JP2010524245A - 光信号増幅器、光増幅の方法、および光ネットワーク - Google Patents

光信号増幅器、光増幅の方法、および光ネットワーク Download PDF

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Abstract

リング構成(100)で動作する光ネットワークに用いられる光信号増幅器(110)であって、第1のレーザ(204)で励起された第1の添加物入光ファイバループ(202)と第2のレーザ(212)で励起された第2の光ファイバループ(210)を備えることを特徴とする光信号増幅器(110)。

Description

本発明は、一般的には光伝送ネットワークに関係し、具体的には、「増幅された自然放出光」(ASE)の再循環を行う光通信ネットワークにおいて用いられる光増幅器と該光増幅器を動作させる方法に関する。
光ネットワーク産業における現在の課題は、単一ファイバのデータ伝送容量を最大にすることである。波長分割多重(DWDM)システムによって多重化されたチャネルを導入することは、単一チャネルのデータビット速度を着実に改善したように、この容量を大幅に改善した。その結果、今日では総合的なデータ伝送を増大させるためにとるべき3つの取りうる道が存在する。それはすなわち、単一チャネルのビット速度を増大させること、チャネル間隔を短縮すること、あるいは光帯域幅を拡大させることである。
ループ構成の光ネットワークでは、光信号は、ネットワークノードで付加されたり(アド)、ドロップされたりして、ドロップされた信号は、ネットワークの異なる部分、例えば加入者の方へ、さらに伝送される。付加された信号の方は、光ネットワークのループ構成の部分にある信号と合波される。アド/ドロップ合波器やネットワークの他の受動部品で受ける減衰に加えて、ネットワークのノード間の距離は、光信号を減衰させるのに十分な長さである。この減衰を補償するために、光信号は増幅される。
WDM応用で用いるために、閉じた形式で増幅機能付き光リングを設計するときに遭遇する主な問題の1つは、通常は希土類元素が添加されたファイバ型、たとえば、特には、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)であるところの増幅器のそれぞれによって発生する「増幅された自然放出光」(ASE)の再循環である。
WDMリング構造は、通常、光線路に特定のチャネルを付け加えたり、取り出したりするためのフィルタを用いる。ファイバまたはフィルタ中の損失を補償するために、多くの場合は、1つ以上の光増幅器がリングに沿って必要になる。
これらの増幅器によって発生した、チャネルに割り当てられた帯域の外にある雑音は、抑制されなければリングの中を再循環する可能性がある。ネットワークリング上の全利得が1より大きい場合、すなわち或る増幅器が先行する区間の減衰以上に増幅する際に起こるように全利得が全損失より大きい場合には、再循環のためにASE雑音は信号のように増幅され、リング内で無差別に成長し、リングの状態の制御、およびトラフィックチャネルの存続の保証を困難にする。
この問題を解決するための既知の方法は、リング上のASE雑音経路に沿って遮断機能を導入することを含む。波長遮断器は、残留雑音および帯域幅の外に発生した雑音を除去することを可能にする。この方式では、問題は解決するが、さらなる受動素子を導入せざるを得なくなるという欠点、および、システムの柔軟性を失うこと、またはそのいずれか一方を伴う。トラフィックの集中化が必要になるか、さもなければトラフィックの再構成はASEの遮断を実現するノードを必ず通過することを必要とする。
第2の方法では、光リング(ループ)に設置された増幅器のそれぞれは、やや高価なパワー監視装置.を必要とする。この方法は、ネットワークリングの利得をレーザ発振の閾値以下に強制的に保つようにし、リングに沿って伝搬する間にASE再循環のパワーが増大できないようにすることに役立つ。この方法の問題点は、EDFAまたは同様の増幅器は入力に加えられたパワーに依存する利得をもち、パワーグリッドにおいては増幅器に入力されるパワーは、今度はその時活性になっているチャネルの数に依存することになるという点である。それゆえに、チャネルおよびノードの追加または除去を含む、生じ得るすべての条件下で全利得をレーザ発振の閾値以下に保つためには、多くの監視点を持つリングの、複雑で包括的な制御アルゴリズムが必要になるか、さもなければ、増幅器の最高利得になるような条件でさえ、ネットワークにおける全利得が1未満であることを保証するように個々の増幅器の利得を低い値に保持することが必要である。しかしながら、最高利得条件からはるかに離れているときは個々の増幅器の増幅度が達成可能な値よりもはるかに低くなってしまうので、この方法は達成できる総合的な効率のかなりの低下を伴うことになる。
国際公報WO2004/064280号に開示された他の公知の解決法では、希土類元素が添加されたファイバ光増幅器(たとえば、EDFA)を有するループ構成の光伝送システムにおいて、利得制御は、波長(λASE)での利得ピークをリングに沿って伝送されるチャネルの帯域(λ1‐‐‐‐λn)の外に置くことによって達成される。λASEでのこの利得ピークはリング内の増幅器のASE放出ピークに対応しており、この方法では、このように作られたレーザ発振のピークを利得安定化信号として用いる。ASE雑音の再循環は(前記したように、チャネルのために確保された帯域λ1‐‐‐‐λnの外側である)λASEでレーザ発振をするピークを作るピーク利得効果を受ける。このピークでのレーザ発振は、他のシステムでは通常はかなり有害であるが、リングにあるすべての増幅器の利得を安定化させるための信号として用いることができ、これによって、特定の個別の増幅器内部でではなく、リングにある増幅器のすべてに共通である安定化信号を用いて抑えられた利得を持つリングを実現する。この方法では、ASE雑音のレーザ発振ピークの増大と制御によってリングの全ての増幅器が制御され安定化される。
