JP2010532269A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. ポリマー表面の少なくとも１つの部分に、狙いを定めてレーザー光を照射し、当該ポリマー表面の当該１つの部分における液体試料による湿潤性を、部分的に分解して修正し、前記ポリマー表面の異なる部分に、異なるパラメータでレーザー光を照射することによって、前記ポリマー表面に親水性と疎水性とのパターンを作る、ポリマー表面上にマイクロ流体システムを製造する方法であって、
   前記ポリマー表面の少なくとも１つの部分は、レーザー光の照射により疎水化され、特に試料適用箇所において、該部分は液体試料の流れを減速させるまたは停めるように、または、液体試料による該部分の浸潤を防ぐように設計されることを特徴とする方法。
2. 前記ポリマー表面を、前記照射により構造化することを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 前記ポリマー表面を、レーザー光の照射により化学変化することを特徴とする請求項１または２記載の方法。
4. 前記ポリマー表面の１つの部分を、レーザー光で照射して、湿潤性を修正し、前記１つの部分の直径が４ｃｍ未満であることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 前記ポリマー表面の少なくとも１つの部分を、レーザー光の照射により親水化されることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
6. 少なくとも１つの毛細管路（１４）が担体（１８）中に準備され、前記ポリマー表面は、前記毛細管路（１４）の内部中で、レーザー光の照射により親水化されることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
7. ポリマーからなる担体（１８）が準備され、前記担体から前記少なくとも１つの毛細管路（１４）が打ち抜かれることを特徴とする請求項６記載の方法。
8. 液体中の検体を測定するための検査部材（１３）が製造され、ポリマー表面を備えた担体（１８）と、前記液体の試料の供給ゾーン（１５）と、前記検体を測定するための検出ゾーン（１６）と、前記試料を前記供給領域（１５）から前記検出領域（１６）に搬送するための毛細管路（１４）とを有し、ここで、前記ポリマー表面は、前記供給ゾーン（１５）の周囲の領域において、レーザー光の照射により疎水化されることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
9. 請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法により製造されたマイクロ流体システムであって、ポリマー表面を有し、ここで、前記ポリマー表面は少なくとも１つの部分において、液体試料による湿潤性を有し、前記湿潤性がレーザー光の照射により修正されているマイクロ流体システム。