JP2010541356A - 適応可能な黒点補正のための方法、装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

5D双方向フィルタリングを使用して2つの帯域画像IhighおよびIlowでの画像分解に基づいて、改良型の空間および色適応の色域マッピングアルゴリズムを実行する方法およびシステムを提供する。低域通過帯域画像Ilowに適用される関数g()は、色域クリッピングアルゴリズムの後の黒点補正を実行する。Ihighに適用される関数k()は、出力画像の2つの帯域の相対的な成分を維持するための局所的に適応可能な関数である。その後、局所的に適応可能な点別のGMAの2つの群の実装である、圧縮とクリッピングとを使用して、関数f()によってIhighとIlowとのマージングおよび適応マッピングが実行される。2つの関数f()が提案されているが、これらは各画素の隣接画素の色特性を考慮するものである。黒点補正は、画像のヒストグラムに基づいて、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値より大きい場合に黒点補正を実行し、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値と第2の閾値との間にある場合に部分的黒点補正を実行し、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第2の閾値より少ない場合に黒点補正を実行しないことにより適応可能になる。

Description

本発明は、原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングする方法に関し、方法は、黒点補正のステップを含む。本発明はまた、原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングするシステムに関し、システムは、原画像を複数の帯域で分解し、少なくとも低域通過画像と高域通過画像とを生成するためのフィルタと、黒点補正コンポーネントとを備える。本発明はさらに、方法を実行するためのコンピュータプログラムおよびプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体に関する。
色域マッピングアルゴリズムは、入力装置の色域と出力装置の色域とを考慮するものである。一部の色域マッピングアルゴリズムは、画像タイプ、ヒストグラム、コントラスト、または色域などの画像特性のいくつかも考慮する時に適応可能であると言われる。最近の技術は、画像のレイアウトや空間特徴を考慮する。これらの技術は、空間特徴を把握して、レンダリングプロセスでその特徴を保存しようとする。ICCワークフローでは、色変換アルゴリズムは、2つの装置(変換元装置および変換先装置)のICCプロファイルと、ユーザのレンダリングの意図(または意図)とを調べて、変換を実行する。ICCプロファイルは、最も明るいレベルの白色を変換元装置から変換先装置に変換する方法を指定するが、黒色が変換される方法を指定するものではない。ユーザは、画像内の微妙な黒色または暗い色の空間が変換画像内の等質な黒色または暗い色の空間に変換される時、ICCプロファイルの欠落した機能性の影響であると考える。画像の暗領域の細部(シャドー部と呼ばれる)は、標準的な色変換では失われる可能性がある。
Adobe Systems社は、1つの装置で達成可能な最も暗いレベルの黒色と別の装置で達成可能な最も暗いレベルの黒色との差を調節することによってこの変換の問題に対処するためのBlack Point Compensationを実現した。
線形XYZスケーリングとも呼ばれるBlack Point Compensation(BPC)は、元の黒点をCIEXYZ色空間の変換先の黒点にマッピングし、中間の色値をスケーリングする。
あるいは、明度のスケーリング、再スケーリング、または再マッピングとも呼ばれるLightness Compression Algorithm(LCA)が、CIELAB色空間内の画像に適用され得る。線形、多項式のS字関数のLCAが先行技術で提案され、点別(すなわち、空間方向でない)のカラーワークフローで実施されてきた。実験の結果から、S字関数のスケーリングの成果は色域差の大きさに依存し、画像依存であり得ることがわかる。XYZスケーリングは、合理的に同じ出力関連の変換元媒体と変換先媒体とのための基準色の再レンダリングと考えられる。ほとんどの点別のICCワークフローの実装は、線形CIEXYZスケーリング(例えば、Adobe)を適用する。
また、明度のスケーリングは、既存の空間色域マッピングアルゴリズム、例えば、ログ領域内の低域空間周波数帯域または任意のS字関数の最も低い空間周波数帯域への線形圧縮でも提案されている。また、High Dynamic Range(HDR)画像をレンダリングするのに同様の技術が使用されてきた。HDR画像では、rgb画素値のログ領域内のスケール係数を使用して基準層の範囲が圧縮されている。
先行技術のシステムでは、ユーザが画像の変換の時にBPCを選択するか、または選択しないかを決めることが知られている。BPCは、色域圧縮アルゴリズムと見なされることができる。そのため、BPCはほとんど飽和(saturated)されていない画像を生成する。この不飽和状態は、常に望ましいことであるとは限らない、および/または必要であるとは限らない。効果は、画像の実成分および変換先装置の色域の実成分に依存する。このことは、ユーザが画像の印刷を望む都度、特定の画像の変換がBPCを使用すればよりきれいに見えるか、またはBPCを使用しないでよりきれいに見えるかを決定しなければならないということを意味する。BPCは装置依存であるので、ユーザは画像の印刷を見た後でしかこの判断をすることができない。画面のプレビューでさえ役に立たない。これが面倒である。
上述の問題を克服するために、前文の方法は、黒点補正のステップは、画像の特性に基づいて、特性値が第1の閾値より大きい場合は黒点補正を実行し、特性値が第1の閾値以下である場合は黒点補正を実行しないことで適応可能であることを特徴とする。このように、画像の特性を評価し、その特性を適切な閾値と比較することで、実画像および装置の所与の黒点に黒点補正が必要であるか否かを判断することが可能である。
