JP2010539639A - ヘッドランプレベリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤ等の連結手段の変位量の相対的な誤差を小さくでき、左右のヘッドランプの光軸の調整が容易なヘッドランプレベリング装置を得る。
【解決手段】本ヘッドランプレベリング装置(10)では、ガイドねじ(92)とスライダ(88)との連結位置となる雌ねじ孔(100)から係止孔(104L)までの距離は、雌ねじ孔(100)から係止孔(104R)までの距離よりも充分に長い。このため、係止孔(104R)に作用するモーメント(MR)よりも係止孔(104L)に作用するモーメント(ML)の方を大きくできる。これにより、ワイヤ(18L、18R)の引っ張り、引き戻しの何れの場合にも、モーメント(ML)の向きにスライダ(88)が傾いてガイドねじ(92)との間の連結ガタを吸収するので、引っ張りと引き戻しとでワイヤ(18L)の移動量とワイヤ(18R)の移動量の誤差の拡大を抑制できる。これにより、ヘッドランプユニット(12L、12R)の各々から発せられる光の光軸の傾きの差異を小さくできる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のヘッドランプの光軸の向きを調整するためのヘッドランプレベリング装置に関する。
例えば、車両の後部座席に乗員が乗車している場合や、車両後部のラゲッジルームに荷物を積んでいる状態では、車両の後部が沈み込むため、ヘッドランプの光軸を前方に対して下方側へ傾斜した所謂「ロービーム」の状態であっても、本来の光軸の向きよりも上方に傾いてしまう。このため、特開2001−191843、実用新案登録第3016074、実開平6−75889、実公昭61−23482及び特開2004−22324に開示されているようなヘッドランプレベリング装置を設けてヘッドランプの光軸を更に下方へ傾けることができるようにしている。
ところで、ヘッドランプは車両前端の左右両端にそれぞれ設けられているので、左右両方のヘッドランプの光軸の向きを調整しなくてはならない。一方、所謂右ハンドル車であれば車幅方向中央位置よりも右に運転席がある。このため、右ハンドル車の場合、右のヘッドランプから運転席までの距離よりも左のヘッドランプから運転席までの距離の方が遠くなる。したがって、例えば、運転席の近傍にダイヤルやレバー等のヘッドランプレベリング装置の操作手段を設けて、この操作手段と左右両方のヘッドランプとを、上記特開2004−22324に開示されたヘッドランプレベリング装置のように、エンジンルーム内を引き回されたワイヤで連結する場合、操作手段と右のヘッドランプとを連結するワイヤよりも操作手段と左のヘッドランプとを連結するワイヤの方が長くなる。
操作手段でワイヤを引っ張り、また、操作手段によるワイヤの引っ張りを解消してリターンスプリング等の付勢手段の付勢力でワイヤを引き戻す構成では、ワイヤが長くなるほど引っ張りや引き戻しに大きな荷重を要する(すなわち、ワイヤの変位に要する荷重の損失が大きくなる)。このため、左右のワイヤの長さが異なることで、引っ張りと引き戻しで左右のワイヤの変位量に誤差が生じ、この誤差が左右のヘッドランプの光軸の傾きの差となる。
本発明は、上記事実を考慮して、ワイヤ等の連結手段の変位量の相対的な誤差を小さくでき、左右のヘッドランプの光軸の調整が容易なヘッドランプレベリング装置を得ることが目的である。
本発明の第1、第2実施形態に係るヘッドランプレベリング装置は、車両の前端の左右何れか一方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第1保持手段と、可撓性を有する長尺状に形成されて先端が前記第1保持手段に連結され、前記先端を長手方向の前記基端に向かって変位することで前記第1保持手段を回動させる第1連結手段と、前記第1連結手段の前記先端がその長手方向の前記基端へ向かって変位した際の前記第1保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第1保持手段を直接又は間接的に付勢する第1付勢手段と、車両の前端の左右何れか他方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第2保持手段と、可撓性を有し前記第1連結手段よりも短い長尺状に形成されて先端が前記第2保持手段に連結され、前記先端を長手方向の前記基端へ向かって変位することで前記第2保持手段を回動させる第2連結手段と、前記第2連結手段の前記先端がその長手方向の前記基端へ向かって変位した際の前記第2保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第2保持手段を直接又は間接的に付勢する第2付勢手段と、第1取付部にて前記第1連結手段の長手方向の前記基端が取り付けられると共に、第2取付部にて前記第2連結手段の長手方向の前記基端が取り付けられ、引張方向への変位により前記第1連結手段の前記先端及び前記第2連結手段の前記先端の双方をその長手方向の前記基端へ向かって変位させ、引き戻し方向への変位により前記第1連結手段の前記基端及び前記第2連結手段の前記基端の双方をその長手方向の前記先端へ向かって変位させる引張手段と、前記引張手段を所定位置で支持するとともに、所定の操作で前記引張手段を前記引張方向又は引き戻し方向に変位させる操作手段とを有し、前記第1連結手段がその先端へ向かって前記第1取付部を引っ張る力に基づく前記引張手段に発生する第1モーメントと、前記第2連結手段がその先端へ向かって前記第2取付部を引っ張る力に基づく前記引張手段に発生する第2モーメントと、を合計した前記引張手段に作用する全モーメントの方向が常に同じ方向を向く位置で、前記操作手段が前記引張手段を支持する。
本発明の第1、第2実施形態に係るヘッドランプレベリング装置によれば、操作手段に所定の操作をすると、引張手段が引張方向に変位させられる。引張手段が引張方向に変位すると、引張手段にその長手方向の基端が取り付けられている第1連結手段及び第2連結手段が引っ張られる。これにより、第1連結手段の先端及び第2連結手段の先端の双方が各々の長手方向の基端へ向かって変位すると、第1連結手段の先端側が連結された第1保持手段が回動させられると共に、第2連結手段の先端側が連結された第2保持手段が回動させられる。
