JP2010525356A - 検定デバイスおよび方法、並びに前記検定デバイスおよび方法に用いる構成要素。 - Google Patents

検定デバイスおよび方法、並びに前記検定デバイスおよび方法に用いる構成要素。 Download PDF

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Abstract

ハプテンの検定に適したディップスティックおよび他の検定デバイスが開示される。また、そのようなデバイスで使用される遮断薬が開示される。

Description

本発明は、検定デバイス、ハプテンを検定する方法、並びにそのようなデバイスおよび方法に有用な構成要素に関する。より具体的には、本発明は、任意でディップスティックの形態にある浸透性材料を用いる検定デバイス、ハプテンの定質的または定量的測定においてそのようなデバイスを使用する方法、およびそのようなデバイスおよび方法に有用な化学物質に関する。
ハプテンの検定において遭遇する一般的な問題は、標準的な競合検定はハプテンを含有する疑いがある試料中におけるハプテンの量に反比例した信号を生成するということである。したがって、被分析物を含まない試料を試験する場合には強い信号が生成されるが、有意量のハプテンを含有する試料を試験する場合には弱い信号が生成される。これは、現地条件(例えば戸外において)において、また実験室条件下においてさえ、そのような試験を用いることが困難にし得る。また、そのような試験は、検定の結果を確認することができるように、展開するために長時間を要し得る対照線を含む必要がある。この問題に対する解決策は、特許文献1にまず示唆されている。前記文献では、正の読取値が得られる(つまり、試料中のハプテンの量が多いほど、より大きな信号が生成される)ように、その系において付加的な抗体を使用することが提案されている。
特許文献1に記載されたシステムは潜在的に大幅な改善を提示したが、あいにく商業化されていない。これは、一つには、想定される各被分析物について、系中の一次抗体に対して特異的な抗体を調製する必要があることに起因する相当な困難に因るものであった。また、特許文献1の実施形態によって一般に経験される背景は、結果を商業用途において望ましいとはいえなくする傾向にあった。更に、側方流動検定の実施例(例えばディップスティックなど)が、特許文献1の系を用いて作用することは示されていない。
特許文献2および3には、被分析物によって占められていない結合部位の数の測定をもたらす検定を生じる方法が記載されている。
米国特許第5,641,690号 国際特許出願公開公報第WO95/04231号 国際特許出願公開公報第WO92/19973号
従って、被験試料中のハプテンの濃度が増大するにつれて、信号が増大するハプテン用検定、特に、信号生成系の一部として各被分析物に対して新規の特異的抗体を生成する必要なく製造することができ、好ましくは、ディップスティックのような側方流動検定(lateral flow assとして形式を定められ得るものを提供する継続的な要求がある。そこで、
そのような検定が見出され、該検定を行なうためのデバイスおよび検定に用いるための構成要素も同様に見出された。
本発明は、水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、その水性液体は浸透
性材料の第2部分に浸透するような浸透性材料を備える検定デバイスを提供する。前記浸透性材料は、第1区域および第2区域を有し、第1区域および第2区域は、水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、その水性液体はまず第1区域を通過し、該液体が浸透性材料の第2部分に浸透するにつれて、次に第2区域内に移行するように配置されている。
前記第1区域はハプテンに対する抗体で標識された信号生成手段を含有している。
前記第1区域はまた前記ハプテンに対する抗体のための結合物質も含有する。
前記第2区域は、抗体によって標識された信号生成手段上に存在する、ハプテンに結合した抗体には結合するが、前記信号生成手段上に存在する、前記ハプテンに対する抗体のための結合物質に結合した抗体には結合しないような、前記ハプテン(hapen)に対する抗体
のための配置手段を含有する。
前記信号生成手段は、前記配置手段への結合について、信号が生成されるようなものである。前記デバイスにおいて、
(a)配置手段はハプテンに対する抗体に特異的な結合剤ではなく、かつ/または、
(b)配置手段は、ハプテンに対する抗体のFc領域に対する抗体であり、かつ/または、
(c)ハプテンに対する抗体のための結合物質はハプテンおよび/またはハプテン類似体を含まず、かつ/または、
(d)前記結合物質は、2000を上回る分子量の合成親水性分子に共有結合したハプテンまたは構造が近い類似体(close structural analogue)であり、かつ/または、
(e)前記結合物質は2つのハプテンまたは構造が近い類似体を有する。
そのようなデバイスは、ハプテンを含む疑いがある試料中にハプテンが存在するかを判定するために使用され、また、存在するハプテンの量の定性的測定を提供するために適合され得る。
前記検定デバイスは、好ましくはディップスティックの形態にあり、例えば、第1区域はディップスティックの一端に向かって位置し、第2区域はディップスティックのもう一端に向かって位置する。
浸透性材料は、水性液体、例えば水、尿、唾液、血液または血漿の浸透を可能にするいかなる材料であってもよい。そのような材料は、例えば、濾紙のように目に見えて繊維状であってもよいし、または目に見えて非繊維状、例えばセルロース膜であってもよい。前記検定デバイスに使用される浸透性膜は、当業者にはよく知られている。
信号生成手段は、濃度に対して視覚化されるいかなるものであってもよい。適切な信号生成手段は、微粒子、例えばポリマーまたは金属の微粒子を含む。好ましい信号生成手段は、着色されたラテックスおよび金の微粒子であり、そのうち現在のところ金が最も好ましい。側方流動デバイスのような検定デバイスにおいて金のゾルを使用することは、当業者にはよく知られている。
ハプテンに対する抗体は、任意の適当な方法で、例えば金の微粒子に抗体を付着させるために当業者によく理解されているように、信号生成手段に付着させてもよい。
ハプテンに対する抗体は、モノクローナル抗体であっても、またはポリクローナル抗体であってもよい。驚いたことに、ポリクローナル抗体は、本発明のデバイスに特に有効であり、それらの入手しやすさのために、本発明にさらなる利点を提供することが分かった。
これは本発明を実行する非常に簡略化された方法を提示するので、配置手段は、好ましくは、ハプテンに対する抗体に対して特異的な抗体でない。配置手段は、好都合には、ハ
プテンに対する抗体のFc領域に対する抗体である。好ましくは、配置手段は抗IgG抗体である。これはモノクローナル抗体であっても、またはポリクローナル抗体であってもよいが、ポリクローナル(polyconal)抗体であることが特に好ましい。
ハプテンに対する抗体に対する結合物質は、ハプテンに対する抗体について、ハプテンと競合することができる任意のものである。一般に、それは、結合物質がハプテンに対する抗体に結合されるときに、結合物質が配置手段に結合するのを防止する分子に共有結合されたハプテンまたは構造が近いハプテン類似体である。適切には、前記ハプテンまたは構造が近い類似体が共有結合される分子は、例えば5000ダルトン以上の分子量を有する巨大分子である。適当な巨大分子としては、ペプチド、特にタンパク質、炭水化物および合成分子、例えばポリマーが挙げられる。好都合には、前記巨大分子は親水性であり、例えば、ポリエチレングリコールまたは末端アミノ基を有する変性ポリエチレングリコールである。好ましくは、結合手段は、徹底的な透析によって、ハプテンまたはハプテン類似体を含まなくされているであろう。最も適切には、結合手段は、2つ以上、好ましくは2つのハプテンまたは構造が近い類似体を有する。
配置手段は、好都合には、ハプテンに対する抗体に特異的な抗体ではない。配置手段は、適切には、特にハプテンに対する抗体のFc領域に対して、非特異的な抗体である。好ましくは、配置手段は抗IgG抗体である。配置手段は、モノクローナルであってもよいが、好ましくはポリクローナルである。
