流値ΔIRにおいて、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように値を設定した、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を示したものである。
この関係データD4は、予め実験により、光送信モジュール100の温度を意図的に変化させていって、前記偏差吸収電流値ΔIRの値を変化させていったときに、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を設定して求めたものである。
演算制御部302は、DCバイアス電圧出力部204を制御することにより、DCバイアス電圧VRの値を、第1のDCバイアス電圧値VR1(例えば−3.0V)とした後に、第2のDCバイアス電圧値VR2(例えば−2.0V)にする。
そうすると、第1のDCバイアス電圧値VR1(例えば−3.0V)としたときの第1の吸収電流値IR1と、第2のDCバイアス電圧値VR1(例えば−2.0V)としたときの第2の吸収電流値IR2が、電流検出センサ310及び吸収電流判定部301により判定される。
更に、演算制御部302は、判定した第1の吸収電流値IR1と第2の吸収電流値IR2の偏差である偏差吸収電流値ΔIRを求め、求めた偏差吸収電流値ΔIRを関係データD3に適用することにより、この偏差吸収電流値ΔIRに対応した温度を判定する。
演算制御部302は、判定した温度に対応した偏差吸収電流値ΔIRの値を、関係データD4に適用することにより、判定した温度に対応した偏差吸収電流値ΔIRに応じて設定した、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を求める。
そして、演算制御部302は、DCバイアス電圧出力部202から出力されるDCバイアス電圧Vdcの実際の値が、関係データD3,D4を参照して求めたDCバイアス電圧Vdcの電圧値になるように、DCバイアス電圧出力部202の出力電圧を制御する。
また、演算制御部302は、変調振幅電圧出力部201から出力される変調振幅電圧VPPの実際の値が、関係データD3,D4を参照して求めた変調振幅電圧VPPの電圧値になるように、変調振幅電圧出力部201の出力電圧を制御する。
例えば、EA変調器103に印加する電圧を第1のDCバイアス電圧値VR1(−3.0V)とした後に、第2のDCバイアス電圧値VR2(−2.0V)として、偏差吸収電流値ΔIRを測定する。その結果、偏差吸収電流値ΔIR=3.3mAを測定した。この時モジュール内は45℃であると推測でき、この温度(45℃)を関係データD4に適用して、DCバイアス電圧Vdcを-2.6Vに設定すると共に、変調振幅電圧Vppを1.8Vに設定して、EA変調器102に入力する。
同様にして、偏差吸収電流値ΔIRの測定値が変化したときにも、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるような、EA変調器102に入力するDCバイアス電圧Vdcの値及び変調振幅電圧Vppの値を決定することができる。
その結果、ペルチェ素子及びサーミスタ素子の無い状態で、-25〜100℃の温度範囲で、光信号Sの平均出力パワーを予め決めた規定パワーに維持しつつ、SMF80km伝送という良好な特性結果が得られた。
例えば、偏差吸収電流値ΔIR=5.0 mAのように-25〜0℃、0〜25℃のようにどちらとも取れる場合に関しては、第1の吸収電流値IR1及び第2の吸収電流値IR2をそれぞれ比較することで両者の差とする。よって、偏差吸収電流値ΔIR及び、第1の吸収電流値IR1、第2の吸収電流値IR2を測定し比較することでさらに精度を高くすることができる。
[実施例3の変形例]
なお上述したようにして、DCバイアス電圧Vdcの値と、変調振幅電圧VPPの値を制御していったとしても、光信号Sの平均出力パワーが、予め決めた規定パワーに対して5%以上低下した場合には、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように、DFBレーザ101に供給する注入電流ILDの値を増加していくようにすることもできる。
次に実施例4に係る光送信用トランシーバについて、光送信モジュールの制御方法と共に説明する。実施例4の光送信用トランシーバの装置構成(ハードウエア構成)は、図2に示す実施例2のものと同様である。
ただし、データメモリ部303に記憶している関係データと、演算制御部302での演算・制御手法は、実施例2のものと異なっている。
したがって、図2に示す構成図を参照しつつ、実施例2と異なる部分を中心に説明をする。
実施例4では、データメモリ部303には、表6に示す関係データD5と、表7に示す関係データD6が予め記憶されている。
また制御回路300の演算制御部302により、駆動回路200のDCバイアス電圧出力部204から出力されるDCバイアス電圧VRの値を制御できるようになっている。
Figure 2011002474
Figure 2011002474
表6に示す関係データD5について説明する。
モニタ用のEA変調器103において、DCバイアス電圧VRと吸収電流IRの関係は、温度によって異なり図3に示すようになる。
光送信モジュール100の各温度における、DCバイアス電圧VRと吸収電流IRの関係を示す特性曲線をf(V)=A exp(aV)+B (V=0〜-3V)として、フィッティングして係数A、a、Bを事前に求めることにより、各温度(−25℃〜100℃)におけるDCバイアス電圧VRと吸収電流IRの関係を示す特性曲線f1(V)〜f7(V)を求めることができる。