次の実施形態は、特性は画像のヒストグラムであること、および特性値が出力装置の黒点のレベルに満たない画素の数であることを特徴とする。
ヒストグラムを使用することによって、画像のヒストグラムに基づいてBPCを適用するか否かを自動的に判断することができる:
・数個(あるいはそれ以下)の画素の色のみが出力装置の黒点のレベルに満たない場合、BPCは必要ではない。
・画像の全ての画素の色が出力装置の黒点のレベルに満たない場合、BPCは絶対に必要である。
本発明によれば、画像の大部分が出力装置の黒点のレベルに大幅に満たない場合のみ、BPCは画像ベース上の画像に適用される。
ヒストグラムは方向依存とすることができ、また局所的ヒストグラムとすることもできる。
次の実施形態では、方法はさらに、出力装置の黒点のレベルに満たない画素の数が第1の閾値より多い場合に黒点補正を実行するステップは、出力装置の黒点のレベルに満たない画素の数が第1の閾値と第2の閾値との間である場合に部分的黒点補正を実行するステップと、出力装置の黒点のレベルに満たない画素の数が第2に閾値より多い場合に完全黒点補正を実行するステップとを含むという点で、改良されている。
これは、中間の場合に備えるもので、このような場合、部分的BPCが適用される。部分的BPCは無BPCとBPCとの間の線形結合として実装され得る。しかしながら、非線形結合も可能である。
さらに有利な実施形態では、方法はさらに、画像を複数の帯域の画像で分解して、少なくとも低域通過画像を生成するステップであって、低域通過画像で黒点補正のステップが実行され、その結果、黒点補正された低域通過画像を生成するステップと、黒点補正された低域通過画像に適用される色域マッピングのステップとを含む。
CIEXYZにおけるBPCは低域通過画像の色域を縮小するので、黒点補正された画像の色域境界は変換先の色域により近く、次の色域マッピングにおけるクリッピングは最終の結果にあまり影響を与えないことになる。例えば、HPMinΔEによるこのクリッピングは、飽和度を保存するのに適している。BPCはレンダリングワークフローの一部であるので、上述の内容は、色域マッピングの前にBPCを適用することが有利であることを示している。つまり、BPCは画像の暗くてコントラストのない値のその後のクリッピングを避ける。
本発明はさらに、原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングするためのシステムに関し、システムは:
原画像を複数の帯域で分解し、少なくとも低域通過画像と高域通過画像とを生成するためのフィルタと、
低域通過画像を入力として取り込み、黒点補正された低域通過画像を出力として送る黒点補正コンポーネントと、
黒点補正された低域通過画像と高域通過画像とのマージングおよびマッピングを行って、出力画像を生成するための適応マージングマッピングコンポーネントとを備える。
本発明はまた、原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングするための方法に関し、方法は黒点補正のステップを含み、黒点補正ステップは、画像のヒストグラムに基づいて、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値より大きい場合に黒点補正を実行し、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値と第2の閾値との間にある場合に部分的黒点補正を実行し、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第2の閾値より少ない場合に黒点補正を実行しないことにより適応可能であることを特徴とする。
適切な事例で使用される画像の概念は、値を有する画素のセットのことであり、画素の各値は色部分空間からの値を有する。
本出願で使用される変数の表記に関して、以下に説明する:
Figure 2010541356
は、IlowMとしても表わされ、
Figure 2010541356
highMとしても表わされ、
通常は、下付き文字の上の水平バーは、変数がマッピングされたことを示す「M」の拡張に対応し、
L、C、hは、アステリスク付きでも示され、
変数に関しては、下付き文字および上付き文字は、場合によっては変換の主要文字の次は通常の文字で示される、例えば、IlowはIlowと同じである。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
本発明による色域マッピングのシステムを示す図である。 本発明の方法の一実施形態を示すフロー図である。 適応BPCのフロー図である。 第1の実施形態によるマッピングの説明図である。 第2の実施形態によるマッピングの説明図である。 マッピングの改良を示す図である。 適用されるマッピングにおけるさらなる改良を示す図である。 本発明と接続して使用する印刷装置のコンポーネントの概略図である。 本発明が適用できるインクジェットプリンタの主要部品を示す図である。
フレームワーク
図1は、本発明の適応色域マッピングのためのフレームワークを構成する多数のコンポーネントを備えるシステム100を示す。フレームワークでは、1つのコンポーネントから別のコンポーネントに移る画像は、隅が折られた矩形で示されている。モジュールとも呼ばれるコンポーネントは、コンピュータ上の特定のオペレーティングシステムの下で実行するソフトウェアコンポーネントとして具現化され得る、または、FPGLAなどの専用回路としてハードウェア内で具現化され得る。図2は、本発明の方法の一実施形態を示すフロー図である。図1および図2は、典型的には、特定のコンポーネントが方法の特定のステップを実行するという意味では、関連している。
コンポーネント102により実行されるステップS1では、原画像Ior(101)が、無条件に入力ICCプロファイルを使用して、Iin(103)を生成するCIELABの色空間に変換される。
コンポーネント104により実行される次のステップS2では、低域通過帯域画像Ilow(105)が双方向(Bilateral)フィルタリングによりIinから取得される。このステップでは、各隣接画素が重み付けされる加重局所平均が算出される。重みは、中心画素に対する幾何学的距離と測色値ΔEab距離との関数である。この平均は、5D双方向フィルタリングアルゴリズムを使用して算出される。得られる低域通過帯域画像Ilow(105)はこれらの加重局所平均を含み、重みは中心画素に対する幾何学的距離と測色値ΔEab距離との関数である。