浸透性材料は、該材料を介したハプテンまたは結合剤が結合された信号生成手段の第2区域への移動を可能にするいかなるものであってもよい。そのような材料としては、濾紙のような紙およびセルロース膜、特にニトロセルロース膜が挙げられる。多くの場合、該デバイスは2種以上の浸透性材料から構成されてもよい。したがって、例えば、紙がセルロース膜に接合されていてもよい。そのような配置において、第1区域は紙上に位置し、第2区域はニトロセルロース膜上に位置し得る。
使用において、前記検定デバイスは、ハプテンを含んでいる疑いがある水性試料がまず第1区域に浸透し、次に第2区域に浸透するように、前記水性試料を浸透性材料の一部に塗布することによって、用いられる。前記試料がハプテンを含んでいる場合には、検出可能な信号が生成される。前記信号の強度は、試料中のハプテンの濃度によって増大する。
前記検定デバイスは、任意の適当な幾何学的形式であってよいが、ディップスティックの形式、つまり幅よりも長いデバイスが好ましい。
所望により、デバイスは、表面から、例えば皮膚からハプテンを検出するために適合されていてもよい。例えば、これを達成する適当な方法は、一般的に特許文献に記載されており、例えば、米国特許第6,514,773号は適当な方法について参考にされ得る。
本発明の検定デバイスをディップスティックの形で示す図。ディップスティックは、ニトロセルロース(1)の浸透性層と、紙(2)の浸透性層とを有する。紙層には第1区域(3)があり、ニトロセルロース層には第2区域(4)がある。第1区域は、分析されるべきハプテンに対する抗体で標識された金を含浸した線(5)と、前記抗体用結合剤を含浸した線(6)とを含んでいる。第2区域(3)は、分析されるべきハプテンに対する抗体に対して非特異的な抗体を含有する。もしそれが結合剤を結合していれば、非特異的な抗体はハプテンに対する抗体に結合しない。第1区域は、第1区域の下流の部分(7)において試料の添加のために十分な領域をもたせるように配置される。試料添加部分(7)は緩衝剤を含浸している。 紙(8)と、ニトロセルロース(9)と、再びガラス繊維(10)とのフィルム(8、9および10)が用いられる本発明の代替検定デバイスを示す図。紙フィルム(8)は、ハプテンに対する抗体で標識された金および結合剤(13)を含浸した線(12)から構成される第1区域(11)を含む。線(12)はまた、ビオチンで標識された金を含む。中央フィルム(9)は、金の上で標識された抗体に対して非特異的な結合剤の線(15)と、ビオチンに対する抗体を含有する線(16)とを含んでいる。前記フィルム(8、9および10)はマイラー支持材(16)上に載置されている。
本発明は、水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、水性液体は浸透性材料の第2部分に浸透するような浸透性材料を備える検定デバイスを提供する。前記浸透性材料は、第1区域および第2区域を有し、第1区域および第2区域は、水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、該水性液体は、まず第1区域を通過し、次に、前記水性液体は、浸透性材料の第2部分に浸透するにつれて、第2区域内に移行するように配置されている。
前記第1区域はハプテンに対する抗体で標識された信号生成手段を含有している。
前記第1区域はまた、前記ハプテンに対する抗体のための結合物質も含有する。
前記第2区域は、抗体によって標識された信号生成手段上に存在する、ハプテンに結合した抗体には結合するが、信号生成手段上に存在する、前記ハプテンに対する抗体のための結合物質に結合した抗体には結合しないような、ハプテン(hapen)に対する前記抗体のた
めの配置手段を含有する。
前記信号生成手段は、前記配置手段への結合において信号が生成されるようなものである。該デバイスにおいて、
(a)前記配置手段はハプテンに対する抗体に特異的な結合剤ではなく、かつ/または、(b)前記配置手段は、ハプテンに対する抗体のFc領域に対する抗体であり、かつ/または、
(c)ハプテンに対する抗体のための結合物質はハプテンおよび/またはハプテン類似体を含まず、かつ/または、
(d)前記結合物質は、2000を上回る分子量の合成親水性分子に共有結合したハプテンまたは構造が近い類似体であり、かつ/または
(e)前記結合物質は2つのハプテンまたは構造が近い類似体を有する。
現在好ましい形態において、該デバイスは配置手段が非特異的な抗体であるデバイスである。
(l) デバイス
該デバイスは、試料が導入される領域と、第1区域と、第2区域との間における側方流動を可能にするいかなる形式にあってもよい。該デバイスの好ましい形態は「ディップスティック」であろう。当業者は、特許文献および一般文献に記載され、多くが少なくとも小規模に商業化されているディップスティックの多くの形態を知っているであろう。本発明の驚くべき特徴はディップスティック自身の物理的構造ではなくディップスティックに添加される試薬に関係するので、そのような既知の形式を本発明に用いてもよい(しかしながら、以下に見られるように、ディップスティックのいくつかの特に好ましい形態は独立して本発明である)。
ディップスティックの好適な形態は、幅よりも長さが長い長尺状細片であろう。そのようなディップスティックは通常、矩形になるであろう。ディップスティックの長さは、一般に15mm〜100mm、例えば、少なくとも18、20、25、30、40、50、60、70または90mmであり、70、60、50、45、40、35、30、25、20mm未満になるであろう。ディップスティックに適した幅は、10〜50mm(いくつかの場合においては、より幅広のディップスティックを用いることができるが)であり、例えば、約12、13、15、17、20、22、25、30、35または45mmに
なるであろう。適切な幅は、リール形態の製品が入手し易いために、25mmである。一般に、ディップスティックの作用領域(操作には必要とされないが、美しさまたは便宜の理由で存在する付加的な領域ではなく、使用の領域)は、幅よりも約5倍から20倍長く、例えば、6、7、8、9、10、12、15、17または19倍である。
水または尿のような高度に移動性の水性液体と共に使用するためのディップスティックは、唾液または尿のようなより粘稠な液体と共に使用するためのディップスティックよりも短い傾向にあるであろう。しかしながら、双方と共に使用することができるディップスティックを設計することは可能である。
浸透性材料は、試薬が第1区域から第2区域へ通過することを可能にするいかなるものであってもよい。当業者には、毛管現象によって液体の通過を可能にするような多くの材料が分かっているであろう。多くのそのような材料は自然界のセルロース、例えば濾紙、セルロース膜、ニトロセルロース膜である。他の適当な材料としては、ポリエステル、ガラス繊維、レーヨンナイロン、ポリジビニルフルオリドなどが挙げられる。特に適切な材料はニトロセルロースである。本発明において使用するには、ディップスティックの製造において典型的に用いられる厚さのニトロセルロースフィルムが適切である。
ニトロセルロース膜の現在の選択は、ザルトリウス(Sartorius)によって供給されるユ
ニザルト(UniSart) CN 140および他の供給者からの均等な材料である。ワットマ
ン イムノポア(Whatman Immunopore)を使用に検討してもよい。CNは硝酸セルロースを表わし、また140は5cmの長さの材料のを上昇する脱イオン水の平均ウィッキング速度に関連する。より速い、およびより遅いウィッキング材料は様々な形態の検定デバイスに利用可能である。本発明のデバイスにおいて、異なるウィッキング速度は検定反応時間に影響を与える。ウィッキング速度は試料の種類の性質に依存して変化するであろう、例えば、水および尿は比較的速いウィッキング速度を用い、血清および唾液は比較的遅いウィッキング速度を用い得る。当業者には、そのような水性液体に対して標準的な市販の材料が用いられてもよいが、ハプテンを含有する疑いがあるすべての水性試料に対しては、多くの場合、中間のウィッキング速度が適していることが分かるであろう。
多くの場合、該デバイスには2種類以上の膜が用いられる。適切には、2つの異なる膜材料、例えば、ガラス繊維およびニトロセルロースが用いられる。そのような形態において、ガラス繊維は、下流側部分、例えば第1区域が位置する部分に用いられ、ニトロセルロース膜は、さらに上流、例えば、第1区域を越えた第2区域を含み得る部分に用いられる。
該デバイスはまた、試料収集部分、例えば、被験試料を収集するように機能する突出した高度に多孔性かつ吸収性の部分を備えてもよい。そのような試料収集手段は、第1区域の下流のデバイス上において端から突出していてもよい。
