JP2011000326A - 曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 - Google Patents
曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011000326A JP2011000326A JP2009146805A JP2009146805A JP2011000326A JP 2011000326 A JP2011000326 A JP 2011000326A JP 2009146805 A JP2009146805 A JP 2009146805A JP 2009146805 A JP2009146805 A JP 2009146805A JP 2011000326 A JP2011000326 A JP 2011000326A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bending
- endoscope
- drive device
- sheath
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
【解決手段】曲げ駆動装置10は、流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の長尺部材11の側面を押圧する押圧部38を有する駆動要素13を備えている。駆動要素13は、長尺部材11の外周を囲むように複数設けることができ、押圧部38はバルーンによって構成することができる。
【選択図】 図1
Description
また、内視鏡の挿入部と同様に、ワイヤー駆動等によって処置具のシースを単独で湾曲させることも考えられるが、この場合、処置具の構造に大きな変更が必要であり、従来から存在する処置具にそのまま適用することができない。
この構成によれば、保持部材によって長尺部材を保持した状態で駆動要素の押圧部を膨張させると、保持部材による保持位置を支点として長尺部材を確実に曲げることが可能となる。
これにより、押圧部と長尺部材との相対位置関係を適切に設定し、押圧部によって長尺部材を確実に押圧することができる。
前記曲げ駆動装置が、流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の前記シースの側面を押圧する押圧部を有する駆動要素を備えていることを特徴とする。
このような構成によって、内視鏡の挿入部の内部構造の変更をほとんど伴うことなく曲げ駆動装置を設けることが可能となる。
このような構成によって曲げ駆動装置が外部に露出せず、体腔の内壁等、周囲と接触することがない。
前記開口に装着される装着部と、
前記装着部に取り付けられ、かつ流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の前記シースの側面を押圧する押圧部を有する駆動要素と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によって、既存の内視鏡における挿入部の開口に曲げ駆動装置を装着し、駆動要素の押圧部によってシースを独立して曲げることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る曲げ駆動装置の斜視図、図2は、曲げ駆動装置の平面図(図1のA矢視図)である。この曲げ駆動装置10は、例えば内視鏡に使用される処置具のシースのような長尺部材を曲げるための装置であり、外骨格12と、この外骨格12に取り付けられた駆動要素13とを備えている。
図4に示すように、膨張部34とエア注入部36とはそれぞれ円形状に形成されているが、特に膨張部34の直径はエア導入部の直径よりも大きく形成され、例えば約3倍〜4倍の直径とされている。また、エア注入部36は駆動要素13の背面側で開口している。エア通路35は、膨張部34とエア注入部36とを連通する細長い通路とされている。
また、供給チューブ22の一端部は、保持部材15に形成された第2挿通孔26と、取付部材14の下部に形成された第1挿通孔23とに挿入され、コネクタ部材20の下面に接続されている。供給チューブ22の他端部は、駆動要素13へのエアの供給量を調節する調節バルブ等を含む調整部42を介してポンプPに接続されている。この調整部42を操作することによって各駆動要素13へのエアの供給量が調整され、バルーン38の大きさ(膨張量)を調整することができる。
また、図6(c)に示すように2つのバルーン38を均等に膨張させるのではなく、一方を他方よりも大きく膨張させれば、より細かく曲げ方向を設定することも可能である。
図7は、駆動要素13の数を変更した場合の曲げ駆動装置10の作用を示す模式図である。図7(a)は、1つの駆動要素13を備えた曲げ駆動装置10を示しており、この場合、バルーン38を膨張させることによって長尺部材11を矢印aの一方向にのみ曲げることができる。
また、図7(c)に示したものの場合、長尺部材11は左及び上下から駆動要素13によって囲まれているので、右方向への移動の自由度は大きいが、左方向及び上下方向への移動の自由度が小さい。これに対して、図7(d)に示すものは、少なくとも3方向a、o、pへの移動の自由度が大きくなっている。そのため、長尺部材11に外力が付与された場合には、長尺部材11自身が移動することによってその外力を逃がすことが可能となっている。これは、後述のように、曲げ駆動装置10を内視鏡の処置具を曲げるために適用した場合に非常に有用であり、例えば、体腔に挿入された処置具が体腔の内壁等に当たり、その反力が処置具に加わった場合であっても、処置具自身が移動することによって反力を逃がし、体内に対する負担を軽減することができる。
図5に示すように、駆動要素13を構成する第1層29は、中空部(膨張部34、エア通路35、エア注入部36)を形成するための凹部を有しているので、この凹部に対応した凸部を有するモールドを使用して成型される。第1層29を成形するモールドは、例えば、フォトリソグラフィによってシリコン基板上に形成される。そして、このモールド上に本剤と硬化用触媒との混合比が8:1のPDMSをスピンコートし、熱硬化させることによって第1層29を成形する。
