JP2011001981A - チェッカー付き管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】管継手に対して管が、完全接続状態になった場合でも、チェッカーが管継手から不用意に脱落しないチェッカー付き管継手を提供する。
【解決手段】管継手に管挿入孔を有するロック機構を設けると共にその奥側にチェッカーの係脱機構部となる係合部材を固定配置し、前記管継手の周壁面に設けた挿入口にチェッカーの係止部を差し込んで、前記係合部材に係止部の爪部を引っ掛けたときには、チェッカーは管継手に対して抜け止め状態になっているチェッカー付き管継手において、ロック機構の管挿入孔に鍔を有する管を挿入し、前記鍔が前記ロック機構を通過した時点では、前記鍔の移動に伴って係止部が弾性変形しながら前記爪部と前記係合部材との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカーが管継手又は当該管継手に設けられた周辺部材に対して摩擦係合した状態になるようにしている。
【選択図】 図8

Description

この発明は、自動車の燃料配管や、油、水、空気等の流体を流すのに用いられるチェッカー付き管継手に関するものである。
挿入端から少し離れた位置に鍔を有する管を、管継手の管挿入孔に挿入した状態が、完全接続状態であるか否かを目視で判断することは困難である。このため完全接続状態となった場合には、管継手に取り付けられたチェッカーが外れるように構成されているものがある(特許文献1)。
しかしながら、上記チェッカー付き管継手では、完全接続状態になった瞬間にチェッカーが管継手から飛び出してしまうことが多々ある。
例えば、自動車等の配管設備にこのチェッカー付き管継手が組み込まれるような場合、チェッカーを車体内の狭い部分に落としてしまうと、前記チェッカーの取り出しが非常に困難である。
特開2005―106241号公報
そこで、この発明は、管継手に対して管が、完全接続状態になった場合でも、チェッカーが管継手から不用意に脱落しないチェッカー付き管継手を提供することを課題とする。
(請求項1記載の発明)
この発明は、管継手に管挿入孔を有するロック機構を設けると共にその奥側にチェッカーの係脱機構部となる係合部材を固定配置し、前記管継手の周壁面に設けた挿入口にチェッカーの係止部を差し込んで、前記係合部材に係止部の爪部を引っ掛けたときには、チェッカーは管継手に対して抜け止め状態になっているチェッカー付き管継手において、ロック機構の管挿入孔に鍔を有する管を挿入し、前記鍔が前記ロック機構を通過した時点では、前記鍔の移動に伴って係止部が弾性変形しながら前記爪部と前記係合部材との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカーが管継手又は当該管継手に設けられた周辺部材に対して摩擦係合した状態になるようにしている。
(請求項2記載の発明)
この発明は、上記請求項1記載の発明に関し、チェッカーに設けられている爪部を有した係止部は、一本である。
(請求項3記載の発明)
この発明では、上記請求項1又は2記載の発明に関し、周辺部材は、管継手を覆うカバーである。
(請求項4記載の発明)
この発明は、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に関し、係合部材に引っ掛かっている爪部の位置と、係合部材への引っ掛かりが解除されたときの爪部の位置との差分だけ、チェッカーが管継手に対して外側へ抜け出るようになっている。
(請求項5記載の発明)