該デバイスはまた、例えば、すべての検定試料が吸い上げられるまで流れを促進するために、第2区域を越えたところに吸収材料、例えば吸収材料のパッドを備えてもよい。該デバイスが2層を備える場合、吸収材料は適切には前記層と接触するが、前記層との接触は最小限である。吸収性パッドは適切にはセルロース系材料、例えば多孔質紙パッドである。
また、本発明の成形加工部分は、ハプテン分析用デバイスの調製に使用するための、ハプテンに対する抗体に対して非特異的な抗体を含有する区域を有する透過性細片である。そのような細片は、ハプテンに対する抗体で標識された信号生成手段と結合剤とを包含する細片と組み合わせることによって、従って本願に記載するように、異なるハプテンに対
する多数のデバイスの製造に用いられ得る。
(2) 信号生成手段。
該デバイスは、配置手段によって第2区域で固定されるようになるときに信号を生成する任意の信号生成手段を用い得る。当業者は多くのそのような信号生成手段を熟知しているであろう。機械または眼によって読取り可能な手段を用いることが可能である。
側方流動において使用可能であるいかなる信号生成手段を用いてもよいが、眼による直視検出を可能にするものを用いることが好ましい。金のような金属およびラテックスの微粒子のような粒状物質は、当業者によく知られており、本発明のデバイスに用いられ得る。一般文献および特許文献は、そのような材料の多数の例を包含している。例えば、欧州特許第EP−1416275号を参照されたい。
ハプテンに対する抗体は、標準的な方法で、例えば、この目的のために販売されている市販キットに記載されている方法を用いて、そのような粒子に付着させることができる。
(3) ハプテン。
本発明のデバイスは、非常に広範囲のハプテンの検定に用いられるように適合されていてもよい。ハプテンは、小さすぎるので、それ自体は免疫反応を引き起こすことができない分子である。本願の目的ために、ハプテンは、900ダルトン未満、かつ90ダルトンを超える分子量の分子であると見なされ得る。適切には、ハプテン(happen)は100〜700ダルトン、例えば、約150、180、250または300ダルトンのような120〜400ダルトンの分子量を有する。そのような分子は、通常、炭素、水素を含み、任意で酸素および/または窒素を含み、また時には硫黄および/またはリンのような他の元素を包含するであろう。
適切には、ハプテンは、薬剤、ホルモン、代謝産物(例えば乱用薬物または薬剤のもの)、毒素、汚染物質、食品および飲料に見られる物質、水路および下水に見られる物質、供給源および製品の表示に用いられる物質、または乱用薬物、または分析されるように選択されるあらゆるハプテンであり得る。
適当な被検乱用薬物としては、アンフェタミン、メタンフェタミン、4−メチレンジオキシアンフェタミン(MDA)、3,4−ジメチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA、エクスタシー)が挙げられる。3,4−メチレンジオキシエチルアンフェタミン、テトラヒドロカンナビノール(tetradydrocanabiniol)(THC、大麻)、コカイン、リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD)、ケタミン、モルヒネのようなオピオイド(opiodes)、
メタドン、およびそのような薬物摂取後に生じる代謝産物、例えばコカインの代謝産物であるベンゾイルエクゴニン(benzoylecgogonine)、もまた適当なハプテンである。
特に適当なハプテンは、人由来の試料中におけるその存在が、その人によるコカイン使用の識別を可能にするので、ベンゾイルエクゴニン(benzoylecoconine)である。
ハプテンの例としてはまた、フェンシクリジン、アセトアミノフェン、バルビツレート、ベンゾジアゼピン、メタドン、プロポキシフェン、三環系抗うつ薬、ジゴキシン、ジギトキシン、Agrochemical Desk Reference 第2版、ジェイ.エイチ.モンゴメリ(J.H. Montgomery)、CRCプレス社(CRC Press LLC)、1997年にあるもののような農薬、ビタミン、ミクロマイシン(micromycins)およびマイコトシン(mycotocins)のような天然毒素
、エストラジオール、エストラジオール、エチリジンエストラジオール(ethylidineestradiol)、テストステロンのようなホルモンなどが挙げられる。
(4) ハプテンに対する抗体
ハプテンに対する抗体は、ポリクローナル抗体であっても、モノクローナル抗体であってもよい。多くの抗体が市販されており、用いられるべき各ハプテン(happen)のために新規の抗体を調達しなければならないのではなく、多くの市販の抗体が用いられ得ることは本発明の大きな効果のうちの1つである。しかしながら、市販の抗体が入手可能でないハプテンもあるであろう。そのような場合には、当業者に知られている従来の方法によって、その抗体を生成してもよい。前記抗体は全抗体であってもよいし、または前記配置手段がそのフラグメントを認識するように選択される限り、抗体のフラグメントであってもよい。しかしながら、配置手段は好ましくは抗体のFc領域に非特異的に結合するので、好ましくは、前記抗体はFc領域を含む全抗体である。抗体は任意のクラスのものであってよく、商業的供給源から得られてもよいし、または当業者によって標準的な方法を用いて製造されてもよい。
抗体が、偽陽性に結びつく、望まれない方法で試料中に生じ得る他のハプテンをも拾い上げないように、抗体は十分に特異的である。特異的な抗体の使用は標準的な市販の検定系の基礎であるので、これは当業者によく理解される。前記抗体は、試験ハプテン単体中、または、例えば、個々の要素によってではなく、ある種類として識別されることが望まれることがある様々なアンフェタミン誘導体の場合におけるように、試験され得るいくつかの密接に関連したハプテン中に見られる特異的なエピトープであるように選択され得る。
(5) 配置手段
配置手段は、これが本発明を実行する非常に簡略化された方法を提示するので、好ましくは、ハプテンに対する抗体に対して特異的な抗体ではない。配置手段は、好都合には、ハプテンに対する抗体のFc領域に対する抗体である。これに代わって、配置手段は、Fab領域またはFv領域のようなハプテンに対する抗体の他の領域に対する抗体であってもよい。
配置手段は、モノクローナルまたはポリクローナル抗体であってもよいが、ポリクローナル抗体であることが特に好ましい。
好ましくは、配置手段は抗IgG抗体である。また、IgM、IgA、IgEおよび下位クラスも使用が想定される。例えばラクダ科動物からの一本鎖Fv剤および単離された抗体重鎖も使用が想定される。前記抗体は組み換え抗体の打ってつけのものであり得る。
本発明における使用に想定される非抗体配置手段としては、分子インプリント(mop)、アプタマー、並びにプロテインAおよびプロテインGなどのような抗体を非特異的に結合する物質が挙げられる。
非特異的抗体の使用は、先に言及した選択的な抗体を調製する難しさを回避できるという重要な利点をもたらす。この利点は、異なるハプテンに対する一連の検定デバイス(assay devise)が製造されている場合、特に有用である。同様に、検定デバイス(assay devise)が2種類以上のハプテンに対して使用するために構成されているような場合に、単一の配置手段を用いることができるので、前記利点は特に有用である。
(5) 結合剤
ハプテンに対する抗体に対する結合物質は、ハプテンに対する抗体について、ハプテンと競合することができる任意のものである。一般に、前記結合物質は、該結合物質がハプテンに対する抗体に結合されるときに、該結合物質が配置手段に結合するのを防止する分子に共有結合されたハプテンまたは構造が近いハプテン類似体である。
構造が近い類似体は、該類似体が前記ハプテンに対する抗体に結合するように、前記ハ
プテンと同一の結合部位を保持する分子であろう。
適切には、ハプテンまたは構造が近い類似体が共有結合される分子は、例えば5,000ダルトン以上の分子量を有する巨大分子である。適当な巨大分子としては、ペプチド、特にタンパク質、炭水化物および合成分子(例えばポリマー)が挙げられる。好都合には、前記巨大分子は親水性であり、例えばポリエチレングリコールまたは末端アミノ基を有する変性ポリエチレングリコールである。
