JP2010538792A - 薬品の放出を延長させ、且つ/又はポリマのod表面に対する接着力を向上させたステント設計 - Google Patents
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Abstract
ステントからの治療薬の剥離を低減する機構及び方法に関する。機構は穴(チャネル、凹部、及びその他の穴構造体)、突出部、焼結金属コア部、挟持部又はステープル、ピン、及びステンレス鋼シールドを備える。
Description
本発明は移植可能な医療器具、並びにその製造方法及び使用方法に関する。本発明は移植可能な医療器具の搬送に使用されるあらゆるタイプのカテーテルシステム等の搬送システムに関する。
ステントは体腔に案内される医療器具であり、公知である。通常、ステントは血管における内腔の狭窄部位や動脈瘤に所謂「侵襲性を最小限に抑えた技術」により移植される。「侵襲性を最小限に抑えた技術」において、縮径された状態の、任意によりシース及びカテーテルのうち少なくともいずれか一方によって径方向に圧縮された状態に拘束されたステントは、ステントが必要とされる部位にステント搬送システムや「案内具」によって搬送される。案内具は例えば患者の皮膚を通じて体外のアクセス部位から体内に進入するか、簡単な外科的手段により血管を暴露する「切開」技術により体内に進入する。
ステント、グラフト、ステントグラフト、大静脈フィルタ、拡張可能な骨組み、及び同様の移植可能な医療器具(本明細書においては、以下、総称してステントと記載する)は、径方向に拡張可能な人工器官であり、通常は、経管的に植込まれて、経皮的に挿入された後に径方向に拡張可能な血管内移殖物である。ステントは血管系、尿路、胆管、卵管、冠状血管、副血管(secondary vessel)等の様々な体腔や血管に移植される。これらは自己拡張型であるか、バルーン上に取付時等に内側からの径方向の圧力により拡張されるか、或いは自己拡張型とバルーン拡張型との組み合わせ(ハイブリッド拡張可能型)である。
ステントは、管状のシート素材から、切断及びエッチングされ巻かれる平坦なシートから、或いは1つ以上の編み込まれたワイヤや編組から切断やエッチングする工程を含む方法によって形成される。
血管系内において、狭窄症が血管の分岐部にて形成されることは珍しいことではない。分岐部とは、血管系又は他の体内部分における、第1の(或いは親)管から2本以上の枝管に分岐する領域を示す。狭窄病変部がこのような分岐部に形成されている場合、病変は血管のうちの1本のみに生じている(即ち、血管側枝のうちの1本か、親血管に狭窄がある)こともあれば、2本に生じていることもあれば、3本全ての血管に生じていることもある。しかしながら、多くの公知のステントは、ステントを適用する所望の部位が並置されている場合や、動脈や静脈の分岐部、例えば哺乳動物の大動脈から通常の腸骨動脈への分岐部を横断して延びる場合における使用等、全体的な需要を満たすものではない。
上述した技術は、ここで言及した特許、刊行物やその他の情報が本発明に関して「従来技術」であることを認容することを意図したものではない。更にこのセクションは、調査が実施されたと、或いは37C.F.R.1.56(a)(特許性に関する重要な情報の開示義務)に規定されるようなその他の適切な情報がないと解釈されるものではない。
本願において言及された全ての米国特許及び特許出願ならびに他の刊行物は、その全体が本明細書において開示されたものとする。
本発明の範囲を限定することなく、請求される本発明実施形態の要約を以下に記載する。本発明の要約された実施形態の更なる詳細及び/又は本発明のさらなる実施形態については、以下の「発明の詳細な説明」に記載される。
本発明の範囲を限定することなく、請求される本発明実施形態の要約を以下に記載する。本発明の要約された実施形態の更なる詳細及び/又は本発明のさらなる実施形態については、以下の「発明の詳細な説明」に記載される。
本発明による少なくとも一実施例において、治療薬がステントから剥離することを低減する機構が開示される。機構はステント表面と、治療薬、即ちコーティングとの間の機械的連結力を高めるべく様々な手段を含む。例えば実施例においてステント表面には様々な穴(チャネル、溝、井戸状凹部、及びその他の穴構造体)、突出部、及び/又はその他の表面形状が設けられ、これらに対して様々なコーティングや付加的な材料が補完するように係合し、コーティング(ポリマー等)とステント表面との間の連結力を向上させる。
一実施例において、例えばステント表面にはマッシュルーム状の断面形状を有する突出部が設けられる。突出部の間、及び突出部の周囲の溝に塗布されたコーティングは、フック及びループ材、即ちVELCRO(登録商標)のように突出部に係合する。本実施例は、本発明によるコーティングとステント表面との様々な可能な接続部の一例に過ぎない。これらとその他のものを詳細に後述する。コーティング材は有機ポリマ、無機ポリマ、金属酸化物、燒結金属、及び/又は付加的な治療薬や薬品を含む又は含まないその他のものを含むがこれらに限定されるものではない。
少なくとも一実施例において、機構は様々な容積からなる様々な治療薬をステントに係合させるため、異なる量の治療薬がステントの少なくとも1つの部材から溶出する。
本発明は、更に治療薬の剥離が低減されるように治療薬をステントに係合させる方法も開示する。
本発明は、更に治療薬の剥離が低減されるように治療薬をステントに係合させる方法も開示する。
本発明の特徴を示すこれらの実施形態及び他の実施形態は、本明細書に添付され、本願の一部をなす請求の範囲において明確に記載される。しかしながら、本発明ならびに本発明の効果及び目的をよりよく理解するためには、本願の一部を形成する図面と、例示され、説明される本発明の実施形態に関する説明事項とを参照すべきである。
以下、図面に基づき、本発明を詳細に説明する。
本発明は様々な形態で実施することができるが、本明細書においては、特定の実施例について詳細に記載する。実施例の記載は、本発明の原理を例示するものであり、本発明を例示された特定の実施例に限定するものではない。
本発明は様々な形態で実施することができるが、本明細書においては、特定の実施例について詳細に記載する。実施例の記載は、本発明の原理を例示するものであり、本発明を例示された特定の実施例に限定するものではない。
本願においては、特に明示されない限り、各図面における同様の符号は同様の特徴を示すものである。
図1は環状リング11を形成する複数の部材14からなるステント10を示す。環状リング11はステント10の周囲にて延びる。図1に示すステント10は非分岐型ステント10の構成の一例である。図1のステント10の構成は治療薬の搬送に使用されるステント10の構成の一例を示すに過ぎず、分岐型ステント10の構成を含むいかなる構成のステント10が使用されてもよい。ステント10は異なる投与法及び/又は副投与法を有する。非制限的な例として、図1のステント10は基端側領域2、中間部領域4、及び先端側領域6に分割され、各領域は2つの部材14の環状リング11を有する。
図1は環状リング11を形成する複数の部材14からなるステント10を示す。環状リング11はステント10の周囲にて延びる。図1に示すステント10は非分岐型ステント10の構成の一例である。図1のステント10の構成は治療薬の搬送に使用されるステント10の構成の一例を示すに過ぎず、分岐型ステント10の構成を含むいかなる構成のステント10が使用されてもよい。ステント10は異なる投与法及び/又は副投与法を有する。非制限的な例として、図1のステント10は基端側領域2、中間部領域4、及び先端側領域6に分割され、各領域は2つの部材14の環状リング11を有する。
当業者は図1のステント10がステント10の長手方向部分に沿って異なる寸法及び位置を有する様々な領域及び/又は副領域を有するように、様々な方法により設計されることを認識するだろう。異なる治療薬を搬送することに使用される分岐型ステントの様々な領域及び/又は副領域は弁理士書類番号S63.2B−13099−US01、発明者がDan Gregorich、Mike Meyer、及びDave Friesenである「入口部、竜骨、及び側枝の治療用の薬品凹部を備えた分岐型ステント」に詳細にわたって開示され、その全体がここで開示されたものとする。
本明細書において使用される部材14はストラット13及び連結部12の両者を含む。部材14のうちいくつかは少なくとも1つの直線的な区分16及び少なくとも1つの湾曲部18を有する。部材14の直線的な区分16は少なくとも1つの湾曲部18と同じ幅を有するか、少なくとも1つの湾曲部18より大きな幅を有する。各部材14は治療薬30が溶出される4つの側面を有する。即ち、反管腔側の側面(内腔壁に隣接する部材14の側面)、管腔側の側面(内腔に隣接する部材14の側面)、及び部材14の管腔側の側面及び反管腔側の側面に対して斜角をなすその他の2つの側面である。本明細書において示すように、斜角は90°を含む0°乃至180°の間の角度である。図2,3に示すように、各部材14は長さ部分(L1)、幅部(W1)、及び深み(T)を有する。
少なくとも一実施例において、ステント10は1つのコーティング保持部22を有する。本明細書において使用されるコーティング保持部22は、ステント10の少なくとも一部から例えば治療薬30等の物質が剥離することを低減する手段である。剥離を低減する一手段はステント10に対する治療薬30の接着力を向上させる。ステント10に対する治療薬30の接着力を向上させるコーティング保持部22は穴44(チャネル40、凹部42、及びV字型穴46)、様々な断面形状48a乃至48fを備える突出部、挟持部54又はステープル56、ピン58、多孔質材34、及びこれらの組み合わせを含む。実施例において、これらの異なるコーティング保持部22を詳細にわたって後述する。
例えば図19に示すようにコーティング保持部22は部材14の表面と係合することに留意する必要がある。例えば図3に示すように、コーティング保持部22は部材14の本体内に位置される。例えば図32に示すようにいくつかのコーティング保持部2は部材14の本体内の部分及び部材14の表面から延びる部分を有する。部材14の表面に係合するコーティング保持部22はコーティング保持部22に堆積する少なくとも1つの治療薬30を有し、部材14の本体内のコーティング保持部22はコーティング保持部22内又は内方に堆積する少なくとも1つの治療薬30を有する。部材14の本体内の部分及び部材14の表面上方の部分を有するコーティング保持部22は部材14の表面上方に位置されるコーティング保持部22の部分に堆積する少なくとも1つの治療薬30を有する。コーティング保持部22の内方又は上へ治療薬30を堆積させる様々な方法を詳細にわたって後述する。
ステント10の部材14の少なくとも1つが1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20以上のコーティング保持部22を有することは本発明の範囲内にある。一実施例において、ステント10は1つのタイプのみのコーティング保持部22を有する。ステント10が少なくとも2つのタイプのコーティング保持部22を有することは本発明の範囲内にある。従って、1つの部材14はチャネル40を有し、別の部材14は凹部42を有し、更に別の部材14は突出部48を有する等である。一実施例において、ステント10の様々な領域は異なるタイプのコーティング保持部22を有する。少なくとも一実施例において、ステント10の部材14は少なくとも2つの異なるタイプのコーティング保持部22を有する。
ステント10の少なくとも1つの部材14が部材14の少なくとも1つの側面にコーティング保持部22を有することは本発明の範囲内にある。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22はステント10の少なくとも一領域の部材14の反管腔側に位置される。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22はステント10の少なくとも1つの領域の部材14の管腔側に位置される。例えば図6に示すように、少なくとも一実施例においてコーティング保持部22はステント10の少なくとも一領域の部材14の反管腔側側面及び管腔側側面の両者に位置される。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22はステント10の少なくとも一領域の部材14の一側面にのみ位置される。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22はステント10の少なくとも一領域の部材14の全ての側面に位置される。少なくとも一実施例において、部材14の一側面の1つ以上のコーティング保持部22は、部材14の別の側面の1つ以上のコーティング保持部22と異なる。
コーティング保持部22はそれぞれ長さ(L2)、幅(W2)、及び深み(D)を有し、これらの寸法のうち少なくとも1つの変化により影響を付与される寸法や体積を有する。しかしながら、部材14の本体内のコーティング保持部22の部分の寸法又は容積は部材14の全体性に影響を付与するために十分大きくあってはならない。付加的に、コーティング保持部22の少なくとも一部が部材14の本体内に位置された、多数のコーティング保持部22の数及び位置は部材14の全体性に影響を付与しないように構成される。
例えば図3に示すように、部材14の本体内のコーティング保持部22の深み(D1)はコーティング保持部22の開口部からコーティング保持部22の底面までの距離である。例えば図5に示すように、コーティング保持部22は少なくとも2つの異なる深みを有することに留意する必要がある。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は部材14の直線的な区分16の長さ(L1)に最大限等しい長さ(L2)を有する。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は(L1)の4分の1に最小限等しい長さ(L2)を有する。従って、コーティング保持部22が(L1)の4分の1乃至(L1)の範囲にある長さ(L2)を有することは本発明の範囲内にある。
少なくとも一実施例において、コーティング保持部22の対向する側面は異なる長さ(L2)を有する。これらは例えばコーティング保持部22の端部がコーティング保持部22の側面に直交していない場合に生じる。従って、コーティング保持部は少なくとも2つの異なる長さを有する。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22の対向する側面は同じ長さ(L2)を有する。これらは例えばコーティング保持部22の端部がコーティング保持部22の側面に直交する場合に生じる。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は(L1)の4分の1に等しい長さ(L2)を有する。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は(L1)の2分の1に等しい長さ(L2)を有する。
コーティング保持部22の幅(W2)はコーティング保持部22の対向する側面からの距離である。少なくとも一実施例において、部材14のコーティング保持部22は同じ幅を有する。少なくとも一実施例において、部材14のコーティング保持部22は異なる幅を有する。従って、例えば図6に示すように、部材14の同じ側面のコーティング保持部22は異なる幅を有してもよく、即ち、W2はW3と異なる。同様に、部材14の同じ側面のコーティング保持部22は第1の幅を有し、部材14の別の側面のコーティング保持部22は第2の幅を有してもよく、ここで第1の幅及び第2の幅は異なる。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は様々な幅を有する。例えば図13に示すように、幅はコーティング保持部22の長さ部分に沿って、或いは、コーティング保持部22の深み方向の部分に沿って変化してもよい。
部材14の本体内に位置されるコーティング保持部22とは対照的に、部材14の表面に位置されるコーティング保持部22は、部材14の表面に位置されるコーティング保持部22が部材14の全体性に影響を付与しないため、部材14の全表面に対して係合するか、或いは部材14の表面の一部のみに対して係合する。従って、これらの「表面」コーティング保持部22は部材14と同じ構成を有してもよく、例えば部材14が曲線をなす場合にコ―ティング保持部22は曲線をなす。或いは、これらの「表面」コーティング保持部22は部材14と異なる構成を有してもよく、例えば部材14が矩形状である場合に、コーティング保持部22は丸みを帯びた形状である。部材14の表面に係合するコーティング保持部22の深み(D1)は部材14の表面からコーティング保持部22の頂面又は最も高い地点まで計測され、最も高い地点は部材14の表面から最も長い距離を有する。図19の例に示すように、少なくとも一実施例において、部材14の表面に係合するコーティング保持部22は複数の深みや様々な深みを有する。
少なくとも一実施例において、コーティング保持部22はその内部又はその上面に堆積される少なくとも1つの治療薬30を有する。多数の治療薬30が層として堆積する。例えば、第1の治療薬30がコーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に堆積し、更に第2の治療薬30がコーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に蓄積し、これにより2層の治療薬30を形成する。各層は等量の治療薬30又は異なる量の治療薬30を含む。層は同じ治療薬30を含むが治療薬30の濃度は隣接する層において異なる。コーティング保持部22内又はコーティング保持部22上の層の数はコーティング保持部22の深み及び治療薬30の各層の深みに左右される。従って、コーティング保持部22は所望に応じた任意の数の治療薬30の層を有する。
個別の部材14は多数の治療薬30及び異なる容量の治療薬30のうち少なくともいずれか一方を溶出させる。少なくとも一実施例において、部材14の1つの側面はコーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に堆積する少なくとも2つの異なる治療薬30を有する。実施例において、部材14のコーティング保持部22のうち少なくとも1つは部材14の別のコーティング保持部22とは異なる治療薬30を有する。少なくとも一実施例において、部材14の異なる側面のコーティング保持部22は異なる治療薬30を溶出させる。
コーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に堆積する治療薬30の量は、治療薬30がステント10から溶出する時間の長さに対応する。即ち、多くの量の治療薬30は、少量の治療薬30と比較してより長い時間溶出する。従って、治療薬30が所望の時間ステント10から溶出するように、コーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に堆積する治療薬30の量は最適化される。治療薬30の積層及び量により、治療薬30はステント10から所望の順番に所望の時間にわたって溶出可能である。例えばコーティング保持部22の形状のようなその他の変更可能な要因も治療薬30の溶出速度に対して影響を付与し得る。溶出速度及び治療薬を保持する凹部の形状の関係は発明者がBrandau等である米国特許第6709379号明細書に開示され、その全体がここで開示されたものとする。
少なくとも一実施例において、部材14は第1のコーティング保持部22a及び第2のコーティング保持部22bを有し、第1のコーティング保持部22aは第1の量の治療薬30を有し、第2のコーティング保持部22bは第2の量の治療薬30を有する。第1の量は第2の量とは異なる。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22は治療薬30により上塗りされる。例えば図4に示すように、上塗りは治療薬30が部材14の表面の他コーティング保持部22内又はコーティング保持部22上に堆積するようにコーティング保持部22が過度に充填された場合に生じる。例えば図20に示すように、少なくとも一実施例において、上塗りは治療薬30の深みがコーティング保持部22の高さより大きくなった場合に生じる。
溶出速度はコーティングバリアの使用によっても影響を付与されるが、コーティングバリアはコーティング保持部22からの治療薬30の溶出、相互作用、及び/又は効果も調整する。少なくとも一実施例において、ステント10はコーティング保持部22内又はコーティング保持部22上にコーティングバリアを有する。コーティングバリアは所望の治療薬投与方法に応じてステント10の少なくとも一領域にて選択的に使用される。従って、例えばステント10の基端側領域2はコーティングバリアを有するが、ステント10の先端側領域6はコーティングバリアを有さない。コーティングバリア及びステント領域の組み合わせは多数有り、本発明の範囲内にあるものといえる。付加的に、コーティングバリアは、コーティングバリアがコーティング保持部22内又はコーティング保持部22上の少なくとも2つの量の治療薬30を分離するように個別のコーティング保持部22内にて使用されてもよい。
コーティングバリアは透過性を備え、変化する透過性を備え、或いは透過性を備えない。変化する透過性を備えたバリアの透過性は時間にわたって変化し、pH、塩分濃度、温度、流れや、その他の環境要因に対する反応によるコーティングバリアの分解によって生じる。好適なコーティングバリアの例は生体吸収性材料、生分解性材料、及び生体安定性を備えた(biostable )ポリマを含むが、これらに限定されるものではない。
本明細書において使用されるように、「生体吸収性」は、生物分解性、分解性、生物学的分解性、腐食性、生物再吸収性等も示す。治療薬30の溶出又は拡散を防止することに使用される材料は副作用を伴うことなく体内において溶解、分離、或いは分解する。
好適な生体吸収性膜の材料の例は、ポリ(ヒドロキシバリレート)(poly(hydroxyvalerate))、ポリ(L−乳酸)、ポリカプロラクトン、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(ヒドロキシブチレート)(poly(hydroxybutyrate) )、ポリ(ハイドロキシブチレート−コ−バリレート)(poly(hydroxybutyrate-co-valerate ))、ポリジオキサノン、ポリオルトエステル(Polyorthoester)、ポリアンヒドリド(Polyanhydrides)、ポリ(グリコール酸)、ポリ(D、L−乳酸)、ポリ(グリコール酸−コ−トリメチレンカーボネート)(poly(glycolic acid-co-trimethylene carbonate ))、ポリフォスフォエステルウレタン(polyphosphoester urethanes)、ポリ(アミノ酸)、シアノアクリレート、ポリ(トリメチレンカーボネート)、ポリ(イミノカーボネート)(poly(iminocarbonate) )、コポリ(エーテル−エステル)(copoly(ether-esters))(例えばPEO /PLA )、ポリアルキレンオギザレート(polyalkylene oxalates )、ポリホスファゼン(polyphosphazenes)、及びフィブリン、フィブリノゲン、セルロース、スターチ、コラーゲン、ヒアルロン酸等の生体分子、並びにこれらの混合物を含むが、これらに限定されるものではない。