コンポーネント106により実行されるステップS3では、局所変化を含む高域通過帯域画像Ihigh(107)は、IinとIlowとの差を利用して決定される。
ステップS4でまとめて示されるステップS2とS3とにおいて、モジュール108でまとめて示されるモジュール104と106とに対応するが、画像を複数の帯域で効果的に分解する。上述の実施形態では、画像は、局所平均を含む帯域と局所変化を含む帯域との2つの帯域で分解される。
モジュール109に対応する次のステップS5では、Ilowがクリッピングによって変換先の色域DestGamutにマッピングされ、Black Point Compensationが適用される。また、この変換は、g()で示される。クリッピングによる劣化は、大抵、複数の画素が近い色値を有する隣接画素で発生することに留意されたい。しかしながら、ステップS2における前の双方向フィルタリングはこの劣化を防ぎ、このような隣接画素はフィルタによってぼかされ、局所変化がIhighで安全に保存されることになる。このステップは、出力IlowM(110)として提供する。
モジュール111に対応するステップS6では、Ihighにおいて変換k()が実行され、IhighM(112)が得られる。
モジュール113に対応するステップS7では、空間および色適応の色域マッピングアルゴリズムが適用され、f()で示される。ステップS2で実行された双方向フィルタリングにより、各画素の隣接画素は、画素の色値と隣接画素間の関係とが保存されるように考慮に入れられる。これにより、Iout(114)が生成される。
最後に、モジュール115に対応するステップS8では、Ioutは、関連するICCプロファイルの相対的な測色法を使用して、出力プリンタのCMYK符号化に変換される。これにより、Idest(116)が生成される。
印刷システムにおけるこのフレームワークのアプリケーションは、以下で説明する。ここで、本発明によるフレームワークを詳細に説明する。
色空間
ステップS1において、CIELABへの変換が実行される。空間的色域マッピングアルゴリズムが適用される色空間が重要であることに留意されたい。示された実施形態では、CIELABが選択されているが、CIEXYZも使用される。
画像分解
モジュール108で実行される分解の目的は、画像の局所平均と局所細部とを分解して、それらを別個に処理にし、得られる画像に局所平均と局所細部との両方をできる限り保存することである。示されたフレームワークは、画像を2つの帯域で分解するが、モジュール108を変更することで、フレームワークはn個の帯域に適合できる。BPCおよびSCAGMAの改良型も、複数の帯域に適用されるのに適している。
低域通過フィルタリング
低域通過フィルタリングを行うためにGaussianフィルタを使用すると、ハロー現象が生じる。ハロー現象の発生を避けるために、5D双方向フィルタリング(BF)を使用するエッジ保存フィルタによって分解が行われる。フィルタのサイズは極めて重要なパラメータであるので、ここで簡単に説明する。ここでは、分解の際の周波数帯域は2つであるが、2超でもよく、最大値は計算時間のコストによってのみ制限される。
CIELAB空間における5D双方向フィルタリング(BF)は、空間領域と色範囲とが組み合わされたフィルタリングである。LBF=BF(L)、aBF=BF(a)、bBF=BF(b)は、フィルタリングされた画像の3つのチャネルを示す。画素iのLBFであるL BFは、以下のように求められ得る(a BFおよびb BFの式も同様である):
Figure 2010541356
Figure 2010541356
ここで、Iinは原画像であり、d(x,x)は画素iの位置xと隣接画素jの位置xとの間の幾何学的な近さを示す。r(p,p)は画素iおよびjの色(L,a,b)と色(L,a,b)との間の測色の類似度を示す。ここでは、d(x,x)およびr(p,p)はそれらの引数間のユークリッド距離のガウス関数である:
Figure 2010541356
ここで、2つのスケールパラメータσおよびσは、フィルタの動作で重要な役割を果たす。これらを簡単に説明する。同様に、パラメータδおよびδはフィルタの特性化に使用される場合があることに留意されたい。
本発明に従って2つの帯域で分解するために、まず、元のCIELAB画像が極座標表現であるCIELCH、すなわち、明度(lightness)、彩度、色相に変換される。低域通過帯域画像Ilowを計算するために、原画像Iinの2つのチャネルLinとCinのみが5D双方向フィルタリングを使用してフィルタリングされる。これは、図3に示されている。hinチャネルはフィルタリングされないで、提案されているSGMAにより変更されていない色相を維持する。それにもかかわらず、5D双方向フィルタがΔEab距離を伴うので、色相はLinとcinチャネルのフィルタリングの際に十分に考慮に入れられる。
したがって、低域通過帯域画像Ilowは、以下のように定義される:
low=(LBF,cBF,hin
ここで、LBF=BF(Lin)かつcBF=BF(cin)である。
フィルタパラメータ、空間フィルタサイズ
従来のガウスフィルタリングでは、ガウスフィルタの幅(σで設定)が、低域通過帯域に進む低周波成分(局所平均と見なされる)と高域通過帯域に進む高周波成分(局所細部)との境界を決定する。σの適切な値を設定するのは、ささいな作業ではない。この選択は、「局所細部」(すなわち、特定の領域における小さなまたは微細な要素)の定義付けに関連する。この定義付けは、再生画像のサイズや解像度、再生装置の変調伝達関数、視野条件、可視化の距離、人間の視覚システムの動作などの複数のパラメータに依存する。当該技術分野では、人間の視覚ステムを3つ以上(通常は5つまで)の帯域のマルチスケール分解によってモデル化することが知られている。ここでは、本発明のフレームワークにこれを適用することで、異なるサイズの細部の複数のカテゴリの定義付けが可能になる。示された実施形態では、画像分解は2つの帯域に制限されている。この実施形態のσおよびσの適切な値は、以下で説明する。
5D双方向フィルタのフィルタサイズ