第1保持手段には車両の前端側の左右何れか一方に設けられたヘッドランプが保持されており、上記の第1保持手段の回動の軸方向は、ヘッドランプの光軸方向に対して交差する方向であるので、第1保持手段が回動することでヘッドランプの光軸の向きが変えられる。また、第2保持手段には車両の前端の左右何れか他方に設けられたヘッドランプが保持されており、上記の第2保持手段の回動の軸方向は、ヘッドランプの光軸方向に対して交差する方向であるので、第2保持手段が回動することでヘッドランプの光軸の向きが変えられる。
また、例えば、所定の操作方向とは反対に操作手段を操作することで、引張手段による第1連結手段及び第2連結手段の引っ張りが解消されると、第1連結手段がその基端へ向けて変位した際の回動方向とは反対方向へ第1付勢手段がその付勢力で第1保持手段を回動させると共に第1連結手段の基端をその先端へ向けて引き戻し、第2連結手段の先端がその基端へ向けて変位した際の回動方向とは反対方向へ第2付勢手段がその付勢力で第2保持手段を回動させると共に第2連結手段の基端をその先端へ向けて引き戻す。
ここで、本発明の第1、第2実施形態に係るヘッドランプレベリング装置では、第2連結手段が第1連結手段よりも短い。このため、車両の左右方向に沿った車両の中央よりも引張手段や支持手段を運転席近傍位置に偏らせて配置できる。しかも、本発明の第1、第2実施形態に係るヘッドランプレベリング装置では、引張手段が第1連結手段及び第2連結手段を引っ張った場合及び、第1付勢手段及び第2付勢手段によって第1連結手段及び第2連結手段が引き戻された場合の何れの場合にも、引張手段に作用している全モーメントの向きが逆転しない。
これにより、操作手段と引張手段との連結位置を中心とする一方に引張手段が常に回転しようとし、操作手段と引張手段との連結ガタが吸収されるので、このような連結ガタに起因した第1連結手段の変位量と第2連結手段の変位量との相対的な誤差が小さくなる。
本発明の第3実施形態に係るヘッドランプレベリング装置は、前記引張手段は、前記第1取付部と前記第2取付部との間で前記操作手段に支持され、前記引張手段は、前記操作手段の所定の操作で前記引張手段を引っ張り方向に変位して、前記各連結手段の先端の双方をその長手方向の基端へ向かって引っ張る時に、前記各連結手段が前記第1取付部及び前記第2取付部を引っ張る力により、前記第1取付部よりも前記第2取付部の方が前記各連結手段の先端へ向かって弾性変形しやすく設定される。
本発明の第3実施形態によると、引張手段は少なくとも第2取付部近傍部位で第2連結手段の張力により弾性変形が可能で、この第2連結手段の張力によって第2取付部は第1取付部よりも第2連結手段の先端へ向けて弾性変形する。このため、第1連結手段よりも短い第2連結手段は、第1連結手段を引っ張って変位させるのに必要な引張力よりも小さな引張力で第2連結手段の先端はその長手方向の基端へ向けて変位するが、この変位に伴い第2連結手段の張力が増すと引張手段の第2取付部付近が弾性変形するので、第2連結手段の長手方向の基端へ向かう第2連結手段の実質的な変位が抑制される。このため、引張手段を引張方向に変位させた際の第1連結手段の変位量と第2連結手段の変位量との相対的な誤差が小さくなる。
本発明の第1の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置の要部の構成を示す断面図である。 第1連結手段及び第2連結手段が引っ張られた状態を示す図1に対応した断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置のヘッドランプ側の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置を適用した車両の室内を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置の要部の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置の要部の構成を示す断面図である。 第1連結手段及び第2連結手段が引っ張られた状態を示す図7に対応した断面図である。
<第1の実施の形態の構成>
図3には本発明の第1の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置10の全体構成の概略が斜視図により示されている。
この図に示されるように、ヘッドランプレベリング装置10は、左側のヘッドランプユニット12Lに連結したチューブワイヤ14Lを備えている。図4に示されるように、チューブワイヤ14Lは可撓性を有する合成樹脂材等により中空の長尺紐状に形成されたチューブ16を備えている。このチューブ16の内部には第1連結手段としてのワイヤ18Lがチューブ16の長手方向に沿って内部を移動可能にチューブ16に収容されている。チューブ16の先端近傍は、ヘッドランプユニット12Lの近傍でバンパーリインフォースメント等の車両20の車体構造部材22を貫通している。
図4に示されるように、この車体構造部材22を貫通したチューブ16の先端側は、車体構造部材22上に設けられた筒体24に挿入される。筒体24は軸方向が略車両前後方向に沿った筒形状に形成されており、その軸方向基端は車体構造部材22に固定されている。筒体24の内部には厚さ方向が筒体24の軸方向に沿ったスライドプレート26が筒体24の軸方向に沿って摺動自在に収容されている。スライドプレート26よりも筒体24の軸方向の基端に近い位置では筒体24の内周部にリング形状のストッパプレート28が形成されている。
ストッパプレート28とスライドプレート26との間には第1付勢手段としての圧縮コイルばね30Lが設けられており、筒体24に対して常にスライドプレート26を筒体24の先端へ向かう向きへ付勢している。また、スライドプレート26に対して圧縮コイルばね30とは反対の位置にはロッド32が設けられている。ロッド32は軸方向が筒体24の軸方向に沿った棒状部材で、ロッド32の軸方向の基端はスライドプレート26に対して同軸的且つ一体的にスライドプレート26に固定されている。ロッド32の先端には球形状のピボット軸34が形成されている。
一方、ヘッドランプユニット12Lは第1保持手段としての凹面鏡36Lを備えている。凹面鏡36Lは概ね略車両前方へ向けて開口するように全体的に凹形状に湾曲した反射鏡で、その内部に取り付けられたヘッドランプ38の光を前方へ反射する。この凹面鏡36Lの裏面側にはピボット軸受40が設けられている。ピボット軸受40は略車両上下方向に沿った凹面鏡36Lの中央部よりも上側で凹面鏡36Lから略車両後方へ向けて突出するよう形成されている。ピボット軸受40の先端には略車両後方側へ向けて開口した軸受け孔42が形成されている。軸受け孔42には上記のピボット軸34が嵌合しており、ピボット軸受40はピボット軸34を中心に回動可能とされている。