この技術において知られるこの解決法の欠点は、ASEピークが伝送チャネルとして利用可能なスペクトルの1部分(すなわち、1530nmと1560nmに亘るスペクトルの1部分)をカバーするということである。現在では、λ1‐‐‐‐λnの範囲は、ITU勧告で提供されているような100GHz間隔で32チャネル未満を収容するのに十分である。
したがって、よりよい光増幅器には利点があるであろうし、それは特に、高価なパワー監視装置を用いないでより広いスペクトルでより多くの通信チャネルを伝送できるものであるであろう。
従って本発明は、好ましくは、上記した欠点をひとつずつ、あるいは組み合わせとして緩和しようとし、または軽減しようとし、または取り除こうとするものである。
本発明の第1の側面によれば、第1のレーザによって励起された第1の添加物入(doped)光ファイバループと、第1の利得平坦化フィルタと、第1の利得平坦化フィルタの後の信号を分割するための光スプリッタと、前記スプリッタの1つの出力ポートに結合した、第2のレーザによって励起された第2の光ファイバループと、第2のフィルタと、該第2のフィルタの出力と前記光スプリッタの第2の出力ポートからの信号とを結合するための光カプラを備えていることを特徴とする、リング構成で動作する光ネットワークに用いるための光信号増幅器が提供される。
本発明の第2の側面によれば、リング構成で動作する光ネットワークにおける利得制御の方法であって、第1の添加物入光ファイバループを第1のレーザによって励起して前記第1の添加物入光ファイバループの増幅された自然放出光のピークに対応する第1の波長に利得ピークをつくるステップと、第1の利得平坦化フィルタで前記第1の添加物入光ファイバループからの信号をフィルタリングするステップと、前記第1の利得平坦化フィルタを通過後の信号を分割するステップと、第2の光ファイバループを第2のレーザによって励起し、前記第2の光ファイバループの増幅された自然放出光のピークに対応する第2の波長に利得ピークをつくるステップであって、前記第2の波長は前記第1の波長に比べて短く、かつ前記第2の波長はリング構成の前記ネットワークに沿ったチャネルの帯域の外にあり、前記第2の波長のピークは利得安定化信号として用いられるところのステップと、前記第2の光ファイバループからの信号を第2のフィルタでフィルタリングするステップと、前記第2のフィルタの出力と前記光スプリッタの第2の出力ポートからの信号とを結合するステップとを有する利得制御の方法が提供される。
本発明の第3の側面によれば、第1のレーザで励起された第1の添加物入光ファイバループと、第1の利得平坦化フィルタと、前記第1の利得平坦化フィルタを通過後の信号を分割するための光スプリッタと、前記スプリッタの1つの出力ポートに接続され、第2のレーザによって励起された第2の光ファイバループと、第2のフィルタと、前記第2のフィルタの出力と前記光スプリッタの第2の出力ポートからの信号とを結合するための光カプラとを備える光信号増幅器を具備することを特徴とするリング構成で動作する光ネットワークが提供される。
本発明のさらなる特徴は、従属請求項において主張されているようなものである。
本発明の利点は、チャネルが付加されたりドロップされたりする場合に、自己安定化機能を備え、利得変動を除去する、最適化されたメトロ構成を可能にすることである。ネットワークの設計、設置、及び保守が簡単化され、ファイバが破損した場合の修理の後にリングシステムを安定化させるために手動による介入は必要としない。
本発明は、以下の図面と一緒に次の詳細な記述を読むことにより完全に理解され、認識されるであろう。
図1は、本発明の1つの実施形態における、リング構成で動作する光ネットワークを示す図面である。 図2は、本発明の1つの実施形態における光信号増幅器を示す図面である。 図3Aは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第1のループの出力端での光信号のスペクトルである。(第1のループ:エルビウム添加光ファイバ、第2のループ:セグメント化(segmented)クラッドファイバ)。 図3Bは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第1の利得平坦化フィルタの出力端での光信号のスペクトルである。(第1のループ:エルビウム添加光ファイバ、第2のループ:セグメント化クラッドファイバ)。 図3Cは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第2のループの出力端での光信号のスペクトルである。(第1のループ:エルビウム添加光ファイバ、第2のループ:セグメント化クラッドファイバ)。 図3Dは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の帯域通過型フィルタの出力端での光信号のスペクトルである。(第1のループ:エルビウム添加光ファイバ、第2のループ:セグメント化クラッドファイバ)。 図3Eは本発明の1つの実施形態における光増幅器の光カプラの出力端での光信号のスペクトルである。(第1のループ:エルビウム添加光ファイバ、第2のループ:セグメント化クラッドファイバ)。 図4Aは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第1のループの出力端での光信号のスペクトルである。(第1と第2のループはエルビウム添加光ファイバ)。 図4Bは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第1の利得平坦化フィルタの出力端での光信号のスペクトルである。(第1と第2のループはエルビウム添加光ファイバ)。 図4Cは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第2のループの出力端での光信号のスペクトルである。(第1と第2のループはエルビウム添加光ファイバ)。 図4Dは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の第2の利得平坦化フィルタの出力端での光信号のスペクトルである。(第1と第2のループはエルビウム添加光ファイバ)。 図4Eは、本発明の1つの実施形態における光増幅器の光カプラの出力端での光信号のスペクトルである。(第1と第2のループはエルビウム添加光ファイバ)。
