JP2010531812A - モルヒネ及びトロパンアルカロイドのワンポットn−脱メチル化及びn−アシル化のための方法 - Google Patents

モルヒネ及びトロパンアルカロイドのワンポットn−脱メチル化及びn−アシル化のための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モルヒネ及びトロパンアルカロイドのワンポットN−脱メチル化及びN−アシル化のための方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、モルヒネアルカロイドまたはトロパンアルカロイドのような第三級N−メチル化ヘテロ環のN−脱メチル化及び/又はN−アシル化のためのワンポット法に関する。スキームIで例示される該方法は、Pd触媒存在下、前記第三級N−メチル化ヘテロ環とアシル化試薬と反応することを含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、N−メチル化合物及びそれらのN−脱メチル化のための方法である。特には、本発明は、モルヒネ及びトロパンアルカロイド及びそれらの誘導体並びにそれらのN−脱メチル化及びN−アシル化のためのワンポット法に関する。
アヘンから誘導される天然産物からの、ナロキソン、下記の化合物5を参照、及びナルトレキソン、下記の化合物6を参照、及びその他医薬に用いられる重要な化合物などの、モルヒネ−誘導アンタゴニストの半合成は、次に炭素原子数14のヒドロキシ基の導入のための酸化の手順などの手順が続く、脱メチル化のための標準的な手順を慣例として含む。
Figure 2010531812
炭素原子数14のヒドロキシ化された種の生成のための最も商業的な手順は、Δ7-8
不飽和種をうまく利用するが、しかしながら、α,β−不飽和ケトンを含む化合物はそれらのマイケルアクセプターの特性のために、潜在的な遺伝毒性物質であると最近確認されており、そしてそれ故、これらの中間体を避ける、酸素化された誘導体への新しいルートを発見することが望まれている。
それ故、これらの標準的な手順を避けるいずれの方法も、ナロキソン5、ナルトレキソン6、及びその他の医薬に用いられる重要な化合物などの、モルヒネ−誘導アンダゴニストの生成のための多大な商業的可能性を有し得る。
リング−C(ring−C)飽和モルヒナンのN−脱メチル化及びアシル化のための温和な触媒的手順(プロトコル)の開発は、窒素原子に固定された官能基化によって繋がれた分子間作用の潜在的な使用によって、炭素原子数14の酸素化された誘導体に対する方策を単純化し得る。
モルヒネアルカロイドのN−脱メチル化及び/又はN−アシル化のための現在の方法は、時間がかかり、費用がかかり、そして危険なものである。したがって、方法の改良への満たされていない要求が存在する。更に生産方法が環境に優しいものであるべきという、高まる要求がある。
モルヒネアルカロイド及びそれらの誘導体、ヒドロコドン3、及びオキシコドン4など
の化学の研究は、モルヒネ誘導体の生産のための新しい方法の必要性に対処する本発明につながる。本発明は、費用効率が高く安全な、モルヒネアルカロイドのワンポット酸化的N−脱メチル化及びそれに続くN−アシル化のための条件を解明する。
本発明は、N−メチル化化合物、特にはモルヒネアルカロイド及びそれらの誘導体、又はトロパンアルカロイド及びそれらの誘導体の、N−脱メチル化及びそれに続くアシル化又はカルボキシル化のためのワンポット法を提供する。
好ましいモルヒネ化合物は、テバイン、オリパビン、14−ヒドロキシコデイン、14−ヒドロキシモルヒノン、モルヒネ、コデイン、ヒドロモルホン、ヒドロコドン、オキシモルホン、オキシコドン、ヒドロモルホール及びオキシモルホールを含む。
好ましいトロパン化合物は、トロピノン、トロパン、トロピン、アトロピン、コカイン又はその他のビシクロ−[3.2.1]−アザビサイクリックメチルアミンである。
本発明のこの特徴の特に好ましい実施態様において、ヒドロコドンのN−脱メチル化及びそれに続くアシル化のためのワンポット法がある。
本発明の1つの特徴において、該方法は、一般構造:
Figure 2010531812
を有するヘテロ環の、触媒存在下でのアシル化剤との反応を含む。
一つの好ましい実施態様においては、アシル化剤は無水物である。好ましい無水物は、無水酢酸、イソ−酪酸無水物、n−プロパン酸無水物、デカン酸無水物、ドデカン酸無水物、シクロプロピルカルボニル無水物、炭素原子数1ないし19のカルボン酸から誘導される無水物及びそれらから誘導される混合無水物を含む。
もう一つの好ましい実施態様においては、アシル化剤は、ジカーボネートである。好ましいジカーボネートは、炭素原子数1乃至19のアルコールから誘導されるカーボネート、ジメチルジカーボネート、ジ−第三アミルジカーボネート、ジ−第三ブチルジカーボネート、ジアリルピロカーボネート、ジベンジルジカーボネート、ジエチルピロカ−ボネート、ジメチルジカーボネート、エリトリトールビス(カーボネート)及び混合カーボネートを含む。
本発明の更にもう一つの特徴において、N−脱メチル化及び、それに続くモルヒネ又はトロパンアルカロイド及びそれらの誘導体の、対応するカーボネートへのカルボキシル化のためのワンポット法を提供する。前記アシル化剤は、N,N’−ジメチルカルバミン酸無水物、N,N’−ジエチルカルバミン酸無水物、ジフェニルカルバミン酸無水物、N,N’−ジフェニル炭酸無水物、N,N’−ジフェニルジ炭酸ジアミド、N,N’−(オキシジカルボニル)ビスグリシンジメチルエステル、ピロール−1−カルボン酸無水物及びそれらの混合物などの、ジカルバミン酸無水物が好ましい。