ここで使用されるように、用語「ポリラクチド」は乳酸のポリマを示す「ポリ(乳酸)」と同義である。特に、DL−ラクチドは、乳酸の大まかなラセミ混合物に由来する乳酸であり、この用語は(DL)乳酸に代えてもよい。同様に、用語、ポリグリコリド(polyglycolide )及びポリ(グリコール酸)は同義である。
生体安定性を備えたポリマの例は、ポリスチレン−b−ポリイソブチレン−b−ポリスチレンブロック共重合体(SIBS)、ポリメタクリル酸ブチル(PBMA)、及びポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含むが、これらに限定されるものではない。
コーティングバリアとして使用可能なその他の好適な材料は、発明の名称が高分子量生体吸収性ポリマ及びその移植可能な器具である米国特許第5358475号明細書、発明の名称が移植可能な弁補綴である米国特許第7070616号明細書、及び発明の名称が網状弾性基質並びにその製造方法及び移植可能な器具における使用方法である米国特許出願公開第2005/0043816号明細書に開示されている。これらはその全体がここで開示されたものとする。
上述したように、ステント10からの治療薬30の剥離を減少させる多くの異なるタイプのコーティング保持部22が開示される。図3乃至32に異なるタイプのコーティング保持部22が示される。多くの図面は図2の部材14の幅(W1)を横断する線3−3における部材14の断面図である。図2は直線的な区分16を備えた図1のステント10の部材14の平面図である。
図3乃至18に部材14の本体内に位置されるコーティング保持部22を示す。部材14の本体内に位置されるコーティング保持部22の1つのタイプは穴44である。穴44は図3乃至7に示すようなチャネル40、図8に示すような凹部42、或いは例えば図9及び10並びに12乃至18に示すようなその他の構造体の形状を採る止まり穴である。本明細書において示すように、止まり穴44は部材14の本体を通じて途中まで延びる穴44であり、例えば図9に示すように穴44の深みは部材14の厚みより小さい。これに代えて、穴44は例えば図11に示すように貫通穴44であってもよい。止まり穴44と異なり、貫通穴44は部材14の片側表面から部材14の本体を通じて部材14の別の面、通常反対側の面に延びる。異なるタイプの穴44を区別するために、穴44の所定のタイプを開示する。即ち、チャネル40、凹部42、穴44、V字型穴46、及び貫通穴44である。
少なくとも一実施例において、穴44はチャネル40の形状にある。少なくとも一実施例において、チャネル40に堆積する治療薬30は部材14の表面に対する治療薬30の接着力を向上させる。少なくとも一実施例において、チャネル40内に堆積する治療薬30は部材14の表面に堆積する治療薬30とは異なる。
各チャネル40は4つの側面、底面、及び1つの開口部を有し、部材14の直線的な区分16の少なくとも1つの側面の長さ部分(L)に沿って延びる。例えば図3に示すように、少なくとも一実施例において、部材14のコーティング保持部22は同じ深みを有する。少なくとも一実施例において、部材14のコーティング保持部22は異なる深みを有するため、異なる容積を有する。例えば図5に示すように、少なくとも一実施例において、部材14の一側面のコーティング保持部22は2つの異なる深み(D1及びD2)を有する。
例えば図6や図12に示すように、少なくとも一実施例において、チャネル40bは2つの異なる深みを有する。図6にチャネル40bの底面のチャネルを示す。一実施例において、チャネル40bの底面のチャネルの側面はチャネル40bの側面に追従し、ここで例えばチャネル40bは直線的な長尺状側面を有し、底面のチャネルも直線的な長尺状側面を有する。一実施例において、チャネル40bの底面のチャネルはジグザグ状のチャネルである。少なくとも一実施例において、治療薬30は第1のチャネル40及び第1のチャネル40の底面の第2のチャネル40内に堆積するため、第2のチャネル40内に堆積する治療薬30により、第1のチャネル40内に堆積する治療薬30の剥離が低減される。
チャネル40の幅はチャネル40の対向する側面からの距離である。チャネル40の幅を画定する側面はチャネル40の長さを画定することに使用されるチャネル40の側面に対して斜角をなす。少なくとも一実施例において、チャネル40の幅を形成する側面はチャネル40の長さを形成する側面に対して直角、即ち90°をなす。少なくとも一実施例において、部材14のコーティング保持部22は同じ幅を有する。図6に示すように、少なくとも一実施例において、少なくとも1つのコーティング保持部22は異なる幅(W2)を有し、ここでW2はW3とは異なる。
少なくとも一実施例において、部材14の同じ側面のコーティング保持部22は第1の幅を有し、部材14の別の側面のコーティング保持部22は第2の幅を有し、ここで第1の幅及び第2の幅は異なる。少なくとも一実施例において、チャネル40の開口部の幅はチャネル40の底面の幅より小さい。従って、本実施例において、チャネル40は少なくとも2つの幅を有する。開口部の幅を小さくすることにより、チャネル40内に堆積する治療薬30の剥離は減少する。
図7において、チャネル40は部材14の対向する側面に位置される。本実施例において、部材14のチャネル40内に堆積する治療薬30により、2つのチャネル40間にて部材14の表面に係合する治療薬30の接着力が向上する。チャネル40は図3乃至7に示すように部材14の本体内に延びる必要はないが、例えば図22に示すように部材14の表面にあってもよく、詳細は後述する。
例えば図8に示すように、少なくとも一実施例において、穴44は凹部42の形状にある。上述したように、凹部42は止まり穴44の1つのタイプである。少なくとも一実施例において、凹部42内に堆積する治療薬30により、部材14の表面の治療薬30の接着力が向上する。少なくとも一実施例において、凹部42内に堆積する治療薬30は部材14の表面に堆積する治療薬30とは異なる。凹部42が任意の寸法及び構造体を有すること、及び部材14の表面の少なくとも一部に沿って、或いは部材14の表面全体に沿って位置されることは本発明の範囲内にある。部材14の表面に凹部42を形成する方法は、グリットブラスト(grit blasting )、イオンビームエッチングを含むが、これらは詳細にわたって後述する。本実施例において、部材14の長さ部分の断面は図8に示す部材14の幅部分の断面と同様である。
部材14の表面にチャネル40及び凹部42を形成することに付加的に、不規則な形状又は凹部が部材14の表面に形成され、部材14の表面に堆積する治療薬30の剥離を低減する。上記不規則な形状又は凹部を形成する方法を詳細にわたって後述する。部材14の表面に形成される不規則な形状又は凹部内、或いは不規則な形状又は凹部上に堆積する治療薬30により、部材14の表面に堆積する治療薬30の接着力が向上する。少なくとも一実施例において、コアシェル治療薬30容器が凹部内に堆積するが、これらを図34乃至39を参照して詳細にわたって後述する。
図9乃至12に別例において穴44を備えたコーティング保持部22を示す。本実施例において、穴44内に堆積する治療薬30により、部材14の表面の治療薬30の接着力が向上する。少なくとも一実施例において、穴内に堆積する治療薬30は部材14の表面に堆積する治療薬30とは異なる。
実施例において穴44は丸みを帯びた形状の開口部を有するが、開口部は例えば正方形状、矩形状、卵形状、楕円形状、蝶ネクタイ型、X字型、多角形状、不規則な形状、及びこれらの組み合わせを含む任意の構造体を有するが、これらに限定されるものではない。穴44の通路は開口部と同じ構造体、開口部と異なる構造体、或いは、1つ以上の構造体を有してもよい。
図9は部材14の本体内に延びる止まり穴44であるコーティング保持部22の一例を示す。本実施例において、穴44は部材14の表面に対して斜角をなす。上述したように、斜角は0°乃至180°の間の角度であり、90°を含む。本実施例において、部材14の長さ部分の断面は図9に示す部材14の幅部分の断面と同様である。少なくとも一実施例において、治療薬30は穴44内、及び部材14の表面に堆積する。本実施例において、穴44内に堆積する治療薬30により、部材14の表面に堆積した治療薬30の剥離が低減される。別例による穴44を形成する方法を詳細にわたって後述する。
別のタイプのコーティング保持部22が、部材14の少なくとも一表面に対して斜角をなし部材14の本体内に延び相互に交差する少なくとも2つの穴44によって形成される。図10にV字型穴46の一例を示す。少なくとも2つの穴44の交差によって形成される通路が例えばV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの組み合わせを含む任意の形状を有することは本発明の範囲内にあるが、これらに限定されるものではない。単純に示すべく、用語「V字型穴46」は本明細書において、このタイプのコーティング保持部22の任意の構造体を示すものとする。図10に示すように、V字型穴46はV字型通路を有する。図10のV字型穴46を形成する2つの穴44の両者は部材14の同じ面に開口部を有するが、V字型穴46を形成する2つの穴44が部材14の異なる面に開口部を有することも本発明の範囲内にある。上記タイプのV字型穴46はL字型通路を有してもよい。
少なくとも一実施例において、穴44のうち少なくとも1つは貫通穴である。穴44のうち少なくとも1つが貫通穴である構造体の例は、V字型穴46、y字型穴46、X字型穴46、及びT字型穴46を含むが、これらに限定されるものではない。T字型穴46は部材14の対向する面間を延びる貫通穴44、及び第3の側面から延び貫通穴44と交差してT字型通路46を形成する穴44を有する。
少なくとも一実施例において、治療薬30はV字型穴46内にのみ堆積する。少なくとも一実施例において、治療薬30はV字型穴46内、及び部材14の表面上に堆積する。本実施例において、V字型穴46内に堆積した治療薬30により、部材14の表面に堆積した治療薬30の剥離を防止することが補助される。本実施例において、部材14の長さ部分の断面は図10に示す部材14の幅部分の断面と同様である。従って、V字型穴46は部材14の長さ部分に対して平行であるか、部材14の幅部分に対して平行である。少なくとも一実施例において、V字型穴46内に堆積した治療薬30は部材14の表面に堆積した治療薬30とは異なる。少なくとも一実施例において、V字型穴46の各通路は堆積する異なる治療薬30を有する。
図11は部材14の一表面から部材14の本体を通じて部材14の他の表面に延びる貫通穴44であるコーティング保持部22の一例を示す。貫通穴44は第1の開口部、第2の開口部、及びこれらの開口部の間を延びる通路を有する。少なくとも一実施例において、貫通穴44は部材14の表面に対して直交する。少なくとも一実施例において、貫通穴44は部材14の対向する側面又は表面間を延びる。部材14は部材14の全体性に影響が付与されない限り、部材14の長さ部分及び幅部分のうち少なくともいずれか一方に沿って複数の貫通穴44を有してもよい。
少なくとも一実施例において、治療薬は貫通穴44への開口部を有する部材14の一表面の他、貫通穴44内に堆積する。少なくとも一実施例において、第1の治療薬30は貫通穴44内に堆積し、第2の治療薬30は貫通穴44への開口部が設けられた部材14の表面に堆積する。少なくとも一実施例において、第1の治療薬30は貫通穴44への第1の開口部を有する部材14の第1の表面、及び貫通穴44への通路内の少なくとも途中までに堆積し、第2の治療薬30は第2の開口部を有する部材14の第2の表面、及び貫通穴44への通路内の少なくとも途中までに堆積する。第1の治療薬30及び第2の治療薬30は同じ治療薬30であるか、異なる治療薬30である。上述したV字型穴46と同様に、貫通穴44により部材14の表面に堆積し部材14に係合する治療薬30を保持することが補助される。
異なるコーティング保持部22が組み合わされて、組み合わせによるコーティング保持部22を形成することは本発明の範囲内にある。図12の組み合わせによるコーティング保持部22は組み合わせによるコーティング保持部22の非制限的例である。本実施例において、コーティング保持部22はチャネル40と、チャネル40の両端部にてチャネル40の底面から延びる2つの穴44との組み合わせである。本実施例において、チャネル40は部材14の幅部分の一部を横断して延びるが、チャネル40が部材14の長さ部分の一部を横断して延びることは本発明の範囲内にある。チャネル40の両端部に部材14の本体内に更に延びる2つの穴44が位置される。
本実施例において、2つの穴44は同じ深みを有し、この深みはチャネル40の深みより大きいが、2つの穴44が異なる深みを有しそのそれぞれがチャネル40の深みより大きいことは本発明の範囲内にある。チャネル40がチャネル40の長さ部分に沿って1、2、3、4、5、6、7、8、9、10以上の穴44を有することも本発明の範囲内にある。別の態様において、本実施例はチャネル40の長さ部分に沿って少なくとも2つの深みを備えたチャネル40である。実施例において、穴44は上述した図9の止まり穴同様に斜角をなす。Brandauによる米国特許第6709379号明細書に開示されるように、2つの穴44内に含まれる治療薬30はチャネル40内に含まれる治療薬30の溶出速度より遅い溶出速度を有する。
少なくとも一実施例において、治療薬30の層は組み合わせによるコーティング保持部22内に堆積する。一実施例において、治療薬30の第1の層は2つの穴44内の他チャネル40の底面に堆積し、治療薬30の第2の層は治療薬30の第1の層の頂面に堆積する。一実施例において、第1の治療薬30の量は第2の治療薬の量より大きく、これは、穴44のより大きな深みに部分的に起因する。少なくとも一実施例において、組み合わせによるコーティング保持部22内に堆積する治療薬により、部材14の表面に堆積する治療薬30の剥離が低減される。
図13のコーティング保持部22は別例による部材14の本体内に位置されるコーティング保持部22である。コーティング保持部22は任意の長さを有する。コーティング保持部22の本体43は、部材14の本体内に位置され、例えば短い長さを有する凹部42、大きな長さを有するチャネル40のような任意の構造体を有するが、これらに限定されるものではない。図13に示すコーティング保持部22は任意の幅と開口部即ち穴44とを備えた本体43を有し、開口部即ち穴44はコーティング保持部22の本体43より小さな幅を有する。開口部即ち穴44が小さな幅を有することにより、コーティング保持部22の本体43内に堆積する治療薬30の剥離を防止することが補助される。
図13は実施例における部材14の表面に対して斜角をなすコーティング保持部22の開口部即ち穴44の側面及び図3のチャネル40の直線的な側面と対照的に曲線をなす本体43の側面を示す。即ち、部材14の表面に近接するコーティング保持部22の幅は小さいが、コーティング保持部22の深みが大きくなるにつれ大きくなる。コーティング保持部22の本体43の側面が曲線をなすことに代えて直線的であることは本発明の範囲内にある。
コーティング保持部22の本体43が凹部42である場合に、凹部42内に堆積する治療薬30は凹部42から穴44を通じて溶出する。穴44の寸法は凹部42からの治療薬30の溶出速度に影響を付与する。コーティング保持部22の本体43がチャネル40である場合に、コーティング保持部22内に堆積する治療薬30はチャネル40から少なくとも1つの開口部によって溶出する。開口部は少なくとも1つの穴44又は1つのチャネル40であってもよい。穴44の数及び寸法はコーティング保持部22の本体43からの治療薬30の溶出速度に影響を付与する。少なくとも一実施例において、コーティング保持部22の長さ部分に沿って複数の穴44が設けられる。同様に、コーティング保持部22の本体43の幅及び長さはコーティング保持部22からの治療薬30の溶出速度に影響を付与する。
例えば図14乃至18に示すように、少なくとも一実施例において、部材14の本体内のコーティング保持部22はコーティング保持部22内の治療薬30を保護する手段を有する。図14のコーティング保持部22はリップ38を備えたチャネル40である。リップ38はチャネル40内に堆積した治療薬30の上方にて内方に向かって延びる。図3のチャネル40によって例示するように、チャネル40の側面及び底部が湾曲するか直線的であることは本発明の範囲内にある。図15及び16に示す別例において、リップ38はチャネル40が1つ以上の治療薬30によって充填された後に形成される。従って、リップ38は図15に示す非セット状態、及び図16に示すセットされた状態を有する。本実施例において、1つ以上の治療薬30はリップ38が非セット状態にある場合にチャネル40内に堆積する。1つ以上の治療薬30が堆積すると、リップ38は内方に押圧されセットされた状態となり、治療薬30の上方にて延び、これにより、チャネル40内の1つ以上の治療薬30の剥離を低減する。
図17及び18に1つ以上の治療薬30がコーティング保持部22内にて保護される別の手段を示す。図17は2列の穴44を備えた部材14の直線的な区分16を示す平面図である。穴44は同じ寸法を有するが、穴44が任意の寸法及び構成を有することは本発明の範囲内にある。付加的に、穴44が図17に示す2列以外の任意のパターンであることも本発明の範囲内にある。しかしながら、穴44の寸法及び位置は、特に治療薬30がコーティング保持部22から溶出した後に穴44間の部材14の1つ以上の部分は、部材14の1つ以上の部分の構造的な全体性を保持するために十分な寸法からなるように選択される必要がある。
図18は図17の部材14の線18−18における断面図である。図18に示すように、穴44により、チャネル40内の1つ以上の治療薬30をチャネル40から溶出する手段が得られる。上述したように、穴44の寸法及び数は、コーティング保持部22内に堆積した治療薬30の溶出速度に影響を付与する。本実施例において、チャネル40は部材14の本体内に形成される。チャネル40は図13のコーティング保持部22と同様に任意の幅を有する。しかしながら、本実施例において、部材14の表面即ち穴44近傍のチャネル40の幅はチャネル40の底部の幅より大きい。
図19乃至24は部材14の側面のうち1つの表面と係合するコーティング保持部22を示す。部材14の表面から延びるコーティング保持部22を備えた部材14に堆積する治療薬30の深みはコーティング保持部22の高さより小さいか、コーティング保持部22の高さに等しいか、或いはコーティング保持部22の高さより大きく、即ち上塗りされる。上述したように、部材14の表面に係合するコーティング保持部22は部材14の表面の少なくとも一部に、或いは部材14の表面全体に位置される。
図19乃至21は部材14の表面から離間して延びる突出部48である別のコーティング保持部22を示す。図19において、コーティング保持部22は部材14の表面から延びる複数の突出部48からなる。図19において、突出部48aは略均一の幅及び高さを有する。
しかしながら、図示のように突出部48の本体49が例えば突出部48b、48b’、48cのような任意の形状、即ち幅及び高さを有することは本発明の範囲内にある。図19及び20の突出部48は本体49及びキャップ領域50からなる。キャップ領域50は突出部48の上側表面を含む。キャップ領域50は例えば突出部48aによって示すように、本体49と同じ構造体を有するか、キャップ領域50は例えば突出部48cによって示すように本体49とは異なる構造体を有する。突出部48aは部材14の表面に対して平行である上表面を有する。本実施例において、突出部48は柱状である。
突出部48、本体49、及び/又は領域50が突出部48aと対照的に様々な幅を有することも本発明の範囲内にある。少なくとも一実施例において、突出部48の幅は部材14の表面近傍にて大きい。例えば図21に示すように、一実施例において、突出部48はピラミッド状の構造体を有する。
突出部48のキャップ領域50は例えば突出部48b、48b’によって示すように任意の長さを有する。異なる構造体は、図19の突出部48bのように、部材14の表面に対して斜角をなす突出部48の上表面と同様に単純である。突出部48b’のキャップ領域50は突出部48bのキャップ領域50と同じ構造体を有するが、突出部48b’のキャップ領域50の長さは突出部48bのキャップ領域50の長さより大きい。これに代えて、キャップ領域50は例えば図19の突出部48cによって示すように方尖塔状の、頂部を備えた三角形状を有してもよい。突出部48b、48cのキャップ領域50の幅は突出部48の本体49の幅に最大限等しい。
図20に示すように突出部48がキャップ領域50を有し、キャップ領域50の少なくとも一部が突出部48の本体49の幅より大きい幅を有することも本発明の範囲内にある。従って、本実施例において、突出部48の幅は部材14の表面近傍にて最も小さい。図20に示すように、キャップ領域50はマッシュルーム状の断面形状48c、矢状断面形状48d、P字型断面形状48eや、T字型断面形状等の様々な構造体を有するが、これらに限定されるものではない。
1つ以上の突出部48を有する表面に治療薬30が堆積すると、1つ以上の突出部48により、部材14の表面からの治療薬30の剥離が低減される。例えば図20に示すように、少なくとも一実施例において、治療薬30がキャップ50を備えた突出部48を有する表面に堆積するとき、治療薬30はフック及びループ材料、即ち登録商標VELCROのように突出部48c乃至48fに係合する。治療薬30を突出部48を備えた部材14に塗布する方法は詳細にわたって後述する。
治療薬30は部材14の表面に堆積し、詳細にわたって後述するように突出部48間に定着する。本実施例において、部材14の長さ部分の断面は図19に示す部材14の幅部分の断面と同様である。図19に示す突出部48は部材14の長さ部分及び幅部分に沿って列をなして設けられるが、突出部48は、部材14の表面に、例えば任意の形状、ジグザグ状等、所望の設計にて位置されてもよい。所望の設計にて突出部48を形成するために、化学的蒸着(CVD)、物理的蒸着(CVD)や、パルスレーザー蒸着(PLD)と組み合わせてマスクを使用することを詳細にわたって後述する。
図21において、1つ以上の突出部48は部材14の表面に治療薬30を保持する山と谷からなる金属酸化物52から形成される。使用可能な金属酸化物52の例は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、及び酸化ニオブを含むが、これらに限定されるものではない。
少なくとも一実施例において、部材14は部材14の表面に金属酸化物52の突出部48を形成すべく酸化される金属から形成される。部材14が金属酸化物52とは異なる材料から形成されることは本発明の範囲内にある。少なくとも一実施例において、非酸化金属が部材14の表面に堆積し、酸化される。
金属又は金属酸化物52が例えば化学的蒸着(CVD)、物理的蒸着(CVD)や、パルスレーザー蒸着(PLD)の好適な方法により部材14の表面に堆積することは本発明の範囲内にあるが、これらの方法に限定されるものではない。少なくとも一実施例において、金属又は金属酸化物52はプラズマ蒸着によって部材14の表面に堆積する。少なくとも一実施例において、金属酸化物52は部材14の表面に任意の好適な手段によって係合する。