略車両上下方向に沿った凹面鏡36Lの中央部よりも下側では、ピボット軸受44が凹面鏡36Lの裏面に一体的に設けられている。ピボット軸受44には略車両後方側へ向けて開口した軸受け孔46が形成されている。軸受け孔46には略球形状のピボット軸48が勘合しており、ピボット軸受44はピボット軸48を中心に回動可能とされている。
ピボット軸48は軸方向が略車両前後方向に沿った棒状のロッド50の先端に一体的に設けられている。ロッド50の軸方向の基端は車体構造部材22に一体的に固定されており、ロッド32が略車両前後方向にスライドすると、凹面鏡36Lがピボット軸48を中心にして略車両左右方向を軸線方向とする軸線周りに回動し、これにより、凹面鏡36Lが上下に傾斜する。この凹面鏡36Lの傾斜により光軸が傾斜する。
一方、図3に示されるように、本ヘッドランプレベリング装置10はコントローラ80を備えている。本ヘッドランプレベリング装置10が適用された車両20は車幅方向の中央部よりも右に運転席が設定される所謂「右ハンドル車」とされており、このため、本ヘッドランプレベリング装置10では車幅方向の中央部よりも右で、図1に示されるように車両20のインスツルメントパネル82の裏(車両20の室内とは反対位置)にコントローラ80が設けられる。
図1及び図3に示されるように、コントローラ80はコントローラハウジング84を備えている。コントローラハウジング84は、長手方向又は幅方向が略車両前後方向に沿った箱形状に形成されており、略車両前後方向の後方に位置する後壁86がインスツルメントパネル82と向かい合った状態でインスツルメントパネル82の裏面に配置される車体構造部材等に固定されている。コントローラハウジング84の内部にはスライダ88が設けられている。スライダ88は略車両左右方向の両端が、コントローラハウジング84を構成する略車両左右方向の両方の側壁90に摺接しており、側壁90に案内されて略車両前後方向にスライドが可能とされている。
図1に示されるように、コントローラハウジング84の内部には操作手段の一部を構成するガイドねじ92が設けられている。ガイドねじ92の軸方向は略車両前後方向に沿っている。ガイドねじ92の軸方向の一端はコントローラハウジング84を構成する略車両前方の前壁94に回動自在に軸支されている。ガイドねじ92の軸方向の他端は後壁86に回動自在に軸支されていると共に、後壁86及びインスツルメントパネル82を貫通して車両20の室内に向かって突出している。車両20の室内へ向かって突出したガイドねじ92の軸方向の他端には操作部材としてのダイヤル96がガイドねじ92と同軸的且つ一体的に設けられている。図5に示されるように、ダイヤル96は車両20の室内におけるステアリングホイール98の近傍に設けられており、このため、運転席に着座した乗員により容易に回転操作できるようになっている。
以上のガイドねじ92において、図1に示されるように、上記のスライダ88には引張手段と操作手段との連結位置にあたる雌ねじ孔100が形成されている。雌ねじ孔100はガイドねじ92の軸方向に沿ってスライダ88を貫通しており、その内周部にはガイドねじ92に螺合可能な雌ねじが形成されている。ガイドねじ92はその軸方向の中間位置にて雌ねじ孔100を貫通しており、ガイドねじ92が1回転するごとに、ガイドねじ92の雄ねじの1ピッチ分だけスライダ88がガイドねじ92の軸方向にスライドする。
また、ガイドねじ92よりもコントローラハウジング84の一方の側(左側)では、前壁94にチューブワイヤ14Lを構成するチューブ16の長手方向の基端が係止されている。チューブワイヤ14Lのチューブ16の内部を通るワイヤ18Lは前壁94を貫通し、ガイドねじ92よりもコントローラハウジング84の一方の側(左側)でコントローラハウジング84の内部に入り込んでいる。コントローラハウジング84に入り込んだチューブワイヤ14Lの長手方向の基端には係止片102が形成されている。スライダ88には第1取付部としての係止孔104Lが形成されている。係止孔104Lにはワイヤ18Lの係止片102が入り込んで係止孔104Lからの抜け止めがなされている。
一方、ガイドねじ92よりもコントローラハウジング84の他方の側(右側)では、前壁94にチューブワイヤ14Rを構成するチューブ16の長手方向基端が係止されている。チューブワイヤ14Rは構造的には上述したチューブワイヤ14Lと同じで、チューブ16を備えており、その内部に第2連結手段としてのワイヤ18Rが通過している。ワイヤ18Rは前壁94を貫通し、ガイドねじ92よりもコントローラハウジング84の他方の側(右側)でコントローラハウジング84の内部に入り込んでいる。
上記のチューブワイヤ14Lは左のヘッドランプユニット12Lに接続されているのに対し、チューブワイヤ14Rは右のヘッドランプユニット12Rに接続されている。ヘッドランプユニット12Rは上記のヘッドランプユニット12Lにおける第1付勢手段としての圧縮コイルばね30Lに対応した第2付勢手段としての圧縮コイルばね30Rや、ヘッドランプユニット12Lにおける第1保持手段としての凹面鏡36Lに対応した第2保持手段としての凹面鏡36R等を備えており、ヘッドランプユニット12Rは基本的に上記のヘッドランプユニット12Lと同じ構成になっている。
なお、ヘッドランプユニット12Rは基本的にヘッドランプユニット12Lと同じ構成であるので、ヘッドランプユニット12Rの構成は、ヘッドランプユニット12Lの構成と同一の符号又は符号の末尾の「L」を「R」に変更したものを付与してその詳細な説明を省略する。
ここで、上記のように、コントローラ80のコントローラハウジング84は右ハンドル車である車両20の運転席の近傍位置である車両20の車幅方向中央位置よりも右の位置に配置されている。このため、車幅方向中央位置よりも右のヘッドランプユニット12Rに接続されるチューブワイヤ14Rは、例えば、エンジンルームの車幅方向の右端に沿って引き回されて、その基端がコントローラハウジング84に取り付けられるのに対し、車幅方向中央位置よりも左のヘッドランプユニット12Lに接続されたチューブワイヤ14Lは、例えば、エンジンルームの車幅方向の左端に沿って引き回され、更に、インスツルメントパネル82に沿って車幅方向の中央位置よりも右の位置のコントローラハウジング84へ向けて引き回されて、その基端がコントローラハウジング84に取り付けられるので、チューブワイヤ14Rに比べてチューブワイヤ14Lは長くなる。その結果、ワイヤ18Lはワイヤ18Rに比べて長くなる。