本発明の好ましい実施態様において、前記触媒は、Pd(OAc)2、PdCl2,PdCl2(PPh34、PdBr2,Pd(acac)2、Pd2(dba)3、Pd(dba
2、Pd(PPh34、Cu、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、G
e、Sn、Os、Cu、Ag、Au、Pbから成る群から選択される金属触媒である。
本発明の1つの好ましい実施態様においては、前記方法は、いずれの溶媒の添加も無く、N−メチル化化合物をパラジウム、少なくとも1種の無水物で処理する段階を含む。好ましい実施態様において、パラジウム源は、Pd(OAc)2又はPdCl2の1種であり、無水物は無水酢酸である。より好ましい実施態様において、パラジウム源はPd(OAc)2である。
他の実施態様では、前記方法は、N−メチル化化合物を触媒、少なくとも1種の溶媒及び少なくとも1種のジカーボネートで処理する段階を含む。該溶媒は、通常はベンゼン、ジオキサン、トルエン又はメタノールである。好ましい実施態様においては、該触媒はPd(OAc)2であり、該溶媒はジオキサンであり、及び該カーボネートはジメチルジカ
ーボネートである。
これら及びその他の本発明の特徴は、添付の図面を参照とする以下の記述からより明らかとなる。
図1は、N−アセチルヒドロコドンのX線構造を示す図である。
ここでは、用語「アシル化」及びその関連する用語「アシル化剤」は、アシル基が化合物に付加するいずれの反応も含包する広い意味において用いられる。これはアシル基がカルボン酸から誘導される反応を含む。それは、例えば、アセチル基の付加もまた含む。本発明で使用され得るアシル化剤の型は、無水物、ジカーボネート、ジカルバミン酸試薬及びその他の公知のアシル化剤を含むが、これらに限定されるものではない。
ここでは、用語「触媒」は、いずれの金属、それらの塩又は他の誘導体に関連して広く使用される。本発明における使用のための触媒は、Al、Ag、Au、Ge、Pb、Lr、Ni、Ru、Zn、Fe、Sn、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Ti、Os、Cu、Rh、Pd、Pd(OAc)2、PdCl2、PdBr2、PdO、RhCl3、PtO2、RhCl(PPh33、Rh/Al、Pd/C、Pt/C、CaCO3/Pb上のPd、Pd/Al、PtCl2及びPtCl4を含むが、これらに限定されるものではない。
特には、本発明は、N−メチル化ヘテロ環がモルヒネアルカロイド又はそれらの誘導体又はトロパンアルカロイド又はそれらの誘導体である、触媒N−脱メチル化及び/又はN−アシル化のための方法を提供する。
モルヒネアルカロイド誘導体は好ましくは、テバイン、オリパビン、14−ヒドロキシコデイノン、14−ヒドロキシモルヒノン、モルヒネ、コデイン、ヒドロモルホン、ヒドロコドン、オキシモルホン、オキシコドン、ヒドロモルホール及びオキシモルホールから成る群から選択される。好ましい実施態様では、モルヒネアルカロイド誘導体はヒドロコドンである。
トロパン誘導体は、好ましくは、トロピノン、トロパン、トロピン、アトロピン、コカイン及び他のビシクロ−[3.2.1]−アザビサイクリックメチルアミンから成る群か
ら選択される。
ヒドロコドンがN−メチル化ヘテロ環である、典型的な反応を下記に記す。
Figure 2010531812
様々な型のアシル化剤が使用可能である。該反応で得られる生成物は、出発原料及びアシル化剤の選択を通じてカスタマイズされる。
本発明において有用さを示すアシル化剤の1種の型は無水物である。
該アシル化剤は、YがCを表し、ZがOを表し及びXがCを表す無水物であり、そして該アシル化剤は一般構造:
Figure 2010531812
を有する、請求項1に記載の方法。
本発明における使用のための好ましい無水物は、無水酢酸、イソ−酪酸無水物、n−プロパン酸無水物、デカン酸無水物、ドデカン酸無水物、シクロプロピルカルボニル無水物、シクロブチルカルボニル無水物、炭素原子数1ないし19のカルボン酸から誘導される無水物及びそれらから誘導される混合無水物である。
ジカーボネートもまた本発明において使用するために有用なアシル化剤である。
好ましいジカーボネートの例は、炭素原子数1乃至19のアルコールの混合カーボネート誘導体、ジメチルジカーボネート、ジ−第三アミルジカーボネート、ジ−第三ブチルジカーボネート、ジアリルピロカーボネート、ジベンジルジカーボネート、ジエチルピロカ−ボネート、ジメチルジカーボネート、エリトリトールビス(カーボネート)及び混合カーボネートを含む。
代わりに、該アシル化剤は、YがNを表し、ZがOを表し及びXがNを表すジカルバミン酸無水物であり得、そして、アシル化剤は一般構造:
Figure 2010531812
を有する。
好ましいジカルバミン酸無水物は、N,N’−ジメチルカルバミン酸無水物、N,N’−ジエチルカルバミン酸無水物、ジフェニルカルバミン酸無水物、N,N’−ジフェニル炭酸無水物、N,N’−ジフェニルジ炭酸ジアミド、N,N’−(オキシジカルボニル)ビスグリシンジメチルエステル、ピロール−1−カルボン酸無水物及びそれらの混合物を含む。