記述を明瞭にするために、図面は本発明の実施形態を非常に概略的に表わしていて、本発明を理解するために本質的に重要ではない要素と線は除かれている。
図1を参照すると、リング構成で動作する光ネットワーク100が示されている。要素102−108は、ネットワーク100のノードとして知られている。これらのノードは、チャネルを追加(アド)およびドロップまたはそのいずれかをすることによって局所的なトラフィックを接続するために用いられる。一実施形態では、要素118−124は、アド/ドロップ合波器であるが、他のデバイスを用いることもできる。隣接するノード間の距離が数10キロメートルにも及ぶので、光ファイバ中を循環する信号は減衰する。更には、ノード内の装置もまた信号を減衰させる。ネットワークに沿ってトラフィックを効率よく伝送するためには、光信号を増幅することが必要である。
本発明は、リング構成で動作する光ネットワーク内に用いられる光信号増幅器に対して問題解決法を提供するものであり、本発明による増幅器は、パワー監視装置を用いることなく、広いスペクトルに亘って増幅された信号を提供するものである。本発明は、リング状のネットワーク100中のファイバに沿ったチャネルによって用いられるスペクトルの外側に形成される増幅された自然放出光に対応するピークを利得安定化信号として用いる。ITUの勧告に従ってより多くのチャネルを伝送するためには、従来技術の解決法にてASEピークによって用いられているスペクトル(または少なくともその一部分)を用いるか、または,拡張されたスペクトルを発生させる必要がある。
以下に与えられる実施形態の記述は、そうではないことを述べない限り、第1の増幅段階の第1の光ファイバループ202はエルビウムがドープされていて(EDF−エルビウム添加光ファイバ)、第2の増幅段階の第2の光ファイバループ210はセグメント化クラッドファイバであるとしている。図3Aから3Eは、この構成の特性を示す。
図2を参照すると、本発明の1つの実施形態における光信号増幅器110が示されている。増幅器110は、第1の添加物入光ファイバループ202を備え、これは第1のレーザ204によって励起されている。好適なる実施形態では、第1のレーザ204は、980nmの波長で動作し、前方励起(co−pumping)構成で動作している。前方励起とは、第1のレーザからの光が、ファイバ内を伝搬する光と同じ方向からファイバ内に入ることを意味する。第1のレーザ204によって発生した励起光を導入すると、増幅器110の第1の段階が形成され、また図3Aに示すように、第1の添加物入た光ファイバループ202の「増幅された自然放出光」のピークに対応する第1の波長λ1,ASE≒1530nmで利得ピークを形成することになる。
好適なる実施形態では、第1の添加物入光ファイバループは、シリカファイバベースまたはテルライトファイバベースであって、エルビウムが添加されている(EDF−エルビウム添加光ファイバ)。
この利得ピークは伝送チャネルのために指定されたスペクトルの大部分(すなわち約1530nmから1560nmまで)を占めるので、増幅器の第1段階すなわち第1の添加物入光ファイバループ202の出力は、第1の利得平坦化フィルタ206に接続される。第1の利得平坦化フィルタ206を横断すると、1530nmにあるピークは除かれ、その結果としてのスペクトルは、図3Bに示すように、ほぼ1530nmと1560nmの間に跨る広い平坦部によって特徴づけられる。しかしながら、これは、利得安定化信号として用いることのできるピークを欠いているので、光信号のリング増幅を再循環させるために用いることはできない。第1の利得平坦化フィルタ206の出力端には光スプリッタ 208が接続される。該光スプリッタは信号の1部をとって、それを、第1の出力ポートを経由して、第2の光ファイバループ210へ接続する。該第2の光ファイバループ210は、第2のレーザ 212によって励起されている。
好適なる実施形態では、第2のレーザ212は980nmの波長で動作し、前方励起構成で動作する。
好適なる実施形態では、第2の光ファイバループ210は、セグメント化クラッドファイバである。励起の結果、この異なる材料は、図3Cに示すように、第2の光ファイバループ210の「増幅された自然放出光」のピークに対応する第2の波長λ2,ASE≒1495nmに利得ピークを作る。第2のループ210には異なる材料を用いるために、その結果として出現するASE利得ピークはより短い波長へシフトする。
第1の波長λ1,ASE≒1530nmおよび第2の波長λ2,ASE≒1495nmと呼ぶものは、ASEピークの中心を取り囲む帯域をカバーしていることに注意すべきである。
第2の光ファイバループ210の出力は、帯域通過フィルタ214に接続される。クラッドファイバを用いた実施形態では、帯域通過フィルタ214の役目は、ピークの中心の周りに帯域を持つλ2,ASE≒1495nmにあるASE利得ピークだけを通過させ、所定の値以上及び以下の波長をもつ信号を遮断することである。このASEピークは、利得安定化信号として用いられる。好適なる実施形態では、帯域通過フィルタ214は、図3Dに示すように、ほぼ1478nmから1527nmまでの波長をもつ信号を通過させる。光カプラ216は、帯域通過フィルタ214の出力に接続された第1の入力ポートと、光スプリッタ208の第2の出力ポートに接続された第2の入力ポートをもつ。カプラ216は、帯域通過フィルタ214からの信号出力と、光スプリッタ208の第2の出力ポートからの信号とを結合する。その結果出来上がるスペクトルは図3Eに示される。図3Eのスペクトルは、利得安定化信号として用いられる、ほぼ1495nmにある明瞭なピークと、100GHz間隔の40チャネルに組織化された光信号を増幅するために用いられる、1530nmと1560nmとの間の広い平坦部を示す。しかし、チャネルの間隔は、必要とあれば、異なる間隔を用いることもできる。