さらに、上記のように、コントローラハウジング84に入り込んだチューブワイヤ14Rの長手方向の基端には係止片102が形成されている。スライダ88には第2取付部としての係止孔104Rが形成されている。係止孔104Rにはワイヤ18Rの係止片102が入り込んで係止孔104Rからの抜け止めがなされている。
ここで、図1に示されるように、ガイドねじ92とスライダ88との連結位置となる雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離は、雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離よりも充分に長くなるようにスライダ88における係止孔104Lの形成位置及び係止孔104Rの形成位置が設定されている。つまり、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Lの中心線との距離Xは、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Rの中心線との距離Yよりも十分に長く設定されている。
<第1実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置10では、ダイヤル96をガイドねじ92周りの一方へ回転操作すると、ガイドねじ92が自らの軸心周りの一方へ回転する。これにより、スライダ88が後壁86へ向かってスライドする。後壁86へ向かってスライドするスライダ88はワイヤ18L、18Rの各係止片102を引っ張る。係止片102が引っ張られることで、ワイヤ18L、18Rの双方はその長手方向の基端へ向かって移動(変位)する。
ワイヤ18Lがその長手方向の基端へ向かって移動(変位)することで、ワイヤ18Lの先端は圧縮コイルばね30Lの付勢力に抗してロッド32を引っ張り、ロッド32を車体構造部材22(すなわち、略車両後方)へ向かって移動させる。ロッド32が車体構造部材22へ向かって移動することで、略車両上下方向に沿った凹面鏡36Lの中央部よりも凹面鏡36Lの上部が後方へ変位し、これにより、ピボット軸48周りに凹面鏡36Lが回動して凹面鏡36Lはその開口を略車両上方へ傾ける。
また、上記のようにワイヤ18Rの係止片102が引っ張られてワイヤ18Rがその長手方向の基端へ向かって移動(変位)することで、ワイヤ18Rの先端が圧縮コイルばね30Rの付勢力に抗してロッド32を引っ張り、ロッド32を車体構造部材22(すなわち、略車両後方)へ向かって移動させる。ロッド32が車体構造部材22へ向かって移動することで、略車両上下方向に沿った凹面鏡36Rの中央部よりも凹面鏡36Rの上部が後方へ変位し、これにより、ピボット軸48周りに凹面鏡36Rが回動して凹面鏡36Rはその開口を略車両上方へ傾ける。
このようにして、ヘッドランプユニット12L及びヘッドランプユニット12Rの双方で凹面鏡36L、36Rがその開口を略車両上方へ傾けるので、凹面鏡36L、36Rの各々の内部に配置されているヘッドランプ38から発せられて凹面鏡36L、36Rの各々の内面で反射された光の光軸が略車両上方へ傾く。
これに対し、ダイヤル96をガイドねじ92周りの他方へ回転操作して、ガイドねじ92を軸心周りの他方へ回転させると、スライダ88が前壁94へ向かってスライドする。前壁94へ向かってスライダ88がスライドすることで、スライダ88によるワイヤ18L、18Rの引っ張りが解消される。上記のように、ワイヤ18L、18Rの先端は圧縮コイルばね30L、30Rの付勢力で引っ張られているため、前壁94へのスライダ88のスライド量だけワイヤ18L、18Rは各々の先端へ向かって移動(変位)する。
また、このワイヤ18L、18Rの移動(変位)量だけロッド32がストッパプレート28から離間する向き(すなわち、略車両前方側)へ移動するため、ピボット軸48周りに凹面鏡36L、36Rの各々が回動して凹面鏡36L、36Rの各々はその開口を略車両下方へ傾ける。このようにして、ヘッドランプユニット12L及びヘッドランプユニット12Rの双方で凹面鏡36L、36Rがその開口を略車両下方へ傾けるので、凹面鏡36L、36Rの各々の内部に配置されているヘッドランプ38から発せられて凹面鏡36L、36Rの各々の内面で反射された光の光軸が略車両下方へ傾く。
このように、本ヘッドランプレベリング装置10では、ダイヤル96を回転操作することで、ヘッドランプユニット12L、12Rの双方の光軸を上下に傾けることができる。しかも、本ヘッドランプレベリング装置10では、チューブワイヤ14Lがチューブワイヤ14Rよりも充分に長いので、その長手方向の基端が車両20の車幅方向の右端近傍に位置するまでチューブワイヤ14Lをエンジンルーム内等で引き回すことが可能である。これにより、右ハンドル車である車両20の運転席の近傍位置にコントローラ80を配置することができ、運転席に着座した乗員にとってダイヤル96の操作がしやすい(すなわち、操作性が極めてよい)。
一方、上記のようにチューブワイヤ14Rよりもチューブワイヤ14Lの方が長いことで、ワイヤ18Lはワイヤ18Rよりも長くなる。このため、ワイヤ18Lはワイヤ18Rよりもチューブ16の内面から受ける摺動抵抗が大きくなり、ワイヤ18Lの先端へ操作力を伝達する効率が悪い。そのため、ワイヤ18Lをワイヤ18Lの基端へ向かって引っ張る際にワイヤ18Lに発生する張力FLは、ワイヤ18Rを基端へ向かって引っ張る際に発生する張力FRよりも大きくなる。これにより、ワイヤ18L、18Rを引っ張って移動を開始させる場合には係止孔104L周縁に作用する力FLの方が係止孔104R周縁に作用する力FRよりも大きくなる。
それに対して、ワイヤ18L、18Rを引き戻して移動を開始させる場合には、ワイヤ18L、18Rの先端に設けられた圧縮コイルばね30L、30Rの付勢力でワイヤ18L、18Rの基端が車両前方へ向かって引っ張られる。この場合にも、ワイヤ18Lはワイヤ18Rよりもチューブ16の内面から受ける摺動抵抗が大きくなる。そのため、圧縮コイルばね30Rの付勢力がワイヤ18Rの基端へ伝達される際の伝達効率よりも、圧縮コイルばね30Lによる付勢力がワイヤ18Lの基端へ伝達される際の伝達効率が悪くなる。
これにより、ワイヤ18L、18Rを引き戻し移動を開始させる場合には、ワイヤ18Rの基端に発生する張力FRはワイヤ18Lの基端に発生する張力FLよりも大きくなるため、係止孔104R周縁に作用する力FRの方が係止孔104L周縁に作用する力FLよりも大きくなる。このように、ワイヤ18L、18Rの引っ張り時と引き戻し時とで係止孔104L、104R周縁にかかる力の大きさが逆転する現象が生じることがある。