本発明で有用な触媒は、元素金属及びそれらの塩を含む金属触媒である。幾つかの例は、Cu、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pt、Ge、Sn、Os、Cu、Ag、Au、Pb、Pd,Pd(OAc)2、PdCl2,PdCl2(PPh34、PdBr2,Pd(acac)2、Pd2(dba)3、Pd(dba)2、Pd(PPh34である。
本発明において使用するための好ましいパラジウム触媒は、Pd、PdCl2、Pd(
OAc)2、Pd(PPh34及びPd(dba)2などのパラジウム触媒である。好ましい実施態様においてパラジウム触媒はPd(OAc)2である。
触媒のパラジウムの量は好ましくは約0.01当量乃至1.2当量の範囲内である。好ましくは、触媒のパラジウムの量は、約0.2当量乃至0.5当量の範囲内である。より好ましくは、触媒のパラジウムの量は、約0.2当量である。
本発明の方法/反応は、所望により水、ベンゼン、ジオキサン、トルエン、アセトニトリル及び炭素原子数1乃至4のアルコール又はこれらのいずれかの混合物などの溶媒の添加も含み得る。好ましい実施態様において、溶媒はジオキサンである。添加される溶媒の量は通常はアルカロイドの約0.1乃至100mL/グラムの範囲内である。
本発明の1つの典型的な特徴は、下記スキーム1の3として特定される、ヒドロコドンは、Ac2O存在下、触媒のPd(OAc)2により処理され、そしてN−アセチルヒドロコドン7を単離する。この新規のモルヒネ類似物質のX線結晶構造を図1に示す。
Figure 2010531812
本発明のその他の典型的な特徴は、上記スキーム1の3として特定される、ヒドロコドンは、ジメチルジカーボネートの存在下、触媒のPd(OAc)2により処理される。こ
れは、N−メトキシカルボニルノルヒドロコドン8の生成をもたらす。
化学量論量のパラジウムを使用する初期の実験は、ベンゼンが好ましい溶媒であることを明らかにした。更なる研究はジオキサンが好ましい溶媒であることを示した。約0.2当量投入した触媒の連続的還元は優れた結果を与えた。
(より詳細に下記の実施例1a乃至jに記載された)全ての条件に共通している興味深い観測結果は、自然の系を支持する3:1の比率で、2種の異性体(7a、7b)を単離することである。
Figure 2010531812
N−脱メチル化−アシル化の手順の成功に基づき、一連の無水物の反応性を調査した。その結果実施例2にさらに詳細に記載されている、新しい範囲のN−アシル化ヒドロコドン誘導体が単離された。
本発明の実用性は更に、トロパン及びそれらの誘導体を含む他のN−メチル化ヘテロの使用も明らかにした。ケトン及びエステルなどの官能基の範囲に対する該方法の適合性もまた、下記の実施例3に示すように明らかにされた。
上記開示は、本発明を大まかに説明する。前の記載を使用することにより、当業者が前記組成物を作り及び使用することができ、そして本発明の方法を実施することができる。下記の具体的な例を参照することで、より完全に理解することが可能となる。これらの例は、本発明の好ましい実施態様を説明するためにもっぱら記述されるものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。状況が手段を提案又は提供し得る場合、形態の変更及び当量の置き換えは検討される。他の一般的な構成は当業者には明らかになる。全ての雑誌の記事及びこれに関連した特許又は特許出願などのその他の文書は、先行技術文献欄によって、この文書に取り入れられた。
これらの実施例中において、具体的な用語が使用されているが、これらの用語は、説明上の判断であり、限定することを意図していない。前記開示内容において言及されたが、明確に記載された事項に反する化学の方法、及びこれらの例は、科学的論文中で報告され、及び当業者によく知られている。文献の表を添付し、これら文献は参考文献によってここに取り入れられた。

実施例1.脱メチル化/アシル化のための一般的な手順
ターシャリーアミン(0.1mmol、1.0当量)を無水酢酸(1ml)に溶解し、Pd(OAc)2(0.01mmol、0.1当量)を添加した。該反応は80℃で15
時間加熱し、室温まで冷却し、そして溶離剤として80:20:1のCHCl3:MeO
H:NH4OHを使用したシリカのプラグを通過させた。揮発性物質を真空で除去し、そ
して残渣をNaHCO3中に懸濁した。水層をCHCl3で抽出し、そして1Mの塩酸で洗浄した有機物の抽出物と組み合わせ、そして硫酸マグネシウムで乾燥する前に塩水につけ、濾過及び揮発性物質を真空で除去し、アシル生成物を生成した。
上記実施例1の記述が一般的な手順を提供するということは、当業者によって理解されるであろう。下記実施例1a乃至1j中で示された例は、上で概要を述べた一般的な手順に従い、そしてスキームIの化合物3乃至7中に示された例は、適用できる異なるパラジウム源及び異なる量のPd(OAc)2の使用、及び下記の表に示された異なる溶媒の使
用を含む。

実施例1a乃至1j.ヒドロコドン(3)のN−脱メチル化−アシル化
Figure 2010531812
N−アセチル−N−ノルヒドロコドン(7)を、3:1の比率の2種の異性体の混合物として80%の収率で単離した。
(メジャー異性体)Rf 0.3(96:4 DCM:MeOH)、mp(CHCl3/Hex)99乃至100℃、FTIR(vmax cm-1)フィルム:2929,1727