一実施形態では、光信号増幅器110は、第1の添加物入光ファイバループ202を後方励起(counter−pumping)するために(不図示の)第3のレーザを備える。後方励起とは、第3のレーザからの光が、ファイバ中を伝わる光とは反対方向にファイバへ入ることを意味する。
他の実施形態では、光信号増幅器110は、第2の光ファイバループ210を後方励起するために第4のレーザ218を備える。第4のレーザ218は、カプラ228を経由して第2の光ファイバループ210に接続される。カプラ228は、980nmカプラとは異なっているように描かれている、TFF(薄膜フィルタ)で出来た1480nm カプラである。
なお他の実施形態では、光信号増幅器110は、それぞれ第1および第2のループを後方励起するために第3のレーザと第4のレーザ218を備える。
1つの実施形態では、第3のレーザと第4のレーザ218は、波長1480nmの光を発生する。
前方励起の構成で980nmのレーザだけを用いると、後方励起の構成で1480nmのレーザだけを用いる場合に比べて、雑音指数で約1dB有利であるが、1480nmの後方励起をすると、結果として、980nmだけの励起に比べてより高出力パワーが実現される。980nmの前方励起(励起レーザパワーは120−260mWの範囲。)と1480nmの後方励起(励起レーザパワーは150−230mWの範囲。)とをもつ構成は、低雑音指数と高出力パワーを可能にする。しかしながら、代替の実施形態では、励起レーザのパワーは別の範囲を用いることもできる。1480nmの後方励起は、エルビウム添加光ファイバ入力にて後進するASEを増加させるが、これは以下に記述するアイソレータによって解決される。
必要とされるスペクトルの部分に利得を発生させるためには、ループは特定の長さが用いられねばならない。一実施形態では、第1のループ202における(エルビウム添加)ファイバの長さはほぼ10−15mであり、第2のループ210における(セグメント化クラッド)ファイバの長さはほぼ5−8mである。上に与えた長さは一実施形態の例示のためだけである。ある範囲または他の範囲にスペクトルを発生させるために必要な長さは、用いるファイバの特性に依存する。それゆえに、当業者にとっては、上記のものとは異なる長さのファイバを用いることもできることは明らかである。
一実施形態では、増幅器110は、光カプラ216の出力信号を監視する手段230も備える。監視する手段230は、第2の光スプリッタ(入出力点)を経由して光カプラ216の出力に接続され、監視のために少しの割合(約5%)の信号を取り出す。好適なる実施形態では、監視する手段230はPINダイオードである。しかしながら、他のデバイスも出力信号の監視用に用いることもできることは本発明の意図の範囲内である。増幅器110は、第1の添加物入り光ファイバループ202を励起するレーザと第2の光ファイバループ210を励起するレーザを(不図示の)制御する手段をさらに備える。一実施形態では、制御手段は、第2のレーザ212を制御することによってASEピークの高さを制御し、第1のレーザを制御することによって1530nmと1560nmに亘る平坦部の高さを制御する。代替の実施形態では、制御手段はまた、第3のレーザ(これは平坦部に影響を及ぼす。)と第4のレーザ(これはASEピークに影響を及ぼす。)を制御する。第2のループ210内のASEピークを制御することによって(これは第2のループ210に入る励起パワーを変えることによってなされるが)、トラフィック波長の制御と安定化が達成される。
好適なる実施形態では、増幅器110は、第1のループ(202)の入力端に第1のアイソレータ(220)をさらに備える。第1のアイソレータは、第1のレーザ204と第1のループ202を結合させるカプラの前に設置される。増幅器110はまた、第1のループ202の出力端に第2のアイソレータ222を備える。
増幅器110は、第2のループ210の入力端に(すなわち第2のレーザ212と第2のループ210を結合させるカプラの前に)第3のアイソレータ224を、および第2のループ210の出力端に第4のアイソレータ226を有するのもまた好適である。一実施形態では、第4のアイソレータが帯域通過フィルタ214の出力端に設置される。しかし、代替の実施形態では、第4のアイソレータは、第2のループの出力端の近くに(たとえば、第2のループ210の前方励起だけが行われる場合には第2のループの出力端に直接)設置することもできる。
アイソレータの機能は、励起されたループ202および210の内部での望ましくない発振を抑制することである。第1のアイソレータ220は第1のループ202(第1の増幅段階ともいう)を望ましくない入力成分から切り離し、増幅された信号が入力端へ逆方向伝搬するのを抑制する。第2のアイソレータ222の機能は、レーザ発振条件になるであろう活性な構成要素(エルビウム及び励起)によって引き起こされるキャビティ発振(cavity oscillation)を妨げることであり、また(不図示の)コネクタによって引き起こされる反射を低減することである。第3と第4のアイソレータ224と226は、それに応じて、第2のループ210(第2の増幅段階)において同じ機能を果たす。