なお、ワイヤ18L、18Rの引っ張り時のワイヤ18L、18Rに発生する張力FL、FRは、ワイヤ18L、18Rの引き戻し時のワイヤ18L、18Rに発生する張力FL、FRよりも大きい。その理由としては、引っ張り時においては、圧縮コイルばね30L、30Rの付勢力及びワイヤ18L、18Rの挿通されているチューブ16内面の摺動抵抗に抗して操作力が加えられてワイヤ18L、18Rがそれぞれ基端へ向かって引っ張る力がワイヤ18L、18Rに発生する張力となり、引き戻し時においては、圧縮コイルばね30L、30Rの付勢力がチューブ16内面の摺動抵抗でなまされた力がワイヤ18L、18Rに発生する張力となるからである。つまり、ワイヤ18L、18Rに発生する張力(係止孔104L、104Rにかかる力)は、FL>FR>FR>FLの関係となる。
ここで、本ヘッドランプレベリング装置10では、上記のように、ガイドねじ92とスライダ88との連結位置となる雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離は、雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離よりも充分に長くなるようにスライダ88における係止孔104Lの形成位置及び係止孔104Rの形成位置が設定されている。つまり、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Lの中心線との間の距離Xは、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Rの中心線との間の距離Yよりも十分に長く設定されている。そのため、ワイヤ18L、18Rを引っ張るときには、スライダ88の係止孔104Lに発生するモーメントML(=FL×X)は、スライダ88の係止孔104Rに発生するモーメントMR(=FR×Y)よりも当然大きくなる。
また、ワイヤ18L、18Rを引き戻すときには、距離Xが距離Yよりも大幅に大きく(つまり、距離X>>距離Y)なっていることから、ワイヤ18Lに発生する張力FLがワイヤ18Rに発生する張力FRより小さかったとしても、スライダ88の係止孔104Lに発生するモーメントML(=FL×X)は、スライダ88の係止孔104Rに発生するモーメントMR(=FR×Y)より大きくなる。そのために、ワイヤ18L、18Rを引き戻す際にも、FL×X>FR×Yの関係を常に満たす距離Xと距離Yとなるように、ガイドねじ92をスライダ88に連結する連結位置を設定している。したがって、上記のような力の大きさの逆転現象が生じて、ワイヤ18L、18Rを引き戻して移動を開始させる場合に、係止孔104Rに作用する荷重の方が係止孔104Lに作用する力よりも大きくなったとしても、図2に示される係止孔104Rに作用するモーメントMRよりも係止孔104Lに作用するモーメントMLの方を大きくできる。なお、引っ張り、引き戻しの何れの場合にもモーメントMLの方向とモーメントMRの方向はそれぞれ逆向きとなる。
このため、上記の引っ張り、引き戻しの何れの場合にも、常にモーメントMLはモーメントMRよりも大きくなる。そして、モーメントMLの方向とモーメントMRの方向がそれぞれ逆向きであるため、モーメントMLからモーメントMRを差し引いたスライダ88に加えられる全モーメントMAの向きはモーメントMLの向きと同じ方向となり、モーメントMLの向きにスライダ88が常に傾いてスライダ88とガイドねじ92との間の連結ガタを吸収する。この結果、引っ張りと引き戻しとでワイヤ18Lの移動量とワイヤ18Rの移動量の誤差を抑制できる。これにより、ヘッドランプユニット12L、12Rの各々から発せられる光の光軸の傾きの差異を小さくできる。
<第2の実施の形態の構成>
次に、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態を含めて説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図6には本発明の第2の実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置130の要部の構成の概略が図1に対応した断面図により示されている。
この図に示されるように、本ヘッドランプレベリング装置130はコントローラ80を備えておらず代わりにコントローラ132を備えている。コントローラ132はスライダ88を備えておらず、代わりに引張手段としてのスライダ134を備えている。スライダ134は前記第1の実施の形態におけるスライダ88と同様に雌ねじ孔100が形成されており、ガイドねじ92が雌ねじ孔100を貫通している。但し、スライダ88とは異なり、雌ねじ孔100と係止孔104Rとの間に係止孔104Lが形成されている。
<第2の実施の形態の作用、効果>
以上の構成のヘッドランプレベリング装置130では、ワイヤ18L、18Rの引っ張り時、引き戻し時に発生する張力差や、スライダ134の係止孔104L周縁と係止孔104R周縁とに作用する相対的な力の大小に関係なく、雌ねじ孔100よりも係止孔104L、104Rの形成された側のスライダ134の部位が前壁94へ向かって引っ張られてスライダ134が常に傾き、スライダ134とガイドねじ92との間の連結ガタを吸収する。つまり、係止孔104Lに発生するモーメントMLの方向と係止孔104Rに発生するモーメントMRの方向は共に同一方向となる。そのため、引っ張り、引き戻し何れの場合にも、モーメントMLとモーメントMRを足し合わせたスライダ134に加えられる全モーメントMAの方向は、モーメントML及びモーメントMRの方向と同一方向となり、スライダ134が常にモーメントML及びモーメントMRの方向に傾く。このため、引っ張りと引き戻しとでワイヤ18Lの移動量とワイヤ18Rの移動量の誤差の拡大を抑制できる。これにより、ヘッドランプユニット12L、12Rの各々から発せられる光の光軸の傾きの差異を小さくできる。
<第3の実施の形態の構成>
次に、本発明の第3実施の形態について説明する。
図7には本実施の形態に係るヘッドランプレベリング装置の要部の構成の概略が図1に対応した断面図により示されている。
この図に示されるように、本ヘッドランプレベリング装置160はコントローラ80を備えておらず代わりにコントローラ162を備えている。コントローラ162はスライダ88を備えておらず、代わりに引張手段としてのスライダ164を備えている。スライダ164は前記第1の実施の形態におけるスライダ88と同様に雌ねじ孔100が形成されており、ガイドねじ92が雌ねじ孔100を貫通している。但し、スライダ88とは異なり、例えば、硬質のゴム材等、金属ブロック等に比べて弾性変形しやすい材料により形成されている。