ハプテンまたはハプテン類似体に連結するために従来のイムノアッセイにおいて用いられるタンパク質分子、例えばキーホールリンペットヘモシアニン(keyhole limpet heamocyanin)、ウシ血清アルブミンおよび同様のタンパク質もまた用いられ得る。そのようなタンパク質は、例えば20,000ダルトン〜2,000,000ダルトンの分子量を有し得る。
適切なブロッカーとしては、分子量2,000ダルトン以上、例えば、5,000ダルトン以上、10,000ダルトン以上、15,000ダルトン以上、20,000ダルトン以上であるが、一般に分子量60,000ダルトン以下、例えば40000ダルトン以下、適切には30,000ダルトン以下であるポリエチレングリコールが挙げられる。
これまでに確認された特に使用に適したポリエチレングリコールは、分子量20,000ダルトンのものである。そのような材料の適当な商業的供給源としては、シグマ(Sigma)が挙げられる。
ハプテンまたは構造が近い類似体の共有結合の容易さのために、ポリエチレングリコール(polyethyleglycols)(または他の合成高分子)は末端アミノ基を有するように修飾さ
れる。
ハプテンまたはハプテン類似体は、熟練化学者に知られている化学カップリングの標準的方法によって、巨大分子に共有結合され得る。典型的には、エステル、アミド、エーテル、または同様の連結子を形成する方法を用いることができる。現在好ましい方法は、容易に置換可能な基、例えば容易に置換可能なエステル基をハプテンまたはハプテン類似体に付加することを含む。現在好ましい方法は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)のようなカルボジイミドのようなカップリング剤によって、ヒドロキシスクシンアミド基をカルボン酸基に結合することである。そのような反応は、水を含有する媒体中において行なうことができる場合もあるが、ジオキサンまたはジメチルホルムアミドのような乾燥溶媒を用いることが有用であり得る。次に、その活性中間体を、巨大分子と、例えばそのような巨大分子中のアミノ基またはヒドロキシル基と、反応させることができる。この段階は、多くの場合、水のような溶媒中において、例えば重炭酸ナトリウムのような緩衝剤または塩基の存在下で行われ得る。
好ましくは、結合手段は、徹底的な透析によって、ハプテンまたはハプテン類似体を含まなくさせられるであろう。例えば一般的な市販の透析膜を用いた、24時間にわたる従来レベルの透析は、有用性を低減する高いバックグラウンドを有する検定に結びつく。結合剤がハプテンを含まなくするのに成功裡に用いられる方法としては、10日間以上、例えば20日間または30日間にわたる標準的な市販の透析膜を用いた透析が挙げられる。代替の便利な方法は、スピン法を用いることである。
最も適切には、結合手段は2つ以上、好ましくは2つのハプテンまたは構造が近い類似体を有する。現在までに行った実験では、二価のブロッカーは1価のブロッカーよりも良好な結果を生じるように見える。
結合剤は、その検定の有効性を確認するために、当業者に知られている結合アッセイによって、または存在する他のすべての構成要素を備えたディップスティックにおいて使用することによって、金上にある抗体に対して検査され得る。
水性試料がニトロセルロースまたは他の膜材料に浸透すると、前記結合手段はディップスティックを通って移動するであろう。前記結合手段は前記配置手段に結合しないので、結合剤は側方流動デバイスのある領域に固定される必要はなく、これはデバイスの有効性を増進し、相当な強度の信号線を可能にするように思われる。これは、次には、ディップスティックの場合には通常である低濃度のハプテンの検出を可能にし、例えば、困難な照明条件下においてさえ、例えばいくつかの街灯下において、その検定を眼で読み取ることを可能にする。
(6) 対照信号および定量化
前記デバイスは、効果的な作動の確認として機能し、かつ/または試料中のハプテンの量の測定を助け、提供し、推定するために使用され得る対照手段を備えてもよい。
水性液体がデバイスに浸透中であること、および信号生成手段が第2区域に移動中であることを確かめる検査として、第2信号生成手段と、該手段の位置を特定し、それにより信号を生成する手段とが用いられてもよい。第2信号生成手段は、第1区域からは第2区域の反対側のデバイス上に配置された結合対の一方の要素および結合対の他方の要素で標識され得る。前記信号生成手段は第1信号生成手段と同一である必要はないが、そうであると好都合である。したがって、例えば、ハプテン抗体で標識された信号生成手段が金粒子であり、そこで第2信号生成手段もまた好都合には金の粒子である。そのような粒子は、第1信号生成手段のものと本質的に同一であってもよいし、または、それらは多少異なっていてもよい。前記結合対は、配位子および受容体のような任意の適当な対であってもよく、例えば、前記対において、一方は抗体であり、他方は抗体が結合する物質である。しかしながら、前記対の要素として、ビオチンと、従ってアバジン(a vadin)または/お
よび抗ビオチン抗体のような結合相手とを用いることが現在好ましい。ウシ血清アルブミンのようなタンパク質にコンジュゲートされたビオチンを金粒子上に被覆させて、その被覆された粒子を第1区域に塗布することができることが見出された。抗ビオチン抗体の線は第2区域を越えたところに提供され得る。使用において、水性液体は第2区域を越えて浸透し、抗ビオチン抗体の線に到達すると、ビオチンで標識された金粒子は位置が示されるようになり、可視信号を生成する。これは、デバイスは、金が第2区域を過ぎて浸透するのを可能にしていることを確認する。
試料線に対する標準対照線としての比較は、試料中に生じる濃度を推定するために用いることができる。
(7) 検定方法
使用において、前記検定は当業者に知られている方法で用いられ得る。したがって、例えば、ハプテンを含有する疑いがある試料は、ディップスティックの下部に導入され得る。これは、唾液もしくは尿、または例えば肌のような表面を吸収材料で拭き、次に既知の方法でデバイスに移されることによって生じる従来の液体において行われ得る。
実施例
実施例1
ベンゾイルエクゴニンポリオキシエチレンブロッカー
ベンゾイルエクゴニン(BE)(4mg)を乾燥したジオキシン(500ul)中に溶解させて、N−ヒドロキシスクシンアミド(NH)(4mg)を添加した。1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロプル)カルボジイミド塩酸塩(1-Ethyl-3-(3-dimethyl ami
no propul)carbodiimide hydrochloride)(8mg)をジオキサン(1ml)中に懸濁/
溶解させて、前記混合物に直ちに加えた。その混合物を(BE−スクシンアミドを形成するために)周囲温度で2時間にわたって振とうした。これに、1mlの0.1M重炭酸ナトリウム溶液中に溶解したジアミノ終端ポリエチレングリコール(分子量20,000)を添加した。その溶液を一晩(約16時間)放置し、次いで、トリス/トリトン緩衝液で希釈した。
上記ブロッカーを4℃で5回の交換を行って透析した。次に、前記ブロッカーをカットオフ分子量10,000のスピンカラム中で回転させた。透析緩衝剤は、pH7.4の50mMトリス緩衝液(シグマ カタログ番号Tl503番)+0.00トリトン X 110(シグマ カタログ番号T9284番)であった。方法は以下の通りであった。
1)diBE−PEG試料をカットオフ分子量10,000の透析カセット(ピアス スライド−エイ−ライザー(Pierce Slide-a-lyser)、カタログ番号66830番)内に配置した。2)透析カセットを5lの透析緩衝液中に配置した。3)緩衝液を4時間で交換した。4)緩衝液を8時間で交換し、一晩放置した。5)翌朝、緩衝液を交換し一晩放置した。6)工程5をもう2回繰り返した。その後、6)ブロッカーの15mlアリコートをビバスピン(Vivaspin) 15R カットオフ分子量10,000のスピンカラム(ザルトリウス(Sartorius) カタログ番号VSl 15RH02番)内に入れた。7)これら
を3,000rpmで30分間にわたって回転させた。8)前記系に15mlまでの50mMトリス緩衝液を継ぎ足していっぱいにし、再度回転させた。9)工程8をもう2回繰り返した。10)試料をプールし、元の体積まで継ぎ足した。!0)ここで、ブロッカーはすぐに使用できる状態にあるか、または使用前に4Cで保存される。
実施例2
アルディカーブ−PEGブロッカー。