この発明では、カバーに覆われた管継手に管挿入孔を有するロック機構を設けると共にその奥側にチェッカーの係脱機構部となる係合部材を固定配置し、前記管継手の周壁面に設けた挿入口にチェッカーの係止部を差し込んで、前記係合部材に係止部の爪部を引っ掛けたときには、チェッカーは管継手に対して抜け止め状態になっており、ロック機構の管挿入孔に鍔を有する管を挿入し、前記鍔が前記ロック機構を通過した時点では、前記鍔の移動に伴って係止部が弾性変形しながら前記爪部と前記係合部材との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカーが管継手を覆うカバーから引き抜けるチェッカー付き管継手において、前記カバーは、その周壁面に、通常「閉」状態で一定以上の力が加わると「開」状態となる弾性片を形成し、前記爪部と係合部材との引っ掛かりが解除された状態では、チェッカーに形成された突起部が弾性片と係合状態になり、前記一定以上の力で引っ張ったときにのみ弾性片が「開」状態になって前記突起部が通過可能となり、チェッカーが引き抜けようになっている。
(請求項6記載の発明)
この発明は、上記請求項5記載の発明において、チェッカーに設けられている爪部を有した係止部は、一本又は二本である。
この発明は上述のような構成であり、次に示す効果を有する。
この発明のチェッカー付き管継手では、管継手に対して管が完全接続状態になった場合でもチェッカーは管継手から不用意に脱落しない。
本発明の実施例1のチェッカー付き管継手の斜視図。 実施例1のチェッカー付き管継手を構成するチェッカーの内面側を示す斜視図。 実施例1の管継手の管挿入孔に、管を挿入する直前の斜視図。 実施例1の管継手の管挿入孔が、縮小状態にあるときの正面図。 図4の状態から鍔を有する管を強制的に挿入することにより、管継手の管挿入孔が拡大状態になったときの正面図。 実施例1の管継手の管挿入孔に、管が挿入される直前の管継手の断面図。 図6の状態から管継手の管挿入孔に管が挿入され、管の鍔が爪部の手前まで移動している状態を示す断面図。 図7の状態から更に管の鍔が奥側へ移動にせしめられて鍔がロック機構を通過した状態を示す断面図。 図8の状態から、チェッカーが管継手より概ね取り外された状態を示す断面図。 実施例1のチェッカー付き管継手から、チェッカーが完全に取り外された状態を示す斜視図。 本発明の実施例2のチェッカー付き管継手の斜視図。 実施例2のチェッカー付き管継手からチェッカーを引き抜いた状態を示す斜視図。 実施例2の管継手にチェッカーが差し込まれた状態を示す斜視図。 実施例2の管継手において、管の鍔がロック機構を通過して、爪部が係合部材に乗り上げた状態を示す断面図。 本発明の実施例3のチェッカー付き管継手において、チェッカーが管継手に差し込まれている状態を示す斜視図。 図15の状態からチェッカーが引き抜かれた状態を示す斜視図。 図15を管挿入孔側から見た図であり、カバーで形成された弾性片とチェッカー側に形成された突起部との位置関係を示す斜視図。 実施例3のチェッカー付き管継手において、管の鍔がロック機構を通過して、爪部が係合部材に乗り上げた状態となり、管継手からチェッカーが引き抜き可能となる状態の断面図。 実施例3のチェッカー付き管継手において、チェッカーを引き抜くときの、チェッカー側の突起部とカバー側の弾性片とが移動する様子を示す底面図。 実施例3のチェッカー付き管継手を、管挿入孔側から見た図であり、カバーで形成された弾性片とチェッカー側に形成された突起部との関係を示す斜視図。 実施例3のチェッカー付き管継手において、チェッカーに二本の係止部及び爪部を設けてあるチェッカーの斜視図。
以下にこの発明のチェッカー付き管継手を実施するための最良の形態を図面に基づき詳しく説明する。
図1は実施例1のチェッカー付き管継手K1の斜視図、図2はチェッカー付き管継手K1を構成するチェッカー3の内面側を示す斜視図、図3は管継手1の管挿入孔10に管4を挿入する直前の斜視図、図4は管継手1の管挿入孔10が縮小状態にあるときの正面図、図5は管継手1の管挿入孔10が拡大状態になったときの正面図、図6〜図9は管継手1の管挿入孔10に管4が挿入されていったときの係合部材12と爪部32との状態を示す断面図、図10は管継手1からチェッカー3が完全に取り外された状態を示す斜視図である。
(チェッカー付き管継手K1等の全体構成について)
このチェッカー付き管継手K1は、例えば、流体を加熱・保温するためのパイプ等と共に用いられ、この場合の構成として、図1に示すように、管継手1及びチェッカー3に加えて、竹の子状の継手部6、流体移動路7、栓体挿入部8が付設されてある。