この場合、図3から分かるように、温度が高い程、特性曲線の傾きの変極点の位置が、DCバイアス電圧VRの絶対値が小さい側(図3の横軸では左側)に位置しているという特徴がある。つまり、各特性曲線f1(V)〜f7(V)は、その傾きの変極点位置が、温度によって異なっているという、特徴を有している。逆に言うと、、変極点位置を判断することにより、どの特性曲線であるかを判断することができる。
表7に示す関係データD6は、各特性曲線f1(V)〜f7(V)となる各温度(−25℃〜100℃)において、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を設定して求めたものである。
演算制御部302は、DCバイアス電圧出力部204を制御することにより、DCバイアス電圧VRの値を、順次変化させていく。例えば、DCバイアス電圧VRの値を0Vから−4Vにまで順次変化させていく。
そうすると、DCバイアス電圧VRの値が変化していったときの、吸収電流値IRが、電流検出センサ310及び吸収電流判定部301により判定される。
更に、演算制御部302は、値が順次変化していくDCバイアス電圧VRの値と吸収電流値IRを基に、このときの変化状態を示す特性曲線を求め、この求めた特性曲線が、予め用意している特性曲線f1(V)〜f7(V)のいずれであるかを判定する。この判定は、特性曲線の傾きの変極点位置がどの位置(図3の横軸における位置)にあるかを基に行うことができる。
求めた特性曲線が、予め用意している特性曲線f1(V)〜f7(V)のいずれであるかを判定し、判定した特性曲線を関係データD5に適用することにより、このときの特性曲線に対応した温度を判定することができる。
演算制御部302は、判定した温度に対応した特性曲線を、関係データD6に適用することにより、判定した温度に対応した特性曲線に応じて設定した、DCバイアス電圧Vdcの電圧値と変調振幅電圧VPPの電圧値を求める。
そして、演算制御部302は、DCバイアス電圧出力部202から出力されるDCバイアス電圧Vdcの実際の値が、関係データD5,D6を参照して求めたDCバイアス電圧Vdcの電圧値になるように、DCバイアス電圧出力部202の出力電圧を制御する。
また、演算制御部302は、変調振幅電圧出力部201から出力される変調振幅電圧VPPの実際の値が、関係データD5,D6を参照して求めた変調振幅電圧VPPの電圧値になるように、変調振幅電圧出力部201の出力電圧を制御する。
例えば、光送信モジュール100の温度が25℃のときには、関係データD5を用いた特性曲線f3(V)が選択され、この特性曲線f3(V)を関係データD6に適用して、DCバイアス電圧Vdcの実際の値が−2.9Vに設定され、変調振幅電圧VPPの実際の値が2.0Vに設定されるように制御がされる。
[実施例4の変形例]
なお上述したようにして、DCバイアス電圧Vdcの値と、変調振幅電圧VPPの値を制御していったとしても、光信号Sの平均出力パワーが、予め決めた規定パワーに対して5%以上低下した場合には、光信号Sの平均出力パワーが予め決めた規定パワーになるように、DFBレーザ101に供給する注入電流ILDの値を増加していくようにすることもできる。
100 光送信モジュール
101 DFBレーザ
102,103 EA変調器
104,105 電気的分離部
200 駆動回路
300 制御回路
1000 光送信用トランシーバ
R 吸収電流
R モニタ用のDCバイアス電圧
dc 変調用のDCバイアス電圧
PP 振幅変調電圧
LD 注入電流

Claims (5)

  1. 分布帰還型レーザと、
    前記分布帰還型レーザから出力された光を変調して光信号を出力する光変調用の電界吸収型変調器と、
    温度を検出するためのモニタ用の電界吸収型変調器とが、
    同一の半導体基板上にモノリシック集積して形成されていることを特徴とする光送信モジュール。
  2. 分布帰還型レーザと、
    前記分布帰還型レーザの一方の端面から出射された光が入射されてこの光を変調して光信号を出力する光変調用の電界吸収型変調器と、
    前記分布帰還型レーザの他方の端面から出射された光が入射されるモニタ用の電界吸収型変調器と
    前記分布帰還型レーザと前記光変調用の電界吸収型変調器とを電気的に分離する第1の電気的分離部と、
    前記分布帰還型レーザと前記モニタ用の電界吸収型変調器とを電気的に分離する第2の電気的分離部とが、
    同一の半導体基板上にモノリシック集積して形成されていることを特徴とする光送信モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
    前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した一定値のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときにおける、前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第1の関係データと、
    前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各吸収電流の値に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第2の関係データを予め設定しておき、
    前記モニタ用の電界吸収型変調器に前記モニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値を検出し、