,1628,1505,1436,1325,1274,1241,1121,1061,1026 1H NMR(CDCl3,600MHz):6.77(d,J=8.2Hz,1H),6.68(d,J=8.2Hz,1H),5.25−5.28(m,1H),4.69(s,1H),3.94(s,3H),3.67(dd,J=13.8,4.8Hz,1H),3.09(dt,J=13.2,4.0Hz,1H),2.91(dd,J=18.6,6.1Hz,1H),2.67(d,J=18.6,6.1Hz,1H),2.32−2.51(m,3H),2.14(s,3H),1.91−2.02(m,3H),1.20−1.32(m,1H)ppm、13C NMR(CDCl3,125M
Hz):206.8,169.0,145.6,143.2,126.0,124.9,120.4,115.1,91.0,56.8,47.6,47.3,41.2,40.5,39.9,35.5,28.4,25.3,22.1ppm、MS(EI)m/z(%)327(24),241(23),117(10),87(68),86(21),85(72),84 9(31),83(100),57(12),49(13),48(12),47(28),43(23),41(10)、HRMS C1921NO4とし
ての計算値:327.1470,実測値327.1483。
(マイナー異性体)1H NMR(CDCl3,600MHz):6.77(d,J=8.2Hz,1H),6.67(d,J=8.2Hz,1H),4.70(s,1H),4.56(dt,J=14.2,3.1Hz,1H),4.27−4.31(m,1H),3.94(s,3H),3.67(dd,J=13.8,4.8Hz,1H),3.09(dt,J=13.2,4.0Hz,1H),2.97(dd,J=18.2,5.8Hz,1H),2.76(d,J=18.1Hz,1H),2.53−2.61(m,1H),2.32−2.51(m,2H),2.14(s,3H),1.91−2.02(m,2H),1.20−1.32(m,1H)ppm、13C NMR(CDCl3 125
MHz):206.7,168.7,145.6,143.6,126.0,123.9,120.3,115.3,91.0,56.8,53.8,47.2,42.1,39.7,35.4,34.7,29.2,25.5,21.9ppm MS(EI)m/z(%)327(24),241(23),117(10),87(68),86(21),85(72),84(31),83(100),57(12),49(13),48(12),47(28),43(23),41(10)HRMS C1921NO4としての
計算値:327.1470, 実測値327.1483.

実施例2:無水物の系列の反応性
実施例1に概要を述べた一般的な手順に続いて、無水物の系列の反応性を調査した。
Figure 2010531812
下記のスキームIVは、上記で概要を述べた実施例2a乃至実施例2fのそれぞれに由来する、N−アシル化ノルヒドロコドン誘導体の範囲を示す。
Figure 2010531812
N−イソ−ブチリル−N−脱メチルヒドロコドン(10)を13:4の比率の2種の異性体の混合物として13%の収率で単離した。
(メジャー異性体)FTIR (vmax cm-1) フィルム:3444,2970,
2933,1728,1643,1634,1505,1435,1327,1276,1260,1177,1156,1032,958,754、 1H NMR (CDC
3, 300MHz): 6.77(d,J=8.2Hz,1H),6.68(d,J
=8.6Hz,1H),5.26 −5.33(m, 1H),4.68(s,1H),3.94(S,3H),3.74−3.84 (m, 1H),2.73−3.12(m,3H),2.62(d,J=18.5Hz,1 H),2.28−2.51(m,3H),1.87−2.06(m,3H),1.20−1.30(m,1H),1.19(d,J=6.8Hz,3H),1.12 (d,J=7.02Hz,3H)、13C NMR(CDCl3,75.5MHz): 206.92,175.35,145.57,14
3.18,126.18,125.08,120.36,115.13,90.97,56.78,47.61,47.39,41.38,39.92,39.35,35.86,30.46,28.45,25.35,19.62,19.08、MS(El)m/z(%): 355(34.5),242(12.5),241(33.7),115(98.6),100(12.5),88(12.7),87(16.0),86(65.9), 84(100.0),72(23.7),55(10.7),49(19.5),47(23.7),43(52.9),41(15.1)、HRMS(El)C2125NO4としての計算値: 355.1784、実測値 355.1777。
シクロプロピルカルボニル−脱メチル−ヒドロコドン(9)を3:1の比率の2種の異性体の混合物として76%の収率で単離した。
FTIR(vmax cm-1) フィルム: 3448,3007,2929,1728
,1631,1505,1438,1327,1275,1115,960,753(メジャー異性体)1H NMR(CDCl3,600MHz):6.76(d,J=8.2Hz,1H),6.64−6.70(m,1H),5.22−5.26(m,1H),4.69(s,1H),4.09(dd,J=13.7,4.6Hz,1H),3.92(s,3H),3.12(dt,J=13.2,3.7Hz,1H),2.89(dd,J=18.3,6.2Hz,1H),2.65(d,J=18.5Hz,1H),2.31−2.63(m,5H),2.04(dt,J=12.5,5.1Hz,1H),1.89−2.00(m,1H),1.70−1.78(m,1H),1.18−1.36(m,1H),0.96−1.09(m,1H),0.74−0.92(m,2H)13C NMR(CDCl3, 150MHz):207.1,172.0,145.6,143.3