5D双方向フィルタでは、中心画素と隣接画素との間のΔEabの色距離も考慮に入れられる。このことにより、ハロー現象を避け、局所の同じ画素間の局所遷移を具体的に処理することができる。小さいΔEab距離にある(すなわち、同じとみなされる)隣接画素がフィルタリングされる。ΔEab距離がσに比べて大きくなるにつれて、画素はフィルタリングされなくなる。したがって、σrが小さいΔEabを大きいΔEabと区別する基準を決定する。小さいΔEab値は知覚色差と十分に相互関係があるが、ΔEab値が大きいと見なされることのできる閾値σrを定義付けするのはより難しい。SCAGMAの1つの目的は、色域マッピングアルゴリズムにより変換先の色域の同じ色にマッピングされてしまう色差を保存することである。したがって、σを入力色域と変換先の色域との間の平均距離に設定することが考えられる。色間の小さい距離を維持する出力装置の機能も考慮に入れられる。
「局所細部」や「同色」の簡単な定義付けがなければ、先行技術を再検討して、画像分解時のσdおよびσrの値の効果を評価することを提案する。
発明者により実行された実験が以下の見解を引き出した。大きい値のσdは画像領域におけるフィルタの幅がより広いことを意味し、したがって、より大きな周波数成分のセットがフィルタリングされる。実際に、画像を上から下まで見た時に上から下まで動くσdが増加した画像の列を見ると、Ilowはぼかしを行い、Ihighはより細部を表わすことがわかる。大きい値のσは色領域におけるフィルタがより大きいことを意味し、したがって、より大きな範囲の色遷移がフィルタリングされる。σが非常に大きい時、双方向フィルタはフィルタリングされた領域の色成分により調整されず、結果として生じる画像のぼかしは、二次元のガウスフィルタのぼかしと同じになる。また、強いエッジの近くにハロー現象が発生する。σが増加した画像の行を見ると、Ihighではより多くの色成分が見られる。
ここで、σとσとの関係について考える。小さい値のσは任意のσに対して画像のぼかしを非常にわずかな色遷移に厳しく限定する。小さい値のσは任意のσに対して画像のぼかしを高周波成分に限定する。σとσとの両方が非常に大きな値である時、Ilowは飽和領域に囲まれた不飽和領域で彩度を大きく引き上げることによっていくらかの色ずれを示す。色ずれは、色域マッピング処理で不具合を発生させるが、これはσの値が非常に大きい場合にのみ発生する。
この見解に基づいて、値σ=20ΔEab、σ=20画素(すなわち、対角線の約1.5%)がこれらのアルゴリズムや適切な画像のセットに適する最適な妥協点であることがわかる。
δおよびδをパラメータと考えると、δの設定は画像サイズおよび可視化の条件に依存しなければならないと言える。前述の実験では、値を(150dpi、サイズ9cm−15cmから12cm−20cmまで印刷され、60cm離れて見る画像に対して)δ=画像対角線の1%、δ=25ΔEに設定した。
特定の実施形態では、これらのパラメータは、上述したように、ユーザインタフェースを使用してユーザによって、またはジョブおよびシステムの状態や設定に基づく制御プログラムによって設定される場合がある。
高域通過フィルタリング
次に、高域通過帯域画像Ihighは、図1のモジュール106により実行されるステップS3で、Iinと低域通過Ilowとの差を利用して計算される:
high=Iin−Ilow=(Lin−LBF,cin−cBF,0)
これは、図4に示されている。
低域通過帯域に適用される関数g()
低域通過帯域に関数g()を適用するステップ(モジュール109により実行されるステップS5)をさらに詳細に説明する。
関数g()は、Ilowに含まれる入力画像Iinの局所平均に影響する。その目的は、色相、明度、彩度などの色属性をできる限り保存すると同時にIlowの色域を変換先の色域GamutDestinationにマッピングすることである。さらに、広範囲のレンダリングを保存する必要がある。
画像の暗くてコントラストのない(low−key)値の結果として生じるクリッピングを避けるために、Black Point Compensation(BPC)がIlowに適用される。
以下の節では、本発明によるフレームワークおよび方法に含まれるアルゴリズムを提案する。
線形XYZスケーリングとも呼ばれるBlack Point Compensation(BPC)は、変換元の黒点をCIEXYZ色空間の変換先の黒点にマッピングし、中間の色値にスケーリングする。Black Point Compensationは、色域圧縮アルゴリズムと考えられることができることに留意されたい。このために、Black Point Compensationはほとんど飽和されていない画像を生成する。この不飽和状態は、常に望ましいことであるとは限らない、および/または必要であるとは限らない。提案されている方法は、この不利点を克服するものである。BPCの方法は、図5を参照して説明する。図5は、図2のステップ5を詳細に示したものである。第1のステップS51で、Ilowが白点=[1,1,1]の正規化されたフラットなXYZ符号化に変換される。次のステップS52で、Ilowのヒストグラムが構成される。ヒストグラムのX軸に沿って、IlowのY値が動く。ヒストグラムのY軸に沿って、所与のY値を有する画素の数が示される。さらに、横軸には、変換先の装置の最小のY値であるYminDestが示される。ヒストグラムから、Y値がYminDestより下の画素の総数#が決定される。この数が第1に閾値Th1より上であれば(ステップS53、Y)、次のステップS54で、さらにこの数が第2の閾値Th2より上であるか否かがチェックされる。この場合、Th2>Th1である。この数が第2の閾値Th2より上である場合(ステップS54、Y)、完全BPCが実行される(ステップS55)。
完全BPCでは、画素iのYlowBPC値、Y lowBPCは、以下のように求められる(X lowBPCおよびZ lowBPCも同様の式):
Figure 2010541356
ここで、Y lowBPCは変換先画素iのスケーリングされたY値であり、Y lowは元の画素iのY値であり、Yminlowは画像の最小のY値であり、YminDestは変換先の装置の最小のY値である。
ステップS54で#>Th2が適用できないことがわかれば(N)、部分的BPCが実行される(ステップS56)。この場合、部分的BPCは、以下の式に従う、無BPCと完全BPCとの間の線形結合である:
lowBPCadaptive=qlow+(1−q)lowBPC
ここで、q=#/(Th2−Th1)である。