この分野では1段階および2段階アイソレータが知られている。入力端と出力端に2段階アイソレータを用いると、入力端で低雑音と出力端で高出力パワーを発生することが可能である。2段階アイソレータは挿入損失が低く後方反射に対する分離が良好であるが、1段階アイソレータよりも高価である。1段階アイソレータを用いることは(純粋にコストだけを考えれば)市販品で用いることができるであろうが、第1のアイソレータ220および第4のアイソレータ226としては1段階アイソレータを用い、第2のアイソレータ222と第3のアイソレータ224としては2段階アイソレータを用いることもできる。
第1の利得平坦化フィルタ206は、エルビウム添加光ファイバで発生した利得―波長特性を成型するという主目的を持っている。よく用いられる技術の1つは、基板上に成膜され、同軸ファイバパッケージに搭載された多層誘電体薄膜であるところの誘電体ファイバである。代替の実施形態では、第1の利得平坦化フィルタは、微小電気機械システム(MEMS)技術を用いて実現される。
図2において、要素234はタップカプラであり、要素232はPINダイオードである。これらの要素は増幅器の入力端でのパワーを監視するために用いられる。
以下に記述する他の好適なる実施形態では、第1の増幅段階と第2の増幅段階の第1の光ファイバループ202および第2の光ファイバループ210の両方ともエルビウムが添加されている(EDF−エルビウム添加光ファイバ)。図4Aから4Eはこの構成の特性を示している。
光信号増幅器110におけるこの実施形態では、第1の光ファイバループ202および第2の光ファイバループ210はエルビウムが添加されたものである。エルビウム添加光ファイバを持つ2つのループの場合は、第1のループ202は、図4Aに示すように、ほぼ1529nmからほぼ1560nmまでのCバンドスペクトルを発生し、一方、第2のループ210は、図4Cに示すように、ほぼ1570nmからほぼ1610nmまでのLバンドスペクトルを発生する。異なるバンドスペクトルを発生するためには、ループの長さは異なる。1つの実施形態では、第1のループ202のファイバの長さはほぼ10−15mであり、第2のループ210のファイバの長さはほぼ50−70mである。エルビウム添加光ファイバの吸収ピークに依存するので、ここで与えた長さは、1つの実施形態を例示するだけのためである。ある範囲または他の範囲のスペクトルを発生させるために必要な長さは、用いるファイバの特性に依存する。それゆえに、同業者にとっては、上に与えた長さとは異なる長さのファイバも用いることができることは明らかである。
2つのエルビウム添加光ファイバのループを持つ構成では、2つの利得平坦化フィルタを用いる。この実施形態では、第2のフィルタ214は第2の利得平坦化フィルタである。1つの実施形態では、第1の利得平坦化フィルタ206は、1537nm公差±2nmにカットオフを持つように仕立てられる必要がある。第1の利得平坦化フィルタ206の機能は、第1の波長λ1,ASE≒1530nmの利得ピークであってこのASEピークの中心を取り囲む、ほぼ1537nmまでの帯域幅を持つ利得ピークを通過させること、および図4Bに示すように、1537nmより上の特性を平坦化することである。上に与えた波長とは異なる波長のカットオフ値を用いることは本発明の意図する範囲内である。
好適なる実施形態では、増幅器110は、第2のループ210の入力端に(すなわち、第2のレーザ212と第2のループ210とを結合するカプラの前に)第3のアイソレータ224を有する。この第3のアイソレータの機能の1つは、以前に言及した機能に加えて、第1のループ202で発生したC−バンド内のすべての利得を取り除くことである。
第2の利得平坦化フィルタ214は、図4Dに示すように、第2のループ210内で発生した、ほぼ1570nmからほぼ1610nmに亘る全スペクトルの特性を平坦化する。第2の利得平坦化フィルタ214は、第1の利得平坦化フィルタ206と同じ技術を用いて実現できる。
光カプラ216は、第2の利得平坦化フィルタ214の出力端に接続された第1の入力ポートと,光スプリッタ208の第2の出力ポートに接続された第2の入力ポートとを有する。カプラ216は、第2の利得平坦化フィルタ214からの信号出力と光スプリッタ208の第2の出力ポートからの信号とを結合する。その結果できあがるスペクトルは図4Eに示される。図3Eのスペクトルは、利得安定化信号として用いられるほぼ1530nmにある明瞭なピークと、および光信号を増幅するために用いられるほぼ1537nmから1610nmに亘る広い平坦部とを示す。1537nmから1610nmに亘る広い平坦部はCバンドとLバンドをカバーし、ITU勧告によって必要とされる100GHz間隔の40チャネルを収容するために十分である。
エルビウムが添加された第1のループとセグメント化クラッドファイバをもつ第2のループとをもつ実施形態と同様に、エルビウムが添加された2つのループをもつこの実施形態においても、増幅器110は、第1の添加物入光ファイバループ202を励起するレーザと第2の光ファイバループ210を励起するレーザとを制御する(不図示の)手段を備える。1つの実施形態では、制御手段は、第1のレーザ204を制御することによってASEピークの高さを制御し、第1の利得平坦化フィルタ206を制御することによってCバンドの平坦部の平坦性を制御する。該制御手段はまた、第2のレーザ212を制御することによってLバンドの平坦部を制御する。代替の実施形態では、該制御手段はまた、第3のレーザ(これはASEピークに影響を与える。)と、第4のレーザ(これはLバンドの平坦部に影響を与える。)を制御する。第1のループ202におけるASEピークを制御することによって、(これは第1のループ202への励起パワーを変えることによって達成されるが、)、トラフィック波長の制御と安定化が達成される。
2つのエルビウムが添加されたループを持つ実施形態における増幅器110の残りの要素は、エルビウムが添加された第1のループとセグメント化クラッドファイバをもつ第2のループとをもつ実施形態における場合と同じように動作する。