アルディカーブアセテートエチルエステルを合成し、次に加水分解して、アルディカーブのカルボン酸置換類似体である黄色(yeoow)の油を生じた。(シュー(Siew)ら、 International Journal Environ. Anal. Chem、第83巻、第417〜426頁参照)。アルディ
カーブCOOH(2.9mg)をジオキシン(600ul)中に溶解させた。この溶液に、ジオキシン(150um)中に入れたNHS(2.9mg)を添加した。結果として生じた混合物に、ジメチルホルムアミド(dimethylfomamide)(580ul)中に入れたN’N’−ジシクロヘキシル−カルボジイミド(5.8mg)を添加し、その混合物を2時間にわたって振とうしながら放置した。この時間の終わりに、ジアミノ−PEG(実施例1として)(12.4mg)を0.1mM重炭酸ナトリウム溶液(1.24ml)中に溶解させた。その混合物を撹拌しながら一晩放置した。これをトリス/トリトン緩衝液で希釈し、実施例1で述べたように透析した。
実施例3
ディップスティック
イソフロー(IsoFlow)ユニットを用いて、2本の線を30cmの長さのニトロセルロー
ス上に付着させた。前記ニトロセルロースはザルトリウス(Sartorius)からのユニスター
ト(UniStart) CN 140であった。リン酸緩衝生理食塩水中において50%まで希
釈された、抗体上のFc領域に非特異的に結合したポリクローナル ヤギ抗マウスIgG(シグマ カタログ番号M4280番)の試験線を用いた。モノクローナル抗ビオチン(バイオ−デジゲ(Bio-Desige)、カタログ番号H20098M番)の対照線も付着させた。対照線は、ニトロセルロースの前縁から13mmに付着させ、試験線は、ニトロセルロースの前縁から17mmに付着させた。
イソフロー付着パラメーターは以下の通りであった。
セットアップムーブメニュー セットアップポンプメニュー
パラメーター 設定 パラメーター 設定
供給距離 300mm 供給率 0.100ul/mm
供給速度 50mm/s 吸引速度 8ul/s
リターン速度 300mm/s 開始ポーズ −0.10s
開始位置 0mm、 停止ポーズ −0/10s
リターンポーズ 1.00s シリンジサイズ 100ul
ノズル下降 0.50s 入口体積 40ul
ノズル上昇 1.00s 出口体積 60ul
付着に続いて、各長さの材料を欠陥について検査し、欠陥があった場合には印をつけて、組立後に廃棄した。いったん検査し、付着した線が依然として可視であるときには、その帯状の部分を、最大に設定したヘアドライヤーを用いて乾燥させた。乾燥後、前記材料を乾燥環境に保存した。
特異的な抗BE線を記した。精製水(purified eater)中で300〜350ug/mlに予め希釈された、BEに特異的モノクローナル(Monoclomal)抗体(イースト コースト
バイオロジカルズ(East Coast Biologicals)、カタログ番号P01−99−11M−P番)をバイオ検定 ワークス ゴールド(BioAssay Works gold)(BAW金コンジュゲ
ーションキット)にコンジュゲートした。いったんコンジュゲートさせたら、その金は、ガラス繊維(またはニトロセルロース)膜上に噴霧する前に、2〜8Cで保存することができる。
対照を形成するために、ビオチンをウシ血清アルブミンにコンジュゲートし、ブリティッシュ バイオセル インターナショナル(British Biocell International)によって供
給されるOD1.0のコロイド金上に被覆した。1mg/mlのコンジュゲートしたビオチン−BSA溶液の金へのインキュベーションは、周囲温度で30分間にわたって混合しながら行った。インキュベーション後、前記コロイド金を13,000rpmで6分間にわたって遠心分離し、上澄液を廃棄し、沈殿物を、トリトンX−100および1%BSAを含有するpH8.2のトリス緩衝食塩水に、OD0.5に相当する濃度で、再懸濁した。
調製したら、前記コロイド金コンジュゲートを、pH8.2のトリス緩衝食塩水中において、1部の特異的BEマーカーおよび1部のスクロース溶液に対して1部の対照線の金の比率で混合した。
膜(コンジュゲート放出パッド(conjugate release pad))は幅27mmであり、リー
ル(ワットマン(Whatman)、スタンダード14、部品番号8133−2750番)で供給
された。前記膜を噴霧のために30cmの長さに切断した。
イソフロー(IsoFlow)を使用し、セットアップムーブメニューの供給速度は30mm/
sであり、セットアップポンプの供給速度は0.8ul/mmであったこと以外は上記で与えたパラメーターを用いて、前記金を前記膜上にエアブラシで吹き付けた。前記金は、コンジュゲートパッドの上方の5mmの高さで、4psiで、パッドの前縁から10mmに噴霧した。
付着させたら、材料の帯状部をインキュベーター内において37Cで3時間乾燥させた後、乾燥環境中で保存した。
結合物質は実施例1に記載されるようなジ−BE−ポリエチレンゴリコール(di-BE-polethyleglycol)(アミノ基を介してコンジュゲートされている)であった。この材料を、
コンジュゲートされていないBEが存在しないことを確認するために、分光光度計で20
0〜500nmにわたって走査した。
結合物質を、トリトンX−100および1%BSAを含有するpH8.2のトリス緩衝食塩水で1:1に希釈した。前記混合物を、イソフロー(IsoFlow)を使用し、セットアッ
プポンプの供給速度が0.4ug/mmであったことを除いて上述したパラメーターを用いて、前縁から20mmのコンジュゲートパッド上に噴霧した。付着後、その材料をインキュベーター中において37Cで3時間乾燥させた後、乾燥環境で保存した。
構成要素を調製したら、それらの構成要素を作動試験へと組み立てた。すべての構成要素を自己粘着性カード(G+Lプレシジョン)上に取り付けた。カードは、75mm×3000mmの、GL−187接着剤を備えた0.01インチ白色ビニルであった。
まず前記カードにニトロセルロース膜を、カードの基部から25mmの前縁を有するように、前記接着剤に適用した。カードの上面には、シンクを形成するために吸取り紙の細片(ワットマン、CF6、部品番号8116−2750番)を追加した。これは幅27mmの材料のリールとして供給され、よってニトロセルロースと2mmの重なりが存在した。次に、コンジュゲートパッドを、ニトロセルロースとの2mmの重なりをもって、パッドの基部に付けた。
次に、組み立てられたカードを、使用できる状態にある5mmの細片に切断した。
試験するとき、前記ディップスティックは、混入した尿(spiked urine)の試料中、10ng/ml(試験中、最低濃度)、100ng/ml、300ng/ml、1,000ng/mlおよび10,000ng/mlの濃度のBEを検出することができ、濃度が増大するほど、検出線の強度の増大を示した。
実施例4
メタンフェタミン検定に用いられる検定に使用される様々なブロッカーの調製。
化学的構造
Figure 2010525356
ジオキサン(1ml)に分子量20,000のα,ω−ジ−スクシンイミジルエステルポリ(エチレングリコール)(9.9mg、4.95×10−4mmol)を入れた後、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.02ml)を入れたものに、乾燥ジオキサン(0.2ml)中のN−(4−アミノブチル)−N−メチル−N−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]アミン(5.0mg、0.0227mmol)を添加した。反応混合物を20〜25℃で23時間振とうした。前記混合物を希釈し、カットオフ分子量10,000の(10,000 molecular weight cut off)膜を使用し、pH7.4で50mMのトリ
ス緩衝液(4×5L)に対して透析した。結果として生じた溶液GRD−55(6.204g)の外観はわずかに濁りを帯びていた。
メタンフェタミンBSA、メタンフェタミンKLH
水(4ml)中のBSA(26.4mg)に、水(0.5ml)中のNHS(21.3