ステップS53で#>Th1が適用できない(N)、つまり、数個の画素あるいはそれ以下の画素の色のみが出力装置の黒点のレベルに達しないことがわかれば、BPCは全く必要なく、実行されないことになる。閾値Th1およびTh2は、装置のユーザインタフェースを使用してオペレータによって設定されることのできるパラメータである。
方法は、ステップS56を実行した後もステップS55を実行した後も行われるように、ステップS57を継続する。この場合、得られる画像はCIELCHに変換される。
この変換の後、方法はステップS58を継続し、得られた低域通過帯域がさらに処理される。
BPCは、色域外にある画素の数および色域とこれらの画素との間の距離を大きく減少させる。CIEXYZにおけるBPCはIlowの色域を縮小するので、IlowBPCの色域境界は変換先の色域により近く、最初のクリッピングの選択は最終の結果にあまり影響を与えない。前の実験では、いくつかのカラフルな画像のクリッピングのアーチファクトは顕著に表れた。これらのアーチファクトは、HPMinΔEabを使用する最初のクリッピングによるものであった。しかしながら、このようなアーチファクトは、最初にBPCを適用すると問題ではなくなり、HPMinΔEabは飽和度を保存するのに適している。Ilow=HPMinHPMinΔE(ILowBPC)。
関数g()の第2のステップは、低域通過帯域の色域マッピングである。このマッピングの目的は、Ilow内の各画素の色をできる限り保存することである。
隣接画素間の色距離を保存することは、Iin全体をマッピングする時ほど重要ではない。それは、分解された画像の重要な細部のほとんどが5D双方向フィルタによりフィルタリングされており、Ihigh内にあるからである。これらの制約によりBPCの後でHPMinΔEを使用することになり、クリッピング画像IlowMが得られる。ここで、
lowM=HPMinΔE(IlowBPC)=g(Ilow
g=HPMinΔE・BPC
色相チャネルはHPMinΔEにより変更されないままである点に留意されたい:hlowM=hlow=hin。CIEXYZにおけるBPCはIlowの色域を縮小するので、IlowBPCの色域境界は変換先の色域により近く、最初のクリッピングの選択は最終の結果にあまり影響を与えない。HPMinΔEabは飽和度を保存し、色相を一定に保つので、色域マッピングにHPMinΔEabを選択するのは適切である。
しかしながら、この空間色適応GMAの別の実施形態(SCACOMPバージョン)では(以下の関数f()を参照)、均一な局所適応的圧縮を適用するために、HPMinΔEabは50%グレー点にクリッピングする別のクリッピングアルゴリズムSCLIPで置き換えられる。この圧縮は、HPMinΔEabを使用した場合は均一でない:
lowM=SCLIP(IlowBPC)=g(Ilow
g=SCLIP・BPC
高域通過帯域に適用される関数k()
ここで、図1のモジュール111により実行される図2のステップS6の適応スケーリングのステップをさらに考察する。Ilowの画像領域がクリッピングによってIlowMに大きく修正された時、IlowM内の局所エネルギーはIlow内の局所エネルギーに比べてかなり低減される可能性がある。IlowおよびIhighの両方が大きな局所エネルギーを有するが、IlowMが局所エネルギーの一部を損失してしまった場合の画像領域では、Ihighのエネルギーを低減してIhighMを形成し、2つの帯域の画像IlowMおよびIhighMからの寄与の平衡率をIlowおよびIhighの場合の平衡率と同様に保つことが賢明である場合がある。したがって、各画素iでマージする時に、IlowMに加えられるIhighのエネルギーの量に影響を与える局所変数α(i,Ilow,IlowM)を取り入れる:
highM=α・Ihigh
または、同様に、
Figure 2010541356
Figure 2010541356
ここで、εは、p low=p lowであり、w BFが画像の分解で使用される双方向フィルタの重みである場合、0で割るのを避けるための小さい一定値である。
好ましくは、ε=0.001.max(|plow|)である。
αは、SCACOMPおよびSCACLIPの修正バージョンにおいて考慮される。αは、Black Point CompensationがIlowに適用される時にはあまり重要ではないことに留意されたい。それは、この時は低域通過帯域の局所構造はより十分に保存され、αは1に近いことが多いためである。
特定の状況では、α=1であり、Ihigh=IhighMである。
2つの帯域の適応マージングおよびマッピングの関数f()
2つの帯域の画像IlowおよびIhighはそれぞれg()およびk()により修正され、この時点でIlowMとIhighMとがマージされ、その後マッピングされることができる(ステップS7、モジュール113)。
このステップでは、マッピングされる低域通過帯域画像IlowMと高域通過帯域画像IhighMとがマージされる。
マージオペレータは、分解オペレータと同様に簡単な足し算である:
temp=IlowM+IhighM
より精巧なマージングも可能であるが、関数kは適応マージングの場合と同様に局所依存の重みとして機能するので、提示されるフレームワークにはマージングの簡単な足し算で十分である。
temp内の色は変換先の色域GamutDest外にある場合があるので、第2の色域マッピングが必要である。Ilowのマッピングとは異なって、このマッピングは細部を保存する必要があり、したがって、Itempの成分に適合させなければならない。
双方向フィルタ(モジュール104、ステップS2)は、小さい色変化をフィルタリングして、大きな色変化(すなわち、強いエッジ)を保つ。これらの特性によれば、IhighMに含められる局所空間的変化は小さい色変化のみを示す。したがって、各画素とその隣接画素とは、f()がクリッピングGMAである場合、色域境界の同じ小さな領域に投射されやすい。このことにより、Ihigh内にある変化を急激に減少させることになる。この状況を避けるために、f()およびk()は、得られる画像Ioutの画素poutに対して以下の目的を有する局所適応的関数とすることができる:
・poutは、Iinのpinにできる限り近い、
・poutの隣接画素との色変化とは、pinの隣接画素との色変化に最も近い、
Figure 2010541356
最初の2つの要件は拮抗する場合もあるので、poutは妥協点の画素となる。ここで、加重和が使用される:
Figure 2010541356
ここで、w∈[0,1]は重みであり、Δ1、Δ2は距離メトリックである(この状況では複数のメトリックが利用可能である)。
・w=1の場合、kは最小のΔ1のクリッピングとなる(Δ=ΔE*abの場合、k=HPMinΔE)。
・w=0の場合、画素の値ではなく、画素と隣接画素との間の色変化のみが保存される。
・その中間の場合、つまりw∈]0,1[の場合は、結果は最適化アルゴリズムによって得られる場合がある。
妥当なレベルの計算時間を維持するために、高速のソリューションが展開できる。結果の画質に対する計算時間のトレードオフの関係が考慮されなければならない。次の節では、最適に近い結果画像が得られる2つの代替の速い実施形態が提案されている。これらは、5D双方向フィルタリングを使用して2つの帯域の画像IhighおよびIlowで分解し、その後、低域通過帯域画像IlowをIlowMにクリッピングし、IhighをIhighMに局所適応的スケーリングする、同じフレームワークに基づくものである。その後、IhighMとIlowMとは、局所適応的な2つの群の点別GMAである圧縮とクリッピングとを使用して、マージされ、適応的にマッピングされる。
空間色適応圧縮(SCACOMP)
特定の実施形態によれば、IhighMに含められる隣接画素間の色変化を保存する適応圧縮アルゴリズムが使用される。概念は、GamutDestの範囲外にある各画素を、その隣接画素に依存する色域の多少内側深くの中心に向かって投射することである(図6)。
まず、IhighMがIlowMに足され、合計のItempがSCLIPを使用してマッピングされる:
=SCLIP(Itemp)=SCLIP(IlowM+IhighM
次に、Iと新規に構成された画像との間の差Ioffsetを計算する:
temp=(IlowM+IhighM
offset=I−Itemp=I−(IlowM+IhighM
各隣接画素jに対する所与の空間位置xでは、p offsetの色ベクトルをp offsetの方向に投射する。結果がノルム
Figure 2010541356
より大きい場合、pが考慮に入れられ、pはp ∈IをGamutDestの50%グレー点に向ける(図6)。画素iのシフトに対する各隣接画素の寄与は、双方向フィルタBFによって定義されたw BFによって重み付けされる:
Figure 2010541356
および
Figure 2010541356
ここで、
Figure 2010541356
であり、
ここで、「・」は、スカラー積を示す。w shiftは1以上であり、したがって、得られる色値が確実に色域境界とGamutDestの50%グレー点との間の色域にあることになる。
SCACOMPの実施形態の変形例では、各隣接画素の寄与はw shiftによって制御される:
Figure 2010541356
ここで、p は、50%グレー点に向かう単にベクトルである。
Figure 2010541356
Figure 2010541356
ここで、「・」は、スカラー積を示す。
shift≧0の時、得られる色値は色域境界とGamutDestの50%グレー点との間の色域内にある。この変形例は、|poffset|が極めて小さい値であるために生じる可能性がある数字の不正確さを防ぐ。
空間色適応クリッピング(SVACLIP)
第2の実施形態によれば、Ihighの成分を維持するために、投射方向が変数として設定され、各画素に対して、最適なマッピング方向は局所変化が最適に維持されるように選択される。
より速く結果画像を得るために、選択は1組の方向に限定される。提案されている第2の実施形態では、マッピング方向は当該技術分野で知られている方向、すなわち、f=HPMinΔE、f=CUSP、f=SCLIPの中で選択される。最初に、IhighMがIlowMに足され、3つのマッピングf,n∈{1,2,3}が実行される(図7参照)。次に、それぞれのマッピングに対して、マッピングの結果とIlowMとの間の差Ihigh_nMが計算される。この差は、IhighMのマッピングの結果と見なされることができる:
high_nM=f(IlowM+IhighM)−IlowM,n∈{1,2,3}
highにおいて、画素iの隣接画素jのp highのノルムの加重和に相当するエネルギーE highを計算し、同様にそれぞれのIhigh_nのエネルギーE を計算する:
Figure 2010541356
Figure 2010541356
ここで、w BFは画像の分解に使用される双方向フィルタの重みである。処理は画素ごとに画像を走査するので、隣接のいくつかの画素p outがすでに処理されている。これらの画素に対して、p high_nMはE の計算の結果p outに置き換えられる:
Figure 2010541356
したがって、前の決定が考慮に入れられ、Ioutは画素の処理順序によって決まる。誤差拡散ハーフトーン化アルゴリズムは、同様の手法を有する。最適化ツールを伴う他のオプションも可能である。
がE highに最も近い投射方向が画素iのために選択される:
out=fselect(p low+p high
select=argmin(|E −E high|),n∈{1,2,3}
SCACLIPにおける修正エネルギー最小化
上述の実施形態の変形例では、保存するエネルギーの数式を変更することにより、SCACLIPがさらに最適化される。
highMとIlowMとがマージされ、3つのマッピングf,n∈{1,2,3}が実行される:
fn=f(IlowM+IhighM),n∈{1,2,3}
SCACLIPのこの変形例では、エネルギーは以下のように定義される:
Figure 2010541356
ここで、Ihighに対して前に定義されたように、Iinに同じ低減αを適用して、IlowMに比べてIlowMの局所エネルギーの可能な低減を補正する。エネルギーのこの新しい定義付けの主な改良点は、隣接画素内の局所的色変化の方向を考慮するが、元の第2の実施形態のエネルギーはこれらの変化の振幅を考慮した点である。次に、E が最も小さい投射方向が画素iのために選択される(図8参照):
select=argmin(E ),n∈{1,2,3}
out=fselect(p lowM+p highM
提案されている変形例は、原画像と得られる画像との局所差がより適切に最小化されるという利点がある。