第1のループ202および第2のループ210内のファイバの長さが異なるような本発明の別の実施形態も、レーザの異なる励起パワーの実施形態も可能である。これらの実施形態のいくつかは上に記述してきた。以下の表1は、ループ内のファイバの長さの値と、励起に用いられるレーザのパワーの値をまとめたものである。ある範囲または別の範囲のスペクトルを発生するために必要な長さおよび励起パワーは用いるファイバの特性に依存するので、以前に記述したように,ここに表わした値は例示だけのためである。
Figure 2010524245
リング構成で動作する、図1の1つの実施形態で示した光ネットワーク100は、上に記述した光増幅器110−116を備える。
本発明の1つの実施形態では、リング構成で動作する光ネットワーク100における利得制御の方法は、以下のステップを備える。
−第1の波長λ1,ASEに利得ピークを形成するために、第1のレーザ204が第1の添加物入光ファイバループ202を励起する。この第1の波長は、第1の添加物入光ファイバループ202の「増幅された自然放出光」のピークに対応する。
−第1の利得平坦化フィルタ206を用いて、第1の添加物入光ファイバループ202からの信号をフィルタリングする。光増幅器の実施形態において上記したように、これはエルビウムが添加された第1のループ202とセグメント化クラッドファイバを持つ第2のループ210とをもつ第1の実施形態に対する全範囲のスペクトルを平坦化する利得平坦化フィルタであってもよい。第2の実施形態に対しては、第1の利得平坦化フィルタ206は、1537nm公差±2nmの波長にカットオフを持つ。第1の利得平坦化フィルタ206の機能は、第1の波長λ1,ASE≒1530nmでの利得ピークであって、このASEピークの中心を囲むほぼ1537nmまでの帯域幅を持つ利得ピークを通過させることと、図4Bに示すように1537nm以上の特性を平坦化することである。
―第1の利得平坦化フィルタ206から受けた信号を分割するステップ。
―第2の波長λ2,ASEに利得ピークを形成するために、第2のレーザ212は、第2の光ファイバループ210を励起する。この利得ピークは、第2の光ファイバループ210の増幅された自然放出光のピークに対応し、該第2の波長λ2,ASEは、該第1の波長λ1,ASEに比べて短く、かつ第2の波長λ2,ASEはリング構成のネットワーク100に沿ったチャネルの帯域の外にあることを特徴とする。第2の波長λ2,ASEのピークは利得安定化信号として働く。
―第2の光ファイバループ210からの信号を第2のフィルタ214を用いてフィルタリングする。
―最後のステップでは、第2のフィルタ214の出力と光スプリッタ208の第2の出力ポートからの信号とがカプラ216で結合される。
記述した方法の好適なる実施形態および代替の実施形態は、当業者にとっては、上記した光増幅器の記述内容から明らかである。

Claims (37)

  1. リング構成(100)で動作する光ネットワークに用いられる光信号増幅器(110)であって、
    第1のレーザ(204)で励起された第1の添加物入光ファイバループ(202)と、
    第1の利得平坦化フィルタ(206)と、
    前記第1の利得平坦化フィルタ(206)の後で信号を分割するための光スプリッタ(208)と、
    前記スプリッタ(208)の1つの出力ポートに接続された、第2のレーザによって励起された第2の光ファイバループ(210)と、
    第2のフィルタ(214)と、
    前記第2のフィルタ(214)の出力と前記光スプリッタ(208)の第2の出力ポートからの信号とを結合するための光カプラ(216)と
    を備えることを特徴とする光信号増幅器(110)。
  2. 前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を後方励起するための第3のレーザをさらに備え、
    前記第1のレーザ(204)は前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を前方励起することを特徴とする請求項1に記載の光信号増幅器(110)。
  3. 前記第2の光ファイバループ(210)を後方励起するための第4のレーザ(218)をさらに備え、
    前記第2のレーザが、前記第2の光ファイバループを前方励起することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光信号増幅器(110)。
  4. 前記第1のレーザ(204)及び前記第2のレーザ(212)は、980nmの波長の光を発生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  5. 前記第3のレーザ及び前記第4のレーザ(218)は、1480nmの波長の光を発することを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  6. 前記第1の光ファイバループ(202)はエルビウムが添加されており、
    前記第2の光ファイバループ(210)はセグメント化クラッドファイバであり、
    前記第2のフィルタ(214)は帯域通過フィルタであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  7. 前記第1の光ファイバループ(202)及び前記第2の光ファイバループ(210)はエルビウムが添加されており、
