JP2010536146A5

JP2010536146A5 -

Info

Publication number: JP2010536146A5
Application number: JP2010519974A
Authority: JP
Filing date: 2008-08-06
Publication date: 2012-06-07

Claims

式（Ｌａ_xＳｒ_y）_1±δ（Ｆｅ_aＭｎ_bＣｏ_c）Ｏ₃を有するランタン・ストロンチウム・フェライト成分と、安定化させたジルコニアの焼結混合物を含む、固体酸化物型燃料電池装置に使用するための多孔質の酸素伝導性複合電極であって、
１．０≧ｘ≧０．６５；０．３５≧ｙ≧０．０；ｘ＋ｙ＝１．０、δ＝０〜０．１、ａ＋ｂ＋ｃ＝１、およびａ＞０．６
であることを特徴とする酸素伝導性複合電極。
前記焼結混合物が、前記ランタン・ストロンチウム・フェライト成分を３０重量％〜約９０重量％と、前記安定化させたジルコニアを７０重量％〜１０重量％とを含むことを特徴とする請求項１記載の酸素伝導性複合電極。
前記ランタン・ストロンチウム・フェライト成分が、式（Ｌａ_0.8Ｓｒ_0.2)_1-δＦｅＯ₃で表され、ここでδが０〜０．１であることを特徴とする請求項１記載の酸素伝導性複合電極。
前記ジルコニアが、イットリアによって安定化され、
前記イットリア安定化ジルコニアが、３ｍｏｌ％のイットリア安定化ジルコニアであることを特徴とする請求項１記載の酸素伝導性複合電極。
７５０℃における空気中０．５Ｖで測定する場合に、前記電極が、およそ０．０７オームｃｍ²未満の初期空気極面積比抵抗を示すことを特徴とする請求項１記載の酸素伝導性複合電極。
電解質膜が５０μｍ以下の厚さを有することを特徴とする請求項５記載の酸素伝導性複合電極。
０．５Ｖおよび７５０℃で動作させた空気極ポンプで測定する場合に、前記電極が、少なくとも１．０Ａ／ｃｍ²の電流密度を示すことを特徴とする請求項６記載の酸素伝導性複合電極。
前記複合電極が、０．５Ｖおよび７５０℃で、少なくとも１．３Ａ／ｃｍ²の電流密度を示すことを特徴とする請求項７記載の酸素伝導性複合電極。
請求項１記載の酸素伝導性複合電極を備えた固体酸化物型燃料電池装置。
固体酸化物型燃料電池の電極の作製方法であって、
式（Ｌａ_xＳｒ_y）_1±δ（Ｆｅ_aＭｎ_bＣｏ_c）Ｏ₃を有するランタン・ストロンチウム・フェライト成分と、イットリア安定化ジルコニア成分との混合物を含む、未焼結の組成物を提供する工程であって、１．０≧ｘ≧０．６５；０．３５≧ｙ≧０．０；ｘ＋ｙ＝１．０、δ＝０〜０．１、ａ＋ｂ＋ｃ＝１、およびａ＞０．６である工程と、
前記組成物を基板上に積層する工程と、
前記積層した組成物を、固体酸化物型燃料電池の電極としての用途に適した焼結した多孔質の複合構造へと転換させるのに有効な条件下で焼結する工程と、
を有してなる方法。
前記未焼結の組成物が、前記ランタン・ストロンチウム・フェライトを３０重量％〜約９０重量％、前記イットリア安定化ジルコニアを７０重量％〜１０重量％含むことを特徴とする請求項１０記載の方法。
前記未焼結の組成物が、前記ランタン・ストロンチウム・フェライトを３０重量％〜約５０重量％、前記イットリア安定化ジルコニアを７０重量％〜１０重量％含むことを特徴とする請求項１１記載の方法。
前記未焼結の組成物が、前記ランタン・ストロンチウム・フェライトを約４０重量％、前記イットリア安定化ジルコニアを約６０重量％含むことを特徴とする請求項１２記載の方法。
前記ランタン・ストロンチウム・フェライト成分が、式（Ｌａ_0.8Ｓｒ_0.2)_1-δＦｅＯ₃によって表されることを特徴とする請求項１２記載の方法。