上述の新規のSCAGMAを当該技術分野で知られているSCAGMAと比較すると、以下のことがわかる:
・本明細書で示されたシステムおよび方法において、画像を分解するエッジ保存フィルタが使用される。このフィルタにより、ハロー現象を避けることができる。より特有の5D双方向フィルタがIin−GMA(Iin)に適用されて、Ihighを形成し、その後これはGMA(Iin)に単純に足される。
・提案された実施形態によれば、関数k()を使用して得られたIhighを適応調整するエッジ保存のマルチスケールな分解が使用される。このことで、以下のような先行技術の欠点を克服する:
(a)Gaussianベースのマルチレベルの分解での適応調整はハロー現象を避けることができない。
(b)ZollikerおよびSimonによるSGMAでの調整は画像内に不均衡な周波数成分を発生させることになる。
・提案された実施形態によれば、方法は局所適応関数k()を使用する。先行技術では、一定のスケーリングの関数k()のみが知られている。
・提案された実施形態によれば、複数のマッピングの代替形態を比較して、エネルギーを計算することにより入力画像内の局所の色差の歪みを最小にする局所適応マッピング(SCACLIP)が適用される。
・利点は、得られる画像内の周波数成分が変換先の色域GamutDest内にある画像領域およびGamutDest外にある画像領域の周波数成分と同じである点である。当該技術分野で知られているSGMAはこの点に欠ける。
上述したSCACOMPおよびSCACLIPの実施形態は共に、同じフレームワークで構築され、したがって、同じ挙動をする。それでもこれらの出力された画像間にはある程度の差が認められる。以下で、これらの差について考察し、既存のGMAの代替形態を有する2つのアルゴリズムを比較する。出力された画像の画質を評価するための試験が行われた。
SCACOMPによって生成された画像は、SCACLIPの画像よりわずかに飽和度が少なく、くっきりしていないが、アーチファクトが発生しない可能性が高いと認識されている。これらのアルゴリズムの差は出力画像の差につながる:
・最初のマッピングは異なる。SCACLIPのHPMinΔEに対してSCACOMPではSCLIPである。この差は得られる画像の知覚飽和度に影響を与える。
・適応マッピングの結果も異なり、SCACLIPによる出力画像における局所コントラストは、SCACOMPによる出力画像の場合より、より十分に認められる。また、SCACLIPは、可能な3方向に制限するために局所的アーチファクトがより発生しやすい。この制限により、滑らかな変化領域において色の急激な変化が生じ、これが顕著なアーチファクトを発生させる可能性がある。
ワークフローにおいてIlowのマッピングの前にBPCが適用されると、得られる画像間の差は小さくなる。
これは、図2で示される方法のステップS7の説明となる。
最後に、ステップS8では、Ioutは、ICCプロファイルの相対的な測色法を使用して出力プリンタのCMYK符号化に変換される。
提案された色域マッピングアルゴリズムは、スキャナやデジタルカメラにより取り込まれた画像の高品質レンダリングには特に有効である。
次の発明を、図7を参照して説明する。
提案されているContent Adapted Mappingアルゴリズムは、色域拡張トピックに関する。先行技術では、色域拡張アルゴリズムが変換先の色域よりも狭い変換元の色域の強化を行うことは知られている。Adapted Mappingは、凡例を有する衛星画像などの広い色域の画像を考慮する。実際に、衛星画像内の凡例は飽和色を含み、このことでプリンタの色域よりも広い色域になる。これらの特定の画像に対して、プリンタの色域外にある画素の彩度を変更せず、プリンタの色域内の画素の拡張を実行する色域拡張アルゴリズムを実行する。
非線形マッピング関数を使用して、変換元画像の各々の彩度Cが彩度Cにマッピングされる。色域拡張は、輝度値および色相値を変更せずに実行される。実際に、L(彩度Cの画素の輝度)でプリンタの色域の最大彩度値がC0mである場合、正規化値C=C/C0mが以下の非線形関数を使用してマッピングされる:
Figure 2010541356
ここで、γは非線形の度合いを示す定数である(γ<1)であり、Cは最小彩度値であり、彩度値はそこから拡張される、
0=<C=<1
次に、拡張された彩度Cは:
=f(C)・C0m 但し、0≦C≦1
によって得られる。
この方法の利点は、不飽和色は彩度値が強化されるが、変換先の色域領域外にある過飽和の色は変更されない点である。
このAdapted Mapping処理は、図9に示されている。C=0.2およびγ=0.7を使用して適用された適合マッピングアルゴリズムが衛星写真に見られる結果を示す。強化画像(B)は、飽和度を上げることで原画像(A)よりもより多くの細部を示す。適応マッピングにより飽和度を上げるのは、2つのパラメータ値γとCpに対して選択された値によって決まる。
提案されている適応マッピングは、プリンタの色域よりも広い色域が必要なラベル付き衛星画像および飽和色をほとんど含まない全体的に不飽和状態の画像に適用されることができる。
図8は、上述した本発明が適用されるデジタルプリンタの最も重要な部分の概略図である。この装置は、ユーザインタフェース65と、例えばネットワーク67経由で他の場所で作られたデジタル画像を受信するための入力ユニット66とを備えて、プリンタとして使用される。
装置はさらに、記録画像(例えば、写真)をデジタル画像に変換する素子を有するスキャナ61と、デジタル画像を記憶するためのメモリ62と、デジタル画像を処理するための処理ユニット63と、処理されたデジタル画像を紙または任意の適切な媒体に印刷するための印刷ユニット64とを備える。また、装置は、コピー機としての使用にも適している。デジタルカラー画像を印刷するために、印刷ユニット64は、各々が基準色を印刷する多数のカラー印刷サブユニットを含む。例えば、4色カラー印刷サブユニットは、インクまたはトナーの形式で基準着色剤のシアン、イエロー、マジェンタ、ブラックを使用する。色は、ディザリングまたは誤差拡散などのラスタ技術を使用してレンダリングされる。
スキャナ61または入力ユニット66からの入力画像は、色値が本発明の一実施形態により変換されるカラー画像である。入力ユニットは、デジタル記録カメラにより他の場所で取られた写真の画像データを入力するのに使用されることができる。印刷するために、処理ユニット63は、本発明による方法を実行する手段を備える。