    前記第2のフィルタ(214)は第2の利得平坦化フィルタであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  8. 前記第1の利得平坦化フィルタ(206)は、通過範囲内の部分のみの信号の特性を平坦化することを特徴とする請求項1乃至5または7のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  9. 前記第1のループ(202)の入力端に第1のアイソレータ(220)を、前記第1のループ(202)の出力端に第2のアイソレータ(222)をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  10. 前記第2のループ(210)の入力端に第3のアイソレータ(224)を、前記第2のループ(210)の出力端に第4のアイソレータ(226)をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  11. 前記光カプラ(216)の出力信号を監視する手段(230)と、
    前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を励起するレーザと前記第2の光ファイバループ(210)を励起するレーザとを制御する手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光信号増幅器(110)。
  12. 前記第2の光ファイバループ(210)への励起パワーを制御することによって前記第2の光ファイバループ(210)の増幅された自然放出光のピークを制御することを特徴とする請求項6に記載の光信号増幅器(110)。
  13. 前記第1の添加物入光ファイバループ(202)への励起パワーを制御することによって前記第1の添加物入光ファイバループ(202)の増幅された自然放出光のピークを制御することを特徴とする請求項7に記載の光信号増幅器(110)。
  14. リング構成で動作する光ネットワーク(100)における利得制御の方法であって、
    第1の添加物入光ファイバループ(202)を第1のレーザ(204)によって励起して前記第1の添加物入光ファイバループ(202)の増幅された自然放出光のピークに対応する第1の波長(λ1,ASE)に利得ピークをつくるステップと、
    第1の利得平坦化フィルタ(206)で前記第1の添加物入光ファイバループ(202)からの信号をフィルタリングするステップと、
    前記第1の利得平坦化フィルタ(206)からの受信した信号を分割するステップと、
    第2の光ファイバループ(210)を第2のレーザ(212)によって励起して前記第2の光ファイバループ(210)の増幅された自然放出光のピークに対応する第2の波長(λ2,ASE)に利得ピークをつくるステップであって、前記第2の波長(λ2,ASE)は前記第1の波長(λ1,ASE)に比べて短く、かつ前記第2の波長(λ2,ASE)はリング構成の前記ネットワーク(100)に沿ったチャネルの帯域の外にあり、前記第2の波長(λ2,ASE)のピークは利得安定化信号として用いられるところのステップと、
    前記第2の光ファイバループ(210)からの信号を第2のフィルタ(214)でフィルタリングするステップと、
    前記第2のフィルタ(214)の出力と前記光スプリッタ(208)の第2の出力ポートからの信号とを結合するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  15. 前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を第3のレーザによって後方励起するステップをさらに備え、
    前記第1のレーザ(204)が前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を前方励起することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 第2の光ファイバループ(210)を第4のレーザ(218)によって後方励起するステップをさらに備え、
    前記第2のレーザ(212)が前記第2の光ファイバループ(210)を前方励起することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の方法。
  17. 第1のレーザ(204)と第2のレーザ(212)とは、980nmの波長の光を発生することを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第3のレーザと第4のレーザ(218)とは1480nmの波長の光を発生することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1の光ファイバループ(202)はエルビウムが添加されており、
    前記第2の光ファイバループ(210)はセグメント化クラッドファイバであり、
    前記第2のフィルタ(214)は帯域通過フィルタであることを特徴とする請求項14乃至18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記第1の光ファイバループ(202)と前記第2の光ファイバループ(210)とはエルビウムが添加されたものであり、前記第2のフィルタ(214)は第2の利得平坦化フィルタであることを特徴とする請求項14乃至18のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記第1の利得平坦化フィルタ(206)は、通過範囲内の部分のみの信号の特性を平坦化することを特徴とする請求項14乃至18または20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記光カプラ(216)の出力信号を監視(230)するステップと、