金属酸化物52の突出部48に堆積する治療薬30は任意の深みを有する。少なくとも一実施例において、治療薬30は金属酸化物52の突出部48の高さと等しい深みを有する。図21に示すように、少なくとも一実施例において、治療薬30は金属酸化物52の突出部48より大きな深みを有し、即ち、上塗りされる。本実施例において、金属酸化物52の谷の治療薬30により、金属酸化物52の突出部48を覆って堆積する治療薬30の接着力が向上する。本実施例におけるコーティング保持部22において、部材14の長さ部分の断面は図21に示す部材14の幅部分の断面と同様である。
図22は部材14の表面に形成されるチャネル40であるコーティング保持部22を示す。チャネル40の端部41は部材14の表面と係合する。端部41はチャネル40の4つの側面を形成し、部材14の表面はチャネル40の底面である。本実施例において、チャネル40の端部41により、チャネル40内に堆積する治療薬30の剥離が防止されることが補助される。少なくとも一実施例において、端部41は部材14と同じ材料から形成される。少なくとも一実施例において、端部41は部材14とは異なる材料から形成される。少なくとも一実施例において、端部41は突出部48である。実施例において、端部41は連続している。別例において、端部41は不連続である。本実施例において、不連続な端部41は複数の突出部48から形成され、これらの隣接する突出部48の間に空隙が設けられる。突出部48間の空隙に応じて、チャネル40内に堆積する治療薬30は隣接する突出部48間の空隙を通じて溶出する。
端部41は1つ以上のポリマ、1つ以上の金属、或いはポリマ及び金属の組み合わせを含む任意の好適な生体適合性を備えた材料から形成される。好適な材料の例は生分解性を備えた材料、並びにポリエステル及びポリカーボネート共重合体等のポリマを含む。好適な生分解性を備えた材料の例は上に列記した。好適な金属の例は、ステンレス鋼、チタン、タンタル、白金、タングステン、金、及び合金、或いは任意の上記金属の酸化物を含むが、これらに限定されるものではない。好適な合金の例はプラチナ−イリジウム合金、登録商標名Elgiloy及び登録商標名Phynoxを含むコバルト−クロム合金、MP35N合金、及び例えばニチノール等のニッケル−チタン合金を含むが、これらに限定されるものではない。
図23及び24は別例において部材14の表面と係合するコーティング保持部22、ステンレス鋼シールド64を示す。図23は部材14に係合するステンレス鋼シールド64を備えた部材14を示す断面図であり、図24は図23のステンレス鋼シールド64を示す平面図である。図23に示すように、ステンレス鋼シールド64は部材14の幅部分に沿って延びるが、ステンレス鋼シールド64が部材14の長さ部分に沿って延びることは本発明の範囲内にある。
少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64は電着された治療薬30を有する。少なくとも一実施例において、治療薬30はステンレス鋼シールド64が部材14に係合するに先立ってステンレス鋼シールド64の外側表面全体に電着される。本実施例において、部材14間に位置される治療薬30及びステンレス鋼シールド64により、ステンレス鋼シールド64の別の表面に堆積する治療薬30の剥離の低減が補助される。少なくとも一実施例において、治療薬30はステンレス鋼シールド64が部材14に係合した後にステンレス鋼シールド64の外側表面に電着される。
少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64は長尺状部分66及び横断部分68を有する。少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64は更にキャップ70を有する。本実施例において、ステンレス鋼シールド64のキャップ70は、治療薬30の一部の上方にて延びるが、これによりステンレス鋼シールド64の外側表面に堆積する治療薬30の剥離を低減することが補助される。キャップ70及び横断部分68は任意の好適な手段により相互に係合する2つの個別の部分であるか、横断部分68及びキャップ70は例えばリベットのように一体的に形成される。
実施例において、長尺状部分66は部材14の表面に平行である2つの区分からなる。2つの区分はそれぞれ係合する横断部分68のいずれかの側面から延びる。図23の2つの区分は略同じ長さを有するが、1つの区分が他の区分より大きな長さを有することも本発明の範囲内にある。
少なくとも一実施例において、長尺状部分66は中空のチューブから形成され、チューブ内に治療薬が含まれる(図示しない)。実施例において、中空のチューブは1つの閉鎖された端部、及び1つの開放された端部を有する。別例において、中空のチューブは2つの閉鎖された端部を有する。実施例において、中空のチューブは2つの開放された端部を有する。少なくとも一実施例において、中空のチューブはマイクロチューブである。中空のチューブが任意の断面形状を有することは本発明の範囲内にある。実施例において、中空のチューブは卵形状の断面を有する。別例において、中空のチューブは治療薬がチューブ内に堆積するに先だって丸みを帯びた形状の断面を有し、チューブが圧縮されると卵形の断面を有する。チューブを形成することに使用可能な材料は、ステンレス鋼、ポリマ、及び生体分解性を備えた材料を含むが、これらに限定されるものではない。
少なくとも一実施例において、長尺状部分66に直交する横断部分68は長尺状部分66の厚みより大きな長さを有するため、長尺状部分66の区分の上面及び底面を越えて延びる。図23の実線によって示すように、実施例において、横断部分68の一端は部材14の表面に係合する。別例において、横断部分68は部材14内に延びる。
図23において部材14を通じて延びる破線によって示すように、一実施例において、横断部分68はコーティングされた長尺状部分66、30を通じて、部材14の一方の側面から部材14の他方の側面に延びるリベットの態様にある。少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64はポリマから形成される部材14に係合する。一実施例において、長尺状部分66及び横断部分68は一体的に形成されるため、長尺状部分66の2つの区分は横断部分68に係合するものではない。一実施例において、ステンレス鋼シールド64は横断部分68を有するものではなく、これに代えて、長尺状部分66をのみ有する。
チャネル40と同様に、ステンレス鋼シールド64は長さ部分を有する。ステンレス鋼シールド64の長さは部材14の長さ部分や幅部分の4分の1に少なくとも等しい長さから部材14の長さ部分や幅部分全長と少なくとも等しい長さまでの範囲にある。少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64が部材14の幅部分を横断して延びる場合に、ステンレス鋼シールド64の幅部分は部材14の幅部分に最大限等しい。図23において、ステンレス鋼シールド64は部材14の幅部分より僅かに小さいため、治療薬30がステンレス鋼シールド64に塗布された場合に、治療薬30を備えたステンレス鋼シールド64の幅は部材14の幅と略等しくなる。一実施例において、コーティングされたステンレス鋼シールド64の幅は部材14の幅部分の少なくとも4分の1から部材14の幅部分と略等しい長さまでの範囲にある。
少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64は部材14の長さより僅かに短い長さを有する。一実施例において、コーティングされたステンレス鋼シールド64の長さは部材14の長さの少なくとも4分の1から部材14と略等しい長さまでの範囲にある。図24に示すように、ステンレス鋼シールド64がステンレス鋼シールド64の長さ部分に沿って1つ以上の横断部分68を有することは本発明の範囲内にあり、ステンレス鋼シールド64がステンレス鋼シールド64を通じて延びる少なくとも1つの穴44を有することは本発明の範囲内にある。図24に示すように、ステンレス鋼シールド64はステンレス鋼シールド64の長さ部分に沿って2つの横断部分68及び3つの穴44を有する。実施例において、中空のチューブから形成される長尺状部分66内の治療薬30は穴44を通じて溶出する。
少なくとも一実施例において、治療薬30が塗布された長尺状部分66は後述する方法により横断部分68に係合する。第1に、穴はコーティングされた長尺状部分66、30を通じて部材14内の短い距離までドリルにより形成され、少なくとも一実施例において、集束イオンビーム(FIB)スパッタ法により形成される。製造に集束イオンビーム技術を使用することは2006年発行のThin Solid Films509号の第113頁乃至117頁、T. Tanaka 等による「集束イオンビームを使用したマイクロメータスケールの製造及び組立」に開示され、その全体がここで開示されたものとする。実施例において、穴は約1マイクロメートル乃至約20マイクロメートルの径を有する。横断部分68は穴内に挿入される。実施例において、横断部分68は酸化ケイ素(SiO)のピンである。別例において、横断部分68はリベットである。少なくとも一実施例において、横断部分68は集束イオンビーム技術を使用して形成される。
少なくとも一実施例において、ステンレス鋼シールド64はチャネル40のリップ部38によって部材14の表面に保持される。従って、本実施例において、図15又は16のコーティング保持部22と図23又は24のコーティング保持部22とが組み合わされた、組み合わせによるコーティング保持部22が開示される。本実施例において、図23の治療薬30が塗布された長尺状部分66は図15のコーティング保持部22のチャネル40内に位置される。チャネル40のリップ38は、図16に示す治療薬の上方にて内方に延びるリップ38と同様に、コーティングされた長尺状部分66、30の上方にて内方に拡張される。本実施例において、リップ38はステンレス鋼シールド64をチャネル40内に保持する。少なくとも一実施例において、チャネル40のステンレス鋼シールド64はステンレス鋼シールド64の長さ部分に沿って少なくとも1つの穴44を有する。実施例において、ステンレス鋼シールド64は1つ以上の任意の横断部分68を有するものではない。
別のタイプのコーティング保持部22は治療薬30を保持可能な多孔質な材料34である。図25乃至29は別例においてコーティング保持部22として使用される多孔質な材料34を示す。任意の多孔質な材料又は物質が多孔質な材料34に使用可能である。多孔質な材料34の例は、燒結金属、(焼結又は化学的に形成された)多孔質なセラミック、及び多孔質な高分子表面を含むが、これらに限定されるものではない。少なくとも一実施例において、多孔質な材料34は治療薬30の貯蔵庫である。
図25に示すように、少なくとも一実施例において、多孔質な材料34は部材14のコア部を形成する。図26に示すように、部材14は多孔質な材料34から形成されるワイヤ18から形成される。図27に示すように、少なくとも一実施例において、多孔質な材料34はステント材料36の2つの区分間に挾持される。ステント材料36はステント10を形成するために使用可能な任意の材料であり、その例は後述する。図28に示すように、少なくとも一実施例において、多孔質な材料34はステント材料36のコア部を包囲する。
上記実施例において、穴44は部材14の表面から多孔質な材料34に至り、これにより治療薬30が多孔質な材料34から部材14の表面に溶出又は拡散するチャネル又は通路が得られる。少なくとも一実施例において、穴44はレーザ切断により形成される。図27及び28に示すように、少なくとも一実施例において、部材14の周囲を包囲するコーティング32が設けられる。コーティング32に使用される材料は、ポリマ、ステント材料36、及びこれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。穴44もコーティング32を貫通することに留意する必要がある。
図25乃至28に示す穴44は上述したように略均一の寸法を備え丸みを帯びるが、穴44は任意の形状及び寸法を有してもよい。例えば図25に示すように、少なくとも一実施例において、穴44はチャネル40である。少なくとも一実施例において、穴44は少なくとも1つの径を有する。例えば図28の穴44のいくつかは漏斗状の形状を有し、穴44は部材14の表面にて幅広の開口部と、多孔質な材料34に至る狭小なチャネルとを有する。
図25の例に示すように、少なくとも一実施例において、部材14の一側面の穴44aは部材14の隣接する側面の穴44bより大きい。少なくとも一実施例において、部材14は多孔質な材料34に至り少なくとも2つの形状又は寸法を有する穴44を有する。例えば図29にこれらは図示され、部材14の一側面は1つの穴44aの形状を有し、部材14の別の側面は第2の穴44bの形状、即ち漏斗状の形状を有する。付加的に、穴44は図25乃至29に示す一連の列とは異なる配置又はパターンからなってもよい。図26において、穴44は径方向に位置される。
穴44の形状、寸法、及び配置は治療薬30が多孔質な材料34から溶出又は拡散する速度に影響を付与する。例えば、大きな穴44により、治療薬30は多孔質な材料34から小さな穴44と比較してより多く溶出可能である。同様に、穴44を部材14又はワイア18の表面にてより高く位置させることにより、穴44を低く位置させた場合と比較してより多くの治療薬30を特定の位置に配向可能である。従って、治療薬30を部材14又はワイア18の所定の面又は領域から溶出させない場合に、部材14の所定の面又は領域は穴44を設けることなく形成され、これにより、治療薬30が領域に溶出又は拡散することが防止される。これは例えば図27に示され、部材14の1つの側面のみが穴44を有する。
少なくとも一実施例において、部材14は穴44を有さない部材14の側面に第2のタイプのコーティング保持部22を有する。本実施例において、部材14は部材14の一方の側面から治療薬30を溶出させる多孔質な材料34のコア部と、部材14の別の側面に挟持部54やピン58のようなコーティング保持部22とを有する。少なくとも一実施例において、部材14の一部のみが多孔質な材料34を有する。例えば、部材14の基端側区分の本体は多孔質な材料34の区分を有し、部材14の先端側区分は多孔質な材料34の区分を有さない。一実施例において、第2のタイプのコーティング保持部22、即ちチャネル40は部材14の先端側区分に位置される。本実施例において、治療薬30は部材14の基端側区分の多孔質な材料34から溶出され、治療薬30は部材14の先端側区分のチャネル40から溶出される。本実施例において、チャネル40は部材14の同じ側面に設けられ、穴44は多孔質な材料34から延びるか、或いはチャネル40は部材14の穴44とは異なる面に設けられる。
少なくとも一実施例において、穴44はステント10がルーメンに位置された後に治療薬30を容易に溶出又は拡散させる物質を含む。少なくとも一実施例において、治療薬30の溶出又は拡散を防止する物質が穴44内に堆積する。上記実施例において、治療薬30は体腔に位置されるまでステント10から溶出しない。少なくとも一実施例において、穴44は物質によって妨害される。実施例において、穴44を閉塞する物質は穴44が形成された後に部材14に堆積するコーティング32である。実施例において、コーティング32は生分解性を備えた材料から形成される。本実施例において、治療薬30は穴44が生分解性を備えたコーティング32の分解により開放された後に多孔質な材料34から溶出される。少なくとも一実施例において、多孔質な材料34は治療薬30を調整して溶出させる物質も含む。少なくとも一実施例において、物質は搬送体や結合材と組み合わされて作用する。
治療薬30の溶出又は拡散を防止する物質の例は、生分解性を備えた材料、酵素により分解される材料、例えば炎症反応の一部としてマクロファージによって解放される過酸化水素等の酵素又はその他の薬剤のいずれかの解放により刺激され反応した結果分解される材料、熱応答性ポリマ、水膨張性ポリマ、透過性を変化させるべく所定の抗原や抗体と結合する表面を含むが、これらに限定されるものではない。生分解性を備えた材料のための好適な材料を上述した。
ステント10から治療薬30を搬送することに使用可能な別のコーティング保持部22は挟持部54又はステープル56、及びピン58を含む。図30及び31に示すように、挟持部54及びステープル56は同じ構造体、即ち、2本のアーム54を備えた本体53を有する。従って、挟持部54及びステープル56は別の方法により治療薬30の剥離を低減することに使用される同じコーティング保持部22であり、詳細にわたって後述される。
挟持部54又はステープル56の本体53は部材14の幅より大きな幅を有するため、本体53の両端に位置されるアーム55は部材14の対向する側面と係合する。アーム55は挟持部54又はステープル56を部材14に係合させる限りいかなる長さを有してもよい。付加的に、アーム55及び本体53は任意の厚みを有する。少なくとも一実施例において、挟持部54又はステープル56は分解しない生体適合性を備えた材料から形成される。少なくとも一実施例において、挟持部54又はステープル56は生分解性を備えた材料から形成される。
挟持部54は治療薬30を重合することにより、即ち、治療薬30を部材14に「挟持」することにより、部材14の表面に堆積した治療薬30の剥離を低減する。対照的に、ステープル56はステープル56の本体に堆積した治療薬30の剥離を低減する。治療薬30はステープル56の本体の表面全体を包囲して堆積してもステープル56の本体53の一部にのみ堆積してもよいことに留意する必要がある。少なくとも一実施例において、ステープル56の本体53の下側に堆積した治療薬30により、ステープル56の外側表面に堆積した治療薬30の剥離が防止される。
図32はピン58であるコーティング保持部22を示す。ピン58はヘッド60及びシャフト62を有する。ピン58のヘッド60はそこに堆積する少なくとも1つの治療薬30を有する。ピン58はピン58のシャフト62を部材14の穴44内に挿入することにより部材14と係合する。ヘッド60はピン58に堆積する治療薬30の量に応じて任意の形状及び寸法を有する。図20の突出部48のキャップ領域50はピン58のヘッド60が有する構造体の非制限的例である。ヘッド60の径はシャフト62の径に最小限にて等しい。図32のピン58のシャフト62は丸みを帯びた形状を有するが、シャフト62は要求されるいかなる形状を有してもよい。穴44の形状はシャフト62の形状を補完する。少なくとも一実施例において、ピン58は画鋲の形状を有する。少なくとも一実施例において、ピン58は押しピンの形状を有する。少なくとも一実施例において、ピン58に堆積する治療薬30はヘッド60及びシャフト62の上側部分を包囲する。
ピン58のシャフト62が挿入される穴44がシャフト62の長さより小さい深みを有する場合に、複数のピン58は図20に示す突出部48と類似するコーティング保持部22を形成する。シャフト62の少なくとも一部が部材14の本体内に位置されることが相違する。少なくとも一実施例において、穴44の深みはシャフト62の長さより小さいため、ピン58のヘッド60と部材14の表面との間に距離がある。少なくとも一実施例において、穴44の深みはピン58のシャフト62の長さと等しい。穴44がシャフト62の長さに等しい場合に、ピン58のヘッド60の底面は部材14の表面に接触する。
少なくとも一実施例において、穴44の深みはピン58のシャフト62の長さより大きい。一実施例において、穴44は部材14の一表面から部材14の他の表面に延びる貫通穴である。本実施例において、ピン58が部材14の一表面の穴44内に位置された後に、部材14の反対側の面の穴44は上述したように止まり穴44となる。従って、治療薬30は部材14の第1の面及び反対側の面においてピン58のヘッド60に堆積し、治療薬30は少なくとも穴44内に堆積する。治療薬30は反対側の面にも堆積し、治療薬30が穴44内に堆積することにより、上述したように表面の治療薬30の剥離を低減する。
部材14の異なるコーティング保持部22及びコーティング保持部22の組み合わせに関する上記の開示事項は、例示的なものであり包括的なものではない。これらの記載は、当業者に対して、多くの変更例や別例を提案するものである。個々の図面において示された異なる実施例は、必要に応じて組み合わせたり、組み合わせるために変更されてもよい。
本発明はここで開示されるコーティング保持部22の製造方法にも関する。実施例において、レーザがコーティング保持部22の形成に使用される。別例において、イオンビームエッチングがコーティング保持部22の形成に使用される。レーザ又はイオンビームエッチングにより形成されるコーティング保持部22は、チャネル40、凹部42、穴44、V字型穴46、及び突出部48を含むが、これらに限定されるものではない。部材14の本体内に位置されるコーティング保持部22において、例えばチャネル40、凹部42、穴44、及びV字型穴46は、レーザーがコーティング保持部22を形成すべく本体の一部を取り払うことにより形成される。
少なくとも一実施例において、エネルギー源が地金ステント10の少なくとも1つの部材14の少なくとも一表面にて少なくとも1つの凹部を形成するために使用される。少なくとも一実施例において、少なくとも一表面は部材14の反管腔側表面である。使用可能なエネルギー源の例は、レーザ又はイオンビーム、及びプラズマイオン衝突による注入を含むが、これらに限定されるものではない。凹部の例は穴44、チャネル40、及び不規則な構造体を含むが、これらに限定されるものではない。少なくとも一実施例において、凹部は部材14の厚みの3分の1より小さい深みを有する。少なくとも一実施例において、チャネル40は部材14の長手方向軸に対して斜角をなす。上述したように、凹部は任意のパターンや構成を有する。
少なくとも一実施例において、凹部が部材14の表面に形成された後に、保護層28が部材14の表面に堆積し、部材14を再び不動態化する(re-passivate)。少なくとも一実施例において、保護層28は腐食を低減する。少なくとも一実施例において、部材14の保護層28は部材14の表面に酸によりクロムの層を堆積させることにより形成される。少なくとも一実施例において、保護層28は酸化イリジウム(IrOx)の層である。
保護層28を付加した後に、部材14は例えば化学的蒸着(CVD)、物理的蒸着(CVD)や、パルスレーザー蒸着(PLD)を使用して金属及び/又は金属酸化物によりコーティングされるが、これらの蒸着に限定されるものではない。続いて部材14は治療薬30によってコーティングされる。治療薬30はスプレーコーティング、浸漬コーティング、ロールコーティング、プリントコーティングや、その他の任意の好適な方法により部材14に堆積する。図33は上述した工程を実施した部材14を示す断面図である。治療薬30の層は任意の厚みを有する。
少なくとも一実施例において、マスク及び化学エッチング工程が部材14の表面の少なくとも一部を取り除き少なくとも1つの凹部を形成することに使用される。マスクは任意の形状を有する。少なくとも一実施例において、マスクの形状は得られるテクスチャを施した表面が薬物溶出中、及び/又は溶出後に治癒促進部として機能するように選択される。任意の好適な化学エッチング方法が使用可能である。図34にこの方法により形成されるテクスチャを施した表面の例を示す。本実施例において、ステント10の全体やステント10の部分のみはこの工程を実施される。従って、ステント10の一部の部材14は凹部を有し、別の部材14は凹部を有さない。図35に示すように、少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100が部材14のテクスチャを施した表面に堆積する。図45を参照してコアシェル粒子100を詳細にわたって後述する。