,126.2, 125.1,120.4,115.1,91.1,67.1,56.7,48.3,47.4,42.1,39.9,36.2,29.7,28.4,11.5, 8.8,7.6(マイナー異性体) 1H NMR(CDCl3,600MHz): 6.76(d,J=8.2Hz,1H),6.64−6.70(m,1H),4.73−4.77(m,1H),4.70(s,1H),4.50(dd,J=13.9,3.6Hz,1H),3.92(s,3H),2.99(dd,J=18.0, 5.7Hz,1H),2.80(d,J=18.1Hz,1H),2.31−2.63(m,5H),2.04(dt,J=12.5,5.1Hz,1H),1.89−2.00(m,1H),1.81−1.83(m,1H),1.57−1.65(m,1H),1.18−1.36(m,1H),0.96−1.09(m,1 H),0.74−0.92(m,2H)13C NMR(CDCl3,150MHz): 206.9,171.9,145.5
,143.1,126.2,125.1, 120.2,114.9,91.0,67.1,56.7,48.3,47.4, 41.2,39.7,35.7,29.4,25.3,11.5,7.5,7.3 MS(El)m/z(%):354(17),353(66),301(28), 300(11),242(30),241(57),240(14),213(11),199(11),185(19),164(30),14
1(10),129(16),128(12),127(10),115(15),114(11),113(61),112(82),111(28),109(11),99(11),98(73),97(11),88(23),87(19),86(48),85(89),84(80),83(100),82(18),72(13),71(21),70(25),69(81),68(14),60(12),59(18),58(22),57(37),56(13),55(31),49(21),48(13),47(36),45(22),44(28),43(40),42(32),41(77) HRMS(El)C2123NO4としての計算値:353.1627、 実測値35
3.1612。
N−n−プロピオニル−N−脱メチルヒドロコドン(11)を3:1の比率の2種の異性体の混合物として53%の収率で単離した。
(メジャー異性体)FTIR(vmax cm-1)フィルム:3436,2918,28
49,1727,1634,1505,1437,1276,1118,1031,971 1H NMR(CDCl3,600 MHz):6.68 (d,J=8.2Hz,1H),6.59(d,J=8.3Hz,1H),5.17−5.22(m,1H),4.60(s,1H),3.85(s,3H),3.62(dd,J=13.4,5.0Hz,1H),2.96(dt,J=13.0, 3.8Hz,1H),2.83(dd,J=18.6,6.0 Hz,1H),2.56(d,J=8.5Hz,1H),2.20−2.47(m,6H),1.81−1.93(m,3H),1.10(t,J=7.7Hz,3H)、13C NMR (CDCl3,125MHz):206.9,172.3
,145.6,143.3,126.2,125.2,120.5,115.2,91.1,56.8, 47.9,47.3,41.4,40.1,39.5,35.9,28.5,27.2,25.4,9.7、 MS(El)m/z(%):341(33.1), 242(12.2),241(30.6),188(11.1),185(11.0),167(10.8),149(28.3),129(13.2),113(10.0),102(11.2),101(100.0),72(17.6),71(13.6),70(13.5),57(85.0),56(10.7),55(19.3),43(18.2),41(13.8)HRMS(El)C2023NO4としての計算値:341
.1627、 実測値 341.1628。
N−n−デカノイル−N−脱メチルヒドロコドン(12)を3:1の比率の2種の異性体の混合物として36%の収率で単離した。
(メジャー異性体)FTIR(vmax cm-1)フィルム:3435,2926,28
50,1726,1626,1505,1436,1155,1030,892,753
1H NMR(CDCl3,600 MHz):6.68(d,J=8.2Hz,1H),6.59(d,J=8.0Hz,10 1H),5.18−5.21(m,1H),4.60(s,1H),3.84(s,3H),3.62(dd,J=13.5,4.6Hz,1H),3.38(m,1H),2.96 (dt,J=13.1,3.8Hz,1H),2.83(dd,J=18.6,6.1Hz,1H),2.55(d,J=18.4Hz,1H),2.34−2.40 (m,1H),2.20−2.33(m,3H),1.81−1.93(m,2H),1.59−1.65(m,2H),1.49−1.58(m.2H),1.13−1.33(m,12),0.81(t,J=6.8Hz,3H)、13C NMR(CDCl3,125MHz):207.3,171.9,145
.6,143.4,126.2,124.9,120.7,115.1,91.3,56.7,47.4,41.3,39.9,39.7,35.7,34.0,33.8,31.9, 31.7,29.5,29.4,28.4,25.6,25.4,25.0,22.7,14.1、MS(El)m/z(%):439(1.0),224(41.8)