ついで、ガラス基板上などに触媒との混合比が12:1のPDMSをスピンコートし、熱硬化させることによって第2層30を成形する。そして、第2層30上に第1層29を重ね合わせて接合することにより、駆動要素13を製作する。
PDMSと硬化用触媒との混合比は、触媒の比率が大きいほど硬度が低く、柔軟となる。したがって、本実施形態では第1層29をより柔軟にすることで、バルーン38を膨張させ易くしている。
次に、以上のような曲げ駆動装置10を内視鏡に適用した実施形態について説明する。
図8(a)は、内視鏡43の一実施形態を示す概略斜視図であり、(b)は、(a)のA部拡大図である。この内視鏡43は、人体の内部(体腔)に挿入部45を挿入することによって観察や治療を行うものであり、操作部44を操作することによって挿入部45の湾曲操作等が可能となっている。
挿入部45の内部には、可撓性を有するシース49と、このシース49の先端部に設けられた鉗子等の処置部材50とを備えた処置具51が挿入され、この処置具51は、鉗子口48を介して挿入部45から出退自在とされている。また、処置部材50は、その基端部に設けられた操作具(図示略)によって操作される。
したがって、本実施形態の内視鏡43は、撮像部46によって撮像される視野を固定した状態で、シース49を曲げることによって処置部材50を移動させながら処置を行うことができ、処置の作業性を向上することができる。また、シース49は、駆動要素13のバルーン38の膨張によってある程度の弾力性をもって押圧されるので、例えば処置部材50が体腔内の壁等に不慮に当たったとしてもバルーン38が弾性により凹むことで体腔内に与える負担を小さくすることができる。
本実施形態では、曲げ駆動装置10が、内視鏡43の挿入部45の鉗子口48に装着されている。具体的には、曲げ駆動装置10の外骨格12(保持部材15)が鉗子口48に装着され、駆動要素13は挿入部45の先端面の外側に配置されている。したがって、本実施形態では、外骨格12が鉗子口48に対する装着部を構成している。そして、曲げ駆動装置10は、挿入部45の先端面に設けられているので、内視鏡43の内部構造を大きく変更する必要はなく、既存の内視鏡43に後付けにより装着することも可能となる。
例えば、曲げ駆動装置10は、内視鏡43の処置具51に限定されず、種々の長尺部材11を曲げの対象とすることができる。また、駆動要素13に供給される流体はエア等の気体に限らず液体であってもよい。
11 長尺部材
13 駆動要素
14 取付部材
15 保持部材
38 バルーン
43 内視鏡
45 挿入部
48 鉗子口(開口)
49 シース
50 処置部材
51 処置具
Claims (11)
- 可撓性を有する長尺部材を曲げ駆動する曲げ駆動装置であって、
流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の長尺部材の側面を押圧する押圧部を有する駆動要素を備えていることを特徴とする曲げ駆動装置。 - 前記駆動要素が、前記長尺部材の周囲に複数配置されている請求項1に記載の曲げ駆動装置。
- 前記駆動要素が、前記長尺部材の周囲を4方から囲むように4個配置されている請求項1に記載の曲げ駆動装置。
- 前記長尺部材が挿通される筒形状の取付部材を更に備え、前記駆動要素が前記取付部材の筒内面に取り付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の曲げ駆動装置。
- 前記駆動要素が取り付けられる取付部材と、この取付部材に固定されるとともに、前記駆動要素から前記長尺部材の長さ方向に離れた位置で当該長尺部材を保持する保持部材と、を更に備えている請求項1〜3のいずれかに記載の曲げ駆動装置。
- 前記押圧部は、その素材の伸張を伴って膨張するバルーンによって構成されている請求項1〜5のいずれかに記載の曲げ駆動装置。
- 人体に挿入される挿入部と、この挿入部内に挿通されるとともに当該挿入部の先端に形成された開口から突出可能なシースを有する処置具と、前記シースを曲げ駆動する曲げ駆動装置とを備えている内視鏡であって、
前記曲げ駆動装置が、流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の前記シースの側面を押圧する押圧部を有する駆動要素を備えていることを特徴とする内視鏡。 - 前記曲げ駆動装置が、前記挿入部の先端部に設けられており、前記駆動要素が、前記挿入部の先端面の外側に配置されている請求項7に記載の内視鏡。
- 前記駆動要素が、前記開口の中心周りに回転可能に設けられている請求項7又は8に記載の内視鏡。
- 前記曲げ駆動装置が、前記挿入部内に配置されている請求項7に記載の内視鏡。
- 内視鏡の挿入部の先端面に形成された開口から突出可能な処置具のシースを曲げ駆動する、内視鏡用の曲げ駆動装置であって、
前記開口に装着される装着部と、