処理ユニット63は、ユーザインタフェースであるオペレーティングユニット65に接続される。オペレータインタフェース65は、例えば、スライドまたはボタンにより色域マッピング関数のパラメータを手動で設定する設定手段を備える。
本発明がネットワーク環境にあるプリンタで使用される時、例えば、ユーザは自分のワークステーションのプリンタドライバを使用して、パラメータとして所望の値を考慮してカラー画像が自分の嗜好に応じて変換され、印刷されなければならないことを示すことができる。この場合、プリンタの処理装置は、デジタルカラー画像を本発明による変換先の色域にマッピングされたデジタルカラー画像に変換し、変換された画像を印刷する。
さらに、変換された画像は、変換の結果を視覚制御するために表示装置68上に表示され得る。
また、別のコンピュータ、例えば、ユーザのワークステーションで色域マッピング方法のステップを実行し、中間画像をプリンタに送信し、ここでマッピングを完了させる追加のステップが実行される、または、中間画像を記憶し、その後印刷するために大容量記憶装置に送信することも可能である。
画像のレンダリングは、図9で部分的に示されているような印刷装置で実行されることができる。そこに示されているように、インクジェットプリンタは、画像記録媒体となる紙シート42を搬送するために矢印Aの方向に回転するために駆動されるプラテン40を備える。プリントヘッド44は、ガイドレール48上に案内されるキャリッジ46上に取り付けられ、プラテン40に沿って矢印Bの方向に往復して紙シート42を走査する。プリントヘッド44は、4つのノズルヘッド50を備え、各々がイエロー、マジェンタ、シアン、ブラックの基準色のそれぞれに対応する。インクは、インク容器(図示せず)からパイプを通してノズルヘッド50に供給される。シート42に面する側には、各ノズルヘッド50は線形配列のノズル52を有する。ノズルヘッド50は、シート42上に印刷される画像の画像情報に従って付勢される。信号は、キャリッジ46上に取り付けられたコネクタ(図示せず)を介してプリントヘッド44に送信される。印刷データによる信号は、コネクタ(図示せず)を介してプリントヘッド44に接続された制御ユニットによって生じる。それぞれのノズル52は、シート42上の対応する画素位置でドットを形成するインク液滴を噴射するように別個に付勢されることができる。このように、プリントヘッド44がプラテン40に沿って1回のストロークを行うと、各ノズル52が付勢されて目的の画像の1つの画素ラインを描くことができる。その結果、キャリッジ46の前後ストロークの時に、プリントヘッド44は画像のスワス(swath)またはバンド(band)を印刷し、スワスの画素ラインの数は各ノズルアレイにあるノズル52の数に対応する。図9では、ノズルヘッド50ごとに8個のノズル52のみが示されているが、実際には、ノズルの数はそれよりもかなり多い。
取り込まれた画像データの変換は、向上された色品質でレンダリングされた画像を取得するのに必要とされる場合がある。
本発明を上述の例示の実施形態を参照して説明してきたが、この実施形態に限定されるわけではない。当業者には、請求項の範囲内であれば他の実施形態も可能であることは明らかである。

Claims (11)

  1. 原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングし、黒点補正のステップを含む方法であって、黒点補正ステップが、画像の特性に基づいて、特性値が第1の閾値より大きい場合に黒点補正を実行し、特性値が第1の閾値以下である場合に黒点補正を実行しないことにより適応可能であることを特徴とする、方法。
  2. 特性が画像のヒストグラムであること、および特性値が出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値より大きい場合に黒点補正を実行するステップが、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第1の閾値と第2の閾値との間にある場合に部分的黒点補正を実行するステップと、出力装置の黒点のレベルに達しない画素の数が第2の閾値より大きい場合に完全黒点補正を実行するステップとを含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 画像を複数の帯域の画像で分解して少なくとも低域通過画像を生成し、低域通過画像に黒点補正が実行されて黒点補正された低域通過画像を生成するステップと、黒点補正された低域通過画像に適用される色域マッピングのステップとを含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 原画像を変換元の色域の色部分空間から、一定の出力装置内に属し一定の黒点を有する変換先の色域の色部分空間にマッピングするためのシステムであって、
    原画像を複数の帯域で分解し、少なくとも低域通過画像と高域通過画像とを生成するためのフィルタと、
    低域通過画像を入力として取り込み、黒点補正された低域通過画像を出力として送る黒点補正コンポーネントと、
    黒点補正された低域通過画像と高域通過画像とのマージングおよびマッピングを行って、出力画像を生成するための適応マージングマッピングコンポーネントとを備える、システム。
  6. 黒点補正コンポーネントが、第1の閾値および第2の閾値により制御され、オペレータによって第1の閾値および第2の閾値を設定するためのユーザインタフェースを備える、請求項5に記載のシステム。
  7. 出力画像を出力するための出力装置をさらに備える、請求項5または6に記載のシステム。
  8. 出力装置がインクジェット印刷システムである、請求項7に記載のシステム。
  9. 出力装置が表示システムである、請求項7に記載のシステム。
  10. 請求項1から4のいずれか一項に記載の原画像を変換元の色域の色部分空間から変換先の色域の色部分空間にマッピングする方法を装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
  11. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読媒体。
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