,172(10.1),143(36.3),100(15.8),99(56.6),98(36.9),83(18.2),82(11.2),70(21.3),67(10.4),61(52.2),57(19.3),56(100.0),55(43.2),44(14.1),43(46.5),41(42.7)、HRMS (El)C2737NO4の計算値:439.2723、 実測値439.2719。
N−n−ドデカノイル−N−脱メチルヒドロコドン(13)を3.6:1の比率の2種の異性体の混合物として43%の収率で単離した。
(メジャー異性体)FTIR(vmax cm-1)フィルム:3334,2926,2852,1729,1627,1575,1505,1438,1275,1031,965 1H NMR(CDCl3,300MHz):6.77 (d,J=8.2Hz,1H),6.67(d,J=8.5Hz,1H),5.24−5.32(m,1H),4.69(s,1H),3.93(s,3H),3.66−3.76(m,1H),3.42−3.58(m,1H),2.98−3.11(m,1H),2.91(dd,J=18.6,6.1 Hz,1H),2.63(d,J=18.5Hz,1H),2.23−2.52(m,3H),1.87−2.04(m,4H)1.54−1.79(m,4H),1.20−1.47(m, 15H),1.01−1.20(m,3H),0.89(t,J=6.5Hz,3H)、13C NMR(CDCl3,75.5MHz):207.
2,171.8, 145.9,143.3,126.2,125.2,120.5,115.2, 91.1,56.8,49.4,47.6,47.4,41.4,39.8,35.9,35.7,34.2,34.0,32.1,32.0,29.7,29.6,29.5,25.8,25.4,25.0,22.8,14.3、MS(El)m/z(%):467(2.5),224(21.4),143(17.6),100(10.0),99(27.0),98(17.4),61(23.2),56(100.0),55(19.9),43(20.5),41(19.1)、HRMS(El)C2941NO4の計算値:467.3036、 実測値467.3037。

実施例3:トロパンアルカロイドのN−アシル化
実施例3で概要を述べた上記手順は、実施例3a−3e中で特定される、他のN−メチル化ヘテロ環にも適用される。

実施例3a−3e
Figure 2010531812
Figure 2010531812
8−アセチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル 2−フェニルアクリレート(22)
Rf 0.3 (96:4 DCM:MeOH)、 mp 104−107℃、 FTIR (vmax cm-1) フィルム: 2953,2922,1714,1635,1
495,1445,1424,1327,1196,1167,1076,1034、 1H NMR (CDCl3,300MHz):7.29−7.42(m,5H),6.37(s,1H),5.89(s,1H),5.25(t,J=4.8Hz,1H),4.59−4.68(m,1H),4.04−4.13(m,1H),2.22(dt,J=15.3,4.3Hz,1H), 2.05(s,3H),1.78−2.15(m,7
H)ppm、13C NMR (CDCl,75.5MHz):166.1,165.8,141.8,136.7,123.3,128.2,128.1,127.0,68.3,54.2,50.1,37.3,35.6,28.6,26.9,21.5 ppm、MS (EI)m/z(%)299(18),257(16),168(15),152(28),151(32),136(18),126(10),111(14),110(100),109(38),108(17),103(38),97(10),86(27),84(44),83(15),82(19),81(25),80(29),77(22),71(11),69(33),68(35)67(28),57(19),55(18),47(10),43(68),41(26)、HRMS (EI) C1821NO3としての計算値:299.1521 、 実測値 299.1518、 元
素分析, C1821NO3としての計算値: C, 72.22 %、 H, 7.07
%、 実測値: C,70.84%、 H, 7.18%.

4−オキソ−4−(3−オキソ−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イル)ブタン酸(24)
Rf 0.3 (96:4:1 DCM:MeOH:AcOH)、 FTIR (vmax cm-1) フィルム:3416,2959,2924,2852,2645,171
5,1618,1459,1413,1199,1178、1H NMR(CDCl3,300 MHz):4.95(t,J=5.8Hz,1H),4.52(t,J=5.7Hz,1H),2.65−2.94(m,6H),2.43(t,J=16.5Hz,2H),2.00−2.29(m,2H),1.65−1.92(m,2H)ppm、13C NMR(CDCl3,75.5 MHz):207.1,176.7,168.4,53
.7,51.4,49.4,49.8,29.9,29.0,28.3,27.7 ppm.