    前記監視するステップの結果に応答して、前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を励起するレーザと前記第2の光ファイバループ(210)を励起するレーザとを制御するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項14乃至21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記第2の光ファイバループ(210)への励起パワーを制御することにより、前記第2の光ファイバループ(210)の増幅された自然放出光のピークを制御するステップをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. 前記第1の添加物入光ファイバループ(202)への励起パワーを制御することによって前記第1の添加物入光ファイバループ(202)の増幅された自然放出光のピークを制御するステップをさらに備えることを特徴とする請求項20に記載の方法。
  25. リング構成で動作する光ネットワーク(100)であって、
    第1のレーザ(204)によって励起された第1の添加物入光ファイバループ(202)と、
    第1の利得平坦化フィルタ(206)と、
    前記第1の利得平坦化フィルタ(206)から受信した信号を分割するための光スプリッタ(208)と、
    前記スプリッタ(208)の出力ポートの1つに接続された、前記第2のレーザ(212)で励起される第2の光ファイバループ(210)と、
    第2のフィルタ(214)と、
    前記第2のフィルタ(214)の出力と前記光スプリッタ(208)の第2の出力ポートからの信号とを結合するための光カプラ(216)と
    を備える光信号増幅器(110)を具備することを特徴とする光ネットワーク(100)。
  26. 前記光信号増幅器(110)は、前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を後方励起するための第3のレーザをさらに備え、前記第1のレーザ(202)は前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を前方励起することを特徴とする請求項25に記載のネットワーク(100)。
  27. 前記光信号増幅器(110)は、前記第2の光ファイバループ(210)を後方励起するための第4のレーザ(218)をさらに備え、前記第2のレーザ(212)は前記第2の光ファイバループ(210)を前方励起することを特徴とする請求項25または請求項26に記載のネットワーク(100)。
  28. 前記光信号増幅器(110)では、前記第1のレーザ(204)と前記第2のレーザ(212)とは980nmの波長の光を発することを特徴とする請求項25乃至27のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  29. 前記光信号増幅器(110)では、前記第3のレーザと前記第4のレーザ(218)とは1480nmの波長の光を発生することを特徴とする請求項26乃至28のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  30. 前記光増幅器(110)では、前記第1の光ファイバループ(202)はエルビウムが添加されており、前記第2の光ファイバループ(210)はセグメント化クラッドファイバであり、前記第2のフィルタ(214)は帯域通過フィルタであることを特徴とする請求項25乃至29のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  31. 前記光信号増幅器(110)では、前記第1の光ファイバループ(202)と前記第2の光ファイバループ(210)とはエルビウムが添加されており、第2のフィルタ(214)は第2の利得平坦化フィルタであることを特徴とする請求項25乃至29のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  32. 前記第1の利得平坦化フィルタ(206)は通過範囲内の部分のみの信号の特性を平坦化することを特徴とする請求項25乃至29または31のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  33. 前記光信号増幅器(110)は、前記第1のループ(202)の入力端に第1のアイソレータ(220)を、前記第1のループ(202)の出力端に第2のアイソレータ(222)をさらに備えることを特徴とする請求項25乃至32のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  34. 前記光信号増幅器(110)は、前記第2のループ(210)の入力端に第3のアイソレータ(224)を、前記第2のループ(210)の出力端に第4のアイソレータ(226)をさらに備えることを特徴とする請求項25乃至33のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  35. 前記光信号増幅器は、前記光カプラ(216)の出力信号を監視する手段(230)と、
    前記第1の添加物入光ファイバループ(202)を励起するレーザと前記第2の光ファイバループ(210)を励起するレーザとを制御する手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項25乃至34のいずれか一項に記載のネットワーク(100)。
  36. 前記光信号増幅器は、前記第2の光ファイバループ(210)への励起パワーを制御することによって、前記第2の光ファイバループ(210)の増幅された自然放出光のピークを制御することを特徴とする請求項30に記載のネットワーク(100)。
  37. 前記光信号増幅器は、前記第1の添加物入光ファイバループ(202)への励起パワーを制御することによって、前記第1の添加物入光ファイバループ(202)の増幅された自然放出光のピークを制御することを特徴とする請求項31に記載のネットワーク(100)。
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