少なくとも一実施例において、レーザ又はイオンビーム工程が部材14の少なくとも一部を取り払い、少なくとも1つの凹部を形成することに使用される。本実施例において、マスクは使用されない。少なくとも一実施例において、レーザ又はイオンビームによってエッチングされる形状は、得られるテクスチャを施した表面が薬物溶出中、及び/又は溶出後に治癒促進部として機能するように選択される。図34にこの方法により形成されるテクスチャを施した表面の例を示す。本実施例において、ステント10の全体やステント10の部分のみはこの工程を実施される。従って、ステント10の一部の部材14は凹部を有し、別の部材14は凹部を有さない。
少なくとも一実施例において、マスク及び金属又は金属酸化物106の堆積が部材14にテクスチャを施した表面を形成することに使用される。マスクは任意の形状を有する。少なくとも一実施例において、金属又は金属酸化物106は部材14の表面に直接堆積する。一実施例において、部材14は地金、即ち地金ステント10である。少なくとも一実施例において、金属又は金属酸化物106は部材14に堆積した中間部層104に堆積する。一実施例において、部材14は地金、即ち地金ステント10である。図36にこの方法により形成されるテクスチャを施した表面の例を示す。図36に示すように、金属又は金属酸化物106は中間部層104に堆積し、テクスチャを施した表面を形成する。本実施例において、ステント10の全体やステント10の部分のみはこの工程を実施される。従って、ステント10の一部の部材14は凹部を有し、別の部材14は凹部を有さない。図37は図36の部材14のテクスチャを施した表面の凹部内に堆積したコアシェル粒子100を備えた部材を示す。
部材14にテクスチャを施した表面を形成することに使用可能な好適な金属及び金属酸化物の例は、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、イリジウム、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、チタン、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、タンタル、酸化タンタル、タングステン、酸化タングステン、ニオブ、酸化ニオブ、金、及び白金を含むが、これらに限定されるものではない。中間部層104のための好適な材料の例は、チタン及びイリジウムを含むが、これらに限定されるものではない。中間部層104に使用される材料が金属又は金属酸化物106と同じか異なることは本発明の範囲内にある。
少なくとも一実施例において、部材14のテクスチャを施した表面は、上述したように最初に金属又は金属酸化物を部材14にマスクを使用して堆積し、テクスチャを施した表面を形成し、続いて上述したようにマスク及び化学エッチングを使用して部材14のテクスチャを施した表面の少なくとも一部を取り払うことによって形成される。図38にこの方法によって形成されるテクスチャを施した表面の例を示す。図38に示すように、金属又は金属酸化物106は中間部層104に堆積する。図38に更に示すように、化学エッチング工程により中間部層104の少なくとも一部が取り払われる。図38において、両工程は部材14にて行われる。しかしながら、工程(金属又は金属酸化物の堆積)をステント10の一部にて行い、第2の工程(マスクを使用した化学エッチング)をステント10の別の部分にて行うことは本発明の範囲内にある。図39はコアシェル粒子100が部材14のテクスチャを施した表面に堆積した図38の部材14の断面図である。
少なくとも一実施例において、部材14のテクスチャを施した表面は、上述したように最初に金属又は金属酸化物を部材14にマスクを使用して堆積し、テクスチャを施した表面を形成し、続いて上述したようにマスク及び化学エッチングを使用して部材14のテクスチャを施した表面の少なくとも一部を取り払うことによって形成される。図38にこの方法によって形成されるテクスチャを施した表面の例を示す。図38に示すように、金属又は金属酸化物106は中間部層104に堆積する。図38に更に示すように、化学エッチング工程により中間部層104の少なくとも一部が取り払われる。図38において、両工程は部材14にて行われる。しかしながら、工程(金属又は金属酸化物の堆積)をステント10の一部にて行い、第2の工程(マスクを使用した化学エッチング)をステント10の別の部分にて行うことは本発明の範囲内にある。図39はコアシェル粒子100が部材14のテクスチャを施した表面に堆積した図38の部材14の断面図である。
少なくとも一実施例において、予め切断したステントチューブの表面は型押しされるため、ステントの部材14は不均一な表面を有する。型抜き工程により部材の表面に形成された凹部内に堆積した治療薬30により、部材14の表面の治療薬30の接着力が向上する。少なくとも一実施例において、レーザは部材14の表面にパターンを形成することに使用され、これにより部材14は不均一な表面を有する。
少なくとも一実施例において、部材14の表面から突出するコーティング保持部22、即ち突出部を形成することに使用される。部材14の表面から突出するコーティング保持部22を形成すべく、レーザにより突出部48を包囲する部材14の本体の部分は取り払われる。本実施例において、部材14の元の厚みはレーザにより突出部48が形成された後の部材14の厚みより大きい。従って、元の厚みは部材14の厚み、及び突出部48の高さに等しい。
上述したように、突出部48は化学的蒸着(CVD)、物理的蒸着(CVD)や、パルスレーザー蒸着(PLD)と組み合わせてマスクを使用することによりステント部材14の表面に形成される。マスクは要求に応じた形状を有する。マスクの1つ以上の開口部の位置により1つ以上の突出部48の位置が決定されることに留意する必要がある。例えば図22に示すように、少なくとも一実施例において、この方法により形成される突出部48は部材14の表面に少なくとも1つのチャネル48を形成する。
少なくとも一実施例において、金属又は金属酸化物は部材14の表面に堆積し、突出部48を形成する。金属又は金属酸化物が地金ステントの部材14に直接堆積することも、金属又は金属酸化物が中間層に堆積し、中間層が地金金属ステントと突出部48との間に位置されることも本発明の範囲内にある。使用可能な金属及び金属酸化物の例は、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、イリジウム、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、チタン、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、タンタル、酸化タンタル、タングステン、酸化タングステン、ニオブ、酸化ニオブ、金、及び白金を含むが、これらに限定されるものではない。
少なくとも一実施例において、図8に示すチャネル40又は凹部42は図40乃至44に示す円筒状リソグラフィー工程によって形成される。ここで開示される円筒状リソグラフィー工程はステントパターンがステントチューブ8を切断して形成されるに先立ってステントチューブ8に実施されるが、円筒状リソグラフィー工程は切断が完了したステント10に行われてもよい。図40は円筒状リソグラフィー工程に使用可能な透明ガラス板70のマスク形状の例を示す。図40に示すマスク形状は白と黒の領域の市松模様の形状であるが、任意の形状が工程において使用可能である。図41は円筒状リソグラフィー工程を行うステントチューブ8を示す端面図である。
図41に示すように、ステントチューブ8はフォトレジストフィルム72のコーティングを有する。図41の矢印によって示すように、紫外線(UV)が組立体に照射される。透明ガラス板70の透明な領域により、紫外線はフォトレジストフィルム72を通過する。ネガレジストにおいて、フォトレジストフィルム72が紫外線に暴露された場合に硬化し、又は可溶性が低くなり、ステントチューブ8に係合した状態を保持する。紫外線に暴露されていないフォトレジストフィルム72の部分、即ち透明ガラス板70の黒の領域の下の領域は、ステントチューブ8が化学的に処理された場合にステントチューブ8から取り払われる。化学処理の工程は照射されないフォトレジストを取り払うべく後焼き付け(post bake )工程と、これに続く溶媒洗浄工程とを含む。ポジレジストにおいて、フォトレジストフィルム72が紫外線に暴露された場合に、現像液に対してより溶解可能となる。従って、フォトレジストフィルム72にマスクの写しが得られる。この円筒状リソグラフィー工程においてポリマフォトレジストの両タイプが使用可能であるが、ネガレジストに焦点を当てる。
図42は紫外線に暴露されなかったフォトレジストフィルム72がステントチューブ8から取り払われた後のステントチューブ8の態様を示す。これにより、マスクの市松模様はステントチューブ8に化学処理が施された後にフォトレジストフィルム72の正方形の連続した係合によりステントチューブ8に転写される。実施例において、円筒状リソグラフィー工程の使用に代えて、レーザがフォトレジストフィルム72に直接形状を描いてもよい。別例において、円筒状リソグラフィー工程の使用に代えて、電子線がフォトレジストフィルム72に直接形状を描いてもよい。形状がフォトレジストフィルム72に転写された後の工程は、円筒状リソグラフィー工程の後に実施される後述の工程と同じである。
上述したように、マスクは任意の形状を有するため、ステントチューブ8に係合した状態を保持するフォトレジストフィルム72は、三角形、正方形、六角形、円形、及び不規則な形状を有する。上記形状はサブミクロンからミリメートルまでの範囲の寸法を有する。少なくとも一実施例において、フォトレジストフィルム72は波状の線であり、鋸歯形状か、その他の不規則な線を有する。一実施例において、フォトレジストフィルム72の線はステント構造体の形状を辿る。
図43はステントチューブ8の表面と係合するフォトレジストフィルム72の領域を示す、ステントチューブ8の断面図である。この時点において、ステントチューブ8はレーザ切断によりステント10となる準備が整う。少なくとも一実施例において、ステント10は切断された後、電解研磨される。少なくとも一実施例において、ステント10は切断された後、イオンビームによりエッチングされる。
電解研磨工程及びイオンビームエッチングにより、ステント10の表面に凹部42等の刻み目を施した外形が形成される。刻み目の深さ、即ちエッチングが施される程度は電解研磨やイオンビームエッチングのパラメータに左右される。図44は電解研磨工程の後の図43の断面図である。次の工程は溶媒の使用や熱分解によりフォトレジストフィルム72を分解することによりステント10からフォトレジストフィルム72の残部を取り払うことである。
フォトレジストフィルム72の残部が取り払われた後に、ステント10の表面は図3の部材14の断面図の表面と同様である。この工程はステントチューブ8を使用するため、部材14の直線的な部分のみならずステント10全体が刻み目の領域を有する。実施例において、ステント10は電解研磨処理の後に不動態化工程が実施される。
ステント10の表面にコーティング保持部22を形成する別の手段はグリットブラストである。グリットブラストによりステント10の表面は粗化され、又は不均一となる。この方法において、ステント10はマンドレルに載置され、グリットが不均一となるようにステント10の所望の表面に配向される。これにより部材14の直線的な部分のみならずステント10の表面全体にコーティング保持部22が形成される。少なくとも一実施例において、グリットはステント10の反管腔側にのみ配向される。少なくとも一実施例において、グリットブラストに代えてイオンビームエッチングやスパッタ法が使用され、ステント10の表面を粗化し、又は不均一とする。
上述したように、治療薬30が部材14に塗布され、コーティング保持部22内又はコーティング保持部22に堆積する方法は複数ある。少なくとも一実施例において、治療薬30はマイクロビーズに包含され、マイクロビーズはコーティング保持部22内又はコーティング保持部22に堆積される。治療薬30のマイクロビーズは例えば図3に示すチャネル40にて使用される。少なくとも一実施例において、治療薬30は微小な「その場での発泡(foam in place )」方法を使用してコーティング保持部22内又はコーティング保持部22に堆積される。本実施例において、治療薬30は溶液、懸濁液、液体や、固体の態様を採り、治療薬30がコーティング保持部22に堆積した後に発泡体が形成される。実施例において、発泡体形成は本明細書の要素の反応によるものである。少なくとも一実施例において、発泡体形成は既存の発泡構造体によるものである。
少なくとも一実施例において、治療薬30はコアシェル粒子100を形成し、これはコーティング保持部22内又はコーティング保持部22に堆積する。少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100により、時間にわたって治療薬30の解放の調整が可能である。コアシェル粒子100の形成は発明の名称が「薬品溶出コーティングを備えたステント」である米国特許出願公開第2006/0045901号明細書に開示され、その全体がここで開示されたものとする。少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100は1ナノメートル乃至999ナノメートルの径を有する。少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100は1乃至50マイクロメートルの径を有する。
コアシェル粒子100は要求に応じて任意の構造体を有する。図45A乃至45Dにコアシェル粒子100の考えられる構造体の非制限的例を示す。本発明はコアシェル粒子100のその他の構造体も含む。図45A乃至45Dに示すように、コアシェル粒子100は治療薬30の少なくとも1つの区分又は層、及び生分解性を備えた材料102の少なくとも1つの区分又は層を有する。生分解性を備えた層102の好適な材料の例は上述したが、発明の名称が「薬品溶出コーティングを備えたステント」である米国特許出願公開第2006/0045901号明細書に開示される。少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100のコア部は治療薬30の層によって包囲される生分解性を備えた層102からなる。
コアシェル粒子100が2、3、4、5、6、7、8、9、10以上の層30、102を有することは本発明の範囲内にある。コアシェル粒子100の各区分又は層を形成する材料(治療薬30や生分解性を備えた材料102)の量は同じか異なってもよいことに留意する必要がある。
図45A及び45Bは2つの異なるコアシェル粒子100の構造体を示す。各コアシェル粒子100の構造体は治療薬30の1つの層と1つの生分解性を備えた層からなる。図45Aに示すように生分解性を備えた層102は治療薬30によって包囲されるか、図45Bに示すように生分解性を備えた層102は治療薬30によって包囲される。生分解性を備えた層102が治療薬30の層を包囲する場合に、生分解性を備えた層102により、治療薬30はコアシェル粒子100から溶出可能である。従って、治療薬30の溶出は生分解性を備えた層102が分解する時間だけ遅延する。
図45C及び45Dに示すように、少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100は治療薬30の複数の区分又は層を有する。コアシェル粒子100の治療薬30の複数の区分が異なる治療薬30であることは本発明の範囲内にある。これにより、異なる治療薬30を順番に搬送することができる。治療薬30の異なる複数の区分が同じ治療薬30であることは本発明の範囲内にあるが、これらは異なる濃度を有する。従って、コアシェル粒子100の形状は要求に応じた治療薬の投与法により決定される。
少なくとも一実施例において、コアシェル粒子は3つの層30/102からなる。図45Cに示すように一実施例において、コアシェル粒子100は、治療薬30a及び30bの2つの層の間に位置される生分解性を備えた単層からなる。これに代えて、コアシェル粒子100は2つの生分解性を備えた層102a及び102bの間に位置される治療薬の単層を有してもよい。
少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100は治療薬30の少なくとも2つの層、及び少なくとも2つの生分解性を備えた層102からなる。図45Dは本実施例における1つ考えられる構造体を示す。図45Dに示すコアシェル粒子100は治療薬30aの第1の区分又は層、治療薬30aの第1の区分を包囲する第1の生分解性を備えた層102a、第1の生分解性を備えた層102aを包囲する第2の治療薬30bの層、及び第2の治療薬30bの層を包囲する第2の生分解性を備えた層102bを有する。
コアシェル粒子100は部材14に、浸漬コーティング、圧送注入、粒子プリント、金属の薄片からのレーザ転写、ロール処理や、その他の公知の手段により堆積される。少なくとも一実施例において、コアシェル粒子100はステント10の所定の領域から取り払われる。これにより、ステント10の選択された部分から治療薬30が溶出可能であるが、ステント10の別の部分は治療薬30を溶出させない。
少なくとも一実施例において、化学薬品は治療薬30がコーティング保持部22に堆積されるに先立ってコ―ティング保持部22の穴44を洗浄することに使用される。穴44の洗浄に使用可能な化学薬品の例は、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、及び水を含むが、これらに限定されるものではない。化学薬品に接触する部材14の表面に堆積する任意の治療薬30は膨張し、穴44内に至る。少なくとも一実施例において、化学薬品は治療薬がコーティング保持部22内に堆積するに先立ってコーティング保持部22の穴44を洗浄することに使用され、これにより治療薬30は化学薬品によって穴44内に保持される。
治療薬30を穴内に保持する化学薬品の例は、シクロデキストリン、両親媒性構造体、反応分子を含むが、これらに限定されるものではない。両親媒性構造体は、界面活性剤ミセル、及び脂質ミセルを含むが、これらに限定されるものではない。反応分子は、治療薬30に対して共有反応する分子、即ちヒドラゾンリンカやジスルフィドリンカ等の架橋剤と、所定の抗原に対する抗体と、所定の抗体に対する抗原と、化学薬品が活性化されるように先駆体の態様にて治療薬30の一部と反応する化学薬品、即ち、活性酸素に対して生化学的変化を生じさせるまで不活性な態様にある酵素源やプロ酵素とを含むが、これらに限定されるものではない。
接着力を向上させる上記方法は例えば図9乃至11に示した実施例におけるコーティング保持部22に使用可能である。穴44がステントを研磨するに先立って部材14に形成された場合に、穴44は先端ほど細くなる口を有する。部材14の本体を通じて一表面から他の表面に延びる穴44の場合に、穴44は砂時計状の形状を有する。本実施例において、治療薬30は砂時計状の穴44の「胴部」を越えて穴44内に下方に膨張する。
少なくとも一実施例において、治療薬30はポリマフィルムとしてステント10に塗布される。この方法は例えば図21の実施例における金属酸化物52に見られる粗化された表面や、上述したグリットブラスト技術に使用可能である。これに代えて、方法は例えばチャネル40、凹部42や、突出部48に使用可能である。
図46乃至48はステント10に対してポリマフィルムの治療薬30を塗布する一方法を示す。図46はこの方法が実施される部材14の不規則な表面の非制限的例である。この方法の第1の工程は治療薬30のポリマフィルム(以下、ポリマフィルム30と示す)をステント10の表面に堆積させることにある。通常ポリマフィルム30は通常溶解力を有する溶液としてステント10に塗布される。溶液が蒸発すると、ポリマフィルム30は収縮し、これにより、ポリマフィルム30を引き上げステント10の表面から離間させる。ポリマフィルム30がステント10の表面から離間するように張引される場合ポリマフィルム30のステント10に対する最大限の接着力は得られない。ポリマフィルム30の下の「谷」に空気のポケットが生じることにより、最大限の接着力が得られない。上記生じた空気のポケットは流体のタンクとして機能し、これにより、刻み目ができ、ポリマフィルム30の剥離が促進される。
流体がポリマフィルム30及びステント10の表面間の境界面に進入すると、酸ベースの相互作用、水素結合等を含む接着力を向上させる全ての非共有の相互作用による接着力が水和作用により置換され、これにより基板及びコーティング間の接着力、即ちポリマフィルム30をステント10の表面に係合させる接着力が低減する。これにより剥離が生じる。
対照的に、この方法において使用されるポリマフィルム30は100%中実のフィルムであり、即ち、溶媒を含まない。ポリマフィルム30は例えばスプレー、ロールコーティング、熱処理や、インクジェットプリント等の公知の手段によってステント10に塗布されるが、これらに限定されるものではない。図47はステント10を最初にコーティングするポリマフィルム30の態様を示す。ポリマフィルム30が堆積した後に、ステント10は真空オーブン内に位置される。真空オーブンにおいて、ポリマフィルム30の温度は軟化点を越えて上昇し、圧力は周期的に低減して上昇し大気圧に戻る。
非制限的例として、120℃近傍の軟化点を有するSIBSコーティング(ポリスチレン−b−ポリイソブチレン−b−ポリスチレンブロック共重合体)において、オーブンは125℃まで加熱される。これにより、ポリマフィルム30はポリマフィルム30の下の「谷」に生じた気体が真空により「谷」外に吸引されるため、下方に「谷」内に移動する。図48は粗化されたステント10の表面領域と密接に接触するポリマフィルム30の態様を示す。この密接な接触により、水又は流体の進入が最小限に抑えられ、これにより、ポリマフィルム30のステント10からの剥離の可能性が最小限となる。従って、ステント10の表面の形状により、機械的連結を通じてポリマフィルム30のステント10に対する接着力は最大限となる。
治療薬30をコーティング保持部22を備えたステント10に係合させる別の方法は、非晶質ポリマの場合にガラス転移温度(TG)を越えて、半結晶性ポリマの場合に溶融温度(Tm)を越えて薬品コーティング等の治療薬30を塗布することにある。この温度において、薬品コーティングは部材14の本体内に位置される例えばチャネル40等のコーティング保持部22内に容易に流動する。コーティング保持部22はチャネル40に限定されるものではない。薬品コーティングがステント10に塗布された後に、治療薬が流動しないように、薬品コーティングは冷却される。実施例において、薬品コーティングは冷却されると、容積的に拡張し、これにより治療薬30をステント10に係合させる。
治療薬30がコーティング保持部22を備えたステント10に対して係合する別の方法は2つの部分からなる硬化システムを使用することにある。この方法において、治療薬30は低粘度状態にてステント10に塗布される。治療薬30が硬化して固形のフィルムになるときに、ステント10に接着する。実施例において、治療薬30は機械的連結により接着する。