なお、このチェッカー付き管継手K1と共に使用される構成は、上記のものに限られるものではなく適宜選択される。
(チェッカー付き管継手K1の基本的な構成について)
このチェッカー付き管継手K1は、図6や図7に示すように、管継手1に管挿入孔10を有するロック機構2を設けると共にその奥側にチェッカー3の係脱機構部となる係合部材12を固定配置し、前記管継手1の周壁面に設けた挿入口11に、チェッカー3に設けられた一本の係止部31を差し込んで、前記係合部材12に係止部31の爪部32を引っ掛けたときには、この爪部32の引っ掛かりと、チェッカー3の管継手1に対する鍔部30b、30cとの引っ掛かりとにより、チェッカー3は管継手1に対して位置ずれしない状態となっている。
そして、図7や図8に示すように、ロック機構2の管挿入孔10に鍔40を有する管4を挿入して、前記鍔40が前記ロック機構2を通過した時点では、前記鍔40の移動に伴って係止部31が弾性変形しながら前記爪部32と前記係合部材12との引っ掛かりが解除されて、爪部32が係合部材12よりも奥側へ移動し、それと同時にチェッカー3の鍔部30b、30cが管継手1に対して摩擦係合した状態となる。
ここで、このチェッカー付き管継手K1では、図8に示すように、爪部32が係合部材12の奥側に移動した状態では、係合部材12に引っ掛かっている爪部32の位置と、係合部材12の奥側に移動している爪部32の位置との僅かな差分(S)だけ、上記チェッカー3は管継手1の周壁面から外側へ抜け出ることとなるが、チェッカー3の鍔部30b、30cが管継手1に対して上記摩擦係合の状態にあるのでチェッカー3が不用意に脱落することはない。
(管継手1のロック機構2の構成について)
ロック機構2は、図4や図5に示すように、一対の固定部20a、20bと、内側に向かって図4の位置から図5に示す位置まで移動可能な一対の可動部21a、21bと、前記可動部21a、21bに形成された管挿入孔形成部22a、22bと、可動部21a、21bの移動量を所定に規制するストッパー23a、23bと、移動した可動部21a、21bを図5の位置から図4に示した位置に原点復帰させる復帰バネ24a、24bと、一対の案内部25a、25bと、前記案内部25a、25bを案内移動せしめる一対の案内孔26a、26bと、内側へ向かって徐々に凹んでいく一対の管部案内角部27a、27bから構成されている。
このロック機構2は、図4、図5に示すように、管挿入孔10を、縮小状態(鍔40が通過できない縮小状態)と、拡大状態(鍔40が通過できる拡大状態)とに変化させることができる。
すなわち、このロック機構2では、図6〜図8に示すように、上記縮小状態を形成する管挿入孔10の管部案内角部27a、27b(図4参照)に鍔40を、押し付けるようにすれば、管挿入孔10はその力により、図4の状態から図5の如き大きく開き、管4及び鍔40を挿入させることができる。なお、管4及び鍔40がロック機構2を通過すると、拡大状態になっていた管挿入孔10は縮小状態となり、管4及び鍔40は抜け止め状態となる。
逆に、このロック機構2では、鍔40を抜き取るときは、図5に示した如き、左右から操作力Fを加えるようにすれば、管挿入孔10はそれに基づいて図5の如き大きく開き、鍔40を抜き取ることができる。なお、前記操作力Fを取り去ると、管挿入孔10は拡大状態から縮小状態に戻る。
(管継手1とチェッカー3との具体的構成について)
管継手1には、図6〜図9に示すように、その周壁面から内部空間に至るまで、係止部31及び爪部32が挿入される挿入孔11が設けられており、更に、前記内部空間には係合部材12を設けてある。
また、チェッカー3は、図1、図2、図6〜図8に示すように、管継手1の周壁面に添設状態になるチェッカー本体30と、前記チェッカー本体30の添設側面から突出する係止部31及び爪部32とから構成されている。なお、このチェッカー3は全体又は少なくとも係止部31及び爪部32が弾性合成樹脂により形成されている。