また、前記第1の実施の形態におけるスライダ88では、雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離が雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離よりも長く設定されていたが、本ヘッドランプレベリング装置160のスライダ164では、雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離が雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離よりも長く設定されている。つまり、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Rの中心線との距離Vは、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Lの中心線との距離Wよりも十分に長く設定されている。
<第3の実施の形態の作用、効果>
前記第1の実施の形態でも説明したように、ワイヤ18Lがワイヤ18Rよりも長いと、チューブ16内面の摺動抵抗によりワイヤ18Lはワイヤ18Rよりも力の伝達効率が悪く、ワイヤ18Lを引っ張ってワイヤ18Lの長手方向基端へ向かってワイヤ18Lを変位させる際にワイヤ18Rよりも大きな力を必要とする。
すなわち、ダイヤル96をガイドねじ92周方向の一方へ回転させて、スライダ164を後壁86へ向けて移動(変位)させた場合(つまり、ワイヤ18L、18Rを引っ張った場合)、上記の力の伝達効率の差異により、ワイヤ18L、18Rの両基端側では、先ず、ワイヤ18Rの変位が開始され、これにより、ワイヤ18L、18Rの両基端側での変位量の誤差が生ずる。
ここで、本ヘッドランプレベリング装置160では、雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離が雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離よりも長く設定されている。つまり、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Rの中心線との距離Vは、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Lの中心線との距離Wよりも十分に長く設定されている。
このため、図8に示すように、つまりワイヤ18L、18Rを引っ張った時にワイヤ18Lに発生する張力FLがワイヤ18Rに発生する張力FRよりも大きくなったとしても、スライダ164の係止孔104Rに作用するモーメントMRは係止孔104Lに作用するモーメントMLよりも大きくなる。つまり、ワイヤ18L、18Rを引っ張った時に、モーメントMR(=FR×V)が常にモーメントML(=FL×V)よりも大きくなるように、距離V>>距離Wとなるように設定されている。つまり、スライダ164はスライダ88よりも弾性変形しやすい材質であるとともに、距離V>>距離Wとなるように設定されているので、係止孔104Lに作用するモーメントMLよりも大きな係止孔104Rに作用するモーメントMRにより、スライダ164の係止孔104R近傍部位は前壁94へ向かって引っ張られて弾性変形しやすい。これにより、係止孔104Rは係止孔104Lよりも前壁94に近くなるように変位する。このため、係止孔104Lと係止孔104Rとでスライダ164の弾性係数の異なる材質を用いたりしなくてもよく、この意味でスライダ164の構成を簡単にできる。
ちなみに、ダイヤル96をガイドねじ92周方向他方へ回転させて、スライダ164を前壁94へ向けて移動させた場合(つまりワイヤ18L、18Rを引き戻した場合)は、圧縮コイルばね30Lの付勢力は圧縮コイルばね30Rの付勢力よりもチューブ16内面の摺動抵抗によって大きくなまされるため、ワイヤ18Rの張力FRはワイヤ18Lの張力FLよりも当然大きくなる。このため、ワイヤ18L、18Rを引き戻した時においても、スライダ164の係止孔104Rに作用するモーメントMRは係止孔104Lに作用するモーメントMLよりも大きくなる。つまり、モーメントMR(=FR×V)が常にモーメントML(=FL×V)よりも当然大きくなる。つまり、ワイヤ18L、18Rを引き戻した場合においても係止孔104Lに作用するモーメントMLよりも大きな係止孔104Rに作用するモーメントMRにより、スライダ164の係止孔104R近傍部位は前壁94へ向かって引っ張られて弾性変形する。
上記のように、ワイヤ18L、18Rを引っ張った場合には、各チューブ16の摺動抵抗の差異による力の伝達効率の違いによりワイヤ18L、18Rの両先端では、先ず、ワイヤ18Rの変位が開始されるが、ワイヤ18Rの張力に基づくモーメントMRで上記のようにスライダ164の係止孔104R近傍部位が弾性変形して係止孔104Rが前壁94へ向かって変位することで、スライダ164の係止孔104R近傍部位の前壁94へ向かう変位量分だけ自らの先端へのワイヤ18Rの移動が抑制される。これにより、ワイヤ18Lの移動量とワイヤ18Rの移動量の誤差の拡大を抑制でき、ヘッドランプユニット12L、12Rの各々から発せられる光の光軸の傾きの差異を小さくできる。また、ワイヤ18L、18Rを引っ張り時及び引き戻し時の両方において、常にモーメントMRはモーメントMLよりも大きくなる。そして、モーメントMRの方向とモーメントMLの方向がそれぞれ逆向きである。そのため、モーメントMRからモーメントMLを差し引いたスライダ164に加えられる全モーメントMAの向きはモーメントMRの向きと同じ方向となり、モーメントMRの向きにスライダ164が常に傾く。つまり、雌ねじ孔100よりも係止孔104R形成された側のスライダ164の部位が前壁94へ向かって引っ張られてスライダ164が常に傾き、スライダ164とガイドねじ92との間の連結ガタを吸収する。このため、引っ張りと引き戻しとでワイヤ18Lの移動量とワイヤ18Rの移動量の誤差の拡大を抑制できる。これにより、ヘッドランプユニット12L、12Rの各々から発せられる光の光軸の向きの傾きの差異を小さくできる。