mg、0.18mmol)を添加し、次いで水(0.5ml)中のEDC(40mg、0.193mmol)を添加した。その混合物を20〜25℃で15分間振とうした。ジオキサン(0.2ml)中のN−(4−アミノブチル)−N−メチル−N[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]アミン(1.8mg、0.0081mmol)を添加した後、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.02ml)を添加した。その混合物を20〜25℃で18時間振とうした。
水(4ml)中のKLH(20mg)に、水(0.5ml)中のNHS(24mg、0.21mmol)を添加した後、水(0.5ml)中のEDC(39mg、0.189mmol)を添加した。その混合物を20〜25℃で15分間振とうした。ジオキサン(0.2ml)中のN−(4−アミノブチル)−N−メチル−N[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]アミン(1.8mg、0.0081mmol)を添加した後、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.02ml)を添加した。その混合物を20〜25℃で18時間振とうした。
上記の物質を、カットオフ分子量10,000の膜を用いて、アジ化ナトリウムを含有した50mMのトリス緩衝液に対してpH7.4で透析した。BCAタンパク質検定は、2.2mg/mlおよび1.9mg/mlの濃度をそれぞれ与えた。
化学的構造
Figure 2010525356
ジオキサン(0.5ml)中のN−(4−アミノブチル)−N−メチル−N−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]アミン(10.4mg、0.0472mmol)に、0.41mlの無水コハク酸(0.5mlのジオキシン中、6.1mg)を添加した。反応混合物を70℃で18時間加熱した。
PEGへの結合
DIC法
0.455mlの上記溶液に、ジオキシン(0.1ml)中のNHS(14.8mg、0.128mmol)を添加した後、DIC(18.5μl、0.119mmol)を添加した。その混合物を20分間振とうし、次にジオキサン(0.5ml)中のO,O’−ビス(2−アミノエチル)−ポリエチレングリコール20,000(6.0mg、3×10−4mol)を添加した。その反応を20〜25°Cで18時間振とうした。その溶液を、カットオフ分子量10,000の膜を用いて、4×5Lの10%エタノール/水に対して透析し、5.678gのコンジュゲート溶液を生じた。
BOP法
ジオキサン(0.4ml)中のO,O’−ビス(2−アミノエチル)−ポリエチレングリコール20,000(5.9mg、2.9×10−4mmol)にジオキサン(0.4ml)およびDMF(0.6ml)中に溶解したジイソプロピルエチルアミン(0.045ml、0.236mmol)およびBOP(53mg、0.119mmol)を添加し
た。0.455mlのスクシナート溶液を添加し、その混合物を20〜25℃で18時間振とうした。透析は上記通りであり、11.205gの溶液を生じた。
実施例5
アンフェタミン検定で使用されるブロッカーの調製
化学的性質
Figure 2010525356
ジオキサン(0.4ml)中のα,ω−ジ−スクシンイミジルエステルポリ(エチレングリコール)分子量20,000(17.6.mg(8.8×10−4mmol))に、ジオキサン(0.2ml)中のNHS(14.7mg、0.127mmol)を添加した後、DIC(18.5μl、15mg、0.119mmol)を添加した。反応混合物を48時間振とうした。ジオキサン(0.2ml)中のN−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]ブタン−1,4−ジアミン(21mg,0.101mmol)を添加した後、ジイソプロピルエチルアミン(0.036ml)を添加した。反応混合物を20〜25℃で24時間振とうした。次に、その混合物を、カットオフ分子量10,000の膜を用いて、10%メタノールを含有した脱イオン水(4×5L)に対して透析した。結果として生じた溶液GRD−89(16.082g)はわずかに濁りを帯びていた。
アンフェタミンBSA
水(4ml)中のBSA(24.8mg)に、水(0.5ml)中のNHS(22.2mg、0.193mmol)を添加した後、水(0.5ml)中のEDC(41mg、0.199mmol)を添加した。その混合物を20〜25℃で15分間振とうした。ジオキサン(0.2ml)中のN−[(1S)−1−メチル−2−フェニルエチル]ブタン−1,4−ジアミン(2.7mg、0.013mmol)の後、ジ−イソプロピルエチルアミン(0.02ml)。その混合物を20〜25℃で18時間振とうした。上記の物質を、カットオフ分子量10,000の膜を用いて、アジ化ナトリウムを含有したpH7.4の50mMのトリス緩衝液に対して透析した。透析後のBCAタンパク質検定は、1.6mg/mlの濃度を与えた。
実施例6
アンフェタミン検定で使用するブロッカーの調製
化学的構造
Figure 2010525356
乾燥ジオキサン(2.2ml)中のアルディカーブカルボン酸(11.0mg、0.047mmol)に、乾燥ジオキサン(0.7ml)中のNHS(11.5mg、0.10mmol)を添加した後、乾燥ジオキサン(2.1ml)中のDCC(29.0mg、0.14mmol)を添加した。反応混合物は20〜25℃で23時間振とうした。
分子量6000のPEG
0.1MのNaHCO(1.5ml)中の6KのPEG−ジアミン(5.0mg、8.3×10−4mmol)に、上記のように調製した活性化アルディカーブカルボン酸溶液(1.67ml、0.0156mmol)を添加した。次に、その反応混合物を18時間振とうした。
分子量10.000のPEG
0.1MのNaHCO(1.5ml)中の10KのPEG−ジアミン(8.1mg、8.1×10−4mmol)に、活性化アルディカーブカルボン酸溶液(1.67ml、0.0156mmol)を添加した。反応混合物を18時間振とうした。
分子量20.000のPEG
0.1MのNaHCO(1.5ml)中の20KのPEGジアミン(14.9mg、7.45×10−4mmol)に、活性化アルディカーブカルボン酸溶液(1.67ml、0.0156mmol)を添加した。反応混合物を18時間振とうした。
上記の物質を別々に、分子量2,000のカットオフ膜を用いて、アジ化ナトリウムを含有した50mMトリス緩衝液(5×5L)に対してpH7.4で透析した。
透析により、6KのPEG(GRD−54−1)に対して9.248gの溶液が生じ、10KのPEG(GRD−54−2)に対して8.955gの溶液が生じ、20KのPEG(GRD−54−3)対して8.80Ogの溶液が生じた。
側方流動データ
20,000ダルトンのPEGアルディカーブを100%のブロッキング効率とすると、10,000および6,000のPEGアルディカーブは、それぞれ90%および80%であった。
実施例7
ジアミノ終端ポリエチレン(Polyehthylene)グリコールからの様々なブロッカーの調製
ジアミノ−PEGブロッカー
すべてのブロッカーは、10倍過剰のPEG−NH2基に対する抗原を用いて以下の通
りに調製した。PEG抗原複合体を、当初は、以下で与えられるように、ELISAおよびディップスティック検定において用いた緩衝液であったようなトリス−トリトン緩衝液中において透析した。トリトンは、結果として生じるコンジュゲートを分析するのを非常に困難にする280nmにおける大きな吸収を有する。従って、現在は、慣例的に、前記コンジュゲートをpH7.5の10〜25mMリン酸ナトリウム緩衝液(または水)中で透析する。これは、最終コンジュゲートの分析をはるかに容易にする。
PEG(NHに対するベンゾイルエクゴニン
ベンゾイルエクゴニン(BE)はコカインの代謝産物であり、BEに対する抗体はコカインと100%交差反応する。
Figure 2010525356
4mgのベンゾイルエクゴニン(BE)を500ulの乾燥ジオキサン中に溶解し、これに、別の500ulのジオキサン中において、4mgのN−ヒドロキシスクシンイミド(N-Hydroxysuccinimde)(NHS)を添加する。次に、8mgの1−エチル−3−[3−
ジメチルアミノプロピル]カルボジイミド塩酸塩を1mlのジオキサン中に懸濁し(完全には溶解しない)、直ちにBE/NHS混合物に加える。混合物を周囲温度で2時間振とうしながら放置すると、安定したBE−NHSエステルが生成する。2時間後、1mlの0.1M重炭酸ナトリウム中に溶解した11mgのPEG−(NHを添加する。BE−NHS残留物は、アミド結合を介してPEG−NH基に結合し、自由NHSの再生を伴う。これを振とうしながら一晩放置して、PEG−(NH−CO−BE)複合体を形成する。次に、反応混合物をトリス/トリトン緩衝液で11mlまで希釈し、5lのトリス/トリトン緩衝液に対して、1日当たり緩衝液を2〜3回交換しながら、2〜3日間透析した。