チェッカー本体30は、図1や図2に示すように、管継手1の略コ字状部の鍔部30b、30cと、前記鍔部30b、30c相互間に挟み込まれる連結部30aとから構成されている。
係止部31は、図1や図2に示すように、断面角状の棒体から成るものであり、その挿入端側には爪部32を形成してある。
ここで、図6で示すものは、管挿入孔10に管4が挿入されていない状態であり、この状態においては係止部31の爪部32と係合部材12とが引っ掛かった状態となっている。したがって、管継手1に対してチェッカー3が外れるようなことはない。
また、管4の鍔40を管挿入孔10に挿入していくと、図7に示すように、管4の鍔40の奥側が係止部31の爪部32に接近する。この状態においては係止部31の爪部32と係合部材12とが引っ掛かった状態に維持されている。
更に、管4を図5や図8に示す如く管挿入孔10に挿入していく。この状態では、鍔40は管挿入孔形成部22a、22bを越えた状態となり、管挿入孔形成部22a、22bと鍔40との係止により管4は抜けない状態となる。この状態において、係止部31は弾性変形して係止部31の爪部32と係合部材12との引っ掛かりは解除された状態となり、前記鍔40のさらなる移動に伴って係止部31が弾性変形しながら爪部32が係合部材12を越えて奥側へ差分(S)だけ移動せしめられる。このとき同時に、チェッカー3の鍔部30b、30cが管継手1に対して摩擦係合した状態となる。
(このチェッカー付き管継手K1の優れた効果について)
上述した如く、この実施例のチェッカー付き管継手K1によると、鍔40がロック機構2を通過した時点において、前記鍔40の移動に伴って係止部31が弾性変形しながら爪部32が係合部材12の奥側に移動せしめられ、それと同時にチェッカー3の鍔部30b、30cが管継手1に対して摩擦係合した状態になる。
したがって、このチェッカー付き管継手K1では、管継手1に対して管4が、完全接続状態になった場合でも、チェッカー3は不用意に脱落しないことが明らかであり、例えば自動車等にこのチェッカー付き管継手を組み込んだ場合であっても、作業時においてチェッカーを狭い場所に落してしまうようなことが起きにくい。
(その他の効果について)
チェッカー3は、管継手1の周壁面に添設状態になるチェッカー本体30と、前記チェッカー本体30の連結部30aから突出する棒状の係止部31と爪部32から成り、管継手1への取り付け状態では、前記チェッカー本体30が管継手1の周壁面に添設状態になるまで係止部31及び爪部32を挿入孔11に挿入される態様となるものであるから、管継手K1のみの大きさと殆ど変わらない。
したがって、この構造のチェッカー付き管継手K1では全体の大きさを必要最小限に抑えることができる。
図11は実施例2のチェッカー付き管継手K2の斜視図、図12は前記チェッカー付き管継手K2からチェッカー3を引き抜いた状態を示す斜視図であり、図13は実施例2の管継手にチェッカーが差し込まれた状態を示す斜視図、図14は前記鍔40の移動に伴って係止部31が弾性変形しながら爪部32と係合部材12との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカー30がカバー5に対して摩擦係合した状態を示す断面図である。
この実施例2のチェッカー付き管継手K2は、図11〜図14に示すように、管継手1に管挿入孔10を有するロック機構2を設けると共にその奥側にチェッカー3の係脱機構部となる係合部材12を固定配置し、前記管継手1の周壁面に設けた挿入口11及びカバー5に設けた挿入口50に、チェッカー3に設けられた一本の係止部31を差し込んで、前記係合部材12に係止部31の爪部32を引っ掛けたときには、チェッカー3は管継手1を覆うカバー5に対して抜け止め状態になっている。
そして、前記ロック機構2の管挿入孔10に鍔40を有する管4を挿入し、前記鍔40が前記ロック機構2を通過した時点では、前記鍔40の移動に伴って係止部31が弾性変形しながら前記爪部32と前記係合部材12との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカー3が管継手1を覆うカバー5に対して摩擦係合した状態になるようにしてある。