治療薬30をステント10に係合させる別の方法は熱を使用する。この方法において、ステント10は例えばチャネル40等のコーティング保持部22が拡張するように加熱される。使用される温度範囲は金属及び治療薬のポリマの熱膨張係数により決定されることに留意する必要がある。少なくとも一実施例において、ステント材料は賦形剤ポリマ、即ち薬品搬送剤として使用され治療薬30を含む不活性物質より高い熱膨張係数を有する。コーティング保持部22が拡張されると、薬品コーティング等の治療薬30はステント10に塗布される。治療薬30が塗布された後に、ステント10は冷却され、コーティング保持部22を収縮させ、これにより治療薬30をステント10に係合させる(或いは、コーティング保持部22の構造体に応じて捕捉させる)。
後述する付記は上述した実施例の特徴を示す。
付記1. 複数の部材を備え、同複数の部材の少なくとも1つは物質の剥離を低減する第1の機構及び物質の剥離を低減する第2の機構からなることと、該第1の機構は第2の機構とは異なることと、物質の剥離を低減する第1の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることと、物質の剥離を低減する第2の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とするステント。
付記2. 前記物質は、非遺伝物質からなる治療薬、遺伝物質からなる治療薬、細胞物質、ポリマ剤、及びこれらの組合せからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記1に記載のステント。
付記3. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を更に形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、同第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みに最大限等しいことと、該少なくとも1つの穴は更に第2の穴からなることと、同第2の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第2の斜角をなすことと、該第1の穴及び第2の穴は通路を形成することと、同通路はV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記4. 前記第1のチャネルの開口部は幅を有することと、前記第1のチャネルの底面は幅を有することと、該開口部の幅は底面の幅より小さいこととを特徴とする付記3に記載のステント。
付記5. 前記少なくとも1つのチャネルは更に第2のチャネルを備えることと、同第2のチャネルは第1のチャネルの底面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1のチャネルの底面から第2のチャネルの底面までの距離は第2の深みを形成することと、第1の深み及び第2の深みは深み全体を形成することと、深み全体は第1の部材の本体の厚みより小さいことと、第2のチャネルの第1の側面から第3の側面までの距離は第2の幅を形成することと、第2の幅は第1の幅より小さいことと、第2のチャネルの第2の側面から第4の側面までの距離は第2の長さを形成することと、同第2の長さは第1の長さより短いこととを特徴とする付記3に記載のステント。
付記6. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記7. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、少なくとも1つの表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記8. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記9. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される断面を有することとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記10. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記11. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記12. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記11に記載のステント。
付記13. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材からなることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は第1の挟持部からなることと、同第1の挟持部は、幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該第1の挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該第1の挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは第1の挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該第1の挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は第1の挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記14. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンは第1のピンからなることと、同第1のピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1のピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは第1の穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記15. 前記第1のピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記14に記載のステント。
付記16. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の第1の表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、第1の部材の本体の少なくとも一部は多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記17. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は該第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記18. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、第1の表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記19. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記20. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの断面を有することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記21. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記22. 前記少なくとも1つの穴は更に第2の穴を備えることと、第2の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第2の斜角をなすことと、第1の穴及び第2の穴は通路を形成することと、同通路はV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記23. 前記第1の部材の少なくとも1つの表面は第1の表面及び第2の表面からなることと、少なくとも1つの穴は更に第2の穴を備えることと、第1の穴は第1の部材の第1の表面に対して第1の斜角をなすことと、第2の穴は第1の部材の第2の表面に対して第2の斜角をなすことと、第2の穴は第2の深みを有することと、第2の深みは第1の表面の本体の厚みより小さいこととを特徴とする付記17に記載のステント。
付記24. 前記第1の表面は第2の表面と対向することと、前記第1の部材は更に第3の表面を備えることと、同第3の表面は第1の表面及び第2の表面の間に設けられることとを特徴とする付記23に記載のステント。
付記25. 前記第1の深みは第2の深みより大きいことを特徴とする付記23に記載のステント。
付記26. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記27. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記26に記載のステント。
付記28. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は同少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記29. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記30. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記29に記載のステント。
付記31. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記32. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記31に記載のステント。
付記33. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記31に記載のステント。
付記34. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記33に記載のステント。
付記35. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記34に記載のステント。
付記36. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記34に記載のステント。
付記37. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記35に記載のステント。
付記38. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記37に記載のステント。
付記39. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記37に記載のステント。
付記40. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記41. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記40に記載のステント。
付記42. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記43. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記44. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記43に記載のステント。
付記45. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記46. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記45に記載のステント。
付記47. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記48. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記47に記載のステント。
付記49. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記48に記載のステント。
付記50. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記48に記載のステント。
付記51. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記52. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記51に記載のステント。
付記53. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記51に記載のステント。
付記54. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材は少なくとも1つの表面を有し、前記第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、第1の部材の少なくとも1つの表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記55. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同少なくとも1つの突出部の頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記56. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの断面を有することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記57. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記58. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、付記59. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記60. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記59に記載のステント。
付記61. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記62. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記61に記載のステント。
付記63. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記64. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記63に記載のステント。
付記65. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記64に記載のステント。
付記66. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記64に記載のステント。
付記67. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記68. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記67に記載のステント。
付記69. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記67に記載のステント。
付記70. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記71. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記72. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記71に記載のステント。
付記73. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記74. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記73に記載のステント。
付記75. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記73に記載のステント。
付記76. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記75に記載のステント。
付記77. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記76に記載のステント。
付記78. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記76に記載のステント。
付記79. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記73に記載のステント。
付記80. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記79に記載のステント。
付記81. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記79に記載のステント。
付記82. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記83. 前記多孔質な材料は焼結金属であることを特徴とする付記82に記載のステント。
付記84. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記82に記載のステント。
付記85. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記84に記載のステント。
付記86. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記85に記載のステント。
付記87. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記85に記載のステント。
付記88. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記82に記載のステント。
付記89. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記88に記載のステント。
付記90. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記88に記載のステント。
付記91. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記82に記載のステント。
付記1. 複数の部材を備え、同複数の部材の少なくとも1つは物質の剥離を低減する第1の機構及び物質の剥離を低減する第2の機構からなることと、該第1の機構は第2の機構とは異なることと、物質の剥離を低減する第1の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることと、物質の剥離を低減する第2の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とするステント。
付記2. 前記物質は、非遺伝物質からなる治療薬、遺伝物質からなる治療薬、細胞物質、ポリマ剤、及びこれらの組合せからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記1に記載のステント。
付記3. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を更に形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、同第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みに最大限等しいことと、該少なくとも1つの穴は更に第2の穴からなることと、同第2の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第2の斜角をなすことと、該第1の穴及び第2の穴は通路を形成することと、同通路はV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記4. 前記第1のチャネルの開口部は幅を有することと、前記第1のチャネルの底面は幅を有することと、該開口部の幅は底面の幅より小さいこととを特徴とする付記3に記載のステント。
付記5. 前記少なくとも1つのチャネルは更に第2のチャネルを備えることと、同第2のチャネルは第1のチャネルの底面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1のチャネルの底面から第2のチャネルの底面までの距離は第2の深みを形成することと、第1の深み及び第2の深みは深み全体を形成することと、深み全体は第1の部材の本体の厚みより小さいことと、第2のチャネルの第1の側面から第3の側面までの距離は第2の幅を形成することと、第2の幅は第1の幅より小さいことと、第2のチャネルの第2の側面から第4の側面までの距離は第2の長さを形成することと、同第2の長さは第1の長さより短いこととを特徴とする付記3に記載のステント。
付記6. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記7. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、少なくとも1つの表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記8. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記9. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される断面を有することとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記10. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記6に記載のステント。
付記11. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記12. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記11に記載のステント。