注:水溶性カルボジイミドであるEDCでなければならない。他のカルボジイミドは、おそらくBE結晶が水を含んでいるため、作用しない。添加されるBEの量は、PEGの両端に結合するために必要とされる量の約10倍過剰である。
BEの分子量(MW)は、365×2=730mg、BE=20,000mgのPEG
1mgのPEGの両端に結合するには、36.5ugのBEが必要
10倍過剰で、4mgのBE=11mgのPEG
BE−NHSエステル基とPEGアミン基との間のアミド結合の形成を最大限にするために、PEG−(NHを重炭酸塩(pH約8.4)に加えた。トリス/トリトン緩衝液は、0.05%のトリトンX−100を含むpH7.4の50mMトリス−HCl緩衝液である。
PEG(NHに対するアルディカーブ
アルディカーブアセテートエチルエステルを合成し、次にこれを加水分解して、アルディカーブのカルボン酸置換類似体である黄色の油を生じた。(先に記載したように、シューら、 Intern. J. Environ. Anal. Chem. 、第83巻、第417〜426頁)。
Figure 2010525356
2.9mgのアルディカーブ−COOHをジオキサン(600ul)中に溶解し、別の150ulのジオキサン中で2.9mgのNHSを加えた。580ulのジメチルホルムアミド(DMF)中に溶解した5.8mgのN,N’−ジシクロヘキシル−カルボジイミド(DCC)を添加し、その混合物を2時間振とうしながら放置して、アルディカーブ−NHSエステルを形成する。2時間後、1.24mlの0.1M重炭酸ナトリウム中に溶解した12.4mgのPEG−(NHを添加して、その混合物を一晩振とうして放置した。次に、これをトリス/トリトン緩衝液で12.4mlまで希釈し、5lのトリス/トリトン緩衝液に対して、1日当たり緩衝液を2〜3回交換しながら、2〜3日間透析する。
注:再度、PEG−(NHに対して10倍過剰のアルディカーブ
アルディカーブ酸の分子量は234、PEG−(NHの分子量は20,000
従って、468mgのアルディカーブ=20,000mgのPEG(2つの反応性アミン)
23.4ug=1mgのPEG
10倍過剰で、234ug=1mg
2.9mg=12.4mgのPEG
パラコート−PEG(NH
400ul水中の6mgのパラコートヘキサン酸誘導体(Anal Chem 第58巻、第1866〜1873頁参照)に、600ul純水中の6mgのNHSを添加した。次に、30mgのEDCをパラコート/NHS混合物に加えた。パラコート−NHSは水中で不安定なため、これを15分だけ放置した(NHSエステルは有機溶液中では安定しているが、パラコートは有機化合物に可溶ではない)。さらに16mgのPEG−(NHを1.6mlの0.1M重炭酸ナトリウム中で加えた。これを一晩放置し、次にトリス/トリトン緩衝液で16mlにして、上記の通りに透析した。
Figure 2010525356
クロルピリホス−PEG(NH
Figure 2010525356
5mgのクロルピリホスカルボン酸誘導体(Hapten 2、 Bull. Korean. Chem. Soc 2002、第23巻、第481〜487頁)を1mlのDMF中に溶解した後、0.5mlDMF中の5mgのNHSおよび0.5mlDMF中の5mgのDCCを添加した。これを2時間で振とうして、クロルピリホス−NHSエステルを形成した。次に、11.5mgのPEG−(NHを、pH7.5の1.15mlの50mMリン酸ナトリウム中で添加した(クロルピリホスは、pH>8.0において急速に加水分解するので、他のハプテンを用いて行うように、クロルピリホスを重炭酸塩中でPEG−(NHに結合させてはならない)。
振とうしながら一晩放置し、トリス/トリトンによって最終体積を11.5mlにして、上記にように再度透析する。
注:ここでは、PEG−(NHを2mlsのジオキサン(緩衝液の代わりに)中に溶解させる。クロルピリホス−NHSは、この有機溶液中において、PEGアミン基に安定して結合するであろう。次に、透析をリン酸緩衝液中においてpH7.0で行う。これは、PEG−クロルピリホスコンジュゲートの安定性を最大にする。
実施例8
プロトコルおよびアセンブリ方法
バイオ検定 ワークス 40nm コロイド金評価の概要プロトコル
用いる抗体濃度は0.3〜1.5mg/mlであり、それはまた全フラグメントであっても、またはFabフラグメントであってもよい。同様に金上に被覆されたScFvを用いることもできるに違いない。
方法:
・40nmのコロイド金を超純水中で3分の1に希釈する(=OD5.0)。
・0.1mlの金のゾルを10本のラベルを付けた試験管に入れ、各管に0.2mlの超純水を加える。
・別個のラベルを付けた管中に、以下のμLの緩衝液の混合物を用意する。
Figure 2010525356
・3μLの各緩衝液を対応する番号が付されたコロイド金含有管に移す。
・混合物を優しく攪拌する。
・各管に15μLの抗体(250〜350μg/ml)を加える。
・混合物を優しく攪拌する。
・30分間にわたって静かにインキュベートする。
・各管に30uLの供給されたブロッキング溶液を加える。
・混合物を優しく攪拌する。
・金は試験準備が整う。
膜の付着
全抗体用の試験線の付着はαマウスIgG(Fc特異性)を用いる。
Fabフラグメント用の試験線はαマウスIgG(fab特異性)を用いる。
対照線としてのMAbα−ビオチンの付着。
材料:
MAb α−ビオチン バイオデザイン
ヤギαマウスIgG(Fc特異性)シグマ 1mg/ml
ヤギ抗マウスIgG(Fab特異性)
ザルトリウス メンブレン ユニサートCN 140(Sartorius Membrane Unisart CN 140)
10mMのPBS
方法:
標準的な機械プログラム:
ライン付着
セットアップムーブメニュー
パラメーター 設定
供給距離 300mm
供給速度 50mm/s
リターン速度 300mm/s
開始位置 0mm
リターンポーズ 1.00s
ノズル下降 0.50s
ノズル上昇 1.00s
セットアップポンプメニュー
パラメーター 設定
供給率 0.100μL/mm
吸引速度 8μL/s
開始ポーズ −0.10s
停止ポーズ −0.10s
シリンジサイズ 100μL
入口体積 40uL
出口体積 60uL
MAb α−ビオチンをPBS中で1mg/mlに希釈し、ヤギ αマウスIgG(Fc特異性)をPBS中で1mg/mlに希釈した。
リールから30cmのニトロセルロースの帯を切断し、裏面に線を描いた(マイラーで支持された側の、上端に指定されているいずれかの縁から3mm)。前記帯を移動して、1本の帯の上端に線を描いて向きを保証した(上端の黒線が、操作者から最も遠い)。全部で6本の30cmの帯に付着させた。3本の帯に付着させた後、ヘアドライヤーを用いてこれらを乾燥させる。
試験線は細片の基部から5mm〜13mmまで変化し、対照線は細片の基部から10mm〜18mmまで変化し得る。
膜は帯としてシリカゲルを入れた気密容器に保管した。
コンジュゲートパッドの噴霧
目標:
金、緩衝液およびブロッカーを付着させる。
材料:
コンジュゲートした金− 金にコンジュゲートした被分析物
対照の金− 金にコンジュゲートしたビオチンBSA
検定緩衝液− トリス塩基(Trizma Base) 50mM+NaCL 15
4mM pH 8.2
一緒に− 1%(w/v)のウシ血清アルブミン(BSA)
0.1%(v/v)のトリトンX−100
0.1%(w/v)のNaN
検定ブロック− Bis PEG20,000にコンジュゲートした被分析物の濃度は最高4回のパスを生ずる濃度に調節される。
50%のスクロース溶液
ACS水
噴霧位置および噴霧順序
1番目 金コンジュゲート位置−
金をコンジュゲートパッドの中央に2パスで噴霧する。
2番目 緩衝液位置
緩衝液をコンジュゲートパッドの下から5mmに2パスで噴霧する。
3番目 ブロッカー位置−
ブロッカーをコンジュゲートパッドの上端から5mmに、互いの上端の各側で2回ずつ4パスで噴霧。各パス間においてドライヤーを用いて乾燥させる。
方法
リールから30cmのコンジュゲートパッドの帯を切断する。パッドの底縁を確認するために右側下の角を切断する。