なお、本実施の形態では、スライダ164を弾性変形しやすい単一材質で形成するとともに、雌ねじ孔100から係止孔104Rまでの距離を雌ねじ孔100から係止孔104Lまでの距離よりも長く設定すること(つまり、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Rの中心線との距離Vを、ガイドねじ92の中心線と係止孔104Lの中心線との距離Wよりも長く設定すること)で、スライダ164の係止孔104R近傍部位を弾性変形しやすくしたが、他の実施形態としては、係止孔104R近傍部位の剛性を係止孔104L近傍部位の剛性よりも小さくしてもよい。また、係止孔104L近傍部位と係止孔104R近傍部位とでスライダ164の材質の少なくとも一部を変えてスライダ164の係止孔104R近傍部位を弾性変形しやすくする構成としてもよい(例えば、係止孔104R近傍部位をゴム材料とし、係止孔104L近傍部位を金属材料とする等)。また、スライダ164の係止孔104R近傍部位と係止孔104L近傍部位をワイヤ張力の作用する方向に切った際の断面積を係止孔104R近傍部位で係止孔104L近傍部位よりも小さくすることで、係止孔104R近傍部位と係止孔104L近傍部位との剛性差を大きくし、スライダ164の係止孔104R近傍部位を弾性変形しやすくする構成としてもよい。また、剛性差を大きくする方法として、スライダ164の係止孔104R近傍部位の板厚を係止孔104L近傍部位の板厚よりも薄くして、スライダ164の係止孔104R近傍部位を弾性変形しやすくしてもよい。
また、本発明は上記各実施形態に限定されない。上記の各実施の形態では、右側のヘッドランプユニット12Rに接続されるチューブワイヤ14Rよりも左のヘッドランプユニット12Lに接続されたチューブワイヤ14Lの方が長い構成であったが、これは、所謂右ハンドル車の車両20に各実施の形態が適用されているからである。したがって、車幅方向中央位置よりも左に運転席が設定された所謂左ハンドル車の車両20に各実施の形態が適用する場合には、左のヘッドランプユニット12Lに接続されたチューブワイヤ14Lよりも右のヘッドランプユニット12Rに接続されたチューブワイヤ14Rの方が長くなり、これに基づいて、スライダ88、134、164の構成も上記各実施の形態とは逆の構成にすればよい。
10 ヘッドランプレベリング装置
18L ワイヤ(第1連結手段)
18R ワイヤ(第2連結手段)
30L 圧縮コイルばね(第1付勢手段)
30R 圧縮コイルばね(第2付勢手段)
36L 凹面鏡(第1保持手段)
36R 凹面鏡(第2保持手段)
38 ヘッドランプ
88 スライダ(引張手段)
92 ガイドねじ(操作手段)
104L 係止孔(第1取付部)
104R 係止孔(第2取付部)
130 ヘッドランプレベリング装置
134 スライダ(引張手段)
160 ヘッドランプレベリング装置
164 スライダ(引張手段)

Claims (18)

  1. 車両の前端の左右何れか一方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第1保持手段と、
    可撓性を有する長尺状に形成されて先端が前記第1保持手段に連結され、前記先端が長手方向の基端に向かって変位することで前記第1保持手段を回動させる第1連結手段と、
    前記第1連結手段の前記先端がその長手方向の基端へ向かって変位した際の前記第1保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第1保持手段を直接又は間接的に付勢する第1付勢手段と、
    車両の前端の左右何れか他方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第2保持手段と、
    可撓性を有し前記第1連結手段よりも短い長尺状に形成されて先端が前記第2保持手段に連結され、前記先端が長手方向の基端へ向かって変位することで前記第2保持手段を回動させる第2連結手段と、
    前記第2連結手段の前記先端がその長手方向の前記基端へ向かって変位した際の前記第2保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第2保持手段を直接又は間接的に付勢する第2付勢手段と、
    第1取付部にて前記第1連結手段の長手方向の前記基端が取り付けられると共に、第2取付部にて前記第2連結手段の長手方向の前記基端が取り付けられ、引張方向への変位により前記第1連結手段の前記先端及び前記第2連結手段の前記先端の双方をその長手方向の前記基端へ向かって変位させ、引き戻し方向への変位により前記第1連結手段の前記基端及び前記第2連結手段の前記基端の双方をその長手方向の前記先端へ向かって変位させる引張手段と、
    前記引張手段を所定位置で支持するとともに、所定の操作で前記引張手段を前記引張方向又は引き戻し方向に変位させる操作手段とを有し、
    前記第1連結手段(18L)の前記基端がその前記先端へ向かってその前記先端へ向かって前記第1取付部(104L)を引っ張る力(FL)に基づく前記引張手段(88、134)に発生する第1モーメント(ML)と、前記第2連結手段(18R)の前記基端がその前記先端へ向かって前記第2取付部(104R)を引っ張る力(FR)に基づく前記引張手段(88、134)に発生する第2モーメント(MR)と、を合計した前記引張手段(88、134)に作用する全モーメント(MA)の方向が常に同じ方向を向く位置で、前記操作手段(92)が前記引張手段を支持するヘッドランプレベリング装置。
  2. 前記第1取付部(104L)と前記第2取付部(104R)との間に前記操作手段(92)と前記引張手段(88)との連結位置を設定すると共に、
    前記連結位置から前記第2取付部(104R)までの距離(Y)よりも前記連結位置から前記第1取付部(104L)までの距離(X)を長く設定した請求項1に記載のヘッドランプレベリング装置。
  3. 前記操作手段(92)の中心線と前記第1取付部(104L)の中心線との距離(X)が、前記操作手段(92)の中心線と前記第2取付部(104R)の中心線との距離(Y)よりも長く設定される請求項3に記載のヘッドランプレベリング装置。
  4. 前記操作手段(92)の操作により、前記引張手段(88)を前記引張方向に変位させる際の、前記第1取付部(104L)の前記引張力をFLとし、前記第2取付部(104R)の前記引張力をFRとし、
    前記操作手段(92)の中心線と前記第1取付部(104L)の中心線との距離をXとし、前記操作手段(92)の中心線と前記第2取付部(104R)の中心線との距離をYとし、
    前記引張力FL、前記引張力FR、前記距離X、前記距離Yとの関係が常にFL×X>FR×Yを満たす請求項3に記載のヘッドランプレベリング装置。