無水物のジメチルジカーボネートとの置換
酒石酸水素ヒドロコドン(100mg,0.22mmol,1当量)をベンゼンとジメチルジカーボネートとの混合物、1:1(2ml)中に懸濁し、そしてPd(OAc)2
を加えた。室温まで冷却する前に、反応混合物を80℃で18時間加熱し、そしてセライトのプラグを通してろ過した。溶媒を蒸発し、そして残渣をCHCl3中に取り込み、該
有機層を1NのHClで洗浄した。有機層はMgSO4で乾燥し、溶媒を蒸発し、残渣を
フラッシュカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH、100:0−>90:1
0)で精製し、25mgの化合物8を、6:4(33%)の比率の2種の異性体の混合物として、無色の油状物として得た。
Rf 0.55(92:8、DCM:MeOH)、FTIR(vmax cm-1) フィ
ルム:3019,2955,2934,2842,2806,1744,1637,1610,1506,1441,1325,1263,1164,1040、1H NMR(
CDCl3,600MHz):6.75(d,J=8.2Hz,2H),6.63−6.
68(m,2H),4.77−4.81(m,1 H),4.67−4.70(m,2H),4.60−4.64(m,1H),4.10(dd,J=13.5,5.0Hz,1H),3.93−3.98(m,1 H),3.92(s,6H),3.80−3.88(m,2H),3.76(s,3H),3.73(s,3H),2.83−2.91(m,2H),2.75−2.82(m, 2H),2.68−2.74(m,2H),2.42−2.48(m,4H),2.34−2.41(m,2H),1.82−2.00(m,4H),1.18−1.28(m,2H)ppm、13C NMR(CDCl3,12
5 MHz):207,2, 155,9,155.5,145.5,143.1,126.1,124.9,124.7,120.4,120.3,114.9,114.8,
91.2,56.7,52.9,52.8,50.9,50.6,47.24,47.17,41.5,41.4,40.7,39.9,39.8,38.01, 37.97,35.0,34.8,28.9,28.5,25.4,25.3 ppm、 HRMS (El) C1921NO5としての計算値: 343.1420,実測値: 343.1
421.
化合物9、15、17、19、20の全ての分析データは、論文で報告されたものと一致している。
化合物10、11、12及び13に加え、構造22及び24もまた新規の化合物である。
一種以上の、現在における好ましい実施態様を、実施例に記述した。請求の範囲により定義された本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形及び修正が作られ得ることは、当業者にとって明らかになることである。
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Claims (42)

  1. 触媒存在下で、N−メチル化ヘテロ環基質をアシル化反応剤と反応させてモルヒネ誘導体生成物を得ることを含む、ターシャリーN−メチル化ヘテロ環のN−脱メチル化及びN−アシル化のためのワンポット法。
  2. 前記N−メチル化ヘテロ環基質は、(I)、(II)及び(III):
    Figure 2010531812
    (式中、EはH、CH3、COR又はCOORを表し、GはO、OH、OR、OCR、又
    はOCORを表し、及びJはOH、OR、OCR、又はOCORを表す。)
    で表される化合物から成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記N−メチル化ヘテロ環はモルヒネアルカロイド、トロパンアルカロイド及びそれらの誘導体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記モルヒネアルカロイドはテバイン、オリパビン、14−ヒドロキシコデイノン、14−ヒドロキシモルヒノン、モルヒネ、コデイン、ヒドロモルホン、ヒドロコドン、オキシモルホン、オキシコドン、ヒドロモルホール及びオキシモルホールから成る群から選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記モルヒネアルカロイドはヒドロコドンである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記トロパンアルカロイド及びそれらの誘導体はトロピノン、トロパン、トロピン、アトロピン、コカイン及び他のビシクロ−[3.2.1]−アザビサイクリックメチルアミンから成る群から選択される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記アシル化剤は一般構造:
    Figure 2010531812
    (式中:
    XはC、CH、CH2、CF2、N、NR、O、S、SO、SO2を表し、
    YはC、CH、CH2、CF2、N、NR、O、S、SO、SO2を表し、
    R、R1、R2、R’、R’1、R’2はH、SR、OR、SiRR12、NR12、Br
    、Cl、F、CF3、炭素原子数1乃至19、CHO、COR、COOR、アリール基、
    ヘテロ環基を表し、
    ZはO、N、Sを表す。)
    を有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記アシル化剤は、YがCを表し、ZがOを表し、及びXがCを表す無水物であり、そして一般構造:
    Figure 2010531812
    を有する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記無水物は、無水酢酸、イソ−酪酸無水物、n−プロパン酸無水物、デカン酸無水物、ドデカン酸無水物、シクロプロピルカルボニル無水物、シクロブチルカルボニル無水物、炭素原子数1ないし19のカルボン酸から誘導される無水物及びそれらから誘導される混合無水物から成る群より選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記無水物は無水酢酸である請求項9に記載の方法。