ビオチン金コンジュゲートおよび被分析物金コンジュゲートを1:2で混合し、これに1部のACS水および1部の50%スクロースを加える。
ここで、これは下記に見られる標準的な機械設定を用いて噴霧する準備が整う。
各線の付着と付着との間ではヘアドライヤーの低の設定を用いて乾燥させ、緩衝液の噴霧とブロッカーの噴霧との間では37℃で3時間にわたって乾燥させる。
標準的な機械プログラム:
Figure 2010525356
リールから30cmのコンジュゲートパッドの帯を切断する。パッドの底縁を確認するために右側下の角を切断する。
さらなる注釈
入手可能な場合には、市販の抗体を用いてもよい。容易に商業的に入手できる抗体がない場合には、下記のような標準法によって調達してもよい。
クロルピリホスに対する抗体は以下の日程によって調達した:0日目、100μgを完全フロイント中で一次免疫;16日目、不完全フロイント中100μgで1次ブート(boot);28日目、不完全フロイント中100μgで2次ブースト;63日目、不完全フロイント中で3次ブースト;112日目、融合のために4次ブースト;116日目、融合。免疫原はクロルピリホス−KLHコンジュゲートであり、マウス脾は骨髄腫株NS−1と融合させた。
アルデカーブ(aldecarb)に対する抗体は、同一のプロトコルで、アルデカーブ(aldecarb)−BSAコンジュゲートを用いて作製した。
メタンフェタミンに対する抗体は、アンフェタミンBSAおよびメタンフェタミンBSAの混合物を用いて製造した。4回の100μgの免疫付与、すなわち完全フロイントでの1回、不完全フロイントでの他の3回を用いた。脾臓はNSl骨髄腫に融合させ、アンフェタミンおよびメタンフェタミンに対してスクリーニングした。抗体は、メタンフェタミンに対して非常に感度が高く、アンフェタミンに対しては約1000倍も感度が劣った
市販のアンフェタミンに対する抗体を用いた。
パラコートに対する抗体は以下の日程でパラコート−KLHで免疫することにより調達した。0日目、タイターマックス ゴールド(TitreMax Gold)中100μgで一次免疫;
15日目、タイターマックス ゴールド中100μgで一次ブースト;28日目、タイターマックス ゴールド中100μgで二次ブースト;37日目、融合のために4次ブースト;41日目、融合。マウス脾は骨髄腫株NS−1と融合させた。クローンは競合Elizaを用いてスクリーニングされ、陽性のものが選択され、単一細胞からクローン化され、安定したクローンにスクリーニングされる。
用いられる免疫原は、生成された抗体がハプテンと結合物質との双方に潜在的に結合するように、結合物質を反映する。それがデバイス全体を通って移動するときに、液相中のこれらの薬剤間において競争が起こり得ることが望しい。
従ってメタンフェタミンに抗体を調達する目的で免疫原を生成するために、メタンフェタミンを、4−ブロモブチルフタルアミドとの反応およびそれに続く加水分解によって、−(CHNH基に連結する。次に、このアミンを、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−エチルN−カルボジイミド(EDC)のような水溶性カルボジイミドを用いて、BSAに結合させる。
同様に、パラコート抗体は、−(CHNHリンカー(市販で入手可能)を介して、パラコートコンジュゲートを用いて調達される。アルデカーブ(Aldecarb)コンジュゲートは、アルデカーブ酸をNHS(N−ヒドロキシスクシンアミド)で活性化し、これを、例えばpH9でタンパク質と反応させることによって、誘導することができる。クロルピリホス(chlorpyrifos)(本願においてクロルピリホス(chlorpyriphos)とも称される)
については、6つの炭素リンカーを備えた類似体が、アミノカプロン酸との反応、NHSによる活性化、タンパク質への結合によって得られる。
当業者は、本願において検定の原理を読んだならば、必要な化学的性質を理解する。構造が近い類似体の概念は、一般的に非常に多くの診断システムが作用するためにこの概念に依存しているので、同様に当業者にはよく理解されている。類似体は、抗体上の部位に対してそれと競合できるように、ハプテンと共通した十分な構造上の特徴を含み得、したがって、関連するエピトープは維持されるであろう。そのような類似体は、多くの場合、ハプテンまたは化合物中の、酸性基のエステル、またはヒドロキシル基もしくはアミノ基のエステルもしくはアミドである。ここで、ヒドロキシル基またはアミノ基は、アルキルで置換されているか、または置換アルキル基または同種のものである。当業者は、前記概念を完全に理解するであろう。

Claims (13)

  1. 水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、前記水性液体は浸透性材料の第2部分に浸透するような浸透性材料を備える検定デバイスであって、前記浸透性材料は第1区域および第2区域を有し、第1区域および第2区域は、水性液体が浸透性材料の第1部分と接触させられると、水性液体はまず第1区域を通過し、次に該液体が浸透性材料の第2部分に浸透するにつれて、第2区域内に移行するように配置されており、
    前記第1区域はハプテンに対する抗体で標識された信号生成手段を含有しており、
    前記第1区域はまた前記ハプテンに対する抗体のための結合物質も含有し、
    前記第2区域は、抗体によって標識された信号生成手段上に存在する、ハプテンに結合した抗体には結合するが、信号生成手段上に存在する、前記ハプテンに対する抗体のための結合物質に結合した抗体には結合しないような、ハプテン(hapen)に対する前記抗体の
    ための配置手段を含有し、
    前記信号生成手段は、前記配置手段への結合において信号が生成されるようなものであり、該デバイスにおいて、
    (a)前記配置手段はハプテンに対する抗体に特異的な結合剤ではなく、かつ/または、
    (b)前記配置手段は、ハプテンに対する抗体のFc領域に対する抗体であり、かつ/または、
    (c)前記ハプテンに対する抗体のための結合物質はハプテンおよび/またはハプテン類似体を含まず、かつ/または、
    (d)前記結合物質は、2000を上回る分子量の合成親水性分子に共有結合したハプテンまたは構造が近い類似体であり、かつ/または、
    (e)前記結合物質は2つのハプテンまたは構造が近い類似体を有する、検定デバイス。
  2. ディップスティックの形態にある請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記配置手段は、ハプテンに対する抗体のFsubc部分に対する抗体である、請求項2に記載のディップスティック。
  4. 前記配置手段はポリクローナル抗体である、請求項3に記載のディップスティック。
  5. 前記信号生成手段は着色した金微粒子である、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のディップスティック。
  6. 前記結合剤は、ハプテンまたは構造が近いハプテン類似体が結合する、例えば分子量5000ダルトン以上の巨大分子である、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のディップスティック。
  7. 前記巨大分子は親水性合成分子である、請求項6に記載のディップスティック。
  8. 前記ポリマーはポリエチレングリコールである、請求項7に記載のディップスティック。
  9. 前記ポリエチレングリコールは、5000〜60000ダルトン、より適切には10000〜40000ダルトン、好ましくは20000〜30000ダルトンの分子量を有する、請求項8に記載のディップスティック。
  10. 前記結合物質は、該結合物質に結合した2分子以上の、好ましくは2分子のハプテンま
    たは構造が近い類似体を有する、請求項6乃至9に記載のディップスティック。
  11. 測定されるべきハプテンは乱用薬物または環境汚染物である、請求項2乃至10のいずれか1項に記載のディップスティック。
  12. 前記乱用薬物はコカインアンフェタミンまたはメタンフェタミンである、請求項11に記載のディップスティック。
  13. 前記環境汚染物はアルジカルブ、パラコートまたはクロルピラホス(chlorpyraphos)で
    ある、請求項11に記載のディップスティック。
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