  5. 前記操作手段(92)の操作により、前記引張手段(88)を前記引き戻し方向に変位させる際の、前記第1取付部(104L)の前記引張力をFLとし、前記第2取付部(104R)の前記引張力をFRとし、
    前記引張力FL、前記引張力FR、前記距離X、前記距離Yとの関係が常にFL×X>FR×Yを満たす請求項4に記載のヘッドランプレベリング装置。
  6. 前記第1取付部(104L)の前記引張力を(FL)に基づく前記引張手段(88)に発生する第1モーメント(ML)の方向と、前記第2取付部(104R)の前記引張力(FR)に基づく前記引張手段(88)に発生する第2モーメント(MR)の方向は、それぞれ異なる方向である請求項2から請求項5の何れか1項に記載のヘッドランプレベリング装置。
  7. 前記操作手段(92)と前記引張手段(134)との連結位置と前記第2取付部(104R)との間に前記第1取付部(104L)が設けられる請求項1に記載のヘッドランプレベリング装置。
  8. 前記第1取付部(104L)の前記引張力を(FL)に基づく前記引張手段(134)に発生する第1モーメント(ML)の方向と、前記第2取付部(104R)の前記引張力(FR)に基づく前記引張手段(134)に発生する第2モーメント(MR)の方向は、同一方向である請求項7に記載のヘッドランプレベリング装置。
  9. チューブ(16)を有し、
    各連結手段(18L、18R)は、各ワイヤ(18L、18R)であり、
    前記各ワイヤ(18L、18R)は前記チューブ(16)の内部に挿通されており、
    前記第1連結手段(18L)としての第1ワイヤ(18L)は、前記第2連結手段(18R)としての第2ワイヤ(18R)よりも長い請求項1から請求項8の何れか1項に記載のヘッドランプレベリング装置。
  10. 車両の前端の左右何れか一方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第1保持手段と、
    可撓性を有する長尺状に形成されて先端が前記第1保持手段に連結され、前記先端が長手方向の基端に向かって変位することで前記第1保持手段を回動させる第1連結手段と、
    前記第1連結手段の前記先端がその長手方向の前記基端へ向かって変位した際の前記第1保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第1保持手段を直接又は間接的に付勢する第1付勢手段と、
    車両の前端の左右何れか他方に設けられたヘッドランプを保持すると共に、前記ヘッドランプの光軸方向に対して交差する向きを軸線方向とする軸線周りに回動可能で、回動することにより前記ヘッドランプの光軸の向きを変える第2保持手段と、
    可撓性を有し前記第1連結手段よりも短い長尺状に形成されて先端が前記第2保持手段に連結され、前記先端が長手方向の基端へ向かって変位することで前記第2保持手段を回動させる第2連結手段と、
    前記第2連結手段の前記先端がその長手方向の前記基端へ向かって変位した際の前記第2保持手段の回動方向とは反対方向へ前記第2保持手段を直接又は間接的に付勢する第2付勢手段と、
    第1取付部にて前記第1連結手段の長手方向の前記基端が取り付けられて、第2取付部にて前記第2連結手段の長手方向の基端が取り付けられると共に、引張方向への変位により前記第1連結手段の前記先端及び前記第2連結手段の前記先端の双方をその長手方向の前記基端へ向かって変位させ、引き戻し方向への変位により前記第1連結手段の前記基端及び前記第2連結手段の前記基端の双方をその長手方向の前記先端へ向かって変位させる引張手段と、
    前記引張手段を所定位置で支持するとともに、所定の操作で前記引張手段を前記引張方向又は引き戻し方向に変位させる操作手段とを有し、
    前記引張手段(164)は、前記第1取付部(104L)と前記第2取付部(104R)との間で前記操作手段(92)に支持され、
    前記引張手段(164)は、前記操作手段(92)の所定の操作で前記引張手段(164)を引張に変位して、前記各連結手段(18L、18R)の前記先端の双方をその長手方向の前記基端へ向けて引っ張る時に前記各連結手段(18L、18R)が前記第1取付部(104L)及び前記第2取付部(104R)を引っ張る力(FL、FR)により前記第1取付部(104L)よりも前記第2取付部(104R)の方が前記各連結手段(18L、18R)の先端へ向かって弾性変形しやすく設定されるヘッドランプレベリング装置。
  11. 前記操作手段(92)と前記引張手段(88)との連結位置から前記第1取付部(104L)までの距離(W)よりも前連結位置から前記第2取付部(104R)までの距離(V)を長く設定する請求項10に記載のヘッドランプレベリング装置。
  12. 前記操作手段(92)の中心線と前記第1取付部(104L)の中心線との距離(W)が、前記操作手段(92)の中心線と前記第2取付部(104R)の中心線との距離(V)よりも長く設定される請求項11に記載のヘッドランプレベリング装置。
  13. 前記操作手段(92)の操作により、前記引張手段(88)を前記引き戻し方向に変位させる際の、前記第1取付部(104L)の前記引張力をFLとし、前記第2取付部(104R)の前記引張力をFRとし、
    前記操作手段(92)の中心線と前記第1取付部(104L)の中心線との距離をWとし、
    前記操作手段(92)の中心線と前記第2取付部(104R)の中心線との距離をVとし、
    前記引張力FL、前記引張力FR、前記距離W、前記距離Vとの関係が、常にFL×W>FR×Vを満たす請求項12記載のヘッドランプレベリング装置。
  14. 前記引張手段(164)は、硬質ゴムからなる請求項10から請求項13の何れか1項に記載のヘッドランプレベリング装置。
  15. 前記引張手段(164)のうち前記第2取付部(104R)は前記第1取付部(104L)よりも剛性が低く設定される請求項10に記載のヘッドランプレベリング装置。
  16. 前記第2取付部(104R)はゴム材であり、前記第1取付部(104L)は金属材である請求項15に記載のヘッドランプレベリング装置。
  17. 前記引張手段(164)のうち前記第2取付部(104R)の部位は前記第1取付部(104L)の部位よりも断面積が小さい請求項15に記載のヘッドランプレベリング装置。
  18. 前記引張手段(164)のうち前記第2取付部(104R)の部位は前記第1取付部(104L)の部位よりも板厚が小さい請求項17に記載のヘッドランプレベリング装置。
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