前記装着部に取り付けられ、かつ流体圧力の変化により膨張・収縮するとともに、膨張することによって曲げ方向とは反対側の前記シースの側面を押圧する押圧部を有する駆動要素と、を備えていることを特徴とする内視鏡用の曲げ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009146805A JP2011000326A (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | 曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009146805A JP2011000326A (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | 曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011000326A true JP2011000326A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=43558795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009146805A Pending JP2011000326A (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | 曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011000326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011104960A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007052354A1 (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-10 | Olympus Medical Systems Corp. | 内視鏡システム、内視鏡、支持部材、内視鏡システムの使用方法 |
JP2008173369A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用処置具 |
JP2009090087A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-30 | Fujifilm Corp | 内視鏡 |
-
2009
- 2009-06-19 JP JP2009146805A patent/JP2011000326A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007052354A1 (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-10 | Olympus Medical Systems Corp. | 内視鏡システム、内視鏡、支持部材、内視鏡システムの使用方法 |
JP2008173369A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡用処置具 |
JP2009090087A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-30 | Fujifilm Corp | 内視鏡 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011104960A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4891174B2 (ja) | 内視鏡の可変可撓性シャフト | |
JP4994849B2 (ja) | 内視鏡アセンブリ | |
JP5307420B2 (ja) | 処置システム | |
JP5529531B2 (ja) | 医療用マニピュレータ装置 | |
JP6267791B2 (ja) | 屈曲装置、制御装置および医療機器 | |
US20180000322A1 (en) | Extendible flexible sheath | |
US20070010709A1 (en) | Endoscopy capsule | |
US20080091063A1 (en) | Endoscope assembly | |
JP2004195037A (ja) | 医療用処置器具の挿入ポート | |
JP2008539936A (ja) | カプセル型マイクロロボット駆動システム | |
WO2015060034A1 (ja) | 弾性チューブ、制御装置および医療機器 | |
JP2021020092A (ja) | 操作可能な医療器具 | |
JP4487050B2 (ja) | 体内用医療装置 | |
JP4553502B2 (ja) | 内視鏡シャフト | |
JP6306156B2 (ja) | 屈曲装置 | |
US20220133130A1 (en) | Endoscope having distal pivot mechanism and fine adjustment | |
JP4596141B2 (ja) | 超音波内視鏡 | |
US20090234186A1 (en) | Gastrointestinal endoscope with deflectable direction-change structure and deflectable direction-change tube thereof | |
JP2011000326A (ja) | 曲げ駆動装置及びこれを備えた内視鏡、並びに内視鏡用の曲げ駆動装置 | |
JP2007061218A (ja) | 内視鏡 | |
JP4344734B2 (ja) | 医療用処理器具の挿入ポート | |
US5314428A (en) | Hydraulically flexing catheter | |
KR20100026438A (ko) | 혈관 치료용 마이크로 로봇의 유지 및 이동 시스템 | |
JPWO2020105616A1 (ja) | 屈曲機構及び医療装置 | |
ES2222943T3 (es) | Varilla de endoscopio con un extremo distal movil. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120516 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130423 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130820 |