付記13. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材からなることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は第1の挟持部からなることと、同第1の挟持部は、幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該第1の挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該第1の挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは第1の挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該第1の挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は第1の挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記14. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンは第1のピンからなることと、同第1のピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1のピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは第1の穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記15. 前記第1のピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記14に記載のステント。
付記16. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の第1の表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、第1の部材の本体の少なくとも一部は多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記17. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は該第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記18. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、第1の表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記19. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記20. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの断面を有することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記21. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記22. 前記少なくとも1つの穴は更に第2の穴を備えることと、第2の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第2の斜角をなすことと、第1の穴及び第2の穴は通路を形成することと、同通路はV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする付記17に記載のステント。
付記23. 前記第1の部材の少なくとも1つの表面は第1の表面及び第2の表面からなることと、少なくとも1つの穴は更に第2の穴を備えることと、第1の穴は第1の部材の第1の表面に対して第1の斜角をなすことと、第2の穴は第1の部材の第2の表面に対して第2の斜角をなすことと、第2の穴は第2の深みを有することと、第2の深みは第1の表面の本体の厚みより小さいこととを特徴とする付記17に記載のステント。
付記24. 前記第1の表面は第2の表面と対向することと、前記第1の部材は更に第3の表面を備えることと、同第3の表面は第1の表面及び第2の表面の間に設けられることとを特徴とする付記23に記載のステント。
付記25. 前記第1の深みは第2の深みより大きいことを特徴とする付記23に記載のステント。
付記26. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記27. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記26に記載のステント。
付記28. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は同少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記29. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記30. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記29に記載のステント。
付記31. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記32. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記31に記載のステント。
付記33. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記31に記載のステント。
付記34. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記33に記載のステント。
付記35. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記34に記載のステント。
付記36. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記34に記載のステント。
付記37. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記35に記載のステント。
付記38. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記37に記載のステント。
付記39. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記37に記載のステント。
付記40. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする付記1に記載のステント。
付記41. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記40に記載のステント。
付記42. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記43. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記44. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記43に記載のステント。
付記45. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記46. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記45に記載のステント。
付記47. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記48. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記47に記載のステント。
付記49. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記48に記載のステント。
付記50. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記48に記載のステント。
付記51. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記52. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記51に記載のステント。
付記53. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記51に記載のステント。
付記54. 前記少なくとも1つの突出部は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1の部材は少なくとも1つの表面を有し、前記第1の部材の少なくとも1つの表面は長さを有し、第1の領域、第2の領域、及び第3の領域からなることと、該少なくとも1つの突出部は第1の突出部及び第2の突出部からなることと、同第1の突出部及び第2の突出部はそれぞれ長さを有することと、同長さは第1の部材の少なくとも1つの表面の長さより短いことと、第1の突出部は第1の端部領域に係合することと、第2の突出部は第2の端部領域に係合することと、第1の部材の少なくとも1つの表面の第3の領域は第1の壁及び第2の壁の間に位置されることと、第3の領域は少なくとも1つのチャネルの底面を形成することと、第1の突出部及び第2の突出部は少なくとも1つのチャネルの対向する側面を形成することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記55. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体と同じ構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部の本体は頂面を有することと、同少なくとも1つの突出部の頂面は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して平行であることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記56. 前記少なくとも1つの突出部の本体はキャップを有することと、同キャップは少なくとも1つの突出部の本体とは異なる構造体を有することと、該少なくとも1つの突出部は、矢の返し部状、マッシュルーム状、矢状、T字型、P字型、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの断面を有することとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記57. 前記少なくとも1つの突出部の複数の山及び谷は少なくとも1つの金属酸化物から形成されることと、同少なくとも1つの金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記45に記載のステント。
付記58. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、付記59. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記60. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記59に記載のステント。
付記61. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記62. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記61に記載のステント。
付記63. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記64. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記63に記載のステント。
付記65. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記64に記載のステント。
付記66. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記64に記載のステント。
付記67. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記68. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記67に記載のステント。
付記69. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記67に記載のステント。
付記70. 前記少なくとも1つのシールドは更にキャップを備え、同キャップは横断部分に係合することと、キャップの少なくとも一部は前記第1の部材の少なくとも1つの表面の一部を覆って延びることとを特徴とする付記61に記載のステント。
付記71. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記72. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記71に記載のステント。
付記73. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記74. 前記多孔質な材料は燒結金属であることを特徴とする付記73に記載のステント。
付記75. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記73に記載のステント。
付記76. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記75に記載のステント。
付記77. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記76に記載のステント。
付記78. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記76に記載のステント。
付記79. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記73に記載のステント。
付記80. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記79に記載のステント。
付記81. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記79に記載のステント。
付記82. 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、該第1の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることと、該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記83. 前記多孔質な材料は焼結金属であることを特徴とする付記82に記載のステント。
付記84. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更に非多孔質な材料を備えることと、第1の部材の本体の第1の部分は第1の層、第2の層、及び第3の層を有することと、該第1の層は頂面を有することと、第1の層及び第2の層は非多孔質な材料であることと、第2の層は多孔質な材料であることと、同第2の層は第1の層及び第3の層の間に位置されることと、非多孔質な材料の第1の層は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第2の層から第1の層の頂面まで延びることとを特徴とする付記82に記載のステント。
付記85. 前記第1の部材の本体の第1の部分は更にコーティングを備えることと、同コーティングは第1の部材の本体の第1の部分の第1の層、第2の層、及び第3の層を包囲することとを特徴とする付記84に記載のステント。
付記86. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記85に記載のステント。
付記87. 前記コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同コーティングの少なくとも1つの穴は第1の層の少なくとも1つの穴と接触することを特徴とする付記85に記載のステント。
付記88. 前記第1の部材の本体の第1の部分は非多孔質な材料とコーティングとを更に備えることと、前記多孔質な材料は非多孔質な材料を包囲することと、該コ―ティングは非多孔質な材料を包囲することとを特徴とする付記82に記載のステント。
付記89. 前記コーティングは頂面を有することと、同コーティングは少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は多孔質な材料からコーティングの頂面まで延びることとを特徴とする付記88に記載のステント。
付記90. 前記コーティングは生分解性を備えることを特徴とする付記88に記載のステント。
付記91. 前記少なくとも1つのピンは構造体を有することと、同構造体は押しピン、画鋲、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とする付記82に記載のステント。
後述する付記は上述した実施例の特徴を示す。
付記1. 複数の部材と、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、同本体は容積を有することと、同本体は内部に第1のチャネル及び第2のチャネルを形成することと、該第1のチャネルは第1の容積を有することと、該第2のチャネルは第2の容積を有することと、第1の容積は第2の容積とは異なることと、第1の容積及び第2の容積の累積する容積は本体の容積より小さいことと、第1の治療薬と、同第1の治療薬は第1のチャネル内に堆積されることと、第2の治療薬とを備え、第2の治療薬は第1のチャネル内に堆積されることとを特徴とするステント。
付記2. 前記各複数の部材の本体は少なくとも1つの表面を有することと、各本体は長さ、幅、及び厚みを有することと、複数の部材の少なくとも1つは本体の少なくとも1つの表面に第1のチャネルを、本体の少なくとも1つの表面に第2のチャネルを形成することと、該第1のチャネルは本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは本体の厚みより小さいことと、第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは本体の長さより短いが、本体の長さの少なくとも4分の1であることと、第1の容積は第1の深み、第1の長さ、及び第1の幅によって形成されることと、該第2のチャネルは本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第2の開口部の底面までの距離は第2の深みを形成することと、同第2の深みは本体の厚みより小さいことと、第1の側面から第3の側面までの距離は第2の幅を形成することと、同第2の幅は本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第2の長さを形成することと、同第2の長さは本体の長さより短いが、本体の長さの少なくとも4分の1であることと、第2の容積は第2の深み、第2の長さ、及び第2の幅によって形成されることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記3. 前記第1の治療薬は第2の治療薬とは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記4. 前記第1の治療薬は第1の容量を有することと、第2の治療薬は第2の容量を有することと、第1の容量は第2の容量とは異なることとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記5. 前記第1の治療薬は第1のチャネルを形成する本体の少なくとも1つの表面に更に堆積されることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記6. 前記第2の治療薬は第2のチャネルを形成する本体の少なくとも1つの表面の少なくとも一部に更に堆積されることを特徴とする付記5に記載のステント。
付記7. 前記本体の少なくとも1つの表面は第1の表面及び第2の表面からなることと、該第1の表面は第1のチャネルを形成し、第2の表面は第2のチャネルを形成することとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記8. 前記第1の表面は第2の表面に対向することを特徴とする付記7に記載のステント。
付記9. 前記少なくとも1つの表面は更に第3の表面からなることと、同第3の表面は第1の表面及び第2の表面に対して角度をなすことと、該第1の治療薬は第1のチャネルを形成する本体の第1の表面の少なくとも第1の部分に更に堆積されることと、該第1の表面の第1の部分は第1のチャネルの開口部から第3の表面まで延びることと、該第1の治療薬は第3の表面の少なくとも一部に更に堆積されることと、該第2の治療薬は第2のチャネルを形成する本体の第2の表面の少なくとも第1の部分に更に堆積されることと、該第2の表面の第1の部分は第2のチャネルの開口部から第3の表面まで延びることと、該第2の治療薬は第3の表面の少なくとも一部に更に堆積されることとを特徴とする付記8に記載のステント。
付記10. 前記第1の治療薬は第2の治療薬と同じであることを特徴とする付記9に記載のステント。
付記11. 前記第1のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面の1つの少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記2に記載のステント。
付記12. 前記第2のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面の1つの少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記11に記載のステント。
付記13. 前記第1のチャネルの第1の深みは第2のチャネルの第2の深みとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記14. 前記底面の少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記2に記載のステント。
付記15. 前記第1のチャネルは更に第2の深みを有することと、第1の深みは第1の開口部から底面の第1の部分までの距離であることと、第2の深みは第1の開口部から底面の第2の部分までの距離であることと、第1の深みは第2の深みより大きいこととを特徴とする付記2に記載のステント。