さらにこの実施例2では、管継手1の大部分を樹脂製のカバー5で覆ってあり、チェッカー3はカバー5の開口50から外側に向けて突出しているプルタブPの付いた構成のタイプとしてある。
すなわち、実施例2のチェッカー付き管継手K2と実施例1のそれとの相違点は、「管継手1の周壁面に設けた挿入孔11にチェッカー3の係止部31を差し込んで、前記係合部材12に係止部31の爪部32を引っ掛けたときには、チェッカー3は管継手1を覆うカバー5に対して抜け止め状態になっている」点、「チェッカー本体30が管継手1を覆うカバー5に対して摩擦係合した状態になるようにしてある」点、「管継手1の大部分が樹脂製のカバー5で覆ってあり、チェッカー3はカバー5の開口50から突出しているプルタブPのタイプとしてある」点で相違している。しかしながら、基本的構成がほぼ同様であり、基本的な作用・効果についてもほぼ同様である。
なお、この実施例2では、前記爪部32と前記係合部材12との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカー本体30が管継手1を覆うカバー5に対して摩擦係合した状態になるようにしてあるが、これに限定されることなく、チェッカー3は、管継手1に設けられた他の周辺部材に対して摩擦係合した状態になるようにしてもよい。
他方、図11及び図12に示すように、管継手1の大部分を樹脂製カバー5で覆ってあることから、内部を流れる流体に対して保温効果が優れたものとなる。
また、上記の如き、チェッカー3は指を差し込んで引き抜くプルタブPのタイプのものであるから、図11又は図12に示すチェッカー3の引き抜き及び押し込みの操作性は優れたものとなる。
図15は実施例3のチェッカー付き管継手K3に、チェッカー3が管継手1に差し込まれている状態を示す斜視図、図16は図15の状態からチェッカー3が引き抜かれた状態を示す斜視図、図17は図15を管挿入孔10側から見た図であり、カバー5で形成された弾性片51とチェッカー3側に形成された突起部との位置関係を示す斜視図、図18は実施例3のチェッカー付き管継手K3において、管の鍔40がロック機構2を通過して、爪部32が係合部材12に乗り上げた状態となり、管継手1からチェッカー3が引き抜き可能となる状態の断面図、図19は実施例3のチェッカー付き管継手K3において、チェッカー3を引き抜くときの、チェッカー3側の突起部とカバー5側の弾性片51とが移動する様子を示す底面図を示している。
この実施例3のチェッカー付き管継手K3は、図15や図16に示すように、カバー5の下端部及びその近傍部分を周方向に180°間隔で縦割りし、両方の縦割りの最上部から同一周方向周方向に90°程度を切り込むことにより、一対の弾性片51、51を形成している。なお、前記カバー5の縦割りは一箇所であってもよい。
他方、このチェッカー3では、上記実施例2と構造と基本的には同じ構成であるが、図16に示すように、プルタブPから係止部31が延びる厚板部分34に突起部33を設けてある。
ここで、このチェッカー付き管継手K3では、上記実施例1、2と同じように、図17の状態からチェッカー3を所定位置に差し込み、次に管挿入孔10に対向させた管4の鍔40がロック機構2を通過するまで押し込む。すると、図18に示すように、前記鍔40の移動に伴って一本の係止部31が弾性変形しながら前記爪部32と前記係合部材12との引っ掛かりが解除されて、爪部32が係合部材12よりも奥側へ移動する。このとき、チェッカー3には外側へ押し出される力が作用することとなるが、チェッカー3は、突起部33の弾性片51との当たりにより不用意にチェッカー3が抜け落ちることはない。
プルタブ形式のチェッカー3を指で摘んで一定以上の力で引っ張り力を加えると、図19の(a)〜(c)の順序で弾性片51が開くことにより当該弾性片51と突起部33との係合が解除され、管継手1からチェッカー3が抜けることになる。