  11. 前記反応剤は、YがCOを表し、ZがOを表し、及びXがCOを表し、そして一般構造:
    Figure 2010531812
    を有するジカーボネートである、請求項7に記載の方法。
  12. 前記ジカーボネートは、炭素原子数1乃至19のアルコールの混合カーボネート誘導体である、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ジカーボネートは、ジメチルジカーボネート、ジ−第三アミルジカーボネート、ジ−第三ブチルジカーボネート、ジアリルピロカーボネート、ジベンジルジカーボネート、ジエチルピロカーボネート、ジメチルジカーボネート、エリトリトールビス(カーボネート)及び混合カーボネートから成る群から選択される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記ジカーボネートはジメチルジカーボネートである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ジカーボネートはジ−第三ブチルジカーボネートである、請求項13に記載の方法。
  16. 前記アシル化剤は、YがNを表し、ZがOを表し及びXがNを表すジカルバミン酸無水物であり、そして該アシル化剤は一般構造:
    Figure 2010531812
    を有する請求項7に記載の方法。
  17. 前記ジカルバミン酸無水物は、N,N’−ジメチルカルバミン酸無水物、N,N’−ジエチルカルバミン酸無水物、ジフェニルカルバミン酸無水物、N,N’−ジフェニル炭酸無水物、N,N’−ジフェニルジ炭酸ジアミド、N,N’−(オキシジカルボニル)ビスグリシンジメチルエステル、ピロール−1−カルボン酸無水物及びそれらの混合物から成る群より選択される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ジカルバミン酸無水物はN,N’−ジメチルカルバミン酸無水物である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ジカルバミン酸無水物はN,N’−ジエチルカルバミン酸無水物である、請求項17に記載の方法。
  20. 前記ジカルバミン酸無水物は、ジフェニルカルバミン酸無水物である、請求項17に記載の方法。
  21. 前記ジカルバミン酸無水物は、N,N’−ジフェニルジ炭酸ジアミドから成る群から選択される請求項17に記載の方法。
  22. 前記ジカルバミン酸無水物は、N,N’−(オキシジカルボニル)ビスグリシンジメチルエステルである、請求項17に記載の方法。
  23. 前記ジカルバミン酸無水物は、ピロール−1−カルボン酸無水物である請求項17に記載の方法。
  24. 前記金属触媒はPd,Pd(OAc)2、PdCl2、PdCl2(PPh34、PdBr2、Pd(acac)2、Pd2(dba)3、Pd(dba)2、Pd(PPh34、Cu、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pt、Ge、Sn、Os、Cu、Ag、Au、及びPbから成る群から選択される、請求項1に記載の方法。
  25. 前記触媒は、Cu、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Ge及びSnから成る群から選択される、請求項24に記載の方法。
  26. 前記触媒は、Os、Cu、Ag、Au、及びPbから成る群から選択される請求項24に記載の方法。
  27. 前記触媒は、Pd,Pd(OAc)2、PdCl2,PdCl2(PPh34、PdBr2,Pd(acac)2、Pd2(dba)3、Pd(dba)2、及びPd(PPh34から成る群から選択されるパラジウム触媒である、請求項26に記載の方法。
  28. 前記パラジウム触媒はPd(OAc)2である請求項27に記載の方法。
  29. 前記触媒は約0.01当量乃至1.2当量の範囲で存在する、請求項1に記載の方法。
  30. 前記触媒は約0.01当量乃至0.5当量の範囲で存在する、請求項29に記載の方法。
  31. 前記触媒は約0.2当量にて存在する、請求項29に記載の方法。
  32. 前記反応は、少なくとも一種の溶媒存在下で行われる請求項1に記載の方法。
  33. 前記溶媒は、水、ベンゼン、ジオキサン、トルエン、低級(炭素原子数1乃至4)アルコール及びそれらの混合物から成る群から選択される請求項32に記載の方法。
  34. 前記少なくとも一種の溶媒はジオキサンである、請求項33に記載の方法。
  35. 前記生成物は、
    Figure 2010531812
    (式中、EはH、CH3、COR又はCOORを表し、GはO、OH、OR、OCR又は
    OCORを表し、JはOH、OR、OCR、又はOCORを表し、X及びYはC、CH、CH2、CF2、N、NR、O、S、SO又はSO2を表し、R、R1、R2,R’、R’1、R’2はH、SR、OR、SiRR12、NR12、Br、Cl、F、CF3、炭素原子数1乃至19、CHO,COR,COOR、アリール基、ヘテロ環基を表す。)から成る群から選択される構造を有する、請求項1に記載の方法。
  36. 請求項1乃至請求項35のいずれか一項の方法に従い得られるノルヒドロコドン誘導体。
  37. 下記の群:
    Figure 2010531812
    より選択される構造を含む、請求項36に記載のノルヒドロコドン誘導体。
  38. RがCH3を表す、請求項37に記載の誘導体。
  39. RがCH(CH32を表す、請求項37に記載の誘導体。
  40. RがCH2CH3を表す、請求項37に記載の誘導体。
  41. Rが(CH28CH3を表す、請求項37に記載の誘導体。
  42. Rが(CH210CH3を表す、請求項37に記載の誘導体。
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