JP2010540172A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 医用デバイス（10）において、
   末端側把掴要素（48）及び基端側把掴要素（46）を備えており、該末端側把掴要素及び基端側把掴要素は、それぞれ、該把掴要素が挿入されている管体の挿入部位を拡げることができるように構成されており、該末端側把掴要素および基端側把掴要素は、それぞれ、脚状部を備えており、各脚状部は、腿状部と、脛状部と、膝状部とを備えており、該膝状部は該腿状部を該脛状部に連結しており、
   引き寄せ手段（42,44）を備えており、該引き寄せ手段は、前記末端側把掴要素及び前記基端側把掴要素を互いに近付く方向へ移動させることにより、前記膝状部を屈曲させて、前記脛状部を前記デバイスの中心軸線に対して９０°を超える角度で折り畳み、前記管体に重畳部を形成して、該重畳部をそれら脛状部の間でクランプするように構成されており、
   トリガ手段（20）を備えており、該トリガ手段は、前記末端側把掴要素及び／又は前記基端側把掴要素を前記重畳部が捻られるように相対的に回転させるように構成されている、
   ことを特徴とする医用デバイス。
2. 前記腿状部の軸心方向長さは、前記脛状部の軸心方向長さより長いことを特徴とする請求項１記載の医用デバイス。
3. 前記末端側把掴要素（48）及び前記基端側把掴要素（46）はいずれも、中心線の周囲に周方向に等間隔で配設された複数の脚状部を備えており、前記末端側把掴要素及び前記基端側把掴要素のそれら複数の脚状部は２列の脚状部列を成すように配設されており、それら２列の脚状部列は、前記末端側把掴要素の前記脚状部から成る末端側脚状部列と、前記基端側把掴要素の前記脚状部から成る基端側脚状部列とであることを特徴とする請求項１又は２記載の医用デバイス。
4. 前記末端側脚状部列は基端側へ向けられ、前記基端側脚状部列は末端側へ向けられており、前記末端側把掴要素及び前記基端側把掴要素が展開状態にあるときに、前記末端側把掴要素及び前記基端側把掴要素（48,46）の前記脛状部が互いに対向するようにしてあることを特徴とする請求項３記載の医用デバイス。
5. 各把掴要素（46,48）は、ニッケル−チタン合金材料から成ることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項記載の医用デバイス。
6. 各把掴要素（46,48）は、ポリマー材料から成ることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項記載の医用デバイス。
7. 各把掴要素（46,48）は、組織と係合するように形成された先端縁を備えており、該先端縁は、鈎爪部、列設突起部、掛歯部、掛鈎部、尖端突起部、剛毛状突起部、針金状突起部、高摩擦係合部、粘着部、及び／又は、膨出部のうちの少なくとも１つを備えていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項記載の医用デバイス。
8. 各把掴要素（46,48）は、前記膝状部に形成される、鈎爪部、列設突起部、掛歯部、掛鈎部、尖端突起部、剛毛状突起部、針金状突起部、高摩擦係合部、粘着部、及び／又は、膨出部のうちの少なくとも１つを備えていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項記載の医用デバイス。
9. 前記末端側把掴要素及び前記基端側把掴要素（48,46）は、非展開状態と前記管体の一部を拡げるための展開状態とを有することを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項記載の医用デバイス。
10. 前記引き寄せ手段（42,44）は、前記脚状部の膝状部を屈曲させて、前記脛状部を前記中心軸線に対して９０°を超える角度で折り畳む前に、前記トリガ手段（20）による回転のため、前記脛状部の各々が前記デバイスの軸心に対して垂直となるように、前記末端側把掴要素及び基端側把掴要素（48,46）を互いに近付く方向へ移動させるように構成されていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項記載の医用デバイス。
11. 前記末端側把掴要素及び基端側把掴要素（48,46）は、前記トリガ手段の操作により、互いに反対方向に回転可能であることを特徴とする、請求項１〜１０のいずれか１項記載の医用デバイス。
12. 前記末端側把掴要素及び基端側把掴要素（48,46）は、トリガ手段によって展開されることを特徴とする請求項９記載の医用デバイス。