ここで、上記チェッカー3について係止部31を一本としているが、図20及び図21に示すように、平行配置した二本の爪部32、32´を有する係止部31、31´とすることもできる。このような構成とした場合、一本のものと比べて管継手1に対するチェッカー3の差込み状態が安定しやすく、さらに、管継手1からチェッカー3が不用意に抜けることが少なくなる。
(上記実施例1〜3についてのその他の形態)
上記実施例の管継手1は、竹の子状の継手部6と、前記継手部6に対し流体移動路7を介して一体化されている管継手1(クイックコネクタ)と、上記コードヒータを流体密状態で外部に引き出すための栓体挿入部8とを有するものとしているが、この形態に限定されるものではない。
K1 チェッカー付き管継手
K2 チェッカー付き管継手
K3 チェッカー付き管継手
1 管継手
11 挿入孔
12 係合部材
2 ロック機構
20 固定部
21 可動部
22 管挿入形成部
23 ストッパー
24 復帰バネ
25 案内部
26 案内孔
3 チェッカー
30 チェッカー本体
30a 連結部
30b 鍔部
30c 鍔部
31 係止部
32 爪部
33 突起部
4 管
40 鍔
5 カバー
50 開口
51 弾性片
6 継手部
7 流体移動路
8 栓体挿入部
P プルタブ

Claims (6)

  1. 管継手に管挿入孔を有するロック機構を設けると共にその奥側にチェッカーの係脱機構部となる係合部材を固定配置し、前記管継手の周壁面に設けた挿入口にチェッカーの係止部を差し込んで、前記係合部材に係止部の爪部を引っ掛けたときには、チェッカーは管継手に対して抜け止め状態になっているチェッカー付き管継手において、ロック機構の管挿入孔に鍔を有する管を挿入し、前記鍔が前記ロック機構を通過した時点では、前記鍔の移動に伴って係止部が弾性変形しながら前記爪部と前記係合部材との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカーが管継手又は当該管継手に設けられた周辺部材に対して摩擦係合した状態になるようにしていることを特徴とするチェッカー付き管継手。
  2. チェッカーに設けられている爪部を有した係止部は、一本であることを特徴とする請求項1記載のチェッカー付き管継手。
  3. 周辺部材は、管継手を覆うカバーであることを特徴とする請求項1又は2記載のチェッカー付き管継手。
  4. 係合部材に引っ掛かっている爪部の位置と、係合部材への引っ掛かりが解除されたときの爪部の位置との差分だけ、チェッカーが管継手に対して外側へ抜け出るようになっていることを特徴とする請求項1乃至3記載のチェッカー付き管継手。
  5. カバーに覆われた管継手に管挿入孔を有するロック機構を設けると共にその奥側にチェッカーの係脱機構部となる係合部材を固定配置し、前記管継手の周壁面に設けた挿入口にチェッカーの係止部を差し込んで、前記係合部材に係止部の爪部を引っ掛けたときには、チェッカーは管継手に対して抜け止め状態になっており、ロック機構の管挿入孔に鍔を有する管を挿入し、前記鍔が前記ロック機構を通過した時点では、前記鍔の移動に伴って係止部が弾性変形しながら前記爪部と前記係合部材との引っ掛かりが解除され、それと同時にチェッカーが管継手を覆うカバーから引き抜けるチェッカー付き管継手において、前記カバーは、その周壁面に、通常「閉」状態で一定以上の力が加わると「開」状態となる弾性片を形成し、前記爪部と係合部材との引っ掛かりが解除された状態では、チェッカーに形成された突起部が弾性片と係合状態になり、前記一定以上の力で引っ張ったときにのみ弾性片が「開」状態になって前記突起部が通過可能となり、チェッカーが引き抜けようになっていることを特徴とするチェッカー付き管継手。
  6. チェッカーに設けられている爪部を有した係止部は、一本又は二本であることを特徴とする請求項5記載のチェッカー付き管継手。
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