    検出した吸収電流の値を第1の関係データに適用することによりこの吸収電流に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した吸収電流の値を第2の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
    前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第1及び第2の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第1及び第2の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする光送信モジュールの制御方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載の光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
    前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した第1のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される第1の吸収電流の値と、前記モニタ用の電界吸収型変調器に予め設定した第2のモニタ用のDCバイアス電圧を印加したときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される第2の吸収電流の値との偏差である偏差吸収電流値と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第3の関係データと、
    前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各偏差吸収電流値に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第4の関係データを予め設定しておき、
    前記モニタ用の電界吸収型変調器に第1の前記モニタ用のDCバイアス電圧と第2の前記モニタ用のDCバイアス電圧を印加することにより前記偏差吸収電流値を検出し、
    検出した偏差吸収電流値を第3の関係データに適用することによりこの偏差吸収電流値に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した偏差吸収電流値を第4の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
    前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第3及び第4の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第3及び第4の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする光送信モジュールの制御方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載の光送信モジュールにおいて、前記光送信モジュールの温度が変化しても、前記光変調用の電界吸収型変調器に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値と変調振幅電圧の値を制御することにより、前記光信号の平均出力パワーが予め決めた規定パワーとなるように制御する制御方法であって、
    前記光送信モジュールの各温度において、前記モニタ用の電界吸収型変調器に印加されるモニタ用のDCバイアス電圧の値を順次変化させたときに前記モニタ用の電界吸収型変調器に吸収される吸収電流の値の変化状態を示す特性曲線と、前記光送信モジュールの温度との関係を示す第5の関係データと、
    前記光送信モジュールの温度変化があっても、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができるような、各温度に対応した各特性曲線に対する前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を示す第6の関係データを予め設定しておき、
    前記モニタ用の電界吸収型変調器に印加する前記モニタ用のDCバイアス電圧を順次変化させたときの前記吸収電流の値の変化を検出して、このときのDCバイアス電圧の変化に対する前記吸収電流の変化を示す特性曲線を検出し、
    検出した特性曲線を第5の関係データに適用することによりこの特性曲線に対応する温度を判定し、判定した温度に対応した特性曲線を第6の関係データに適用することにより、前記光信号の平均出力パワーを予め決めた規定パワーとすることができる前記光変調用のDCバイアス電圧の値と前記変調振幅電圧の値を求め、
    前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する光変調用のDCバイアス電圧の値が、前記第5及び第6の関係データを基に求めた光変調用のDCバイアス電圧の値となるように制御すると共に、前記光変調用の電界吸収型変調器に実際に入力する変調振幅電圧の値が、前記第5及び第6の関係データを基に求めた変調振幅電圧の値となるように制御することを特徴とする光送信モジュールの制御方法。
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