付記16. 前記第2のチャネルは更に第2の深みを有することと、第1の深みは第1の開口部から底面の少なくとも1つの第1の部分までの距離であることと、第2の深みは第1の開口部から底面の少なくとも1つの第2の部分までの距離であることと、第1の深みは第2の深みより大きいこととを特徴とする付記15に記載のステント。
付記17. 前記第1のチャネルの第1の深みは第2のチャネルの第2の深みとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記18. 前記第1のチャネルの第1の長さは第2のチャネルの第2の長さとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記19. 前記第1の長さは本体の長さの少なくとも半分であることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記20. 前記第1のチャネルは第1の表面領域を有することと、同第1の表面領域は第1のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面によって形成されることと、第2のチャネルは第2の表面領域を有することと、第2の表面領域は第2のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面によって形成されることと、第1の表面領域は第2の表面領域とは異なることとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記21. 複数の部材と、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、同本体は第1の表面及び第2の表面を有することと、該本体は第1の表面から第2の表面に延びる複数の穴を形成することと、第1の治療薬とを備え、同治療薬は複数の穴内に堆積されることとを特徴とするステント。
付記22. 前記複数の穴は第1の表面から第2の表面まで斜角をなして延びることを特徴とする付記21に記載のステント。
付記23. 前記第1の治療薬は第1の表面に更に堆積されることを特徴とする付記21に記載のステント。
付記24. 第2の治療薬を更に備え、同第2の治療薬は第1の表面に堆積されることを特徴とする付記22に記載のステント。
付記25. 第1の部材を備え、同第1の部材は第1の側面、第2の側面、及び第3の側面を有することと、該第1の部材は同第1の部材に係合する少なくとも1つの搬送器具を有することと、同少なくとも1つの搬送器具は第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を有することと、該第1の部分は第1の部材の第1の側面に係合することと、該第2の部分は第1の部材の第2の側面に係合することと、該第3の部分は第1の部材の第3の側面に係合することと、少なくとも1つの搬送器具の第2の部分は同第2の部分に係合する少なくとも1つの治療薬を有することとを特徴とするステント。
付記26. 複数の部材を備え、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、本体の少なくとも1つは少なくとも1つの表面、第1の領域、第2の領域、及び少なくとも1つのチャネルからなることと、第1の領域は多孔質であり、少なくとも1つの治療薬を含むことと、第2の領域は第1の領域の少なくとも一部に隣接することと、該少なくとも1つのチャネルは第1の領域から本体の少なくとも1つの表面まで延びることとを特徴とするステント。
付記27. 前記少なくとも1つのチャネルは第1のチャネル及び第2のチャネルからなることと、該第1のチャネルは第2のチャネルとは異なる径を有することとを特徴とする付記26に記載のステント。
付記28. 前記部材はワイヤから形成されることを特徴とする付記26に記載のステント。
付記29. 前記第2の領域は第1の領域を包囲することを特徴とする付記26に記載のステント。
付記30. 第3の領域を更に備え、第1の領域は第3の領域を包囲することを特徴とする付記29に記載のステント。
付記31. 前記第3の領域は非多孔質な材料から形成されることを特徴とする付記30に記載のステント。
付記32. 前記第2の領域はポリマからなることを特徴とする付記26に記載のステント。
付記33. 更に第3の領域及び第4の領域を備え、第1の領域は第2の領域及び第3の領域の間に位置され、第4の領域は第1の領域、第2の領域、及び第3の領域の少なくとも一部を包囲することを特徴とする付記26に記載のステント。
付記34. 前記第2の領域及び第3の領域は第1の材料から形成されることを特徴とする付記33に記載のステント。
付記35. 前記第4の領域は第2の材料から形成され、同第2の材料は第1の材料とは異なることを特徴とする付記34に記載のステント。
付記1. 複数の部材と、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、同本体は容積を有することと、同本体は内部に第1のチャネル及び第2のチャネルを形成することと、該第1のチャネルは第1の容積を有することと、該第2のチャネルは第2の容積を有することと、第1の容積は第2の容積とは異なることと、第1の容積及び第2の容積の累積する容積は本体の容積より小さいことと、第1の治療薬と、同第1の治療薬は第1のチャネル内に堆積されることと、第2の治療薬とを備え、第2の治療薬は第1のチャネル内に堆積されることとを特徴とするステント。
付記2. 前記各複数の部材の本体は少なくとも1つの表面を有することと、各本体は長さ、幅、及び厚みを有することと、複数の部材の少なくとも1つは本体の少なくとも1つの表面に第1のチャネルを、本体の少なくとも1つの表面に第2のチャネルを形成することと、該第1のチャネルは本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは本体の厚みより小さいことと、第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは本体の長さより短いが、本体の長さの少なくとも4分の1であることと、第1の容積は第1の深み、第1の長さ、及び第1の幅によって形成されることと、該第2のチャネルは本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第2の開口部の底面までの距離は第2の深みを形成することと、同第2の深みは本体の厚みより小さいことと、第1の側面から第3の側面までの距離は第2の幅を形成することと、同第2の幅は本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第2の長さを形成することと、同第2の長さは本体の長さより短いが、本体の長さの少なくとも4分の1であることと、第2の容積は第2の深み、第2の長さ、及び第2の幅によって形成されることとを特徴とする付記1に記載のステント。
付記3. 前記第1の治療薬は第2の治療薬とは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記4. 前記第1の治療薬は第1の容量を有することと、第2の治療薬は第2の容量を有することと、第1の容量は第2の容量とは異なることとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記5. 前記第1の治療薬は第1のチャネルを形成する本体の少なくとも1つの表面に更に堆積されることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記6. 前記第2の治療薬は第2のチャネルを形成する本体の少なくとも1つの表面の少なくとも一部に更に堆積されることを特徴とする付記5に記載のステント。
付記7. 前記本体の少なくとも1つの表面は第1の表面及び第2の表面からなることと、該第1の表面は第1のチャネルを形成し、第2の表面は第2のチャネルを形成することとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記8. 前記第1の表面は第2の表面に対向することを特徴とする付記7に記載のステント。
付記9. 前記少なくとも1つの表面は更に第3の表面からなることと、同第3の表面は第1の表面及び第2の表面に対して角度をなすことと、該第1の治療薬は第1のチャネルを形成する本体の第1の表面の少なくとも第1の部分に更に堆積されることと、該第1の表面の第1の部分は第1のチャネルの開口部から第3の表面まで延びることと、該第1の治療薬は第3の表面の少なくとも一部に更に堆積されることと、該第2の治療薬は第2のチャネルを形成する本体の第2の表面の少なくとも第1の部分に更に堆積されることと、該第2の表面の第1の部分は第2のチャネルの開口部から第3の表面まで延びることと、該第2の治療薬は第3の表面の少なくとも一部に更に堆積されることとを特徴とする付記8に記載のステント。
付記10. 前記第1の治療薬は第2の治療薬と同じであることを特徴とする付記9に記載のステント。
付記11. 前記第1のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面の1つの少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記2に記載のステント。
付記12. 前記第2のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面の1つの少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記11に記載のステント。
付記13. 前記第1のチャネルの第1の深みは第2のチャネルの第2の深みとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記14. 前記底面の少なくとも一部は曲線をなすことを特徴とする付記2に記載のステント。
付記15. 前記第1のチャネルは更に第2の深みを有することと、第1の深みは第1の開口部から底面の第1の部分までの距離であることと、第2の深みは第1の開口部から底面の第2の部分までの距離であることと、第1の深みは第2の深みより大きいこととを特徴とする付記2に記載のステント。
付記16. 前記第2のチャネルは更に第2の深みを有することと、第1の深みは第1の開口部から底面の少なくとも1つの第1の部分までの距離であることと、第2の深みは第1の開口部から底面の少なくとも1つの第2の部分までの距離であることと、第1の深みは第2の深みより大きいこととを特徴とする付記15に記載のステント。
付記17. 前記第1のチャネルの第1の深みは第2のチャネルの第2の深みとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記18. 前記第1のチャネルの第1の長さは第2のチャネルの第2の長さとは異なることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記19. 前記第1の長さは本体の長さの少なくとも半分であることを特徴とする付記2に記載のステント。
付記20. 前記第1のチャネルは第1の表面領域を有することと、同第1の表面領域は第1のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面によって形成されることと、第2のチャネルは第2の表面領域を有することと、第2の表面領域は第2のチャネルの第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面によって形成されることと、第1の表面領域は第2の表面領域とは異なることとを特徴とする付記2に記載のステント。
付記21. 複数の部材と、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、同本体は第1の表面及び第2の表面を有することと、該本体は第1の表面から第2の表面に延びる複数の穴を形成することと、第1の治療薬とを備え、同治療薬は複数の穴内に堆積されることとを特徴とするステント。
付記22. 前記複数の穴は第1の表面から第2の表面まで斜角をなして延びることを特徴とする付記21に記載のステント。
付記23. 前記第1の治療薬は第1の表面に更に堆積されることを特徴とする付記21に記載のステント。
付記24. 第2の治療薬を更に備え、同第2の治療薬は第1の表面に堆積されることを特徴とする付記22に記載のステント。
付記25. 第1の部材を備え、同第1の部材は第1の側面、第2の側面、及び第3の側面を有することと、該第1の部材は同第1の部材に係合する少なくとも1つの搬送器具を有することと、同少なくとも1つの搬送器具は第1の部分、第2の部分、及び第3の部分を有することと、該第1の部分は第1の部材の第1の側面に係合することと、該第2の部分は第1の部材の第2の側面に係合することと、該第3の部分は第1の部材の第3の側面に係合することと、少なくとも1つの搬送器具の第2の部分は同第2の部分に係合する少なくとも1つの治療薬を有することとを特徴とするステント。
付記26. 複数の部材を備え、同複数の部材はそれぞれ本体を有することと、本体の少なくとも1つは少なくとも1つの表面、第1の領域、第2の領域、及び少なくとも1つのチャネルからなることと、第1の領域は多孔質であり、少なくとも1つの治療薬を含むことと、第2の領域は第1の領域の少なくとも一部に隣接することと、該少なくとも1つのチャネルは第1の領域から本体の少なくとも1つの表面まで延びることとを特徴とするステント。
付記27. 前記少なくとも1つのチャネルは第1のチャネル及び第2のチャネルからなることと、該第1のチャネルは第2のチャネルとは異なる径を有することとを特徴とする付記26に記載のステント。
付記28. 前記部材はワイヤから形成されることを特徴とする付記26に記載のステント。
付記29. 前記第2の領域は第1の領域を包囲することを特徴とする付記26に記載のステント。
付記30. 第3の領域を更に備え、第1の領域は第3の領域を包囲することを特徴とする付記29に記載のステント。
付記31. 前記第3の領域は非多孔質な材料から形成されることを特徴とする付記30に記載のステント。
付記32. 前記第2の領域はポリマからなることを特徴とする付記26に記載のステント。
付記33. 更に第3の領域及び第4の領域を備え、第1の領域は第2の領域及び第3の領域の間に位置され、第4の領域は第1の領域、第2の領域、及び第3の領域の少なくとも一部を包囲することを特徴とする付記26に記載のステント。
付記34. 前記第2の領域及び第3の領域は第1の材料から形成されることを特徴とする付記33に記載のステント。
付記35. 前記第4の領域は第2の材料から形成され、同第2の材料は第1の材料とは異なることを特徴とする付記34に記載のステント。
後述する付記は上述した方法の特徴を示す。
付記1. 治療薬を不均一な表面を有する医療器具の少なくとも一部に係合させる方法であって、軟化温度を有するポリマフィルムを該医療器具の少なくとも一部に適用する工程と、該医療器具を真空オーブン内に位置させる工程と、ポリマフィルムの軟化温度を丁度越える温度まで医療器具を真空オーブンにて加熱する工程と、真空オーブン内の圧力を周期的に上昇及び下降させる工程とを含むことを特徴とする方法。
付記2. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記1に記載の方法。
付記3. 前記ポリマフィルムが治療薬であることを特徴とする付記1に記載の方法。
付記4. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、不均一な表面を有する医療器具を提供する工程において、不均一な表面の所定の部分は不均一な表面の別の部分より低い医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、非晶質ポリマに対するガラス転移温度Tg及び半結晶性ポリマに対する溶融温度Tmを越える溶融流動温度を超えて治療薬を医療器具に塗布する工程と、治療薬が流動しないように医療器具を冷ます工程とを含むことを特徴とする方法。
付記5. 前記医療器具がステントであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
付記6. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、厚みを有し第1のチャネルからなる医療器具を提供する工程において、第1のチャネルは開口部、底面、第1の側面、及び第2の側面を有し、第1のチャネルは第1の深みを有し、第1の深みは第1のチャネルの開口部から底面までの距離であり、第1の深みは医療器具の厚みより小さい医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、第1のチャネルが拡張するように医療器具を加熱する工程と、治療薬を医療器具に塗布する工程と、第1のチャネルが収縮するように医療器具を冷ます工程とを含むことを特徴とする方法。
付記7. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記6に記載の方法。
付記8. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、厚みを有し第1のチャネルからなる医療器具を提供する工程において、第1のチャネルは開口部、底面、第1の側面、及び第2の側面を有し、第1のチャネルは第1の深みを有し、第1の深みは第1のチャネルの開口部から底面までの距離であり、第1の深みは医療器具の厚みより小さい医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、治療薬を第1のチャネル内に堆積させる工程と、チャネルの第1の側面及び第2の側面を内方に押圧することにより、チャネルの第1の側面及び第2の側面は第1のチャネル内に堆積する治療薬を部分的に覆う押圧工程とを含むことを特徴とする方法。
付記9. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記8に記載の方法。
付記10. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、少なくとも1つの凹部を有する医療器具を提供する工程と、酸性を備えたクロムの層を医療器具に適合させる工程と、医療器具の表面に材料を堆積させる工程において、該材料は金属、金属酸化物、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される堆積工程と、ポリマを医療器具の表面に堆積させる工程とを含むことを特徴とする方法。
付記11. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記12. 前記凹部がチャネル又は穴であることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記13. 前記金属はアルミニウム、イリジウム、チタン、タンタル、タングステン、ニオブ、金、白金、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記14. 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記14に記載の方法。
付記15. 前記材料は化学的蒸着、物理的蒸着や、パルスレーザー蒸着によってステントの表面に堆積されることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記16. 前記ポリマが治療薬であることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記17. 複数の凹部を備えたステントの製造方法であって、ステントチューブを提供する工程と、フォトマスクを提供する工程において、同マスクはパターンを有するフォトマスク提供工程と、ステントチューブをフォトレジストフィルムによってコーティングする工程と、ステントチューブを覆うようにフォトマークを保持し、紫外線を照射し、これによりフォトマスクのパターンがステントチューブをコーティングするフォトレジストフィルムに転写されるフォトマスク保持及び紫外線照射工程と、紫外線に暴露されていないフォトレジストフィルムの部分を取り払うべくステントチューブを化学的に処理し、これによりステントチューブの領域を暴露する化学的処理工程と、ステントチューブを切断しステントとする切断工程と、ステントを電解研磨し、これにより暴露されるステントの領域に凹部を形成する電解研磨工程と、紫外線に暴露されるフォトレジストフィルムの部分を取り払う工程とを含むことを特徴とするステント製造方法。
付記18. ステントの少なくとも一部にテクスチャを施した表面を形成する方法であって、ステントを提供する工程において、ステントは表面を有するステント供給工程と、マスクを提供する工程と、マスクをステントの表面を覆うように位置させる工程と、ステントを化学薬品によりエッチングする工程と、マスクを取り払う工程とを含むことを特徴とするテクスチャを施した表面の形成方法。
付記19. ステントの少なくとも一部にテクスチャを施した表面を形成する方法であって、ステントを提供する工程において、ステントは表面を有するステント供給工程と、第1のマスクを提供する工程と、第1のマスクをステントの表面に位置させる工程と、ステントの表面に材料を堆積させる工程において、該材料は金属、金属酸化物、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される堆積工程と、第1のマスクを取り払う工程とを含むことを特徴とするテクスチャを施した表面の形成方法。
付記20. 前記金属はアルミニウム、イリジウム、チタン、タンタル、タングステン、ニオブ、金、白金、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記21. 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記22. 前記材料は化学的蒸着、物理的蒸着や、パルスレーザー蒸着によってステントの表面に堆積されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記23. 第2のマスクを提供する工程と、第2のマスクをステントの表面を覆うように位置させる工程と、ステントを化学薬品によりエッチングする工程と、第2のマスクを取り払う工程とを更に含むことを特徴とする付記19に記載の方法。
付記24. エネルギー源を供給する工程と、ステントの表面の少なくとも一部を取り払うべく該エネルギー源を使用する工程とを更に含むことを特徴とする付記19に記載の方法。
付記25. 前記エネルギー源はレーザ、イオンビーム、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記24に記載の方法。
付記1. 治療薬を不均一な表面を有する医療器具の少なくとも一部に係合させる方法であって、軟化温度を有するポリマフィルムを該医療器具の少なくとも一部に適用する工程と、該医療器具を真空オーブン内に位置させる工程と、ポリマフィルムの軟化温度を丁度越える温度まで医療器具を真空オーブンにて加熱する工程と、真空オーブン内の圧力を周期的に上昇及び下降させる工程とを含むことを特徴とする方法。
付記2. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記1に記載の方法。
付記3. 前記ポリマフィルムが治療薬であることを特徴とする付記1に記載の方法。
付記4. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、不均一な表面を有する医療器具を提供する工程において、不均一な表面の所定の部分は不均一な表面の別の部分より低い医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、非晶質ポリマに対するガラス転移温度Tg及び半結晶性ポリマに対する溶融温度Tmを越える溶融流動温度を超えて治療薬を医療器具に塗布する工程と、治療薬が流動しないように医療器具を冷ます工程とを含むことを特徴とする方法。
付記5. 前記医療器具がステントであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
付記6. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、厚みを有し第1のチャネルからなる医療器具を提供する工程において、第1のチャネルは開口部、底面、第1の側面、及び第2の側面を有し、第1のチャネルは第1の深みを有し、第1の深みは第1のチャネルの開口部から底面までの距離であり、第1の深みは医療器具の厚みより小さい医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、第1のチャネルが拡張するように医療器具を加熱する工程と、治療薬を医療器具に塗布する工程と、第1のチャネルが収縮するように医療器具を冷ます工程とを含むことを特徴とする方法。
付記7. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記6に記載の方法。
付記8. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、厚みを有し第1のチャネルからなる医療器具を提供する工程において、第1のチャネルは開口部、底面、第1の側面、及び第2の側面を有し、第1のチャネルは第1の深みを有し、第1の深みは第1のチャネルの開口部から底面までの距離であり、第1の深みは医療器具の厚みより小さい医療器具提供工程と、治療薬を提供する工程と、治療薬を第1のチャネル内に堆積させる工程と、チャネルの第1の側面及び第2の側面を内方に押圧することにより、チャネルの第1の側面及び第2の側面は第1のチャネル内に堆積する治療薬を部分的に覆う押圧工程とを含むことを特徴とする方法。
付記9. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記8に記載の方法。
付記10. 治療薬を医療器具に係合させる方法であって、少なくとも1つの凹部を有する医療器具を提供する工程と、酸性を備えたクロムの層を医療器具に適合させる工程と、医療器具の表面に材料を堆積させる工程において、該材料は金属、金属酸化物、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される堆積工程と、ポリマを医療器具の表面に堆積させる工程とを含むことを特徴とする方法。
付記11. 前記医療器具がステントであることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記12. 前記凹部がチャネル又は穴であることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記13. 前記金属はアルミニウム、イリジウム、チタン、タンタル、タングステン、ニオブ、金、白金、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記14. 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記14に記載の方法。
付記15. 前記材料は化学的蒸着、物理的蒸着や、パルスレーザー蒸着によってステントの表面に堆積されることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記16. 前記ポリマが治療薬であることを特徴とする付記10に記載の方法。
付記17. 複数の凹部を備えたステントの製造方法であって、ステントチューブを提供する工程と、フォトマスクを提供する工程において、同マスクはパターンを有するフォトマスク提供工程と、ステントチューブをフォトレジストフィルムによってコーティングする工程と、ステントチューブを覆うようにフォトマークを保持し、紫外線を照射し、これによりフォトマスクのパターンがステントチューブをコーティングするフォトレジストフィルムに転写されるフォトマスク保持及び紫外線照射工程と、紫外線に暴露されていないフォトレジストフィルムの部分を取り払うべくステントチューブを化学的に処理し、これによりステントチューブの領域を暴露する化学的処理工程と、ステントチューブを切断しステントとする切断工程と、ステントを電解研磨し、これにより暴露されるステントの領域に凹部を形成する電解研磨工程と、紫外線に暴露されるフォトレジストフィルムの部分を取り払う工程とを含むことを特徴とするステント製造方法。
付記18. ステントの少なくとも一部にテクスチャを施した表面を形成する方法であって、ステントを提供する工程において、ステントは表面を有するステント供給工程と、マスクを提供する工程と、マスクをステントの表面を覆うように位置させる工程と、ステントを化学薬品によりエッチングする工程と、マスクを取り払う工程とを含むことを特徴とするテクスチャを施した表面の形成方法。
付記19. ステントの少なくとも一部にテクスチャを施した表面を形成する方法であって、ステントを提供する工程において、ステントは表面を有するステント供給工程と、第1のマスクを提供する工程と、第1のマスクをステントの表面に位置させる工程と、ステントの表面に材料を堆積させる工程において、該材料は金属、金属酸化物、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される堆積工程と、第1のマスクを取り払う工程とを含むことを特徴とするテクスチャを施した表面の形成方法。
付記20. 前記金属はアルミニウム、イリジウム、チタン、タンタル、タングステン、ニオブ、金、白金、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記21. 前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化イリジウム(IrOx)、酸化イリジウム−イリジウム(iridium-iridium oxide )(Ir−IrOx)、酸化チタン、酸化チタン−イリジウム−イリジウム(titanium-iridium-iridrum oxide)(Ti−Ir−IrOx)、窒素酸化物チタン(titanium- nitrogen oxide)(TiNOx)、窒素酸化物チタン−チタン(Ti−TiNOx)、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ニオブ、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記22. 前記材料は化学的蒸着、物理的蒸着や、パルスレーザー蒸着によってステントの表面に堆積されることを特徴とする付記19に記載の方法。
付記23. 第2のマスクを提供する工程と、第2のマスクをステントの表面を覆うように位置させる工程と、ステントを化学薬品によりエッチングする工程と、第2のマスクを取り払う工程とを更に含むことを特徴とする付記19に記載の方法。
付記24. エネルギー源を供給する工程と、ステントの表面の少なくとも一部を取り払うべく該エネルギー源を使用する工程とを更に含むことを特徴とする付記19に記載の方法。
付記25. 前記エネルギー源はレーザ、イオンビーム、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする付記24に記載の方法。
本発明によるステント10、挟持部54又はステープル56、及びピン58は1つ以上のポリマ、1つ以上の金属、或いはポリマ及び金属の組み合わせを含む任意の好適な生体適合性を備えた材料から形成される。好適な材料の例は生分解性や生体吸収性を備えた材料を含み、これらは生体適合性も備える。生分解性とは、材料が通常の生体内作用の一部として無害な化合物に分解されることを示す。好適な生分解性材料は、ポリ乳酸、ポリグリコール酸(PGA)、コラーゲン、或いはその他の結合タンパク質や天然材料、ポリカプロラクトン、ヒアルロン酸、付加的なタンパク質、これらの共重合体の他、合成物及び組み合わせ、及びその他の生分解性ポリマの組み合わせを含む。その他の使用可能なポリマはポリエステル及びポリカーボネート共重合体を含む。好適な金属の例は、ステンレス鋼、チタン、タンタラム、プラチナ、タングステン、金、及びこれらの金属のうち任意のものからなる合金を含むが、これらに限定されるものではない。好適な合金の例は、プラチナ−イリジウム合金、Elgiloy (登録商標)、Phynox(登録商標)、MP35N (登録商標)を含むコバルト−クロム合金、及び例えばニチノール等のニッケル−チタン合金を含む。
本発明によるステントは超弾性ニチノールやバネ鋼等の形状記憶材料から形成されてもよく、塑性的に変形した材料から形成されてもよい。形状記憶材料の場合において、ステントは形状を記憶された後に縮径した形状に変形される。ステントは、遷移温度まで加熱され拘束物が取り払われると、記憶された形状に復帰する。
本発明によるステントは、管状のシート素材から、切断及びエッチングされ巻かれる平坦なシートから、或いは1つ以上の編み込まれたワイヤや編組から切断やエッチングする工程を含む方法によって形成される。公知の、或いは改良された任意の好適なその他の技術もここで開示される本発明によるステントの製造に使用可能である。
実施例において、ステント、搬送システムや、アセンブリのその他の部分は、X線、MRIや、超音波等の撮像様式により検出可能な1つ以上の領域、帯域、コーティング、部材等を含んでもよい。実施例において、ステント及び隣接したアセンブリのうち少なくともいずれか一方の少なくとも一部は、少なくとも部分的に放射線不透過性を備える。
治療剤は、遺伝物質、非遺伝物質、細胞物質等の薬剤や他の医薬品であってもよい。好適な非遺伝子治療剤のいくつかの例には、ヘパリン、ヘパリン誘導体、血管細胞増殖促進剤、成長因子阻害剤、パクリタキセル等の抗血栓剤が含まれるが、これらに限定されるものではない。治療剤が、遺伝子治療剤を含む場合、そのような遺伝物質には、DNA、RNA、およびそれらの誘導体および/または構成要素、ヘッジホッグタンパク質等が含まれるが、これらに限定されるものではない。治療剤が細胞物質を含む場合、そのような細胞物質は、ヒト由来の細胞、及び/又はヒト由来ではない細胞の他、これらのそれぞれの要素、及び/又はこれらの派生物を含むが、これらに限定されるものではない。治療薬はポリマ剤を含むが、ポリマ剤はポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレントリブロック共重合体(SIBS)、ポリエチレン・オキシド、シリコンゴム、及び/又は任意のその他の好適な物質である。治療薬のより豊富な種類は発明の名称が「薬品溶出コーティングを備えたステント」である米国特許出願公開第2006/0045901号明細書に開示され、その全体がここで開示されたものとする。
上述された開示事項は、例示的なものであり、包括的なものではない。上記記載は、当業者に対して、多くの変更例や別例を提案するものである。個々の図面において示され上述した様々な要素は、所望に応じて組み合わせたり、組み合わせるために変更されてもよい。これら別例および変更例は、本願の請求の範囲内に含まれるものであり、「〜からなる、〜を備える、〜で構成される」という語は、「〜を含む」という意味であり、「〜に限定される」という意味ではない。
更に、従属請求項に記載された特定の特徴は、発明の範囲内において他の方法で互いに組み合わせることができ、本願は、従属請求項に記載された特徴のその他全ての組み合わせによる他の実施例についても、範囲が及ぶものとする。例えば、請求項の公開のために、従属請求項は、多数項従属形式が管轄内で認められている場合には、その請求項で言及される既述の事項を全て含む先行する全ての請求項を引用する多数項従属形式で二者択一的に書かれていると解釈されるべきである。(例えば、直接請求項1に直接従属している各請求項は、先行する全ての請求項に従属するものと二者択一的に解釈される。)多数従属形式が禁止されている管轄区域においては、後続の各従属項についても、これら下位従属項に列挙される特定請求項以外の先行語を有する先行する一請求項にそれぞれ単独に従属する形式で択一的に記述されたものと解釈されるべきである。
これにより本発明の明細書を締めくくる。当業者には、本願に記載された特定の実施例と均等である他の技術は、特許請求の範囲に包含されるものであることが理解されるであろう。
Claims (23)
- 複数の部材を備え、同複数の部材の少なくとも1つは物質の剥離を低減する第1の機構及び物質の剥離を低減する第2の機構からなることと、該第1の機構は第2の機構とは異なることと、物質の剥離を低減する第1の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、表面テクスチャ即ち粗化部、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることと、物質の剥離を低減する第2の機構は穴、突出部、ステンレス鋼シールド、挟持部、ピン、多孔質な材料、表面テクスチャ即ち粗化部、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択されることとを特徴とするステント。
- 前記物質は、非遺伝物質からなる治療薬、遺伝物質からなる治療薬、細胞物質、ポリマ剤、及びこれらの組合せからなる群の少なくとも1つから選択されることを特徴とする請求項1に記載のステント。
- 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を更に形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、同第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みに最大限等しいことと、該少なくとも1つの穴は更に第2の穴からなることと、同第2の穴は第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第2の斜角をなすことと、該第1の穴及び第2の穴は通路を形成することと、同通路はV字型、U字型、Y字型、y字型、X字型、L字型、T字型、不規則な形状、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材からなることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は第1の挟持部からなることと、同第1の挟持部は、幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該第1の挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該第1の挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該第1の挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは第1の挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該第1の挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は第1の挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、第1のチャネルは第1の部材の本体の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の少なくとも1つの表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンは第1のピンからなることと、同第1のピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は第1のピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは第1の穴内に挿入可能であることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、同少なくとも1つの穴はチャネルであることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つのチャネルを形成することと、同少なくとも1つのチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の第1のチャネルからなることと、同第1のチャネルは第1の部材の少なくとも1つの表面の開口部、第1の側面、第2の側面、第3の側面、第4の側面、及び底面からなることと、第1の部材の本体の第1の表面から第1のチャネルの底面までの距離は第1の深みを形成することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みより小さいことと、該第1の側面から第3の側面までの距離は第1の幅を形成することと、同第1の幅は第1の部材の本体の幅より小さいことと、第2の側面から第4の側面までの距離は第1の長さを形成することと、同第1の長さは第1の部材の本体の長さより短いことと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、第1の部材の本体の少なくとも一部は多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は該第1の部材の少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、
該第2の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、
該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、
該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は同少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、
該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの穴であることと、該第1の部材の本体は該少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は第1の穴からなることと、同第1の穴は少なくとも1つの表面に対して第1の斜角をなすことと、該第1の穴は第1の深みを有することと、同第1の深みは第1の部材の本体の厚みと最大限等しいことと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、
該第2の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすこととを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、
該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、
該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの突出部であることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つの突出部を有することと、同少なくとも1つの突出部は本体からなることと、同少なくとも1つの突出部の本体は略丸みを帯びた形状、略卵形、略正方形、略矩形、略三角形、略八角形、略多角形、複数の山と谷、及びこれらの任意の組み合わせからなる群の少なくとも1つから選択される構造体を有することと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、
該第2の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、
該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つのシールドであることと、該第1の部材の少なくとも1つの表面は該少なくとも1つのシールドを有することと、同少なくとも1つのシールドは外側表面を有し、横断部分及び長尺状部分からなることと、同長尺状部分は第1の部材の本体に対して平行であることと、同横断部分は第1の部材の本体に対して斜角をなすことと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は第1の部材の本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、
該第2の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つの挟持部であることと、該第1の部材の本体は同本体に係合する少なくとも1つの挟持部を有することと、同少なくとも1つの挟持部は幅部分、第1の領域、及び第2の領域からなる本体を有することと、該少なくとも1つの挟持部の本体の幅は本体の幅より大きいことと、該少なくとも1つの挟持部は第1のアーム及び第2のアームを更に有することと、該第1のアームは第1の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第2のアームは第2の領域にて該少なくとも1つの挟持部の本体に係合することと、該第1のアーム及び第2のアームは少なくとも1つの挟持部の本体に対して斜角をなして延びることと、該少なくとも1つの挟持部の第1のアーム、第2のアーム、及び本体は少なくとも1つの挟持部を第1の部材の本体に係合させることと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。 - 前記複数の部材のうち少なくとも1つは第1の部材であることと、同第1の部材は本体を有することと、同本体は少なくとも1つの表面、長さ、幅、及び厚みを有することと、
該第1の機構は少なくとも1つのピンであることと、同少なくとも1つのピンはシャフト及びヘッドからなることと、該第1の部材の本体は少なくとも1つの穴を形成することと、同少なくとも1つの穴は少なくとも1つのピンのシャフトに対して補完する形状を有し、これによりシャフトは少なくとも1つの穴内に挿入可能であることと、
該第2の機構は多孔質な材料であることと、該第1の部材は第1の部分からなることと、同1の部材の本体の第1の部分は該多孔質な材料からなることとを特徴とする請求項1に記載のステント。
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2011
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